289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村
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人
狼
墓
少
霊
全
イスルギに4人が投票した。
ウツギに1人が投票した。
ホレーショーに1人が投票した。
イスルギは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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[再び打鍵音がしはじめたのは、吐息が寝息に変わってからのこと**]
(0) mmsk 2018/12/02(Sun) 11時半頃
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[カタカタ、カタ。
夢の中に聞こえる、小さな音。 それは、なんだか心地良かった。
暗い水底で、寒くて、もがいたりしなくていい。 ふわふわしたあったかい夢。]
(1) nordwolf 2018/12/02(Sun) 18時半頃
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………………。
[どのくらいの時間、眠っていただろう。 耳に届くリズミカルな音は、本物なのか、夢の余韻なのか。 確かめるように、ゆっくりと、薄目を開けた。*]
(2) nordwolf 2018/12/02(Sun) 18時半頃
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―ド深夜―
[触れた部分に宇原の高い体温が伝わる。触れた箇所は僅かなのに、自分まで体温が上がったような心地になった。熱い体に部屋の空気が冷たい。
宇原の方を横目に見やると、やはり変わらずきれいな顔がどこか苦しそうに眉を寄せている。その表情も詰まるような息遣いも、彼の顔の良さを引き立てるような味わいがあった。ちっとも起きやしない彼の小さな挙動の一つ一つに意識がとらわれるようだ。これが固有スキルイケメンの潜在能力なのか。
『腐女子歓喜』そんな少し懐かしいフレーズが岩動の脳裏に過る。
なんとも言えない心地で身動きも取れぬまま固まっていると、宇原がぶるりと身震いをした。]
(*0) higesorry 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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[そういえば宇原は岩動の毛布の上に落ちてきたため、今何も被っていない。 「寒さで起きてはくれないものか。」などと考えもしたが、彼に寝床を明け渡すのが懸命だろう。 頬の下敷きになっていた腕を、なるべく起こさないようにとゆっくりと抜く。
少しぶりに自由になった腕を振り、毛布を軽く引っ張ってみるが抜ける気配がない。 仕方ないと自分が被っていた毛布をそのまま宇原にかけて毛布で包み、ベッドの上の掛け布団を引きずり下ろしてその上に被せた。]
(*1) higesorry 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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…ふう
[結局欲望ベッドで寝る羽目になってしまった。 部屋が暗いのは幸いだった。
ベッドの上にゆっくりと移動して、横になる。 …………寒い。
足を擦り合わせて身を縮めてみる。 ………………………寒い。
さっきまで暑かったはずじゃないのか。]
(*2) higesorry 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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[しばらくすると、なんだかこんなに寒さに耐えているのも馬鹿らしいような心地になり、ベッドを降りて、床に敷かれた布団に潜り込んだ。 妙な気分になるので、宇原には背中を向けて。]
(*3) higesorry 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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[打鍵音は、物語を進ませる。
青年は少女と出会い、言い知れない不安と、僅かな苛立ちを抱いていた。 知らない土地で自身の運命を託すのが口の利けない少女。 こちらの言葉が伝わっているのか、自分はどういう扱いを受けるのか。 扉をくぐるたびに思っていた感情に、シリーズが進んで慣れてきた今再び苛まれる。 導かれるままに着いていき、石造りの町並みを歩むものの、彼女以外の人影はなく、異様さにぞっとして自身をかき抱いた。 単なる悪寒というだけでもなく、あたりには霧が立ち込め、すぅと気温も下がりつつあった。 振り向いてみても、もう来た道がわからない。 少女を信じられないまま、それでも後を追う他なく――]
(3) mmsk 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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[布団の擦れる音がして、ふとベッドの方へ視線を向ける。 方徳さんが薄く目を開けているのに気づいて、キーを叩く手を止めた。]
……おはようございます?
[無理に起こしたいはずもなく、疑問符付きで目覚めの様子を問うた*]
(4) mmsk 2018/12/02(Sun) 23時半頃
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あれ、凛堂、さん……?
[>>4気のせいかと思って、こしこしと目をこすってみた。 時計を見ると、思ったより眠っていたようだった。]
あの……もしかして、ずっとここで……?
[いくらどこでも書けるといっても、ずっと、いてくれるとは思わなかった。 ああそういえば、寝る前に、オートロックだからそのまま出てって大丈夫だと伝えてなかった気がする。]
すびばせん、なんか。 えと……ありがと、ございばす。
[まだ熱っぽい怠さは消えていないけれど、さっきよりだいぶ楽だ。]
(5) nordwolf 2018/12/03(Mon) 00時半頃
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そうだ、もういっかい、熱、計ってみていいですか? たぶんすこし、下がったとおぼうんで。
[身を起こしても、あんまり頭がクラクラしない。 喉がひどく乾いていたので、残っていたポカリは、半分近く一気に飲んでしまった。*]
(6) nordwolf 2018/12/03(Mon) 00時半頃
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はい、僕ですよ。
[寝起きで記憶が曖昧にでもなったろうか、目を擦る方徳さん>>5に改めて向き直る。 何となく居住まいを正して正座すると、膝の上に手を揃えた。]
はい。 元々そのつもりでしたから。
[ずっといたことについては、特におかしなことでもないと思って素直に肯定する。 眠ったからってすぐに帰るようじゃ、PCまで持ち込んだ意味がない。]
(7) mmsk 2018/12/03(Mon) 02時頃
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ああ、それはよかった。 じゃあ、はい。
[眠って少し熱が下がったなら、それに越したことはない。 枕元に避けておいた体温計に手を伸ばして、方徳さんに手渡した。 薬も効いたのかもしれない。このまま楽になればいいのだけど、と願望を体温計に乗せてみたが、果たして数字は言うことを聞いてくれるやら。]
(8) mmsk 2018/12/03(Mon) 02時頃
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なんかほんと、すみ…… ……ありがとうございばす。
[>>7なんか、「すみません」ばっかり言ってるなぁと思って。 ちょっと言い直してみた。 自分が言われるなら、その方がたぶん嬉しいし。]
はい、なんか下がった気も、するんで……。
[>>8鼻水はそう簡単に止まってくれそうにないけれど、目眩と倦怠感が和らいだのは助かる。]
(9) nordwolf 2018/12/03(Mon) 19時半頃
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[検温が終わるのを待っている間、凛堂さんが物語を紡ぐところを見ていた。 小気味良い音が、たまに止まったり。ちょっとスピード上がってみたり。]
……あ、
[そしたら3分なんて、あっという間だった。]
37.6、まで、下がったぽいでふ。
[楽になったのは気のせいじゃなかった。 そしてやっぱり、数字を見ると、本当に楽な気になるから不思議だ。]
(10) nordwolf 2018/12/03(Mon) 20時頃
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僕がここにいたいからいてるんで、方徳さんがお礼したりする必要ないですよ。 僕のわがままなんです。
でも、どういたしまして。
[わがままだから、何も気にせずゆっくり休んで治してくれればいい。 そこまで口に出して変に気負われるのも違うから、それは胸に秘めたまま、ありがとうに言い換えてもらった言葉を受け止める。]
(11) mmsk 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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[検温を待つ間じっと眺めていたって結果は変わらないし、落ち着かなさそうな気がして、改めてキーボードに向いた。 3分程度の待ち時間、書けたのは数行。 少女がおもむろに立ち止まり、追っていた青年も止まる。 ゆっくりと少女が振り向いて――のところで、表現に迷って書いては消し。 電子音が鳴って、手を止めた。]
ああ、それはよかった。 薬も効いてるのかもしれませんけど、上がりきって、下がりはじめたんですかね。
[1度分下がったデジタル表示に、小さな安堵の息をつく。 眠りの力は偉大だと思う。]
(12) mmsk 2018/12/04(Tue) 02時半頃
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― ド深夜 ― >>2:37 >>*0>>*1>>*2>>*3
[ベッドから落ちる宇原を支えようとした岩動の腕を枕にして、布越しに熱を持った頬で体温を伝えている。
くふ、と高い音を混ぜ、喉を鳴らして吐いた苦しげな息が、岩動の首筋に触れた。 微かに動く乾いた唇も、眼球の動きにつられて小さく震える目蓋も、宇原が確かに眠っているということを伝えるばかりだ。
岩動の隣の毛布の上、体のおさまりがいい位置を求めて身じろぎをし、曲げた膝や放り出された腕が毛布越しに岩動の体に触れた。]
(*4) gekonra 2018/12/04(Tue) 16時頃
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[布団から抜け出したせいで、宇原の体は冷えた夜の空気に晒されている。けれど、震えの後で軽く体を丸めただけで起きる気配はない。
寝心地の悪い枕に顔をこすりつけて、首をまるめたり、膝を引き寄せるようにして脚を縮めたり、少し寒そうに身を縮める程度だった。
結局枕にしていた腕を抜き去られても、ぷす、と寝息を漏らし、若干寝違えそうな姿勢になりながらも、敷布団に頭を置いて眠ったまま。]
(*5) gekonra 2018/12/04(Tue) 16時頃
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[その後、毛布に包まったその上から掛布団をかけられたSUPER-NUKUNUKU状態で、宇原がもぞもぞしはじめたのは、岩動が布団に戻って寝直し始めて数時間後。明るくなってきてからだった。]
(*6) gekonra 2018/12/04(Tue) 16時頃
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[目覚めないまま毛布を腕や足で剥がそうとしながら軽く唸った。暑くて寝苦しいらしい。 ん、と軽く息を詰まらせ、どうにか毛布をくちゃくちゃにしながら蹴りどけて、体から剥がしきると、はあはあと息を乱した。
若干汗ばんだ体で寝がえりを打ち、少し暗くて、ほどよく何かにもぐった感のある場所へ顔をぐい、と鼻から潜らせた。 宇原はほとんど習慣でそれに体を添わせ、手足を絡ませる。
岩動紅一、28歳会社員。 彼は朝方からしょこらちゃん抱き枕がわりにされていた。
背中に顔をくっつけられて、脚に脚をからめられ、へそ下15センチほどの位置に手も添えられ、またも身動きが取れなくされていたのである。**]
(*7) gekonra 2018/12/04(Tue) 16時頃
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―朝―
[エロい夢を見た。
具体的にどういう夢かと言うと、チタンフレームの眼鏡をかけた黒髪ロングでふたなりのOLのお姉ちゃんが地味に俺のパーソナリティを卑下しながら寄り添い体を弄り誘惑してくる夢だ。 夢の中で、なにかいい匂いがする。とおもった。]
(*8) higesorry 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[カーテンの隙間、窓から差し込む日光が冷えた部屋を温める。まだ微睡みに身を置きながらうっすらと瞳を開くと目線と同じ位置に床があることに小さく驚く。 そういえば昨夜は宇原の家に泊まったのだった。
ぼんやりと、宇原の様子を思い出しながら夢の感触の余韻に浸る。凄くリアルで、今も感触をありありと思い出せる…]
んん?
(*9) higesorry 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[背中がぽかぽかとあたたかい感覚、しっかりと抱え込まれた腹と足。そして、ちんちんがやたらむずむずすると思ったら、宇原の手は岩動の下腹部にふんわりと添えられていた。]
………………………………ウツギくん?
[寝息が背中にかかってくすぐったい。 むずむずとした感覚が体全体に広がっていく。身動きがとれないということもあるだろうが。尻に当たっている感触は、よくわからないがこれは。]
………………………………………………。
[ほんの悪戯心、出来心でもぞり、と体をよじらせて宇原の指先を股間に触れさせ、心もち尻を宇原の股間に押し付けて感触を確かめる。]
……………………………ふんwwww
(*10) higesorry 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[これはまずい。 瞬間的にそう思った岩動は鼻で笑うと共に宇原の手を取り持ち上げると、彼のスネを蹴るように踵で小突き]
ウツギくん、起きれそうー?
[背中の彼に聞こえるように、寝起きのかすれた声で囁く。 とりあえず、手に取った彼の手首をどうするか、うろうろと彷徨わせて迷いながら。離れがたい背中の熱を、ふつふつと湧き上がる気まずい感情に向き合うことからは、今は逃げることにした。]**
(*11) higesorry 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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― 朝 ― >>*8>>*9>>*10>>*11
[体が揺すられているような感覚と、名前を呼ばれたことで、漸く宇原は目をさましつつあった。 いつもの抱き枕(※勘違い)に顔をさらにこすりつけて、少し考える。誰かの声がしている。これはそうだ、メイさんだ、と徐々に思考が繋がってきたあたりで、寝起きの掠れた小さな声で返事をした。]
すうう……っ………、 あい、おきてう、……
[何か手が動かない。それとなんだか、いつもの抱き枕の感触やにおいが違っている。(※勘違い) 動かない手を寝起きの弱弱しい力で引っ張ってみた。何かに引っかかっている。いや、掴まれている…?]
(*12) gekonra 2018/12/04(Tue) 22時頃
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うお……
[やっと意味がわかってきたらしい。 今へばりついているのは人間だ。]
うおお…… …… え……? ……wwwwwwwwww
(*13) gekonra 2018/12/04(Tue) 22時頃
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[驚いて声をあげるも、それも寝起きのトボけた声だ。次いで、こらえきれない笑いがきて、岩動の背中に笑って漏れる息がふすふすと触れては、布を温める。]
え???wwwwwwwwwww
[天井の高さから床に敷かれた布団に居ることを把握し、何故ベッドからこちらへ移動したのかは不明なものの、どうやらしょこらちゃんではなく、岩動を抱き枕として使っていたことはわかってきた。]
ンフッwwwwwwwごめんwwww
(*14) gekonra 2018/12/04(Tue) 22時頃
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はい、薬、効いてきてくれたのかぼです。 ごはんも食べられて、おちついできばしたし。
……だといいですねー。
[>>12背中に少し汗ばんだ感触をおぼえたので、たぶん、下がり始めているのだろうと思う。 それにこうして、今どういう状態かを話して、それを受け止めてくれるひとがいる。
それだけで、気持ちが軽い。]
(13) nordwolf 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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― 翌朝 ―
…………ん、ふぁ……。
[次に目を開けたとき、部屋の中には、室内灯とは違う明るさが差し込んでいた。]
え、あっ……!?
[ばっと身を起こすと、まだ頭は少しふらついた。 けれど身体は、昨日に比べて格段に軽かった。]
あの、凛堂さん……?
[いくら、どこでもできる仕事だと言っても。 どうなのだろう、流石に帰ってしまったか、それとも*]
(14) nordwolf 2018/12/04(Tue) 23時頃
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────ばっかみてえ!
(15) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[>>2:10あいつとの最初の記憶は あまりいいものではなかったと思う。
普通の人間なら憤慨するような そんな言葉を吐いても、変わらずに あいつは「あの笑顔」だったことを覚えている。
偽物みたいで。 気持ち悪いって思ったんだ。
それは、他人に合わせた笑い方が出来ない自分への憤りか はたまた、いつも多くの友達に囲まれている、彼への嫉妬か。]
(16) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[でも、そんな俺にもあいつは やっぱり馬鹿みたいに笑って、手を差し伸べてくる。
そんな手を払ったり。 無理に言うことを聞かせたり。 時には突き飛ばして、怪我をさせたりもした。
それでもあいつは、へらへらって無邪気に笑ったまま。 俺は、ますますあいつの事が気に食わなくなった。]
(17) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[しかし、いつだったか 親も、友達も、誰も居ないところで 隠れて泣いているあいつを見つけた。
何をしても泣かないんだと思ってた。 何も考えてないような、馬鹿だって。 人形みたいなやつだって。
───でも違った。
彼はちゃんと人間で 辛いことや悲しいことを飲み込んで ただ、ひたすら泣くのを我慢していただけだった。]
(18) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[ふと、あいつが泣いている姿が テレビの中の、怪物に襲われて泣いていた子供と重なった。 その子供は、かっこいいヒーローに助けられて───]
…………なくなよ
[気付けば声をかけていた。 泣かせていたのは自分かもしれない。 それでも、いつも笑顔だったあいつが 目を腫らして泣いている姿は、放っておく事が出来なかった。
幼馴染の頭を撫でたのは、その時が最初。 おそるおそる、その頭に一度手をのせて 身動ぎすれば驚いたように手を引くけど また、意を決したようにその頭に手を伸ばして、強く撫でる。]
(19) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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ばかだな、お前。 そんなにつらいなら 助けて、っていえばいいのに。
そうすればヒーローが助けてくれるんだぜ。
[最初に突きつけた言葉と同じでも、その棘は抜け落ち。 ぎこちないけれど、精一杯の優しさを込めて告げる。]
(20) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[>>2:9俺だけは、こいつの味方でいようと思った。 守ってやらなきゃいけないと思った。
二度とそんな顔をさせないように。 それでも泣きたいなら、俺が全部受け止めてやるんだって。
それは、憧れのヒーローを真似する少年のような 弟が出来て喜ぶ兄のような 湧き上がる、初めての感情たち。]
(21) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[最初は戸惑われたかもしれない。 拒絶されたかもしれない。
>>2:=5けれど、いつかそれが認められたなら。 そうして彼の“ほんものの笑顔”が見られたなら。
なんだ、普通に笑えるじゃん。
そんな風に、少年も初めての笑顔を彼に見せるだろう。 凍っていた表情が溶かされていくように。 彼の隣は、不思議と、飾らない自分で居られた。]
(22) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[>>2:=4何故いい子でいることに拘るのか その時の少年には分からなかったけど
いい子でいるために避けられない障害があるのなら それから彼を守るためならば 俺はわるい子にだってなってやろう。
他の誰が俺を認めなくても 彼が笑ってくれるのなら それだけで、嬉しかった。
あの時から、俺にはお前しかいなかった。]
(23) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[だって、ただのいじめっ子を ヒーローに変えてくれたのはお前だった。
あの時のヒーローはもう居ないけれど あの時の心は、今も変わらず──お前の傍にある。**]
(24) よつば 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[ちょっとやそっとでは起きないのでは、そんな予想は案外あっさりと覆され、寝ぼけてかすれた声が背後から聞こえた。彼も同じくこの状況に戸惑ったのだろう、少しすると笑い声を背中に押し付けながらいつもの軽快な口調で謝罪の言葉を口にした。]
ちょお、くすぐったいて。
[謝りながら身じろぐ宇原の動きがいやに敏感に感じ取られ、手首を掴んだままに慌てて仰向けに寝返りを打つと、昨夜の腕枕の姿勢を再現したかのようになった。]
………………近っ
[近さについて言及したものの、姿勢はそのまま動かない。今朝の顔色は…どうだろう。そういった他人の機微を読み取る繊細さはあいにくと持ち合わせていない。というか、夢の余韻のせいかなんだか思考がそっち側によりすぎていると言うか、剥がしたはずの宇原の指の感触が肌から離れてくれない。]
(*15) higesorry 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[わざとなのでは? まずそう思った。 昨夜のあれも、それも、今朝のこれも。わざと言っていないか?女性経験はないがもちろん男性経験だってない。そんな岩動にこういった駆け引きのことがわかるべくもないが、どうにも普段から思っていたが、この懐き方はただならぬことなのではないだろうか。]
(*16) higesorry 2018/12/05(Wed) 00時頃
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昨夜、………
[腕枕したの覚えてる?…まず間違いなく笑い話だ。軽く話せばいいのだけれど、いざ話を切り出してみると自分の声が震えたことに気がついた。
彼と目が合うと、じわり、と無自覚のままに体が火照り、惰性の皮を借りて名残惜しさで絡ませていたままの脚がじれったいと言わんばかりに宇原の脚を撫でた。むずむずとした感覚が口角を引き上げようとした瞬間に、岩動は先に布団から抜け出した。部屋の空気が急速に岩動の体を冷やす。]
ト、トイレ借りるわ。 昨夜から我慢してたの忘れてたね。
[そう言ってそそくさとトイレへと逃げ込んだ。]**
(*17) higesorry 2018/12/05(Wed) 00時頃
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――翌朝――
[キーを打つうち、夜が更けていく。 青年は霧の深いところを抜けて、街並みの中に出た。 人影もあり、話しかけてくる住人がいたのだが、困ったことに言葉が通じそうにない。 加えて、ここまでを案内してきてくれたはずの少女の姿がなくなっていた。 続く戸惑いの中で、青年は――]
ぅん……?
[身じろぐような気配に、こちらも意識が浮上する。 いつの間にか眠ってしまっていたらしい。 いけない、自分まで眠ってしまっては本末転倒だ。]
はい、何か――
[凛堂さん、と問われる声がして、顔を上げ。]
(25) mmsk 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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あ。 ああああ……
[ふと液晶に目線を向けたら、突っ伏した時にエンターキーに手が触れていたのか、執筆途中の原稿には大量の改行が残っていた。 消せばいいだけとわかっていても、小さな悲しみに眉がさがる*]
(26) mmsk 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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あの、何かというか……。 凛堂さんもしかして、一晩中小説を……
[>>25それはいけない、夜更かしはいい仕事の敵だ。 というか一晩中いてくれたのかと、流石に驚きと戸惑いは隠せなかった。]
て、あ、ど、どうかしました……?!
[>>26不意に漏れ聞こえてきた、なんだか悲しげな声。 何かあったのかと、軽く身を乗り出して画面を覗き込み]
あっ。 え、もしかして……データ飛んだとか……?!
[画面からは、文字らしきものが消えていた。 しかし、まさか改行のせいだなんて、知る由もない。]
(27) nordwolf 2018/12/05(Wed) 01時頃
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あのっ、あ……! なんかほんと、一晩中つきあわせちゃったせいで、なんていうか……すみません……!
あ、ていうか凛堂さんこそ、風邪ひてませんか大丈夫です……?!
[自分が慌ててもどうにもならないのだけれど、つい慌てて、もう残り少なくなったティッシュ箱など差し出してみた。*]
(28) nordwolf 2018/12/05(Wed) 01時頃
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>>*15 >>*16 >>*17
げほっ、げっほwwww
[どうしてこうなった。それが強くて笑いが収まらない。 混乱しているせいか、岩動が手首をつかんだままなので離れられもしない。]
だって笑うでしょwwww なにがおきてる……? おれの寝相が狂ってることしかわからねwwww
(*18) gekonra 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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[岩動の背中に向けて喋っていると、息が当たって暑いのか、それとも擽ったいのか、岩動が寝返りを打った。 寝返りの際に脚同士が脚が重なった。 手首だけでなく脚もとられたようだ。 正面に見える横顔が、こちらをむいた。目があう。]
………………近っ
[はもった。 それがまた可笑しくてわらっている。一種のにらめっこのような笑いどころがあったので、距離感もそのまま。ゲーム感覚で一歩もひかずに顔を見ることにした。 一時的にかもしれないが、眠ったことで体温も微熱まで下がっていた。]
(*19) gekonra 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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………
(眼鏡ないと相当顔変わるな……)
[流石眼鏡は顔の一部と呼ばれるだけある。 眼鏡がない状態で外で会ったら分からないかもしれない。 睨めっこついでに宇原は岩動の顔をまじまじ眺めた。]
……ん〜?
[夜のことを宇原は覚えていない。ゆえに聞き返した。 のんびりした口調ははぐらかしているかのようだが、ただ単純に覚えていないだけだ。
笑いが収まったら、微熱気味の体が少しだるく感じる。それとちょっと寝違え気味で首も痛い。 だから、寝起きの赤い目は、やや気だるげに目を細められ、言葉の先を気にして今も岩動を見つめている。目がしっかり合っても、尚。]
(*20) gekonra 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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[岩動の脚がそわそわと動いた。その拍子に体が跳ねる。 布越しに宇原の内腿を撫でていく岩動の脚の動きが非常にくすぐったかったらしい。むずむず感から逃れるために、反射的に脚が動いた。岩動の股にはさまる形で動きが止まる。]
wwwwwwwwwwwえっ? あ、はいwwwww
[不意打ちの意図せぬ擽りに、声なく笑いながらじたばたしていると、宇原は突然手首と脚を解放された。岩動はトイレへ去っていった。]
(*21) gekonra 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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平気ですよ、慣れてますんで。
[>>27夜ふかしはいい仕事の敵かもしれないが、若干逆転気味生活なので、それほど行き過ぎた感覚はない。 夜は静かで、自分の時間のような錯覚があるうえ、約束や予定で作業が途切れることが少ないので、筆が乗ると止まらないのだ。]
あ、いえ、その、心配いただくほどのことではないんですけど。
[CtrlとRを押して、見慣れた置換画面を開く。 悲しいかな置換履歴に対処跡が残っているくらいには、よくやる失態。 3連続の改行コードをまとめて空置換して削除すれば、書いている途中の原稿が見えてきた。]
あー……
[書いたつもりのところまで進んでいないところを見ると、途中から夢だったらしい。]
(29) mmsk 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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ふふ、大丈夫ですってば。 風邪もあんまり引かない方なんで、ご心配なく。
[一晩中いた事も風邪の心配も、気にすることはないとティッシュ箱をやんわりお断りした。]
あ、林檎剥きますね。 ちょっと待っててください。
[起きたら林檎を、という約束だったはずだ。 ここで剥くわけにはいかないからと、部屋を出るために立ち上がった*]
(30) mmsk 2018/12/05(Wed) 02時頃
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>>*18>>*19>>*20>>*21
[目があったときの顔を見たか。 これまで生きてきてあんな風に間近で真正面から顔を見つめられたことがあったか。 直前まで馬鹿みたいに草はやして笑ってたじゃないか。何故黙る。 何故なんかちょっと、それっぽい感じになる。
あまりその整った顔で見つめないで欲しい。]
(*22) higesorry 2018/12/05(Wed) 09時頃
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う……
[何もかも狂った宇原の寝相のせいだ。 それと、彼が熱を出すから。体が温かいから。懐きすぎだから。顔が綺麗だから。 思わせぶりな声を出すから。ずけずけと自分の領域に踏み込んでくるから。顔が綺麗だから。やたら接触が多かったから。抱きついてきてちんこ触るから!いちいちエロい反応するから! 太ももちんこに当てるから!!
君にちんこがついてるから!!!!]
………………………………… …………………………………………………はあ。
(*23) higesorry 2018/12/05(Wed) 09時頃
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[クソデカため息を落としながらレバーを回し、様々な葛藤を水洗トイレにまるごと流してもらう。 罪悪感がすごい。このときばかりは自分の性癖(※1)が怖くなった。 友人の家で友人で抜いて友人の家の水洗トイレが詰まる原因を作ってしまった。すまんウツギくん、許せよ君が悪い。 自分がまさか三次元の男でここまで興奮できるとは知らなかった。
トイレを出てから宇原には、「うんこ。」と声をかけた。そういうことにしておく。]
(*24) higesorry 2018/12/05(Wed) 09時頃
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…で、体調はどうなんですか。
[何事もなかったかのように、そう訊ねる。実際そこまで深く思いつめては居ないのだ。]
(※1 岩動くんは大のふたなり好きのちんこ萌えだよ。)
(*25) higesorry 2018/12/05(Wed) 09時頃
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>>*22 >>*23 >>*24 >>*25
おかえりウンコ〜。
[他人のトイレの音はなるべく聞かないでおいてあげようとするのもまた人情。ゆえに、トイレから出てきたその男が賢者であることを宇原が知る余地もなかった。]
(*26) gekonra 2018/12/05(Wed) 16時半頃
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[体調を尋ねられた時、宇原は歯磨きをしていた。]
んー?ふ〜ん……んんん?……ん〜。
[口を開けずに体調を伝えることを諦め、口のなかの泡を洗面台に捨てに、玄関すぐそばの風呂場のほうへ引っ込んでいき]
まだだるいかなあ……? 吐くって感じじゃないけど胃は変。 あ〜おかゆたべよっと。 買ってきてくれたし……
(*27) gekonra 2018/12/05(Wed) 16時半頃
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[と言いながらまた風呂場に備え付けられた洗面台のほうへ引っ込んでいき、歯磨きを終えた。 廊下へ出てきながら、今度は自分の体を嗅ごうとしている。 鼻がつまっていてなんのにおいも感知できない。 昨日寝落ちたし、寝汗をかいた気もするし、くさいと申し訳ないなと思い]
風呂はいりたーい。
wwwさっきくさくなかった? やだった?ごめんね?
(*28) gekonra 2018/12/05(Wed) 16時半頃
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あ。そういや昨日がなんて……?
[先程岩動が言いかけていたことを尋ねながら、ぶるっと体を震わせた。寝起きの毛布サンドイッチに掛布団で暑くなって、羽織っていたパーカーも脱いだくらいだったが、冷えた風呂場の床と空気に足から一気に体が冷えた。
そそくさと部屋に戻る。なんなら乳首が立つほど寒い。憐れセイカちゃんのTシャツが部分的に出っ張っている。ごめんな平らにきてやれなくて。君を傷つけるつもりじゃなかった。 すぐに布団に戻って、すっぽり脚を布団へ突っ込んだ。]
(*29) gekonra 2018/12/05(Wed) 16時半頃
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凛堂さん、結構夜型なんですね。 俺も普段は、わりと。
[>>29やっぱり職業柄、そうなるのかなぁって。 自分も、このぬいぐるみは仕上げてしまおうとか、この模様編みまではすすめようとかで、遅い時間まで起きてることがしばしばだし。 勿論、そのあと睡眠はしっかりとるけれど。]
でも…… …………、あ、なおった。
[真っ白になったと思っていた画面に、忽ち文字が戻ってくる。]
なんか、魔法みたいで……、ぅん?
[しかし、やっぱりどこか、不具合が出ていたのだろうか。 漏れ聞こえた溜息に、少しだけ首を傾げた。]
(31) nordwolf 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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だいじょぶです? そんならいいですけど……。
……ズピッ……
[>>30やんわり戻されたティッシュ箱を抱え直し、また垂れてきた鼻水を、かんだ。 寝る前より、だいぶ呼吸は楽になった気がする。]
林檎、ハイ。 お願いしてイイですか。
あ、凛堂さんも、その、一緒に。
[どうせなら一緒に食べましょうと、誘いかけて。 キッチンへ向かう背を、見送った。*]
(32) nordwolf 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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よくはないってわかってるんですが。
[静かな夜に身を任せる生活は、つい癖になりがちだ。 特に時間に追われない生活をしていると、尚更。]
魔法が使えたら、もっと簡単に魔法で原稿書いちゃうんですけど。 残念ながらまだそこまでファンタジーなことはできませんねぇ。
[置換機能に素直な反応が返って、つい小さく笑う。 溜め息の理由はもう見えないはず。]
(33) mmsk 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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はーい。
[林檎を改めてお願いされれば軽く返事をして、キッチンへ。 一緒に食べるのはすでに織り込み済みだった。
うさぎりんご……という発想はありつつ、皮はそれほど消化もよくないし、そもそも林檎の八ツ割サイズは鼻詰まりだと意外と食べきるのに苦しむので、皮は全部剥ききって、適当に乱切りにした。 ひとつ分を器に入れて爪楊枝を二本刺して、おしまい。]
(34) mmsk 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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よいしょ。 お待たせしました。
[ノートPCを少し避けて、折り畳み机に林檎の器を置く。 それだけで、甘酸っぱい林檎の香りが部屋に広がった。 蜜の詰まった透明な果肉も見える。この林檎は随分と当たりだ*]
(35) mmsk 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[>>34凛堂さんがキッチンへ行っている間、いけないと思いながらも、つい、パソコンの画面を覗き見てしまった。 けれど、ここまでずっと、そしてこれからも続くであろう少年と少女の物語は、画面の範囲の文字だけでは、到底読み解けるはずもなかった。]
あっ。
[そろそろ戻ってくる気配を感じて。 少し慌て気味に、毛布の中に身体を戻した。]
(36) nordwolf 2018/12/06(Thu) 00時頃
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ありがとうございます。 ……あー、やっぱ器用に剥きますよね。
[>>35きれいに皮が剥かれ、食べやすい大きさになった林檎。 自分はリンゴが剥けないので、少し感動してしまった。]
俺だいたい丸かじりで、たまに切っても皮付きのまますよ。
[透き通る黄金色の蜜がいっぱいの林檎、甘酸っぱい香りが、ようやく少し役目を果たし始めた鼻腔を擽る。 瑞々しさに目を細め、爪楊枝の刺さったところを、ひとつ。]
いただきます。
(37) nordwolf 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[じゃくりと、軽い歯触りに、口いっぱいに広がる果汁感。 程よい酸味が、喉にやさしい。]
美味しいです、とても。
[そういえばまともにリンゴを食べたのって、いつくらいぶりだろう。 こんなに美味しかったっけ。 ちょっと見つかりそうにない記憶を辿りながら、もう一切れ。]
(38) nordwolf 2018/12/06(Thu) 00時頃
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なんか、いいなぁ。 こういうの。
(39) nordwolf 2018/12/06(Thu) 00時頃
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>>*26>>*27>>*28>>*29
[歯磨きをしながら歯ブラシを咥えて、宇原がこちらに返事をしようともがもがしている。その様子を見てイラリと眉根を寄せた。何にイラリとしたかって、それはなんとも言い難いがこのあざとさになのかもしれない。引いては、あざとさになびきそうになる岩動に残ったなけなしの理性なのだろう。
顔を小さく顰めたまま、洗面所に向かう宇原を見送った。]
(*30) higesorry 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[再び顔を出した宇原から体調の報告を受ける。]
ああ、でも随分良さそうだね。
[安堵の声が漏れた。 おかゆを食べるらしいので自分はカップ麺でも食べるか、と風呂場に戻る宇原を尻目に台所の薬缶に水を貯めて、コンロに火をかける。シンクに手をついてつま先でもう片側のふくらはぎをぼりぼりと掻く。伸びてきたヒゲを指で引っ掻いて呆けていると宇原が再び離れた場所で口を開く。 風呂に入りたいらしい。気持ちはわからないではないが]
やめといたほがいんじゃない?
[風呂でまた吐こうものなら地獄を見ることになるのはわかりきっている。]
(*31) higesorry 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[くさくなかったか、いやじゃなかったか。 もちろん他人だから多少は臭った。その事実が岩動の返答を遅らせる。]
や、
[別にいやではなかったのだ。嫌だったら文句のひとつやふたつ、適当に言って返したのが。]
別に。 まあ多少は。
あー後で蒸しタオル作っちゃるからそれで体拭きなよ。
[と、そっけない返事を返すばかりだった。]
(*32) higesorry 2018/12/06(Thu) 00時頃
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昨日?ああ。 や、昨日ウツギくんベッドから降りてきて俺の腕枕にしてたの。 覚えてっかなと思ったけど忘れてるね。
[どうでもよさそうに、薬缶を見ながらぼそぼそ話していると宇原がそそくさと部屋に戻っていく。そして見逃さなかった。 宇原の着ていたTシャツのセイカちゃんが部分的に2つの尖りを携えていたのを。]
ウツギくん、タバコ吸っていい?
[限界だった。 もうタバコでも吸って誤魔化さないとやっていられない。 布団にずっぽり脚を潜らせている友人の乳首に一瞬ウキウキした自分がつらい。 荷物からタバコを持ち出し、中の一本を抜き取るとトントン、とそれをシンクの端で叩いた。]**
(*33) higesorry 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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>>*30 >>*31 >>*32 >>*33
[寒気やだるさはあるが、昨日のような吐き気はないし、しゃばしゃばの鼻水が出続けることもない。地味な頭痛もとれてきた。代わりに喉に違和感があって声が寝起きからざらつきっぱなしだが、それでもやはり昨日よりは。 随分良さそうとの安堵の声に、こくんと頷いて素直ににっこりと目を細め、口元を緩ませた。]
おかげさまっす。
(*34) gekonra 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[風呂はだめらしいと聞いて、残念そうに了解した。]
大丈夫でした?
よかっ……ええ……多少? あんんんん!おれの萌え豚臭を嗅がせてしまったあ。 せめて人に迷惑をかけない清く正しい 萌え豚でいたいとおもっていたのにぃ……
ありがとお…… めっちゃ拭くね……。
(*35) gekonra 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[それから昨夜の話になって、布団のなかで話をききながら驚いたように目を丸くする。]
え゛っ。えっ。 お、おれ、そん、おおっほぉwwwwwwwwwww そ、そっかあwwww風邪こわすぎですねえ?!? な、なんだろうなぁ! 寝ぼけてた感じでしたかねえ?!?
[みるみる顔が火照る。 予期せぬ甘え方をしていたらしいと聞かされて、どうしてそんな行動をとったのかも理解できない。 一度足りとて腕枕をしたこともされたこともないのに! どうしてそんな事したくなっちゃったのか。 酔って記憶のない間の出来事のように、自分の無意識の恐ろしさが、宇原には強烈に恥ずかしい。 だって少なくとも、無意識ではどうやらその時はそうしてみたいと思ったということだろうので。]
(*36) gekonra 2018/12/06(Thu) 01時頃
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ご、すみ、どう、えええぇぇぇとwwwwwww め、メイさんゆるしてくれる???
[ついに耳までほんのり赤くして許しを請うことにした。]
え? た、たばこね!はい! 火つけましょうか!?
[パシリでもなんでもするぞという心地で慌てて立ち上がった。乳首とともにスタンダップだ。岩動のタバコの原因がそれとはしらない。**]
(*37) gekonra 2018/12/06(Thu) 01時頃
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>>*34>>*35>>*36>>*37
[様子を見て読み取れるのは、昨日より声が出しそうだということ、食欲がありそうなことと、思考がままならない状態は抜けたのだろうということ。 にっこりと笑う姿に、風呂くらいはいいのかもしれないと甘やかしたい気もしてくるが血の巡りがよくなりすぎてゲローっといく姿があまりにも容易に想像できた。]
多少だよ、多少。 無臭じゃないってだけ。 俺だってタバコ臭いだろうし。
(*38) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時頃
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[めっちゃ拭くね、と体臭を気にする友人に笑いながら手をひらひらと振ってみせる。 それに彼は普段は別に服装の趣味以外は小奇麗な若者なのだ。顔もいいし。 だからこそ体調不良のときくらいそんなこと気にしなければいいのに。女子か。そう思うが特に伝えることはしなかった。]
(*39) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時頃
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[臭いを気にしていた割にすばやく布団に潜る宇原を相手に、昨夜の出来事を多少盛り付け気味にきかせてやる。返ってきたリアクションは思ったより大きなものだった。]
え、 うん。 寝ぼけてたっていうか。まあ、まあ…そうね?
[慌てふためく様子に知らせない方が良かったか?と淡く後悔が顔を覗かせるが、すぐにそんな意識は消し飛ぶことになる。]
(*40) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時頃
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えっ…
[宇原のみるみる紅潮する顔が意外で、驚きの声が溢れる。 つまり、どういうことだろう。 寝ぼけていたら腕枕されたくなるのかこの男は。 そういう風にされたいという意識があるということなのか?
ぱちり、ぱちりと岩動の脳内で辻褄の合う音がする。 普段から懐きすぎだと思うことも、ベッドから落ちて目を覚まさないまま腕枕をされていたことも、起きたときに背中から抱きついてきていたことも、今朝近かったときにやたら見つめてきたのもわざとだった可能性が…いや、むしろそう考えたほうが自然なのではないか?]
(*41) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時頃
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ウツギくん俺のこと好きだねえ。
[口を突いて出たのはしみじみとした響きの言葉。 しまった、とすぐに煙草を咥え、火をつけましょうかという宇原にライターを握らせた。涼しい顔と仕草の向こう側には、困惑が渦巻く。 ゆれる視界の端に映るスタンダップ乳首を見逃すことはなかった。]**
(*42) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時頃
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>>*41 えっ…… だ、ダメ?
[戸惑うような岩動の声。 許してあげないという意味だろうかと若干焦る。 宇原はライターを握らせられ、試しに手元で火をつけた。]
(*43) gekonra 2018/12/06(Thu) 04時頃
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>>*42
え? あ、ウン。 遊んでたのしいから!
[宇原には一切悟らせず涼しい顔で困惑している岩動と反対に、宇原は物のついでのように好意を超あっさりと肯定した。懐いているのは宇原にとっても事実なのだ。]
なんか?ライター持ってる時? なんか手やらなかったっけwww あ、こう……? これ何から火まもってんすか?風…?
[ライターをつけた手に手を添えて、火を差し出した。]
(*44) gekonra 2018/12/06(Thu) 04時頃
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おれタバコ吸ったことないんすよー。 今度すわしてね! 今日は喉痛いからいいけど……
[タバコに火がつくのを確認してからライターを返し、視線を追う。]
……? wwwwwやん。 wwww乳首みないでwwww
や、きいてくださいよwwww wwwww朝からネタがアレなんすけど おれ乳首開発めっちゃ試したんすよ…… 超きもちいとか幸せいっぱいってきいて…… wwwwwwwwwwwwwwww
乳首ちょっと育ったんすよねwwwwww **
(*45) gekonra 2018/12/06(Thu) 04時頃
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>>*43
や、ダメとかじゃないけど。別に。 全然いんだけど。 全然いい、てのも変なんだけど。 …まあ、いんだけど。
[今のは勘違いしても仕方がない。そう思って取り繕う。 続けて、うっかりと漏れ出た言葉>>*42への返事>>*44はまたも思っていた調子とはかけ離れていた。]
(*46) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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…………………………………………………… ……………………………………………………。
あ、そ。
[たっぷりの間の中に(え、そんだけ?)を含める。 落胆に似た感情に自分でも戸惑わないではないが、「そりゃそうだ」が最初に来るのは当然のことだ。 しかして懐かれていること自体はやはり嬉しい。 先程の即答を思い出し、自分などと遊んで楽しいと言ってくれる弟分の存在に口角を上げて表情を緩めた。]
(*47) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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[けれど困惑はすっきりとは晴れないまま。 彼が自覚していないパターンだってあるはずだ。 岩動の中で密かに、「懐かれている」から「好かれている」に意識が切り替わったことは、言うまでもない。 どうしよっかな、などと要らぬ心配をし始めた頃]
っと。
[思い出したように台所の換気扇を回すと、再び口を開きウツギの質問に答えた。]
(*48) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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ん、知らないね。 なんだろうねあの手。 なんか〜 あの〜…
…ホストがやるやつでしょ?
[ぷか、と空をぼんやり見つめながらライターを持たない手で身振りをして、首をかしげる。]
わかんないねwwww
[そう笑って、咥えた煙草をライターの火に近づけて、息を吸う。
近い。
なんだかいちいち距離が詰まるたびに意識しているような気がする。そんな手玉に取られている感覚に、またも困惑しながら視線が微かに揺れた。]
(*49) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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[スタンディング乳首だ。さっきぶり。
あまりにもくっきりと主張するそれを凝視していると、宇原がそれに気づいた。]
え、 え。
ウツギくん乳首開発してんの?
………え????
(*50) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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え?ほんとに?
[真顔のまま宇原の乳首をTシャツ越しに摘んだ。ごめんねセイカちゃん。]**
(*51) higesorry 2018/12/06(Thu) 04時半頃
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[盗み見からそそくさと毛布に戻ったなんて顛末>>36は知らず、お待たせしましたと林檎を置く。 はじめのひとつを方徳さんが取るのを見てから、もうひとつを取って口に運んだ。 しゃく、と小気味良い音を立て、たっぷりの果汁が口の中にあふれ出す。]
そんな、別に器用とかじゃないですよ。 とりあえず剥いたみたいな…… 僕もひとりなら多分皮ごと行ってます。
[>>37林檎を剥ける剥けないの話ではなく、単なるものぐさ。 やるとなったらやるが、一人になるとズボラになる典型的なパターンだ。]
(40) mmsk 2018/12/06(Thu) 09時頃
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[美味しい、と聞こえてくれば口元が笑う。 確かに美味しい。これは勇気をだして方徳さんに連絡したことが正解と思わせてくれるいい買い物だった。 彼の力にもなれたし、仕事もさせてもらって万々歳。]
口に合ったならよかった。 僕これ、自分の分は煮てジャムにしようと思ってるんで、そちらも余りそうなら、また分けに来ますね。
[ネットで見かけたジャムの作り方は、科学実験のようで楽しそうだったし、何なら共同購入を断られたら全部煮てしまえとすら思っていた。 ただ、分け合える人がいることは嬉しいし、いいことだと思う。]
(41) mmsk 2018/12/06(Thu) 09時頃
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はい?
[こういうの>>39、の指すものがすぐにはぴんとこなくて、はじめは聞き返し。]
(42) mmsk 2018/12/06(Thu) 09時頃
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─ 翌朝 ─
………ん、
[外から聞こえる鳥の鳴き声。 カーテンの隙間から漏れる光と、 遠くに聞こえる生活音を受け、男は薄く、目を開いた。
身動ぎひとつしても、昨日程の怠さは感じられない。 体温を測らなくとも、幾分か熱が下がった事は窺えた。 身体を纏う心地よい疲労感は、風邪ではなく、昨夜の行為の名残だった。]
(43) よつば 2018/12/06(Thu) 10時半頃
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[そうして、隣に幼馴染の姿を見つければ 昨夜の事が夢ではないのだと、改めて思い知らされる。 夢中で求め、求められ、名前を呼びあった記憶が鮮明に蘇る。
手を伸ばして、その頬を人差し指で擽ってやれば 首筋に>>=73再び繋がりを求めた時に残した赤い痕が 情事の激しさを物語るように、無数に散っているのが見えた。]
……おはよ、稜
[その身体を抱き寄せて、 色濃く赤が残る首筋に口付けを一つ。
まだ起き上がる気配はなく、微睡みの中 相手の体温の心地よさに、足先を絡め、顔をすり寄せる。 それはさながら、大きな犬が甘えているようにも見えた*]
(44) よつば 2018/12/06(Thu) 10時半頃
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>>*46 >>*47 >>*48>>*49>>*50 >>*51
許された? よかったー。 ん???
[微妙な間に宇原は首をかしげた。 もしやヨイショが足りないか?>>*47]
メイさんゼロ式以外も付き合ってくれるし。 絶チャレできるフレ貴重だし。 まぁPvPやってくんねえけどw あとやがらず装備作ってくれるwwww
[とヨイショらしきものを並べた。 岩動が表情が薄いなりに笑ってくれたあたりで、宇原は大丈夫そうだと好きな箇所を並べるのをやめた。]
(*52) gekonra 2018/12/06(Thu) 13時半頃
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[手元でタバコの火をつける人が新鮮で面白がって見ていたせいで、乳首を見られていることに気付いたのである。]
きもちいって聞いてやらずにおれんかった……っ おれの溢れる好奇心がとまんなかった……っ てかなんすかまさかメイさんまだなんすか? は?wwww 人生とかいうゲームのこと全然わかってない。 いつ時代の人生やってんすか。 乳首開発なしの時代は終了してんだよな。
[乳首開発トークがギャグとして成立するまでおもいつくまま鼻声で喋っている。これが出来るようになっただけでも、恐らくはかなり体調が回復しているといえる。吐き気がない世界はいい世界だ。 そして謎煽りをしてると唐突に乳首を摘ままれた。]
(*53) gekonra 2018/12/06(Thu) 13時半頃
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ん……っっっ !?
[びくっと体が跳ね、声が上ずった。一応驚いたせいでもあるが、割とそれっぽい声が出てしまったことが宇原にはまた可笑しかった。本気で不気味がられるのではと心配しながらも、片乳首にじんわりと与えられた痺れのような感覚は、興味本位で乳首をいじり倒し続けた日々を経て、すっかり気持ちいいものの導入と刷り込まれているがため]
あっ、あんんんんwwwwwばかwwwww ちょいちょいちょいwwww ガチのやつwwwwwwwwwwww ちんこたっちゃうやつだからwwww
[と爆笑しながら宇原は岩動の手を掴んで乳首から離そうとした。**]
(*54) gekonra 2018/12/06(Thu) 13時半頃
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>>*52
[突如として巻き起こる宇原のヨイショコールに顔をほころばせる。]
何急にwww たかってんのwww
[追い打ちが来ない内に、笑って済ませる。 これ以上褒められると褒め返さなけりゃならない気になりそうで、なんとなく宇原が一旦黙ったうちに話を収束させることにした。 改まって他人を褒めるのは得意ではないからだ。]
(*55) higesorry 2018/12/06(Thu) 14時半頃
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>>*53>>*54
[乳首開発について矢継ぎ早に語る宇原のトークに「へえ。」といった顔で返事をする。つまり彼は乳首開発をもう少なくとも1段階は終えているということだ。曰く、開発なしの時代は終了しているわけだから。 つまり、その乳首は一般の、開発などされていない何かしらの変化を得ているということで。今布越しに主張されている2つの突起は自分の知らない世界なわけで。
興味がわかないはずがなかったのだ。]
(*56) higesorry 2018/12/06(Thu) 14時半頃
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[岩動がノリで乳首を摘むと、宇原が高い声を上げて体を跳ねさせる。]
うわ。
[これはガチのやつ。宇原がそう口にしたとおりガチのやつだと直感した。]
(*57) higesorry 2018/12/06(Thu) 14時半頃
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え、これどうなってんの。 どういう感じ? 乳首でちんこ立つの?エロ漫画か?
[露骨に口数を増やしながら乳首を捏ねる。 芝生を生やしながら制止する宇原の声は既にいつもどおりの調子に戻ってはいたが、どうにもさっきの反応が面白くてもう一度、もう一度と指先を動かすのをやめられない。
宇原の制止する手にも抗うほどに、その行為にのめり込んでいた。]**
(*58) higesorry 2018/12/06(Thu) 14時半頃
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や、だからwwwww そうwwwwエロ漫画のやつwwww ちょっとwwwww
[キッチンでタバコ片手に乳首をこねられる。岩動の手を押さえて逃げようとしているうち、シンクに腰が当たって後ろへ逃げられなくなった。 >>*57]
ち、ちょっ……とwwww
[その間も岩動の肉厚な親指と人差し指がセイカちゃんの頭の隣、宇原の乳首を布越しにこね続けている。 岩動はなぜか開発乳首への食いつきがやたら良かった。]
(*59) gekonra 2018/12/06(Thu) 15時頃
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[始めて他人に乳首を触られていることや、無理やり感とか、追い詰められてる感とか、ここは絶対興奮しどころではないぞと思うといっそとか、そういう何かが余計に乳首の触られ具合を意識させている。]
wwwwばっかwwwwwwwwww んんんんんんwwwwwwww
[殆どテレ隠しのために笑いながら、冗談の域を出さないために少し派手目に悶えていたが、徐々に顔は下をむいて、シンクに尻をくっつけたまま、小さく息を乱し始めている。]
……、……ん、んん、wwww
[若干育ってふっくりとした乳首はまだ岩動にいいように弄ばれており、指のしつこい触り方を意識していると、じんじんした痛気持ちよさのなかに、背中がぞくぞくするような寒気とはまた違う感覚を見つけて、ついそれに意識を向けて気付けば口数が減っていた。誤魔化すようにまた少し草を生やした。
微熱で若干だるい時、なんだか妙にムラムラしてしまうことがある宇原は、それもあいまって、股間にテントをたてつつあった。 何かこう、めちゃくちゃに萎えることを考えなくてはと思うのだがままならない。萎えさせ定番を頭に思い浮かべるところまで頭が追い付いてくれない。**]
(*60) gekonra 2018/12/06(Thu) 15時頃
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[宇原の抗議の声と態度は届かない。 それもそのはず、岩動はじゃれているだけだ。宇原が普段やるのと同じに。 眼の前に格好のおもちゃを見つけて、夢中になっていた。]
すげ、乳首あるんだもん。
[煙草を支えていた手を離し、自分の胸を弄るが、自分の体だというのに乳首はどこにあるかすらいまいちつかめない。ところが目の前の彼はそれが摘めるほどに主張している。]
はは。 ウツギくんおっぱい持ってるじゃん。
[気づかぬ内に宇原を追い詰めながら突起を執拗に弄ぶ。 宇原の反応がおもしろい。経験のなさと、好奇心と、同性という理由が作用して、遠慮のない、どこか一種のゲームのような感覚。 勝敗の落とし所はどこだろう。泣かせたら?嫌がられたらゲームオーバーだとして、エロフラならば軽くイカせたら次の段階に…]
(*61) higesorry 2018/12/06(Thu) 16時頃
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あ。
[宇原の股間の膨らみに気がつく。尚も手を止めることはなく、そこを凝視しながら煙を深く吸った。]
……ほんとに乳首感じるんだね!?おもしれえ。
[その一点を見つめたまま、薄く煙を吐き出す。 へえ、と関心を漏らしながら、改めて布越しにやんわりと乳首をまさぐる。テントの動向が気になった。どういう感じでこことそこが連動するのか。]
(*62) higesorry 2018/12/06(Thu) 16時頃
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[夢中になっていることにも、興奮していることにも自覚がないままその行為を止めることはない。顔が綺麗で、無邪気で、乳首で感じて、ちんこがある。 興奮しない理由がなかったのだ。 岩動にとって宇原は既に]
ウツギくん、実質ふたなりじゃない?
[そう言って目を細めて笑った。]
(*63) higesorry 2018/12/06(Thu) 16時頃
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あー、ひとりだと。 そういうのあるなぁ俺も。
[>>40なんとなく湧いてしまう親近感。 それでもやっぱり、りんごを剥いたり雑炊を作ったり、自分にはできないことを簡単にこなしてくれる彼は、すごいと思う。]
ジャム、いいすね。 俺わりと朝はパンなんで。
つかそんなもんまで作れちゃうのか……。
[次の林檎を齧りながら、ぽつりと。 やっぱり凛堂さんは器用だ。]
(45) nordwolf 2018/12/06(Thu) 17時半頃
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>>*61 >>*62 >>*63
みんな乳首あるって……wwww
[笑って肩を震わせたふりで、背中のぞくぞくした震えと、言葉尻がため息交じりになってしまうのを誤魔化した。]
メイさんもある!wwww 自分のでやれwwwwwけほっ……げほ
[少し大きい声を出したら、先程から喋り続けている喉に痛みが走って咳が出た。 おもちゃとして遊ばれているのは分かっている。だからもう、あとはこの変な空気が変に印象に残らないように、じゃれ合いで済むように、そろそろ止めてもらおうと岩動の表情を伺う。]
(*64) gekonra 2018/12/06(Thu) 17時半頃
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おもしれえじゃねえわwwwwww だからそお言ったじゃんんん、げほっ、ぜぇほ…… あっあんwwwwwらめえええwwwww
[とにかく気まずくはなりたくなくて、冗談で片づける体裁は崩したくなく、わざとらしく喘ぐふりをした。 けれど乳首の表面を少し硬い指先で優しく撫でられているうち、背中がまたぞくぞくしてきて、軽く声を漏らして体をよじった。 同時に岩動に見られている股間がむくむくと反応する。柔らかい部屋着が膨らみのせいでますます突っ張った。
やんわりとしたじれったく浅い快感は、強く捏ねられるより馴染みがあって、わざと喘いでみてはいるが、実際気持ちが良い。 口を開けて浅く吸った息で喉が乾燥する。こく、と唾を飲み込んで、少し腰を引いた。完全に勃ってしまった。 ばればれだろうけれど、少しでも見えづらいように少し前かがみになり、岩動を若干恨めしげに見た。]
(*65) gekonra 2018/12/06(Thu) 17時半頃
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[実質ふたなりではという岩動の笑みに、宇原は目を点にした。]
ばかじゃねえのwwwwwwwwwwwwww もうだめ!乳首こわれりゅ!wwwwww 試遊会おわり!
[手を引っぺがして、すすす…とそのまましゃがみこんでおっぱいをガードし、勃起ちんこを触りたいのを我慢しきれず、手を脚の間へ挟み込み押し付けながら、しぼむのを待つ。]
おかゆ〜〜〜めいさんおかゆたべたいな〜〜!? 昨日いっぱいでたから、げほ、んん゛、けほ おれげろげろに腹へってまああす。 体もふきたいな〜〜〜ね〜〜〜めいさ〜〜ん。
[しゃがんだまま、わざとべたべたに甘えた声を出した。]
(*66) gekonra 2018/12/06(Thu) 17時半頃
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[内心、宇原は超ハラハラしていた。
今の流れはどう処理されるのだろう? 此方はセクハラジョークで済ますので構わないが、岩動は呆れたのか引いたのか楽しんだのか、実質ふたなりなどと言って笑っていたし、今一つどんな気分でいるのかが把握できない。バカを言ったから怒られた可能性まであるのでは。 オタクリア友あるあるだったりする? 此方の界隈では全く無かったことだが……。
宇原はこれがどういう状態なのやらわからずに、岩動の動向を伺っている………。**]
(*67) gekonra 2018/12/06(Thu) 17時半頃
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>>*64>>*65>>*66>>*67
え、おもしろいでしょ。 ちんこほんとに立ってんの。見して。
[宇原のズボンの端に指を掛けようとしたららめえ、と逃げられた。
前述したとおり、この一連のやり取りを岩動は戯れだとしか思っていない。 そりゃあ、自分が勃起してるのを見られると恥ずかしいし、友人で勃起したなどとは知られると気まずい。けれどこの場合は宇原は乳首をいじられたからだし、何より顔が良くて公害度が低い。それに自分が嫌がっていない。岩動にとっては宇原相手に行うことは大体遊びの範囲なのだ。情動すらも。 そりゃあ、嫌がるようなことはしてはいけないと思うので、試遊会の終わりを告げられれば素直にそれに従う。]
(*68) higesorry 2018/12/06(Thu) 19時半頃
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はいはいwww また今度ね。
[そう言って宇原の乳首を突くと、手を離して何食わぬ顔で煙草を吸うのに専念する。宇原が騒ぐのは楽しい。このドタバタ感が今遊んでいる!という感じがする。宇原が気持ちよがっているのも、楽しんでいるようで面白い。]
(*69) higesorry 2018/12/06(Thu) 19時半頃
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[おかゆが食べたい、と甘えられれば「そうだった」と言って薬缶の火を止めてから、鍋に湯を貯めて火にかけると、タバコの火を消してゴミ箱に放る。足元にしゃがんでいる宇原を両脚の間に挟み、昨日買ったレトルトのおかゆを取り出して鍋の中に沈めた。]
そんなとこしゃがんで。 ゲロリンくん台所寒くないかい。
[と声をかけてじりじり宇原を挟んだまま数歩歩いて、しばらくして鍋のお湯が沸騰したらおかゆの入ったパックの端を摘んで取り出す。]
あち、あち。 ……っと。
[封を開けて中身を器に移すと、それをスプーンと一緒にテーブルに運ぶ。そのついでに昨日の買い物袋からタオルを取り出してさっきレトルトおかゆを温めたお湯をひっかける。]
(*70) higesorry 2018/12/06(Thu) 19時半頃
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あぢっ!!!!!!!!
[手にかけた。 熱がりながらもなんとかアツアツタオルを絞り、宇原に手渡す。]
おかゆ冷ましながら体拭きなさいね。 足りなかったらまた作るから。
[おかゆでもタオルでも。どちらでも。 そう言い残して再び薬缶に火をつけ、煮えた湯をカップ麺の器に注いだ。]
(*71) higesorry 2018/12/06(Thu) 19時半頃
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[先程当然のように見してと言いながらズボンに指まで引っかけられていたが、この岩動という男リアクションが平坦すぎて何を考えているのかがわかりにくいのだ。>>*68
ふたなり好きのくせに男のちんちんを見てどうだというのか。いや。「実質ふたなり」とか言っていたな。まさか本当に見たかったのだろうか。見てどうするつもりだったんだ。ツッコミそこねてしまい、今更戻れぬ微妙な消化不良的悔しみを抱えることとなった。
諸々心配はしてみたが、現在宇原は岩動の脚の間にはさまれていることで、なんのかんのと構われているので大丈夫だろうと安心しつつある。(※単純)]
(*72) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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さむい………。
[ゲロリン君には台所は寒かった。>>*70 おかげで冷えたおちんちんは平静を取り戻しつつある。 じりじり挟まれたまま何度か岩動の動きにあわせて動く。 おかゆの完成とともに、宇原は岩動の股の間を脱して、部屋へ戻った。ベッドに腰かける。]
(*73) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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………。ぶしっ、ぶしっ。
[ぶるっと震えてくしゃみを二回。はなをかむ。 すごい量の粘度も色も濃い鼻水がぶるぶると出続けている。ただ、出したあとはとてもスッキリしている。 昨日とは大違いだ。
鼻の通りにプチ感激をして、すううううと空気を鼻から吸っていると、台所のほうで悲鳴がきこえた。>>*71]
うおお……っ、だいじょうぶすか! 火傷した???
[そわそわと半分立ち上がるが、大丈夫とあしらわれてそこに留まる。すぐに台所から平気そうな顔して歩いてきた岩動にタオルを渡されて、有難く受け取った。 岩動はカップ麺を作りに再び台所に戻っていった。]
(*74) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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すぴ……ういっす。
[はやくも鼻がつまった。 短い開放感だったな、とおもいながら、粥を食う前に体を拭けという岩動アドバイスに従いTシャツを脱ぐ。 素肌に直接部屋の空気が触れて、ぶるっと震えた。 先程触られた乳首が視界にはいる。 ぶっちゃけると宇原はTシャツを着る際不利な時もあるが、現状の乳首に、それなりに見た目がいい自負がある。捨ててしまっていいような自負だが、二次元美少女達の乳首のように鮮やか桜色とはいかぬが、グロくもなくちょっとエロくていい感じだと思っている。見られて恥ずかしいことなど何もない。 中途半端なことになったので、本音をいえば自分でも触りたい欲にかられるも、家主が急に乳首を触り出す世界は嫌だろうのでやめた。素直に体をふく。]
(*75) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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………。
[首の裏側にタオルをあてて、すこし熱いくらいの温度が気持ちよくて溜息をついた。首筋や耳、肩や胸元を拭い、おなかを拭いて、脇腹を拭いて、背中を不器用に拭く。 ズボンをたくし上げて膝の裏も拭いたあと、先程ちんこを見たがられたことを思い浮かべながら、まあいいかとズボンを下ろして、太ももを拭いた。]
(*76) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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ぇぶしっ……ぶしっ!
[やはり脱ぐと冷える。宇原はきゅっと脇をしめて体をちっちゃくしながらズボンをあげた。 半裸でベッドから立ち上がると、腕をさすりさすりクローゼットに向かい、適当に掴んだTシャツを取り出した。みぃむちゃんの全身が刷られたポップでキュートなTシャツだ。そういう煽り文句だったので間違いはない。 それと、適当なスウェットの下とぱんつも手にとった。
脱いだセイカちゃんTシャツを洗濯機に入れに、そそくさと廊下に出た。 セイカちゃんを洗濯機に放り込んだら、みぃむちゃんを着て、ズボンとぱんつも脱いで洗濯機に放り込み、それも着替えた。]
(*77) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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[風呂に入っていないので完全にすっきりとはほど遠いものの、いくらかマシになった気持ちで部屋に戻る。テーブルの傍に座り、さめてきたであろうおかゆの前で手をあわせた。]
いただきまぁす。
[詰まった鼻で食うおかゆに、味は感じないものの、昨日食べたおにぎりよりは胃に優しそうで嬉しかった。**]
(*78) gekonra 2018/12/06(Thu) 20時半頃
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だいたいみんな一緒ですよ、そういうのって。
昨日の雑炊だって、なんにもする気起きない時に、コンビニのおでんの残り汁にレンジでチンのごはん入れて、温めついでに火にかけておいしかったってやつで。 さすがに昨日のはおでん汁じゃないですけど。
[ズボラ自慢はむなしいが、笑いのネタにはなる。 自虐気味に笑いながら、誕生秘話を話してみた。]
(46) mmsk 2018/12/06(Thu) 21時頃
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へぇ、それはよかった。 僕あんまり食パン食べないから、使ってくれると嬉しいです。
[パン派じゃない人間がなにゆえジャムを作るかといえば、ネットで見たレシピが楽しそうだったからとしか言いようがない。 ヨーグルトは好きなので、そこに好き放題入れて充実した日々を過ごそうかとしていたが、使ってくれそうな人がいるならそれに越したことはない。]
(47) mmsk 2018/12/06(Thu) 21時頃
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……熱、まだありそうです? 林檎も食べましたし、薬、飲めそうならまた飲んだほうがいいですよ。
[寝転がったのは、あるいは本当に具合が悪い可能性もあるかもしれない。 話の転換と心配とを綯い交ぜにして、様子をうかがう**]
(48) mmsk 2018/12/06(Thu) 21時頃
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── 翌朝 ──
[眠りは深く重たく、朝まで続いた。
未だ思考の回らない意識は、いつから覚醒していたものか 境目の曖昧な状態で、起き上がりもせず微睡んでいる。 目覚め良く、朝から活発に活動する方であった筈だが。
その目は細く射し込む光にも、 小さな世界の外から届く音にだって>>43 開くこと無く、動かない身体は眠りの続きを欲していて。]
(49) clade 2018/12/06(Thu) 22時頃
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[それでも、君がおれを呼ぶのなら>>44 頬の感触が、その声が、 たった一晩で起きた沢山の出来事の続きならば ゆっくりと瞼を上げ、確かめようとする。]
……おはよう、柊真
[眠気の残る声で、その名前を呼び返す。 昨夜、何度も何度も繰り返したように。
自分のものじゃない、けれどよく知っている部屋。 その中で、抱き寄せられながら まるで幼馴染や兄弟がするものではない、 口付けを首筋に感じ、擽ったいと小さく笑ったおれが どうしようもなく安堵していたことを、君は知らない。]
(50) clade 2018/12/06(Thu) 22時頃
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可愛いなぁ ……
[大きな犬みたいだ。
なんて言うのは流石に怒られる気がして、止めておいた。 密着し伝わる体温が心地良くて、 一度上げた瞼がまた下りそうになるのを堪えるのが大変だ。
看病の為に来たというのに、病人のベッドで朝から寛ぐなんて。 早く朝食を、薬を、やることは山のように浮かぶ。 だが、柊真もそうしたいようだから、と言い訳をし すり寄る彼の青みがかる黒髪を撫でながら、少しも動く気が無いのは 疲労のせいだけでは無い筈だ。
だって、こんなにも君の隣はあたたかいから。]*
(51) clade 2018/12/06(Thu) 22時頃
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── やがて ──
[カーテンが開かれ、二人もすっかり起きた後。 相変わらず彼の部屋、そのテーブルに並ぶのは フレンチトーストと、湯を注げば完成するスープが二つづつ それに相手の側にのみグラスと、錠剤が二つ。
剥がしたシーツと二人の着ていたものは、 昨日部屋から回収していた衣類と共に洗濯機へ。 シャワーを貸してもらって、 今着ているのは持ってきていた着替えだ。
彼の調子が湯を浴びれる程なら、 湯冷めしないよう脱衣場まで暖めておく。 でなければ洗面器に湯を汲んでタオルを用意しただろう。 ……ともかく、どちらも身体を清め着替えるべきだったから。]
(52) clade 2018/12/06(Thu) 22時頃
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ごめんね、今朝はこんな感じで。
[苦笑し謝罪しながらも、理由は言わない。 理由を口にするには戻ってきた羞恥心が邪魔をした。 あちこち歩き回る身体の動きがぎこちないことは、 気づかれているかもしれないが。
ベッドを、二人を、綺麗に整えた後でも Vネックのセーターは、首筋の赤を隠してはいない。]
(53) clade 2018/12/06(Thu) 22時頃
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パンだとほら、ジャムとかバター塗って、あと出来合いのサラダとかで、いい具合になるから……。
[>>47布や毛糸を汚さないように、作業中に食べることは少ないが。 やはり色々用意するのが面倒で、パン食になることはだいぶ多い気がする。]
そうかぁ、余ったご飯、そうやって食べればよかったんだ……。
[一人だと、米を炊いても余るからというのも、パンが多い理由のひとつだったけど。 >>46おでん汁で雑炊という発想はなかった。 コンビニおでん、よく食べるのに。]
今度やってみよ。
(54) nordwolf 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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…………あ、そ、ですね。
薬、飲まないと!
[>>48幸い凛堂さんのおかげで、気まずい沈黙はつくらずにすんだ。 まだちょっと顔が赤い自覚はあるけど、起き上がって、薬を手に取る。 そしていつものように、水を口に含んでから、粉薬、更に水を一含み……]
(55) nordwolf 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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……ッ ゴフッ!!
[このタイミングで咳が出た。 水が鼻に回って垂れたのは、いいとして。 涙も出たけど、まぁどうでもいいとして。]
あっ、あ……!!
[慌てて口を塞いだので、両手とパジャマが大惨事だ。 しかも噎せた勢いで、リンゴまで少しもどしてしまった。]
……あー……ぼったいばい。
[勿体無がってる場合じゃない。]
(56) nordwolf 2018/12/06(Thu) 22時半頃
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……す、すばせん、りんど、さん。
おふろば、バスタオルと、ぱじゃば、あるんで。 おねがいして、い、ですか……。
[涙と鼻水と、吐き出してしまった諸々は、ひとまず、大惨事なパジャマで拭ってしまおう。 さんざん世話になっておいて、よりによってこのタイミングでとか、本当に泣きそうだ。*]
(57) nordwolf 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[さっき熱湯をかけた手のひらがじんじんとするが、水で冷やすとそんな感覚もすぐに薄れた。火の側にいても大して痛まないので火傷と言うほど大したことにはならなかった。 心配する宇原を制止して、台所に戻り薬缶の湯を容器に注ぐ。蓋の上に割り箸を乗せたままゆっくりとキッチンから奥のテーブルへと運び、小さく床に座る。]
3分〜♪
[乾麺がスープと混ざって煮え、蓋と容器の隙間から湯気が上がる。風邪ひきの宇原にはもしかすると悪臭になるのかもしれないが、岩動にはかぐわしい。体調不良などおかまいなしだ。]
(*79) higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[席についた頃、宇原はさっき渡したタオルで体を拭いていた。蒸しタオルは気持ちいいけれど、すぐに冷えてしまうのが難点だな、と思いつつその様子を横目に眺めながら、スマートフォンのタイマーをいじるついでにSNSのチェックなどをしていた。 スマホから視線を上げた瞬間、不意に宇原と、目が合う。]
……
[なんとなく、自然に笑みがこぼれた。]
ウツギくん…… ははwwwwwww なんか乳首まで美形じゃない?www 俺のなんてレンガみたいな色してるよ。
[良いものを見た気分になる。男の裸など大してあれでもないのだが、美形とはこういうとき何かと有り難い存在なのだなと思い知った。その後もズボンをおろして体を拭くところも、しっかり眺めた。 特に首の裏にタオルを当てて暖を取るさまは、ともすればおっさん臭い挙動のはずなのにどこか色っぽく見えたのだから、やはり美形は得なのだ。]
(*80) higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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>>*77
あーあ。 一気に脱ぐから。
[そりゃあ温かいタオルがあるとは言えど、脱げば体は冷えるし、温めた部分も逆に冷えるのではないか。宇原が鼻をずるりとすすりながらクローゼットに向かい、着替えを取り出す。昨日着替えを借りたときにも思ったが、美少女の絵がプリントされた洋服を身に纏いたいという感覚はよくわからない。わからないので、今岩動が来ているTシャツは彼のコレクションの中でも比較的岩動の趣味にも合う、ラリった猫がプリントされているものだった。 廊下へ歩いていったあとは、着替えるのだろうなと思いそれ以上覗くことはしな…いはずがなかった。 振り向いてしっかりと視線であとを追う。尻が見えた。 ああ、何故人間の男の尻はこんなにも笑えるのだろう。ぷぷ、と思っていたはずがこれがまた案外と綺麗な尻で笑う隙がなかった。美形はどこまでも美形らしい。]
(*81) higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[宇原がテーブルに戻ってきた頃、スマホのタイマーが3分を報せる。 宇原がおかゆの前で手を合わせたのに合わせて、カップ麺の前で小さく手を合わせる。]
お行儀いいなー。
[そう言ってラーメンをすすり始める。大好物の、カロリーの味がした。]
(*82) higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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[おかゆを食べる宇原をよそに、カップ麺を食べ終えた岩動は残りのスープを捨てに台所へ向かう。ついでにもう一枚、買ってあった徳用タオルを持って再び熱湯をかけて蒸タオルを作る。レンジでも使えばいいのだろうが面倒くさい。
ほかほかになったタオルを持って、おかゆを食べている宇原の後ろに立ち]
食べてていいからじっとしててね。
[そう言って宇原の頭を温めたタオルでごしごしと拭った。 これでいくらか、すっきりするだろう。]**
(*83) higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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イスルギは、ウツギに、ゆっくり噛んで食べなよ。と笑った。
higesorry 2018/12/06(Thu) 23時頃
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>>*79 >>*80 >>*81 >>*82 >>*83
レンガてwwwwwwwwwwwww おれの乳首見ようによっては ぎりぎり貧乳少女なとこないすか?ない?
[などと乳首について話していたのもさっきのこと。 今は片方はラーメン、片方は粥を食っている。 家にラーメンのにおいが充満し、宇原が言ったことには]
ううううううう。ひ。 一口だけ……… もういまなんでもうまそう…… 口のなかがよだれでいっぱいんなってきた……
[いっぱい食べる勇気はなかった。 箸を持っているのは岩動だけだ。一口だけ、ともう一度懇願して、岩動の傍に近づいて、ぱかと口をあけた。]
(*84) gekonra 2018/12/06(Thu) 23時半頃
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[そんなこんなをして、岩動は先にラーメンを食べ終わる。 よく噛んで食べろと言われているので、宇原はおかゆ相手にじっくり時間をかけて食べている。
匙ですくって、ほの温かい粥を口にいれる。うっすら水の味と米の味がする。噛み応えもへったくれもないものを噛んでいると、ラーメン汁を捨てに行った台所から戻ってきた岩動は、定位置に戻らず、宇原の背後に回った。]
??? うす。
[なんだろうと岩動を上目遣いに見上げて、頷いた。 再び粥に向き合うと、頭の上にあったかいものが乗った。]
(*85) gekonra 2018/12/06(Thu) 23時半頃
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んんん。おおおおお。
[少し濡れた感触と温かさが頭を包み、わしわしと指先の感触が布越しに伝わる。]
ああああ…… んぎもぢい……
[と、匙を結局一旦置いて、たらんと腕をたらして、されるがままで頭を拭いてもらった。 目をとじて手の力にあわせて、少し首を傾けたりしながら暫し。ぬるくなったタオルが頭から離れると、また岩動を見上げた。嬉しそうに笑う。]
ちょうすっきりした……
[頭は少し濡れて、短い毛が跳ねていた。**]
(*86) gekonra 2018/12/06(Thu) 23時半頃
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[>>52情事の名残でべとつく身体を軽く流し、着替えた後 部屋に用意されていたのは、朝食と称したフレンチトーストとスープ。 一手間かかる為、鳴海家ではあまり卓に並ばないのに。 ……毎日稜の作る朝食を食べられる功也さんが羨ましくなった。]
無理すんなっつったのに。 ………ありがとな。
[>>53隠す訳でもない、首筋の赤を見れば 彼の動きを鈍らせているのは自分なのだと、より自覚する。
しかし、無理をするなと告げても彼は甲斐甲斐しく 自分の為に脱衣場を暖めたり、ベッドを整えたり 食事を用意したりしたのだろう。]
(58) よつば 2018/12/07(Fri) 00時頃
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ふふ、それができるんなら、昨日の雑炊も簡単ですよ。 おでんの汁めんつゆに変えただけですから。
[今度やってみよう、とキッチンに立つ意思が見えれば、雑炊作りには充分だ。 はじめの一歩が踏めれば、きっとまた次もやってくるだろう。 人に教えられるような料理の腕は持ってないが、レベルが低い分同じ目線に立てるまでは早かったらしい。
目線が揃えば、口数も増える。 饒舌はぬくもりと照れくささと、それから僅かの緊張をもたらして。]
(59) mmsk 2018/12/07(Fri) 00時頃
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うん、飲めるなら飲んだほうがいいですよ。 よくなってきても、油断しないほうがい――
[方徳さんが粉薬の封を開け、慣れたふうに飲み下すのを見て、ああうまいなあとか、緊張しないのかなとか、その極意を盗む――はずだった。]
わ、わーっ、大丈夫ですかっ!
[むせこんだのか飲みそこねたのか、異物を排除するように薬と水分とが逆流する。 つい見てしまったせいで若干飛沫がかかったが、そんなことはどうでもいい。 あの瞬間の苦しさは覚えがある。慌てて立ち上がって背をさすりながら、パジャマで拭うのを手伝った。]
(60) mmsk 2018/12/07(Fri) 00時頃
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はい、ええと、出て奥の左側ですよね。 持ってきます。
[さっきまでの雰囲気一転、ばたばたと部屋を出ていく。 ほんの少しだけそれどころじゃなくなったことに安堵して、いやいや人の不調を喜ぶなんてと、部屋の外一人で頭を振って考えを振り払った。
半ば駆け足でパジャマとタオルを持って戻った*]
(61) mmsk 2018/12/07(Fri) 00時頃
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[そう、彼の乳首は美少女のそれだ。その事実はただ彼のふたなり感を増すばかり。 やはり彼も自分がふたなり美少女だという自覚があるのでは。 そんな事を考え、しばらくすると宇原がラーメンをせがんで来た。]
吐かないでよ〜?
[そう言って小さな一口をぽっかりと開かれて待つ、彼の口元へと運ぶ。他人に手ずから麺類を食べさせたのは初めてだったが、思ったより上手に啜るもので感心してしまった。 ちゅるん、と麺の端がスープを弾きながら宇原の唇に吸い込まれていく。]
おいちいねえ。 [また自分も残りのラーメンを音を立ててすすり始める。 隣で宇原は、素直に言いつけを守ってよく噛んで食べている。また昨日のように胃が驚いて戻すようなことになると辛いだろうので、少しばかり注意深く見ていたが、彼の様子に安心すると自分の食事の後片付けに席を立ったのだった。]
(*87) higesorry 2018/12/07(Fri) 00時半頃
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>>*86
[最初は頭全体を包んで湿らせて、次は頭皮をゆっくりと万遍なく。力加減は適当に、少し強いくらいが気持ちいいだろうかと雑に擦る。耳の裏や襟足もざっと拭って、形の良い頭の輪郭などわからない手付きだというのに、それが自分のものより少し小さめだというのは手触りで歴然だった。壊すまいと思いながらも、わしわしと掴むように洗ってやる。]
どこか拭けてないところある?
[度々そう訊ねて、言われるとおりに簡単な洗髪をした。]
(*88) higesorry 2018/12/07(Fri) 00時半頃
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[拭い終えて、洗いたての犬のようになった宇原がすっきりしたと笑うので、ひと仕事終えた気分でグラスに水を注ぐ。]
胃薬と風邪薬。 食べ終わったら飲んでね。
[テーブルの上にそれらを並べると、大きく息をつきながら宇原の側に寝転がってくつろぎ始めた。]
(*89) higesorry 2018/12/07(Fri) 00時半頃
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ゲホッ、ゲ…… だいじょぶ、です。
[>>60いや大丈夫じゃない。 追撃してくる咳を、口を押さえて堪えたら、かわりに涙と鼻水が流れ出た。]
ゴフッ……、う。 ……ん…………
[それでも、背中をさすってもらえて、だいぶ楽になった。]
はび、お”ねが、しばず……。
(62) nordwolf 2018/12/07(Fri) 00時半頃
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[涙目で、凛堂さんを見送ったあと、べしゃべしゃになったパジャマを急いで脱いだ。 腹から滴った水でズボンのほうまで被害が及んでいたので、そっちも。 パンツも少し濡れたけど、どうしよう。]
うーん、こんくらいなら……
[でもやっぱり、濡れたパンツは気持ち悪い。 パジャマといっしょに頼んでおけばよかった。 そういえば、ベッドサイドの引き出しに、新しいのがしまってあったはず。 凛堂さんが戻ってくるまでに、穿き替えてしまおう。]
(63) nordwolf 2018/12/07(Fri) 00時半頃
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>>*87 >>*88 >>*89
[拭かれた髪の毛がぴんぴんと跳ねているまま、先ほどの頭拭きの気持ちよさを思いながら、ほうっと溜息をついた。 髪を切りに行って美容師にやってもらうような、専門の人に上等なことをしてもらったわけではないが、この雑さでも大変気持ちはいい。
宇原は無自覚だが人に頭を触られるのがちょっと好きな傾向があった。美少女が頭をぽんぽんされてポーッとなってくれるのだけではなく、美少女に頭をなでなでされて全て許されたい。そういう欲求を抱きながら大人になったせいもあるだろう。
生憎と頭を拭いてくれた美少女には複雑な設定がついてはいるが……(美少女:28歳会社員男性・冴えないオタク)]
(*90) gekonra 2018/12/07(Fri) 01時頃
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[胃薬と風邪薬を用意してもらいつつ、食事の続き。
傍に岩動が寝転んだ。窓から差す午前の陽が、のろのろ部屋を暖めている。ひと時静かになった部屋に、ちくたくと時計の音がしていた。
食べ過ぎない程度に器にいれてもらった少量の粥をやっと平らげて、一息つく。
先に飲む数が分かっている胃薬から口に放り込んだ。 今度は飲むのに成功して、水をがぶ飲みすることもない。 次いで風邪薬。纏めて飲んでいいのかどうかとかは、1ミリも気にしていない。そもそも薬のことなど分からないし、岩動を雑に信用していた。
少し勢いあまって、口の端から水がこぼれて顎へ伝う。 それを手の甲で拭いながら、コップをことんとテーブルに置いた。]
(*91) gekonra 2018/12/07(Fri) 01時頃
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のんだ! なおる!
[と、岩動に無邪気に報告して、胃袋が重たくなったので、真似して近くに横になった。**]
(*92) gekonra 2018/12/07(Fri) 01時頃
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[吐いた水分のうち、いくらか固形物が混ざっていた。 胃が完全には受け付けていないようだし、粉薬で咳き込むと苦味や異物感で吐き気が続いて第二波もありうる。 なるべく早く戻ろうと、気が急いた。]
方徳さん、大丈――
[夫ですか、とタオルとパジャマ引っ掴み駆けつけて、そこで出くわしたのは、生理現象で存在を主張した、家主自身。]
(64) mmsk 2018/12/07(Fri) 01時頃
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あ――……
す、すみませんっ!
[咄嗟に顔を隠したのは、掴んでいたバスタオル。 渡すはずのものを使って視界を塞いでいては渡せないなんてこと、今は完全に頭から抜けていた*]
(65) mmsk 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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…………はっ!
[数秒の間。 そして硬直が解けた。]
あ、はい。 ハイ! だいじょうぶ、です!
[状況的には、あんまり大丈夫ではないのだが。]
(66) nordwolf 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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や、これは。 パンツも湿ってたんで、はきかえようとおもって。 ……あ、えっと、寝起きですし、その、水分も多くとってたんで……
[同性なんだから、そんなものいちいち説明しなくたって見当がつくだろうに。 つい言い訳がましく説明なぞしながら、とにかくパンツだけは穿き替えて]
あ、あの……バ、スタオル、いい……すか?
それ……
[顔を隠しているタオルを、こちらへ貰えないだろうかと。 控えめに、お願いした。]
(67) nordwolf 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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あ、ええと、はい! そうですよね!
濡れたら、その、染みますよね!
[今は朝で、水分を取らせたのは自分で、それがどういう状態かは自分でもよくよくわかっている。 だがわかっているからと言って、真正面から全力で見るものでもないと思う。 目をそらすのに必死で、フォローを肯定する声もバスタオル越しにくぐもった。]
(68) mmsk 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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[大丈夫、と聞こえた声に少し冷静さが戻ってくるのと同時に、バスタオルを要求されて、はっと気がついた。 いま手元にあるのは汚れたパジャマの代わりにするための新しいパジャマと、体を拭うためのバスタオル。]
わ、わ、ごめんなさい!
[見てはいけないものを見たという意識だけで頭がいっぱいで、がっしり握りしめてしまっていた。 顔の前にあった腕をそのまま正面に突き出して、タオルとパジャマ一式を受け渡す。]
(69) mmsk 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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あの、汚れた方、片付けますね。 洗濯機に突っ込んじゃっていいですか。
[身体を拭くのは当人のほうがやりやすいところもあるだろうと、汚れものを片付ける方に回る。 湿ったパジャマを拾い脱がれたパンツを拾い、バスタオルの代わりに腕に抱えた。 ひやりと冷たい感触と、うす甘いような匂いに混じって、少しだけ汗の匂いがした*]
(70) mmsk 2018/12/07(Fri) 01時半頃
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うん、はい しみちゃって、その
……なんでそれ、こっちに……
[>>68>>69だいぶごたごたした弁明ののち、どうにか無事に(手遅れ気味に)タオルとパジャマを受け取ることができた。]
─────!
[受け取るとき、指がちょっと触れた気がして、なぜか動揺して慌てて手を引っ込めてしまったが。 怪しまれなかったろうか大丈夫だろうか。 無駄に心臓がばくばくして、余計な熱が出てきそうだ。]
(71) nordwolf 2018/12/07(Fri) 02時頃
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あはい、すみません! 全部まとめて、放り込んでおいてくれれば、だいじょぶなんで!
[分けるものは、あとで分ければいい。 それより、今度こそ、凛堂さんが戻ってくる前に。]
あぁもぅ……みっともない……
[べたべたになった胴体と腕とをタオルで拭って、急いで新しいパジャマをまとう。 布団のおかげで、下はとりあえず誤魔化せそうだけど]
(72) nordwolf 2018/12/07(Fri) 02時頃
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[蒸しタオルは、むかぁしむかしに軽い肺炎に罹って、自宅療養をしたとき。 高熱が続いて風呂に入れずに居た岩動に母がしてくれたことだった。 ああ、あとどうしてくれていたっけ。]
(*93) higesorry 2018/12/07(Fri) 02時頃
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[宇原の近くに寝転んで、目を閉じる。 午前の日差しはぽかぽかとほのかに暖かく、やわらかな光と食事の音が微かに鳴る空間は時が止まっているようで、時計の音の時を刻む音はまるで足踏みのように感じた。]
水も慌てて飲まないようにね。
[薬の包装されたシートがパキパキと音を鳴らすのを聞いて、忠告する。 確か昨日は薬を飲むときに水を飲みすぎて吐いたなどと言っていた気がしたので。
薄く目を開いて宇原の方を眺めると、薬を飲み終えて口を拭っていた。]
飲むの下手かwww
[軽口を叩くと、無邪気に笑いながら彼もそのまま近くに転がった。床は冷えるから布団で眠ったほうがいい、そう思うけれど。休日の食後、ごろ寝タイムは何にも代えがたい。]
(*94) higesorry 2018/12/07(Fri) 02時頃
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早く治しなさいよ〜。
[そう言って手を伸ばし、彼の頭を小突いた。
…そうだ、ドライヤーなどもかけてやるべきだったか。 まあいいか、面倒だし。短い髪だし、すぐ乾くだろう。]
(*95) higesorry 2018/12/07(Fri) 02時頃
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[それより後は、ほぼほぼ普段どおりに。 ゲームをしたり、オタクコンテンツを消費したり、お互いの性癖について語り合ったり。体調を考えたり考えなかったりして、少し大人しめにはなっただろうか。]
新式装備フルセットやっとできた。
[素材から集め始めて、コツコツと作っていた装備をようやく仕上げる。 宇原の言ったとおりに、時間をかけてタダで仕上げる方法で作っていたら思っていたよりあれやこれやと時間がかかった。]
(*96) higesorry 2018/12/07(Fri) 02時頃
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そ〜したら、俺そろそろ帰ろっかな。 [随分具合も良くなったようだがまだ完全に治ったわけでもない。 これ以降は居てもかえって気を使わせることのほうが多いだろう。]
ちゃんとあったかくして、おかゆでもスープでも 食べられそうなもの食べて、薬も飲んでちゃんと寝ること。
いいね?ゲームログインしてきたらうるさく密談飛ばすからね。
[そう言って笑って、宇原の部屋を後にした。
完全に部屋を出てしまう前に、一度だけ乳首をつついて。]**
(*97) higesorry 2018/12/07(Fri) 02時頃
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ううん、いいんだ
[家事に歩き回る最中、気遣いを向けられていた以上 気づかれていたことに>>58驚きは無いけれど そうして暗にでも触れられると、 顔を覆いたくなるような心地も確かにある。
少しだけ頬に感じた熱を振り払い、そして問いを向けた。]
(73) clade 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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[────おれはあの夢を、二度と見ないことだろう。]*
(74) clade 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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[慌てて離れるみたいにパジャマを持って、今度は洗濯機へと逆戻り。 蓋を開ければ、靴下やらなんやら、細々したいくらかの洗濯物がまだそこにいた。 風邪でなかなか、洗濯も満足に出来なかったのかもしれない。 仲間を増やすみたいにパジャマをそこに放り込んで、蓋をしめる。]
(75) mmsk 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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――――ふ……
[そして、そのままずるずると座り込む。 一緒にいるとか、いたいとか。急な話に、変に胸の奥が燻る思いがした。 それから突然あんな状況に出くわして、羞恥が臨界を超えたのか、一瞬指が触れたことさえ、どきりとした。]
(76) mmsk 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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おれの新式ちゃん! あんんんんんんんんんんん。 れっレン♡メイおにいちゃ♡♡♡♡♡♡ うれっちいぃぃ〜〜しゅきいい!
ウッどぴゅっぴゅっ!
[そう言って岩動のうしろ、PC用椅子のちょっと下、布団の上でごろごろしながら装備の完成を喜ぶ宇原の頭には、ばっちり寝ぐせがついていた。>>*95 >>*96]
(*98) gekonra 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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[早く直せと言われ、頭を小突かれたその後。 宇原は風邪薬も少しは効いたようで、微熱は微熱のまま、吐いたり気分を悪くすることもなく、着実に元気を取り戻してきていた。
玄関先で少し口うるさく、今日の過ごし方について指示してくれる岩動に、うん、と素直に頷いた。
ちょっと寂しそうに、足先が床をつついて、羽織ったパーカーのポッケに手をいれて、]
ねー、メイさぁん。 胃なおったらさあ、ラーメンいこー?
[と、寂しさから次の遊びの約束を取り付けて、頷いてもらうとはにかむように笑っていた。 部屋を出て行く岩動に、手を振ろうとポケットから手を出す前に、乳首をつつかれて、何か言う前に去られた。]
(*99) gekonra 2018/12/07(Fri) 02時半頃
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[岩動の手元、スマホには
「おいピンポンダッシュやめーやwwwwwwww」 「ありがとね!」
とメッセージが届く。
再び二人の会話は、 文字と顔の見えない音声のみの日常に戻った。**]
(*100) gekonra 2018/12/07(Fri) 03時頃
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[後日談。]
(77) gekonra 2018/12/07(Fri) 03時頃
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[宇原はいつものゲームを起動する。 大学から返ってきてまだ日中。 本日はバイトもない。となればやるのは
『FOREVER FANTASY10 -Thousand Light-』 >>0:2
通称じゅうまんちゃんだ。]
<G>(Utsugi Spacecat) こんこんこんちゃ♡♡♡
[ギルドチャットに挨拶を打つ。**]
(78) gekonra 2018/12/07(Fri) 03時頃
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>>*98
そういうセリフはらぶ声通してもらえませんかねえ!? あっでもスペキャちゃんはちんちんついてないから どぴゅってしな…えっ
スペキャちゃん今度どぴゅって…言ってね……?
[ついに新たな可能性を見出してしまった。中の人間が男だからといってキャラをふたなりとしてみるのは無理がある、そう諦めていたが声がつけば、あるいは…? 寝癖頭の宇原をよそに、そんな無限の可能性に心躍らせていた。]
(*101) higesorry 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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>>*99
[帰り際、見送ってくれている宇原の様子は、いかにマイペースが過ぎる岩動でもわかるほどに寂しがっている様子で。自慢ではないが盆休みに田舎に帰り甥っ子としこたま遊んでやったにもかかわらず全く懐かれなかった実績がある。懐かれていない実績があるからこそわかることもある。これは懐かれている。]
いいよ。 治ったら行きましょう。 前ウツギくんと行きそびれたとこにしようね。
[返事をすると、相手がはにかむ。こんなに気分のいいことがあるだろうか。
そんな上ずったテンションで行ったのがピンポンダッシュだ。浮かれていたのだから、仕方ない。]**
(*102) higesorry 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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[続・後日談。]
(79) higesorry 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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[平日、日中。
『FOREVER FANTASY10 -Thousand Light-』にウツギがログインした。]
<G>(Ren May) こんちゃー
[Ren May、冴えないオタク会社員。 平日の昼間に居るはずのない人間が、挨拶を返した。]**
(80) higesorry 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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[Ren May、冴えないオタク"会社員"。>>80 ここに注目してほしい。彼の休みは土曜祝日。つまり、平日昼間には基本ログインしてこないのだ。**]
<G>(Utsugi Spacecat) WT <G>(Utsugi Spacecat) めずらし <G>(Utsugi Spacecat) やすみ?
(81) gekonra 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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― 数日後 ―
[早めの対処が功を奏してくれたのか、風邪はさほど長引くことはなく、発熱は翌日に、鼻水と咳も三日後には落ち着いてくれた。
─────ただ。
あの一件以来、何かがずっと、胸の奥に留まっている。 純情気取るような年齢でもあるまいに、とは思うのだけど、このての感情をコントロールできるほど、経験豊富というわけでもない。 風邪なら薬を飲んで寝ていれば治るのに、これはおそらく……医者も温泉も役立たずなやつだ。]
(82) nordwolf 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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[どうしたもんかと数日悩んだ。 悩んでる間に、帽子と、おまけが出来上がった。 先日のお礼に、届けたいと、メッセージを送ったのが数十分前。
まだ悩みが解決したわけではないのだが、それでも、もう彼の家の前だ。]
(83) nordwolf 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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[ ──────── ピンポーン ]
(84) nordwolf 2018/12/07(Fri) 03時半頃
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>>81
<G>(Ren May) 熱出て合法休暇です。いえい <G>(Ren May) 午前に病院行ってきて。 <G>(Ren May) 今しんでる
(85) higesorry 2018/12/07(Fri) 04時頃
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[昨日からおかしいと思っていた。 喉がやけに痛いというか、べたべたひっつくというか、ざらざらしているというか。そこまで予兆がくれば流石に伊達に28年人間やってるわけでもないので風邪のひき始めだと察知し、ドヤ顔で風邪薬を飲み栄養ドリンクを飲み、万全を期して眠りについたはずだった。
ところがどうだ、明け方に寒さで目が覚めた。喉がパンパンに腫れた感覚で息苦しい。眠っている間に蹴り飛ばした布団を引きずり寄せながら、汗が冷えたのだと自覚する。ガタガタと震えながら痛みと倦怠感に襲われ、半ば気を失うように再び眠りについた。
アラームで目を覚ますと、今度は腹痛だ。夜の内に体を冷やしたのだろう。ベッドから起き上がると、振動で頭痛が響く。嫌な痛みを堪えながらトイレに篭っていると、また体が冷えて悪循環を起こし、辛さでと寒さで便座に座ったまま蹲った。]
(*103) higesorry 2018/12/07(Fri) 04時頃
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[とりあえずこんな調子では出社は無理だと悟り、会社に電話連絡を入れようとしたときに、ようやく自分は声が殆ど出ないということにも気づく。普段から少しかすれた声は、もはや聞き取りが不可能だった。何度も痰を切り、ようやく少し声が出せるようになったタイミングで連絡を済ませ、病院へ向かうことにした。
死にたくはないので運転は避け、タクシーを捕まえて病院へ向かう。マスクをつけていると自分の息が眼鏡に掛かってレンズが曇り、心の底から鬱陶しい。ただマスクを外すわけにもいかずただただ、眼鏡を曇らせていた。
そんなこんなで潰れた午前。疲労困憊で帰宅するも症状はもちろん悪化して、現在に至るというわけだ。]**
(*104) higesorry 2018/12/07(Fri) 04時頃
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─ それから ─
[話に区切りがついた頃、冷めてしまうからと フレンチトーストをつつきながら]
そういえば、 お前何か欲しいもんとかねえの。
………ほら、ここ数年何も出来てなかったしさ。
[>>2:=43辛い思いをさせてしまった。 彼を手にかけない為とは言え、長く付き添った親友に 突き放される痛みはきっと、自身が抱えたものより大きくて。
その穴埋めには到底足りないだろうが、 寂しさを一つずつ晴らしていくための彼の“お願い”なら、 出来る限り聞いてやりたいと思い、問いかける。]
(86) よつば 2018/12/07(Fri) 04時頃
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>>85 >>*103 >>*104
<G>(Utsugi Spacecat) だいじょぶ? <G>(Utsugi Spacecat) 休みおめでと!!!!! <G>(Utsugi Spacecat) すぺちゃんと遊びますか??? <G>(Utsugi Spacecat) しんでる? <G>(Utsugi Spacecat) つまりすぺちゃんと野良0式フェスティバルするってことでいい?
[どんなにしんどい風邪を岩動が患っているかを1ミリも察することなく、ウツギ・スペースキャットは即PT勧誘を飛ばしてきた。勿論遊ぶことしか考えていない。**]
(87) gekonra 2018/12/07(Fri) 04時半頃
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>>87
<G>(Ren May) しんでるって
[ギルドチャットで端から見れば面倒そうにそう答えるも、PT勧誘には応じる。遊びたくないわけでは、ない、けれど。勧誘されたPTにはウツギだけ。他に誰が居るわけでもないチャット欄にこう打ち込んだ。]
(Ren May) しんでるって
[3回目だ。]
(88) higesorry 2018/12/07(Fri) 04時半頃
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(Ren May) 熱めっちゃあるから (Ren May) 大変な遊びはむり (Ren May) 声でないからVCもむり
[椅子に座っているのがつらい。さっきまでもたまに画面を見て気まぐれにマクロで動かしている程度だった。宇原が喜ぶなら遊びたいのもやまやまだが、そう思いながらパソコン机に肘をついた手の甲に額を乗せ、ぐったりとうつむいた。]**
(89) higesorry 2018/12/07(Fri) 04時半頃
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[レン・メイがPTに入って来て、2秒でコンテンツへ申請するがキャンセルがある。三度目の「しんでる」申告。]
(Utsugi Spacecat) ???????????? (Utsugi Spacecat) それはなんにもできんが?
[宇原は大変な遊びをレン・メイとやりたいのだ。 VCつきで気楽にデュオ申請が楽しそうで誘ったのだ。 だがどちらも無理らしい。>>88>>89**]
(Utsugi Spacecat) ??????? (Utsugi Spacecat) おい・・・? (Utsugi Spacecat) しんだか・・・?
(90) gekonra 2018/12/07(Fri) 04時半頃
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ウツギは、イスルギの存在意義を問うた(大げさ)**
gekonra 2018/12/07(Fri) 05時頃
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[顔を上げるとチャット欄で「なんにもできん」、「しんだか?」などと好き放題書かれていた。>>90この男はチャットですらうるさい。いや、チャットでの付き合いのほうが多いのだけれど。 うろうろと揺れる指先でキーボードを力なく叩く。]
(Ren May) でrkる (Ren May) できる (Ren May) ポカリ買ってきて
[頭が揺れて痛むのを目を細めて堪えながらやっとの思いでそう伝えると、もはやパソコン前に居ることは諦めてベッドに転がりこみ、スマートフォンに手を伸ばしてチャットアプリで宇原に連絡を入れる。
「寝るから、よろしく」
それは「寝るからPT解散なり好きにしてくれ」のつもりで。**]
(91) higesorry 2018/12/07(Fri) 05時頃
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(Utsugi Spacecat) あい <G>(Utsugi Spacecat) おつ! <G> Utsugi Spacecat がログアウトしました。
[ウツギ・スペースキャットは、即オチ2コマよりも素早くログアウトしていった。**]
(92) gekonra 2018/12/07(Fri) 05時頃
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イスルギは、ウツギのチャットの返事には気づかないまま。
higesorry 2018/12/07(Fri) 05時頃
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[殆ど荷物らしい荷物を持たず、財布とスマホと鍵だけ持って即出発。
言われないと見舞うなどと発想すらしないが、お使いを頼まれたならば気軽にお出かけだ。なんとなく役立つのは気持ちがいいし、遊びにいくようなものだから。
宇原は兄が引っ越しの都合で邪魔になったという理由で譲って貰った原付に乗って出発した。
本日の配達品はピザでなくポカリ。 宇原は道中のコンビニで1.5リットルのペットボトルを雑に2本買って岩動の家へ向かった。]
(93) gekonra 2018/12/07(Fri) 05時半頃
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[岩動の部屋のあるマンションに到着。マンション前の駐車場は前回着た時同様に空いているいる。適当にすみっこに原付を駐車させてもらう。
宇原の住んでいるアパートよりは幾分ランクアップした建物の三階。階段を上がって、廊下を進み、部屋の前まで来てチャイムを押すかどうか、一応迷った。
「寝るから、よろしく」とスマホに連絡がきていたことに気付いたのだ。
起こすな的な意味か迷ったが、泥棒扱いされても嫌なのでチャイムは押す。]
(94) gekonra 2018/12/07(Fri) 05時半頃
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[鍵が開いてるか空いていないか確かめるべく、うるさくしないようにドアノブに手をかけた。
どうやら鍵は閉まっている。 そのまま部屋の前で待つ。**]
(95) gekonra 2018/12/07(Fri) 05時半頃
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[玄関のチャイムが鳴り>>94、現実と夢の境をうろついていた意識が現実側に引き寄せられる。誰だ。ネット通販も今日届く予定の物は覚えにない。
ふらつく足取りでモニターを見ると、宇原が立っていた。]
(96) higesorry 2018/12/07(Fri) 06時頃
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(うつぎくんだ。)
[何故、と思ったが もしかして、とも思った。 摺り足でノロノロと玄関へ向かい、鍵を捻ってドアを少しだけ開くと、ガチャリと音がした。 玄関は寒いし、裸足だし、履物を履くのも踏むのも面倒で体をドアまでぐいと伸ばして、すこうしだけ開いたのだ。宇原の姿が見えるとかすれた声で]
はいって。
[と一言。できればドアも自分で開けて欲しい。宇原が玄関に入ってきたのを見ると「鍵締めといて」と言ってそのまま部屋の奥へ引っ込む。 もちろんポカリを自分で持つ気なんてない。しんどい。 重たいので冷蔵庫までは必ず運んで欲しい当然。と言う振る舞いで背の低いソファに勢いよく倒れ込み、来客を持て成すこともなく、その挙動を視線で追うばかりだった。]
(97) higesorry 2018/12/07(Fri) 06時頃
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くるとおもわなかった。
[確かにそう発声したつもりだったが、岩動の耳にもその声はただカスカスカスカスカス…と虚しく空を漂うばかりで、げほげほ、と喉を慣らすように咳払いをするが、それはそのうちただの咳込みに変わった。]**
(98) higesorry 2018/12/07(Fri) 06時頃
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|
[玄関ドアが開く。宇原は片手に持っていたコンビニ袋を持ち上げて、]
ポカリお届けっす。
[と言った。細く開いたドアから、絶不調の岩動が見える。 顔色が悪いというよりは、とかく肌艶が悪く見えた。あと声が非常に聞き取りにくい。 入れと言われたので、宇原はドアを開けてひょいと部屋に入る。外気がドアから流れ込み、ボロボロの岩動の弱弱しく丸まった背中や寒々しい裸足に冬の風をお届けする。]
(99) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時頃
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|
[コンビニ袋を持って、玄関でスニーカーをぼてぼてと脱いで、靴下で廊下にあがる。]
え。マジで死んでない……???? かわいそう。 だいじょうぶすか〜?
[と心配らしき言葉をかけながら、勝手に冷蔵庫をあけた。 あまり物の入っていないそこへ、ポカリを二本飲み物スペースに突っ込む。 空っぽになったコンビニ袋を丁寧に畳んで、部屋の机の上にそっ……と置いた。]
(100) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時頃
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なんて?
[かすかすした息の抜ける音では、何を言われているか分からず、聞き返すも、痛々しい咳が返るばかり。 なるほど、喋るのもつらそうだ。]
おお……ひどそうだ。 じゃ、………
お大事に……
[宇原は岩動につられて病院の病室にいるように小声になりながら、そっ……と踏み入った部屋から、後ろ歩きに後退した。 鬼畜の所業にみえるだろう。宇原的には一応、ここにいても出来ることなど一つもないと判断して、迷わず帰るという選択肢をチョイスしていた。 あとは岩動のことだから、十分水分をとって薬を飲んで眠って治すことだろう。そう友を信じて――(※これはただの都合のいい言葉。)
宇原は薄情にも(一応迷惑をかけるまいという意思で)玄関に向けて踵をかえした。**]
(101) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時頃
|
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[岩動の部屋は、宇原の部屋と一転して随分殺風景だ。 物が少ないわけではないが、だいたいの物がダンボールに仕舞われており、テレビすら床に直で置かれている。脱いだ衣類があちらこちらに散らばっており、部屋の隅には綿埃まで落ちている始末。片付けた形跡がとんとない。 パソコン周りだけが、異様に充実したうえに整頓もされている。]
だかは…… ひったれしょぉ……
[心配してくれる声に対し、かすれた声で「だから言ったでしょ」と伝えた。終始この調子なので、これ以降は可読性を重視して伝えたい言葉をセリフとして表記していく。]
(102) higesorry 2018/12/07(Fri) 06時半頃
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|
ウツギくん。
[薄情にも早々と帰ろうとしている友人を呼び止め、手招きをする。 彼が近くまで寄ってきたら、腕を掴んで引き寄せ]
ポカリ入れて。
[頼み事をする。もう面倒で動きたくもないのだ。]
大体これ元々は君の風邪なんだから、 責任とって…。 放っといたらしんじゃうぞお…。
[現状の辛さにうなるように文句を言い、どうにか引き止めて小間使いにしてやろうと目論む。それにやはり、いかに宇原が役に立たないとは言え、居てくれるだけで心強いということだってある。]
(103) higesorry 2018/12/07(Fri) 06時半頃
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|
[物のない部屋から即帰宅を選びかけていた宇原を岩動があまりにも力ない声で呼び留める。>>102>>103
ギリギリ名前っぽい音が聞こえた。そのため、宇原はこれまた薄情にもきょとんとした顔で岩動の手招きに応じた。 岩動のつぶれ死んでいるソファへ近づく。 近くによると、あつい手で腕を引っ張られ、岩動の口元近くに顔が近づく。耳元で、頼み事をきいた。]
おぉ……あい。 ???
えっ。俺の風邪?
(104) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時半頃
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|
[これが自分のひいていたのと同じ風邪?と目を瞬く。]
ここまでじゃあ。wwwwwww
[と無礼にも笑い飛ばした。どうせ会社かどっかで拾ってきたんだろうと、てんで信じていない調子だ。]
(105) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時半頃
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|
[けれど、お願い事はきくつもりがあるらしく、宇原の腕を掴む岩動の手を持ち上げて、ぷらぷらと振ったあとそ〜っと離して、台所へ向かった。
コップを用意してポカリを注ぎ、ペットボトルを仕舞おうとしてやめた。一本持って岩動の傍へでん、と置く。]
あいw
[そしてポカリの注がれたコップは机に乗せておいた。]
(106) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時半頃
|
|
………。
[放っておいたら死なれてしまうらしい。 けれど何をしたらいいのかわからないので、現在進行形で放っておいてしまっている……。]
次なんかある?
……ていうか、メイさんねる? 風邪なら寝てるのがいんじゃない? ベッドつれてく???
(107) gekonra 2018/12/07(Fri) 06時半頃
|
|
[宇原が「自分のせいではない」と言いたげに笑ってみせる。 それが無性に腹が立って仕方ないがもう腹を立てる体力すらない。
いつもなら目やにが詰まって涙腺壊死したんじゃないのかと言わんばかりのカッサカサの瞳に熱由来の涙が貯まる。腹を立てたら水分が急に登ってきた。それが瞳から溢れることはなかったがいつもより潤いのある状態に逆に違和感があり、しきりに目を擦った。]
(108) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時頃
|
|
ありがと。
[コップを机の上に置いてもらい、それを一気に飲み干す。喉が乾いていた。痛いし。冷やしたい。 水分が体にすぐさま浸透していくのがわかる。ほろ甘い舌触りがまた心地よかった。 飲み干したコップを差し出し、おかわりを注いでもらう。2杯目はさすがに、一口すすった後は再びテーブルの上に置いた。]
(109) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時頃
|
|
[宇原が気を利かせて、ベッドに行くかと声をかけてきた。]
んー…… 寝る。
[先日の宇原は、寝ることやじっとしていることをなかなかしなかったが。岩動は反対で、具合が悪いとただ動きたくないタイプだし、相手がつまらない思いをしていようが迷惑をかけようが風邪の人間にはその権利があると思っている。だからこそ]
(110) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時頃
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|
ウツギくん、俺のこと寝かせて その隙に帰ろうってんでしょ…。 っとに薄情なウツギくんだよ… 俺が辛い思いしてんのにとっとと帰ろーってんだからさあ。
[ぶちぶちと、勝手な文句を言いながらベッドまで連れて行ってもらう。 そこに寝かされてなお、火照った頭で繰り返す理不尽な文句や愚痴を繰り返した。]
ああ…つれぇわ……………………。**
(111) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時頃
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── いつか、近い未来で ──
[日付はとっくに変わり、時計の針は深夜を示す。
晴れて夫婦となった二人は、 二度目の結婚式を行うことを望まなかった代わり、 夫の持ち家であり、これから暮らすその場所で 息子達とちょっとしたお祝いをすることを選んだ。
出前の器や、息子の片割れが作った酒の肴は片付けられ 夫婦は既に下がったリビングには、 彼らの姿と、二人きりになってからも重ねた酒の缶があるのみ。]
(112) clade 2018/12/07(Fri) 07時頃
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[今までのお互いとの思い出、家族との話、これからのこと 絶えないくらい話すことはあれど、酒気に浸る頭だ。 随分と続いていた話題はふと途切れ、少しの沈黙が流れる。 灯りも抑えられた空間には、とても静かに感じられた。
身を沈めたソファーに隣り合いながら、不意に一人が動いた。 自分のものより大きいその手を取り、自らの膝に乗せ、見つめる。
正確には、その左手の、彼の母親がリングを嵌めていた薬指を。]
(113) clade 2018/12/07(Fri) 07時頃
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────…………
[二人には消せない問題がある。 片割れは見つめる約束の指に、思うことがある。
けれど、それ以上に相手を信じてもいたから。 その時も何も言うことはせず、 アルコールに薄らと色づく顔で静かに微笑みを向ける。 いつか遠い過去の少年の面影を持った、愛しい相手へと。
そっと、唇が重なった。]*
(114) clade 2018/12/07(Fri) 07時頃
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[宇原に岩動が思ったのと同様に、宇原もここまで弱った岩動は初めて見る。というか多分、今まで見た風邪ひきのなかでトップクラスに悪そうだ。
しきりに目を擦る岩動が気の毒だ。目が赤くて潤んでいて、なんだか痒そうだ。ちなみに宇原には泣いているのかも、などという発想は閃きもしなかった。]
(115) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[コップ一杯のポカリをあっというまに飲み干す岩動を近くで手持無沙汰気味に眺めて、おかわりの要求に応じる。
メダカのえさやりかサボテンの水やり気分のプチ餌付けがなんとなしに新鮮で、飲むさまを眺めていた。]
(116) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[寝るかときいたら、寝るとかえってきた。
だから、「あい」と頷いて、宇原はまだ上着も着たまま、岩動をどう運ぼうか、ソファで管をまく様を眺めつつ、うーんと首をひねった。
迷った末、直球ストレート正攻法を試すことにした。
がば、と正面から抱き着くようにして、病人のあつい首元に顔をうずめて、脇の下に腕をいれる。 首筋に口が触れそうなほど近い。腹に力をこめて出た息が、ふっと岩動の首筋にかかった。]
ん゛めいさんんん〜つかまってくれないとぉ おちちゃうよおお……
[とお願いをして、ソファからどうにか岩動を持ち上げた。 岩動の体はあつく、スライムのようにでろでろで、そしてなにより、重たかった。]
(117) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[抱っこの姿勢で正面から抱き合う形で、岩動の頼りない足には、後ろ歩きをさせている。]
ん゛え゛っ……ン゛なぁんてぇ!? なにぃ?かえんないほうがいいってえ?
[怒ってるわけではない。貧弱なオタクなりに、めちゃめちゃ頑張って力をいれているだけだ。
運ばれながら弱弱しく愚痴る岩動を抱っこしてベッドまでつれていき、ベッドに寝かす際に困り果てて、自分がベッドに後ろ向きに倒れ込み、岩動に潰される形で、搬送完了ということにした。
クッションや梱包的観点からいえば、上着を着たままのもふもふ状態はある種よかったのかもしれない。**]
(118) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[こんなにひどい風邪は岩動的にも久々ではあったが、先日の宇原の風邪だって大したものだった。現に岩動はゲロは吐いていないのだ。あの勢いの弱り方は自分だってしていない。 だから、軽くあしらわれたことに無性に腹が立ったのだろう。 既に過ぎたことだけれど、感情の振れ幅が大きくなっている今、ちょっとストレスを受けただけでもわあ、と叫びたくなりそうなことも事実だった。]
(119) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[けれど宇原もさすがに頼めば聞いてくれる。宇原にベッドに運んでもらうために自分から手伝う気は毛頭ない。甘えたい…というと聞こえはいいが、手を抜きたい。怠けたい気分なのだ。
そんなときに正面から抱きかかえられ、でろでろのスライムは予想外の方法にガラガラの声を上げて笑う。 宇原に言われたとおり、肩につかまって後ろ向きに歩く。]
(120) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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ウツギくぅん、息がかかって… はははははは
[怒りながら(誤解)話す宇原にばかうけしながら、ベッドまで運ばれる。上着を着たままの彼の上にぼすりと落ちて、その上着を脱いでいないことがまた、すぐ帰りたそうにしているように思えて腹が立ち、ばりばりと脱がせて床に放り投げた。]
(121) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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さ、相手してくださいよ。
[さも当然のように、ベッドに横たわる冴えないオタクはそういった。]
(122) higesorry 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[なんだか爆笑している岩動をもってベッドまで運び終えたあと、苦しそうに潰れていたら、上着をばりばりと剥かれた。ポイと上着は床へ放り投げられる。>>121]
wwwwwwwwwwご 強引すぎうっ……
相手え!?
おれ、その、まだ童貞なので あ あなたもでしたか 奇遇ですね (?)
[上着を失い、いつものキャラT姿となった宇原は、岩動を自分の上からどけると、隣に寝かせて、ほうっと息をついた。]
(123) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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……、 相手って、どんなことすればいい……?
[と、冴えないオタクであるところの隣の岩動くんをみる。 宇原は隣に寝そべりながら、その絶不調そうな気の毒な顔を頬杖ついて眺めながら、うーんと考えている。]
………
寝るまでお話してあげよっか!?
(124) gekonra 2018/12/07(Fri) 07時半頃
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[宇原の息がかかった首筋がまだ、少ししっとりしてくすぐったい。 昨夜からここまで、こういった愉快な感覚とはとんと縁がなかったので少し嬉しい気分になってしまった。ようは、この点に関しては少し気分が和んだ。すぐに帰ろうとする友人なら、帰さなければいい。]
ははははは 俺達ね、そうね。 童貞。
[自分と宇原を交互に、力なく指差す。 そして横になったまま、考えあぐねる宇原を眺めて、何が起こるかな、などと期待していたら次いで出てきた提案には]
おもしろいのか、よく眠れるやつ、頼むよ。
(125) higesorry 2018/12/07(Fri) 08時頃
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じゃあそうだな……
[宇原は少し考えながら、唇を舐めて湿らせると、岩動にオフトンをかけて、ぽんぽんとおなかのあたりを優しく叩いてやりながら、すこし眠くなりそうな穏やかな語り口で、おはなしを始めた。]
スッポンむかしばなし……
(126) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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むかしむかしあるところに、 昔はロリ巨乳でとおしたおばあさんと、 AVの竿役で一躍有名になったおじいさんがいました。
(*105) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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二人は二人の代表作、 ファイナル・エロス・ファック十万連ピストン、 通称FeF10が切っ掛けで、 はれて夫婦(めおと)になりましたが……
[継続して宇原は岩動のお布団をポフポフと叩いてやっている……]
職業上子供をつくらないように セックスを営む習慣があり 二人は子宝にはめぐまれませんでした……
中出しAVでおじいさんは 一度はてっぺんを見たというのに、 皮肉なものです……
(*106) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[極めて穏やかに、優しい声音で物語は続いている……]
ある日おじいさんは巨乳オンナ狩りに おばあさんは昨夜の激しいプレイによって しとど濡れそぼるまだ疼く体を 洗濯に川にでかけました。
(*107) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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するとどうでしょう、川からは 巨大な拡張アナルを携えた桃尻が物欲し気に 川の流れにあわせて腰を揺らしながら
どんぶらちんぽこぎっこっこ どんぶらちんぽこぎっこっこ と流れてきました。
(*108) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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おばあさんはたいそう驚きました。 また股間が若いころのようにじゅんと濡れるのを感じると あっというまに太ももに愛液をたらし、
どんぶらちんぽこぎっこっこ どんぶらちんぽこぎっこっこと 流れてくる桃を川からひきあげました。
(*109) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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拡張アナルの桃尻を、 おばあさんは長年育てた強靭な肥大クリトリスで らんぼうに攻め立てました。 おばあさんは所謂ふたなりの一種でもあったのです。
けれどもまだ物足りないと、おじいさんと 3Pをしに、家へ持ち帰りました……
(*110) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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………
[岩動は眠れそうだろうか?と様子を確認しながら]
おばあさんとおじいさんは ふたりのちからをあわせて二本差しをすると、 桃からは元気な男の子としての象徴が……
(*111) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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イスルギは、ウツギのスッポン昔話のタイトルコールに、不安そうに笑いを堪えている。
higesorry 2018/12/07(Fri) 08時頃
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――あれから――
[数十分前。 メッセージ着信>>83に『出来たんですか』『見たいです』『家にいます』と身体が勝手に返信していた。
それからというもの、 人に見られてもいい程度に、見た目を整えたり。 薄っすらと湯気立つマグカップの中身を、一息に飲み干したり。 慌てて人を出迎える準備をして、今に至る。]
(127) mmsk 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[ ──────── ピンポーン ]
(128) mmsk 2018/12/07(Fri) 08時頃
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おじいさんとおばあさんは どうなっちゃうの…
[そんな事を言いながら、わけのわからない宇原のお話を聞き終えぬままその声に安心して眠りにつく。
結局、宇原の予想通り十分に水分をとって薬を飲んで眠ってしっかりと風邪を駆逐した。 この日の夢には、おじいさんとおばあさんと、桃尻の宇原が登場し、夢の中でしっぽりやりましたとさ。]
(129) higesorry 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[>>0:62並ぶ事はないと思っていたソファーに >>113今は二人きり、隣にあった。
アルコールに浮かされた身体は火照り 重なる唇を、受け入れて]
(130) よつば 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[おしまい]**
(131) higesorry 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[宇原は岩動がよく眠れるように、 桃尻太郎の物語を語った……
ここからは、またべつのおはなし。
はじまるのは、岩動くんを(ろくでもなく)看病するおはなしだ。**]
(132) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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[ おしまい。 ]
(133) gekonra 2018/12/07(Fri) 08時頃
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