198 かるらさんのうなじ争奪村
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[また雑踏の中、歩けど歩けど出口のような鳥居はどこにもない。 遠めには見えるのに、たどり着かないというか、 同じところをぐるぐるしているというか。
そんな中、見覚えのある影を見て… 思わず、「あ」と声をかけそうになって
けれど、そこにいたのは>>1:254]
……ニコ。
[なんでその名前が出たのだろう。 わからないけれど、花が教えてくれた気がした]
ニコ、だよな?
[声は届いただろうか。 古傷が痛む足は、前に進む度胸をまだくれない]
(11) 2014/10/06(Mon) 10時頃
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ニコ、俺……
[何を言おうとしたのか。名前か?それとも昔の謝罪か。
もう子供の頃と違う。 あの時はウワサになった「いじめ」は否定したけれど、 他はどうだったか。「いじめ」といえないものだったか]
(13) 2014/10/06(Mon) 10時半頃
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[友、と聞かれて、頷くだけに留める]
わかったのは…なんでだろう。他にも、あった奴がいたからかな。 …本、まだ…持ってる。 ごめん。返すつもりだったんだ。
[あぁ、自分は弱くなってしまったんだろうか。 あの頃、誰の何も考えることもなくずけずけと物と言っていたのに。 まさか、こんなふうになるなんて、情けない]
お前は、…変わったね。
[綺麗になった、とか口から出掛かって飲み込んだ。 今何を言おうとした?俺は]
(18) 2014/10/06(Mon) 11時頃
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俺は…変わってないと思うよ。見た目は。 陸にも会ったんだ? あぁ、あいつはすぐ俺ってわかったみたいだけどな。
[本は手渡せるのだろうか。今はまだ、なのだろうか]
…ごめん。話したくないだろうから。 あとで…誰かに託たのんでおくよ。
[結局、本は手渡せないまま]
(22) 2014/10/06(Mon) 11時半頃
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俺、あの頃のことは謝りたかったんだ。
…ごめん。
[キライとかではなくて、可愛い子は苛めたくなる子供の思考そのままで。 眉を潜める様子に、肩をすくめて]
ニコ、俺は多分……
[少女みたいな様相、今も消えてしまいそうな様子 花が香る中、いえるわけもないことが少し、にじみ出そうでまた飲み込んだ]
一緒にいたかったんだと、思うよ。
(23) 2014/10/06(Mon) 12時頃
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[さて、その後曽井と何を話しただろう。
綺麗に切りそろった髪に手が触れたのはきっと何かの気の迷いだったんだろう]
悪い。
[そうとだけ呟いて、 彼に背を向けた]
(27) 2014/10/06(Mon) 14時半頃
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[一人になってから。 陸やゴローや勝丸のところに行こうかと考えて頭を振る。
多分、他の連中もいるんだ。 ひっかかる「玲」ってやつも。
行きたくない。 昔いくら誘っても来なかった友人を思いだしこんな気持ちだったのかと苦笑がもれた]
俺馬鹿じゃん。なさけな。
[ずきりと古傷が痛む。 また手にしびれが走る。
祭囃子は終わりを知らないようになり続けていた]
(28) 2014/10/06(Mon) 14時半頃
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ヤニクは、曼珠沙華の傍、立つ人を見る
2014/10/06(Mon) 15時頃
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[こちらを見る人がいる。 ゴローいわくの優男というタイプの。 覚えがない。誰だろう。 今ここで「人」がいるなら、きっとあの犬みたいなのと関係がある人なのか。それとも]
………。誰。
[心持ち睨むような目で問いかける。 口の形でも分かるだろう
距離はそう離れていない]
(30) 2014/10/06(Mon) 15時半頃
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…あい、が…?
[「玲」とは誰だったか。 覚えがあるのに、覚えがない。 あれから随分垢抜けたような背格好になったようだけども
やはり目元は、変わらない]
相賀。か。
[名前を呟いたと同時に ずきりと古傷が痛んだ だから、走ることもできないまま、 足を庇いながら彼のもとに]
(33) 2014/10/06(Mon) 15時半頃
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あぁ、やっぱりお前だったんだ。
[名前が出てこない。 さっきは出たのに。 少し、見下ろすくらいの身長の差]
なんでこんなとこにいんの。 またいらねぇうわさでも流しにきた?
[古傷が痛い。いうつもりのない言葉が口から零れる。 痛みは事故のときの彼への逆恨みを思い出させるような感覚で]
(36) 2014/10/06(Mon) 16時頃
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でも、お前否定しなかったよな。 あぁ、おかげさまで素敵な人生歩めたよ。
俺はずっとお前のこと呼んでいたのに。 見向きもしなかったの、お前のほうじゃないか。
[ニコとの会話が終ったあとだったからだ。 無性に腹がたったのは]
(40) 2014/10/06(Mon) 16時半頃
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[頭に血が上ったように、手はその胸倉に伸びて]
邪魔?それまでに俺は何度お前を呼んだ? 何度お前を引っ張った?
結局、お前から拒否してきたんじゃないか それがなんであんな噂になるんだよ
なんで、俺は……
[いいかけて、飲み込んだ。 結局は誰かのせいにしたいだけだ。 事故の後遺症だって他にやれることは沢山あるのに。 ひねて、結局放り投げて]
……悪い。
(43) 2014/10/06(Mon) 17時頃
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[胸から手を離して、 暫くうつむいていたけれど、 謝られればまた]
…謝ったから、何? それで帳消し?
[ニコにいわれたことだ。 そのくせ、どの口が同じこというのか]
お前随分垢抜けたんじゃね? あぁ、俺を苛め役にして周りに同情もらってすっきりしたってか。
(45) 2014/10/06(Mon) 17時半頃
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[花が、少し香った気がする。 頭がぼぅっとするような。 だから、これは花のせいだ。 彼の口を自分のそれで塞ぐなんて]
ごっそさん。じゃぁな。 せいぜい媚うってろよ、あいつらにさ。
[乱暴に口付けてから突き飛ばすように手を離すと、そのまままたどこかに。
牡丹の花びらが舞い落ちてきたのは、その後か*]
(46) 2014/10/06(Mon) 17時半頃
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[相賀をほうって、また一人。 あの輪に…同窓会のようなあのメンツの所に戻るとか、 暫く…いや、もうできそうにない 手のひらに落ちる花びらが、牡丹のものとは知る由もないけれど、 頭に響く声にまた眉を顰めた]
夢。ね。悪趣味なこった。 いっそ両方ともすてちまおうか。
[空になったラムネの瓶。確か、これを戻したら10円キャッシュバックされたとおもったけれど ここでもそれはあるのだろうか]
(63) 2014/10/06(Mon) 20時頃
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[赤い花は恋の色、白い花は友愛の色
試しに自分の花を見てみる。白い花も赤い花も、あれから対して変わっていない。気持ちに比例するのか、そうでないのか
無言で立ち上がって、手にするのは空のラムネ瓶。 10円になるかな、と思って。 なったらゴローに返そうかガメようか。あぁ、ビー玉がなければ返せないかな]
(69) 2014/10/06(Mon) 20時半頃
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ヤニクは、瓶を片手でくるくるしながら通りがかるのは射的場。ていうか赤い犬
2014/10/06(Mon) 20時半頃
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[後ろ姿はゴローとすぐ分かった。でももう一人は誰か? このはしゃぎようといい、>>73このものいいといい]
ゴローと…カケル?お前、カケル?
[カケルのデコにぺちんした弾が跳ねて頭にぽいん。 ラムネの瓶の口に着陸。もぞもぞとコルクはラムネの瓶に潜り込んでいった]
なにこれ。はまっただと。
(83) 2014/10/06(Mon) 21時頃
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…今あいつ、100ペソ800円とかいったぞ おい、お前らどんくらいやってたんだよ ちょっとまてぼったくりじゃねぇか!
[ラムネのビン10円なんて言ってる場合じゃなかった]
(90) 2014/10/06(Mon) 21時頃
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はぁ、射ち方って…こうかい
[やたらテンション高いカケルと意地はってるようなゴローに 呆れたような顔を向けたけれど、教えてくれるというなら仕方ない、一度だけ。 5発で100超えたらあたり]
えーと……
(93) 2014/10/06(Mon) 21時半頃
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ヤニクは、[[1D100]],[[1D100]],[[1D100]],[[1D100]],[[1D100]],で一つ。
2014/10/06(Mon) 21時半頃
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あれ?5
(-32) 2014/10/06(Mon) 21時半頃
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お、あたった?
[落ちたのは銀色のジッポー。模様になんかあの赤いイキモノが書いてあるような気がする…]
……俺タバコも吸わないんだけどな… こういうので落としたのって使ったことないわ
(96) 2014/10/06(Mon) 21時半頃
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ジッポーの使い道知らねぇし… 趣味悪い…
[しばらくマジマジとそれをみていたけれど]
やるよ、ゴロー。 さっきのラムネの礼。 お前の方が有効活用しそうだし
(102) 2014/10/06(Mon) 21時半頃
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[射的が終わった後、二人の後を少し後ろからついていく。 どこまでついていくのかは決めていなかったけど、 不意に声をかけられて>>123]
ん?あぁ。楽しそうだなぁって。 お前ら変わんないよな。羨ましい。
[自分は変わってしまった。あんまり人に優しくされると、 色々さらけ出してしまいそうになるから 遠慮するようにはなっていた あの頃のようにはもう振る舞えない]
(162) 2014/10/07(Tue) 01時頃
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[至るのは曼珠沙華の野原。 ふとあしが止まる。さっきここで……
表情が、一気に険しくなり]
ここは…元々、曼珠沙華で有名な神社だしな。 たまにはこんだけ咲いててもいいんじゃね? ……。悪い。俺は、ここで。ごめん。
[ゴローとカケルに申し訳なさそうな顔を向けて、二人から離れる。 まだここに相賀がいたらと思うと]
花は苦手なんだ。変な気分になりそうになるんでね。 俺ゴローやカケルとはまだまだ仲良くしていたい訳。
[あながち冗談じゃなかった。けれどそうとってくれればいいと思って]
(164) 2014/10/07(Tue) 01時頃
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[また離れて一人になって、 店に返しそびれたラムネの瓶…となんかめり込んでるコルクの栓を見て]
…あーあ。やっぱ。だめだなぁ。
[小学校の時の関係は楽しかったから、 あの頃はもしかしたら嫌われてると思っても、 それ以上に楽しかったからなんとかやってこれたけど
今はもう無理なんだと苦笑がもれた。 そう、どうしても無理だった]
記憶も感情も、あの時まで戻ればいいのに。
(171) 2014/10/07(Tue) 01時半頃
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ヤニクは、ゴロウがなんかすごいボンタンアメ(仮称)を食べてて大丈夫だったのかなと思ってる
2014/10/07(Tue) 01時半頃
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[「お前は俺の友達か?」>>1:202 その響きが頭に残る。否定したつもりもないけれど、 そういえば肯定したこともなかった]
…あたりまえじゃないか。
[それとも、自分はそう確認されなければいけないほど 壁をつくっていたんだろうか。わからない。 友達でいてくれたんじゃなかったんだろうか
最初に離れたのは自分なのに、何か期待してしまっていたんだろうか
昔、ゴローには同じようなことを問われたことがある>>0:255 あの時、何故もっと問題に向きあおうとしなかったのか 今でも残る後悔だ]
(176) 2014/10/07(Tue) 02時頃
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[一体自分はどこまでひねてしまったんだろう。
自分の勝手でパシリにしていたニコのことだって、 勝手に部活に入部させた翔のことだって、 …勿論、相賀のことだって。原因は自分の勝手からなのに]
本当に、どの口がいうんだろうな。
[苦笑して…多分、カケルやゴローや、陸や勝丸にも 自分は嫌な想いをさせていたんだろう。いや、きっとこれからも。
やっぱり、そうだったんだ。 小さい頃、怖かったことは間違っていなかったんだ
どちらの花も、咲かせることはきっとまだできない*]
(177) 2014/10/07(Tue) 02時半頃
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[自分は相賀を許せなかったけれど、 ならニコに謝った自分は何を望んでいたのか。
許されたかった?それとも知ってほしかった?
だから、相賀になんてこたえていいのかもわからなくて 彼がどうしようもないことも、自分は知ってる]
(190) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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[ぶらぶら、緑色のソースせんべいを齧りながら、 相変わらず人のいない祭り。にぎやかだけど、どこか自分は取り残されている感がする。 その感覚はまるで昔のようだった。
足元を気にせず歩いていたけれど、 なんかちまいものが相撲をとっている 御伽草紙の……教科書や「あの本」で見たものだ]
…なにこれ。
[自分の肩にとまる鬼灯がなにやらちかちか光っていて]
何。お前。
(192) 2014/10/07(Tue) 10時頃
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[何か呼ばれているような気がして、 やれやれと立ち上がる。 歴史の…という時点で、少し躊躇はしてる。
人づてに返すといいながら、そうできない自分もいるから。
鬼灯が探すのは、別の鬼灯。消えそうな一つの ついていく足取りは少し重い。 痛みだけではなくて]
どこにいくんだよ
(194) 2014/10/07(Tue) 10時半頃
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