214 サンタ養成学校卒業試験
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── 予鈴がなる前後の教室 ──
[試験前の級友達は実に十人十色だ。 テッドのようにノートを借りるものもいるならば、徹夜明けなのか。 息絶え絶えに自らの机にうつ伏す者も、視界に止める。>>0:60
鼻腔を擽る香りは、既に教室内に漂っていただろうか。>>0:71 消しゴムに逃げられる旧友が、まさか括り紐まで追う程の逃げられようだとは。 小耳に挟んでは、なにかいい案が無いかと頭の片隅で考える。>>0:69
小さな手助け人を惹きつけられるのが、一番てっとり早いのだが。 クリス語の修正も間に合わないほどである。 いや、あれは個性だと見逃されているのだろうか。]
(51) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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[設計工学部の話は、聞いていても楽しい。>>0:77 抽象的な表現は無限に夢が広がる。 花形役者を立てる為、裏では様々な力が交錯する。]
………その、模型が出来たら、見せて欲しい。 勿論強要はしないが。
[漏らした素直な感想に、短く告げられた礼。>>0:171。 擽ったさを覚えながら、男も素直な気持ちを吐露する。 材料や塗装品などを提供する関係上、行き来することの多い学部だが。 男の仏頂面は、相変わらず崩れることはなくとも。 馳せる想いは等しく。
皆で卒業を迎えたら。 それぞれの場所に散ってしまうだろうが、それでも学び舎を共にした絆は強かろうと、目を細めながら室内を見渡すのも、もう少しで終わりとなる。
寂しいとは言えないだろうが。 それでも寂しいと想う気持ちは、男を更に無口へとさせた。]
(52) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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[予鈴がなると同時に滑り込んだ級友にも、柔い眼差しを送る。>>0:114 一番前の席で授業を受ける後ろ姿は、真面目な印象を与えるに充分である。 内申点は上々だろう。学科の点数も少しおまけが見込まれるのではないだろうか。
ひとりひとり姿を見遣っては、無事合格するように願いを込めていると。 聞こえた、憂慮の声。>>0:115。 時期が時期だけに、募るばかりの心情に気付きはせども。 解消すべく動けないのは男の欠点でもある。]
そろそろ迎えに行くべきなのだろうが……
[想いはお節介ではなかろうかと。 口篭る言葉すら、年嵩増した級友のブラックサンタの言葉に>>0:124、消え入りそうであり。 過去問大盤振る舞いによって、完全にかき消されていた。]
(53) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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[思い立ったらすぐ行動、を腰の重い自分に言い聞かせなければならないと悟ったのは。 木枯らし一過。冷たい風が頬を撫ぜてからだった。>>1:141]
アシ……モフ?
[そこは追先ほどまで、小さな身体に鉛を抱えた旧友の姿が居たはずだが。 不在のみの行き先に気付くのは、いったい誰が早かったか。 校庭では男の知識を求められる発言がされているとは未だ知らず。>>0:158 まさか級友に因る何度目かの白歴史の幕が切って下ろされていたと。 気付くのはもう少し先の話*]
(55) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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── 記憶の片隅の話 ──
[小さな級友の遭難ならぬ白歴史に似た話なら、一つ記憶にある。>>0:149
雪花草の個体サンプルを収集に出た通り道、級友をひとり、引き上げたことがある。
その頃はまだ花形学部への未練が多く胸を秘めていた為に、雪車ごと引きずり出した体を肩に背負った儘。 名乗ること無く救護室へと預け去ったのだった。 勿論壊れた雪車は、設計工学部へ預けて修理した後に返却するよう、手配もしていた。
足がつかないように振舞ったのは、ただ単に礼を言われるのが気恥しい理由からでもあったが。]
俺は。配達学部に属するものは、練習しなくても雪車など乗りこなせるほどの機敏さが元々備わっていると思っていたんだ……。
[男は出来ないことをいとも容易く出来てしまう、あの学部に所属する者を。 雪道で遭遇するその時まで。 羨望を通り越して癪に障る相手だとすら勝手に認識していた]
(57) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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[だが実際はどの学部も努力なしでは世間にすら認められない存在だと気付き、自らを恥じた故の対応であった。]
だから、名乗る必要もない。 彼が無事、卒業出来たのならば。これ程の礼はないのだからな……。
[裡で呟く想いは誰にも明かされずに。 賑わう残り少ない日常に、雪解けと等しく淡く消えて昇華した**]
── 記憶の片隅の話 了 ──
(58) 2015/01/23(Fri) 22時頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/23(Fri) 22時頃
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── 消えた毛玉の怪 事の顛末 ──
[級友の捜索に、男は加担しない。 百九十を超える体躯に運動が苦手と来ては、捜索処の話ではない。 適材適所。 それに、人数が多ければ良いという問題でもなかろう。]
為らば俺に出来ることするのみ。
[砂糖水吸いつつ、灯す灯りの精が賑わしい。 手持ちのハリエンジュの蜜を垂らしながら、そっと落ち着くように伝える。 気遣いは、する側よりもされる側の方が後の負担が大きい。 知っているからこそ、騒ぎ立てず迎え入れるのも優しさではなかろうか。]
(99) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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[窓越しに様子を伺えば、救出作業も済んだらしい。 教室に居住まう級友達にも安堵の色。 ポーラの気遣いに目礼を向けて、ふわりと包み込まれたカップを見つめる。>>7
────進化は便利さを連れてくる。
思っても口に出さないが、期待は眼差しに篭るだろうか。 何時だって発見は、人の優しさや思いやりから生まれる。
小さき級友の顛末を責めるものはいないだろう。 だから、彼自らが自身を責めないように。 振舞われる紅茶に添える甘味に想いを乗せては。 男は一足先に茶葉の香りに酔いしれていた。]
(100) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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おかえり、アシモフ。アリス。 救助班もお疲れ様だ。
[校庭組の帰還には、短い言葉をかけるのみ。 余計な言葉は、気遣いを基とする男には。 不得手な旋律を奏でるに等しい*]
── 消えた毛玉の怪 事の顛末 了 ──
(101) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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── 夜 寮内にて ──
[「たのもー」と声をかけられたならば。>>62 「どーれー」位の返しはしただろう。
叩かれた扉を開けるとテッドの姿が眼下に映る。 この後に及んでノートの貸出は無いだろうが。 実技のコツなんて物も試験前夜に教えられる程、時間があるとは思えない。
出方を無言で伺っていると、鼻腔を擽る甘い香り。 部屋の主よりも先に、光源灯であるニンフ達が騒ぎ出した。 目敏い。流石である。]
(102) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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栄養補給? それは助かる。 試験直前なのに気を遣わせたようだが、有り難く頂こう。 ではお礼にこれを。
[物々交換のように差し出す花は、ヘレボルス・ニゲル。 所謂クリスマスローズである。 花言葉は不安を取り除く。 物言わぬ男の優しさと成ることを願われては、受け取って貰えただろうか。 見送る背に、研究室へと出向こうと光源灯を手繰り寄せ部屋を出る。
向かう途中で行き先変更も有り得る中。 出会う級友の姿は有ったかどうか**]
(103) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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ギネスは、ポーラから差し出された紅茶の味を思い出し、手にした甘味へ視線を向ける。
2015/01/24(Sat) 00時半頃
ギネスは、テッドの新たな特技に素直に感嘆するも、表情は変わらないままで。
2015/01/24(Sat) 00時半頃
ギネスは、朧の物失くしの策を、ぼんやり考えながら歩みを進めていた**
2015/01/24(Sat) 00時半頃
美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/24(Sat) 00時半頃
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── 回想 昼の教室にてポーラと ──
[数時間前の話に時を戻そう。 嗅覚を擽り、視界を鮮やかに奪う香り水は、弾けると同時に微かな音を奏でる。 くるりと尻尾の先を丸めた姿に尋ねられた姿を見止めては。 身長差に苦労を掛けているであろうポーラの前に屈み、体躯の緩和を試みる。>>117
怖がらせないように振舞っては、それがまた怖がらせる原因になることは既に承知の上。 それでも自分比で表情を和らげては、尋ねられた問いに真剣に考え込む。]
俺が想う?
[運べたら楽しいもの。 漠然とした問いに、首を傾げる。 愉しい物は沢山あるだろう。未だ見ぬ物の宝庫である。 しかし男が告げたものは、ただ一つ。]
(282) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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幸せの青い、鳥だろうか。
[その後、同じ問をポーラに訪ねたりもしたならば。 彼女からはどんな答えが返って来ただろうか。 男の差し出したかった答えも、ただ一つ。 それはポーラが望む物総て、という答えだったのだが*]
── 回想 昼の教室にてポーラと 了 ──
(283) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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── 研究室へ向かう途中 ──
[光源灯はゆらゆらと揺れる。 試験直前の夜というだけあり、何時もと比べ物に成らない程。 あちらこちらで灯りが揺らめく様を見て、男は目を細める。
馴鹿に髪を食まれながらの練習へ繰り出す旧友の、前照灯は虫か夜行鳥か、それとも発行植物か。>>121 何れにせよ、夜道を照らす雪車に寄る灯りは、設計工学部の手に掛かると忽ち力強いパートナーと変化することだろう。
天体観測ならぬ風を読み、空気を感じ、雨雪を予想する遭難しかけた級友もまた、試験に備えているだろうか。>>83 案外誰かとこの時間特有の会話を交わしているのであれば、どちらも冷えを覚えないことを願うのみである。>>72]
あ、そういえば────…
(284) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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[歩きながらふと記憶に掠めた案件を捕まえて、一つため息を吐く。 動物学部に所属する級友に、ひとつ連絡をすることを忘れていたのだ。]
時々雪の重みではげ落ちた「ぬけおち」があるんだった…。 あれは固くて簡単に食べられるものではないが、万が一馴鹿が口にしても食べさせないようにと……。
[伝えておくべきだろうと、手に持つノートを一枚破く。 馴鹿の誤食を防ぐためにも覚えておいた方がいい知識だ。 もしかすると試験に出るかも知れない。
文字に記して作るは紙飛行機。 不思議な力をちょっとだけ拝借して飛ばせば、きっと。 宛先不明の信書は、いづれ彼女の許へ届くだろう。>>141]
(285) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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── 研究室 ──
[室内へと足を踏み入れると、働き者のエルフ達が糖蜜を舐めながら、それぞれ研究対象への管理を行っている。 サンタクロースに寄せられる願いは様々だ。 例えば頭の垂れないクリスマスローズや、元気な羊を望まれる声もある。
勿論豊穣のシンボルともなる豚も例外ではなく、病に罹り難い個種を望む話も浮かべば、栄養価の高い餌への想いも寄せられる。 家畜の元気な姿を願う延長上には馴鹿の存在があり、男は植物だけでなく彼らの個体管理の一端を担う存在でもあった。]
んむ。明日のテストには充分だな。
[試験合格後、卒業してもこの研究室に残ることは決まっている。 男にとっては試験は学生から責任感ある立場へ歩みを遂げるプロセスの一種でしかないが、ここを旅立ち世界へと巡る、または寄せられた感謝の声に代筆して回る部署に配属を希望する者にとっては、この場所も遠い懐かしい場所となってしまうだろう。]
(286) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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為らばその前に、俺からのプレゼントを贈っておこうか。
[机に置いておいた荷物へと手を伸ばす。 それほど大きくもなく、かと言って小さなものではないそれを。 携えて向かうのは厩舎。]
(287) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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── 厩舎 ──
ちょっと邪魔をする。
[雪車練習をするものは居ただろうか。 男は慣れた様子で歩みを進め。 一頭一頭に顔を摺り寄せ、情を交わす。
調教や実際の個体管理は動物学部の管轄だが、体調管理による餌の配合などは生物学部の管轄として行き来する厩舎。 それなりに馴鹿とも馴染みは深い。]
(288) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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明日の試験、機嫌を損ねずに手助け頼むな。 みんな頑張って来たんだ。
[鼻面を、軽く叩いては手にしていた「おやつ」を、口許へと運ぶ。 勿論怪しいものなど混入している訳でもなく。 馴鹿も人と同じで十頭十色である。 本番に強い子もいるならば、緊張が伝わってしまう繊細な子もいる。
だからどんな子も、落ち着いて試験を受けられるように。 「おやつ」はいつもより少し豪華で安全なものを、少しずつ分け与えていた*]
(289) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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── 何時かの想い出 ──
[あの時のことはよく覚えている。
設計工学部へと持ち込んだ壊れた雪車を見て、級友の一人は不思議そうな声を上げたが。 修理も返却も快く引き受けてくれた。>>168
口数が少ないのはお互い様。 何処か気怠そうな雰囲気でも手先が器用なのは、何度か通う内に見知っていた。 勿論面倒臭そうな態度を取りながらも、優しさを持ち合わせていることも。]
そうだろう…、な。 苦労は人知れず場所でひっそりと花開く、のか……。 すまない、修理ついでに摩耗部も交換して貰えると助かる。 雪車の返却も、な。
(290) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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[破損箇所を確認する目が、他の補修に気付いたのならば。 追加を希望し、新しい塗料はすぐに用意することを約束する。
雪に埋もれた級友は、失敗を悔やむだろうか。 しかし失敗があったからこそ知る真実は、波紋のように心に染み渡る。「みんな揃って卒業を」。 男の胸に、新たな目標が芽生えた瞬間で有った**]
── 何時かの想い出 了 ──
(291) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 04時頃
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