297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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そうやなぁ。 女の子やなぁ。
[ふふ、とくすぐったそうに笑って>>0:93、だから少女自身は、ゆうちゃんと呼ばれることになんの抵抗もなかったし、それは妹以外からそう呼ばれても、変わらなかったのだけれど。 重ねられた、暖かくて柔らかい手をきゅうと握りしめて、少女は笑う。>>0:95]
うん? なぁに、あさちゃん……
[問いかける言葉に答えるが、紡がれることのないその先に。 またひとつ、笑いをこぼして、軽く握った手を引いた。]
行こ、あさちゃん 風邪引いたらあかんよ、
[少女はその言動のいくつかが、かつて足元も覚束ない時分の己が母にしてもらったことの、真似事であることを自覚していない。]
(7) 2019/07/04(Thu) 08時頃
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もう、来たらあかんよって。 言ったやんか。
[幼子の、泥に濡れたすべらかな頬を、そうと指先で撫でる。 桃色に染めて輝いていたそれは、白く冷たく濡れている。
危ないから、あかんよって。 そもそもそん花は、お見舞いには向かんよ、って。 言うたのに。
あと少し、年が行っていたならば。 幼子にはその花が見えなかったろう。
あと少し、幼かったなら、こちらの声が聞こえたろう。
あと少し……
口惜しさは何の代わりにもならぬ。 私は、泥に足を取られて滑り落ちる子どもに、何もしてあげられなかった。]
(*0) 2019/07/04(Thu) 09時頃
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あぁ、泣かんで、泣かんで。
[空が泣き出すような雨を降らせる。 これは、誰の涙だろうか。 この子のものか、家族のものか。 この子の家族は、誰やろう。 お見舞いと言っていたのだから、きっと病に臥せった家族がおるんやろう。]
泣かんで…な? 今、綺麗にしたるからな?
[幼子の亡骸に掌をかざす。 白銀の光に包まれて、物言わぬ子供は姿を消した。 代わりにその場に遺るのは、月明かりを写した銀竜草のような、仄かな輝きを帯びた紫陽花一株。]
(*1) 2019/07/04(Thu) 09時頃
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そうら、綺麗やろ? あなたが、綺麗て喜んだ、お花や…… あぁなんで。 なんで、まだ泣くん?
[開いたばかりの紫陽花に、ぽつりぽつりと雫が落ちる。 それはまるで、花そのものが泣いているようで。]
(*2) 2019/07/04(Thu) 09時頃
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あぁ、あぁ、そうやんな。 ひとりぼっちは、さみしいな。 おねぇちゃんにも、分かるから。
[ひとりでに花束のようになる、花手毬を両手に包み、口付ける。 それはまるで、むずかって中々眠らない子供を寝かしつけるような仕草で。]
可哀想やな、可愛いな。 せやな、ちゃぁんと、帰してあげるからな。
[ぽつ、ぽつと、村への道を辿るように、紫陽花の花びらが、姿を見せる。 例えばそれは、紫陽花の花束を抱えた子供が、いち早く家へ帰ろうと、走り抜け様花を散らしていったような。 それを見守り、“わたし”は微笑う。]
(*3) 2019/07/04(Thu) 09時頃
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ふふ、元気やな、可愛いな。 **もあの位ん頃は、 よう走っとったっけ…
[“わたし”は、遠い記憶に想いを馳せる。 誰からも、“わたし”自身からも、忘れ去られた記憶に。
『どうして、どうして…おねぇちゃん!』
誰かの泣き顔が記憶にひらめいた瞬間、私は────、**]
(*4) 2019/07/04(Thu) 09時頃
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ぁっ…いたっ、
[突然にぼろりと目から溢れた大粒に、視界を遮られ、握った包丁が指先に赤を灯す。 おっかさんの言うことを聞かなかった罰とばかりに増やされた玉ねぎを刻んでいた時だったから、それは傍目には何も不思議なこともない光景だったろう。]
ごめん、おっかさん、 ちょっと目ぇ洗ってくるな、
[はよ帰ってきんさい、と言う言葉を尻目に、少女は家の裏の井戸端へ向かう。 その間も、流れる涙は止まらなくて。]
(22) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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悲しゅうない、悲しゅうないよ。 そうやんな。 な。 おかえり、やもんな。
[可愛い妹の、可愛がっていた妹のような存在は、確かに帰ってきたのだから。 その証拠に、ほら。
家の前の道にも、透き通った花びらが、いちまい、にまい。
帰り道を、辿るような、塩梅に。]
(23) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[だから多分、涙の訳は、それじゃない。 この涙は多分────私のものでは、なかった。
『どうして、どうして、おねぇちゃん────!』
悲痛な叫びが、脳内にこだまする。 それは、あさちゃんの声じゃない。 わたしを、おねぇちゃんと呼んだあなたは、わたしのいもうとで、かたわれで、だれよりも、いとしくて、まもりたくて、嗚呼、
ざぁっと湿気た風が流れるのに誘われるように、お山を眺める。
そう。 “あなた”が“わたし”、なんやね。 そう………]
(24) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[かみさまは、こんな近くにおったんやね。**]
(25) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 13時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 23時半頃
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────とぉりゃんせ、とぉりゃんせ。
此処は何処の細道じゃ?
天神様の細道じゃ。
ちょぉっと通して、くだしゃんせ────
(*8) 2019/07/05(Fri) 00時頃
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ほいたら、おっかぁ、 ちょっと行ってまいります。
[預けられたお使いの包みを抱え、少女は家を後にする。 あさちゃんがおったなら、一緒に行こ、と誘ったんやけど。 どうせすぐそこだ、1人で行けない距離では勿論ないのだけれど、お使いだってあさちゃんと一緒の方が、きっと楽しい。]
あれ、
[道の端で、無残に散らされた花を見た>>34。 キラキラと輝く花弁を散らされて、それはどこか歪ながらに美しい光景で。]
(54) 2019/07/05(Fri) 00時頃
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可哀想やないの。 こんな、可愛らし子に。
[零れ落ちた言葉とは裏腹に、どこか愛しげな表情は、少女の年に似合わないそれで。 とっくり眺めた後に立ち去った少女の後ろ、散り果てたはずの紫陽花が、また、綺麗な花を、新たに咲かせていた。].
(55) 2019/07/05(Fri) 00時頃
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[向かう先は雷門じいちゃんの家。 おたえちゃんが行方不明ということで、じいちゃんにも、様子見に集まった男衆にも、と、差し入れを持たされた道中。 少女自身にしてみれば、持ち運べないことはない量の荷物であるが、側から見れば身体の大きさに見合わぬ量かもしれなかった。
そんな折。 先行く姿>>57を見かけて、パッと表情を変える。
朧さんやぁ。
少女は大きな風呂敷を抱えたまま、表情を改めすまし顔。]
朧さぁん!
[けれど呼ばう声音が、聞く人が聞けば明らかすぎるほどに、弾んでいた。
気づいてくれるやろか? 立ち止まって、くれるやろか? なんて…小さくなる胸を、押し隠す。]
(80) 2019/07/05(Fri) 09時頃
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[少し歩みを早めて、彼に並ぼうと試みる。 けれどその表情がはっきりわかるくらいの距離になれば、今はおたえちゃんの捜索で皆ピリピリしていることを思い出す。]
おつかれさんです。 朧さんも、雷門じいちゃんのとこですか?
[自然に、自然に。 できとるやろか?]
今、おっかさんに言われて、 差し入れ持ってくとこなんです。 言うて、おむすびくらいなもんですけども。
(81) 2019/07/05(Fri) 09時頃
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[短い道中、話ができたか否か。 いずれにしても、少女はそれを、楽しんだ。 おたえちゃんが行方不明、なんてこと、忘れたかのように。
ちゃうよ。 おたえちゃんは、もう、帰ってきとるもん。 ね、ほら。]
あぁ、おたえちゃん、帰ったんやね、
[雷門じいちゃんの家のそば、紫陽花の花を見つけて少女は微笑む。 透明な花びらの、まぁるいお花。**]
(82) 2019/07/05(Fri) 09時頃
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よかったねぇ、おたえちゃん。 無事、辿り着いたんやねぇ。
(*9) 2019/07/05(Fri) 09時頃
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[抱えていたはずが、ひょいと持ち上げられる風呂敷を、細い指先が追いかける>>84。 あっ、と一声溢れさせ、けれど素直に甘えてしまうことにしたのは…子供故ではない。 幼いなりに、女故だ。]
ありがと、
[風呂敷1つ、取られて仕舞えば手持ち無沙汰。 たすき掛けのままで来てしまった己の格好が気になり始める。
夕顔。 呼ばれた名が、愛おしい。
あさちゃんに呼ばれるゆうちゃんも好きだけれど、この人の声で紡がれる夕顔に、つい緩んでしまう頬を、足先を気にする風を装ってごまかした。]
(93) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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知っとるよ。 わたしたちの見分け、つかんこと。 どっちでもおんなじやって、 きっと言うんやろね。
(*10) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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[脳裏をよぎる言葉を聞こえないふりして、少女は顔を上げる。
少女はまだ、気づかない。 かみさまなら、気づくのかもしれないけれど。 まだ、まだ………、]
ありがと、朧さん。 助かりました。
[雷門宅で、預けたままだった風呂敷を受け取ろうと、細い両手を差し出す。]
朧さんも、食べたってな。 梅ばっかなんは、堪忍やけど。
[くふりと少女らしい笑みを見せて、それからその花に、気づいて。>>82]
(94) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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雷門じいちゃん。 夕顔の方です。 ふふ、私たち、ソックリやもんね。
[聞き分けられずとも、気にした風もない。 それよりも、加えられたからかうような言葉に、ちょっとだけ頬を染め。>>89 でもきっと、じいちゃんあんまり含みをもたせた訳や、ないんやわ。 唇尖らせる前に、有耶無耶にしてしまった。]
雷門じいちゃん、家ん中、入りましょ。 大丈夫やから。 おたえちゃん、すぐそこにおりますから。
[それは、なんの疑いもなく聞けば、病人を宥める方便のようにも聞こえたろう。*]
(95) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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[少女には、紫陽花の株のそばでうずくまる子どもが、見えていたのだが。
ここにおるのに、とべそをかく子どもが。
寂しいと、袖を濡らす、たえが。]
(*11) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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可哀想やな、可愛いな。 そうやね、気づいてもらえんのは、寂しいな。 大好きな、じいちゃんやもんね。 ねぇ、おたえちゃん。
心配、
いらんよぅ?
(*12) 2019/07/05(Fri) 18時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 18時半頃
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沼じぃちゃん。
[何の苦も無く私たちを見分ける老人に、少女はにこり笑みを見せる。>>101]
じぃちゃんも、入れてもらお。 おむすびたっくさん持ってきたん、 おっかさんからの差し入れやから、 ちょっとつまんでって。
[いくら元気な沼じぃちゃんでも、風邪をひいたらかなわない。 他人の家だがそこはそれ、少し休ませてもらおうと、屋内へと誘う。]
芙蓉姐さん、も。
[振り返り、ふわ、と言う笑みを見せて。]
(117) 2019/07/05(Fri) 21時半頃
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[少女と本当に視線が絡んだのは一瞬。 けれど、少女がまた家の中へと視線を戻してからも、その眼差しは彼女をとらえて離さない。
見えない眼差しが、“笑みを浮かべた”。 その“笑み”は、どう見積もっても年端のいかぬ少女の浮かべられるそれではなく、 もっと言えば、18の年頃の娘が浮かべたそれで、 更に言えば、娘は“緋色の婚礼衣装を纏っていた”。
そんな姿はどこにもないのに、何故かその眼差しは、“そんな娘の浮かべた笑み”を幻想させた。
そんな娘は、どこにもいない。
どこにも。]
(*15) 2019/07/05(Fri) 21時半頃
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えぇの? 飴ちゃん、もろうてえぇの?
[キラキラとした琥珀色の飴のかけらに、少女は少女らしくはしゃいだ声を上げた。 抱えてきた風呂敷を、漸くおろさせてもらって、そちらを開くよりも先に、飴ちゃんへと手を伸ばす。 指先は固くなっていても、細いか弱い、子供の指だ。 まだまだ、飴ちゃんがいっとう似合うような。
その指先が、琥珀色の欠片をひとつ、攫っていく。]
ふふ、あまぁい。
[早速口に放り込んでは、ゆるんだ頬を抑えて喜ぶ。 その袂が、風に煽られるように、揺れた。*]
(118) 2019/07/05(Fri) 21時半頃
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[とたとたとた。 裸足の子供が室内を走るような音がする。 足音は、飴のそばでいったん止まってから、また走り出す。
家の、中ほどへ、向かうように。
開いた戸>>104の前で、立ち止まる。
『みぃつけた!』 『次はおねぇちゃんの番!』
とたとたとた。 家の中を、裸足の子供が走り回るような音がする。 何度か襖や戸を開け閉めする音がして、それから、静かになった。]
(*16) 2019/07/05(Fri) 21時半頃
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『もう いいかい』
『まぁだだよ』
『もう いいかい』
『もう い い か い』
(*19) 2019/07/05(Fri) 23時頃
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『も う い い よ 』
(*20) 2019/07/05(Fri) 23時頃
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────め か く し
お に さ ん
て の な る
ほ う
へ────
(*21) 2019/07/05(Fri) 23時頃
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『 お に さ ん
こ ち ら
て の な る
ほ う へ 』
(*25) 2019/07/06(Sat) 16時半頃
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おみやげ、えぇの……
[妹へのお土産に持たせてくれると>>135、その言葉に嬉しそうな色を見せ。 少女は袂から、小さな手巾を取り出す。 ちゃっかりというか、なんというか。 琥珀色の欠片を数粒つまみ、そっと布に包んでしまう。
そうするうち、叫び声>>154が聞こえて、びくりと肩を揺らした。 ころりとひとかけら、飴が転がるり、何かの隙間に消えた。]
(167) 2019/07/06(Sat) 18時半頃
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[転がった琥珀色を、幼い子供が攫って行った。]
(*26) 2019/07/06(Sat) 18時半頃
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[その光景を、ひとつ遠巻きに眺める。 その場にいた者たちはもしかすると、子守の少女へと注目していたかもしれない。 だから、きっと気づかれなかった。
そんな中、少女が一人、動揺ひとつ見せず、冷静を保っていたことに。
少女の掌が、少しだけ低い位置を、撫でるようなしぐさを見せる。]
(173) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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寂しいな、寂しいな。 ここにおるのにな。 おたえちゃん、ちゃぁんといい子で、帰って来たんにな。
(*27) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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[そもそもお山の神様なんて、 人の子なんぞに興味なんてないんやけどな。]
(*28) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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[つ、と歩き出した少女は、病の老人に近づき、その袖をつまんだ。 視線が出会えば、ほんのりと首をかしげる。**]
私、嘘は言わんよ。 おたえちゃん、近くにおるよ。
(174) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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なぁ?
(*29) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 22時半頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 22時半頃
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よかったねぇ、おたえちゃん。 じぃちゃんも、おたえちゃんに。
会いたい、って。
(*30) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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[雷門じぃちゃんが、おたえちゃんに会いたい、と言う。>>196 少女は、子守の少女と対する青年を他所に、にこりと微笑った。]
うん、うん。 それがえぇよ。 おたえちゃんも、雷門じぃちゃんと、 お話ししたいやろしなぁ。
[連れて行って、という願いには、触れぬまま。 だって、おたえちゃんは。]
(197) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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『もう いいかい』
『もう いいよ』
『も う い い よ』
『も う い い よ』
(*31) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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おたえちゃん、 飴ちゃん貰いに来るよ。 それからね。
(198) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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雷門じぃちゃんのこと、 呼んどるよ。
(*32) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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[最後のつぶやきは、何かの音にかき消された。
まるで争うかのような調子の2人を他所に、またついとつまんだ袖を引く。 それは例えば、どこかへ誘うようにも見えたかもしれなかった。 少女には別段、連れ出す意思はないのだが、引かれた方がどう感じるかまでは、わからない。*]
(199) 2019/07/06(Sat) 23時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 23時頃
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