256 【突発RP村】胡蝶の夢
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/* は、はわあ。死んじゃった。 お手紙、やっぱり残しておくべきだったのかな(ガチ脳
(-9) 2016/11/17(Thu) 00時半頃
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/* ……くっ、(唇を噛みしめる
(-14) 2016/11/17(Thu) 02時半頃
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─ if/更新前 ─
[ 石造りの床に、足音が響かぬように、 そろりと廊下をゆきましょうか。 けれども、衣摺れの音までは、 隠すことは叶わぬことなのでしょうね。
私は、聖堂に一通の手紙を残しましょう。 拾い上げるのは、人狼ではなく、 人でありますように。 そんな祈りを、込めて。]
(-15) 2016/11/17(Thu) 03時頃
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[ この手紙を見つける方が、 人間でありますように。
一人目は、トレイル。人狼でした。 二人目は、ケヴィン。人間でした。
人狼を、見つけ出し、 この場に、平和を取り戻せますように。 ]
(-16) 2016/11/17(Thu) 03時頃
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/* これを、更新前に落とすつもりでありました。 残念ながら、叶わずでしたけれど。 お仕事、ギルティ。 この2日夜勤続きなのでした。
(-17) 2016/11/17(Thu) 03時頃
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── …… ケヴィン 、
[ 掠れる音は、宵の中へと溶けゆきましょう。]
(+2) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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─ 3日目/メルヤと ─
[ キャサリンの仇を取ると話す彼女の眸は、>>3:103 昏く暗くあり、滲むこともありませんでした。 気丈を振る舞う彼女も、異常なこの場に、 心が追いついていないのだろうと、思います。 だからこそ、心配なのでした。
キャサリンやトレイル、彼らにしか、 心を開くことの出来ていないだろうメルヤ。 私では、だめなの、かもしれません。 …… それでも、貴方の心を軽くしたいと思うのは、 私の自己満足であったのかもしれません。]
── …… いつか、私にも、
[ 心を開いてくれると、いいのに …… 小さな言葉は、届くことはないのでしょうね。]
(+3) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ トレイルを探しにゆくと話す彼女、 ひとりにはしたくありませんでしたし、 私自身も、彼の姿を探し出しては、 言の葉を交わしたいと思うのです。 ですから、メルヤの隣を歩こうと、思うのでした。
ですが、何故だか隣に並ぶことは躊躇われ、 後ろをついて、降りるのだったのでしょう。 その後のことは、目まぐるしいものでした。]
(+4) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 階段の曲がり角、聞こえる声は、>>3:99 …… トレイルの死を、告げました。
メルヤは、其の儘、向かうのが見えましょう。 私は、階段の隙間から、 ローズマリーの衣服の汚れを捉えました。>>3:78 そして、耳に届く言葉に、>>3:116 ガツンと頭が鈍器で殴られたように鈍く響き、 私の足は、床に縫い付けられたよう。 前に進むことは、ありません。]
どうし、て … うそ、 そんな
[ 紅く染まる、鉄錆の、いろ。]
(+5) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 階段の壁に背を預け、ずるりと崩れ落ちましょう。 私の与えた、神の啓示の所為でしょうか。 いいえ、違いありません。
ローズマリーの、綺麗な掌を、 私が 穢れさせたのです。
其れだけでは、なく。 トレイルの死をも、私の心を揺れに揺らすのです。 あのとき、私はどうするのが正解だったのでしょう。 私は、何をすればよかったのでしょう。 この力は、正しいものなのでしょうか。]
(+6) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 信じられぬことばかりでした。 壁に凭れ掛かり、天井を見上げます。 神は、何をお考えなのでしょうか。 神は、私に何をさせたいのでしょうか。
ぼうと、天井が滲んでゆきました。 ヴェスパタインが、狂ったように喚く声は、 私の耳には届いてはいなかったのでしょう。 私は、神にただ、問いかけ続けていたのですから。 けれど、神は都合の悪いことなど、 返事をしては、くれないのでしたね。]
(+7) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 知らぬ間に、刻は進んでいたのでしょう。 この力の使い道も、己の存在も、 分からぬことばかりではありました。 …… けれど、与えられたものは、 神は使えと望むのだろうと、 聖堂に今夜も向かう為に、ふらりと、 立ち上がったときだったでしょうか。
階段の下から突如現る、黒い影>>1 ── ]
…… ── 貴方は、
[ 言葉を紡ぎ切る前に、 その影は私の首元に食いついたのです。]
(+8) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 牙が減り込むのが、分かります。 的確に頚動脈を貫かれ、 紅い噴水が湧き上がるでしょう。]
── ひゅ 、は …… ッ
[ 声はもう、二度と出せぬのでしょう。 この唇はもう、唄を紡げないのでしょう。
鋭い牙の、持ち主は、 最期に視界に映る姿は、 人の皮を被った、醜い金髪の男の姿 ── ]
(+9) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ 意識を手離してしまう前に、 音の出ぬ喉の代わりに、 唇は、とある名を象るのでした。]
…… ── ッ、
[ ── ケヴィン、と。愛しい、かれの名を。*]
(+10) 2016/11/17(Thu) 04時頃
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[ まことに、まことに、あなたがたに告げます。 一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、 それは一つのままです。 しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。 自分のいのちを愛する者はそれを失い、 この世でそのいのちを憎む者は それを保って永遠のいのちに至るのです。
『ヨハネによる福音書より』 ]
(+11) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ …… ── 私は、ただ。 皆のしあわせを願っていただけなのです。 みなのしあわせさえあれば、何も要らぬと、 みなで笑ってさえいられるのなら、何も要らぬと。
儚い願いは、雪解けを待つことができず、 花開くことは、なかったのでしょう。]
…… 神は何故、 このような試練を与えたもうたのでしょうか。
[ 目の前に横たわる、己の姿。 醜い姿の自分自身を見下ろして、呟きます。 目蓋を伏せて、現実から逃れてしまいたいと、 淡く思うのでしたでしょうか。]
(+12) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ 牙を隠す男の姿は、もうなかったのでしょう。>>1 遠く横切る少女の姿も、認識はしていませんでした。>>5
“ 死 ”を迎えてしまった私は、 突然のことに、まだ実感が湧かないのです。 魂として、いま、意識があるのですから。 其の場に蹲り、己の頬を撫ぜようと掌を伸ばします。 醜い姿とは異なり、いまの私は綺麗なままでしたか。]
(+13) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ ───── とどく声に、>>8 私は、はじかれるように顔をあげました。 唇を開き、そして、…… 閉じます。 かれの声は、今まで聞いてきたどれよりも、 頼りなくて、弱々しくて、どうしたのと、 問いかけたくなるほどでした。]
ケヴィン、私が、見えるの、ですか
[ …… 紡ぐ声は、決して届きはしないのです。 私の声に、返答はありません。 彼の唇は、なんども、なんども、 私の名を、綴り続けました。>>14]
(+14) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ 眉は垂れ、儚く笑みを浮かべます。]
…… ケヴィン、 貴方ったら、 そんなに泣き虫だったかしら?
[ 滲む瞳>>12を見詰め、ゆると目元を撫でようと、 指を伸ばします。けれど、私の指は濡れぬまま。 もう触れることは、二度と叶わぬのでしょう。 頬を撫でる仕草をしてみせますが、 かれの熱は、指先には伝わってきませんでした。]
(+15) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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…… ケヴィン、貴方が生きていてよかった。
[ 此処にいるのが、貴方ではなく、 … 私でよかったと。
貴方には、しあわせになって貰いたいと、 私は常より願っていたのですから。 結局、貴方のしあわせが何なのか、 聞くことはできませんでしたけれど。>>0:171]
(+16) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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…… ケヴィン、ねぇ、ケヴィン 私は、あなたが幸せなら、しあわせよ。
[ 何時か綴った言葉をもう一度。 届く筈もないこえを、名を、なんども綴りました。]
(+17) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ 私に触れてくれぬ、かれの姿は、 ぼやりと滲み、姿形を、 はっきりと捉えられなくなっていました。 如何して、なのでしょうか。 魂となった私がなぜ、 このように震えているのでしょうか。 分からぬこと、ばかりでした。
かれが、何かを言って、場を離れます。>>15 そのあとでしたでしょうか、 花屋の少女が、私の身体を拾い集めたのは。>>11]
(+18) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ ぼんやりと、立ち尽くしている間でしたか。 再び、かれが戻ってくるのでした。>>16 シーツに包まれた私は、彼の腕の中にあります。 彼の言葉を聞いて、私は、唇を噛み、 小さく息を吐き出しましょう。]
ケヴィン、 私は、 …… 貴方に触れても、よかったのかしら。
[ 本当は、もっと、触れて欲しかった。 本当は、もっと、貴方に触れたかった。 我儘な私は、髪に触れられる以上を、 求めてしまっていたのでしょうね。]
(+19) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ 私の使っていた部屋まで、 運ばれるあとを、私はついてゆきます。 寝台に横たわる身体、重なる指も、 こうならなければ、触れ合えなかったのかと、 そう思えば、此れでよかったのかと、 私は、ぼんやりと、思ってしまいます。
…… けれど、中身のない私は、 体温を分け合うことのできぬ私は、 本当にこれでよしとは、できないの、でした。]
ケヴィン、 … ねえ、 一番心が安らぐのは、貴方の傍なのよ。 …… 知らなかったでしょう?
[ 私は、私が居たい場所にいるのです。 彼の隣に、私は膝を立てて座りましょう。 伏せられた目蓋>>17を、じと見詰めます。]
(+20) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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[ 温もりも、柔さも、感じられぬことは、 わかっています。でも、最期なんだもの。 此れくらいの我儘は、赦して欲しいのです。]
おやすみなさい、…… ケヴィン。
[ 濡れた睫毛を伏せて、少しだけ身を寄せて、 彼の唇に、そっと唇を重ねたのでした。]**
(+21) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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/* ケヴィンがゲシュタルト崩壊しそう。 そして、深い愛を捧げたところで、中の人は眠ります。すやあ
(-18) 2016/11/17(Thu) 05時半頃
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/* 墓は喉がふんだんに使えますから、嬉しいですね。 もう少し寝ましょう。5時間も寝ていないじゃないと、気づく
(-24) 2016/11/17(Thu) 10時頃
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[ 名を呼ぶ声で、顔をあげたときでしょう。 かれの傍には、ヴェスパタインと ローズマリーの姿が、ありましたか。>>20
私の所為で穢してしまった掌を思えば、 もう感じる筈もない感覚が、胸を抉りましょう。]
マリィ、 …… ごめんなさい。
[ 彼女をちらと見るだけで、真っ直ぐと、 錫色に映すことはできませんでした。 あの朝、私に体温を与えてくれたのは、 きっと貴女だったのでしょうね。 優しい、あなた。私の眼に映るあなたは、 偶像でも、誰かの代わりでもない、
…… ローズマリー、 大切な、ひと。]
(+22) 2016/11/17(Thu) 14時頃
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[ ケヴィンと、唇を重ねる仕草をしたとき、 私の耳に、とおく、囁く声が聞こえたでしょう。
気丈な彼女の瞳から、溢れる雫を、>>22 私は拭うことも、知ることもできません。 ただ、その声だけは、届くのです。]
── …… ローズマリー、 しあわせに、おなりなさい
[ 昏く沈む天井を、顔をあげて見上げましょう。 動きと共に、はらりと髪が流れます。 窓の外、止む気配のない荒れる雪よ。 はやく、鎮まれと、願うのでした。*]
(+23) 2016/11/17(Thu) 14時頃
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[ … 永い夜肌を、感じましょう。 立てる膝を抱き締めて、漏れる寝息に、 頬を弛めて、彼の寝顔>>31を眺めていたのです。
迎える朝が、貴方にとって良き日となるよう、 神に祈りを捧げるのでした。]
─── …… 、
[ 唇を、そろと開きます。 隙間から、奏でるのは、幸福を願う譜。]
(+27) 2016/11/17(Thu) 18時半頃
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