215 【誰歓】エンドローグ
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[意を決した顔で] ……ねえ、慶一さん 中学生が子供出来て…… 元の世界でうまくやっていけるかな……?
戻った方がいいのかな……?
[目に涙をうるわせて]
(179) 2015/02/05(Thu) 21時半頃
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[千秋の頭には、とんと浮かんだことのない言葉が、瑛美の口から投げられた。>>158 カッコつけようとする方が、清々しい、のか。みっともない事であるという自覚と共に立ち止まる千秋にとって、それは新鮮な響きだった。 まじまじと瑛美の顔を見る。少しばかり上気した顔は、照れているようにも、怒っているようにも見えた。]
格好いいなあ。
[思わず、素のままに口から零れた言葉は、瑛美に聞こえてしまっただろうか。格好いいだなんて、女の子に使って良い言葉だったろうか。そのあたりの判別は、千秋には上手くつかない。]
(180) 2015/02/05(Thu) 21時半頃
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[誤魔化すように、千秋は瑛美と寧斗の言葉に同意した。>>159]
そ、そやね。 なんか、とりあえずガスも水道も使えるいう話ですし、材料、何ありますかね。カレーとか、良いのと違いますか。大人数やし、作るのも簡単やし。
[そういえば、と千秋は思い出す。ここでは、辛口が好きだという設定を、誰も知らないのだ。友人たちと一緒に行ったカレー屋で、うっかり激辛を頼んだ日から、別に得意でもないのに、辛いものが好きな人間として、振る舞ってきた。 誰も、千秋のことを知らない。それはもしかすると……すごく、楽なことなのかもしれなかった。 ああ……、と千秋は今更ながら思い至る。標準語で、話していても、良かったのだ。もう、遅いけれど。]
(181) 2015/02/05(Thu) 21時半頃
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[台所へ向かう途中、日向と行きあった。>>@12 瑛美の誘いに、後で合流すると答えた日向>>@13は、相変わらず一人で歩くことへの不安を感じていないようだった。慣れている……いや、慣れたのだろうか。千秋たちだって、こんな得体のしれない場所で、ご飯を食べる算段をつけ始めている。]
そしたら、日向さんたちの分も作っとくし……他の人らにも会ったら言うといて。
[千秋は、寧斗の言葉を思い出す。>>154 確かに、お腹が減っているだけでイライラするというのは、一理ある。]
ちゅうても、僕のレパートリーなんて、カレーか肉じゃがかシチューくらいのもんやけど。あとはレンジでチンかお湯いれて三分か……。まあ、合宿所いう話やし、米くらいは炊けるやろ。
(182) 2015/02/05(Thu) 22時頃
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[言われた言葉に>>179、まさかと思いこむ。庇うように抱えられたぬいぐるみ。急な体調不良。戻りたくないという少女。この少女の腹には、まさか……]
……中学生で子供? あんた、それ、本気で言ってる?
[いかにも心底心配してるという表情を心掛けて、心無い言葉を口にする]
中学生で妊娠って、それ親には言ってあるの? まず両親の庇護がなきゃ無理だよ。 あと、そんな自分勝手で未熟な親から生まれた子が幸せになるかねえ。
あのね、その子を産むのって、本当にその子のため? 自分のためなんじゃないの?
(183) 2015/02/05(Thu) 22時頃
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[泣きそうな少女に容赦なく言葉を突き立てて、]
そんなの、産んでもらう方が迷惑だね。 俺だったら、自分の醜さに死にたくなる。 生まれ落ちた瞬間に。
[神鳥の耳元にそっと囁いた]
『自分なんて、死ねばいいのに』
(184) 2015/02/05(Thu) 22時頃
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ビクとも
[首を横に振る仕草>>@13は、少女への答えの代わりになっただろうか。]
割れるどころか、傷もつかないし 扉もダメでした
[ざーんねん、と締めて、彼女が後で合流するというなら、小さく手を振ってそれを見送ろう。]
あ、出口見つけたら、教えてね
[そう付け足すのを忘れずに。*]
(185) 2015/02/05(Thu) 22時半頃
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親は……知ってる……。 堕ろせないときに報告したからどうしようもなくて それからはもう
地獄で……
今じゃ蓋をするようにずっと部屋の中に……
[伝わる涙の線はやがて無数に伸びていき]
産むのがいいのかすらもうわからない………
でも一度失敗してるから……
[袖をあげて無数についた手首の傷痕を見せ]
>>184[突きつけられた現実の言葉に崩れ落ちて泣き喘ぐ] ………うう……ううう……ごめんなさい…… ごめんなざ……い……
(186) 2015/02/05(Thu) 22時半頃
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マユミは、床に伏して大泣きしている。
2015/02/05(Thu) 22時半頃
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どうしていいかわからない………。
(187) 2015/02/05(Thu) 22時半頃
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―― 2F廊下 ――
夢の世界、かぁ...。
[夢の世界。>>174
その言葉に瑞希はテーマパークのようなものを連想する。 アトラクションがたくさん並び、音楽が絶えず流れているような楽しい場所。
しかし、夢というには。 ここは、余りにも現実味を帯びている。
―― ああ、でもピエロは居たなぁ。
...と不意にホールで出会った怪しいピエロの姿を脳裏に描きながら、太一が後に続くのをかめると廊下を歩き出す。
合宿所だというこの施設の2Fは等間隔に同じような扉が幾つか続いていて、どこか無機質に感じられた。
彼の口から合コンと言う言葉を聞けば、そういえば、あの集まりは一体あれからどうなったのだろうと思いを馳せる。>>174]
(188) 2015/02/05(Thu) 22時半頃
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[6人〜8人程の男女が小さな部屋に詰め込まれ 大音響の中で、音に負けないような大声で会話を交わす。 合コンと称されたはずのそれは、 会話よりも歌に夢中だったり、リモコンや携帯に視線を落としたままの者も居て、 これは一体何の集まりだろうと思ったものだけど。
人数合わせに誘われて、参加したものの。 瑞希自身もつまらなさに携帯を弄っていた。
その合コン相手だという遊び慣れた男の子達の中に。 明らかに慣れない素振りのスポーツ少年が1人紛れて居た事を、思い出す。
―― その少年とは、今、何故か。 こうして行動を共にしている訳だけど......]
(189) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[ちらりと何気なしに並んで歩く彼を見遣る。 今は、その初めて出会った時の彼の印象通りで、先程、見た彼の方が幻だったのではと思う程。>>69
罰ゲームをご褒美だと言うその言葉と、何故か返されたお辞儀に、思わず声を立てて笑ってしまって>>175]
もし、これが夢オチだとして。 向こうでまた再会したらさ。 気になってた子が居たなら、仲取り次いであげるよ?
[からかったつもりの言葉を否定もせず、 おどけたてみせた彼に、笑いは尾を引いていて。
その笑いが落ち着く頃、カランコロンと。 廊下の先から下駄の音がするだろうか。*>>177]
(190) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[小さい背中を見送りながら、この空間に居心地の良さを見つけている自分に気付く。 異常な状況だからこそ、雑談には話が飛ばないし。 苦手なタイプの人もいるけど、自室から見る液晶越しの世界よりも温度が確かで、教室よりも息がしやすい。 空っぽ人間にもこのせかいはやさしい。
上機嫌に手を振りながら、貪欲な耳は、都合の良い言葉は確り拾う。>>180]
わたし、は、 頑張るの、やんなっちゃったクチですから
[わっと顔が熱くなって、気付けば口の中がカラカラだった。 ブンブン手と首を振って否定するけれど、頬が熱いのは間違いなく照れているからだ。]
(191) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[かっこいいって、昔はよく言われたな。今はまずもうないけど。 せんぱいかっこいい、と言われると嬉しくなったし、新しい技術を教える時のお見本に選ばれるのは誇らしかった。 先頭に立つかっこいい人でいられなくなったからと、あっさりそれを投げ出す自分は、間違いなくかっこ悪い人間だけれど。
どれだけそれが的外れな賛辞だという自負があれど、自分自身を肯定されるというのは単純にうれしい。
頬が緩まないよう両手で挟んで、誤魔化すように続く言葉に便乗して。 それにしても、褒め言葉って気持ち良い。]
(192) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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あ、はい、でも
[はっと思い出したように顔を上げる。 各自体力回復、程度なら誤魔化せるかなと思ったんだけれど、どうやら無理そうだ。]
わたし、料理できないです できないっていうか、調理実習でやったくらいしか
[その授業でも何をしていたんだったか。 包丁を使うのはやめておくようにと母に前持って言われて、野菜を洗ったり、お米を研いでいた気がする。 結局、作ったその料理もほとんど食べなかったから、何をどうしたらどんな味になるのか、という経験が乏しい。]
ので、よろしくお願いします たぶん、単純作業くらいなら手伝えるとおもうんですけど
[高校生にもなってみっともないが、俯き気味に、正直に白状しておく。 同行する者ができるなら、大きな事故は起こらないとは思っているが、あまり戦力として期待されても困る。]
(193) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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そっか。
[北仲の返答に。>>185 大体は予測できていた答えなので、やっぱりそうか、と納得する。 ざーんねん、と少し軽い調子で締めるのが妙に愛らしいような、可笑しいような。 思わず合わせて、「……残念」と頷き返す。
それにしても、この密室空間からの力業での強行突破を試みる様子といい、一通り出口を探したところでさっくりと腹ごしらえへ向かう様子と言い。 北仲瑛美という少女は、ごくごくありふれた女子高生のようでいて、どことなく逞しかった。
いうなれば、「カワイイ」という形容よりも──「カッコイイ」の方が似合う、といったところだろうか。 同じ言葉をつい先刻千秋が呟いていたとも知らず、そんな感想を抱く。>>180]
(@14) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[千秋に声をかけられて、こくりと頷く。 続いて、あげられた料理の名に、ぴくり、反応する。>>182 何人が食事を取りたがるかは分からないが、皆がホールへ集合してからだけでも既にそれなりの時間が経っている。北仲らの他にも、食事を求める者はいそうだった。
どうやら本格的に合宿めいた食事風景になりそうな予感に、少しだけ心が弾むような気がして。]
うん。……お願いします。 私、カレーがいい。
[「作っておく」と言う言葉には丁重に頭をさげて。 ちゃっかりと、リクエストも告げておく。
そうして、手を振る北仲へと手を振り返して、その場を後にした*]
(@15) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 23時頃
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[泣き崩れる少女の肩に手を置いて、優しく語りかけた]
泣かないで。 辛かったね、わかってるよ。
[まるで彼女を慰めるかのように、自分もしゃがみこんで視線を合わせる]
お腹の子は、どう思うだろうねえ。 お母さんが望んで産んでくれた訳じゃないと知って。 生まれてきた瞬間に、泣き声をあげるんだ。 「いやだ、生まれたくない」 「どうして生んだんだ!」
[彼女の自傷の傷を見ても、なんとも思わない。だって現に彼女は生きている。つまりそれは、しぬ気なんてなかったって事なんだ。きっと彼女はかまってちゃんをしたいだけ。きっとそれだけ。飄々として、賢いフリをしていても、…はまだ18歳の子供で、万が一という考えには至らない。「まさかそうなるとは思わなかった」とでもいうように]
(194) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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どうしていいかわからない? 違うでしょ。 どうしたらいいかはわかってる。 でも勇気がないだけでしょう? 自分でよく、考えるんだねぇ。
[そう言いながら、楽しそうに笑い声をあげた]
(195) 2015/02/05(Thu) 23時頃
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[千秋とエミの間で交わされるやりとりを、楽しげに眺める。 そこに在るのは、自分には過ごせなかった学生時代の姿。ありふれたそんなやりとりがただただ羨ましい。そう思う。
中でも、ほぅとため息のように感嘆の言葉>>180を漏らす少年と、その視線の先の少女。 青春のワンシーンとも言えるようなそれには、ふ、と口角を上げる。いやぁ、本当に微笑ましい。 その笑顔も、浮かんだ僅かな羨望の色も、白い仮面が覆い尽くして、誰かに伝わることはなかっただろうが]
料理、っていっても、そんな大がかりなものは作れないからね。 キャンプのつもりで、簡単なものでも作ろうか。
[カレーやシチューなど、挙げられたメニューの名前>>181に反応したらしい少女のリクエスト>>@15。 見た目以上に落ち着いているように見えたが、彼女も年相応の子供らしい。 カレーなら、辛口より甘口の方がいいかな、なんて内心で考えつつ、去りゆく彼女には手を振っておいた]
(196) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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[そうして、食堂の方へ足を向けつつ、たわいない話を交わす。 その中で知ったのは、どうやらエミは料理が不得意らしいということ>>193]
ボクは普通かなぁ。 ひとり暮らしだから、誰かに食べてもらったこともないからね。
千秋君が頼りになりそうだね!任せたよ!
[生憎、自分もそこまで得意という訳ではない。せいぜい人並み程度だ。 そんな中で、多少は作れると名乗りを上げていた少年。頼りにしているぞ、とその肩を軽く叩いておいた**]
(197) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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>>195[驚くほど素直に心に響く慶一からの言葉……
最初は頷きながらそして耳を塞ぎはじめて瞼をぐっと閉じて涙をこらえだす。嗚咽をしながら震え出す体は涙のせいだけではなく精神の限界 そのときにふと気づいてしまう ポケットから顔を出す小さなナイフ……]
どうしたらいいか…… わかってる……
……ゆ……う……き………
[その手は無意識にナイフの方へと伸ばし始める]
(198) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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[北仲や千秋と、食事の話を交わしたせいだろうか。 須藤の抱える事情──自分の予想の外の事柄に、どこか覚束なかった胸の内が少し晴れたようで、進む足取りは先程よりも軽く感じた。
不思議だな、と思う。 些細なことで、あがったり、さがったり。 心の中が、とても忙しい。
そんな感覚は本当に久しぶりだった。
──だって、此処には何もない。
緩慢とした安寧は約束されていても、心を浮き沈みさせるようなものはない。 窓の外を見てみたって、変化のない昼と夜との狭間が広がっているだけだ。>>170>>171 ……最も、何もないから、自分は此処を選んだのだけれど。
そんなことを思いながら、廊下を進む。 いつの間にか、廊下の突き当りの方まで来ていたらしい。 ここから先には、お手洗いぐらいしかなかったはずだった。 思いながら、角を曲がる。視線を前方に向ければ、]
(@16) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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……。
[泣き崩れる少女>>186と、その少女を覗き込むようにしゃがみ込み、楽しそうに笑う少年>>195の姿があった*]
(@17) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 23時半頃
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[下駄の鳴る音と共に、人の気配を身近に感じる。 そちらへと目を向ければ、「あ」を形作る顔をして、こちらを見ている男と目が合った。>>177]
......あ。
[決して真似たわけではなく。ついと漏れたそれはまるで合言葉の様。 笑うことを止めて、下駄の主を見る。
確か、この人は...。
変わった名前をしていたけれど、すぐには思い出せずに居れば、先に臨也から名を呼ばれて、こくりと肯定を示しただろう。
明らかに成人していて、少しだらしなくみえるその男を。 瑞希は僅かに眉を潜め、近づくことを避けるように立ち止まる。
それは過去からくる経験のもので、目の前に立つ男とは全く無縁の筈ではあるが、やはりそれは少し表にも出てしまっただろうか。>>13]
(199) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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[頑張るのが嫌になったのだと、瑛美は言った。>>191 意外にも感じたが、つまり千秋の知る瑛美の言動は、ほんの一面だけでしかないということだろう。彼女が頑張るのをやめた理由を分かるはずもない。けれど、この異常な状況で発揮された瑛美の行動力は、その「頑張っていた昔」があったからこそなのではないか。だとするならば。]
なんでここにおるのか、見当もつかんですけど……。案外、楽になれる部分も、あるんやな、って思いますわ。 みんな、僕のこと知らんわけですし。格好つけ放題やと、思いません?
[千秋は、少しだけおどけて言った。 一つ一つ、これまで作り上げた自分から外れないように、なんて、考えながら動く必要がない空間。それは、千秋が久しく身を置いたことのないものだった。]
(200) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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[逢引きか。>>178
そう尋ねる臨也の声は茶化すというより、少し違う意図を含んでるように聞こえて。 彼を見返す眦に少し鋭さを孕ませる。
しかし、すぐに否定することは、何となく嫌だったこと。 それに、隣に立つ太一を否定することにもなりそうで]
......そう見える?
[問を問で投げ返してやり過ごそうと。 その後に続く声を聞けば、更に臨也へと向けた眼差しは鋭さを増したかもしれない。*]
(201) 2015/02/05(Thu) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/06(Fri) 00時頃
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[目に入った状況を、咄嗟に理解し損ねる。
その感覚に妙な既視感を感じながら>>@4、思わずその場で立ち尽くして彼らを見つめる。
──そして、気付いた。 蹲る神鳥の手が、おずおずと、けれど確実に梶のポケットへと伸びていること。>>198 そのポケットに入っているのは、確か──]
(@18) 2015/02/06(Fri) 00時頃
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……神鳥、さん!
[自分の存在を訴えるように、声が出た。 それが須藤を呼び止めた神田にどこか酷似していることは、気づかないでいて。>>58
自分の声が硬直を解いたように、止まっていた足が動き出す。 彼らの側へと駆け寄った*]
(@19) 2015/02/06(Fri) 00時頃
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[日向からのリクエストを受け、>>@15 材料に何がそろっているのかも知らずに了解したと安請け合いをする。問題は、ルーがあるかどうかだけれど。 そんなやり取りを交わした隣で、あまり自信がないという瑛美と、料理は一人暮らしで作れる程度、と嘯く寧斗に、千秋は苦笑を返す。]
僕も似たようなもんですわ。一回カレーを作ったら、冷凍してそのまま三日くらい同じメニュー、とか。ようやりますし。 まあ、カレーなら、不味く作る方が才能いる、って感じですし、僕ら三人でもなんとかなるのと違いますやろか。
[肩を叩かれ、頼りにしている、と言われた。>>197 ここが現実世界で、三日の猶予が貰えるのならば、任せてくださいと見栄を張って、その日から料理の猛練習を始めたに違いない。ここでは、そんなことをする必要はないし、できもしない。 千秋は、やれるだけやってみましょうと、寧斗に頷きを返した。**]
(202) 2015/02/06(Fri) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/06(Fri) 00時頃
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