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狼
墓
少
霊
全
掃除夫 ラルフ は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
歌い手 コリーン は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
ランタン職人 ヴェスパタイン は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
薬屋 サイラス は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
双生児 オスカー は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
酒屋 ゴドウィン は 掃除夫 ラルフ に投票した。(ランダム投票)
墓堀 ギリアン は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
飾り職 ミッシェル は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
良家の娘 グロリア は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
流浪者 ペラジー は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
奏者 セシル は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
漂白工 ピッパ は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
受付 アイリス は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
店番 ソフィア は 酒屋 ゴドウィン に投票した。
酒屋 ゴドウィン は村人の手により処刑された。
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ランタン職人 ヴェスパタイン! 今日がお前の命日だ!
2010/07/07(Wed) 01時頃
|
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ランタン職人 ヴェスパタイン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、掃除夫 ラルフ、歌い手 コリーン、薬屋 サイラス、双生児 オスカー、墓堀 ギリアン、飾り職 ミッシェル、良家の娘 グロリア、流浪者 ペラジー、奏者 セシル、漂白工 ピッパ、受付 アイリス、店番 ソフィアの12名。
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
『死は、平等である』
そんな言葉を残したのは誰だったか。
病もまた、平等に猛威を振るう。
(#0) 2010/07/07(Wed) 01時頃
―――今日、この日、終焉を迎えるのは <<掃除夫 ラルフ>>
(#1) 2010/07/07(Wed) 01時頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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[小さく頭を下げて、教会をあとにしようとして…]
…わっ、わわっ!? [入口の段差に足を取られて転げ落ちる。 感触は、明らかにおかしかった。足首から先、力が入らなくて…]
(0) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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>>0
[ラルフが教会を去ろうとするのを見て、ため息をつくが、そのあと、入り口で転げ落ちるのを見て、何だ?と入り口に向かう。]
――……どうしただ?
(1) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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? ……っ、ラドルフ君!
[滑った指が耳障りな不協和音を奏でた。 その余韻を振り払うように、入り口へ駆け寄り]
……どうし、ました。
[差し伸べる手は、震えてしまう。 ミッシェルの時もそうだったけれど、アイリスの、不本意な表情と動きが、過ぎるから]
(2) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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だっ、大丈夫、大丈夫! なんでも、ないよ!転ぶの慣れてるし! [おろおろと慌ててごまかしながら、そっと足首に触れる。 指先も足先も感覚が鈍く、酷く冷たいような気がした。]
(3) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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― 酒場 ―
マスター……。
[あの会話からどの程度時間が過ぎただろうか。 そろそろかもしれない。 そんな確信にも似た感覚に導かれるように酒場へ脚を向ける。
恐る恐る酒場の扉を開けばコリーンと椅子で目を閉じているマスターが視界に入る。呼吸をしているようには見えないマスターを見れば奇妙な吐息が漏れた。]
(4) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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>>3
それは、なんでもないだな。
[誤魔化すラルフに近づいて、その様子を眺める。 足首を自ら触れる様子に、やはり不審な顔をした。]
感覚がないだが?
[セシルの心配な声も聞こえて>>2 彼が手を差し伸べるので、自らは引っ込んだ。
が……。]
歩いでみるどいいべ。
[観察は続けている。]
(5) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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――全て、崩れ去る前に。 形があるうちに… ヴェンリッヒ家として。 幕を閉じたいのかしら、ね。
[ゆっくりと立ち上がると、部屋を後にする]
今もまた、誰か…死んでるのかしら。
――いえ、それは、ずっと昔から。 私が生まれたときからそうなのでしょうね。 近くにあるから、強く、感じるだけ…
気づくのが、遅すぎるわ?
[悲しげに笑えば、中庭へと出た。 静まり返った夜の帳に目を細める]
(6) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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…あ、ごめん…ありがとう。
[セシルの差出してくれた手は、温かくて柔らかかったけれど。 指先にうまく力が入らなくて、親指と手のひらでぎゅっと握る。]
ちょっと、ひねっちゃった…かな? [手を借りて立ち上がり、歩く足元は…つま先のうまく上がらないぎこちない足取りだった。]
(7) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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[>>4 天に召されたゴドウィンの傍で、彼の冥福を祈っていた時に、聞こえる吐息に振り返れば――。]
ペラジーさん……。
[悲し気に、首を左右に振って]
ちょうど、今だったの――…。 でも、あの人らしい最期だったわ。
[そう、静かに告げて]
(8) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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― 自宅への道 ― [重い足取りで自宅へ向かう。 父のことを尋ねて回った人たちが、悲痛の面持ちで見送るだけなのを感じながら]
ねえ兄さん 兄さんの、幸せって何
…父さんは幸せだって言ってただろ 明日…今日にも死んじゃうなら、兄さんは何を望むんだ…?
(9) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[感覚がない、とギリアンの声>>5が、つきりと刺さるように痛かった。 おかしなかたちに握り返された手には、物言いたげにするだけだったけれど。 明らかにぎこちない足取りに、ぐ、と腕を引き]
……、お屋敷まで、で良いのでしょうか?
[抱え上げてしまおうと、力を篭め]
(10) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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>>7
[歩き方もおかしく、セシルの手もぎこちなく握る様子をみて、ため息をついた。]
おま…うちどこだっげ、ああ、あの屋敷だっけがなぁ。
[そして、>>10ラルフを抱えようとするセシルもを制止して……]
おでがするだ。 おまの指を痛める。
おで、よう家知らんが、案内しでくれんが?
[そう頼んで、ラルフを抱えようと…。]
(11) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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そっ……か。
[コリーンの側でマスターの死に顔を見つめるが心構えが出来ていたのかそれ以上にショックを受けた様子を見せる事無く、マスターが好きだった酒のボトルを棚から取り出し杯に注げば彼の側へとそれを置いた。]
(12) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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墓堀 ギリアンは、まぁ、ぶっちゃけ、セシルごと抱えてもいい勢いだった。(ふんがー)
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[強く引かれれば、抵抗もできずに腕の中に収まってしまう。]
…えっと、大丈夫…だよ? お屋敷には…帰る、けど……
[セシルの表情に何かを感じたのか、不安そうに見上げ、 続いて助けを乞うように、ギリアンの片目をそっと見つめた。]
(13) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、奏者 セシルとギリアンの間でおろおろしている。おろおろ。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[遠くないうちに、動かなくなる指だから。 その時までは、鍵盤を奏でていたいけれど、目の前を優先してしまう自分に、幾度か傷つけられた指を。 彼>>11が大事に気遣ってくれたのが、嬉しいような、申し訳ないような、半ばずつの表情で笑い]
ありがとう、ございます。
[手を抱きしめるように抱えて礼をし。 頼みにはもちろん頷いた]
(14) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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奏者 セシルは、おれは大丈夫ですよ、と目をまるくして笑い。ラドルフから腕を引いた。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――
[少しだけ汗ばむような熱を持った空気の中 カウンターで頬杖をついて、うとうと、と船を漕いでいる]
う、ぅん―――
[ゆっくりと目を開くと、暈やけた雑貨屋内を見渡して。 暫くして、眠気に襲われるように目蓋が落ち、
頬杖をついた腕がずれて、ガクッ、と頭が落ちた]
ッ〜……!!
(15) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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店番 ソフィアは、カウンターに頭を打った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[>>12 酒のボトルを杯に注ぎ、ゴドウィンの傍に置くのをみれば]
お酒の好きな人、だったわよね。
私にね……。 紅茶に、ブランデーを、 お砂糖の代わりに注いでくれて……。
[生前を偲ぶように、仄かに微笑んで告げる。 もう二度と、彼にその紅茶を作ってもらえないと想うと、切なさに再び胸の奥が痛くなる。]
(16) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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>>14
ほならさっさと行くべ。
[そして、ラルフをひょいと抱えると、セシルのあとをついていく**]
(17) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時頃
良家の娘 グロリアは、闇夜に染まる庭を見つめている…*
2010/07/07(Wed) 02時頃
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[ギリアンの太い腕にひょいと抱え上げられ、不安そうにしがみつく。]
うん、セシルは指、大事にしないと。 …セシルの音、聞けなくなっちゃうの嫌なんだ。
(18) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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――時は進み、夜の教会――
[セシルやラルフ、ギリアン達が去った後。ゴドウィンの冥福を祈るかのように訪れた教会。 その夜の教会に一人の女性の姿があった。
女は、彼女が夜の教会によく懺悔に訪れていたのを覚えていた。 女も同じように、よく懺悔をしに夜の教会に訪れていたから。]
メアリーさ、ん――…。
[祭壇前に崩れる彼女。 駆け寄れば、全身の筋肉が麻痺していて、声を震わすのも難しそうなその様。 彼女が死病に侵されているのは明らか、で。
その琥珀色の澄んだ瞳の内に、どのような感情が去来しているのだろうか。 悲しげで儚げなその顔は、溢れる涙で濡れている。]
(19) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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いい の?
最期の時を共に過ごさなくて――…。
[其の華奢な身体をそっと抱きながら。 女の蒼く深い翡色に染まりきった瞳が、静かにメアリーの瞳を見詰め続ける――。
教会の神に最期まで祈るように聖像を見据える、その琥珀の瞳から徐々に光が失われて行く。 その魂が神により無慈悲に刈り取られる瞬間。]
――…。
[微かに、女の耳に聞き取れたのはヴェスパタインの名前だった。]
(20) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[傲慢かもしれない、自分の感情だけの考えかも知れない。
でも、お互いに愛し合っていたのは――。 二人の会話を、あの通りで聞いた自分には、痛いほど分って。
ゆらり、幽鬼のように墓場から何処かへ向かうヴェスパタインに。 何かに導かれるように出会った。
彼に、沈痛な面持ちで、メアリーの事で話があると告げ、教会へと誘う。]
(21) 2010/07/07(Wed) 02時頃
|
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奪ってでも、強引にでもいいから。 一緒になってあげれば、よかったのに。
あなたの事をね。彼女は、愛していたのよ。 その死の瞬間、まで――…。
[教会に辿りつけば、思わず出る言葉。
メアリーの儚い身体を見て、女の言葉を聞いて。 彼はなんと返事をした、だろうか。
長身だけれども細身の男の体を、女は数度揺さぶるように――]
(22) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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[絡まる男と女――…。 男へと向けた殺意の結果、その首に走る一閃の赤。]
――…。
[彼に与えた死を静かに見詰める女の頬を、返り血はまるで血の涙のように流れる。 喉を切り裂かれて、もう二度と動く事の無い長髪の男と琥珀の瞳の女が、折り重なるように倒れている。
慟哭しながら女は、教会から立ち去った――**]
(23) 2010/07/07(Wed) 02時頃
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― 自宅 ― [ようやくたどり着いた自宅で体を投げ出すようにソファに座る]
…二人きりになっちゃった………
………なあ 今晩、一緒に
…寝てくれねぇ?
[光の伴わない瞳でぼんやりと他人事のように呟いた]
(24) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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はい。……。
[ギリアンに頷いて、屋敷までの道を先導する。 ちいさな村の、慣れた道を間違う事は無かったけれど。 道程ずっと、その背は、心此処に在らずの気配を漂わせていた]
……大丈夫ですよ。足りなくなっても、弾けますし。 きっと、ずっと、弾いていますから。……お嬢様がお許しになれば、一曲弾いて行きましょうか。
[後ろからの声>>18に、そう、柔く笑んで振り返ったのは。 きっと、いつものように出来たと思うのだけど。
そうして、やがて着いた庭先で。 彼の、あるじの姿を見つければ。
彼が居なくなれば、本当にこの屋敷に一人きりになってしまう彼女に。 何と呼びかければ良いのか、逡巡の末。言葉は掛けられたのだろうか*]
(25) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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これで、良かったの――?
二人を共に送って、それで――…。
[結ばれぬ二人への。 自己満足、欺瞞、エゴかも知れないけど。]
(*0) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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大丈夫。 お酒を引き継いだ身として して欲しい時は私がマスターのかわりになるから。
あとは、私に任せて。
[そういう問題ではないけれど、彼女を落ち着かせるようにダージリンティーを準備すれば、数滴のブランデーを垂らし差し出した。
そのまま店の裏手にまわれば置かれていた荷車を正面入口まで引いて行く。 彼の遺言通りに墓石の下に送りたくはないけれど、動く事をやめた肉体は直ぐにダメになるのでそうも行かず、椅子の背を押してマスターを入り口に運び始めた。]
(26) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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─ 雑貨屋 ─
─…ソフィ、居る?
[あてもなく歩いて、足が向かったのはつい昨日店主の訃報を聞いた雑貨屋で。
その中を覗いて、遠慮がちに声をかけた。]
(27) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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[まさか、という返事が返るなら、ふっと鼻で小さく笑い]
あっそ。 嘘つき…
…怖いなら、ずっと傍にいてやるって言ったくせに…
[それだけ言って、テーブルの上の食料を抱えて二階の自室に篭るだろう。 もし承諾したなら同様に食料を軽くつまんで、どちらかの部屋へ向かうつもりで]
[兄の答えを待つように、と彼の顔をまっすぐ見つめた*]
(28) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時半頃
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[打ち付けた頭を抑えていれば ふと、聞こえた声。]
ミッシェル?
[自分の頭を撫でながら入り口に視線を向けて]
いらっしゃいませ。
[仄かな微笑で迎える。 影にある悲しみは感じさせぬ、面持ちで。]
(29) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時半頃
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[背負われた大きな背中が温かくて、 足取りと共に揺れるのが何だか心地よくて。
屋敷に付く頃には、うつらうつらと淡い夢の中へと…*]
(30) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
…だいじょぶ?
[丁度かくっと頭を落としたところを見てしまって、心配そうに見たものの。 ソフィのいらっしゃいませ、を聞くと、申し訳なさそうな面持ちになって。]
ごめんね、今日はお客さんじゃないんだ。
あの、ね。 お仕事中で悪いんだけど、一緒にこれ、飲んでくれないかな。 おじちゃんに味の感想言いたいんだけど、一人で飲むのはちょっと、さみしくって。
[とん、とカウンターにワインのボトルを置いて、ソフィに、やっぱり、ダメ?と。]
(31) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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>>26 ゴドウィンさんも、ペラジーさんになら。 安心して、任せられるわね。
――…美味しい。
[差し出されたダージリンに数滴ブランデーが垂らされた其れを飲めば、ブランデーに含まれる円やかさに、穏やかになっていって――。
欲しい時には、任せての言葉に仄かに微笑]
私も、手伝うわ。
[彼女が、ゴドウィンの遺体を運び出すのを手伝おうと。 椅子を押して、正面の入口へと向かうのなら。そのまま戸を開いて]
(32) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
|
……う、うん、大丈夫よ。些細なことだもの。
[見られていたのか、と、少し恥じる気持ちになりながら。 続く言葉を聞けばぱちくりと瞬いて]
ワイン…?
[自分の頭から手を離し、やがて笑みを象る]
いいわよ。 こっちも商売上がったりでね。 どうせお客さんも来ないから、 少しくらいサボったっていいわ。
[そう快諾し、カウンター越しに丸椅子をミッシェルに差し出す。置いて座れ、と示して]
(33) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
|
痛くない?
[こちらもソフィの頭に手を伸ばして打ったところを撫でて、首を傾げ。
誘いに乗ってもらえると、良かった、と嬉しそうに笑って勧められた椅子を受け取って腰をおろした。]
あ、ごめん。 悪いんだけどお願いついでに、グラスも…良い?
[ボトルだけを持ってきて、他は何も考えてなかったことに今更気付き。 手を合わせてお願い、と。]
(34) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
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|
安心かな。って……。
「置物じゃないんだから」ってコレはツッコミが入るかと思ってたけど。 うん。ありがとう。
これは……良いよね、うん。 らしくない。
[何を思っているのか真顔でそんな事を呟きながら二人で荷車に遺体を寝かせ、顔を布で覆う。 祈るように手を組ませようとしたが、マスターらしくない事は止めておいた。]
他、村内に疎遠になってる肉親とか……居ないよね。
[何かしらないマスター人間関係があるかどうかコリーンに尋ねた]
(35) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
|
― 酒場 ―
んっ―――!
[あの会話からどの程度時間が過ぎただろうか。 酒場へ向かうと言うペラジーとは一度、別れた。 『御願い』と伝え、自分は墓地へ行く事を添えて。]
ふぅ
[新しい墓標を立てる、地。 雑多に散らばる小石や、小さな草木を、 スコップを用い、一人で作業している。]
(36) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
|
ちょっとだけ痛いけど……すぐ治るわ。
[ミッシェルに頭を撫でられれ、一寸だけ照れくさそうに目を細めた。 椅子に腰を下ろしたミッシェルに頷いて、カウンターから出ると、雑貨屋の商品に手を出す]
もうどうせ売れないしね。 うちの私物より、高級感もあるから。
[はい、栓抜き。と手渡した後、ワイングラスを二つ見繕い、カウンターに戻った]
おじさんって言ってたわね。 ゴドウィンさんの所のお酒?
(37) 2010/07/07(Wed) 02時半頃
|
|
気をつけてね、こぶでも出来たら大変。
[ちょっとだけでも痛いと聞くと、心配そうにソフィを見て。 栓抜きを渡されるとそれでボトルのコルクを抜きながら、うん、と答えた。]
私、あんまり苦いお酒得意じゃないから。 いつもあんまりお酒っぽくない甘いヤツを売ってもらってたんだ。
で、いつも飲んだ後、どんな味だったか言いに行ってたから。
[そう言って、ソフィが持ってきたグラスを見て、わぁ。と感嘆の声をあげ]
すごく綺麗。ソフィのところに来て得しちゃった。
[良い仕事が施されてる品物は、どんな物であっても見るのが嬉しい。 それが使えるなら尚のことで、嬉しそうな顔でソフィにありがと、と礼をいい、用意されたグラスにそれぞれ半分より少なめに注いだ。]
ジュースとワインの中間くらいって言ってたから、そんなに強くないと思うけど。
[ソフィ、お仕事中だしね。と申し訳なさそうに笑って。]
(38) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
[>>35 女二人で重たい遺体を運ぶよりも。椅子を使っての方が、遺体に傷が付かないと想ったので。 荷車に寝かせて、腕を組ませようかと一瞬、迷うようなペラジーに。]
そう、ね。 ゴドウィンさんには、似合わないわね。
――…。
[生前の彼の性格を思い浮かべてから告げる。]
私も、よく知らないの。 疎遠になっている肉親がいれば、伝えたいとは想うけど……。
もし、いたとしても――… きっと、静かに送って欲しいと、想うから。
[暫く、考え込んでから。]
(39) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
[辺りを見遣れば随分と増えた墓標。 中には作り掛けのまま放置されている物もあった。 途中で何か、作れぬ理由が生まれたのだろう。 緩く首を振り、それ以上の事を考えるのは辞めた。]
酷いよね。 ……先にお墓を用意する、なんてさ
[自嘲気味に独り、呟いた。 手の動きは止まらない。穴もだいぶ広くなってきた。]
おじさん。 ごめんね……。
[零す言葉より、何よりも。 彼の"居場所"が無い事の方が女にとっては嫌で。 リンダの墓標の向かいに位置する場所は 段々とその様相を、受け入れるものへと変えていく。]
(40) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
大したことないって。ミッシェル大げさ。
[くすりと笑って、痛みも随分引いた頭に軽く触れた。]
そう。 ゴドウィンさんも聞きたいんでしょうね、飲んだ感想。 なんとなく、商売してる同士として、理解出来る。
[雑貨屋で感想を貰えることは少ないけれど、偶にでもそれがあれば嬉しいものだから]
うん。 こういうグラスも、ね。 きっと使って貰った方が喜ぶと思うの。
[品を大事に、お客様を大事に。もう商売は殆ど成り立たない程、村の人口は減ってしまったけれど、こうして足を運んでくれる人がいるならば、その為には品を差し出そうと思う。もう無償でも構わないから。]
お気遣い有難う。 私、お酒にはそこまで弱くないから大丈夫よ?
[カウンターの定位置に座して、そっとグラスを手に取れば、乾杯を促すように、それを軽く差し出して]
(41) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
そう、かな? ─…セシ兄に似たのかなぁ。
[ソフィから大げさと言われるときょと、として。いつも自分も似たようなことを言っている人の顔を思い浮かべながら、嬉しいようなイヤなような微妙な表情になって。]
そうかなー、いっつもおじちゃんまた来たのかって言うよ? 喜んでくれてれば嬉しいけど。
…うん、そうだね。 やっぱり、自分のできることはしたいもんね。
[そういってグラスを手に取り、自分の作ったものもこうして使ってもらえれば良いと、心の中で呟いた。]
でも、お酒の匂いさせて接客するわけにもいかないでしょ?
[弱くないといってグラスを取るソフィに悪戯っぽい笑みを向け、こちらもグラスを傾け乾杯した。]
─付き合ってくれるソフィに、感謝を。
(42) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
辛気臭いのも、悲しまれる事も嫌がりそうな人だし。
……そっか。 じゃあ――このままで良いよね。
[少し迷うような素振りを見せるけれど 情報が無い故に結局は何もできない事を許容して彼女の言葉に小さく頷いた。]
手で引くのも大変だし、馬をつれてくるね。
[コリーンにそうひと声かけて荷引き用の馬を連れてくる為に牧場へ向かって駆け出した**]
(43) 2010/07/07(Wed) 03時頃
|
|
……、 え、あぁ。 ……そうよね。似るっていうものね。
[未だにセシルとミッシェルに対しての誤解が解けていないらしく、恋人同士は似てくる、という格言を思い出した様に、こくこく頷いた]
きっと喜んでるわ?素直じゃないのよ。
[それもゴドウィンの人柄だ、と微笑んだ。]
ミッシェルの細工も、こんなことがなければ、売れていたのにね。
[店にディスプレイされたアクセサリをちらり見遣って。買う人がいないのならば、誰かにプレゼントしようかと、思案する。]
まぁ、うん。……そうね。
[ミッシェルの悪戯な笑みには弱った様に微笑んで、かつん、とグラスを合わせ]
束の間でも愉しいひと時を過ごしてくれるミッシェルの感謝を。
(44) 2010/07/07(Wed) 03時頃
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|
え?そういうものなの?
[誤解されている事など夢にも思っていなくて、ソフィが頷く様子を不思議そうに見て。 ゴドウィンのことを言われれば、そっかな。とこちらも微笑んで。]
そうだと良いな。
─…うん、そうだね。 でも、買う人がいなかったらソフィがつけてくれたりすれば良いよ。 一回でも使われることがあれば、それで充分。
[自分の作ったアクセサリー達を見、切なげなまなざしをむけるものの、そう言って微笑み。 ソフィからも感謝を返されると、照れくさそうな笑みに変わって、グラスに口をつけ。]
…うん、美味しい。
[お酒が好きな人には物足りないかもしれないけれど、果物の甘みがしっかりと感じられるそれは、自分の舌にはとても美味しくて。 ゴドウィンが自分の好みを考えてくれて出してくれたのだと伝わる味だった。]
(45) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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でも、さ。 此れでみんな、一緒だよ。
["リンダ"へ振り返り、笑った。 酒場の主は笑ってくれるだろうか。 笑ってくれると、良い。]
ちゃんと飲みすぎたら、注意してあげて? おじさんも、もういい歳なんだから。
[わざわざそんな軽口を叩く。 自身が死するのは何時になるか解らない。 けれど、そのとき、此処にはもう人が一杯で "居場所"なんて無いかもしれない。 既に、危ない状態に、見えたから。]
―――、寂しく、ないよね
[笑う女は、せめてそう在って欲しい、と*願う*]
(46) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 03時半頃
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多分ね、うん、そういうものなの。
[また、こくこく、と頷いて、二人を思っては目を細める。誤解だが。]
まだ村には女性が何人もいるもの。 だから私が独り占めしたりしないわ。 女性は皆、綺麗になりたいものだしね。……最後だから、こそ。
[最後の言葉はぽつ、と呟く様に紡いだ。 そんな、最後、を振り払う様に、グラスに口をつけ]
……本当。美味しい。
[ゆっくり味わって、嚥下する。ふわりと優しい味がした。 一寸遠慮がちな酒精の味が、今は有難い。]
私からもゴドウィンさんにお礼を言わなきゃ。
(47) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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[>>43 馬を連れてくるために、駆け出した彼女を見送る。]
私、その間に……。 彼の好きだったお酒を……準備しておくわね。
[先程ペラジーが注いだ>>12のボトルと同じ銘柄のお酒を準備して、彼女が戻って来るまで、ゴドウィンの遺体を見守り続ける。
彼女が馬を連れて戻ってくれば、荷台に馬を繋ぐ作業を手伝ってから、墓場へと向かった――**]
(48) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 03時半頃
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へー…そうなんだ、知らなかった。
[兄妹みたいなもんだからかな?その割にはヴェスとセシ兄にてないけどなぁ、などと内心思いながら頷くソフィを見てこちらも誤解は解けず。
独り占めしたりしない、と言われるとにっこり笑って]
うん、ソフィの思ったようにしてくれれば良いよ。 ソフィなら悪いようにしないって思ってるし。
[そう言いながらワインを飲み進め。 ソフィからも美味しいと言われると自分が褒められたように嬉しそうな顔をしたの、だが。]
─…っ… え?
[ぶつん。と。
自分の心の中、繋がっていた何かが途切れるような感覚が走った。]
(49) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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慈悲、――。 それとも、無慈悲。
次にそれを望む人は、誰?
[死を向ける相手――。
ヴェスパタインへの殺意は向けられたけれど。 次なる人へ向かう殺意は、未だに定まって居ない]
(*1) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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―――…
[全身が麻痺し、そして死に至る。 その過程を目の当たりにしたからこそ これ以上は見たく、ない、と、おもう。]
此れが慈悲なのか無慈悲なのかは分からないけれど
[悪戯に笑う少年を想う。 いつか終わりが来るのならば、一層]
オスカー、…――
[ぽつ、と殺意の矛先の相手の名を、呟いた]
(*2) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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───…… ヴェ、ス ?
[がたん、と立ち上がると、この場には居ないその名を呼んで。
青褪めた顔でソフィを見ると、─ごめん。と謝った]
ごめ、ん。ソフィ…
私、ちょっと。 ワイン、後、あげる。
[説明すらも出来なくて、とにかくこのイヤな感覚が誤解であって欲しいと確認したくて、短くソフィに告げるとそのまま雑貨屋を飛び出した。]
(50) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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うん。
[笑んでくれるミッシェルには、再度頷いて]
有難う。好きにさせて貰うわ。
――…?
[不意に彼女の様子が変わったように見えた。 彼女が呟く名は、脈絡の無いものだった。]
……ミッシェル。
[心配そうに彼女を見上げるけれど、その表情を見たら、止めることは出来そうに、なかった。]
…うん。――ありがと。
[ワインを呉れるという言の葉に対しての礼を告げるも、矢張り心配そうに、ミッシェルを見送った。]
(51) 2010/07/07(Wed) 03時半頃
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[欠けた魂に響く声――…]
そう、オスカーさん。
[其の名を、ぽつり繰り返す。 若いからこそ……、病で弱り死すよりも。
一瞬の内にその生を刈り取った方がいいのだろう、か。]
彼の魂を――。 死病に怯えないように、旅出させてあげるの、ね。
[意識は闇に沈んで――**]
(*3) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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…やだ、ヴェス、ど、して…
どう、して、返事…くれないの…!
[何度も心の中でヴェスに呼びかけるが、返ってくるはずの声が聞こえなくて。 ヴェスの元へと向かう間にどんどん悪い想像が浮かんで、いつしか涙ぐみながら走っていて。
彼の気配を最後に感じた場所に辿り着いた時には、既に泣いていた。]
─…ヴェス? 居るの?
[教会の戸を、ぎぃ…と押し開け、中を見て。
呼吸が一瞬、止まった。]
(52) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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ヴェ、ス。
─…メア、リ?
[教会の床に、折り重なるように倒れている二人の姿。
呆然としながらその傍まで近寄って、ヴェスの首が裂かれていることに気付いて血の気が引いた。]
なん、で。
[頑張ると、言っていたのに。 出来る限りをすると、言っていて。 私のことも、いつも彼なりの言葉で励ましてくれたのに。]
どうして。
[病ではない何かが、彼の命を奪ったのだと示している現状が、理解できなくて。]
ねぇ、ヴェス。メアリ。おきて。
(53) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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|
[血で汚れるのも構わずに二人を揺すっても、その手から伝わるのは冷たく硬い感触だけで。
流れる涙はそのままに、もう動かぬ二人に向けて言葉を続けて。]
ねぇ、やだよ、こんなの。
生きてる限り、頑張るって、言ったじゃない。 どうして、こんなことに、なったの。
ヴェスがいなく、なったら。 セシ兄が、泣いちゃうよ。
ねぇ、ヴェス、ねぇ…ねぇ。 やだよ、…私を、セシ兄を、置いてかないで。
ねぇ、ヴェス─…!!
[泣きながらヴェスの名を呼んで、思い浮かぶのは、大好きな人の悲しむ姿。 今ある現実と近い未来の現実、そのどちらも悲しくて、苦しくて。 骸となった二人に縋るように伏せて*泣き崩れた。*]
(54) 2010/07/07(Wed) 04時頃
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ヴェス……か。
[ミッシェルの言い残した名を反芻しながら、ワインを揺らす]
…―――
[彼が死んだことは、"識っていた"。 ミッシェルの青褪めた表情を見れば その後の彼女の行動、目の当たりにするものも明らかで]
――…残酷ね。
(55) 2010/07/07(Wed) 04時半頃
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慈悲、無慈悲、慈悲、無慈悲。
[花占いのように交互に呟いて]
残るのは何なのかしら…――
[ふ、と息を吐いた後、ころころと笑った。 酒精の上戸の所為もあるのだろう。 一人、ころころ、ころころと、わらいつづける**]
(56) 2010/07/07(Wed) 04時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 04時半頃
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[気がつけばまた、あの夢のなか。 ぐるりと並んだ扉は15。 二つは開いて、二つは壊され、ひとつは静かに錆び付いて朽ち果てる。
くたくたの古いぬいぐるみをギュッと胸に抱いて、不安そうにあたりを見回した。]
(57) 2010/07/07(Wed) 09時半頃
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[暫く迷って選んだのは、微かにオルガンの音色が漏れ聞こえる扉。 その向こうの様子を伺うように、そっと扉を薄く開けて、あいだから中を覗き込む。]
…ぁ。
[ヘタリとその場に座り込み、ぎゅうとぬいぐるみを抱きしめた。]
……だめ。見ちゃだめ、聞いちゃだめ…。 見つかってしまったら…… [オルガンを弾く手が止まる。 ゆっくりと静かに床に広がる赤。
怖くて怖くて、ぎゅっと眼を閉じてぬいぐるみにすがりついた。]
(58) 2010/07/07(Wed) 10時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 11時頃
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― 墓地 ―
……ん
[やがて眠る者を待つ場所の準備が整い、 其れを見下ろしながら小さく頷いた。 傍には未だ名が刻まれていない墓標がある。]
誰か、文字、書けるかな
[ぽつり呟いた。 女は字の読み書きなんて出来なかった。 誰も出来ぬのなら"彼"の衣服の切れ端でも結べば良いか、と。]
[ペラジーやコリーンが"彼"を運んで来るのなら 此方だと、合図する心算で墓前にて待つ。]
(59) 2010/07/07(Wed) 11時半頃
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――酒屋→墓場――
[ペラジーが先導する馬が曳く荷台に横たわるゴドウィンの遺体を労わり、もう片方の手には男の好きだったお酒をもって、墓場へと進む。
墓場に着く頃にはすっかり黄昏ていていたけど、ぼんやりと名の無い墓標の傍で佇むピッパの姿が見えた。
ペラジーが彼女の方に向かうのを見れば、そのままその後に従って。どうやら、彼女はゴドウィンのための準備をしてくれていたようで、その事に感謝を述べつつ。]
ごめん、なさい。 私も、文字は書けないわ。
[街には住んで居たけど、裏路地での最低な生活。そんな教養を身につける環境ではなかった。
衣服の切れ端でもとのピッパの言葉を聞けば、彼の左手の手袋が眼に留まった、だろう――…。]
(60) 2010/07/07(Wed) 12時半頃
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そう。
[ペラジーは?と問いたげな視線を向けたりもして。 誰も書けぬのであればコリーンの視線を追い]
その手袋。
[それにしようか、とコリーンへ微笑み掛けた。 墓標の準備が出来たのなら、]
ちょっと待っててね 小屋に棺があるか、見てくるから。
[一度、墓地の小屋の中へ。 やがて棺を一つ、引きながら戻るだろう。]
(61) 2010/07/07(Wed) 12時半頃
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[手袋にしよう、かと微笑みかけるピッパに同意してから、ペラジーを向いて。彼女も文字を書けぬのであれば、それを墓標の代わりにする事にした。手袋の下の肌には酷い火傷があったけど、今となってはその事を彼に聞く術は無く、そっとその手を撫でてあげる。
棺を取りに墓地の小屋へと向かうピッパを見送り、戻ってくれば]
あなたは涙で見送られるのは、厭でしょうから。 もう、泣かないけど――…。
向こうでは、好きなだけお酒を飲んで、明るく暮らして……。
[3人で彼の遺体を棺に納めようとして、手にした彼の好きだったお酒を棺の中に入れてあげようと]
(62) 2010/07/07(Wed) 12時半頃
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[棺を引き戻れば、 三人で彼の遺体をなんとか棺の中へ。 コリーンが零す言の葉にちらり彼女を見遣り]
…
[そ、と棺の中の彼へと視線を移す。]
じゃあ。
[コリーンに手で、お酒を、と示した。 ペラジーへも視線を向けて]
何か、あれば。
[他に何か入れる物があるのなら、と同じ様に 手で示し、あったのなら其れを待つ。]
(63) 2010/07/07(Wed) 13時頃
|
|
おねがい、するわね。
[手で示されれば、お酒をピッパに手渡して。他に何かと問われれば――…]
葉巻もあれば良かったんだけど……。 もう、街からこの村に馬車は来ないでしょうし。
[好きな葉巻が吸えなかった事が心残りだったと、ぽつり告げて。見捨てられたこの村の事を思い、儚んだ。]
でも、ピッパさんにペラジーさん……。 あなた達に見送られるのなら、ゴドウィンさんもきっと幸せ、ね。
(64) 2010/07/07(Wed) 13時頃
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― 回想:大通り ―
[馬車の手綱を引き、大通りを行く。 途中、窓や路地裏から覗き見える棺。 マスターと同じように病で倒れる人達が本格的に現れたのだと、どこか冷静にそれを見ていた。]
― 回想終了 ―
(65) 2010/07/07(Wed) 13時頃
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― 墓地 ―
[文字の解らない自分は緩く首を振るだけだったが 棺に入れたい物は問われて荷車から白色のダリアの花束を持ち出し、琥珀色のボトルを包むように棺に置いた]
(66) 2010/07/07(Wed) 13時頃
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ん。
[お酒の瓶を受け取れば、棺の中へ。 葉巻、という呟きには眠る彼の表情をじっと見つめる。 流石に用意は出来ず、少し寂しげな表情を見せた。]
……綺麗だね。
[ペラジーが添えたダリアは素直にそう思えて。 ふんわりと微笑して]
棺。……閉じるね。
[一度、断りを入れる。]
(67) 2010/07/07(Wed) 13時頃
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[見送られるのならば。 幸せだと、彼女は言う。 近しい位置に居る彼女へ囁くように]
……貴女は
[その声は無機質で]
私に対しても――、 本気でそう、思ってるの?
[されど何処か諦めを含んだ声色。 "呪い"という噂を知っているのかどうかは知らない。 されど、問わずには入れない琥珀色の眸。]
(*4) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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[ペラジーが用意した白いダリアの花束が添えられれば、ピッパの言葉に同意するように柔らかに微笑み]
ええ、綺麗――…。
[閉じるねの言葉には、ただ、こくり頷いた。]
(68) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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……。
[見送られて幸せと言うコリーンに 「そんなんじゃ無い」と思わず首を振りかけたけれど彼女を困らせるだけなので我慢するように息を吐いた。]
ん。 それじゃ、またね。
[ピッパの言葉に緩く頷き、棺の中のマスターの頬を数度撫ぜる。 まだ温もりと柔らが残しているマスター。 久方ぶりの死の感触に懐かしさすら感じる。 表情を曇らせる事も無く、胸元でゆるやかに手を振り彼に別れを告げた。]
(69) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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流浪者 ペラジーは、歌い手 コリーンやピッパが花を褒める言葉を聞けば、曖昧に微笑を浮かべるだけで。
2010/07/07(Wed) 13時半頃
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[コリーンの頷きを。 ペラジーの緩やかな別れの手振りを。 眸で確りと確認してから棺の蓋を動かしていく。]
おじさん。 少しの間、リンダの事を宜しくね。
[自身もすぐに逝くから、とは言わない。 きっとそんな言葉は彼が良しとはしないだろうから。
だから笑みは絶やさなかった。 彼の身体が蓋の向こう側へ消えていく。]
またね―――。
(70) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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[囁かれた無機質な声。]
――…ええ
[ゴドウィンなら、彼女に見送られれば、幸せだろうと感じたのは事実だったから。
ただ、本気でそう思うかと、問う言葉に含まれる意味は、それでは無いだろう。 聞いた、噂――…。 でも、その噂は噂では無いだろう、か。
小さな村は異端者を弾きたがる。]
あなたは、本当に誰かを呪い――…。 殺した、訳ではないでしょ?
それとも、誰かを本気で呪い……殺した――と謂うの? 呪い殺したい人は、いるの?
[問う琥珀を静かに、見返す]
(*5) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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掃除夫 ラルフは、まだうとうとと、ゆめのなか。
2010/07/07(Wed) 13時半頃
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さぁ
[曖昧に笑った。 実際、人を殺めるなんて事はした事が無い。 けれど。"呪い"という点では曖昧に笑うしか、無かった。]
ただ。
[ただ、と。 遮る声は、鋭く、冷たい。]
願わずとも傍に居るだけで人が死んでいく。 其れを呪いと謂わずに、何と呼ぶの?
[自警団に向けたものと同じ、醜悪な笑み。 これで彼女が怯えるのなら、それが最善だ、と。]
(*6) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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……。
[戦場の死者のようにモノとして扱われない――。 むしろその点の方がマシなのかなとぼんやり思う。 棺の閉じる乾いた音。ふと、息を吐き司祭も遺族も居ない葬儀故に自分が先に棺に土を掛けた。]
(71) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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[近付く蹄の音に気づき墓地の入口へ視線を向ける。 自分たちと同じように荷車にのせられ引かれる棺、遺族たちに担がれた棺、続く葬列に目眩のようなものを感じて視線を逸らした。]
(72) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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|
[棺を閉じると一度"彼"から離れた。 ペラジーが先に土を掛けるのをやや後方から見守る。]
墓標。 ……御願い出来る、かな
[墓標に触れようとはしなかった。 手袋がきつく結わかれた其れを眸で示し、 二人の内、どちらかに御願いしたい、と眸が向く。]
(73) 2010/07/07(Wed) 13時半頃
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漂白工 ピッパは、流浪者 ペラジーの視線の先を追うが、すぐに眸を逸らした。
2010/07/07(Wed) 13時半頃
|
[>>*6 冷たい声に――。 翡色の瞳が、揺れる。]
其れを呪いと呼ぶのなら――…。 私も呪われているでしょう、ね。
[母親も、小さな弟も疫病にその命を刈り取られた。 ギリアンは、女のせいじゃないと慰めてくれたけど、女があの人を戦場へと、死へと追いやった事実は変わらない。
様々な死が女の傍にあった。]
(*7) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
――でも、ね。 あなたが、他の人が吐く無責任な噂に縛られ――…。 ――続ける事なんて、ないのよ?
それを哀しむ人が居る事も知って?
[醜悪な笑みに、怯える事無く静かに。 ちらり、ゴドウィンの横の小さな墓標を、そしてもう一人別の顔を思い描いて]
(*8) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
[ペラジーが何かを我慢するように息を吐くのには気付かないまま。 二人がゴドウィンに告げた、またね、の言葉を、ピッパが棺の蓋を閉めるのを静かに見守る。
やがて、ペラジーが棺に土をかけ始めれば、同じように棺の上に土をかけ始め。]
私がする、わ。
[墓標に触れようとせず、お願いと瞳を向けるピッパに]
(74) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
貴女も――?
[揺れる翡色に、一寸の驚きが浮かぶ。 ぱち、ぱちと琥珀が瞬いて]
……
[ふ、と笑った]
貴女、優しい、ね。
[悲しむ人。 その一言を向けられる、翡色に向けて微笑した。 女は言葉の心中にある意味を一切、見せぬまま。]
(*9) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
……?
私もするよ。コリーンは反対側をお願い。
[避けるようにして墓標から離れた彼女に不思議そうに首を傾げがコリーンと共に墓標を立てた。 予想以上の重さに眉をしかめたが、相応の存在感でそれはそこに誰が眠るかを主張する。 ダリアを墓標の側にも供えれば、生きる者の記憶から風化する事で訪れる真の死を避ける為の儀式を終えた。]
(75) 2010/07/07(Wed) 14時頃
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|
…。 ありがと。
[二人が墓標へ向かえば、 少し重たげな様子に、手を決して出さぬよう腕を組んだ。 周囲には埋葬に訪れた他の"眸"が在る。]
[墓標の前に立つ二人に一歩引いた位置で 静かに双眸を伏せ、祈りを捧ぐ。]
(76) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
……。 むしろ、私の方がありがとうだけどね。
[マスターも自分も信仰を捨てた人間故に祈りを捧げる事は無い。 ピッパの横に並ぶように一歩下がり祈りを捧げる彼女をちらりと一瞥するが、周囲の視線に敏感に反応して何処か落ち着かない様子で他の埋葬者達にちらりちらりと視線を向けた。]
(77) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
>>75 ええ、――。
[ペラジーと二人墓標をその新たな土の上に立て、ダリアが墓標の傍に添える、儀式を黙々と。]
……――。
[深く黙祷するように祈りを捧げてから、二人に同じようにありがとうと、告げ、教会へと向かった――**]
(78) 2010/07/07(Wed) 14時頃
|
|
…ん。
[教会へと向かうコリーンの気配に眸を開き じゃあ、と小さく手を振った。 ちらとペラジーを見遣れば、落ち着かない様子。]
―――、大丈夫?
[様子にも理由があるのだろう。 重圧に感じるようなら不味いから、そっと声をかけた。]
(79) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
|
|
[>>*9 ふ、と笑うその顔から、告げられた言葉に――。 ゆるやかに、首を振る]
優しくなんて、――…。 ただ……。 見たくない、だけ……。
私のエゴ、ね。
[身近に哀しむ人を見たくない、そんな人を見るのは辛いからの我侭なエゴ――**]
(*10) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
|
|
─ 屋敷 ─ [納屋の方でいいと小さく訴える言葉は、おそらく聞き入れられることはないだろう。 こんなふうに運び込まれるのを見た主人がどう思ったのか、それを確かめるのが怖くて、そちらを見ることは出来なかった。
ただ漠然とわかるのは、死の足音がすぐ傍まで来ていること。 そうでなければ…こんなふうに丁寧に扱われることなんてありえないから。]
…ねぇ、セシル。気をつけて。 見えても、聞こえても…返事をしちゃいけないよ。 …見つかってしまったら……
[不安そうに、彼の袖口を掴んで見上げる。 どうせ、みんなもうすぐ死ぬというのに…何故こんなに心配なんだろう。]
(80) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
|
|
え? うん。 大丈夫だよ。
ちょっと……痛んでるかな?
[意外そうに数度瞬く。 何かから逃避するように彼女の髪を手櫛を通してみたり、指先で弄りながら数度頷いた。]
それじゃ、またね。ありがとう。 私も酒場の整理とかしないと。
何か……人手が足りなくなったらいってね。
[教会へ向かうと言うコリーンを見送り、感謝の意を込めてピッパをハグをする。 確実に忙しくなる事は確かな場所故に、微苦笑と共にそんな言葉を残し、馬と共に墓地を去っていった。**]
(81) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
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|
そう。
[エゴという評価を肯定も否定もしなかった。 ただ、緩く頷くだけ。]
でも、
[去り行くその背に届いたかどうか解らないが]
哀しむ人が一人でも少なくなると、いいね
[せめてもの願いを口にした。 願いが等しく、コリーンと同じ過程、結論を辿らないのは 矢張り何処かに負い目があったから。]
(*11) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
|
|
え?
[痛んでる、と薄桃を梳く指先。 眸を細め、ペラジーを見る表情はやや寂しげに。]
そ……そっ、か 大丈夫なら、いいんだけど
[逃避した、というのはすぐ様に気付く。 だって触れる手も唐突すぎた、から。]
うん、また…
[だから、酒場の片付けを手伝う、と言い出す事も出来ず。 ハグされて、ぎこちない笑みを浮かべながら手を振った。
女もやがて、墓場から一度自宅へと戻る。]
(82) 2010/07/07(Wed) 14時半頃
|
|
― 自宅 ―
[戻るとすぐに襲い来る、眠気。 強い衝動が幾度も身体を揺するが、]
仕事、しなく、ちゃ
[両親に残された"仕事"をしようと首を振る。 眠気に抗いながら作業場へ向かおうとする意識が]
―――。
[ぷつん―――。 現実と夢の境界線を失った。
女は虚ろな眸のまま、風呂場へと歩き出した。]
(83) 2010/07/07(Wed) 15時頃
|
|
― 風呂場 ―
ひっ……?!
[女が意識を取り戻したのは、 身体全体に冷水をまともに浴びたから。]
―――ッ
[驚きを隠せない表情が周囲を窺う。 どうみても作業場では無かった。 何故こんな所にいるのか理解出来ない眸が 自身の身体を見て余計に混乱する。]
なん、
[一切思い出せない。 何時の間に、衣服を全て脱ぎ去ったのか。 ぽつ、ぽつ、と滴る水の音を聴きながらがたがた震えた。 寒さのせいか、怯えのせいか、わからなくなってしまう]
(84) 2010/07/07(Wed) 15時頃
|
|
[濡れた身体のまま逃げるようにベッドへ。 シーツで身体を包むと、ベッドの隅でがたがたと震えている。
夜は未だ、始まったばかり。 誰も傍には、居ない。]
―――っ!
[奥歯をきつく噛み、震え続ける。 そして、女は翌朝まで何度も現実と夢の間をクロールする。 現実と夢の境界線を失いそうな程、鮮明な悪夢を見続けて。]
(85) 2010/07/07(Wed) 15時頃
|
|
― 翌朝・自室 ―
ん―――ぅ
[翌朝。 憔悴しきった眸を指先で擦る姿が在る。 微かに眠気を感じてはいるが、 今は意識を手放す方が、怖い。
暫くは、動けそうに*無い*]
(86) 2010/07/07(Wed) 15時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 15時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 15時頃
|
[手足にはだんだん力が入らなくなって、うまく息を吸えなくなってきたせいか、頭がぼんやりする。]
…すいません、お嬢様。 どうやら僕は…、最後までお側にお仕え出来ないみたいです、
みんないってしまったから…僕がしっかりしなきゃいけないの…に……
[次第に混濁する意識。 悔しくても、もう拳を握り締めることも出来ないみたい]
(87) 2010/07/07(Wed) 15時半頃
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|
― 屋敷 ―
……え?
[袖口を掴まれ、はっとギリアンの腕の中を見遣る。 屋敷の中で、先に立つのは自分でないから。 並べばいつもの高さと違う位置にある、弟の想い人と良く似たいろをした瞳を見つめ]
君も、聞こえるのですか……?
[不安げな声に、純粋な驚きを返す。
もう、終わりだからこそ。 集められるだけの音を集めたくて、人には出歩くなと言っておいて、自分は出掛けるつもりで。
気をつけて、と心配されてしまうような、危険な事とは思っていなかったから。 大丈夫ですよ、と見上げる頭を撫でて、いつものように笑ってみせる]
(88) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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[だって、今は。 呼吸も不確かに、途切れ途切れの言葉を紡ぐ彼のほうが、心配、なのだし。
彼の言葉に、グロリアがどんな表情をしているか。 見れぬまま、ただ付き添った*]
(89) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 16時頃
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―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――
ぅ、ん……
[カウンターに突っ伏して、気付けば早朝を迎えていた。 ソフィアの傍のワインの瓶は空っぽだった。 幾ら弱い酒とは謂え、量を飲めばそれなりに来る。 頭痛を覚えながら、覚束ない姿で それでもカウンターから立ち上がり、 雑貨屋の外に出た。
未明の空、少し薄寒い空気。]
――…
[急に寂しさを感じるのは何故だろう。 孤独には慣れない。ミッシェルと酒を酌み交したのも遠い。 ふらふらと墓地へ向かった。]
(90) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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―― 墓地 ――
[明け方の墓地は唯、静寂に包まれて。 お化けなんてものは信じていないけれど もしそれが存在するなら、出ても可笑しくないと口角を上げる。
そうして、墓の間を縫って、小屋へ向かった。 ギリアンを起こさぬよう、だが様子を窺うよう、 窓からそうっと中を覗いて。 垣間見えたのは空っぽのベッド。]
……あ、れ。
[いない。と呟いて。 それが余計に己の不安と欲を駆り立てた。 心配の表情を浮かべて墓地を後にすると 住宅と作業場が並ぶ、場所へと。]
(91) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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―― ピッパ自宅・前 ――
[先ず漂白工の作業場を覗いた結果から謂えば 其処には誰もいなかった。 彼女の両親は今頃馬車に揺られているだろうか。 安堵とも不安ともつかぬ表情を浮かべ、 ピッパの自宅の玄関前に立つ。 乾涸びた葡萄が爪先に当たった。 拾い上げると、遠く遠くへ往けと謂う様に、 水分を失った葡萄を投げ、いつか玄関先に残した伝票のメモを 風化しそうなメモをくしゃりと丸め、ポケットに突っ込んだ。]
――…く、ぅん、っ
[がんがんと頭痛が襲う。 それは何かの警告の音にも聞こえて、額を押さえ眉を顰める]
(92) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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["眠り姫"。 誰がつけた仇名だったか。 そんな言葉がちらついて、奥歯を噛む。
この静寂の朝の気配の中。 彼女は眠っているのだろうか。 如何だろう。分からない。
扉を軽く叩いた、その手が震える。]
(93) 2010/07/07(Wed) 16時頃
|
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[もうどのくらい、会っていないだろう。 それは失恋に似た感情を伴って、 彼女に会うことを心の何処かで拒んでいたのかもしれない。
だけど此処まで来てしまった。 此の儘 帰るなんて、厭。
別に、今更態度を変えて欲しいわけじゃない。 ただ、彼女の元気な顔を見たかっただけ。
眠り姫が永遠の眠りにつかぬ、内に]
(94) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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ッ、…… ピッパさ―――
[ドアノブに手を掛けると、扉は容易に開いた。 無用心な扉が恨めしかった。 いっそ、堅く閉ざされていればそれで、諦めもついたのに]
……ピッパ、さん
[勝手の知らぬ屋内に、一歩足を踏み入れて。 膝が笑う。 見つけた彼女の姿が既に物言わぬ存在だったらどうしよう、なんて 勝手な妄想が身体を震わせる。]
ピッパさん!
[屋内に響かせる声に、呼応はあっただろうか**]
(95) 2010/07/07(Wed) 16時頃
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─ 教会 ─
[どれだけ泣き暮れていただろう、身体や服についた血が乾いてこびりつく。 空を見上げれば、月が高く上がっていて。 まだ夜だということは、見て取れた。 いつまでもこんな冷たい床の上で二人を寝かせておくのは、イヤだった。 でも、自分の力じゃ二人を運べない。 ヴェスは細身だけど、大きくてやっぱり男の人で、ぐいと引っ張ってもずる、と少し引き摺るくらいしか出来なくて。 メアリーはヴェスの下で横たわっているから、やっぱり動かせない。]
…誰か、呼んでこよう。
─…ギリさん、居る、かな。
[本当は、真っ先に浮かんだ顔は違うのだけれど。 このことを伝えるには、まだ、覚悟ができなくて。
泣き腫らした顔で、髪や身体、服に血をこびりつかせたまま、ふらりと教会の外へ出て。 ギリアンがいるだろう、墓地へと*向かった。*]
(96) 2010/07/07(Wed) 17時頃
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―屋敷―
[屋敷につけばラルフを言われるまま、立派な中へと運ぶ。 それから、男は居心地悪そうに身をちぢこませて、 いや、それでもでかいわけだけど…。]
こんただどご、おで、緊張するだ。
[ましてやそこでお嬢様な姿を見れば、ますます緊張し、おどおどしたあと、 とりあえず、仕事があるから、と逃げるように帰る。
でも、しばらくは、屋敷の外から呆けたように見たあと、墓地に帰っていった。]
(97) 2010/07/07(Wed) 17時半頃
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―墓地―
[墓地に戻ると、ゴドウィンの埋葬が終わっていて、かなり吃驚する。]
そんただ、よう掘れたなぁ。 どこにそんな力があるだべ?
[ピッパの仕事だと聞けば、信じられないといった顔をするだろう。
そして、他の埋葬もあれば、そちらにとりかかる。 丁寧に礼をしたあと…。]
(98) 2010/07/07(Wed) 17時半頃
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墓堀 ギリアンは、飾り職 ミッシェルの姿を見かけた。
2010/07/07(Wed) 17時半頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 17時半頃
墓堀 ギリアンは、同時に、ああ、今日は、昼からも墓は騒がしいだべ・・・。
2010/07/07(Wed) 17時半頃
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――小川→自宅――
[>>23 月に照らされた赤い影は、やがて村外れの小川に辿り着く。影は、朱に染まった衣服を脱ぎ去り。
銀の漣をたてる小川の流れは、赤く染まり往く。 銅が銀に、紅が白へと色が薄れる頃には、女の姿は其処から消えて。]
――…。
[誰も来る事が無いと知る通りを見詰めながら、眠りに着いた――→ *翌朝へ*]
(99) 2010/07/07(Wed) 19時頃
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― 自宅への道 ―
……んだよ、唐突に。
[自宅へと続く道を行く途中、妹からの問いかけに首を傾げる。 何を幸せとするのか、何を望むのかと妹は尋ねてきた。 すぐに答えは思いつかず、男は無言のまま歩く。]
幸せ、か。
[家が道の向こうに見え始めた辺りで、ぽつりと一言零し。]
ぱっと思いつかねえもんだな、意外と。 強いて言うなら…親父みてえに、惚れた女の傍で死ねたら幸せかもな。
[肩を竦めて冗談めいた口ぶりで続けた。]
(100) 2010/07/07(Wed) 20時頃
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― 自宅 ―
[家へ着くと、そういえばとミッシェルから貰った焼き菓子をソファに座る妹へ勧める。 男も一つ手に取り、口に]
……、…は?
[しようとして、ぽろりと落とした。 瞬きを何度かして、思い出したように菓子を拾い上げる。]
…ばぁか。
[見詰める妹へそれだけ言って、フイと視線を外す。 菓子を手にしながら、嘘つきという言葉を背に受け。]
―――…来んなとは言ってねえけど?
[好きにしろよ、という視線を投げてから二階へ続く階段を上がって行った。**]
(101) 2010/07/07(Wed) 20時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 20時頃
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―墓地―
[にしても、ゴドウィンの死は男にとっては予期してないもので、しばらくは俯いた。]
ああ、でも、 なんが、女らに見送られて、喜んでるが?
[少し、他のざわめきよりもよく聞こえてくるそのゆらぎ。]
まぁ、たしがに、自分が埋葬されでるのを見るのは、そうできない体験だべな。
[墓の横にそんな男の影が見えるような気がする。 話がすこん、と入ってきて…さすがにぼんやりしたが…。]
ああ、ごれっで、 おでも、少し、そっちに近くなっだがらがなぁ。
[ゴドウィンと思われる呟きに耳を傾けながら。]
(102) 2010/07/07(Wed) 20時頃
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……へ?
[虚ろな目に光が徐々に戻り、少し遅れて顔が朱で染まる。 一瞥しただけで去った背中に追いすがるように立ち上がってみたが先に進めない]
……あ、ちょ、ちょっと……!
[暫く呆然と立ち尽くした後、菓子を食べ、テーブルの上のものにも手を出し、むせて水を慌てて飲み込む。 そのままドタバタと階上の自室へ飛び込んで一言*]
ば、馬鹿だろ、あたし……!!! ……謝りにいかなきゃ…!!
(103) 2010/07/07(Wed) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 21時頃
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─ 墓地 ─
[墓地へと向かう途中、人にはあまり出会わなかった。 会っても、血塗れの自分に声をかけてくる人はいなかっただろう。 墓地に着くと、埋葬の準備にとりかかっているギリアンの姿を見つけ、そちらに駆け寄った。]
ギリさん…!!!
ギリさん、お願い、聞いて。 教会に、ヴェスとメアリが、いるの。
二人とも、床の上で寝てて、動かしてあげたいのに、私じゃ無理なの。 お願い、ギリさん。 二人を、連れてきてあげたいの。 ここまで、連れてきてあげて欲しいの。
[泣きそうな顔で、それでももう涙は零れなくて。 言葉も出てこない中、必死にギリアンに助けを求めた。]
(104) 2010/07/07(Wed) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 21時頃
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>>104
[見ると、血塗れているミッシェルに、怪訝な顔をするも、 泣きそうな声で願われれば、んだ、と返事をした。]
どいうが…おでに頼んでくるというごどは…。
[もう、その床の上の二人が、生きていない、ということは容易に予想できた。]
うん、わがっだ。いくど……。
[場所を聞き、それがさっきまでいた教会だと知れば、また複雑にはなったが。]
(105) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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[躊躇いがちに自室を出て、兄の部屋の扉をこつこつ、と控えめに叩く]
…兄さん? その……さっきのは、やっぱ、ナシで…ってダメかな…?
[中から返事は来るだろうか。そのまま扉の外で言葉を続ける]
え…っと、何ていうか、目を覚ました時に兄さんかあたしが死んでるかもって考えたら、怖くなって… ……怖いなら傍にいてやるって言ってくれたから、言ってみたんだけど、その…
非常識、だ、よな…うん ごめんなさい…
(106) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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ありがと、ギリさん。
[作業を中断させることになるのに、わかった、と返事をしてくれたギリアンに礼を言って。 こんな時、もっと自分に力があったら、手を煩わせることもなかったのにと思うと、非力な自分が悲しかった。
それでも、もう二人が冷たい床の上で寝ていなくて済むと思えば、安心したのも確かで。 そこに過ぎったのは、あの人の顔。]
…セシ兄、どこにいるんだろう。
[弔うならば、傍に居させてあげたいと思い、そう呟いた。]
(107) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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>>107
ああ、セシルはグロリアの屋敷だべ。 ラルフがちょっど、具合悪そうでな。
[セシルの場所を聞かれればそう答える。]
――……とりあえず、おでは、教会にいくだ。 おま、セシル探しできでええだよ。
ヴェスもメアリーも、軽いべ。大丈夫だ。
[ミッシェルの呟きにそう言った。]
(108) 2010/07/07(Wed) 21時半頃
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リアのとこ? またピアノ弾かせてもらいにい……え?
ラル、具合悪い、の…?
[セシルがリアのところに居ると聞いて、きょとんとした後。 続いた言葉に表情が心配するものに変わり。
セシルを探してきていいとギリアンから言われると、申し訳ないという色を浮かべたものの、きっと早い方がいいだろうと、思って。]
─…うん。 ありがとう、ギリさん。
私、セシ兄迎えにいってくる。
[礼を言うと、そのまま踵を返し、リアの屋敷へと向かった。]
(109) 2010/07/07(Wed) 22時頃
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>>109
ああ
[迎えにいってくるという女性にいってらっしゃい、という感じで手を振り、自らは教会へと足を向ける。]
→教会
(110) 2010/07/07(Wed) 22時頃
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―道―
あれ……?
[普段街中では見かけない墓掘りの姿に、ふと疑問をいだき、その影に声を投げかける。]
おい、こんな所でどうしたんだ? 珍しい。
[言いながら、近寄って答えを待つ。]
(111) 2010/07/07(Wed) 22時頃
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― 自室 ―
[自室へ入ると、カタンと椅子に腰を掛けた。 そのまま暫くボーっとして。 廊下からバタバタと足音が聞こえ、向かいの部屋の扉が乱暴に閉められた音がした。]
……。
[顔を顰めてくしゃ、と頭を掻く。 溜息をつくとメモとペンをポケットから取り出し、机に向かった。 それから暫くして控えめなノックが聞こえると、ぱっとメモを咄嗟に閉じる。 そのまま扉の向こうから聞こえてくる声に耳を傾けた。 最後の謝罪の言葉まで聞き終えると、溜息を一つ零して椅子を軋ませて立ち上がり、扉へと。 そして静かに開き、妹を見ながら壁へと凭れかかった。]
非常識って、…別に兄妹が寄り添って寝たっていいんじゃねえの。 …それとも、お前の寝たいっつうのは”そういう意味”な訳?
[何を謝られているのだろう、と首を傾げる。 問いかけてみたのはただの冗談のつもり。]
(112) 2010/07/07(Wed) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 22時頃
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― 屋敷 ―
……初心な方ですね。
[大きな身体を縮こまらせて、逃げるように去ってしまったギリアンを見送り、くすりと笑う。 2人のほうを、あまり見られないまま零した笑いが、2人に明るい効果をもたらしたかは、期待出来ないけれど。
そうして、暫くは傍についているつもりだったのだけど、はた、と。 いつも懐に入れていた絵姿を、教会に置いたままなのを思い出し。 ラドルフの頭と、ぬいぐるみの頭を交互に撫でてから、グロリアへ礼をとり。 葉巻のことも聞けぬまま、また後ほど伺います、と慌しく屋敷を後にし]
(113) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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― 通り ―
……、 ――『 たい は か?』
[道すがら、『声』を集める。 喧騒に紛れては拾えぬ、ささやかで曖昧で、けれど確かに残っている、声。
それが、普通に奏でられる声と、どう違うのか。 それは自分にも分からないけれど、ただ、残されたそれを、静かな夜に拾うことが出来るのは知っていた。
誰の声とも、分からぬただの、言葉の化石みたいなものだけれど。 終わりがすぐそこに在る今は、全てが大事で]
(114) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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…… … 、 え?
[通い慣れた通り。 其処に落ちていた声も、大事 な]
……何、それ。
[何と言うことはない、言葉だった。 けれど、何故。 あの光景を見て、何故。 そう思えば、それは、不穏な響きを得て]
……ヴェス…っ
[弟の姿を求めて、駆け出そうとすれば。 屋敷へ向かうミッシェルと、鉢合わせる事になったか]
(115) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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─ リアの屋敷 前 ─
[只夢中で走って、リアの屋敷に着いたものの、今更ながら自分が今どんな姿をしているか自覚して。
ラルの具合が悪いとも聞いていたし、リアもこんな姿を見たらきっと驚いてしまうだろうと思うと、中に入る事が出来なくて。]
─…どうしよう。
[屋敷の外で、どうしようか逡巡した。]
(116) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
|
セシ兄、セシ兄…!
[セシルの顔を見た途端、枯れ果てたと思った涙が零れ落ちて。]
わた、し。
ごめん、まに、あわなか、った。
(117) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 22時半頃
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[扉が開いて出てきた兄の様子に安堵したのも束の間。 不思議そうな顔を数秒。そこから目を見開き、顔全体が熟れた赤い実のようになったと思ったら、ぱくぱくと空気を求める金魚のように口を開閉した]
………ば………そっ………っあ…………!!!!
わやぁっ!
[言葉の態をなさない声を発しながら、ヨロヨロと後ろに後退した数歩目で、足をクキリとヒネって尻餅をついた]
(118) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
|
……どう、したんだ。
[間に合わなかった、と。 涙を零しながら告げられれば、嫌な予感が、ぎちぎち凍りついて、胸が軋む。 雫を拭ってやろうとする指先も、硬くぎこちなく]
(119) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
───……っ…
[自分の涙で揺らぐセシルの顔を見て、言葉が喉にひりついて。
それでも、言わなければならないと、掠れた声を出した。]
ヴェス、が。
しんじゃった、の。 のどから、血、ながしてて。
私、がついた時には、もう。
メアリも、つめたくなって、た。
(120) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
|
[自分の手も、髪も。 服も、きっと顔も、血がこびりついていて。]
わたし、おきてって、言ったの。
でも、もう。 ヴェス、返事して、くれなかった。
ごめん、セシ兄。
わたしが、まにあってたら、ヴェス、まだ。
しななくて、良かったかも、しれないのに。
(121) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
|
…… 、ちがう
[何か。 いつも、そうしてきたように。 自分が、何か。 慰めなり、労わりなり、してやらなければいけないのに。
こんな時に、混乱と、慟哭と、憤りで五月蝿い頭は、どうすれば良いのか考えようともしてくれず。 ただ、血に塗れたその服を見つめたまま、首を振り]
……そういうのじゃ、ないんだ。 だから、間に合っても、どうしようもなかったし、 ……、お前、何ともないのか。
[やっと。 血塗れ、という事実を、認識して。 はっと上げた顔は、ひどく混乱は見て取れるだろうが、涙は無い]
(122) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
|
|
[予想とは違う反応に目を丸くして奇行を見守った。 尻餅をついた様子には、クと咽を鳴らして、妹の前で屈む。]
――――何考えてんだよ、阿呆。
[きゅ、と鼻を摘みあげる。 手を離せば立ち上がって、ん、と手を差し出した。 摑まるなら立つのを手伝い、手を取られなければやれやれと溜息をついて手を引くだろう。]
…んで。どうすんだよ。 来んのか、来ねえのか。
別に非常識なんて思ってねえから、したいようにすればいんじゃねえの。
[言って、くぁ、とあくびを一つ。 そして踵を返して机の上のメモを仕舞った。]
…来ねえなら、そこ閉めてけよ。
(123) 2010/07/07(Wed) 22時半頃
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|
― 回想 ―
――誰?
[なにやら声が聞こえてくる。 視線を向けれど、夜闇で視界は狭い。 自然と高圧的な声になり…]
あら…セシル様に…ギリアン、様?
[それが誰かが分かれば、彼らが運んできた人物に目を見開いた]
――ラルフ?
[ぽつ、と名前を呟けば… 軽く眉尻を下げ]
…此方へ。
[そういって、客室へと運んでもらう]
(124) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
− 酒場 −
……はぁ。
[簡素な葬儀を終え酒場の整理を始めれば、悪怯れる様子も無く供養と言う名のタカリに来る常連客。 彼らにボトルを渡し帰して行けば随分と棚が寂しくなってしまった。
一段落した所で、マスターがしていたように店の軒先に腰を下ろしぼんやり通りを眺める。]
(125) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
…お仕事も御座いますのに… ありがとうございました…ギリアン様。
――そう、ですわね。
[落ち着かない様子のギリアンに、礼を言う。 ふ、とセシルに小さく笑うも、その笑みはぎこちない。 礼をとられれば、緩く頭を下げて見送る…]
――良いのよ。 私の言に逆らってまで。 最後まで残ってくれたのだから…
[ラルフの力ない様子に、グロリアは目元を押さえる]
本当に…お馬鹿なのだから。
(126) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
[違う、というその人の顔を見た。 いつもの優しい顔ではなくて、複雑な感情に押しつぶされそうなその顔が、悲しくて。 こちらを向いた瞳に、涙がみえなかったことが、余計、辛かった。]
私、は。大丈夫、怪我もしてない、から。
[失ったのは、心の支えのようなもので。 喪失感は、激しかったけれど。
ずっと聞こえてきた、あの声が、返事がない。 彼なりの遠まわしな励ましや、後押しが、どれだけ支えになっていたのか解らないのに。 でも、それを口に出しても、もう戻らないから。]
あの、ね。 ヴェス、ギリさんが運んでくれてる、から。
行こう?…セシ兄。
[そっと手をとろうとして、血に塗れた自分の手に気付いて躊躇った。]
(127) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
んぷぁっ
[鼻をつままれ思わず叫んだ声がくぐもって変な声になったのを自分で聞いてようやく思考回路が繋がった。 目の前に伸ばされた手と、兄の顔を呆然と見上げ、降ってきた言葉に思わず睨んで手を掴み、反動で立ち上がった。]
決まってんだろ、行ってやんよ!
[足音を鳴らして兄の部屋に入り、扉閉めろという声に再度睨みつけると家に轟くような音を立てて扉を閉める。 兄のベッドのブランケットを乱暴にまくりあげて飛び込むように横になった]
(128) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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深い樹海の中 冷たい城の中 百年の孤独 血塗られ閉ざされ いばらの道
―――"Sleeping Beauty"。
(*12) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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生まれた女の子は可愛らしい少女でした。 王様は12人の魔法使いを呼び、祝福を祝いました。
(*13) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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しかし呼ばれなかった13人目の魔女は 呼ばれなかったことに激怒し、 「王女は錘が刺さって死ぬ」という呪いを掛けてしまいましたが まだ魔法をかけていなかった12人目の魔法使いが、先の魔法を修正し「王女は錘が刺さっても百年の間眠るだけ」という呪いに変えることが出来ました。
(*14) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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王女を心配した王様は、国中の紡ぎ車を燃やしました。 王女は無事、順調にに育っていきましたが 15歳の時に一人で城の中を歩いていた折、 城の塔の一番上で老婆が紡いでいた錘で手を刺し、眠りに落ちてしまいました。
(*15) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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呪いは城中に波及し、そのうちに茨が繁茂して誰も入れなくなりました。侵入を試みた者もいましたが、鉄条網のように絡み合った茨に阻まれ、入ったもののが突破出来ずに皆落命してしまいます。
(*16) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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お姫様は眠り続けます。 周りに茨を巡らせ、誰も受け入れないかのように。
(*17) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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そして長い時が経ち、 ある王子様が茨の難関を突破してお姫様の元へ辿り着き 王子様の口付けで、お姫様は目を覚まし そして二人は幸せに暮らしました。 めでたしめでたし。
(*18) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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お姫様は何も悪くないの。
罪などないの。
ただ、魔女の仕業で眠りを余儀なくされただけ。
(*19) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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|
―――お姫様には、何の罪も、無いの。
(*20) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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|
……そう、か。
[良かった、とは声にならなかったけれど。 ほ、と息を吐いて、強張っていた肩の力を、少しだけ抜けた。
時間はきっと、多くないのに。 考えなければならないことは、あまりに多い。
まず何より、弟と、その 、……。 そして、――…]
…… 、行くぞ。
[中途に触れた手を、柔く笑んで掴み、歩き出した
(129) 2010/07/07(Wed) 23時頃
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だからお願い、
自分を責めたりなん、て
しないで―――**
(*21) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
―――…ッ、お前は俺の部屋を破壊する気か。
[扉がはずれるんじゃないかと思う程の音を立てて閉められる。 妹が床を踏みしめる度に家が悲鳴を上げている気がした。 次に餌食になったのは、ベッドの上のブランケット。 乱暴に剥がれ、飛び乗られたベッドも悲痛な声を上げた。 やれやれと肩を竦めて溜息を一つ。]
ったく、…おら。灯り消すぞ。
[一言断ってから、灯りを消す。 とっぷりと夜は暮れているが、窓から入る月明かりで部屋の中は然程暗くなかった。 ベッドへ向かうと、きし、と片膝をついて軋ませ。]
……もっと詰めろっつの。 俺が寝れねえだろが。
[妹へと声を掛けた。]
(130) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
|
─…うん。
[こちらが躊躇った手を、セシルにとられると。 一瞬驚いて、その顔を見て。 その笑みを見るのが、こんな時なのに嬉しいことが後ろめたくて。
心の中で、ごめんね、と呟いてから頷いて、セシルの少し後をついていくように歩き始めた。]
(131) 2010/07/07(Wed) 23時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 23時半頃
|
この部屋だけ壊れっちまえ
[ドスの聞いた低音でぼそっとそう言った]
[ベッドが軋んだ時、思わず体に力が入る。 詰めろとの言葉には無言でベッドの一番端まで勢いよく移動した後、フン、と鼻音をひとつ]
(132) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 23時半頃
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未来が無い、か。 ヤダなぁ……。
[気がつけば通りを行く親子に視線が向いていた。 路上に座り込んでぐずる子供を抱え上げる母親。 何気ない日常。恐らく自分には得られないであろう関係。 自然と湧き上がる羨望に似た感情に溜息が漏れる。]
(133) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
|
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→ 教会へ ―
[2人の今ねむる場が、教会と聞けば。 ミッシェルでなく、自分こそ、もう少し残っていれば、なんて考えも過ぎるけれど。 それに意味が無いことは、自分が、知っている筈だった。
ラドルフの事もそうだったし、ギリアンの手を煩わせてばかりだな、と思い。 溜め息を吐こうとして]
……?
[先に聞こえた、誰かの溜め息。 見れば、酒場の軒先に。 そんなに小柄ではないのだが、服に埋もれているような印象のある少女が、腰掛けていた]
(134) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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俺の部屋に怨みでもあんのかよ。
[呆れた顔で言い、空いた空間に横になる。 壁と鼻がぶつかっているんじゃないかという位、際の際まで寄った妹を見ると、口を曲げた。]
…んだよ。何がそんな気に食わねえの? 言いたくねえなら、別にいいけど。
[くぁ、とまた欠伸をして。 ごろりと妹に背を向けるように寝返りを打った。]
(135) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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>>134
……ああ、セシルさん。
何か飲んでいきますか?
[視線を感じて顔を上げればこちらを見ている青年と視線が合う。 村内でも比較的珍しい芸術系の職業からか彼の顔を知っているらしく、陰を直ぐに消して営業用の微笑を貼り付けた。]
(136) 2010/07/07(Wed) 23時半頃
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─…あれ、ペラジ?
どしたの、おじちゃん、は?
[セシルに手を引かれながら歩いている途中、ふと聞こえた溜息に視線を向けると。
ゴドウィンの定位置だった場所にペラジーが座っていて、どうして?と首を傾げた。]
(137) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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[まるで関係ないと涼やかに言い放つ声に、反射的に上半身を起こし腕を振り上げた。 …が、勢いを持って振り下ろされることはなかった]
……
[仰向けになりぼんやり天井をしばらくながめていて。 そのうち規則正しい寝息が聞こえてくる]
(138) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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こんにちは、ペラジー君。 そうですね……、後ほど頂きたいものです。
[こんな時でも、すぐさま微笑んでみせるのが、板についていて。 まるで、最初から此処の従業員だったかのような自然さだったけれど。 ミッシェルの問い>>137と同じ事を思うも、その答えも多分、あれから、の自然なことなのだろう、と思えば、問えずに]
(139) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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>>137
ミシェ。
さっき葬儀がすんだ所。 店ごとお酒をもらったの。
[胸元で小さく手を振り緩く挨拶を返す。 できる限り軽い調子で言葉を続け微笑んだ]
ミシェは……二人でどうしたの? でぇと?
[からかっているのか、緩く首を傾げてくすくすと笑う]
(140) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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[聞こえるのか>>88と問われると、小さく首を振り…]
ううん、…見えちゃったんだ。 …セシルの…運命。
声の主に気づかれたら…きっと死んでしまう。
[きゅうと眉を寄せて、だから気をつけて…と小さく囁いた。 そっと頭を撫でてくれて、慌しく出て行く姿を心配そうに見送る。]
(141) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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>>139
確かに「途中」みたいだし……。 無料放出中なので、飲みたくなったら遠慮無くどうぞ。
[何処と無く気配に遠慮しないで欲しいといった風に言葉を返す。 じろじろと不躾に二人を探るような視線も一緒に付いてきた。]
(142) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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─…っ そ、っか。
おじちゃん、…苦しんで、なかった?
[微笑んで告げるペラジーに、こちらもなんとか笑顔を作って返し。 続いた言葉には、んーん、と緩く頭を振った。]
こんな格好じゃ、デートにもならないよ。
[そう言って、苦笑しながら自分を指差し。 出来る限り普通に振舞おうとしている自分は、多分傍から見たら異様だろうと思うけれど。]
(143) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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[>>126馬鹿、と罵りつつも、目元を抑える主人の様子に、ふにゃりと柔らかく微笑んで。]
…僕なんかのために、泣かないでください。 涙も、悲しみも…もっと大切な方の為に。
[本当に主人が求めているものは、きっと自分じゃないだろうから。 芽を出しかけた淡い思いは、そっと抱いたまま静かに逝こうと思う。]
幸せでしたよ、お嬢様。 一人ぼっちの僕を雇って、…傍に置いてくれただけで、 それだけで僕は、十分幸せでしたから。
…お嬢様も、ご自分の幸せのために。…幸せ逃がさないように、生きて欲しいんです。 ほんとはもっと…傍に居させて欲しかったけど…もう、だめみたい…だし。
(144) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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では、ペラジー君が店主なのですね。 ……? ええ。
[視線に首を傾げるも、頷いて。 何かミッシェルに、羽織るものだけでも取ってこさせた方が良いだろうか、とか考えながら]
…… 、
[引継ぎが出来た、ということは。 誰かが疑問を持つような死に様でなく、……つまりは、病魔がそのまま、彼を死に至らしめたのだろうかと、ミッシェルが尋ねる傍ら、思いを巡らせていた]
(145) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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最後にあった時は上手く動けなくなってたみたいだし、苦しかったみたいだね。
[適当に嘘をつけば良いものを妙な所で正直に答える。 どの道、自分やミッシェルも体験するので嘘なんてついても意味が無いかと思ったのかもしれない。]
……血? どうしたの?
[不思議な模様だと思ったが、よく見ればそれが何か解った。 さすがにそれを流す事はできず率直に問いを向ける。]
(146) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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――主人に、命令するというの?
[隠していた目元。片目だけ覗かせて、ラルフを見る。 隠されていた瞳は潤んでいた]
涙も悲しみも、全ての感情は… 誰か一人のためだけにあるものじゃないわ?
[幸せだったと語る使用人に、一つ、息をこぼした]
そんな、ことだけで… 貴方は、幸せを感じていたのね…
私なんかのために残って。 私なんかのために、こんなことになって。
[瞼を閉じれば、零れ落ちそうな雫は微かにきらめいて]
私は…虚ろなモノだけで体を成していただけだから。 崩れぬようにするだけで精一杯だわ?
(147) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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また引継ぎが起きるかもしれないけれど とりあえずの……店主、です。
また誰かサイモンみたいに……?
[ふと、川に身を沈めていたサイモンの事が頭を過る。 何やら思いを巡らせている様子の彼に返り血の跡が無いかと服を見回した。]
(148) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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─…そっか。
[率直なペラジーの言葉に、ゴドウィンのことを思い表情を翳らせるが。 自分の姿に疑問を持たれると、あぁ、とペラジーを見て。]
ヴェスが、しんじゃったの。
[上手く説明できなくて、短くそう答えた。]
(149) 2010/07/08(Thu) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
歌い手 コリーンは、流浪者 ペラジーが、酒屋でゴドウィンの居た場所にいる姿がふと浮かんだ。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
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……なら、ゴドウィンさんは違うのですね。
[とりあえずの店主、に なるほどと応え。 また、の言葉に、婉曲な肯定を返した。
苦しかった、と聞けば。 それを良かったと言って良いのかは、ためらわれて]
(150) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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>>149 マスターらしく逝ったんだから……良かったとは思うけどね。
[表情を曇らせるミッシェルへ付け足すように呟く。 「直に会えるよ」等と余計な言葉が出かけて慌て言葉を切った。]
ヴェス……が? マスターに出血するような症状はみえなかったけど……。 何か大怪我でもしちゃったのかな。
[他殺、外傷。サイモン。 言葉と、光景が泡のように脳裏湧き上がり消えてゆく。 症状を把握している訳ではないから早計かとは一瞬思ったけれど、サイモンのような他殺体をみたせいか自然と思考に偏りが出来ていた。]
(151) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[妹が上半身を起こすとベッドが軋んだ。 其方を見る訳でもなく、視線は窓の外をぼんやり眺めて。 もう一度ベッドが軋んでから、暫くして。 今度はすうすうと寝息が背に届いた。]
………。
[静かに、起こさぬよう寝返りをうつ。 妹の方へ向き直れば、頬杖をついて寝顔を眺めた。]
…すうすう寝やがって。
[少しだけ苦い顔をして。]
(152) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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…お嬢様の、せいじゃ、…ない、から……
[だんだん苦しくなる呼吸。 潤んだ視界は次第に霞む。
だから、泣かないで…と、唇が微かに動いた。]
(153) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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あぁ、それなら…
[良かった、と言いかけるも、その言葉は声には出なくて。
サイモンの名を出し、ヴェスの死を聞いて怪訝な顔をするペラジーに、ほんの少し、躊躇して。]
ヴェス、は。 多分、喉を、切られて。
メアリも、いっしょ、だったよ?
[あんなに縋りついて泣いたのに、直視することは出来なかった。 メアリには外傷はなさそうだったけれど、ヴェスは。 あんなにも、たくさん。血が、流れていて。
思い出して、また、青褪めた。]
(154) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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俺の理性に感謝しろよ。
[静かに独りごちた言葉の馬鹿さ加減に、思わず溜息交じりの笑いが漏れた。 それからブランケットを掛けなおしてやって。 暫くは妹の寝顔を見詰めた。]
……、…。
[ただの一度だけ。 愛しげな視線を向け、ふわりと頭を撫でる。 手は緩やかに髪を梳いて落ち、指に絡めた毛先に、優しいキスを。 指を離せば何も無かったように背を向けた。
誰も知らない、月夜の秘め事。 様々な想いを胸に、やがて男も夢の中へと――――**]
(155) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
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――それでも。 街に行かせてあげられなかったのは…
[声も途切れ途切れに。 唇だけが動き、その意図が分かれば指先で涙を拭う]
無茶を、言わないで…っ。 貴方は…私を、助けて。くれたのよ? あの時から。今の、今まで。
それが、目の前で… 目の前で。居なくなろうとして。 何も、感じずに居られますか…!
(156) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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後追い自殺……? でも、喉だなんて苦しむような場所。 何かの儀式みたいな感じ……情熱的な人だったからありえるのかな。
二人はヴェスの死をどう思っているの?
[青褪めるミッシェルとは対照的に酷く淡々としている。 他殺なのか自殺なのかと、小首を傾げて二人に意見を求めた。]
(157) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
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…ヴェスは。
自分から、命を断つようなこと、しないよ。
[ペラジーの質問には、真っ直ぐな瞳で答えた。
病に奪われるなら、ともかく。 彼は、生きている限り頑張ると言ったのだ。 がんばれと言ってくれたのに。]
(158) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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[酒屋にも、声の欠片は残っている。 ラドルフは、運命が見えたのだと言った。 なら、これが聞こえるのは、やはり自分だけなのだろう。
青褪めるミッシェルを、抱え込むように引き寄せて撫でながら。 無表情というほど愛想が無いわけでもない、ただの、いつもの真面目な表情で。 ペラジーの問いに首を振り]
そういう奴じゃ、ありません し。 ……サイモンさんの事も、あるので。……自然死とは、あまり。
[もっと違う、根拠はあるけれど。 話したとして、狂人扱いされるのは此方だろうと思えば、触れず。 ただ]
……ペラジーさんに、もし、好いておられる方がいらっしゃったとして。 その方と、死出の旅路を歩むよう、……殺されたとしたら。
それは、慈悲なのだろうと、思われますか?
(159) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの瞳を、傍らに見た。
2010/07/08(Thu) 00時半頃
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― 翌朝 ― [夢を見た。小さな自分と一緒に歩く夢。 確かまだ家族になりたての頃の、父と兄の姿が向こうに見える]
『おとうさん!おにいちゃん!』
[自分の手を振りきって二人の元へ走っていく小さな自分の後ろ姿をただ見守っていた]
『あたし、大きくなったらお父さんとお兄ちゃんのお嫁さんになるよ』
[二人にボロボロの花輪を渡したところで、すぅっと目が覚めた]
(160) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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…父さんに約束果たせなかったなあ
[ぽつっとつぶやいた目に飛び込む壁。 いつも見ているそれとは少しだけ違うな、と思った時、兄の部屋で兄と同じベッドに寝たことを思い出した]
あ
[慌てて逆を向いた時、兄の姿を見つけたら起こさないようにそっとベッドを抜け出、いなければそのまま自室へ向かう]
(161) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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[泣きそうな声が聞こえるから、小さく首を横に振って、 何とか少しでも笑みを作って…
優しい夢に落ちるように、そっと目を閉じた。*]
(162) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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セシ兄…汚れちゃう、よ?
[自分を引き寄せて撫でてくれる人を見上げて、遠慮がちにそう言って。
ペラジーへの問いかけに、どうしたのだろうと。]
(163) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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――っ。
[そして。 ラルフは、ゆっくりと、瞼を閉じた。 涙を流すグロリアをとがめることなく。 笑みを残して]
――。
[奥歯をかみ締めれば、頭を垂れる。 横たわるラルフの傍らに、膝をついたまま。 それは、さながら祈りの様相にも似ていた]
(164) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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[着替えながらぽつぽつ、ココロと頭の整理を兼ねてひとりごちる]
兄さんの幸せ、死ぬ前に何とかかなえてあげられないかな… もう村を出てしまった人だったら…んー
……迷惑かけてばっかり 馬鹿ばっかりで
恩返しくらいしてから死にたいよ…
……ヴェスパタインなら何か知ってるかも…?
[よし、と気合を入れて。 「ヴェスパタインのところにいってくる」と認めた書置きを居間のソファに残して家を出た]
(165) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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じゃあ……二人とも他殺だと意見は一致してるんだね。
ああ……。
[真っ直ぐにこちらを見るミッシェル。 そんな彼女を抱き寄せて慈しむように撫でるセシル。 そんな二人の様子に数度瞬いて何事か呟いた。]
慈悲……か。 一刻でも離れるのが嫌な相手がいるのならば 慈悲だと思うけれど――人の手を煩わせたくないから私は自死を選ぶかも。 それができない信仰の厚い人には手を汚しながらも送ってくれる人は有り難いでしょうね。
ああ、でもコレとサイモンが関係あるかどうかは解らない……サイモンはサイモンで錯乱に近い感じにみえたから、正当防衛で殺されそうな感じだったようにも……。
[少し間が開いたがセシルの問いにはそんな答えを返す。]
(166) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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奏者 セシルは、今更だ、とおずおず尋ねるミッシェル>>163を、柔く笑んで撫で。
2010/07/08(Thu) 01時頃
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