297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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[わたし、おねぇちゃんやから。
それは、酷く重たく、甘美な呪いの言葉だった。]
(*1) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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わたし、おねぇちゃんやから。
[わたしは、そう言って、微笑う。 綺麗な綺麗な顔をして。
振り返らずとも分かる表情に、チリチリと胸の奥が焦げ付いた。 そういって、何度でも、我慢する。 おねぇちゃんとは、そういうものだ。 可愛い妹の為、何もかもを、飲み込んだ、わたし。 けれど、私は知っている。
本当は。 わたしだって。]
(*2) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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頑張ったなぁ。“わたし”。
[やから、もうえぇんやよ、って。 私は振り返る。
わたしは、私だった。 私はいつだって…泣いていた。 ほろほろとこぼれ落ちる雫は、きらきらと夕日を浴びて、消えていく。
知っとったよ。わたし。 おねぇちゃんて、呼ばれることが誇りで、嬉しくて、でも。 たまには、褒めて欲しかった。 認めて欲しかった。
私には、あさちゃんがいた。 あさちゃんから、返される想いがあった。 でも、わたしは。わたしの妹は。]
(*3) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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なぁ、おねぇちゃん。 私がおるよ。
[岩の上に腰かけた、緋色の花嫁。 その、指先の硬い手を、取り上げる。 そっと撫でれば、怯えたように、震えた。]
無理やり、終わらせちゃって、ごめんな。
[でも、“私たち”、おねぇちゃんやから。
そぅと囁くと、花嫁は、“本当に”微笑った。 見えない紫陽花が、揺れる。]
(*4) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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[例えば、誤って毒の葉を食おうとした時。 例えば、火の粉が木屑へ燃え移ろうとする時。 例えば、ひとりぼっちの寂しさが沁みる夜に。
私はあなたに寄り添い、護るでしょう。 そう、約束したから。
そんな私の目を通して、わたしもまた、村を見守るでしょう。 わたしは、あの岩の上から動けないけれど、きっと愛する者たちを、護るでしょう。
私たち、おねぇちゃんやから。
きゃらきゃらと、子供たちの笑い声が、木霊する。 紫陽花の“此方側”で、幼子たちが集って鬼ごっこをしていた。 彼らが大人になることはない。 彼らは、永遠に、私たちの可愛い妹、弟のままである。]
(*5) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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〜Fin〜
(*6) だいち 2019/07/19(Fri) 23時半頃
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――まあ……たぶんな。 飴司の兄さんのいうとおりになるんやろけども。
[定吉の考え(>>14)を聞いて。
――微か、頷いて。そののち]
でも――……記憶は、残るやろ。 せや、兄さんたちの、記憶やな。
[いったん、息を、吐いて]
(15) migya 2019/07/20(Sat) 00時頃
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……、言い切れる?
いや、いまはそうかもや。 でも、何十年か年取って、そんあとで。 村で昔、こんなことあって――……、なんてぽろっとして。
――そんななったら、たまらんわ。 ゆうちゃんに、朝は幸せになるて、約束したんよ。
[だから、と]
今日のことは――ぜんぶ、神隠しとして忘れてほしいわ。
――でなければ、なんや……。 何がどうなっても――朝を、養って守ってくれるか、やね。
[やらかした者の身内が"身内"なら、晒し者にはすまいし...]
(16) migya 2019/07/20(Sat) 00時頃
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――ま、冗談や、冗談……。 でも、今回のこと、忘れてほしいんは、確かや。
[肩を竦めて、二人を見遣り]
朝の眼が黒いうちに――いや、耳が聞こえとるうちにな。 呪いとかなんとかでゆうちゃんの名前が出たらな、したら。
――覚悟しといてな。
[ぽそっと、漏らした*]
(17) migya 2019/07/20(Sat) 00時頃
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……朝顔ちゃん
[>>9困り眉で少女を見つめる。 其処に恐れはなく、 ただ、申し訳なさと、 一滴の悔恨があるばかり。 誰のものとも知れず、 誰のためとも知れず、 亀吉自身も置いてけぼりだ。]
……、終わり
そう、みたいやな。
[薄く欠けていく紫陽花のかけらを掌に、わずかな風に運ばれ消えた]
(18) azuma 2019/07/20(Sat) 00時頃
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……、幸せに、て。 そんな、謂われても、
……何が何やら、やけど…… 夕顔ちゃんが、 やさしいこ、謂うのは…間違いないと思うし…。
[>>10>>11 感情の行方を決めかねる。 小さな手掛かりに駆けてきて、 夕顔の名を叫んだのに ことが終わってどうすればいいのかもわからない情けなさ。 せめて、いま、この手を伸ばすことができるところは、と、さっきかけらを掴みそこねた白い指先がさまよう]
(19) azuma 2019/07/20(Sat) 00時頃
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……、んな、そんな、 そんなん、あかんやん、 言えんわ、無理やろ、嘘やん、だって
…双子かて、違うやろ、 違う、…夕顔ちゃんは夕顔ちゃんで、 朝顔ちゃんは、朝顔ちゃんやん…
[首を横に振る。 それから>>13定吉の方を見て、またも、困り眉。]
……、そうやな。 でも、なんか、方法…あるんちゃうか…
(20) azuma 2019/07/20(Sat) 00時頃
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ソッ…(紫陽花のかけらが降り注ぎました)
(#3) 2019/07/20(Sat) 00時半頃
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あー、そっちの方か。 なるほど、な。 残っとる村人も、何があったかは知りたがるわな。
[駐在さん云々ではなく、村に対しての説明なら。 確かに神隠しの話として通じるものもあるので。]
(21) uyuki 2019/07/20(Sat) 00時半頃
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……。
俺はそもそも、夕ちゃんがどう関っとるかも知らんし。 目の前で消えたのだけが事実や。 憶測での説明とかはようせえへんな。
[>>16 黙っているという意思表示で 朝顔に応えつつ、亀吉の様子を見る。]
>>20 亀吉は俺よりなんや色々見えてるみたいやから複雑やろうなぁ。 「言わぬが花」って事なんやろうけど。
……あれ?養うって、朝ちゃんとこのお父さんお母さんって… …うわ…もしかしてそういう事なんか!?
[うわぁ…ともう一度呟いて、天を仰いだ。]
(22) uyuki 2019/07/20(Sat) 00時半頃
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[>>14 定吉の言葉は地に足の着いたもっともなこと。 書きつけられた物語よりも真に迫る。 土砂崩れの事を聞けば、あの日の事を思い出して目を伏せた。
──あの時に比べれば、 どこか天上を思わせる花の群れに 明るいばかりの空、 悲鳴も上がらぬまま消えていく様は 静かすぎて、逆に恐ろしい。]
……せやな。
神様、が、どっか、隠したとしても ……僕らには、わからんの……。
……たえちゃんも、 雷門さんも………、定吉が見たっていう、もぬけの殻の家の人も…
……、夕顔ちゃんも────
(23) azuma 2019/07/20(Sat) 01時頃
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[いまだはっきりと 朧と芙蓉が消えたとは認識できていなくて。 まだ探すように視線がさまよう。
だって、さっき、藤の香りがしたのだ。 もしかしたら芙蓉の持つ薬の香りだったかも。
そうしてさまよう目が、不意に。 >>*4 笑う誰かを幻視した。 瞬きすれば消えてしまう、 水面に揺れる陰よりはかない、誰か。]
────
[僅かに目を瞠る。揺れる梢の葉擦れの音に、鈴を鳴らすような微かな笑い声。]
(24) azuma 2019/07/20(Sat) 01時頃
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……、
……神隠しとして、忘れる。 …いや、
忘れることは、できん、かな。 覚えとくけど、謂わん、とかじゃ、あかん?
[>>16少しだけ、困ったように笑う。]
……、──、
[はた、と一度瞬いて。 定吉の声に>>22ええと、と困ったような口籠り。]
(25) azuma 2019/07/20(Sat) 02時頃
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……そういうこと、なんやろな。 皆、……おらんくなったなら、 やるしかないんや、一緒に、頑張る。
知ってるで、こういうの、ええと 「共犯者」とか、言うんや
[と、小さく笑って。]
…言わぬが花、って定吉の謂うた通りやし 折角やから、ちゃあんと、 あの紫陽花よりきれいに、 花咲かさんと、なあ…。
せやから、うん。……一緒に行こか。
[と、呟き、そっと手を差し伸べたのだった*]
(26) azuma 2019/07/20(Sat) 02時頃
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[――差し出された手>>26を、前に。 ほんの少しだけ、胸がちくりと痛んだ。
こんなことにならなければ。 たぶん、他の誰かが握っていただろう手。
だけど、いまの私は、ひとりでは生きられないから。 不幸と無力を武器にしてでも、手を伸べてもらう必要があったから。
この手を握っても、後悔は、きっと、しない。 でも、己の卑劣を忘れることも、きっと、ないだろう]
――色々、覚えるわ。 ゆうちゃんみたいには、いかんやろうけど。
[ほんの僅かな間のあとで。きゅっと、手を握った*]
(27) migya 2019/07/20(Sat) 19時半頃
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ええんです…もうええ(>>5:+19)
[声には寂しげな泣き笑いの衝動が混じる。 少女の眼下に映し出される光景(>>27)は、その衝動でしか表現できそうになかった。幸せになってほしい。そう少女は心から思う。けれど]
もう…覚めてほしい。 もう…終わってほしい。こないな夢は見とうない……
もうええ………
[望みが叶ったのか、 薄れ行く意識の中で少女はふと気が付くのだった。 こうやって御伽噺に出てくる祟り神とは、生まれるのだ。 寂しいとは、なんと、恐ろしいのだろうと… **]
(28) mononoke 2019/07/20(Sat) 20時半頃
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このままやと、夕方がすぐきそうやな… 二人とも、一旦下山して戻ろか。
花を咲かせる為にも、しっかり育って根を張ってかないかんから、な。
[>>26>>27 手を繋ぐ二人を穏やかな表情で眺め、空を見る。]
………あれ…??
[何故か自分たち以外にも気配を感じ、驚いて瞬きをするが。>>28
見えるのはただ、 黄昏時が近づく空と森の木々だけだった。*]
(29) uyuki 2019/07/20(Sat) 22時頃
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……、うん、覚えよ。 僕もなあ、覚えてないこといっぱいあるけん 体力はあんまないけど、 頑張るわ。
…大丈夫やって、 夕顔ちゃんも、見守ってくれてるはずやん。
[そっと、間をあけて握られた 細くて小さな手をもう一度握り返す。]
……、ほんま、 日向ちゃんに世話になってばっかりやったから、いちから勉強しなおしやわ…
(30) azuma 2019/07/20(Sat) 22時頃
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…うん、山降りて、 残ってそうな人、探せたら、さがそ。
……、せやなあ。 定吉に、色々教えてもらわなあかんかも。
[>>29にこり、と笑って、 それからふと。]
……定吉?
[首を傾ぐ。 ふと、胸の痛むような気配があって。 けれど、其処に手を伸ばすには、 もう、つないでしまった手があって。]
(31) azuma 2019/07/20(Sat) 22時半頃
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なんやろね。 今、俺ら以外に知ってる誰かがおったような そんな錯覚してもうて。
んー…亀吉が見えてへんかったら、 多分なんもないんやろ。うん。
[>>31 暫く怪訝そうに首を捻っていたが、 そう結論付けてすまんなと笑ったのだった。*]
(32) uyuki 2019/07/20(Sat) 23時頃
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山降りたあと、探して回る体力、残ってはるの?
[そう、混ぜっ返して>>31]
冗談ともかく、探すにしても、日ぃ暮れてもうたらね……。
[どうかなあと、呟いて]
……色々か、ううん。
まずは、お米の炊き方やろか? ごはん食べれへんと、なんも始まらへんしね。
[意識して、笑みながら]
(33) migya 2019/07/20(Sat) 23時頃
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ん……どしたん?
[二人の様子>>31,>>312に、小首を傾げ]
――知った誰か?
[聞いて、瞑目する]
――……ゆうちゃんがな、消える前の、最後にな。 "いつだって、傍におるから"――って、言うてたんよ。
だから、きっと、それはゆうちゃんや。 ゆうちゃんが、見守ってくれとるんよ……。
[僅かに潤んだ声色で呟いて、繋いだ手に、力を籠めた。
――事実を知っていたら、そんな、火に油を注ぐことはしなかったろうけれど*]
(34) migya 2019/07/20(Sat) 23時半頃
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そうか。 夕ちゃんは、神隠しに逢った後でも ずっと朝ちゃんと一緒におってくれるんやね。
………行こうか。 二人はどうする?亀吉の通った道ってどっちやったかな。
少し下に芙蓉はんもおるから、合流して麓まで行って。 後、俺は隣町の駐在さんとこに寄って …忙しくなりそうやわ。
[定吉視点では、神隠しにあったかもしれないのは朧だけだったので。 芙蓉が不在で先に下りたと思っていたら、 実は行方不明と知りうろたえたのはまた後の話。
二人の先に立ち、村へと戻る選択をしたのだった。**]
(35) uyuki 2019/07/21(Sun) 00時半頃
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……もしや 消えてしもうた誰か、やろか…
[>>32 定吉の言葉に悩む]
……いや、 僕は、…その。 多分、夕顔ちゃんに憑いてた誰か以外は、ちゃんと感じられへん……
だって、…ほんまにあった力は、 ……長らくの時を経て、 なくなってしもうたんやろうから…
……僕に、信じられているような力はないねん…
[悲し気に呟き、ぎゅう、と朝顔の手を握りしめる。]
……でも、今を生きてくことは、できると思うから。
(36) azuma 2019/07/21(Sun) 01時頃
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