151 雪に沈む村
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クシャミに1人が投票した。
カルヴィンに5人が投票した。
カルヴィンは村人の手により処刑された。
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ソフィア! 今日がお前の命日だ!
2013/11/28(Thu) 01時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ソフィアが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クシャミ、ジリヤ、トニー、バーナバスの4名。
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[細々と本の上で動く人々の向こう側、ソフィアが本を眺めながら問いかけてくれば>>60、うん、と青年は大きく頷いた。 閉じられた本は、大切そうにソフィアの腕の中に抱かれて。]
うん。そういってくれると、安心して眠れる。 よろしくね。
[力強いソフィアの言葉に、青年は前髪のした、ヘーゼルの眼を細めて笑った。]
お釣り?
[お釣りが出るほど渡したのだろうか、なにせ初めての冬で、預けたことなどないものだからちゃんとした金額はわからない。]
うん、じゃあ。また春に。 しっかり覚えててよねー。
[俺が寝ぼけているうちに渡すの忘れないでね、と茶化すようにしてケラケラ笑う。 そんな頃合だったろうか、控えめなノックの音が聞こえたのは。>>5:41]
(0) 2013/11/28(Thu) 01時頃
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>>68 うおっ…!
[しっかり掴まってろというやいなや、龍の背中がぐらりと揺れる。 そして、何度か翼をはためかせたかと思うと、いつの間にか宙に浮いていた。]
すげー!飛んでる…!
[数日前、ドナルドに肩車をしてもらったとき、空を飛べたらこんな感じなのだろうかと思ったが、実際には、それよりも遥かに心地よかった。 その感動はきっとカルヴィンにも伝わっただろう。]
(1) 2013/11/28(Thu) 01時頃
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>>69 シンプルにもほどがあるだろ…
[胸を張るカルヴィンに、呆れたように言った。 十数分の空の旅を終え、到着したのは洞窟。 ただのほら穴だ。 もちろん、家具などいっさい無い。 ここでカルヴィンどんな生活を送ってきたのだろう。 トニーには想像がつかなかった。]
(2) 2013/11/28(Thu) 01時半頃
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…カルヴィン…?眠るだけだよな? 死ぬわけじゃねーんだよな?
[眠くなった、と静かに身体を横たえたカルヴィンに、確認するように、訊ねる。 そういえば、さっきの「いなくなる」の答えをまだ聞いていない。]
「なあ。トニー。また、この村に帰ってきてくれる?」>>5:71
[それが、「答え」だろうか。 また会えるから、帰ってきてほしい、と。 トニーには、そう聞こえた。]
あったりまえじゃねーか! だから、冬が終わったら、ちゃんと起きろよ!
[力強く答える。 それを聞くと、カルヴィンは安心したように、眠った。
消え入りそうな、感謝の言葉を残して。]
(3) 2013/11/28(Thu) 01時半頃
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カルヴィン!?
[一瞬、カルヴィンが死んでしまったのではないかと思った。 慌ててその巨大な身体に耳を当てる。]
…ったく。驚かせやがって…
[まだ息もあるし、脈も伝わってくる。 どうやら、長い眠りについただけのようだ。 心から安堵のため息を漏らす。
そしてしかめっ面を、ふっと、笑顔に戻し。]
…こっちこそ、ありがとな。 空飛べて、楽しかった。 帰ってきたら、土産話、たっぷり聞かせてやるからさ。 それまで、ゆっくり休めよ。
[そうして、龍のカルヴィンの身体をぽんぽんと叩き、カルヴィンの“家”をそっと出て行った。 冬眠の邪魔にならないよう、足音をたてないように、そっと。]**
(4) 2013/11/28(Thu) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/28(Thu) 01時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/28(Thu) 01時半頃
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/* あら、クシャミってば優しいわ……!>>0
と、思ったらメモ! 気になさらないでね、ソフィアのメモを私が見落としていただけなの、よ……(失意体前屈)
(-0) 2013/11/28(Thu) 02時半頃
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―ソフィアの店―
[ノックに戻る返事を聞けば、そっと扉を押し開いた。 店の中には、探し人たるソフィアの他に、クシャミの姿まである。 束の間、目をゆっくりと瞬かせたのは、ソフィアの雰囲気と、彼女の抱えた本ゆえだ]
……あら、どうやら先を越されてしまったみたい。 クシャミったら、抜けがけは酷いわ。
[大真面目な顔で、冗談めかした言葉を掛けた。 少し置いてから、悪戯っぽく微笑む。
店内に踏み入って、立ち止まるのはソフィアの近く。 刺繍の施された鞄を開いて、中から色とりどりの花のコサージュを取り出した]
(5) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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[スミレに勿忘草、アネモネやスノードロップ。 青や紫の花を基調に、淡い色の花を合わせたそれは、春の花で作った花冠を模している。 細い糸で編み上げた代物で、本物とは程遠い。 けれど、それぞれの花の特徴だけはきちんと捉えている]
ソフィア、貴女にこれを差し上げようかと思って来たのよ。
[言って、ソフィアへとコサージュを差し出した。 彼女はいったい、どんな顔をしたのだろうか。 ……どんな反応が返るにせよ、ジリヤの答えは変わらない]
(6) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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ねぇ、ソフィア。 私は冬が好きよ。雪と寒さが生み出す風景は、綺麗でとても心惹かれるわ。
……でも、長い冬がとても寂しい季節である事も事実なの。 厳しい寒さが染み入って、心まで凍えさせてしまうという人もいるわ。 暗く色彩の薄い世界に、倦んでしまうと言う人だって。
[ゆっくりと語りかける話は、ジリヤが知ることのない冬のもうひとつの側面だ。 きっと、彼女にとってはそうした印象の方が強いのであろう、厭わしい姿を纏う『冬』]
だから、貴女に冬を好きになって欲しいとは言えないわ。
(7) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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――でも、冬が過ぎれば春がやってくるのよ。
常秋のこの村の、10年に一度の短い春。 村を沈めた雪が溶け、草木は一斉に芽吹き始めるわ。 そうして春を喜ぶように、沢山の花が咲き乱れるの。
[ソフィアにとって春の記憶は、帰らぬ父を待つ失意の記憶なのだろうか。 ……以前訪れた春の景色を、心躍る風景として記憶に留めている事はないのだろうか。
ジリヤには、ソフィアの胸の内を推測する事しかできない。 だから、彼女が抱えた不安を軽減する事ができるかどうかはわからない。
それでも、伝えておきたいと思った。 長い冬に挑むソフィアに、この身に眠りが訪れてしまう前に]
(8) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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私の家の隣のサンザシも、満開の花を咲かせるわ。
――春になったら、そんな美しい風景を、一緒に探しに行きましょう?
[10年に一度の長い冬を乗り切ったご褒美のよう、訪れる短い春。 冬の向こう側へ続く約束を、ソフィアと交わしておきたかった。 期待が、不安を少しでも打ち消してくれるように*]
(9) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/11/28(Thu) 03時頃
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/* 体調は大分良くなったけれど、時間や余裕の関係でなかなか発言できなくて悲しいわ……。 が、頑張って私! とりあえず、レスをもっとじっくり考えて落とす時間を確保できるよう努力しましょう……! やっつけ仕事になってきているような気がしてとても申し訳ないわ。
(-1) 2013/11/28(Thu) 03時頃
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-墓地・>>5:40-
…匂い? 流石に体は綺麗にしとるがのぅ…?
[無論、クシャミの云うそれが物質的な『匂い』では無いことぐらい、老人は百も承知している。 しかし、獣人族独特の知覚の表現に、バーナバスもおどけて応じる。 手を鼻に近付けて、臭いかなぁ?ととぼけた様子で質問したり。]
(10) 2013/11/28(Thu) 03時半頃
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-墓地・>>5:42-
[龍族の寿命は、他の色々な生命体を凌駕する長さだ。 その中でも、人間は特に短い方に分類される。 人間族だったの?とクシャミに質問され、小さくうなずく。]
ああ……ちょっぴり魔術を扱うだけの、半血統(ハーフ)でもない、 他の種族から生命力を分けてもらうこともしなかった、 ただの……か弱い人間族じゃった。
[老龍も、心臓を共有したりなどすることで生命力を共有する契約などは聞いたことがあった。 しかし、龍の血を使って生き永らえることを許さず、他の人間を手にかけてまで長寿を得ようとしなかったその女性は、あっさりと死別した。]
(11) 2013/11/28(Thu) 03時半頃
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[墓石を撫でる間(>>5:39)に女性のことを想起したのか、バーナバスの表情は普段と違った。 クシャミも敏感にそれを感じ取ったのか、気遣うように優しい声色でバーナバスに問う。>>5:42]
……もう、分からん。寂しいんだろうか、私は。 後悔はたくさんした。だが、一方で満足もしている。 あやつが老婆の姿をしてても、その魂を愛した。 百年の生に対して、幾千もの生の愛で応えた。
(12) 2013/11/28(Thu) 03時半頃
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[おそらく、老龍が寂しく見えるのは、]
じゃが、もう何千年も会ってないからかのぅ。
[冬に閉ざされる少年たちの友情のように、]
―――また、会いたいのぅ。
[次に会う未来を今でも夢見ているからなのだろう。]
(13) 2013/11/28(Thu) 03時半頃
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[翳り、染まる白銀の空に、老人の白い息が咲いては消える。]
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(14) 2013/11/28(Thu) 03時半頃
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-墓地-
―――……ピーター?
[遠く離れていても、老龍にはピーターが活動しているのが聞こえていた。 だが、気付けばその声は、しんと聞こえない。]
[深い冬眠へ落ちる前に、ピーターは友人の少年のことを何か言っただろうか。 言っていなくても、今回の冬入り前にさんざ無理をしていたピーターが正しくねぐらへ戻れたのかが心配だった。]
[仮に洞窟に戻れていなかったとして、老いて力もないオセローには何ができたわけではない。 だが、動かないわけにはいかなかった。]
(*0) 2013/11/28(Thu) 04時頃
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-墓地→村はずれ-
[心なしか降雪の増した寒空の下を、老人は足を速めて村はずれへと向かう。 それでも速度は一般人が歩く程度の早さなのだが、今のバーナバスにはそれが限界だった。]
(―――……ふむ、まずいな…)
[自分の魔力が、予想以上に腹巻きにとられていた。 ドナルドの鱗製の品は、彼の炎で鍛えられている。 込められた魔力が、属性たる熱を発して所持者を助けるだろう。 しかし老人の腹巻きは違う。元々は外套だったこれに編みこまれた髪と術式は、今や老人の魔力を吸ってしか稼働しなかった。 東の果ての国では炎と鍛冶の神とまで言われたその男は、当然ながらもうこの世にはいないからだ。]
今日が限界か… なんとか夕刻までに滝まで行ければいいんじゃが…
[そうこうするうちに村はずれまで出た。 あとは滝の裏の洞窟まで向かうだけだが…
友人と一時の別れを遂げ、失意にくれる少年の姿が老人の視界に入ったなら、声をかけずにはいられなかっただろう。]
(15) 2013/11/28(Thu) 04時頃
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─現在・時計塔─
[ぱちん。薪が爆ぜ、炎が揺れる。温まった空気の微かな動きが顔を撫でて、意識がゆるゆると浮上した。 目を開けると、そこは知っているけれど見慣れない部屋。 どうやら時計塔の一室で、うたた寝をしてしまっていたらしい。]
──……、ん、…ふぁ。……寝てしまったか…。
[脳が状況を把握すると、欠伸をひとつしてソファに沈み込んでいた身体を起こす。乱れた髪を片手で軽く撫でつけた。普段のチャールズならけして見せない気怠さだ。]
なんだかんだ…矢張り、眠くはなるんだな…、……えぇと、クシャミ君は、お出掛け、だったか…。
[半分しか開かない目を一度ぐっと瞑り、目頭を親指と人差し指で圧迫する。再び目を開いて(今度は先刻よりも幾分開いた)、首を巡らせ周囲を確認した。 古いけれど手入れのされた調度品の向こう、窓の外の雪は、はらはらと弱い勢い。これなら外に出れそうだ。]
(+0) 2013/11/28(Thu) 15時頃
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