124 Acta est fabula.
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[微かにぎこちなく動いた口許は、確かに笑みの形をしていた。 それでも、きちんと笑えているか、笑い方を思い出せているか 自信は未だに持てなかった。
そんな男は、笑うしかできなかった少年のことを思う。 それは風邪のことも確かにあったが、 ――殺されてもいい、なんて言っていたこともある。]
彼女の母御さんも認めた手料理を振る舞って貰えるんだ。 シメオンにも、確り味わって貰いたいものだが。
[彼がフィル以外の名を呼ぶ様は、あれから未だ見ていない。 それでも己に向けぬ傘を、ミッシェルにはちゃんと 向けていた姿は、昨日も確かに見ていた。 そのことを思いながら、零していた。
一度客室で髪を拭い、濡れた服も着替えてから広間へと。 彼女の振る舞う料理の温もりを得てから、 やがて少しだけ早く眠りに就くまでの時間は 何処か、ゆっくりとしたものに感じられた。**]
(36) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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……さすがに、村を再興するって言うのは無理そうだけどね。
[少し寂しそうに言ってから、集会場に入れば厨房に向かう]
暖炉に火をいれよっか。 雨も降ってるし冷えるから。 二人はそこで温まってて。
[そう言うと厨房に一人向かう。
チールーの見せた笑みはまだ硬かったけれど、表情がないよりは全然良い。 そう思えば、料理を作る腕にも自然とやる気が出る。
鍋に水を張り火をいれる。食材といえばもう余り残ってもいない。根菜のスープに干し肉も入れて、ジンジャーで風味付けたパンケーキの上には蜂蜜を垂らした。 塩漬けの腸詰めを見つけて、塩抜きをしてから軽く焼くと香草を散らす。
温かなお茶と一緒に、広間へと運んだ]
(37) waterfall 2013/06/10(Mon) 00時半頃
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村の再興はもはや出来んとしても。 生き延びてくれたやつらが、何処に行ったって 確りと生きてくれれば、俺は――。
[寂しげにミッシェルが言ったことに、 この時、それだけをぽつりと零していた。 本当なら、こういう時こそ屈託の無い笑みが欲しいのに。 それは未だ出来ぬまま。 そして途切れた言葉の先も、此処では言わぬままだった。]
(38) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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[それから厨房に向かっていった彼女を、 その言葉にまた頷いてから、見送った。 薪をくべ火の入れた暖炉の手前で、 シメオンがきちんと温まっているか確かめながら――、 自分もまた、冷えた身体を火の傍に置いた。
部屋の暖かさの中に、微かに伝う香ばしさや甘い匂い。 やがてお茶と共に運ばれてきた、パンケーキとスープに 腸詰も添えられているのを見て、小さく瞬いた。]
あぁ、随分と材料も尽きてきていたが――。 その中でこれだけ美味しそうなものを 沢山作って貰えるなんてな。
ありがとう、ミッシェル。 君は良い飾り職だけでなく、良い嫁さんにも、 ――…というのは余計な一言か。
[未だ上手くは作れない笑みと共に。 温かな食事に、手を付け始めた。**]
(39) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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せめてパンが焼ければ良いんだけど……。 ここには焼けるようなオーブンもないから。
[テーブルの上に料理をそれぞれ配して]
やだチールー、どっちも自信ないってば 飾り職の方は良い師匠見つけないといけないし。
良い奥さんとか、なれるのかなぁ。 新しい土地に行ったら、しばらくはそんなこと考えてられないし、ね。
[椅子に座ると食事に手をつける。笑みの増えてきたチールーを見れば、にこりと微笑む]
(40) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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[自分がこの後どうなるかは、実のところそれほど心配はしていなかった。 生きたいという気持ちがあるのだから。 心配なのは、二つ。チールーとシメオンのことだ。 自分に生きたいかと問うてきたチールーと、死を選んでしまいそうなシメオンと]
……二人は、どうするの。
[だから、そう聞いた]
(41) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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ミッシェルは、ねむねむ
waterfall 2013/06/10(Mon) 14時半頃
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[今回の犠牲者も、処刑者も、やっぱり運ぶつもりにはならなかった。 ミッシェルとチールーの様子をしばらく見て、それから追いかける。 傘を二人に差し出すのは無理だったから、今度はまったく手に取ろうとはしなかった]
――生きてるだけ良いんじゃねーの?
[風邪、と聞いて小さく笑う。否定も肯定もしない。 チールーは肯定しているから、口もと歪めて、笑った。]
人のこと言ってばっかりだからだろ。
[二人の会話を聞くともなしに聞く。 追われれば先に集会所の部屋に入り、水を含んだ体を、タオルで乱暴に拭った。]
つかれた。
[ぽつり、と一言が、落ちた。]
(42) hishou 2013/06/10(Mon) 16時半頃
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[それから戻って、暖炉の前にしっかりと。 火にあたりながらも、ぼう、とチールーを見た。 ゆるく向けた視線は合えば、ふいとそらすもの。
ミッシェルが作った食事は、遠慮なくいただく事になる。]
へぇ、まともに作れるもんだなぁ。 意外。
[食べる量はもとより変わらない。 さすがに騒動の最中多少は落ちたが、それ以上減ることはなく。 ミッシェルの問いかけに、不思議そうにして。]
雨が止んだら、何もなけりゃ出てくけど。 海の方に行くかな。
(43) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[答えは軽い。当てなどない。 それでも、もう決まった事のように、告げて、二人を見た。**]
(44) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[男が斃れたその場所に、一匹の仔狼が佇む。 ダークブロンドの毛並みを持つ仔狼は、男の骸が運ばれて行くのをシ《紫》の瞳で見詰めていた]
………………
[しばらくの間、生き残った者達の背をじっと見詰めて居たが、鼻先を別へと動かすと仔狼は壁を擦り抜けて外へと躍り出る。 雨足の弱まったそら。 未だ昏い色をしたそれを見上げて]
オォーーーーーン ────………
[誰かに呼びかけるように遠吠えをした。 生きている時は誰からも返らなかったそれ。 死した後ならば返ってくるだろうか。 それは仔狼にも分からない]
(45) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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[曇天を見上げていたシ《紫》の瞳を前方へと向けると、徐に仔狼は地を蹴った。 駆け行くのは森の中。 本能が告げる、仔狼が生まれたその場所へ還るべく。 仔狼は音も立てずに地を駆ける**]
(46) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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意外って、何よ。 これでも、ちゃんと食事は作ってたんだから。
[シメオンの言葉にやや口を尖らせて、シメオンの答えを聞けばそっか、と肩を竦める]
だって、二人とも一年経ったらもういない様な気しかしないんだもの。 それで、シメオンは生きてやることは見つかったの?
[そう言って首を傾げた]
(47) waterfall 2013/06/10(Mon) 18時半頃
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[今日は誰の許にも傘は差されなかった。 故にミッシェルの身も冷えてないかと気に掛かったが、 それでも大きな心配に繋がらなかったのはきっと、 彼女の生きる意志を、ちゃんとこの耳で聞いたから。
緩く首を振ったのは、パンなんて無くても 大丈夫、というような気持ちからと――。]
いいや。 途中で諦めなければ、良い師匠だって見つかるし 良い嫁さんにだってなれるだろうさ。
まぁ……道は一つに限られた訳じゃあないし、 先ずは新しい生活に慣れてから、だろうな。
[ミッシェルの微笑みを映す男の瞳は、 その後の彼女の問いに、ぱちりと瞬いていた。]
(48) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時頃
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はは、悪い悪い。
[まったく悪びれもしない様子で、ミッシェルに言い返す。 いないような、なんていうのには肩をすくめて。]
やる事なんてねーよ。 生きてるから生きてるんだろ。
(49) hishou 2013/06/10(Mon) 21時頃
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[チールーは直ぐには何も答えなかった。 ただ、ちらとシメオンの方に目を遣った。
さっき視線が合った時、そして逸らされた時は 肩こそ竦めなかったが、軽く息を吐いて見せてはいた。 つかれた、と言っていた彼が確りと火にあたっていた姿に 幾らかの安堵はあったのだけれど――。]
――そうかい。
[そんな彼の、海の方に行く、というだけ答えと。 そんな答えに対し、首を傾げるミッシェルと。 両方に対し、今は何も感情の滲まない目を向けていた。
一年経ったらもう居ないような――なんて。 そんな言葉を聞いても、なお。]
(50) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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やることを無理に定める必要は無いが――。 それでも、何時まで経ってもやることがない、になったら 死んでいるのと変わらんと思うさ。 若いうちからそうなってしまうなら、それは惜しいな。
[こんな年寄りならともかく、と。 ぽつりとシメオンに零してから、 ここで漸く、チールーは問いに答えた。]
そうだな、俺は。 全てが終わって雨も止んで。 生きていくやつらをちゃんと見送ったら――…
[初めに出そうとしていた言葉は、至って普通のもの。 何時も通りに広い世界を巡って商売を続ける、というような。 けれどそんな「嘘」を吐き掛けた口は一度閉ざされる。 言葉の先を続けたのは、幾らか間を置いてから。]
(51) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[何の表情も浮かべることなく。 何の色も声に載せることなく。 ――ただ、目だけを閉じながら。]
リッサに逢いに行く。
俺もいく、と。 あいつに、さいごに約束したからな。
(52) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[閉ざした目にはミッシェルやシメオンの顔を映さぬまま 口許だけを、微かに歪ませた。 それは傍目には苦笑いの形には見えただろうし、 自分でも、冗談っぽい苦笑いにできていれば良いと思う。
それでも、逢いに行く、という想いは本当。 騒動が「一度」終わっても短剣を持ち続けたのは 自らを害するために。 そんな感傷を表に出すわけにはいかない、と これまで男は涙の一つも零さずにきたのだけれど――]
(53) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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別に、誰かの分まで生きて、なんて言わないけど。
[表情のないチールーと、それからシメオンを見て]
生きたかった人がいるのは、忘れないで。
――――……。 シメオン、やる事がないなら、やる事が見つかるまで、私と一緒に行かない? そりゃあ、私の腕じゃまだまだ大変だろうけど。
一人野放しにしたら真っ当な道に進みそうにないんだもの。
[考えていた事を口にする]
(54) waterfall 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[と、チールーの言葉に、目を瞠った]
……そんな約束されて、クラリッサはどう思ったんだろう、ね。 今となっては、その気持ちを知る事なんて出来ないよ。 でも、……じゃあどうして、あの時生きたいか聞いたの。
どうしてブローリンさんを刺したの。 ……死にたい気持ちは、わかるわよ。 でも、今から自分で死を選ぶ人に、生きろって言われても説得力ないんだから。
[どうすれば止めてくれるのだろう、と思うけれども、なんの言葉も浮かばなかった]
(55) waterfall 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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……笑ってくれたよ、あいつは。
[クラリッサの思いを、そう推し量って呟く。 約束を聞いた彼女が、笑いながらもさいごに紡いだ言葉は、 結局聞き取れはしなかったというのに――。]
君にあんな風に聞いたのは、 生きたい、と言って欲しかったから。
それに、君たちを、死なせたくなかったから――。 だから俺はブローリンを刺したし、 疑われていただけだった他の皆も殺した。
――――…
[ふたりだけ、違う理由で自ら手に掛けた。 自分が生き残る為でさえない私情からのそれが 未だ胸の内に伸し掛かる、けれど。]
(56) sakanoka 2013/06/10(Mon) 22時半頃
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――あぁ。 それこそ、人の事を言うなって話だな。
[ミッシェルに嗜められてしまったような気がして、 作り笑いというより、本心からの苦笑いが洩れる。]
死んだやつらの上に生きていることだって、 生きたかったやつらが居たことだって解ってる。 解っちゃいるが――…、
[解っているからこそ、己を殺めるな、と。 何処かでそう思う自分が居たからこそ、死の意思を正直に述べた。 それでも未だはっきりと、生きよう、と言えないままで]
リッサが欲しくて、自分で手に掛けた。 ミルフィのやつだって、俺の勝手で――、 請われるままに、殺した。 そんな男にも、生きる価値はあると思うかい。
(57) sakanoka 2013/06/10(Mon) 22時半頃
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忘れるつもりもねーよ。 俺は。
[チールーへと視線を投げる。 彼は死ぬ気なのだろう。"リッサ"というのが誰を示すのか、知っている。 そのあたりはミッシェルに任せる事にして、続けられた提案に、不思議そうに表情を変えた。]
まあ良いけど。 お前それどんな印象だ。
[苦笑気味な表情になる。]
安心しろよ、死ぬつもりもない。 生きる理由はなくても、死に急ぐ理由は、俺にはないからな。
[しっかり自分を強調し、チールーを見た]
(58) hishou 2013/06/10(Mon) 23時頃
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笑ってくれたって、その笑いに籠められたものは、わかんないんでしょ? 好きな男に、後を追って欲しいなんて。
私はクラリッサじゃないから、わからないよ。わからないけど、そんな風に思う子じゃ、なかったと思う。
……好きな人には生きてて欲しいって、普通は思わないの。死んだ後なんて、どうなるかもわからないのに。
生きる価値なんて、誰が決めるものでもないでしょ。 私は、チールーに死んで欲しくない。 価値だ何だって言う前に、そういう気持ちの方が、大事じゃないの。
それに、殺めた事を勝手に殺したんだって言うなら、それが罪だと思うなら、尚更生きなきゃ。
[死ぬつもりはない、と言うシメオンの言葉が耳に届く。それには、ほっとしたけれど]
(59) waterfall 2013/06/10(Mon) 23時頃
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……………、
[クラリッサのことについては押し黙る。 ミッシェルの言葉を受け入れれば、心の内の何かが 崩れてしまいそうだったのと。 けれど同じ女性である彼女が告げたことの方が、 自分よりも、解っているのでは――と思ったことと。]
……死んで欲しくない、か。
[瞳閉じたまま、彼女の言葉を繰り返し]
生きて償うことが出来るか、なんて 俺には解らないが――…
(60) sakanoka 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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けれど、そうするさ。
[閉じていた目を開き、ミッシェルの方を見詰めた。]
そこまで、君の気持ちを知ったからには――。 生き続けない訳にはいかない。
シメオンも、死んだりはしない、と 言ってくれていることだし――。 俺が一番、心配の種になってしまっちゃあどうしようもない。
[ちらりと視線を遣れば、苦笑気味にも見える姿が。 丁度そんな彼と目があった気がして、 今度はチールーの方から僅かに目を逸らす。 ばつの悪い笑みが、微かに顔に滲み出た。]
(61) sakanoka 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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死んだ後の世界って、こっちよりも流れが遅いんでしょ? チールーが生きてる時間くらい、向こうにとったらほんの少しよ。
生きて償うんじゃなくて、償うために生きるの。 生きて、ちゃんと死ぬまでが、償いになると、思うけど?
[チールーから生きるいしが見えれば、今度はシメオンを向いて]
シメオンの印象って、ナイフを振り回してる感じ? シメオンが一人でどこかの村に居着くより、私とシメオンなら姉弟にだって見えるだろうし、人当たりだって違うわよ。
[そう言うとにこりと笑った]
(62) waterfall 2013/06/10(Mon) 23時半頃
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そうらしい、とは聞いたが――… あいつに長い時間待たせなくていい、と 信じることにするさ。
[償うために生きる、とは考えていなかったから その言葉には瞬いたが、納得して、頷いた。]
あぁ。ちゃんと生き切ってみせる。 世界中の何処に行くことになったって――
[それからふと考えたのは己の行く先。]
(63) sakanoka 2013/06/11(Tue) 00時頃
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シメオンのやつがミッシェルと共に行くなら、 まぁ、俺まで一緒に行く必要は無いか――…
[過保護の自覚ある男は、そんなことをごちながら、 空になった食器を纏めて、厨房へと持っていく。 去り際に、僅かに顔を綻ばせながら。**]
ごちそうさん。 それに――ありがとう、ミッシェル。
(64) sakanoka 2013/06/11(Tue) 00時頃
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どこに行ったとしても、ここには戻ってきてよ。 だって、みんなここに眠ってるんだから。
それに、別についてきたって良いのよ? 知ってる人がいればこっちも安心だし。チールー頼りになるし。
……好きにすれば良いと思うけど。
さてと。雨も弱くなってきたし……明日には出られそうね。
[そう窓の外を見て、笑みを*浮かべた*]
(65) waterfall 2013/06/11(Tue) 00時頃
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ミッシェルは、お疲れ様ーー
waterfall 2013/06/11(Tue) 00時頃
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