236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、オーレリア、ヘクター、メルヤ、トレイル、チャールズの5名。
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[ーー夜は深くなっていく。 善たる神の僕は眠りにつき、魔の者が闇にうごめくその時間。
だからこそ、今で無ければならない。]
(0) 2015/08/25(Tue) 01時頃
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[半身を露に床の上に座す。残したままであった赤い液体を]
ん、……っ
[瓶のまま一気に飲み干した。 口の端から喉へ伝い落ちるそれを雑に拭い、瓶を適当に転がせばくらりとする頭を押さえる。本当に、弱いのだ。 だからこそ勢いをつけてもらえると踏んだわけだが。]
さあ……やらなきゃなァ。
[目の前には常に持ち歩くナイフの内の一振り。手に取る前、着ていた衣服を丸めて噛む。 なんとも妙な気分だ、本来己自身が行うものでは無い筈だったのだから。 邪教の団が悪魔降ろしの器にしようとし、失敗した存在。それが“Toy”だった。 贄であり陣でもある、只、背中に負った黒は魔力を持たず使えない孤児を選んだのが良くなかったか、教団お抱えの呪術師が思ったようには発動せず。]
(1) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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[手に取ったナイフを握り込む、少し震えてしまうのを抑え、一度目を閉じ心を落ち着かせてから]
[己の腹部へ、降り下ろした。]
〜〜ッ!!
[手を滑り落ちたナイフが小さく音をたてた。 痛みに反らされる喉、悲鳴は隣室に届かず布の下押し殺される。 見開いたアンティークグリーンから生理的な涙を零しながらも、流れる紅で指先を濡らして後ろ手に背へ描くのは悪魔の十字]
(2) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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―街のどこか―
――……ああ、やはり。
[その夜、調査に出て。 早速、街の悪所で、緋色の衣を纏った乞食を見つけた。
こういう場所で情報を得るには、こういう場所のルールがある。 軽く脅しつけたあと、縁が削られ黒ずんだ粗悪な銅貨を握らせてやれば、口も緩む。
曰く――こんな場所には似つかわしくない御仁が昼頃からうろついていた。 金の短髪の、少し顔面に皺の寄り始めた年頃合いの男に絡んでいったかと思うと、途端、気の抜けたようになって。 ふらふらと歩いていたので、倒れでもしたら介抱して礼金でも貰えないかと尾けていたら、裏路地で突然に倒れた――という]
……で?
[そっぽを向いた乞食に、また、先と同じような銅貨をくれてやる。 その金髪の男は、どちらの方にいったか。背格好、服装などを聞き出し終えたあと]
(3) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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『へ、へ――ところで、なあ。学のないオレでも、緋色の衣の意味くらいは知ってるんだがね』
[立ち去りかけた、歩を止めた。振り返って、乞食を見据える]
『てっきり、死体の場所を訊ねられると、思ってたんだがね』
……、それでもう一稼ぎしようと?
[返事は是だった。嘆息する]
――残念ながら、ブルーノ司祭の死体は、見つからない。
司祭は魔と戦い、人知れず斃れた。それが真実だ。 噂のような――悪魔の寄り代になど、たとえ一時でも、されはしないよ。
[それが教会の決定、それが課せられた裏の役割。すっと伸びた杖剣が、乞食の喉首を音もなく貫いた。 己が血に溺れる乞食を眺める。仮に自分がこの街で斃れたら――教会は、自分との関係を否定する。それもまた、契約だ]
(4) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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……
。
[役目を果たした布を外せばうつ伏せに横たわる。小さく唱える何事かを聞き取る者はこの部屋にいない。 やがて魔法陣が鈍く光を帯びる、投げ出されたナイフを汚す液体に似た色。 荒い呼吸をそのままに、なんとか痛みから意識を集中させる。瞼を閉じた視界は黒一色でなく]
[昼間見た町並みが見えていた。人も人でない生き物も見当たらない箱庭 しかしそこには、幾つもの気配が存在している。
探るはこの街の中。探すは形持たぬ魔のモノ。]
(5) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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[とある裏路地で、ちょっとした小火が起きたあと]
……一度、戻りますか。
[金の短髪。中年の男。悪魔は、司祭を経由して、その男に――ということだろう。
そこまで特定できるのなら、協力を求めたほうが話は早い。
幾人かの顔と名を浮かべて、宿へと戻る。 他の人間と情報を交換し、協力を願うのに、躊躇は欠片もない。 この街には、個人の栄誉のためではなく、ただ、任務のために来ているのだから。
もっとも――今夜のうちにも、その情報が古くなるであろうということまでは、男にも想像できなかったが**]
(6) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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……嗚呼。
[どれ程そうしていたか、やがて赤の光が収まり目を開いたこそ泥は起き上がって嘆きの声を零す。 見つけたのは柔らかな気配一つ、それは確かに人のものでしかなく。]
全く、これだから俺は屑なんだよ。
[悪魔は依り代を変え続ける、掴めたとしてもいつまで意味があるかも分からないというのに。
見上げた空に浮かぶ月が、己を笑っている気がした。*]
(7) 2015/08/25(Tue) 01時半頃
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― 夜のどこか ―
[人も寝静まった深夜。 眠っていたはずのメルヤの体がむくりと起き上がる。
獣から、メルヤにとりついたのは悪魔のカケラ。 目星をつけた寄り代への、目印のようなもの。
それがメルヤの体を操って、本体と合流しようとしていた]
(*0) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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[翌朝、重い身体をなんとか起こす。 何の役にも立たなかった傷に昨夜適当に巻いた包帯を見ればメルヤの顔が浮かんだ。 一瞬でも申し訳無いだなどと思ったことに少し自分で驚く。]
あー……
[何気なく下ろした視線の先、床が血で汚れていた。出る前にこれをどうにかしなければ。あの女に再会したことから、己が思うよりこの街は狭いと分かっている。 ただ汚しただけならいいが、街を包む脅威を思えば正体不明の血痕など残すわけにもいかず。 手早く済まそう、まずその為に部屋を出て階下へと向かう。**]
(8) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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[静かに夜の町へと出て行く足取りに迷いはない。 この女の周りには悪魔祓いや悪魔討伐の神父や竜使いがいる。 そういった情報を本体へと渡すためにも合流しようとカケラが体を操り]
――――
[たどり着いたのはどこかの路地裏。 人気がまったくないその場所に、金髪の男が立っていた]
(*1) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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[メルヤの意識は眠ったまま。 金髪の男にあったことも、目の前で男が死んだことも。
取り付いていた悪魔が乗り移っていたことも知らぬまま。
体を操っていたカケラと本体が合流して、楽しげな笑みがメルヤの顔に浮かぶ]
(*2) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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[次に体を変えるなら。
―――――竜が傍に居る女も、いいだろう]
(*3) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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[取り付いた体の主はまだ眠っている。
ならばこのまま人にまぎれるかと、借りている宿へと戻る。
カケラは、靴をはくということをしなかった。 路地を踏む足ははだしのまま。
部屋に戻って気づいて、軽く拭ってからベッドに横たわる]
(*4) 2015/08/25(Tue) 02時頃
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― 翌朝 ―
[昨夜はそのまま眠りについた。
そして朝起きるまでは一度も目を覚まさず。 朝の光のまぶしさに顔をしかめて、ゆっくりと起きる]
――っ
[痛みを感じて、小さく息を呑む。 ため息を一つつき。
妙にざらつく足元に、夜着に着替えず寝てしまったからだろうかと思った]
(9) 2015/08/25(Tue) 02時半頃
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[身だしなみを整え、靴を履いて部屋をでる。 今回は朝食の時間に間に合ったようで、宿で出される食事を取るためのスペースへと足を向ける。
その途中、今朝もまた悪魔に殺されたらしい死体の噂話が聞こえてきた。 どこかの路地で、金髪の男が血を噴いたような姿で発見されたらしい。
悪魔はやはりいるのかと、ため息をついて、出された朝食に向き合った**]
(10) 2015/08/25(Tue) 02時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 02時半頃
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─翌朝─
いいな?中は開くな。このまま燃やせ。 あぁ、いや。俺がやってもいいんだがよ。 ……こういうのは、主がやんなきゃなぁ。なんねぇんだ。 でなきゃ、あんたが呪われるぜ?
[黒布で包んだ鶏の骸を、宿の主に押し付けながら。 強く脅しつけておけば、主は青ざめた顔で頷く。]
「あのぅ……じゃあ、悪魔を祓ったんですか?」
[宿主の問に、男の眉がぴくりと震える。]
……そう簡単に行くかよ。
[ぼそりと、一応正直に答えはするも失敗したのだとは口が裂けても言えやしない。 昨夜、男の術式は失敗に終わった。 悪魔どころか死霊すら呼び寄せる事叶わず。 男の力を上回る何かが動いたのかも知れないが、その理由が解るはずもなかった。]
(11) 2015/08/25(Tue) 02時半頃
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[また、誰かが命を落としたのだという話を耳にする。 街の片隅で、一人の男の亡骸が見つかったのだと。 男は、苦い顔で奥歯を噛みしばる。]
……こりゃあ、手に負えるかどうか怪しいな。
[正体が掴めぬ以上、それまでに建てていた算段は水の泡。 ひとしきり考えた後。宿主の元を離れる。]
「……あの、朝食の支度がありますが」
いらん。
[素っ気なく断り、部屋へと戻っていく。 誰かに出会せば言葉は交わすだろう。 だが、新たな手をどうすべきか思いあぐねる男の顔は、それまでと打って変わって深刻なもの。]**
(12) 2015/08/25(Tue) 02時半頃
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[階段を登る途中。 朝食を取るためか、階下へ向かう者は多い。 それらとすれ違いながら、一人一人の顔を眺めていれば、その姿が目に留まる。>>8 どことなく、その様子がおかしいのは察したか。]
──おい。
[階段の途中で立ち止まり声をかける。 相手もまた昨夜、竜使いの女と話をしていたのだと言う事までは知る由はない。]
……なんだ、おめぇ。具合でも悪りぃのか?
[出会せば、どうからかってやろうか昨日は算段していたが。 トイの様子を目にすると、かける言葉は幾らかまともな気遣うような言葉になる。]
(13) 2015/08/25(Tue) 10時頃
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[掃除の為の物を借りてさっさと済ませ、出ていくつもりだった。 傷は当然痛み、苦手な飲酒と失われた血液の分足取りが危うい。階段の途中声を掛けられ>>13ぎくりとし、ぎこちなく視線が動きヘクターの存在を認めた。]
べ、別に。あなたには関係ないでしょう?
[人が多いとなれば口調は選んだものとなるも、本性を知る男には他の者に対してより冷たい。 しかし一度向けた視線が泳ぎ落ち着かない様子なのは、銀髪の女に聞いた話があるから。こちらにヘクターの特徴を伝えたのなら、その逆だってきっと行ったのだろう。 相手の考えは知らないまま。二度見逃され三度目はどうなるか、それを恐れていた。]
ああ、そうだ。 私は用事が済んだらこの宿を出ますから、もう会わずに済みますよ。
良かったですね?それでは……っ
[一方的に言い捨ててさっさと降りて行こうとした時、腹の傷の痛みが増して表情が苦痛に歪んで手をやる。 結果をもたらさず痛みだけが残るなど、忌々しい。*]
(14) 2015/08/25(Tue) 17時頃
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[関係がない、と言われれば腕組みして相手を見詰め。>>14]
まぁな?関わり合いが無いっちゃあ、無いわな。
[それまでとは異なり。 冷やかすような笑みも浮かべる事なくトイを見据える。 ぎこちなく逸らされる視線。 それは理解するも、幾分ふらついて見える足取りは昨日までとは異なる。 と、投げられた捨て台詞に。首を横に振り肩を竦める。]
そうか。そんなら気を付けるんだな。 ──無事、出られるかどうかも怪しいぜ。
[それだけ言い。 去る、と頑なに強情な目が見えれば引き留める事はしないだろう。 気骨はありそうな小僧に見えた。 手元に置いてみたくは思ったが、この街から逃げ出す選択も間違いではないだろう。
ふと、降りて行く彼の横顔が一瞬歪み、腹の辺りを押さえる手を見逃さなかったが。 それ以上、何も言わず男は階段を上がっていく。]*
(15) 2015/08/25(Tue) 18時頃
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[それ以上何も言わないつもりではあったが、言葉を違った方向へ解釈されたように感じ>>15れば]
…街を出る気は無いですよ?ただ、あなたの傍にいると“仕事”が出来なさそうなので、ね。
何もせずにここを去るなんて、わざわざ来た意味が無いですから。
[肩を竦めてそう言う目には強がりでない意思が感じ取れただろうか。 悪魔に怯えて逃げ出すのだなんて思われるのは癪だ。*]
(16) 2015/08/25(Tue) 18時頃
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[部屋に戻れば、置いてあった剣吊や道具入れ、革袋を身に付ける。 床の上には所々、黒い羽根が散らばるままになっていた。
短剣を鞘から抜き、血曇りの残りがないのを確かめる。 ひとまず、未だ手を進めるのであれば新たに死者が出た場所へ赴くのが手っ取り早い。 そこであれば、何らかの思念も残っているやも知れない。 剣を鞘に戻しながら、ふと、窓を向き先程のやりとりを思い出す。>>16]
……“仕事”か。ただの小僧でも無さそうだな。
[呟く。 彼が昨夜、何を施したのか男には知れる由もなく。 ひとまずは、探索に出向こうと。 そうでなければ、先に進むにも後退するにも、道がない。 重い靴音を残し、部屋を出ていく。]*
(17) 2015/08/25(Tue) 18時頃
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[ヘクターと別れた後、宿の亭主にグラスを返し空き瓶の始末を頼み盥とボロ布を借りた。 汚してしまったので、と言えば特に何を思われたようにも見えず。汲んだ水でそれを満たして部屋へと向かう。]
[床の血痕を拭きながら、思うは背中に負った陣のこと。 これは悪魔を受け入れやすく、魂をあちら側へと近くする為のもの。しかし実際は儀式を行えど望まれた存在が用意された器へと降りてくることはなかった。 さてはてあの連中がこの街に来れば喜ぶのだろうか?いや、それは無いだろう。 次々と乗り捨てられ朽ちていくのは器というよりは哀れな羊だ。今は一体何処の誰に憑いているのやら。*]
(18) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
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[汚れた水はメルヤに教わった通りに裏手の溝へ、それから足が向くのは厩]
お姉さん、おはようございます。 起きていますか?
[こんな場所で寝ていてもレディーはレディーだ。声を掛けてから踏み入ろう。 昨日の人騒がせな竜は傍らで目を閉じていただろうか?それとも、彼女を守るようにこちらを警戒していたか。 何にしろ一人と一匹の様子を見れば、漸く気付いたことがひとつ]
へえ……まさか、ねぇ。
[冷静に観察すれば一目瞭然ではあった。 この女が、竜の主人だと。]
(19) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
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聞きましたか。また、悪魔の犠牲者が出ましたよ。
[盥を片手に持ったまま、壁に背を預け程聞いた事柄を伝える。苦く笑って見せて 本当を言えば彼女の純粋な様子が大変苦手なのだが、それでもわざわざ会いに来たのは。 少なくとも今は悪魔憑きでないと、知っているから。*]
(20) 2015/08/25(Tue) 18時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 19時半頃
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― 黄金の林檎亭/食堂 ―
[朝食に降りてきたのは、ヘクターが店主と話している時間帯。
トイよりも先に下りたために彼の怪我も知らず。 階段は宿の受付カウンターを挟んだ反対側にあるため、広く取られた入り口から姿を見ることはあっても声が聞こえることはない。
流れてくる噂話を聞きながら食事をしていればヘクターやトイが通るのが見え。 昨日の被害は不思議なことに金髪の男だけではなく、いくつかの死体があるらしい話が聞こえる。
喉に刺し傷がある乞食の死体>>4だとか司祭服らしきものを着た死体>>3だとか]
(21) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
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[小さくため息をつき。 あまり食欲のわかぬ胃をなだめるように、スープだけ口をつける。
あとは水を飲み。
死体の話のうち全部が悪魔の仕業かどうかは、メルヤにはわからない]
――どうにか、できるのかな。
[悪魔についてなにかあれば、といっていたチャールズを思い返すが。 情報は昨日伝えたものしかない。
関わる気はないけれども、聞こえてくるたびに、気になるのは仕方ないことだった]
(22) 2015/08/25(Tue) 19時半頃
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[僧服の男は、夜半に数刻ほど街を歩いて戻り、そして、宿泊客らの生活音で目覚めた。 聖職者の勤めは夜遅く朝早いし、かつての傭兵生活で培った体力もまだ衰えてはいない。 小さく欠伸を噛み殺した以外に、前夜の行動の影響は見られなかった。
階下に降り、宿の主に、井戸を借りる旨を伝える。 僧服を脱ぎ、無駄な肉を削ぎ落とした、締まった半身を朝の冷気に晒す。 汲み上げたばかりの水を、無造作に頭から被る。頭の芯まで凍るような感覚に、目が冴える。 濡らした荒布で身体を擦って、新たに汲んだ水を、また被る。乾いた布で水気をとれば、それで身支度は仕舞いだ。
あとは、食堂で朝食を詰め込んで、話を聞いて回って、また訪れる夜に備える。 もっとも、街は広く、時間は限られている。誰か協力者を得られるならば、それに越したことはない]
(23) 2015/08/25(Tue) 20時頃
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――厩――
[厩の中は、静かだった。それぞれの生物の寝息とか細い喉音だけが聞こえていた。 いつも、そうした夜の終わりを告げるのは、間近に聞こえる鶏の声。]
ぅん、
[身じろいで、シーツを手繰り寄せる。 それから傍らの竜の姿を確認するように手を伸ばして、ふっと微笑んだ。]
(24) 2015/08/25(Tue) 20時頃
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おはよう、ラスタバン。
[悪魔が夜に活動するものと知ってはいても、街に辿り着いたその夜に動こうとしなかったのは、油断の一言に尽きる。 街には司祭様も、そのお付きの方もいて、加えて泥棒事件は男の人に委ねることができたし、ゆっくり休んでその朝から、本腰を入れればいいと考えていた。 無論、その司祭様が、とうに亡き者だとは思いもよらない。]
お食事くらいは、いただけるかしら。
[ごめんね、と断りを入れて、竜を残し厩を出る。 宿の食堂で食事をしたら、情報収集のためにまた街へ出よう。 場合によっては、ラスタバンを連れて。]
(25) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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―食堂―
[街の人間は、朝食をあまりとらないといわれている。 だが、旅人は違う。新たな一日を歩きとおす活力を得る為に、朝食をとる。 それは、重い装備を抱えて行軍する傭兵についても同じことがいえた。
卵とベーコン、腸詰肉、パンにスープ。たっぷりとした朝食を用意してもらい、視線を辺りに走らせる。 ひとりで座る、悪魔と戦い、負傷したという女。そう、メルヤと名乗っていたのは、記憶に留めている]
――やあ、おひとりですか。
[宿の主に、彼女が元は何人で投宿したのかは、まだ訊ねていなかったが。 ひとりで悪魔に挑むような向こう見ず、という印象は受けていない。或いは、楽天家にも]
怪我のせいか、食が進まないようですね――宜しければ、ご一緒しても? そう、誰かと共に食卓を囲めば、食欲も幾らか増すというものですよ。 私のようなつまらぬ聖職者でなく、もし、気心知れた仲間がいらっしゃれば余計に良いでしょうが。
[ひとり。仲間。そういう単語を、意図的に散りばめて、しかし、笑顔で]
(26) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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あら、おはようございます。
[身支度を整えて、厩を出ようかというところ。 声がかかれば>>19、そのまま押戸を開けた。 知った声、知った顔。まだ少し乱れていた銀糸を片手で耳にかけると、軽く一礼した。 昨日にもまして顔色が悪いように感じるのは、何故だろう。]
あの、――っ、ぇ
[差し出がましいことながら、どこか悪いのかと言及しようとして。 続いた言葉>>20に、先を失った。]
(27) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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― 食堂 ―
[気が乗らぬ食事をなんとか続けているときに、近づいてくる男>>26に気づく。 つい先ほど思い浮かべたチャールズだ。
ゆるりと瞬き、問いかけに、どちらの意味でも頷きを返す]
どうぞ。
[仲間の話題に苦笑が浮かぶ。 さらりと頬を撫でる黒髪を耳にかけて、向かい側の席を促しながら]
仲間は、みんな死んだから。 無茶をしたのだから仕方ないけれど。
[短く答える。
悪魔憑きであろう獣と戦って、負けたのは隠すことではない。 笑顔を浮かべるチャールズにだから、いまはそんな相手は居ないと小さく答える]
(28) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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嘘でしょう、どうして。
[桜色の唇が、小刻みに震える。 それに合わせて、声も微かに震えた。]
街には、司祭様がいらして。 お付きの教会の方もいらして。
それで、尚悪事に動く輩だと言うのですか……!
[悪魔が祓われてしまえば、本当に無駄足だが万々歳。 そうでなくとも今夜を凌ぐ抑止力になると信じていた。 宿主を移るという悪魔、位置を固定してしまえば、殺害に及ばずとも或いは、と。]
(29) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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[返事を聞けば、軽く頷いて]
主よ、あなたの敵と戦い敗れた戦士たちに、あなたの恩寵がありますよう。
[と、ひとつ祈って]
ところで、この際、単刀直入にお話しましょうか。 貴女は――仲間を殺されて、そのまま、泣き寝入りを?
[そこで、笑みを深くする。両の手を、広げて]
ああ――考えていることは判るつもりです。 教会は、あなたがたも聞いているとおり、『右の頬を打たれたら、左の頬をも差し出せ』と命じている。
(30) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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……ねえ、お姉さん。 教会なんてものが本気で頼りになると思ってるのですか?
[震える唇、その細い声。何故こんな女がこの街に来たのだろう>>29 ゆるり首を傾げれば癖のある栗色の髪が揺れる。 口許は穏やかに笑みを浮かべ、竜の鱗に似た色の目だけが冷やかに彼女を見ていた。]
結局は信じれるのも頼れるのも自分だけ、そうでしょう?
悪いことは言いません。 貴女の身体をヤツに渡したくはないのなら、大切な相棒と街を去るか、動くのか決めることですね。
(31) 2015/08/25(Tue) 20時半頃
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ですが、それは――打たれることのない聖職者の戯言に過ぎない。
[声を低くして――自分の皿の腸詰に、フォークを荒々しく突き立てる]
――私はね、メルヤさん。 元々は、傭兵だ。仲間の血には、同じだけの血を。そういうルールのなかで生きてきたんです。
[口調は丁寧な聖職者のまま、だが、その熱量は増して]
私が護るはずだった司祭は、昨夜、死にました。 上司としては、親近感を覚える相手ではありませんでしたがね。 ですが――この血の復讐は、屈辱の雪辱は、この手で魔を祓うことでしかなされない。
貴女の信ずるものがどこにあるかは知らないが――、 お仲間の仇を討つ気が、己の砕かれた自負を取り戻す気があるならば。 たとえ情報収集だけであっても、協力を願えないかと思いましてね。
[もちろん――と。蛇足のように、付け加えたのは]
――いわゆる、世俗的な意味での謝礼は、惜しみなく。
(32) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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[目の前に座ったチャールズ>>30が食前の祈りをするのを見ている。 単刀直入という言葉通り、飾ることなく問いかけられて眉をひそめる。
笑みとともに大げさな仕草で告げられる言葉を聞いて、ため息が出かけた、が]
――チャールズ。
[低い声音で告げられる言葉に、金茶の瞳を瞬かせた。 さっき噂で聞こえた死体の一つ、司祭らしき男の話を思い返し。 雪辱をと願うチャールズをじっと見やる]
(33) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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[手伝え、というのが戦力としてなら頷けはしなかった。 けれど、情報収集としてだけでもというチャールズ>>32をじっと見やり]
私は私の力量を知っている。 悪魔と相対して生き残れるとは思っていない。
仇討ちだと逸るような性格でもない、が。
[淡々とした声音が告げる。 悔しい思いも、自負を打ち砕かれた痛みもあるけれど。
それらはすべて命あってのことだと。 その上で冷静に判断を下した]
悪魔が居ては安心して療養ができない。 だから――情報収集なら、手伝おう。
[報酬について言及されれば、よかった、と吐息がこぼれる。 無償では少しばかり懐が心もとなくなる可能性があったからだ]
(34) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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なります。
[教会が頼りになるかと聞かれれば、即断>>31。 しかし、ややあって。]
……なります、けれど、貴方の言うことも、最もだわ。 信じれるのも頼れるのも自分だけ、とまでは、言いませんけれど。 ただ縋るばかりでいるのは、いけませんね。
わたくしがすべきことを成せるのは、わたくしだけ。
[去らない。ならば、動く。 切り替えなくてはならない、と深く感じた。そして、自分の仕事がなくなるかもしれないなどと考えていた昨日の自分を恥じた。 祈るように伏していた目を開く。 琥珀色の目が、冷たいグリーンを見返した。]
(35) 2015/08/25(Tue) 21時頃
|
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[情報収集。いまは、それで満足すべきか。 まあ、まだ、怪我人を無理やりに引き出すような状況でもない]
――貴女に神の加護がありますよう。
[感謝の代わりに、ひとつ祈って]
これは、手付け金の代わりです。 仕事を頼むにあたっては――傭兵も冒険者も、このあたりは同じでしょう?
[ことりと音を立てて、メルヤの前に、十字架が置かれる。 黄金の暖かな輝きを放ち、細かな宝石で彩られた、高位聖職者の持つようなもの――無論のこと、ブルーノ司祭の遺骸を漁った乞食から、回収したものだった]
(36) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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では、何か判れば。 私の部屋へおいでいただくか、宿の主まで言付けてください。
――ああ、もちろん、直接、仇を討ちたいと気が変われば、そのときも是非。
[最後は、冗談のように言って残して、席を立った]
(37) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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|
[手付けにと差し出された十字架をじっと見やる。 豪奢な十字架は売ればいい金になるだろうことがわかるつくりだ。
手を伸ばし、十字架本体ではなく、その鎖を持って引き寄せる]
わかった。 何かあればすぐに知らせよう。
[席を立つチャールズを見上げ、こくりと頷いた。 目の前に引き寄せた十字架を掴み、ポケットへと突っ込んで、同じく席を立つ]
もし、気が変われば。
[そのときは、と頷くけれど。 そうそう気が変わることはないだろうと思う。 それこそ、己より弱い相手に取り付いたとわかりでもしない限り]
(38) 2015/08/25(Tue) 21時頃
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[金の輝きでも、宝石の輝きでもなく。
十字架という形と、そこに込められた祈りに。 なんとなく触れるのをためらった。
実際触れたところでなんの異変もないのだけれど。 ためらった理由もわからないままだ]
(*5) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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[即断>>35には大袈裟な程にため息をつくも、善良な旅人の青年は教会の悪口など言わないものだとそれ以上は何も言うことはなく。]
……そう。
[間を置いて続いた言葉。開かれた琥珀を見返せば冷たさはどこかへと失せて]
貴女はやはり意思の強い女性ですね。
どうぞ、頑張って下さい。討つことが叶えば晴れて貴女は英雄だ。
……私は私に出来ることを致しましょう。
[意思の強さは厄介なものだったが、それが悪魔を追い詰めてくれるなら良いことと言える。 背を向け、厩を出ようと。]
(39) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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……名前を聞いても?
[ふとまだ知らないことに気付いて去る前に問い掛ける。 こちらも求められるならば、他に名乗ったものと同じ偽名を口にしたか*]
(40) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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[メルヤが十字架をポケットに収めたのを、確かに目にして]
ええ、宜しくお願いします。
[もしものときは――、気が変わらなくとも。そう、内心で呟いてはいたが]
(41) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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……そうかしら。ありがとう。
[>>39やはりとつくからには、昨日からそう思われていたのか。 きっかけは解らないが、悪くは思われていないと認識して礼を言う。 英雄になりたくてここに来たのではない。それでも、討ちたいのは、真意。]
貴方も無理はなさらないで。あまり、顔色が良くないから。
[休んでいて、とは言えなかった。 彼の話を聞くまでは言うつもりでいたけれど、彼は彼で動かなければならないのだろう。そう思えたから、案じるのみだ。]
(42) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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こちらこそ、よろしく。
[チャールズ>>41に一つ頷き。 食べ終わった食器は宿のものが下げるらしく、テーブルに残したままで離れる。
彼の内心の呟きは知らぬけれど。 もしもがありえるだろうか、と思う。
昨日今日と言葉を交わした相手のうち、竜の傍にいた女なら、竜が傍らにいなければ勝てるだろうかとも思うけれど。 怪我をしている現状、難しいだろうし、なにより、悪魔がついているかどうかすらわからない]
(43) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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オーレリア=クヴァーレと。 こちらは聞き及んでいるやもしれませんが、ラスタバン。
[眼光効かせていた竜をそっと撫でやる。]
貴方は?
[聞けば返る名を意識におさめて、厩を出る背を見やった。 こちらもそろそろ出よう。宿の食事を逃すのは、惜しい。]
(44) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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[復讐という判り易い動機。 それを煽り立てて、協力者を得ようと思ったが、そうまで上手くはいかなかった。 もっとも、情報収集役、或いは連絡員としてであれば、問題はない]
となると、やはり……、
[昨晩の銀糸の女、オーレリアか。 話を聞くに、この街に巣食う悪魔を退治にやってきたのは明白であったから。 情報交換と共同戦線をと申し入れれば、問題はないだろう――問題は、どこに投宿しているのか判らないということだったが]
(45) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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――食堂――
[厩を出て、裏の井戸で顔を洗い清めてから、宿の食堂へ。 表情は僅かな暗さ――というより、真剣味に近いものを帯びて、凛と。 宿の食事の時間の終わり間際か、現れる。]
(46) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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[外に情報を集めに行く前に一度部屋に戻ろうと階段へと向かう。 復讐しないかと持ちかけられているのだとはわかってはいたが。 復讐したいという気持ちがわかず、命を捨ててもと思えないからこそ。 己のできる範囲での手伝いを申し出た。
もしも、を考えかけてそれはないだろうと思う。 一つため息をついて、階段を上り始める。 そのタイミングでトイやオーレリアが中へと入ってくればちらりと視線を向けるけれど。
声をかけるかどうか迷って、先に部屋に行こうかと悩む]
(47) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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おはようございます。
[この宿に泊まっていると聞き及んでいた二人が、一堂に会するのは不思議なことではない。 メルヤとチャールズそれぞれに頭を下げると、自然二人の近くに寄りながら、簡素な食事を手にテーブルについた。]
(48) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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[宿に戻れば盥を返し、階段を上がっていく。 メルヤ>>47を見掛ければ微笑んで会釈をするも、こちらからは話し掛けない。 部屋に戻り外套を着込んで再び降りて来れば、カウンターに立ち寄って]
お世話になりました。
[そう宿の亭主に言葉を残して、出ていった。 役立たずの力より情報のほうが有益な結果をもたらすことだろう、足は、街中へと*]
(49) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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――ああ。
[銀を織り込んだような髪の揺らめき>>48に、食堂から去ろうとした足を止めて]
おはようございます――これから朝食ですか。
[当たり障りのない言葉を紡ぐ。 無論、ここに投宿しているわけではないという、昨日の言葉に触れるような不調法はしない]
(50) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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[向かったのは裏路地、屯するならず者達には街に来てから顔見知りとなった存在もいる。 目深にフードを被った姿で彼らへと近寄っていった。どうも顔を見せていると舐められることが多いのだ。 しかし、やはりこちら側のほうが性に合っている。]
ふぅン。 小火騒ぎ、ねぇ。
[残念ながら得られた情報はそれ以外知ったものでしかなかったが。 それでも何か無いものかと、暫くは話を続けよう。*]
(51) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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[すれ違ったトイ>>49に会釈を返す。 オーレリアが食堂に向かったのを見た後、部屋へと向かい。
中に入って荷物を手にとる。
まだ宿を引き払うつもりはないが、貴重品を身につけずに外に出る習慣はない。 渡された十字架はポケットに突っ込んだままでは無用心かと、布に包んでかばんに詰め込んだ。
かばんを肩にかけて部屋をでる。 亭主に出かけてくると、部屋の鍵を渡して、宿の外へと出て行った*]
(52) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/25(Tue) 22時半頃
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そうです。それから、街へ出ようかと。 ……今朝、といいますか、昨夜の話を、伺いましたので。
[>>50この目で現実を見、この耳で現実を聞くために、外へ出るつもりだ。 ラスタバンをやはり連れて行こうと、チャールズと話す傍ら思う。]
チャールズ様も、これからお外に向かわれるのですか。
[司祭の死を知らないからこそ、彼らの活動が始まることを喜ばしく思う。 協力ができるのならばしたい、と食堂を出がけの彼の目を見やる。]
(53) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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昨夜――ああ、なるほど。
[どこまで知っているのか判らないが、沈痛な表情を作って、頷いて]
そうですね、ええ。 朝方まで調べて、最後に悪魔に魅入られていたのは、中年の金髪の男らしい――というところまでは追えましたが。
いまはどうでしょうね――また、情報を求めて動くつもりです。 この街に到着していたのに、その目と鼻の先で新たな凶行を許してしまったのは、我々の力不足です。
[ここで示すのは、力不足を悔いる感情。 正義を信じる相手には、メルヤのような現実家相手とは、別のアプローチが必要なのだ]
(54) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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[街の通りを歩く。 噂話をしている人たちを見つけてはさりげなく近寄って話しに耳を傾け。
金の髪をした、少し老けた男が夜の街を歩いていただとか、それが今朝見つかった死体だとか。
悪魔は今も誰かに取り付いてるんじゃないかとか。
そんな話ばかりが聞こえて、有力な情報などはそうそう得られることもない]
(55) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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――?
[悪魔は十字架も平気なんじゃないかという噂が聞こえて足を止める。 それを口にしていたのは、司祭服の男が死んでいたと噂していた者で。 司祭も悪魔に取り付かれていたんじゃないかなどといった、信憑性のかけらもない話をしては笑っていた]
悪魔が神の権威を歯牙にもかけないのなら……
[チャールズはどうなのだろうと思う。 協力を求められたときの熱意は嘘とは思えず。 司祭にも取り付けるのなら、教会関係者だというのは免罪符にはなりえないだろう。
その噂が、本当かどうかはわからぬまま]
(56) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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[チャールズは、司祭は死んだとだけしか言わなかった>>32 話の流れから悪魔に殺されたのだろうとはわかるけれど。 悪魔が取り付いた可能性は考えてはいなかったが]
……どうなんだろうな。
[悪魔に取り付かれたのか、ただ悪魔が取り付いた者に殺されたのか。 そのあたりの事を見たものが居ないかと、通りを歩きながら聞こえてくる話に耳をそばだてた]
(57) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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─街中─
[簡素な屋台廻りの店先。 金を払い、席のない其処で細く切られた干し肉と硬い黒パンを受け取る。]
「──そこの路地だよ。男が死んでたって言うのはね」
[男の問いに応える、店主の老婆は目が悪いらしく。 僅かに白が覗く皺だらけの目蓋で塞がった眼を、あらぬ方向へ向けながら、ぼそぼそと語る。]
「悪魔が来たってねぇ。噂が流れてから本当。この街も物騒になったもんさ」
[パンを千切り口に放り込みながら。 黙って老婆の話に耳を傾ける。]
「──あんたも、死ににでも来たんかね?」
[ふと、老婆の問い掛けにパンを口に運ぶ手が止まった。 じろり、とその顔を見やれば気配は察するのか。 老婆はニヤリと笑った。]
(58) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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嫌なバアさんだな。俺も一応、勇者様候補なんだぜ?
「……知らないのかい?悪魔に命を奪われたら、地獄に堕ちてくっていうよ。わざわざ、まぁ。あたしから見りゃ、死にに来てるようなもんさ。」
[鶏骨のように痩せた喉を震わせ、老婆が掠れた笑い声を漏らす。]
……詳しいな、バアさん。ま、遠からず、当たりだ。
[事の起きたおおよその場所が知れれば、屋台にもたれていた身体を離し。 じゃあな、と別れを告げる。]
気が向いたら、俺が死なないように祈っといてくれや。 そしたら、また明日、次は屋台ごと買ってやらぁな。
[軽口に老婆は笑っただけで応える事なく。 男は、屋台を後にして歩き出す。]
(59) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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ええ……本当に。 わたくしも、甘さを恥じていたところですの。 けれど、震えるだけでは、何も成せないと気付かされましたので。
[>>54食事をゆっくりと口に運ぶ。飲み込んでから、言葉を紡ぐ。 昨日の、司祭の名に態度を変えるような浮足立った女の言葉よりは、幾分落ち着いた、芯のあるものだったか。]
金髪の男、ですか。 お知り合いの方がいればいいのですけれど――
[話を聞けるだろう、というのと、悪魔憑きの可能性筆頭としても、どちらも。 知己がいればよいのだが、旅人に口を開いてくれる保証は、ない。]
(60) 2015/08/25(Tue) 23時頃
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――いえ、ご立派です。 悪魔に立ち向かう、貴女の決意に祝福を。
[さっと、十字を切って]
実は――金髪の男のほかに。 隠しても、いずれ知れることですし、貴女には。
どうやら昨夜、司祭様は悪魔との戦いに敗れ……、
[沈んだ風で、言葉を切り、首を振って]
――ですが、教会の名誉にかけて、私は後を継いで任を果たすつもりです。 ただ、司祭様でも遅れを取るほどの悪魔です。私だけでは、あるいは、どうか。 もし、悪魔の居場所を突き止められたなら――、貴女とご友人のお力をお借りしても?
[と、問いかけるのだった]
(61) 2015/08/25(Tue) 23時頃
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[あちらこちらの井戸端会議。 その端で噂話に聞き耳を立てていたが、屋台から離れて歩き出す人>>59をみてゆるりと瞬く。 彼は何か知っているだろうかと、その背を追いかけてみることにしたが。
怪我もあってさほど足が速くない現状、追いつけるかどうか]
(62) 2015/08/25(Tue) 23時頃
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[干し肉を噛み、飲み込み。 路地へ向かう際、辺りを見回しその姿が留まる。>>62]
何してんだ?こんな所で。
[宿で養生中なのだと聞いていた彼女に気付くと浮かぶのは、そんな疑問。 立ち止まり、怪訝に首を傾げて。]
一人か?出歩いて平気なのかよ。
(63) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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なっ……、
[からん、と匙が落ちた。ほぼ空の器は、よく響く。 高位の聖職者が、敗れた。それは目と鼻の先で悪魔に暴れられて金髪の男が葬られた話より、何倍も衝撃的だった。 しかして、後を継ぐというチャールズ。その心は清廉で、芯の通った素晴らしい聖人に見える。]
ええ、ええ、もちろん。 貴方のお力になれることなら、何であっても。 わたくしとラスタバンでは、役不足やもしれませんが。
[司祭様でも遅れを取るほどの、という言葉に不安はあるが、何も出来ない身ではない。 ラスタバンは強い。並のものには、人でも魔でも負けはしない。 相手が並でなくとも、頼られる限りは力を貸すと頷いた。]
(64) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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[立ち止まったヘクター>>63に追いついて、小さく息をつく。 掛けられた言葉にこくりと頷き]
出歩けないほどではないから、大丈夫。
チャールズに協力を要請されて、情報収集を。
[ヘクターを見上げれば、昨日変えたばかりの包帯が巻かれた額から髪がさらりとすべり落ちた。 ほとんど血はにじんでいないが、埃でよごれはじめた包帯を隠すように髪を整え]
昨日、金髪の男や司祭が死んだという噂は聞いたが、 ヘクターは何か知っているだろうか。
(65) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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――……、
[あまりに、思ったとおりの反応。 利用できる相手が増えることは喜ばしいことではあったが。
――心のどこかが、ちくりと刺されたような痛みを感じた。 疑うということを知らないような相手を騙す――いや、騙しているわけではない。
だが、真実をすべて話さず、利用しようとはしている。
いや――それの、どこがいけない? 雇い主に与えられた情報を、そのまま信じる奴は長生きできない。 すべてを疑い、自分で情報を集め、吟味し、判断する。それが傭兵の生きる術だった]
……ええ、そのときは、悪魔と雌雄を決するときは、是非ともお力を。
[応じながら、何故だろうと首を傾げざるを得なかった。 先に、メルヤと名乗る冒険者の生き残りに仕込みをした際は、こんな躊躇いは感じなかったのにと]
(66) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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[大丈夫だ、と頷くのを見ても未だ眉をひそめたままで。>>65 しかし、宿に帰れ等と言う柄でも立場でもない。 それ以上、危ぶむような事は口にせず。]
チャールズ?誰だそりゃ。
[それが、あの神父だとは知らず問い。 仕事として請け負ったのだと聞けば、納得はしただろうか。 と、さらり落ちる髪の陰、白かった包帯には微かに街の外気の煤で汚れているのに気付く。 長いこと、うろついていたのかも知れない。 応えるかどうか迷い。短く嘆息して口を開く。]
俺もこれから調べるとこさ。 そこのよ。路地で死んでたらしいぞ。
[そう言って、路地を指す。]
(67) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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――私は、街に出て、情報を集めます。 もし、貴女も、ご協力いただけるなら――、
[まずは情報をと言いかけて、本人は無力と言っていたなと思い返して]
――なるべくならば、ご友人、ラスタバン殿とご一緒に行動を。
でなければ、信用できる人間と共に。 それに、情報収集とはいえ、お一人では人通りのない場所にはあまり近づかれないよう。
[利用しようという相手に対して、気を遣い過ぎているという自覚はあった。
傭兵なら、ただ、必要最低限のことだけ伝えて、あとは生きるも死ぬも相手の才覚次第、だ。 だが、そう突き放すことが躊躇われた。どこかの姫君がお忍びのような、その外見が一因でないとは言わないが。 見返りも求める風でなく、ただ正義と勇気を為そうとするオーレリアの健気と純真は、金と名誉に命を賭けていた元傭兵風情には眩しすぎたのだ]
(68) 2015/08/25(Tue) 23時半頃
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[訝しげなヘクター>>67の問いにゆるりと瞬き。 彼らが話しているところを見たことがあったか思い返しながら答える]
同じ宿に泊まっている、神父だ。 共に旅をしていた司祭を殺されたらしい。
[チャールズの情報も渡しながら、じっとヘクターを見やる。 悪魔は誰に憑いているかわからないから、彼も疑うべきなのだろうか。
悪魔祓いができるかもしれない彼のことは、あまり疑いたくはないなと思い。 路地を示す指と、聞こえた言葉に瞬きを一つ]
そうか。 共に調べてもかまわないか?
[首をかしげて問いかけた]
(69) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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──あぁ。あの男か。
[神父だと聞けば、顔をしかめる。 商売敵と思う節も含めて。 仕事柄、聖職者と名乗る相手の良さも悪さも知る事の多かった男は、芳しくない表情。 ──と、じっと見据えられて。>>69]
俺を探ったところで、なぁんも出やしねぇぜ?
[そう言って肩を竦めるも、続いて聞こえた申し出には面喰らう。]
……いや、まぁ。いいけどよ。 歩き回ってくたびれてんじゃねぇのか?
[傷付き、仲間を失い独りの女。 突き放しも出来ず、同行を承諾すると路地へと促し歩き出す。]
(70) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
はい。 チャールズ様も、お気をつけて。
[僅かの間のあった返事に、疑問は浮かんだが。 お力を、と言われて微笑んだ。チャールズも人の子だ。悩み迷うこともあるだろうと、それだけ。]
ええ、ラスタバンも連れるつもりです。 少し窮屈にはなりますが、あの子も厩に繋がれてばかりでは可哀想ですし、何より一人歩きより安全ですから。
[チャールズは昨晩厩に来なかったが、ラスタバンが厩の竜だと知っていただろうか。 連れがラスタバンだと名前を告げたことは記憶しているが、さて。]
(71) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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|
ご心配、痛み入ります。 ――わたくしはよほど、頼りなく見えるのですね。
[苦く笑ってみせるが、事実だとも痛感している。 食べ終えた食器は置いておいていいと聞いているから、あと少しの朝食はチャールズを見送り次第早めに食べてしまおうと心に決めた。 そうしたら、ラスタバンを迎えに行こう。 街の中心まで出れば、竜がいても窮屈でない広場があったはずだ。]
(72) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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[チャールズ、というより神父に対してなにやら思うところありそうな表情を見ていたが。 疑っていることは視線でばれたらしい>>70.
ばつが悪そうに眉をさげた]
誰に悪魔がついているかなど、私にはわからないからな。
[申し訳なさそうに呟く。 面食らった相手に、許可が出ないかと思いきや、同行を許されてほっと吐息を零した]
ありがとう。
――疲れてないとは言わないが、正直、何もせず部屋に居るのも苦痛なんだ。
[ある程度疲れてしまえば眠ることもできるが。 そうでなければ、仲間が死んだときを思い返してしまう。
それを口にすることはないが、表情の暗さで気づかれただろうか。 路地へと歩く男の隣で足を進め]
(73) 2015/08/26(Wed) 00時頃
|
|
[男が死んでいたという路地に、死体はまだあっただろうか。 さすがに街の憲兵たちが片付けた後だっただろうか]
(74) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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[昨晩の厩から聞こえた竜の吼え声と、眼前のオーレリアとの外見が、男の脳内ではどうしても繋がらなかったようだ。 厩にというと、従者ではなく愛馬の名だったのだろうか。宿は別にとって、厩だけ借りたのだろう。そのような説明を無意識につけて、頷いて]
ああ、いえ、頼りないというわけでなく……、 その……どこかのお姫様みたいだなと、ええ。
[珍しく、男は本音を口にした。
竜を連れ、鎖を手にした姿>>0:1を見ていないからかもしれなかったが]
(75) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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|
ああ、いや……、
[取り繕うよう、首を振って]
悪魔を討たんとする覚悟を抱いて、この街を訪れた貴女に対しては、失礼にあたりますね。 誠に申し訳ない――、私は先に街に出ますが、いずれ、お詫びはさせてください。
[そう頭を下げてから、食堂を後にしていった]
(76) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
[ばつが悪そうにする素振りを目にすると短く笑う。>>73 それから、昨夜、失敗に終わった降霊式を思いだし。]
俺にも、解らねぇからな。 いつもなら、正体くらいは掴めるんだが……、 今回は、さっぱりだ。
[硬い面持ちになると、そう呟くように言う。]
あんたに憑いてるかどうか、俺も疑いはするとこだしな。 ま、そんときは……
[祓ってやる、との軽口が出ず。 そのまま言葉を切って繋げず。]
なんかあったら、おぶって逃げてやるよ。
[逃げるもおぶるも、冗談だが。 苦痛だ、と話す横顔に暗いものが過るのに気付けば、そう応えた。]
(77) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
[路地を進み、時折、通りすがりに街人に尋ね。 やがて、其処に辿り着けば、おそらくは骸は既になく。
焼け焦げた地面に、黒い跡が残るのを見付けただろう。]
(78) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
で、死んでたっつーのは何処だ
[結局それも無駄だと理解すれば話を終わらせる為にそれだけ問い掛ける]
はあ?俺が? ばぁか。誰がそんなことするかよ。
[表を歩けぬ男達もまた暗い裏路地額を突き合わせ声をひそめて囁き合う、悪魔の恐怖は彼らにも十分植え付けられてるらしい。 忠告を笑い飛ばす。心中思うことは言葉にはしないまま。 ひらりと掌翻し彼等へ背を向けた、問題の場所はすぐそこらしい。*]
(79) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
[笑う様子>>77に、なさけなく眉を下げたまま。 硬い面持ちで告げられた言葉にゆるりと瞬く。
どうやらよほど狡猾な悪魔のようだ]
それだけ悪魔の力が強いということだろうか。
[悪魔が分裂したという話を聞かないことだけがまだ救いかとも思う。 疑われていると知っても、当然だろうと思う。
悪魔憑きらしき獣と戦って生き残っているのだから]
いや、さすがにそんな迷惑はかけられない。
[冗談だとわかってはいるが、小さく笑って断った。
それでも、暗い色は消えて]
(80) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
[たどり着いた路地に残った焼け焦げた後をみて眉を顰める]
これはひどいな。
[路地はどこも同じように見えるけれど。 見覚えがあるような気もして地面を見た後周囲に視線を向けた]
(81) 2015/08/26(Wed) 00時半頃
|
|
[メルヤの意識がないままにきた路地だ。
意識にはなくとも、目に入った情報は脳に刻まれている。
ゆえに見覚えがあるような気がするのも当然というものだ]
(*6) 2015/08/26(Wed) 01時頃
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|
[聞き入り、瞬く眼に頷き。>>80]
司祭が殺られたってんだからな。 それが本当なら、俺もうまくやれるか自信はねぇぜ?
[ふざけた口振りでそう言うも、紛れもなく本音。 生き残りの女を一瞥し。 暗い色が消えたのを知れば、片眉を上げてゆるり笑む。]
──誰かが火をつけたのか。 自分で燃え上がったか。これじゃ解らんな。
[地面を見てぼやく。 ふと、周囲を見回すメルヤに気付き、その様子を傍らで眺めた後。>>81]
──どうした?
[問い掛け、首を傾げる。]
(82) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 01時頃
|
司祭の力がどれほどなのかはわからないが。 今生きているほうを当てにするのは当然だと思う。
[茶化すように聞こえる言葉>>82に、軽く首を振る。 男が笑みを浮かべた理由にまでは気づかないまま。
ぼやく声にそうだなと頷きながら、周囲を見渡した]
いや、見覚えがあるような気がしたが。 こういった路地はどこも同じように見えて、困る。
[眉を寄せてため息をつく。
金の髪の男は血を噴いたような姿でと噂されていたが、ソレを見た男のあとに火がついたのか、それとも男の血が燃えたあとだとでもいうのか、焼け焦げた後がのこる地面へと視線を戻した]
(83) 2015/08/26(Wed) 01時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 01時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 01時頃
|
[首振る様子には、溜め息を吐き肩を竦める。>>83 うまく行くなら、それに越した事は無いが。 しくじったとして、その後どうなるかも今は怪しい。]
まぁ、やれるだけはやるけどな。
[焦げた地面に屈み込み、革袋の口を開け。 両掌で寄せ集めるようにして、土と埃ごと煤になったものを袋に収める。]
まぁ、そうだな。奥まで入り込めば、下手すりゃ迷子だ。
[応えを聞けば、そう返し。掌を叩き払いつつ立ち上がる。]
俺は、他に死体が出た場所も回ってみるつもりだが。 あんた、どうする?
[そうメルヤに問いながら。 悪魔を見なかったか、等と聞いて回るつもりは男にはなく。 ただ、男が死んだという其処にも何も見つけ出す事は出来なかった。 墓場のときと同じく。やはり、何も。]**
(84) 2015/08/26(Wed) 02時頃
|
|
[こげた土を拾うのを見ながら、同意するように頷き]
表通りと違って、このあたりは入り組んでいるから。 奥に行き過ぎないようにしないと。
[小さくため息をつき。 ヘクター>>84の問いにゆるく瞳を瞬かせる。
死体が出たところを見て回って、なにか情報が得られるだろうかと考え]
私は別のところにいこうと思う。 ありがとう。
[特別な力もなければ、周囲の状況から推察できるような頭もない。 見ただけは何もわからないから、と聞き込みに戻ることを告げて。
その場で別れるか、どこかの角で表通りへと向かうために別れるだろう**]
(85) 2015/08/26(Wed) 02時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 02時頃
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おう、気を付けてな。 なんかあったら逃げんだぞ?
[別をあたる、というメルヤに頷いて。>>85 一旦、その場で別れる。 彼女を見送った後も未だ、暫くは其処に独り留まっていた。 建物の狭間に覗く空を見上げ。そして、辺りを見回す。]
……いっそ、俺に憑いてくれりゃ楽なんだがな。 ──……聞いてるか?
[誰も居らず。何も無い宙に向けて語りかけるも。 応えはあるはずもなく、気配すらちらつくことは無かった。 徐に道具入れを開き、くすんだ小さな小瓶を取り出す。 それを焦げた地面に落とし。]
(86) 2015/08/26(Wed) 13時頃
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── Vini non swiv <追って来い>
[呪文と共に靴底で小瓶を踏み潰す。 靴底を退ければ、硝子と共に砕けた毒虫の死骸。 それを一瞥すると、再び路地裏を歩き出した。
それは、死霊や魔物を自分の元へと導く呪い。 何かが引っ掛かるどうかは、男の悪運次第だ。]*
(87) 2015/08/26(Wed) 13時頃
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まあ。 教会の方は口もお上手なんですね。
[>>75どこぞの姫のようだと言われれば、ころころと笑う。]
失礼なんて、そんな。 けれど、心も評価してくださっているのはわかりましたわ。
いってらっしゃいませ。 わたくしもすぐに、向かいます。
[チャールズを見送れば、残った食事を胃の中へおさめてしまう。 少し遅れて、食堂を出た。]
(88) 2015/08/26(Wed) 13時頃
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ラスタバン!
[ローブの裾を翻しながら、ぱたぱたと小走りで厩へ向かう。 呼ばれた竜はこちらへ首を向けると、折りたたんだ身体を伸ばして立ち上がった。]
行きましょう。 広場に出て、人を探すの。
[杭にかけた鎖を外して声をかけると、心得たと言わんばかり竜はのしのしと厩を出る。 踏まれないよう身をそらしながらこちらも厩を出れば、ひょいとローブの背を咥えられて、竜の背の上放られた。]
(89) 2015/08/26(Wed) 13時半頃
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――広場――
[宿屋から街の中心部まで向かえば、石畳に舗装された広場に出る。 悪魔に怯える人々も、怯えるばかりで動かなければやがて力尽きると知っている。昨日の商店区もそうだが、人通りは少なくなかった。 昨夜の嘶きを記憶されているのか、遠巻きな視線を感じながらもラスタバンの背から降りる。]
あの、どなたか昨夜の悪魔のお話について、お聞かせ願えませんか。 お知り合いの方はいらっしゃいませんか。
[ただ、声をかけたところで芳しい反応はもらえない。 得体の知れない竜の存在もそうだが、今まで様々なものが挑み敗れた悪魔に立ち向かうのが細い女ひとりなど、無理にも程があると端から相手にされていなかった。]
(90) 2015/08/26(Wed) 15時半頃
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[唯一、昨夜の話で得られたのは。]
……小火、ですか。
[悪魔の繋がり、ではなく。広場を通り掛かる人々の詮無い噂話だ。 悪魔だって手に負えないのに竜なんて来ちまって。存外昨日の路地の小火だって、あいつが火を吹いたとかじゃあないか。 詳細を聞こうにも、当然疑惑の主に掛け合ってくれるはずもなく。 路地裏で小火があったと、それだけのことだ。]
(91) 2015/08/26(Wed) 15時半頃
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困りましたね……
[あまり細い路地には、ラスタバンでは行けない。 かといって鎖を離しここに残せば、同行した意味もない。 情報としては持っておくことにして、さしあたって今しばらくはこの広場での声掛けを続けると決めた**]
(92) 2015/08/26(Wed) 15時半頃
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……ここでも、か。
[こそ泥が路地へ現れたのは二人が去った後、彼らが居たことなど知る由も無い。 細眉を上げたのは焦げた跡を見てのこと、情報が確かなら小火があったのはここでは無い筈。
それから砕けた硝子、虫の死骸>>87これは一体?。 Toyが出来ることは一つだけ、昼間は何も感じ取れない魔力を持たない人と同じ。首を捻り、考えを巡らせど意図も事件との関連も分からず、その場を離れることとなった。*]
(93) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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[次いで向かうのは街の中心部。裏の者が駄目なら、表へと。 値段の安さから買った固いパンをかじりながら歩いていった先、目立ちすぎる姿があった>>92]
オーレリアさん。
どうです?収穫はありました?
[フードを取り去って片手を上げ近付いていく。 正義感に溢れた彼女が竜を連れてここにいるのは、悪魔の手掛かりを探してのことだろうと思い。*]
(94) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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ああ、無理はしない。
[案じる言葉を投げてくるヘクター>>86にこくりと頷き。 その場に残る彼と別れて表通りへと向かう。
入り組んだ路地を歩きながらため息をつき]
そうやすやすと見つかるのであれば。 とっくに始末されていてもおかしくはないか。
[ぼやくように呟き。 大通りへとでて、またいろんな人に話を聞きに歩く*]
(95) 2015/08/26(Wed) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 19時半頃
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[屋台のおっちゃんから話を聞いていれば通りがざわざわ騒がしい。
不思議に思えば、ドラゴンがどうとか、広場にいるとか聞こえてくる]
――竜って言うと……
[昨日、宿であったオーレリアを思い返し。 屋台のおっちゃんに何か知ってるのかと聞かれて、竜を連れた女が街の宿に泊まっていることを、先ほどきいた情報の代わりに教え]
それじゃあ、これ、ください。
[林檎を一つ買い上げて、屋台をあとにする]
(96) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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[聞いた話では金髪の男はどこか人とは違う言動をすることで有名だったらしい。 それでも昼間は悪魔が憑いているような雰囲気は感じられなかったという。
昼の間は悪魔は完璧に潜んでいるのか、それとも普通の人だから差異がわからなかっただけなのかはわからない。
考えながらも、広場へと足を向けた*]
(97) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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[──ガチリ、と。 三つめの小瓶を靴底で割れば、施術を一通り終えて。 腰に下げた革袋も、大分重くなっている。
呪いの仕上げに短剣を抜き。 左腕を捲り上げると、刃先をあててスッと横に引く。 腕の内側、赤く線走る線から、血玉が脹れるとぽたりと砕けた硝子の上にしたたり落ちる。]
寄ってこい……。何処に居やがる。
[呪術師自身が、己の血を術式に使う事はあまり無い。 そも、自分自身を囮にするなど。]
── Vini non swiv …… ── Vini non soti <姿を現せ>
[唱え終えれば短剣を鞘へ仕舞い。 袖を直しながら、歩き出す。]
(98) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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……、ふむ。
[小火のあった――いや、小火を起こした場所か――に、一度、足を運んでみようか。
悪魔が一人や二人を殺した濡れ衣を着せられて、いまさら気にするとは思わないが。
しかし、自分の仕事でない死体が上がったことは、気にするかもしれない]
(99) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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― 広場 ―
[ドラゴンが向かった先は人々のざわめきを追えばすぐにわかる。 なにより広場に足を踏み入れれば、その巨体がどうしても目につくから探すまでもなく。
その近くに、オーレリアとトイがいるのが見えた。 ゆるりと瞬き、首を傾げて二人を見やる。
厩でも二人の間で話していたように、あの二人は親しいのだろうかと瞳を細めて考えた]
(100) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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─路地裏─
[死体と併せ、小火騒ぎがあったという其処。 其所から立ち去るべく路地を進む。 術式が一通り整えば、後は宿に戻り降霊式を試すのみだ。 全て無駄足、後手に回る気もしたが仕方無い。]
── …… Vini non swiv
[時折、呼ぶように唱えながら。 元は禍々しく、悪魔に沿う呪文を口して脚を運ぶ。 揺らめく死霊の気配は、僅かだが漸く。 男の廻りに集まり始めていた。]
(101) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 21時頃
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―路地裏―
[向かう先、昨晩の現場となったあたりから歩んでくる気配を感じて、もはや路地ともいえないような家と家の合間に身をすべりこませた。 ただの近在の住人か、あるいは同じ標的を追う輩か、或いは――息を潜めて、様子を伺う]
(102) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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[男が司祭の護衛として抜擢されたのには、無論、男の能力が相応に評価されていたからだ。 だが、その評価は霊的な素養よりも、むしろ、もっと即物的な――剣技の冴えや旅の知識などに偏っていた。
とはいっても、現場に出向く聖職者として最低限の修練は受けている。周囲の違和感に気付く程度のことは、あった]
(これは……死霊の気配、ですかね?)
[もしかすると、大当たりを引いたのだろうか。判らないが、しかし――街中で死霊の気配など、座視も出来まい]
(103) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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――……、
[――こつり、と。 わざとらしく足音を立てて、近づいてくる気配>>101の前に]
おや――、……どこかで見た顔ですね。
[片手には杖を握った僧衣の男が、歩み出る]
ここで何をしていらっしゃるのか、お伺いしても?
(104) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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トイさん。
[道行く人を呼び止めようとすること、幾度となく。 声がかかって>>94、ようやく止まった。 状況を聞かれて、ゆるく首を振る。]
いいえ、あまりよくはないですね。 遠巻きに見られているような、距離のある感じで。
[チャールズの言うように、か弱い女の無謀のように取られているのかもしれない。 竜の近くに行く、というだけでもおっかなびっくりといった調子だった。]
(105) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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そういえば、近くで小火があったそうですよ。 この悪魔騒ぎと直接の関係、というようではありませんでしたけど、ご存知でした?
[思えば彼をはじめに見たのも路地でのことだった。 もしかすると細道や路地にも勘が働く人かと、聞いてみる。]
(106) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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[感じるのは、“人”のものである気配のみ。 ふと、物音が聞こえれば立ち止まり視線を上げる。>>104 集中が途切れれば、男の耳にも死霊の気配は一旦遠ざかり。 呪文を唱えていた口を閉ざし、相手を見据えた。]
……なんだ。神父様か。
[様、と呼びつける言葉尻は軽い。 何をしているのか、と問われれば片眉を上げ。]
悪魔探しだよ。あんたもそうだろ? ……いい情報は、あったか?
[僧衣の男に、そう問い掛け薄く笑みを浮かべる。]
(107) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[この場所は人の通りが多い。そして、目立つ竜により視線は集まり、逸らされる。 今はオーレリアとの会話に意識が寄っていることもあり、声を掛けられるか彼女が気付かない限り見知った顔がいても目には入らず。]
まあ、そうでしょうね…。
[こんな大きな竜を連れていればそうなるだろう>>105、とラスタバンを見上げ肩を竦めた。 彼と彼の主人に悪さをする気はないから、己は何も恐れないが。誰彼もそうとはいかないだろう。]
(108) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[竜を遠巻きにする街の人の間を抜けて、話をしている二人>>106へと近づいていく。 近づけば二人も悪魔について話しているらしきが聞こえ。
何か、知っているだろうかと一つ瞬き]
こんにちは。
[林檎を片手にしたまま、二人へと声をかける。 もっとも先に竜が反応してこちらをみたかもしれないが、そうなら、少しばかり驚いてあとずさる]
(109) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[口元に、眼前の男と同種の、薄い笑みを浮かべて]
そうですね――手がかりらしきものなら、目の前に。
[同種の笑み。それは、骨の髄まで聖職にあるものが浮かべるようなものではない]
少々、邪な気を感じたのですが――それについて、お訊ねしても?
[杖の先端を、ゆっくりと男に向けて]
(110) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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ええ。“知り合い”に聞きました。 そちらでも死体が上がったんでしょう?
[オーレリアがこちらをどう思っている>>106かは知る由も無いが、問い掛けには頷いて]
…本当に、関係無いんですかねぇ。
[見て来た焦げ跡を思い出し、ぽつり呟く。]
(111) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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――私の悪魔祓い《エクソシズム》は、物理的ですよ?
[油断なく身構えながら、男の一挙手一投足に注意を払った]
(112) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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こんにちは。
[三人目>>109に気付いたのは人が先か竜が先か、何にしろ近付くメルヤを捉えれば微笑んで。]
あ、昨日は色々とありがとうございました。 …買い物ですか?
[手の中の林檎を見てそう口にする。 自分達と同じ目的とすぐには浮かばないのは、メルヤが怪我をした女性だから]
(113) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[相手が浮かばる笑みを眼にすれば。 男の顔から笑みは落ち、消える。]
──目の前、だ?
[聖職者と対峙することは、これまでにもあった。 だが、此方に向けられた杖は単なる対峙ではなく、敵意そのものであることに気付く。]
……冗談だろ? 俺がここで何してたか、あんたに教える義理はねぇぜ?
[眼を剥いて驚く様を作りつつも。 男との間合いを計る。短剣に手をかける隙はおそらく無い。 これは、逃げられるかどうか──、後退り。]
へぇ。……あんた、聖騎士さんかい? ……見逃してくれよ?なぁんも、悪さなんざしてねぇぜ。
[へらりと笑って言いながら、革のブレスレットを巻く左手首に。 そっと指をかける。]
(114) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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こんにちは、メルヤさん。
[手にする林檎が気になるのか、ラスタバンの目線がきろりとメルヤへ。 だめよ、といなしてから、挨拶とともに会釈した。]
ごめんなさい、ほんとうに食べたりはしないから、安心して。
[トイが買い物かと聞くのに、外出の理由を同じように察した。]
(115) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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まあ……確かに、義理も義務もないのでしょうけどね。 ですが、必要な情報を聞き出す手法については、教会というのは大した伝統がありましてね。
[ふっと笑い、男が下がった分だけ、半歩進める]
――聖騎士? いえ、そんな大層なものではありませんよ。 私は、ただの、教会に召抱えられた溝攫いです。
[くつと喉を鳴らして、杖の先端を、上下にくいっくいっと惑わすよう揺らし続ける]
ま、何もしていないなら、見逃すのも吝かではありませんがね。
しかし――何も悪さをしていないなら、何をしていたか隠す必要はありませんよね?
[と、遊びのない視線で、問う]
(116) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[竜の視線>>115にたじろぎながらも、二人の傍で立ち止まり。 昨日は、というトイ>>113にゆるりと首を振った]
たいしたことはしてないから。
街の人に、話を聞いていた。 チャールズに協力することになったから、悪魔のことで。
[林檎は情報料がわりに、と答え]
オーレリアやトイは、ここで待ち合わせでもしていたのか?
[何しろ目立つものだから、待ち合わせとしてはどこであろうとも困らないだろうけれど。 見知った二人が連れ立っている様子には不思議そうに問いかけた]
(117) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[後ろへ傾けば、距離を詰める爪先。それを一瞥してから]
伝統、ね。大義名分の為なら、あんたら。 きたねぇ仕事こなすのも悪魔顔負けだろ? ……知ってるよ。
[低く応えながら、男の体格を計る。 体つきだけなら負けていないが、武闘派という口振り、物理的な勝負になれば呪術師崩れが敵う訳がなく。]
溝さらいたぁ、まぁ。……うまく言ったもんだ。
[問う視線ににやりと笑うと]
俺も苦労して泥を喰ってるんでね。 言う気は、さらさらねぇよ。 ──……退いてくれねぇか?怪我じゃ済まねぇぜ。
[掌で覆う手首。 巻き付く黒革のそれが、すうっと蛇の形に姿を変える。]
(118) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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それをご存知なら、出来ない相談ということも、判るでしょう。
[ゆら、ゆら、ゆらり。揺らす杖先が、徐々に伸びていく]
異端を見逃せば――私が異端として逐われます。 教会という安定した職場を捨てるつもりは、今のところはないのでね。
[聖職を、職場と言い切って。ゆらゆらと、杖先を揺らすペースを上げる――]
――怪我では済まない、ですか。それは"面白い"。
(119) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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四肢の何本か貫けば、自分から話していただけると期待します――よっ!
[全身の筋肉の躍動と共に、杖の先が勢いよく上がる。
路地裏の淀んだ空気を裂いて、杖先が男の喉下へ飛ぶ――文字通り、飛んでいた。杖を装った、鞘の部分が]
――シィッ!!
[飛ばした鞘に隠れて、踏み込みと刺突――とにもかくにも、抵抗力を奪おうと、腕を狙って]
(120) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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いいえ、今しがたここで会っただけよ。 情報料代わり――ということは、何か有力なお話を得たの? チャールズ様のところへ行くなら、乗って行く?
[有益な話を持っているなら、待ち合わせて情報交換というのもありだったろうが、残念ながらそうもいかない。 それならば彼女>>117の足になるのもいいだろう。]
……路地の火事のお話、わたくしも見に行きたいのだけれど。 小回りがあまりきかなくって。
[笑う。けれど、二人でいることを不便と思ったことなんて、一度もない。]
(121) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[目の前、揺れる杖先。 それに視線を時折奪われながら。 また退けば、砂利に脚を踏み留めた。
──背中を向ければ、一突きとでも言うところか。
考え。“異端”という言葉に、笑う唇の端を歪めた。]
俺は、あんたらの神様に救われた事なんざ── ……一度もないんでね。
[そう吐いた次の瞬間。 投げ付けられた杖の先端──鞘の鈍い切っ先。 見開いた眼に、捉える事叶わず喉元に衝撃を受ける。]
(122) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[声も息も漏れず、それは呼吸の自由を奪い。 刹那、目の前が白くなる。]
────……!!
[呪文は、声にならない。 それでも体を捩り、眼を見開き。 男に向けて振り払う左腕から放たれた蛇は狙いを外したか。 そして、また腕に走る激痛に圧され、よろめく。]
(123) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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そう。
[待ち合わせではないと聞いて一つ頷き。 有力かどうかはわからないけれど、と首を振った]
噂はいろいろきいたけれど、これといった手掛かりはあまり。
乗るって、ラスタバンに?
[乗れるの?と驚いたように瞬く。 いや、竜騎士と呼ばれるものや竜使いであれば乗ることもできるだろうが。 そうでないのに乗れるとは思っておらず]
路地はかなり狭かったし。 見に行ったとしても、焦げ痕ぐらいしかなかったけれど……
[小回りがきかない、にはそうだろうな、と頷きながら、路地でみたことを答える]
(124) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[手首の動きで、跳ね飛ばした鞘。それが動きを制限する隙に、踏み込んで]
――ちッ!!
[男の左腕から跳ねた、黒い何かは避け切れず――刺突に伸ばした腕のどこかに、熱さを感じたが。
それでも、剣先に手応えはあったはず]
(125) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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――妙な小細工を、してくれましたね。
[利き腕に握った杖剣の切っ先は男に伸ばしながら、空いた手を小器用に動かして、ひとまず、傷を負った腕の根元を縛っていく。 何が飛んできたのか正確には見えなかったものの、暗器に対してまず警戒すべきは、毒だからだ]
(126) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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3……人くらいなら、何とかなると思うわ。
[>>124自分と、メルヤと。それからトイを見る、僅かの間。 実は2人はあれど3は乗せたことがない。おそらく問題はないと思うが、確約はできず。]
見に行ったのね。 トイの話だと、全く関係ないというほどではなさそうだった、ということだけど……どうなのかしら。
[死人も上がっている、と聞いた。 人死にが出るというくらいだから、路地の小火としても大きい。 焦げ痕だけというなら、相当よく燃えたのだろうか。]
(127) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[苦痛と息苦しさは、暫し男から思考も抵抗も奪った。 漸く、喘ぐまでに僅か回復すれば。 視界に、傷を負った男の様に歪んだ笑みを浮かべる。]
── ……Apre sa, ale nan lanfè <地獄に堕ちろ>
[呻くように口にした言葉は、効力こそないものの呪いの言葉。 左腕を留められた態勢になれば、漏れそうになる呻きを奥歯に噛み締め。 するすると気配を殺す蛇が地面を滑るのを視界に掴む。]
(128) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[背に乗せる話をする間、妙にラスタバンの落ち着きがないのが気にかかった。 小さく、低く、一点を見つめて警戒するように唸っている。 落ち着いて、と腹を撫でても、おさまらない。
――この広場では、人の視界で路地のやり合いを目にすることは敵わない。 高く広い視野を持つラスタバンだけが、唯一緊迫を感じ取っていた。]
(129) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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チャールズ?
[こそ泥は彼の姿を知れどその名前までは知らない もしメルヤ>>117がそれが誰のことか教えてくれたなら、眉を寄せるも何も言うことはないだろう。自分と彼女は同じではないのだから。 待ち合わせについてはこちらが口を開く前にオーレリア>>121が否定した。 竜の話には>>124 >>127口を挟まないが]
いいえ、小火騒ぎと、焦げ跡、それぞれ別の場所でしょう。 私が聞いた話が正しければ、ですが。金髪の男性の他に生焼けの遺体も見つかったそうですし。
一晩に何人も悪魔はよくやるものですね。
[ため息をつき何気なく竜へ視線を向ける 片方が悪魔に、片方が人間に、などとは知らない。]
(130) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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――……、ちっ。
[――男の笑みを目にした瞬間に。 握った杖剣も捨てて、前へと、男の懐へと跳んだ。
そう、この笑みは、知っている。 最期の瞬間まで逆転を諦めない、生死の境を知っている男の笑みだ。 こういう男を相手に、情報を聞き出すなどと、甘い考えだったに違いない]
――せぃッ!!
[背後から、何かが迫っているのか? 或いは、仲間が弩の狙いを自分に定めているのか? 判らない、判らないが――男の脇腹目掛けて、当身をかまして、すり抜けようと]
(131) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[落ち着きなく低く唸る様子>>129には曇った色の緑を瞬かせる]
……どうしたのでしょうか
[獣が変わった様子を見せる時は何かが起きる前兆、またはーー
彼の視線の先を追って見るも、人の身では同じものを視界に入れることは叶わず]
(132) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[三人と聞いて、オーレリアとトイを見る。 体格的に言えば三人乗っても大丈夫そうに見えるけれど。 口ごもった様子>>127に本当に大丈夫だろうかと首をかしげ]
竜に乗るということに興味はあるけれど。
[頼ることに僅かにためらうように小さく呟く。
トイ>>130の疑問にゆるりと瞬き]
ああ、宿に泊まってる神父のことだ。
二箇所で火が出たということか。
[何人もでたということ自体が稀なことだと噂されていた]
こんなことはめったにないらしいとは聞いたな。
(133) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[落ちつかなげな竜>>129の様子に瞳を細める。
戦いの気配を広場でかんじているのは竜だけのようで。 落ち着かせようとするオーレリアを見やり]
なにか、あるのか?
(134) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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[投げ捨てられた杖の残像のみ視界の端に知り。 僧衣が、素早く身を翻すのを眼に捉える。 だが、この男相手に真っ当には抗えまい── ──それを悟れば。]
── Touye <殺せ>
[喰いしばる奥歯から、その呪文を発した。 命じると共に、黒い影が僧衣目掛けて跳ぶ。 苦痛にかすれた視点、その的はおそらく定め甘く。 蛇を放つことに賭ければ、男の当て身をかわす算段はなく。 まともにそれを受けて地面に転がり倒れる。]
(135) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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まァ、そうでしょうねえ……
[一晩に何人も殺られることが日常ならば、とうに街は廃墟だろう。メルヤの言葉>>133に目を細める。]
もうヤツはこの街に飽き飽きして、次の餌場に向かいたいのかもしれませんね。
[だから喰らい尽くそうと本腰を上げたのか、という一つの考えは女性達の前では口にせず]
貴女方も、そろそろ危機感を覚えないといけない時期かもしれません。明日は我が身、ですよ。
例え、悪魔憑きが誰であっても、躊躇わないように……ね。
(136) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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つっ……!!
[首筋に、熱い感触。振り払う。 視線を翻して、地面を見やれば、黒い蛇。男が操っていたのだろうことは、状況から、明白だ]
やられましたね……、最初から、心の臓を貫くべきでしたか。
[吹き飛ばした男より、黒蛇を優先して、踏み潰して。
あとから首筋を押さえれば、掌には血がべたりと。 紙一重だったかもしれない。転がった杖剣を拾い上げ、男にと、歩み寄る]
――黒魔術だか死霊術だか、細かいことは、私には判りませんが。
いずれにせよ、教会の教えに反しますよ、貴方の術は。
(137) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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次の餌場……そうなのかもしれないな。
[悪魔の考えることはわからないけれど。 一晩にでた死体の数からそうかんがえるとしっくりくると頷く>>136]
悪魔憑きだとわかったら、ためらいはしない。
[それはきっぱりと答える。 倒せる相手なら、とくに。 倒せないなら何かしらの策でも用意するしかないだろうが]
(138) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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[身を転がす地面。 相手が、痛覚を訴える短い声を上げ首筋を払う素振りを眼にすれば。 見上げる態勢のまま、低く声を漏らし笑う。]
こっちの台詞だ。……蛇くれぇじゃ生温かったな。
[未だ途切れ途切れの呼吸。 踏み潰される蛇が、やがて擦り切れた千切れた黒い革の切れ端に戻るのを見詰め。 拾い上げられる件の切っ先から、男の顔へと視線を上げる。]
……あぁ。あんたらにはな。 俺も、あんたらの教えとやらは、理解に苦しむけどよ?
[歩み寄る僧衣を見上げ。 その爪先が前にする地面に唾を吐く。]
(139) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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……わかりません。 何か、見える、みたいですね。
[一点を見つめたまま唸っている。 気を逸らそうにも、警戒心が勝つようだ。]
餌場を変わる、ということは、動きたい、ということですよね。 ドラゴンは、わたくしたちより様々な気配に敏感ですから、或いは。 ……行って、みます?
[行動を急く悪魔の気配を感じた、という可能性はある。 二人の答え如何によっては、背に乗せるつもりで。 竜の行くまま任せればその位置につくだろう。]
(140) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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そうですね。竜ならばまだしも、蛇では。
[掌の血に、一度、目を遣って]
――それは、奇遇ですね。 私も、神の教えとやらには、あまり興味はないんですよ。
[唾された地面を、わざわざ、踏みしめて]
……私が興味があるのは、悪魔の情報だけです。 役目さえ果たしていれば、楽な生活が出来るのでね、教会というところは。
[杖剣を、こちらを見上げる男の眼前に突きつける]
そういうわけで、これが最後の質問です。 この街に巣食う悪魔について、何か知っていますか?
異端の術で得た情報でも、この際は、構いませんよ。
[状況が変われば、いつでも、その先端を突き出すだろうということは、冷ややかな眼から読み取れるだろうか]
(141) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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……何か、あるのなら。 行ってみよう。
[オーレリア>>140にこくりと頷く。 その場に間に合うかはわからないが。 トイにもどうするかと視線を投げる]
(142) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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信用していいのは自分だけ、ですよ。
優しそうな大人なんて特に何を考えているものか分からない。
[言い切るメルヤ>>138へともう二言だけ残す。 オーレリアはまた何か言うかもしれないが、今更真っ直ぐな考えになどなれない。]
私は結構です。 どうぞ、お二人で向かって下さい。ラスタバンがいれば安全でしょう。
[竜の背に乗るなど>>140これ以上目立つ行動をしたくなかった、悪魔など関係なくともそうだ。]
(143) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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ま――生憎と、人目のない真夜中ではないのでね。
あまり、長いこと、待ってはいられませんよ。
[嘆息してから]
私もね――真昼間の往来で、爪を剥いだり、指を一本づつ折ったり、カキ殻で垢すりをしてさしあげたりする趣味はないんですよ。
[何も喋らないとあらば、見切って、始末を付けるしかない。それを示唆した]
(144) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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何かあれば“今日中に”教えて下さると助かります。
[その言葉はオーレリアを見て口にした 明日も彼女が彼女のままかどうかは危ういものだ。まあ相手は今日の己のことも信用出来ないだろうから、一応言っただけで期待はしていない。]
私は酒場に向かいましょう。まだ行ってませんので、何か聞けるかもしれません。
……では。
[背を向け人混みに紛れ、広場から離れていった。*]
(145) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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わかりました。
[行こう、というメルヤと、行かないというトイの言葉どちらにも頷く。 信用していいのは自分だけ、と聞くのは、二度目だ。 トイの考え反面、何も言うことなく唇を引き結んだだけ。]
ちょっと体が浮きますけど、怖がらないでくださいね。
[メルヤの背、服の真ん中あたりをラスタバンが食む。 そのまま咥えて持ち上げ、背中へと。 同じように女自身も咥えて放り、二人乗りの姿勢。]
(146) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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――そうか。 忠告は受け止めておく。
[トイ>>143に、ゆるりと瞬く。 こうしてオーレリアの竜に乗せてもらうのも、信用している行動ではあるけれど。 疑うことをやめないようにという意味だと受け取り、一つ頷いた。
共にはこないというトイにそれじゃあ、と軽く手を振り。 オーレリアと共に竜の背にのり、剣戟が響く場所へと]
(147) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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[竜に咥えられて背に乗せられたときには驚きに金茶の瞳を見開いた。 暴れるというより驚いて固まってしまったために、落ちるような事態にはならなかったけれど。 二人乗りの姿勢になったオーレリアの後ろで、何につかまればいいのかわからず竜の鱗に指をひっかけ。 動き出したら落ちないようにすることだけを考えた]
(148) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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[竜、という言葉を聞けば、厩で目にした銀の髪が過る。 その傍らにあった、静かに従う巨躯。 だが、その後に続く言葉を聞けば、僅かに眼を見開き。 鼻を鳴らし忌々しげに笑い捨てる。]
……大した聖職者もあったもんだ。 教会の暮らし、ねぇ。溝さらいっつったか。 あんたが居る其所こそ、臭ぇドブだろう。
[突き付けられた剣先の向こうにある、冷ややかな眼を睨む。 脅しの言葉を耳にすれば、暗く淀む笑みを浮かべて。]
奴は──……、誰にも気付かれずそこに居やがる。 俺が知ってるっていやぁ。 ──……どうせ、あんたもいずれ死ぬだろうって事くれぇだよ。
[── Twò ta <手には負えない> そう、呪いをかけるように囁いた]
(149) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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行って。
[今日中に、というトイの言い残しも頷いて、駆ける。 軽い地揺れを伴う駆け足は、命令ひとつ、自分の見る場所へと一目散だ。 家屋等の破壊はしないよう十分躾けているので幾分か遠回りだが、それでも二人のやりあう路地近くまでは、然程かからない。]
(150) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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――……なるほど、なるほど。
[口元を、酷く歪めて]
それならば、君に教えられることはない――まさしくそうだよ。私のいる場所は、そうだ。 誰も彼もが、ほんの少しの差で死ぬ。そういう世界で私は生きてきた――君は知っているか?
降り注ぐ弩の矢のなかを城壁へ進む兵団のどれだけが生き残るか? 馬蹄を響かせて迫る騎兵団に対して長槍を構える肉壁のどれだけが生き残るか?
溝の底を知っているから――世界の美しさも、判るんだよ。
(151) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[竜の身体ではこれ以上行けない、というあたりで足は止まる。 地揺れもそれで止まり、メルヤもしがみつかずともよくなるだろう。 もっとも、背に乗ってしまえば横にはそう揺れないので、落ちることはなかったはずだが。
僅かに、人の声が聞こえる距離。]
降りて、行きますか。
[竜にしゃがみこんでもらえば、腿、膝、足先と階段状になる。 先に降りていけば、手を軽く述べるだけで、他は補助なく降りられる。]
(152) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[意味は判らなかったが、呪いの言葉だろうことは判る]
うん、まあ、済まないね。 同じ溝底の住人として――君には、ここで、異端の咎を負ってもらう。 君が悪魔かどうかはどうでもいい。異端の術を用いて、教会の人間に逆らった。それだけで十分だ。
[何事もなければ、そのまま、杖剣を喉元に突き込むだろう]
(153) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[二人がやりあう路地近くにたどり着き。 竜の足がとまったことにほっと吐息を零す。 オーレリア>>152に助けてもらって竜からおり]
ありがとう。 急ごう。
[地面に足をつけてほっと息をつく。 それからオーレリアと共に、路地へと足を踏み入れ
チャールズとヘクターの姿が見えたときに戦況はどうなっていたか。
思いがけない二人が遣り合っている姿に、驚きに目を瞠った]
(154) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[語られる言葉を、苦しい息を吐きながら聞く。 その僧衣を纏う男が、今までに何を目にしてきたのか。 それは、一瞬頭の中を掠めるように。 だが、並べられる飾られた言葉を鼻で笑う。]
……お説教は、仕事じゃねぇんじゃなかったのか?
[──異端の咎。 善悪など、関係はない──昔に、同じように聞いた言葉。 それを耳にした後、男は語らず。 逃げることも叶わないと既に悟っていれば、身動きも止めた。]
(155) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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――仕事なら、こんな、まだるいことが出来るものかよ。
[そう、吐き捨てるように、呟いた。 相手に合わせるような、いや、かつてのような粗野な調子で]
教会が、異端の一人も討たないで、終わるわけにはいかないんでね……。
[どこまで、男は聞いていたかどうか。とすっと、杖剣を突いていた]
(156) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[男が何を言っただろうか。いずれにせよ、自分は、教会に命じられた任を果たすしかない]
――……、
[杖剣を振り、血を飛ばし、懐布で拭ってから、拾い上げた鞘に収めた]
(157) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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ええ。
[いい子にしててね、とラスタバンを脇道に控えさせた。 メルヤと二人、路地へ走る。]
……チャールズ、様。
[そして、路地の先で見たのは、男二人の姿。 この一日二日で、よく見知った男の姿。]
(158) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[耳にした、粗野な言葉に。 眼を細めて男の姿を確かめるようにしただけで。
剣先が身を貫けば、それきり。 横たわる男は、路地の砂利の上。 動かなくなった。 近付く他の気配は、知ることなく。]*
(159) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[路地にたどり着いた時には、地面に倒れ付すヘクターと。 その前にたつチャールズの姿が見えた。
ちょうどヘクターの命が絶たれた瞬間>>156にたどり着いた]
――いったい、なにが……
[路地で別れたときには元気だったヘクターが、今は倒れているのに、ゆるりと瞬く。 チャールズに、疑問の視線を向け。 ヘクターの傍へと近寄る]
(160) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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その方が、悪魔つきなのですね。 その方が、哀しくも選ばれた、方なのですね。
[それは、神を盲信する信徒のように。 チャールズの行為を正当化しようと言葉を重ねる。 そうでなければ。そうでなければ、こんなことをするはずがないと。 見えない何かに縋るように、チャールズを見た。]
(161) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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― 深夜のこと ―
[宿に戻るまではオーレリアと共にいただろう。 宿の部屋に戻って眠りついた後。
悪魔がメルヤの体を操り、行動を開始した。 メルヤの意識は眠ったまま]
(*7) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[厩で眠るオーレリアの元へと足を運ぶ。 人が人ではない気配をまとって近づいたことに、ラスタバンは警戒の唸り声を発した。 その声でオーレリアが起きたとしてもとき遅く。
メルヤの金の瞳が夜の中で光った]
(*8) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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オーレリア。
[呼びかける声はメルヤの声に、なにかノイズが混ざったようなもの。 悪魔が寄り代を変えるときに、前の寄り代が死ぬのは、命がすべて奪われるからだ。 取り付かれてしまえは、死からは逃れられない。 ただ、悪魔がずっと憑いたままなら、生き延びられるだろうけれど。
悪魔が憑いていることを知らないメルヤに、乗り換えようとする悪魔を阻止することなどできるはずもなく]
(*9) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[オーレリアがなにかしら抵抗したとしても。
悪魔は、古い体を捨てて新しい体へと、移動した]
(*10) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[悪魔が抜けたメルヤの体がぐらりと傾ぐ。 厩に倒れた体に、もう息はなかった。
怪我をしていた傷口が開いたかのように血が包帯を赤く染めていく。 メルヤの意識は眠ったまま。 死すら眠りのうちにもたらされた**]
(*11) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[酒場で出された冷めたスープを口にし、息をついた。 面倒事に巻き込まれるのは御免だ。己は逃げ足以外他者より秀でたものなど持っていない。 何かが起きたならオーレリアからでなくとも後々知れると思っているが、太陽が空にある時間帯に悪魔は暴れるのかどうか。
…此処でも何の手掛かりも見つからなさそうだ。そも、人に尻尾を掴める存在でもないのかもしれない。ならば今夜も行うしかないだろう。 オーレリアが後に訪れたとしてももうその頃には酒場に栗毛の男の姿は無い。*]
(162) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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……ああ、だから昼間からは。
[駆けてくる足音に、眉を顰めて]
……ん、ああ……?
[名を呼ぶ音に、振り向いて――思考が、硬直した。 他の誰かならば、なんとでも口八丁で丸め込んだだろうが]
ああ……いや、これは……、
[駆けつけたうちの、一方。銀糸の姫君の姿に、動揺は隠せなかったが]
(163) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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― 路地 ―
[チャールズに話しかけるオーレリア>>161の言葉に、瞳を細める。 ヘクターが悪魔憑きだとは思えず、けれど否定する根拠をメルヤは持っていなかった。
傍らにたどり着き、いまだぬくもりの残るヘクターに触れてみるが、やはり心臓は既に止まっていた]
彼が悪魔憑きかは私にはわからないが。 チャールズは、何を根拠に?
[ゆるりと瞳を瞬かせて問いかけた。
彼の返事を聞き、一つ吐息を零し。 それからあと、ヘクターの死体についての処理はメルヤには口出す権利などもなく。
ただ眺めただけで終わり。 宿へとオーレリアたちと共に戻ることになるだろう**]
(164) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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いえ……この街の悪魔だったかどうかは、判りません。
[言葉を選びながら、事実を紡ぐ]
ですが、彼が、教義に反する術を用いていたのは確かです。 その術を用いて、私の調査を妨害してきたため――やむなく、このような仕儀に。
[公式には、そういうことになるだろう]
(165) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 01時頃
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[そう、オーレリアとメルヤに応じた。
それで納得してもらえるかどうかは、判らない。
もっとも、概ねはそのとおりで、嘘はないのではあったけれど]
(166) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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――……ええ、この場の始末は、この街の教会が。
宜しければ、ひとまず、宿でお茶でも――私も、疲れれましたしね。
[といって、宿へと歩を]
(167) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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