112 燐火硝子に人狼の影.
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[厳密に言えば、己も余所者である。 生まれも育ちも都市部で家族もそちらにあった。 あえてそれを口にすることはないまま目を細める]
思い通りにいかぬなら喰らうまで。
[テッドに対しての言葉には短くそう告げる]
(*0) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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[サリスが自身の名を付け加えれば クツクツと愉しげに喉を鳴らした]
私を愉しませてくれるなら 考えなくもない。
[本気か冗談か。 弱々しい声音を受けた獣の聲は悪戯なまま]
(*1) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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嗚呼、その言葉信じておくよ。
[休むと言うシーシャに頷く。 十分大人に見える男に小言を言う心算はない。 あっさりと引き下がり、視線を移ろわせる]
――…誰か一人選べと言うなら、
[急かしに来たらしい自警団員に向ける前置き]
私は、彼を選ぶよ。
[指し示す相手はランタンを手にする男。 ヴェスパタインに対して先制するは保身も含まれる。 殺されたくないのは誰しも同じだろ]
(2) 2013/02/06(Wed) 00時頃
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[シーシャとメアリーの途惑いを感じ取れど 発言を撤回する心算はないらしく凛としたまま]
他に、人狼と思しき者に心当たりはあるかい? 僕は――…、 まるで傍観者のようにある彼が怪しいと思っている。 だから、選んだ。
[自らの考えを口にし、彼らの考えを聞く。 けれど、ヴェスパタインが何を言おうと 男はそと目を伏せそれを黙殺する心算で]
(5) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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そろそろ表に出たいと思うのだが フランシスカの見せ場を奪いたくないから 判定を待ってからの方がいいだろうか。
(-16) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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投票が同胞なんですが、これは愛ですかね。
(-17) 2013/02/06(Wed) 00時半頃
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[シーシャの反応を窺う翡翠が微かに細まる]
――嗚呼。
[反論無いことに安堵するような音が漏れた]
アイリス嬢が襲われ、見極める力はあてに出来ない今、 手探りでしか探せぬとしても――… 己の身を守る為に、人狼を退治するためにも 自警団の言うように誰か一人、選んで前に進まねば。
[自らに言い聞かせるかの如き言葉を紡ぎ 自警団により連れてゆかれようとする男から視線を外した]
(12) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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――…優しいキミには辛い事だろう。
[選べないと言う少女に返すのは淡い声。 それを責めるでもなく認めるような言葉を向けるのは 何処かで妹と重ねてしまっていたからだろうか]
無垢な心を穢す事はない。 選べぬというなら――…目を瞑っておいで。
[俯くメアリーに対してひそやかに語りかける]
(13) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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あの頃は可愛げもあったが――…
[震えを帯びたこえに過るのは愉悦。 捕食者である獣の欲がむくりと頭を擡げた]
他の愉しませ方を考えて呉れても構わぬよ。 嗚呼、啼かせる方法は、他にもあったな。
[痛みでなく快楽を。 どちらにせよサリスにとっては災難でしかないだろう。 彼の反応を愉しむかのように、クツ、とまた喉を鳴らす]
(*4) 2013/02/06(Wed) 01時頃
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[ヴェスパタインの姿が其処から消える間際。 男は翡翠の双眸を彼へと向ける]
――キミが人狼である事を僕は望む。 これで終わる事を、祈っている。
[痛みを覚えるかのように一瞬歪む相貌。 喧騒が止むまでの間が酷く長く感じられた]
(15) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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[メアリーの声に揺れる眼差し。 彼女へと視線向ければスカートを握る白魚の手が濡れるに気づく]
相手を思い泣けるキミは優しいと僕は思う。
[無意識に涙を拭おうとメアリーの頬へと指先を寄せるが 彼女の心は硝子細工の花のように思え、触れるを躊躇う]
メアリー。 今日はもう休んだ方が良い。 テッドに差し入れをするのは明日にしよう。
[いたわるような言葉を掛けて、その手を下ろした]
(17) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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――…力持つ者が他に居たとしても。 アイリス嬢があんなことになった後だ。 人狼を見つけるか、余程の事がなければ 名乗り出る事はないかもしれないな。
[シーシャの言葉に己の考えを添える。 居るとも居ないとも言い切れぬ状況だから 可能性の話でありそれ以上でもそれ以下でもないが。 メアリーの名をシーシャが呼べば 少しばかり二人から距離をあけた。 カップでも片付けようかとテーブルに視線を向ける。 けれど、其処には己が使ったカップも無く オスカーの姿もいつのまにか消えていた]
片付けてくれたのかな。
[所在無さげに黒檀の杖を手遊び、独り言ちる]
(19) 2013/02/06(Wed) 01時半頃
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[シーシャが手を伸ばすのに気づけば 声も掛けぬまま広間を後にする。 テッドの件もあったから暫く廊下で佇んではいたが]
――…代わりに何か差し入れておくか。
[思案した結果、厨房へと向かう。 其処で封のされた状態のジュースの瓶を探し出し 栓抜く道具にグラスを添えてトレイにのせた]
(20) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[テッドが籠城を決め込んだ部屋の前までゆけば ジュースの瓶と栓抜き、グラスがのるトレイを扉の横に置く]
テッド、聞こえているかい? 自警団はランタンの彼を連れていったよ。
[短い報告を扉の向こうにむけて]
それから――… 此処にきてからろくに食べていないだろう。 人狼を退治する前に身体を壊してしまう。 メアリーも…、キミの事を案じていた。
――…手料理を食べるのが心配なら 封のされたままのジュースならどうだい? 扉の傍に置いて僕は離れるから。
[声を残し言葉通り立ち去る足音。 そのまま男は己の荷物がある個室へと戻ってゆく**]
(21) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[サリスの聲にクツとわらう]
色よい返事を聞けるとは思わなかった。
[実際の所、遊ぶだけなら性別などささやかな問題であるが 好んで男を選ぶというわけでもない]
その気がないなら止めておけ。 無理に組み敷くは狩りの時だけだ。
[メアリーに対しての行動を見ていたからこそ紡ぐ言葉。 今は愉しめぬだろうと何処かでそう感じていた]
(*14) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[狩りの終了を告げる囁きが落ちる。 ミドルの問い掛けに考えるような間があく]
喰いきれぬなら頂こう。
[狩りは飽くまでも食餌の為と考える男は短い応えを向ける]
調理されたものは、平らげるべきだろう?
[サリスの問い掛けには聲を返しながら思うのは 昨日彼が振舞ったシチューと 何処か嬉しそうにも見えた彼の顔]
(*15) 2013/02/06(Wed) 02時頃
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[夜の帳がおりる中。 同胞の気配を辿り中庭へと続く廊下に赴く。 金色の獣の足取りは軽く、たてる音は微か。 扉や壁一枚隔ててしまえば、人の耳には届かぬ音]
狩りの腕も見事だね。
[オスカーの遺体を前にミドルに囁く。 動かぬ姿となってしまえば食餌としか認識しない]
(*16) 2013/02/06(Wed) 02時半頃
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[翡翠に情のいろは一切感じられない。 ただ、美味そうだと思う。 獣に必要なのは力を得る為の糧。 生き延びる為の方策]
――――――……。
[奥底にある望みは遠い昔サリスに向けたもの。 大人になりきれていなかったからこそ零した言葉も 今は誰にも知られぬようしまいこまれている]
(*17) 2013/02/06(Wed) 02時半頃
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[爪や牙ではなく鋭い針に穿たれた心臓。 命の灯火が消えた少年を見下ろし徐に口を開く。 やわい皮膚を獣の牙が裂きその肉を引き千切る]
悪くはない味だ。
[咀嚼しながら漏らす言葉。 比べる血の味は昨日襲った見極める彼女のものか それとも遠い昔に見逃した唯一の存在か]
(*21) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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―――…は。
[サリスの安堵の響きに思わず漏れるのはわらい。 その中には自嘲にも似たものが滲む]
あからさまに安堵するなど失礼な男だ。
[ふん、と軽く鼻を鳴らしはするが咎める色は薄い]
(*22) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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命を頂くのだから、当然の事。 料理には命だけでなく思いもこもるそうだからな。
[偉いというサリスに返す言葉は何処か生真面目なもの]
以前、妹が町で菓子を買ってきたんだが 私は、どちらかというと甘いものに苦手意識があったんだ。 遠慮すると言ったら、作り手の思いを考えろと言われた。 ワッフルだったかな。 甘いものもたまになら良いものだと思えたよ。
[ぽつぽつと独り言ちるような聲が落ちる。 双子でありながら同じではない妹。 それがもどかしく、壊してしまいそうで いつしか距離をおくようになった存在]
(*23) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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――…美味いと思うものを喰えばいい。 サリスにはそれを作り出す手があるのだろう?
[金色の獣は尋ねるようにゆると頸を傾げる。 無論その場にサリスの姿はないのだが]
人狼の食餌風景など人間にとっては不快なものでしかなかろう。
[無理に誘う事はせず見送る言葉に嗚呼と短い応えを向ける]
(*24) 2013/02/06(Wed) 03時頃
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[野良犬のように獲物を喰い散らかす事はしない。 器用に牙と爪を使い喰われたオスカーの亡骸は 比較的きれいなものだったかもしれないが 遺体を見慣れぬ者にはその違いがわかるかどうか]
誰が襲われたか。 分からなくなっては自警団も困るだろう。 顔くらいは傷つけずにおくか。
[満たされた獣は満足げに呟いて。 庭先の水場で獲物の血を流してから部屋へと戻ってゆく]
(*25) 2013/02/06(Wed) 03時半頃
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[個室に戻れば外では手放さぬ杖を寝台の傍らに置く。 上質な黒檀の杖には持ち主しか知らぬ仕掛けがある。 貿易商である男の身を案じ妹が贈ったそれは 仕込み剣となっており護身用のお守りとして持たされてた]
――己の身を守れるのは、己だけ。
[ぽつ、と言葉を残し、部屋の明かりを消した**]
(23) 2013/02/06(Wed) 03時半頃
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―回想/広間―
[ごめんなさい、と謝る言葉を口にしたメアリーに 男は横に頸を振る気配のみを伝える。 彼女の抱えるモノには気付く様子は無かった]
気にせずとも良いから、 どうか自愛を。
[短い応えには労わる響きをのせる]
(47) 2013/02/06(Wed) 15時半頃
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―回想―
[アイリスを発見した際はホレーショーが見ていてくれたお蔭で 女性や子供、否、発見した二人以外はその有様を見ずに済んだか。 無論、アイリスの遺体を引き取りに来た自警団は除いてである。 野暮用と言い残したホレーショーとは別れ その日は彼と再び言葉交わす事ないまま、終わる。
テッドの部屋を訪れた際の彼の言葉には]
彼が人狼だと思ったから自警団に引き渡した。 人狼を処刑しなければ此処に閉じ込められたまま…… 人狼に喰われるのを待つなど、僕は御免だ。
[ヴェスパタインを殺した事は否定しない。 テッドを殺す心算は無かったから肯定の言葉も 言い繕うこともないまま、その場を離れた]
(48) 2013/02/06(Wed) 15時半頃
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[集会所で迎える二度目の夜明け。 個室の窓からさしこむ朝陽を眩しげに見遣る。 鳥は囀り常と変わらぬ様子ではあるが 集会所は自警団に囲まれ物々しい空気を醸し出していた]
警戒が解けないということは――… あの硝子細工が人狼が生きている事を伝えているのか。
[は、と吐き出された息は重い。 すぐに部屋を出る気にもなれず男はシャワーを浴びて 備品としてある着替えに袖を通し身支度を整える。 帽子は被らない。 きちりと纏められた金の髪の一筋がはらとこめかみに掛かる]
(49) 2013/02/06(Wed) 16時頃
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[ケイトの引き攣った悲鳴はルーカスの部屋までは届かなかった。 ただ自警団の動く慌しい気配が前日のそれと重なり 男は漸く、その重い腰を上げる。 黒檀の杖を手に向かうのはエントランスホール]
――――…。
[オスカーの遺体を運び出す自警団員が其処に居た]
また、ですか。 今度の被害者はオスカー……、 では……、ヴェスパタインは人狼ではなかったのですね。
[自警団に連行されたヴェスパタインと 紅茶を差し出すオスカーの姿が一瞬脳裏を過ぎる。 沈む声音でぽつりと零すと考え込むようにその場で俯く**]
(50) 2013/02/06(Wed) 16時頃
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―エントランス―
[思考に耽る男が顔をあげたのは暫く時間が経っての事だった。 集会場の中と外を隔てる扉をじっと見据える。 強行突破など出来ぬ警備に漏れるのは溜息]
グロリア――…。
[ぽつと呼ばうのは双子の妹。 彼女が再びこの町にやってくるのはあと何日後だろう。 利発な妹の事だ。 兄の状況を知れば何らかの行動を起こす事が予想される]
僕は――…、今此処で出来る限りの事を。
[此処から出る事を渇望する男は踵を返す。 この場に留まっていても何も変わらぬと理解していたから]
(61) 2013/02/06(Wed) 21時頃
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退席記号つくの、結構、早い、ね… リアルタイムで殺してくれる人を募集したい… ptがあんまなくなってきたけど。
(-45) 2013/02/06(Wed) 21時半頃
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