258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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[叫ばれたのは知らない名前。 誰だよそれ、なんて突っ込みをする間もなく]
……っ!
[前に回り込んできた赤羽が叫ぶ。>>3:78 振り絞るような絶叫に身体が竦んだ。 だから、跳びかかられても反応なんて出来なくて。 意識が暗転──否。
緋に、染まった]
(0) 2016/11/20(Sun) 00時頃
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[滑り込むのは緋色のナニカ]
[呼び起こされるは、淵に沈めたくろいモノ]
(*0) 2016/11/20(Sun) 00時頃
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…………っは。
[長い静寂を破ったのは、嗤うような響きを帯びた吐息、ひとつ]
………………逃げろや逃げろ、鬼子が来るぞ。
[次いで紡ぐは、唄のような短い言葉。 いつの間にやら手にしていた面。 それに向けるは──冥い笑み]
さーあて。 鬼さんこちら、ひとのこどちら?
[呟いて。 視線を向けたのはおもん[[who]]のいる方。*]
(1) 2016/11/20(Sun) 00時頃
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/* ラ神が悉く年少組をすり抜けている件について。
つか、一番縁できてるとこを引くか、おま!
(-0) 2016/11/20(Sun) 00時頃
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/* ちなみに、投票はでふぉである。
さて、どーこに行こうかなー。
(-2) 2016/11/20(Sun) 00時半頃
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[ぐるりと周囲を見回して、自分がいる場所を確かめる]
……『俺』の所に来る前に、別方向に二人逃げてたよなー。 一番近いのは、そこ、か。
[さてどっちに行くか、と考えて。 足が向いたのは、拝殿方面。 理由はない、単なる気紛れ。 取りあえず、『逃げる』ものを追うのが『鬼ごっこ』だ。 ひとのこがいる方に、と動くのはごくごく自然な事]
(4) 2016/11/20(Sun) 00時半頃
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……逃げて逃げて、その先に。
壁があったら、また逃げて。
……どこまで逃げてくれっかな?
[く、と落ちる嗤いは密やかに]
……他の連中が『逃げる』態、見る側になるのもわるかねぇよな。
[だって、自分はいつも。 『逃げる』背を見られて、嘲られる方だったんだから]
(*1) 2016/11/20(Sun) 00時半頃
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[拝殿方面に逃げた金の髪。 顔を合わせたのは、手水舎に集まった時くらいだったか。 とはいえ、そんな事はどうでもいい。
手にした面をくるり、回して弄ぶ。 鬼であると隠す心算はない。
何せ、『逃げて』もらわなきゃあ面白くないんだから]
さーあて。 どーなたか、いらっしゃいますかー、と。
[拝殿の方へと向かいつつ、軽い口調で呼びかける。 返事があれば、向けるのは物凄く楽し気な──けれど、冥いナニカを帯びた、笑み。*]
(5) 2016/11/20(Sun) 00時半頃
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[軽い呼びかけへの反応は、床下から]
お、
[いた、と思ったら、ばっと引っ込まれた。>>7 そのまま、息を殺しているのか反応がない]
……ぉーぃ、ぉぃ。 隠れてどーぉすんだよ?
[く、と嗤う。 声音の響きは、楽しげなもの]
今、ここでやってんのは、『隠れ鬼』じゃねーだろ? ……隠れてたって、意味、ないぜー?
[意味がないし、何より面白くない。 最初の床下攻防戦のように、炙り出す気もないけれど。 『逃げて』くれないなら、それなりに考える事も、ある。*]
(8) 2016/11/20(Sun) 01時頃
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[声音が思わせる事に気づく由もない。 『鬼』でない状態で聞かされたなら、思う所はあったろうけれど、それは仮定の話で]
おやま、そりゃあ難儀だねぇ。
[逃げ足に自信ない、という声にさらっと返して。 投げかけられた問いに、はぁ? と惚けた声を上げた]
鬼になった気分…………ねぇ?
[問いは思いも寄らぬもの。 しばし、思案の時を置いて]
(10) 2016/11/20(Sun) 01時半頃
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……最悪だな。
[ぼそり。 それまでとは一転、低い、低い声で吐き捨ててから一呼吸分間を置いて]
……なーんてな。 そんなもん、わっかんねぇよ。
ただま、面白くねぇ、って事はねーよ? 『逃げる』のをおっかける、ってのも、わるかねぇ。
[声音はほんの一刹那、真摯なものを帯びる。 それと共に浮かんだ笑み──どこか自嘲的なそれは、見る事はできなかったろうけれど]
(11) 2016/11/20(Sun) 01時半頃
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……つーか。
逃げねぇの?
[何となく、いい反応をくれそうだから追って来た部分も少なからずあるだけに。 『逃げて』くれないようなら、興味は少しずつ薄れて行く。*]
(12) 2016/11/20(Sun) 01時半頃
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あー、犬扱いは、誉め言葉としてもらっとくわ。
[実際の意図はさておき、わんこ扱い自体はよくされている。 だから、そこはさらりと受けて。
少しずつ遠ざかっていく声>>14に、僅かに口の端が上がったのは、やはり、見えないだろう]
(19) 2016/11/20(Sun) 02時半頃
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……そーそ。
そーじゃねぇと、面白くねぇんだよ。
[ただ蹲っていられたら、面白くない上に気分が悪い。 心の奥底、深い澱み。 そこに沈めた、昔の自分を思い出すから]
(*2) 2016/11/20(Sun) 02時半頃
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……おー……。
[叫びと共に飛び出し、駆けだす背。>>15 それに、上がったのは短い声]
いいねぇ、そーこなくちゃ。 ……『逃げて』くれねぇと、追いかけられねぇからなぁ。
[くるり、手にした面を回す。 駆けだした相手が振り返った時には、まだ走り出してはおらず。 直線的に進む背に楽し気な視線を向けつつ、向かう方角を記憶に刻んだ。**]
(20) 2016/11/20(Sun) 02時半頃
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[『興味を持ったら、どこまでも追いかけていく』。 それが、現在の伐山龍人という人物に対する、一般的な評。
が、ひと昔前の彼を知る者からは、 『何かあるとすぐに逃げるヤツ』。 という評の方が多くなされる。
自分に自信がなくて後ろ向きで、けれど、それを表に出して嘲られるのも嫌で。 その結果、表面的には強気を装って、その実、いつも上手く『逃げる』事ばかり考えるようになっていて。
そんな自分への鬱屈や苛立ち、そんな状態になった事に対する周りへの責任転嫁と、それに付きまとう自己嫌悪。 そんな澱みはいつか深い、ふかい淵を作り出して。 自分の本質は、その淵に沈めて見ないようになっていた]
(*3) 2016/11/20(Sun) 13時頃
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[誰かと接すれば自分も相手も傷つけて、より淵を深くする悪循環。 そんな状況から抜け出した契機が、とある写真と、それを撮った人物との出会い。
当たり前のように、色々と教えてくれて。 ごく自然に、写真の道を示されて。
気が付いたら、その後ろを追いかけていた。
自分にできる事、自分だからできる事のとっかかりを示してもらえたのが嬉しくて、恐らく過去に知り合った誰よりも懐いていて。
そんな様子が、『かわいい後輩』とか『わんこみたいなヤツ』という評に結び付いていたらしい、というのはさておき]
(*4) 2016/11/20(Sun) 13時頃
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[そうやって、追いかけてはみても。
本質は簡単には変わらぬ、変われぬから。 ふとした時に感じる距離や、自分の脆さを晒しそうになると、逃げだして。
それに対する自己嫌悪が、もやもやという形で降り積もって。
そんな状態を知られるのが嫌で、宛ナシ旅に託けて、距離を取った。 結局また、『逃げた』。
そうして逃げた、その先で。 緋に魅せられ、その果てが──現状]
(*5) 2016/11/20(Sun) 13時頃
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……は。
[小さく、息を吐く。 手にした鬼の面が嗤うように軋んで。 それに合わせるように、口の端が上がる]
逃げろや逃げろ、『逃げて』もなぁんも解決なんてしねぇけどな。
[呟く声に滲むのは、嘲りのいろ。 それは、先に駆けだして行った金の髪に──というよりは。 何か、違うものに対して向いているようで]
(25) 2016/11/20(Sun) 13時頃
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[金が駆けていった方から響く、絶叫。>>24 手水舎近くでの出来事を思い返せば、何があったかの察しはつく]
……さぁて。 どーおすっかな?
[このまま追っても悪く無い、とは思っていたが、複数固まっていると話は別で。 緩く腕組み、思案の素振り。*]
(26) 2016/11/20(Sun) 13時頃
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/* [りゅーちゃん、結局なにがしたいんですか] [いじめられてた子が、立場ひっくり返したいというあれでそれです(わかりにくいよ] [突発でっちあっぷだからねこのこ……一番やり易いとこに流れたのよ(] [実は、わりと自虐d(以下自主規制]
(-32) 2016/11/20(Sun) 13時半頃
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[見やる先、交わされる言葉は知らず。 ただ、いつまでも動きがないなら、とゆっくり足を踏みだして]
……お?
[進んだ先、異なるタイミングで異なる方へと向かう影二つ。 く、と小さく笑みが落ちる]
そーそ、そーじゃねぇとなぁ。
[止まっていたら、追えない。 『鬼ごっこ』は、『逃げる』を『追う』に意味があるのだから、と薄く笑み]
(40) 2016/11/20(Sun) 21時頃
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さてさて、どっちを追っかけるかねぇ?
[全力で逃げてくれそうなのはどっちだ。 そんな事を考えながら、動き出す。 分岐点で少し考え、足が向いたのは先に動いた方が進んだ先。
そこに誰がいたのか、確かめたかったから、というのもあるけれど]
……お?
[進んだ先、見えたのは翻る──和洋絡んだ装いの裾]
あー……姉さんの方、か。
[先にいるのが御門と認識して。 く、と笑みがこぼれて落ちた]
(41) 2016/11/20(Sun) 21時頃
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そこ行く姉さん、どちらまで?
[まだ距離がある内に、軽い口調で声を投げる。 さてさて、どんな反応が返るやら。
そんな思考を映すよに、手にした面が軋むような音を立てた。*]
(42) 2016/11/20(Sun) 21時頃
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/* 年少組の方にも行きたかったが、時間と多角負担を考慮して真っ直ぐ行く。
しかし、ここまで年長組から削っているあたり、このラ神やりおるな。
(-40) 2016/11/20(Sun) 21時頃
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/* うん、やっぱ行かんで正解w
この空気を壊すのはあかん……!
(-43) 2016/11/20(Sun) 21時頃
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いやいや? 不満なんてありゃしませんとも。
[返す言の葉、その物言いだけは軽いもの。>>49 手のなる方へ、と言わんばかりに打ち鳴らされる音と、声と。>>50 零れ落ちた嗤い声は、さて、『鬼』のものか、『彼』のものか]
……いーい反応してくれんねぇ。
[『逃げる』なら、『追いかける』。 その先は、『鬼』は考えていても、さて、『彼』は如何様か。 そんな内側は誰一人知る術もないもので]
(51) 2016/11/20(Sun) 21時半頃
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はっ……言われるまでもねぇよ!
[本気でおいでと言うならば。 こちらも本気で追いかけよう。
手にした面を、くるりと回す。 それはごく自然に、後ろ頭に引っ付いた。
だっと駆けだし石段降りて。 半分過ぎたあたりで思いっきり、跳ぶ。 着地したらそこからダッシュ、翻るいろを追いかける。
走るに合わせ、揺れるゆれる、周囲の緋。 見送るそれは、嗤うが如し。*]
(52) 2016/11/20(Sun) 21時半頃
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[追いかけて追いかけて、さて、その先には何がある?
『鬼』が求めるのは新たな依り代、新たな闇。 『彼』が求めるものは、『彼』自身にも見えていない。
ただ、逃げる側から逃れたいだけ。 追う側になって逃げるものを追いたいだけ。
ずっと続けていた立場をひっくり返したい。 単純といえば単純な──でも、容易くはできなかった事をやりたい。
そんな澱みに、この立場はがっちりと合いすぎて。 余計なことまで考える必要性は存在しない]
(*6) 2016/11/20(Sun) 22時頃
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[単純な体格差なら、追いつくのは容易そう。 けれど、実際にはそうでもないのが鬼ごっこの不思議なところ]
……はあ?
[走りながら向けられた言葉>>56に、上がったのは惚けた声。
ああ、そう言えば、と思いかえす。
子供たち相手に本気の鬼ごっこをしていた時に、ぽつり、呟かれた言葉。
『昔、鬼ごっこやった時。 どうしても、捕まえられなかったのが、いたんだよなぁ』。
何の話だと思った。 けれど、深く踏み込まなかった──踏み込めなかった。 だから、適当に流して、そのまま忘れていた。 今の今まで]
(58) 2016/11/20(Sun) 22時頃
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