207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[銃声―――――― 破裂音。]
[瓶が、撃ち抜かれて粉々に 厨房の床に穴が、*空いた*]
(6) 2014/12/15(Mon) 05時半頃
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―― 厨房 ――
[装飾銃が感じ取った匂いは、ひとのそれであり、獣。
人間と、狼の間の、匂いそのものか、酷似していたのか。 銃にその機微が伝わったとして、俺様には伝わらない。]
……… 狙いを決めたら、目を逸らすなよ。
[すごい、と、 何処か無邪気な声>>9に、笑う。 笑う以外の表情は、思い付きやしなかった。]
俺様の生き死にを決めるのは俺様じゃないねえ。 お前も、死ぬんじゃねえよ。守られとけ、弱いんだからな!
[かか、と、鳴らす喉の横。 頬に触れた唇に、か、が、一瞬固まった。]
(39) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
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んだあ……………
[声が出た頃には 見えるのはセシルの最中で、舌を鳴らした。
畜生、頬を、掌で擦る。 指から、脂だか油だかが広がって、その感触にまた舌を打った。 見送る背中は何人か。
俺様を厨房に留まらせたのは、]
(40) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
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[船員名簿に、視線を滑らせる。 狼の絵を、増やす魂胆で、踏み出す。
一歩、二歩、三歩、止まる。
靴先が割れた硝子を踏んだ。 床の、穴の横にギザギザ傷が、追加サービスだ。]
Woooooof...
[ざり、と、靴先を引いて、傷を引く。 酒を口にしたばかりのリーの口>>30は、御機嫌どころか不機嫌で。 対する俺様の口が、茶化すように笑った。]
大した穴じゃねえさ。 お前の手に掛かっちゃ、さっさと直せんだろ?
それとも、俺様かっさばいて、喰うのか?
[彼が人狼の一味であると思い込んだ目で、銃口を向けた**]
(41) 2014/12/15(Mon) 19時半頃
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[売った喧嘩を買うんだか、売られた喧嘩を買うんだか。
早漏野郎にとって、余りに些事だ。 口だろうが刃だろうが、向けられたものは買う。 目の前に船があれば、号令を待たず我先に飛び移るのと同じだ。
―――― ただ、思考の端で 船員名簿に一筆残すことを、まだ、諦めきれずに居た。 去り際に、ジェレミーが残した、船長に対する不信。 女神と呼ぶ、装飾銃の、獣を嗅ぎ分けた采配。]
あーあーあー、ワン・トゥ・スリーで始めようや。
[そんな一言を、リーが聞き遂げてくれたか如何か。 硝子を踏んだ足先が、じりじり、船員名簿を咥えた壁に近寄る**]
(46) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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[甲板の騒ぎは、第二甲板まで届かない。
軽く、軽く、浮かぶ船。 暗い海にまたひとつ、いのちが投げ出される。 獣も人間も等しく飲み込まれる、絶望の上で。]
グルメのわんわん狼さんはよ。 焼いてから喰うのか? 煮てから喰うのか?
[普段に比べて、沸点の低い 船大工>>65の様子に、心なし、目を眇めた。 踵で、最後の駄目押しに、硝子を掻く。 木が、床が鳴いた。]
買うッてんなら、教えてくれよ。
[ことばの逐一が、獣を彷彿とさせ、耳に届く。]
(69) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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教えてくれねえなら、逃げてくれ。
かかかかッ。
[片手で握り締めた銃の、引鉄に指を当てた。 銃弾の残りは四だったか、五だったか、数えるのを止めた。
一発目は牽制のつもりで、放つ。 怯みひとつ見せない、船大工の、のこぎりを持つ手を狙って。]
(72) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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[ワン・トゥ・スリー。]
[自分で吹っ掛けておきながら 数えもせずに、その場感情で引鉄を引く。 生きていれば名簿にペンを執る時間は在る。
それが、ひどく、限られた、残された時間であっても 今この瞬間は、撃つことを優先したッてわけだ。]
誰がッてえ、お前と俺様以外に誰が居る? 居るか?
[苛立ちを募らせる、リー>>76の表情に 三度目は今度こそ、明らかに、態と、硝子を踏み潰した。 角の立った硝子が足の裏に突き刺さりやがる。 痛えな!]
(87) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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獣だ、獣、獣臭えの。
[装飾銃の告げた采配を、我が物顔で口にした。
牙を剥かないのか、と 注視する先で、唾で、床が汚れやがる。 撃ち出した銃弾は、姿勢を屈められたことにより照準が狂い 目当ての手ではなく ―――…のこぎりの先を、跳弾した。
跳ねた先で、床を撃ち、また床に傷が増える。 仕事割増し大出血サービス中だ。]
うおおおおい、いきなり動くんじゃねえよ!?
[跳弾の行き先に寄っては、我が身に返る。 先制かましておきながら、吠えるのも先だった。]
(89) 2014/12/15(Mon) 23時半頃
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はあん?
俺様は、わんわん狼でもちゅうちゅう鼠でもねえよ。 …… まあだ正体明かせねえか?
[獣嫌いの銃は、銃口から煙を吐き出している。 ふ、と、息でそれを散らして、指差すように、再度突き付けた。 反撃がない―――― のならば、引鉄は、指を添えるだけ。
采配を疑わない声。 鼻をかめ>>98 その言葉に、銃身で鼻を掻く。]
おーおーおー、鼻かんでもっぺん嗅いでやるわ。 布、貸してくれや。
[ちり紙なんて便利なものは、海上では勿体無い。 鼻を拭う布を寄越せと、口先三寸、揺らして。]
(105) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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[貴族の好みそうな 趣味の悪いエメラルドが、首と、指の間で鈍くきらめく。
弁償代に申し分は無いにしても、払う手が無かった。]
ッッッッか、噛み付いてこないねえ。
[売り叩いた喧嘩が、返って来ない。 ノコギリでぎいこぎいこ引かれるのを 心待ちにする程酔狂にもなれず、刃が向かないなら、じりと下がる。目当ては、厨房の壁、船員名簿だ。
今、隙があるなら、此処ぞとばかり手を伸ばす。]
(108) 2014/12/16(Tue) 00時頃
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/* 吊り先如何しよう。
モンドは預言者だよね。 副船長は、襲撃、だよね。 被せちゃおうか、にゃやむ。
(-106) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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/* セシルが魔術師だってさっきやっと気付いた(遅い)
そしてリーくんに詰られるのが楽しくて如何しよう。 モンドとお話したときも思ったけど 何で…… 俺様詰られるの楽しい……
(-107) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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/* ふむん! >>111
悩む。
(-109) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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[阻む手があれば、目的を、書き損じる。
阻む手がなければ デスポワール号と共に沈む心算は、ちゅうちゅう俺様には 毛頭無いが、采配を、見聞きしたものを、付け加える。
リーの名前の横に、狼みてえな黒いケダモノ。 船長の名前の横に、ぐりぐり、黒いカタマリ。
悠長に、これを最後まで書かせてくれるか如何か。]
(114) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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/* 占い準備がうおああああああああああ
(-119) 2014/12/16(Tue) 00時半頃
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Woooooof...
鳴き真似に騙されてんじゃねえよ、畜生。
[咽喉の奥から地鳴らす、鳴き真似。 真似は所詮鳴き真似で 船大工を楽しませる一発芸は持ち合わせていない。
唯一持ち合わせた女神の曲芸も リーのお気には召さなかったようだ。]
おいおいおいおい、だあれにモテろって? 鼠も狼も俺様はお断りだッてえの。
[猫なら良いねえ、と、下世話に口端を歪めた。 そして、ペン先を途中まで滑らせて 顔を――――― ふと、上げた拍子に>>119]
(132) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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ぶ
はッ。
[眼鏡のレンズが在るとは言え アルコールが目に入れば、当然、痛いだろうがクソが!
瞬間、目を閉じたのは条件反射だ。 向けられたノコギリが振るわれないことに 切り替えの忙しない頭が、見切りを付けてしまった結果。 間合いを考えないのは、飛び道具持ちの悪い癖だった。]
(133) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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[酒は、手に持った船員名簿にも触れる。
書かれた名前が、染みた。 その名前は ―――――――― *]
(136) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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/* モンドおおおおおおおおおおお…
(-146) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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