242 【突発誰歓】桜が見せた夢
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
……
…………あれ?
[不意に気付き声をあげる。 持って来ていた筈のボストンバッグが、無い。]
(2) 2015/12/15(Tue) 00時頃
|
|
[教室を見渡すがここには無いようだ。 何処かに置き忘れた?いや、あんな大きなものが手から離れて気付かないわけがない。 中身だって、おれの着替えとか仕事関係の連絡の為に携帯とその充電器も、それと大切な…………。 ならば、盗まれた?いや、廃校に来て来客の鞄盗むってどういう人間。会ってきた中にそんなことをしそうな人はいない。]
……
[いつまで持っていた?思い出せない。そもそもおれは、持ってきていたのか? 何かがおかしい。]
(3) 2015/12/15(Tue) 00時頃
|
|
[そうおれはあれを持ってここに来なければならなくて、それは父の為で、父を病が連れて行ってしまう前に、早く。 待て、ならないのではなく来たんだ。それは親父が死んでからの筈。]
っ
[雨の中]
[“あの女”がおれを見下ろして歪に笑い何かを言う]
[持ち去られた鞄、待て、それだけは。]
[駅前が赤い水で汚れる]
[間近でおきた事件に興奮する“彼女ら”は、通報などせずおれに携帯を向けて]
(8) 2015/12/15(Tue) 00時半頃
|
|
[大きく頭を横に振って何かを振り払った。 寒い、寒い。肩にかかるタオルは何の意味も成さない。…まるで今も独り雨に打たれているようだ。*]
(10) 2015/12/15(Tue) 00時半頃
|
|
ーー とある殺人事件の話 ーー
[売れないバンドマンの男性がそのファンであった女性によりストーカー被害に合い、遂には刺殺された事件は。 現場が都内の駅前という多くの人間が目撃した状況ながら大きく報道されることは無かった。 それは同時期に政治家の不祥事や芸能人のスキャンダル、それと他の痛ましい事件。 他に民衆が感心を抱くニュースが幾つもあり、マスコミが重要視するべきは何かを判別した結果。*]
(19) 2015/12/15(Tue) 01時頃
|
|
[ごうごうと響く異音、揺れた足元。 おれは立ち上がり、しかし何を出来るとでも無くその場に留まり]
(もう関係無いだろそんなの)
[また浮かぶよく分からない思考に顔をしかめた。 それからそう経たず小さな「まどかさん」が廊下を駆けてくる>>45 鬼ごっこなんてふざけた理由じゃないだろう。その表情が何か気になって。]
何かありましたか。
[廊下に出て彼女を呼び止める。]
(49) 2015/12/15(Tue) 08時半頃
|
|
[「土砂災害」「救援が来るまで」 あらかたを彼女から聞き出して]
は、……マジかよ。
[思わず素の口調で零れた声。 早く帰らなきゃいけないのに。]
(どこに?)
[ああもう、煩い。]
(51) 2015/12/15(Tue) 08時半頃
|
|
[確かに、杜山の立地は宜しくない。救助が遅れる程となったらしいのも致し方ないこと>>52]
……なんですか?
[何かを悟られたなんて気付かずに、ぽつりと呼ばれた名前にまだ子供みたいに大きな目を見る。 …何となく、見下ろした先のまどかさんに既視感がある気がした。]
他の人にも、宜しくお願いしますね。
[それに触れることもなく大した感情の籠らない声でそう口にする**]
(53) 2015/12/15(Tue) 08時半頃
|
|
[まどかさんは口ごもり何でもないと言う>>54一つ二つと瞬いて、そうですかと流した。]
ああ、だから何となく見覚えがあったんですね。
[なるほど。相手の口振りとこちらが確証を持てなかった辺り多分たまに見掛ける程度の関係だったんだろう。]
分かりました。
[その頼み事に確かに頷く。 まどか先輩の後ろ姿を見えなくなるまでぼんやり見ていた。*]
(78) 2015/12/15(Tue) 18時頃
|
|
ーー 音楽室 ーー
[またここに来たのか。自分で自分に呆れてしまう。 結局おれにまどか先輩のように誰かの為に駆け回る気はないらしい。 どうしてだろう、少なくとも人がいないと分かりきった場所に来る程に冷たくは無かった気がするんだけど。 まるで全て他人事のような気持ち。]
[でも、駄目なんだ。あれが無いから、おれだけが杜山に来たって父の願いを叶えてあげられない。意味が無い。 だからもうじっとしてればいいと思う。どうせ、出会った女の殆どに謝罪させたような男なんだし。 誰も気にしたりしない。]
(88) 2015/12/15(Tue) 19時頃
|
|
[もう記憶は遠いけど、合唱部に所属していた身には馴染みの深い場所だった。 まあそれでも一度来たんだから見るものなんか……]
……おいおい
[嘘だろう?続く筈だった言葉は呑まれおれは信じられない気持ちで窓の外を見た。]
(89) 2015/12/15(Tue) 19時頃
|
|
[ 長い月日この学校に通う生徒たちを見守り、 そして旅立つ彼らを見送って来たであろう桜の樹 雨に散らされてしまった筈の薄桃は今……
ーー雨が上がった空の下、 天へと伸びるその枝に鮮やかに咲いて*]
(90) 2015/12/15(Tue) 19時頃
|
|
[気付けば笑っていた。 父の教え子だという女教師との出会い 複雑な気持ちを向けてしまった先輩との再会 混乱する記憶 遂には散った桜が蘇るときた!]
[本当に訳が分からない、どこまでおれを困らせれば気が済むんだ? ああ、アア、嗚呼、けれど……]
綺麗だ。
[そう、泣きそうになるぐらい美しく咲いていたから]
(91) 2015/12/15(Tue) 19時半頃
|
|
〜〜♪
[真一文字に戻った唇を開く、選んだのはおれ達の曲。 歌詞が無いままのそれはメロディーをなぞるだけの歌となり、言葉を乗せず音だけが響く。]
[穏やかなバラード。もし完成していればどんな歌になっていただろう。 もうそれは叶わない、それだけはすんなりと心に受け入れられた。]
[学舎が在りし日を想う懐古を、嘆きを、哀しみを乗せて 杜山中学校をもう一度一目見ることすら出来なかったとある教師に似た質を持って、
声は響く、亡霊の唄は響く、 届かない筈の場所までも、ーーきっと。*]
(92) 2015/12/15(Tue) 19時半頃
|
トレイルは、マユミに話の続きを促した。
2015/12/15(Tue) 19時半頃
|
[旋律が途切れた。 この学舎の賑やかさの一つだった日々はもう遠く、今や必要以上には人と関わりたがらない男は背後の気配を機敏に察し咲き誇る桜から視線外して振り返る。]
……
[室内を伺う姿>>102 また、女だ。]
誰ですか、アナタ。
[唄い手は歌詞の無い唄に確かに乗せていた感情をしまいこみ、揺らがない淡々とした声を彼女に向けた。 ……男勝りな陸上部員の女子は一年違いの後輩だった。それに気付かないのは接点の薄さより女性らしくなった姿のせいだろう。]
(106) 2015/12/15(Tue) 20時半頃
|
|
ーー 過去:堀川紗雨との記憶 ーー
[合唱部と陸上部、おまけに性別も違うとなればそんな後輩との接点は薄いに決まっている。 相手はどうだか知らないが、おれは結構走っている姿を見てはいたからその女生徒を覚えていたけれど。 だから覚えているのは一つだけ、彼女が走りを終え休んでいるところに偶然出くわして。]
いつも頑張ってるね。
[今思えば偉そうに先輩風を吹かしていたものだ。不愉快に思われたかもしれない。 ともかく労いの言葉を掛け、それ以上何か言うでもなくその場を去った。ただそれだけのこと。*]
(118) 2015/12/15(Tue) 21時頃
|
|
…別に、邪魔じゃないけど。 伝えなきゃいけない事って何。
[女は>>122聴いていたのだろうか。人前で歌うことには慣れていてそこに何かを思ったりはしない。 ただ“ごめんなさいね”それを否定したつもり。]
そう。じゃあおれも行かなきゃ駄目なんだ。
[そして説明を聞きぽつりぼやく。 まあ、状況が状況だし仕方ない。やっぱり他人事みたいにしか思えなかった。]
(126) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
|
|
[桜に目を奪われ息を呑む姿>>123さっきの自分みたいだとかぼんやり思ってから 数歩、距離を詰めて]
綺麗だろう?
[窓の外を見て、彼女を見て確かに笑った。 それはある男子生徒が後輩を労い向けた笑顔とは違い、明朗とした輝きなどどこにも無かったけれど。]
(129) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
|
|
は……?
[そんな言葉を向けた後、女はよく分からないことを言い出した>>124 只、先輩、そう呼ばれればハッとしてまじまじとその顔を見つめてから。]
……堀川紗雨か?
[問い掛けには何と返ってきただろう。 窓からよく見えた姿、珍しいが綺麗な名前。男勝りな女生徒、二年の夏に一度だけ声を掛けた。 おれの記憶から彼女は消えてはいなかったらしい。]
悪い、記憶と少し姿が違ってたから。 それにあんまり話したこと無かったし。
[お次は後輩との再会か…、心の中ぼやき頬を掻いた。*]
(130) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
|
トレイルは、ホリーに話の続きを促した。
2015/12/15(Tue) 22時頃
|
[笑みが浮かんでいたのは少しの間、すぐにまた硬質に戻った表情で]
珍しい名前だから。
[ただそれだけなのだと堀川>>134を見下ろす]
人は変わるものだろう、堀川。 …素敵って、歌詞も無いのに。
[変わったと言われても揺らぎはしないけれど、曲のことに触れられれば少し迷うような沈黙が流れ]
あれは、おれの曲。今バンドやってるから。タイトルは……決まってない。
[そう今現在の自分のことを曲の話と共に口にした。 それから体育館にと再度言われれば分かってると向かう意思を示し。]
そう。
[他にも探しに行くという後輩に、冷たいとも取れる返しをして、音楽室を出ようとドアのほうへと。 何も無ければそのまま立ち去ったことだろう。*]
(139) 2015/12/15(Tue) 22時半頃
|
|
ーー 記憶:学校生活の暗色 ーー
[親が先生だから偉そうにしてるだとかろくに話したこともないくせに、同学年に上級生に下級生に噂をたてられていたことは知っている。 それでも、気にせず付き合ってくれる人達はいた。 それにあの時の先輩は変わらずにいてくれたから、おれはそれで良かった。]
「なあ、お前ってホモなの?」
[友人に京先輩とのことをからかわれるのは本気じゃないと分かってるからいい、いいとしよう。 女生徒を振り続けてるらしい京先輩を殴りたくなったりは、してなかった……多分。 しかし中にはいるのだ、先公のいけすかない子供の弱味を見つけたとばかりに下衆にニヤつく野郎が。]
んなわけないじゃーん 何でそんなこと気にするの?お前がそっち系だから?
[まあ笑顔で同じ疑惑を投げ返してやったのだけど。 色恋の話はあの頃から苦手だ。*]
(140) 2015/12/15(Tue) 22時半頃
|
|
[大学時代結成されたバンドは何年経てど売れないまま、メジャーデビューなど天上の出来事。食う為のバイトは一つじゃなかった。 必然的に少ないファンを大切にせねばならなくなる。ホストのように女のご機嫌を伺うのはそう自覚を持てば苦痛と化したがそれでも 瞳の奥にある感情>>141を見逃すことは無い程度には、察する力はついた。]
……
[だからと言って何かを言えるわけじゃないんだけど。 曲名の話に出ようとした足が一度止まる程度には、自分を隠せないのだけど。 廊下に出れば背を向けて歩き出す、堀川が振り返ったことなど知らず、おれは真っ直ぐに体育館へと。*]
(145) 2015/12/15(Tue) 23時頃
|
|
ーー 体育館 ーー
[体育館には独特の匂いがあった気がするのだが、今のこの場所からはそれが感じられない。 足を踏み入れて最初に考えたのはそんなくだらないこと。]
ご苦労様です。
[毛布などこの災害により救助が来るまで必要な物を運び込んでいるのは用務員だろうか。 頭を下げ、けれど手伝うこともせずおれはぼんやりと館内に視線を巡らせる。]
(146) 2015/12/15(Tue) 23時頃
|
|
[手伝うのはめんどいとはいえ何も持っていない身にただ待ってるというのも退屈で 懐かしさを探しながらゆっくり歩き回り]
[何気なく、そう特に理由なんてなく。 体育倉庫の扉に手をかけた。その中に誰かがいるなんて、知るわけがない>>86]
(149) 2015/12/15(Tue) 23時頃
|
|
……!
[絶句するとはこのこと。 今日会ったばかりの女が膝を抱えて暗闇に震えていた。]
は、……
何してるの、キミ。
[面倒な事なら巻き込まれたくないし女の抱えた事情なんか知るものか。 だけど、成人した男として見てしまったものは声を掛けなければならない。 …鏡を見ているような気がしたなんて、そんなことは、無い。*]
(150) 2015/12/15(Tue) 23時頃
|
|
はいはい。その通りですね。
[学生時代はホモ扱い、社会人となったら次はこれか>>155 しかしそんなに外れてるとは思えないのが複雑。]
…とりあえずさ、出てきたら。 寒いなら毛布だってあるし。
[本来拒絶はする側なのだが。 そう返された以上踏み込むよりはとりあえず暗闇から出すこと選ぼう。女に触るのは無理なので、手を掴んで引っ張ったりはしない。 嫌がられたら素直に放っておく。ただし扉を全開にして去ってやろう。*]
(159) 2015/12/15(Tue) 23時半頃
|
|
[まあ反応は思った通りだった。そしておれの行動で立ち上がることも。 背後の足音に振り返りもしないまま]
別にそのまま呼んでくれたって困らないんだけど。 おれは長谷透。呼ぶなら苗字で宜しく、星澤サン。
[相手は何で見付けたんだと言いたいだろう、きっとムカついてるのだろう。 しかしこちらとしては初対面の気の使い合い謝り合いよりは楽だった。だから気にもせず返し、適当なところで腰を下ろす。 それで離れていくのなら、追いはしない。もし再び暗闇に戻るとしても。*]
(167) 2015/12/16(Wed) 00時頃
|
|
あー、随分お怒りなようで。
[女の声に名前を呼ばれて>>169眉間に皺が寄る。 けれど眉を下げられた。根は優しいのだろう。楽だと思ってすぐにやりづらいな、と思うことになった。]
別に好きに呼んだらいい。おれが耐えるだけだから。
[なんて自分が言ったことをすぐ取り下げても、余計な一言がついて来てしまった。 やっぱり女と話すのは大変だ。 けれど去り際の言葉に>>170すぐ返せなかったのはそれが理由じゃない]
……おれも、そうだよ。
[暗闇を暴いた時鏡を見ている錯覚を起こした、こんなに姿も違うのに。 その感覚がまた、そしてあまり考えないままそんな言葉が口に出た。 それからすぐ、扉が閉じられる。*]
(171) 2015/12/16(Wed) 00時半頃
|
|
(何故あんなことを?)
[呆然と閉まった扉を見つめ、もしかしてちゃんと教えることもせずやらかしたんじゃないかと思い至るには時間が掛かった。 いや、しかし、単におれが嫌だから出たのかもしれない。 一応義務感ながら気遣いで倉庫を出るように促した筈だったのだが、最初は。]
(上手くいかないな)
[色々アレな過去も思い出したことだし。 そうだ、京先輩に当たろう。表に出ない子供のままの部分が八つ当たりを提案してきた。 実際再会してどうなるかは、分からない。ともかく今はここで人が集まるのを待つばかり。**]
(172) 2015/12/16(Wed) 00時半頃
|
|
[集まり始めた人々を横目に手を擦った。 記憶の混乱から感じていた寒さ。何故だろうそれは独りでいるとより強くなる気がする。]
[もう陽が落ちてきている、だからきっとそのせいだ。そう思っておくことにした。 体育館に人が集まれば、食料でも配るのだろうか?そうしている内にやがて夜になるだろう。]
(224) 2015/12/16(Wed) 16時頃
|
|
[ふと耳に止まるまどか先輩と話し合う男の声>>223ああ、あの人大塚って苗字なのか。 顔を上げてまどか先輩改め大塚先輩の話相手の顔を見る。]
……桐生?
[思わず漏れた声は距離があり二人が話している最中ということから、届いたかは分からない。 凛々しい青年は、いつかの後輩に似ていた。]
(225) 2015/12/16(Wed) 16時半頃
|
|
ーー 過去:桐生伊千朗との記憶 ーー
[耳にイヤホン、床に置いた袋からスナック菓子を手掴みで取り出す。学舎に似つかわしくない姿は空き教室にある。 あの先輩が卒業しても尚、おれはたまにこうして授業をサボっていた。]
[見つからないよう最適な場所を選んだつもりでいる、先輩と呼ばれる立場になり慢心が少しあったかもしれない。 その日はいつものようにいかなかった。]
……あ
[一年下の男子生徒が何の用事があり空き教室の前を通ったかは分からない。 ただ、ばっちり目があったことに間違いは無かった。]
(226) 2015/12/16(Wed) 16時半頃
|
|
[彼はこちらを知っていただろうか。知らなかったかもしれないし見掛けた姿を覚えていたかもしれない、悪い噂を聞いていた可能性もある。 何であろうと逃がさなかった。
無言で立ち上がりイヤホンを外す、にっこりと小さなガラス越しに後輩に笑いかけドアを開くそこまで僅か11秒。]
こ ん に ち は
[腕を掴んで空き教室に引き摺り込んだ。]
(227) 2015/12/16(Wed) 16時半頃
|
|
[しっかりドアを閉め困惑してたであろう後輩の口に]
はい、あーん
[無理矢理菓子を放り込んでやった。 さあ、これでおれ達は共犯だ。笑う顔はさぞかし悪どかっただろう。]
いやー、おかしいな。ここにいたら見つからない筈だったんだけど。 キミ、一年でしょ?見かけたことあるよ、なんて名前?おれは長谷透ね。
これも何かの縁、仲良くしようぜ。
[いつかの誰かがしたように一方的に後輩へ馴れ馴れしく語りかける。 勿論口止めが一番の理由だったが、これも縁と思ったのも事実。彼が、桐生が告げ口してもしてなくても、迷惑な先輩はたまに構いに来ただろう。 たった一年、転校するまでの間。*]
(228) 2015/12/16(Wed) 16時半頃
|
|
[京先輩の言葉>>229にはむしろ同調する側、集団行動はしなくていいならしたくない。 だけど何だかその雰囲気に、昔の話なんて出来そうにないなと思った。 八つ当たりは冗談だ。ただ思い出話でも出来たら少しは前のように話せるか、って。]
(最後ぐらい、昔のように。)
[何も言えないまま、一度彼に向けた視線はすぐに逸らした。*]
(238) 2015/12/16(Wed) 17時半頃
|
|
[人の話には割り込まない。女二人なら特に。 ただ大塚先輩が作る椅子の並びは少し気になって運ぶ姿を見ていた。何か意味がありそうだったから。 それを聞く前に彼女は出ていってしまった。]
……おー。 お前じゃないかって、思ってた。
[椅子のことだとか、自分の心境の急な変化だとかは桐生から近付いて来てくれた>>239ことで一度頭の隅へ。
決して口にはしなかったが、当初彼が虐めに近い扱いを受けていたことは出会った後に察していた。 頻繁に一年のクラスを訪れたのはそれもあってのこと、快活に笑うようになってくれて良かった。
……自分はご覧の有り様だが。]
こんな時に再会とはな。
[ため息を一つ、肩を竦める。]
最後に見に来たんだろう? 今日じゃなければなぁ。
(242) 2015/12/16(Wed) 17時半頃
|
|
今日だから
[苦笑する桐生の言葉>>245をぽつり繰り返す]
ああ、そうだ… 今日だから、今日じゃなかったら。
[駄目だったんだ。 独りぶつぶつと何事かを呟く姿は奇異に思われただろうか。 なんでもない、と誤魔化して。]
そうだな。うちの親父の教え子だったらしい先生までいたよ。 これも何かの縁…ってか。
[そんなことをあの時も言ったな、と昔を懐かしむ。 今や一年坊主は立派な男となり、おれはあの頃のようには笑えなくなって。違うことのほうが大きかったけど。]
(246) 2015/12/16(Wed) 18時半頃
|
|
お前は、懐かしい奴に会えた?
そういや、あいつ見たぞ。陸上部だった堀川。
[話の流れ、何気無く問い掛ける。 一年の付き合いではあまり深く人間関係までは、知らなかった。 友人が出来て輪に入れるよう変わっていく姿は見守っていたけれど。 それから、もし、彼のカメラが長谷透の目に入る場所にあったのなら。食い入るように見つめたかもしれない。*]
(247) 2015/12/16(Wed) 18時半頃
|
|
[どうしたのか聞く桐生に>>248誤魔化してこちらから問い掛けて]
そう。お前ら仲良かったのか? 酷いタイミングだな、それ。
[同い年の彼らが知り合いなのは自然なこと。 懐かしい顔に思い出話でも咲かせていたのだろうか。 そんな時に災害が起きてしまったのなら、決して嫌いではない後輩達に同情もしてしまう。]
廃墟マニア、へえ…… 何であろうと好きでやってるならいいことだ。
ふうん、写真ね。
[桐生も好きなことを出来ているんだな、少しだけ自嘲的な気分になった。 彼に続き視線を向けた先には保健室にいた女、特にそれ以上彼女の話に興味は持たなかった。 写真を撮ってもらいたがる、そこに裏の事情を察するには関わりは薄く。]
(250) 2015/12/16(Wed) 19時半頃
|
|
[悪い噂つきの先輩に構われることを嫌がらず、笑顔を見せてくれた後輩は 今も屈託無い様子で>>249]
……違う。
[けれど意識せず否定の言葉が零れ 掲げられたカメラに手を伸ばしていた。]
(251) 2015/12/16(Wed) 19時半頃
|
|
[奪い取ったりはしない。ただそれを慈しむように羨むように撫でて哀しげに笑う。]
おれじゃない。 この校舎を、あの桜を……杜山中学校を、撮って欲しい。
[ああ、そうだ。そうだったのだ。 この場所に持って来なければならなかった、父のカメラを。]
本当は、持って来る筈だったんだ。土下座してでも許可を貰って撮るつもりでいたんだ。 でも、でも…駄目だった。
(奪われてしまったから) (カメラを、 を)
……忘れて来たんだ。
[衝動のままに落とす言の葉。 最後だけ、嘘をついた。]
(252) 2015/12/16(Wed) 19時半頃
|
|
桐生。 ろくでもなかった先輩からの、最後のお願いだ。
[上級生となる姿を見ることは出来なかった、けれどこんなに立派に成長して先輩の背を追い抜いた彼を見ればおれよりずっと真っ当に健全に生きていたのだと分かる。 再会したばかりでこんないきなり、返せるものも無いくせに。 周りに人がいることはどうでも良かった。もう、彼には会えないから。]
撮った写真を、親父の墓に供えてほしい。
(253) 2015/12/16(Wed) 19時半頃
|
|
[真剣な声色をふっと緩めて自虐を含める しっかりと少し上にある目を見据えた]
ごめん。 いきなりなんだって思ってるだろうし、お前にも生活があるって分かってるんだけど。
……おれには、出来ないんだ。
[口に出してやっとはっきり自覚した。
ああ、こいつに再会も出来ないまま死んじまったな、と。*]
(255) 2015/12/16(Wed) 19時半頃
|
|
ありがとう。
[静かに聞いていてくれて、父の墓に行けないという事情に踏み込んではこない>>263全く持って良い後輩だと思った。 こいつは昔からそう、噂を一度も耳にしなかったわけもないだろうに先輩面をさせていてくれた。 そういう奴だからこそ、素直になれたことを覚えている。
紙が無ければ携帯の機能か何かでメモを取るようにと言って、霊園の住所と一応実家の電話番号を伝えた。
その間着慣れぬ制服を纏った彼が青年になった姿を強く目に焼き付けて。]
お前はきっといい女と結婚して幸せになるんだろうな。
[間違いなく伝えればもう一度ありがとう、と それからまた“先輩”は変なことを言えば体育館のドアへと歩き出して、ふと振り向く]
(268) 2015/12/16(Wed) 20時半頃
|
|
お前はずっとカメラを好きなままでいろよ。 …伊千朗が撮った写真、見てみたかった。
[いつか古くさいと、けれど格好いいなと笑った名前を呼び。 ドアは開き、そして閉じられた。*]
(269) 2015/12/16(Wed) 20時半頃
|
|
ーー 廊下 ーー
[タオルが吸いとった筈の雨がまた髪を伝い落ち、頬を濡らす。 それだけじゃない。指先を、身体を、足を。]
おかしいと思ってたんだよ。
[いくらなんでもおれだけ濡れすぎじゃないのって、なんで気付くまで拭いもしなかったんだって。 ぺたり、ぺたり、透明な水が足跡の代わりに廊下を濡らしていく。]
(270) 2015/12/16(Wed) 20時半頃
|
|
ーー 過去:終わりの始まり ーー
伊千朗。 おれ、引っ越すんだ。親父の転勤が決まってさ、都会の中学校なんだって。
[桐生と出会ったあの空き教室。 放課後に話があると呼び出したおれはそれを伝えることを惜しみ、持ち込んだ菓子を二人でくだらない話をしながら食って。 やっと名前を呼んで切り出したのはもう彼を帰さねばならない時間を時計が示したから。]
残念だなあ、本当は二年は一緒にバカやれた筈だったのにさ。
[後輩と先輩、立場が逆だった時あの人の前でそうしたようにおれは寂しさを表に出さずにいつものように笑う。 桐生は、いや、伊千朗はどんな顔をしていただろう。]
大丈夫だ。 お前はおれよりずーっと立派な先輩になれる。何の心配もいらないよ。
[ごつん、額を合わせてからから声をあげて笑った。 ある日の夕暮れ。*]
(271) 2015/12/16(Wed) 21時頃
|
|
[静まりかえる廊下に誰かの叫びが反響し届く。]
……
[首を横に振る。 おれはその声を追うことはせずに、階段を上っていった。]
(274) 2015/12/16(Wed) 21時頃
|
|
[後輩へ一方的にお願いと別れは済ませた。 何が何だかあいつは分からなかったんじゃないかと思う。だが、約束を果たしてくれたなら知ることとなるだろう。
伊千朗。 思うんだ、この日に出会ったこともお前がその道に進みカメラを持っていたことも。 おれが死んじまったことも、全部全部運命なのだろうって。]
……、く。
[運命というには神なぞクソったれと言いたくなる死に方だったがな。]
(277) 2015/12/16(Wed) 21時頃
|
|
[階段を迷わず上り続けてふと幽霊って足があるんだなと思った。 確かあれってこの国だけだったか。]
[それからよくもまあ自分が余命が近い父の願いも果たせず殺されたと思い出しても冷静なものだ、と。 未練でやって来たってカメラも無いくせに。 ……多分、狂うにはおれを記憶に遺してくれていた人が多すぎたんだろう。]
本当、こんなの覚えてなんていなくて良かったのに。
(280) 2015/12/16(Wed) 21時頃
|
|
(ねえ、先輩)
天体観測なんてロマン溢れるもの先輩には似合いませんよ。
[屋上のドアを開け放ち、そう京先輩に、そこにいた貴方に語りかけた。 初めて足を踏み入れたこの場所、彼と見上げた青空はどこまでも澄んで綺麗だった。 だから、いてくれたらいいなって、目指した理由はただそれだけ。自信は無かったんだ。]
(282) 2015/12/16(Wed) 21時頃
|
|
[ああ、体育館で思ったことは勘違いだったのだろうか。 変わらず接してくれるのがとても嬉しくてたった独り冷えたままの身体の奥が、温かくなった。]
別にアナタのことなんて全然好きじゃありませんけど? アラサー近くなって自意識過剰って痛いですよ、先輩。
[嘘だ。ここに来てからおれは嘘ばかりついている。 けどこれは種類が違う。ふざけてるだけだ京先輩だってそれが分かる筈だって勝手に思っていた。 確かにタオルの有りかを教えた筈なのに理科室の再会より濡れ、水滴を落としながら近寄ってくる姿はどう見えるだろう。]
似合いますよ、なんせ今をときめく新人バンドのボーカルなんですからおれ。
……そんな慰謝料なら、喜んで払いましょう。
[中学生の時のように素直に変わっていることには驚かれただろうか。 傍に来て缶を貰おうと伸ばした手が京先輩の手に触れた……とても温かい、いや、おれの手が冷たすぎるだけか。]
(290) 2015/12/16(Wed) 21時半頃
|
|
ーー インターネットの噂 ーー
[バンドマンが殺害された事件はマスコミは大きく扱わなかった。 しかし暇人が集うネット上となれば話は違う。]
[曰く、バンドマンは彼女をこっぴどく振ってその恨みからなのだ]
[曰く、いいや彼は何人もを弄び女は浮気相手の一人だったのだ。]
[曰く、女はどこかの令嬢で男は彼女に枕をしていた。]
[根も葉もない無邪気な悪意は、主に二人の関係について ただ一つだけ、種類が違う書き込みがあった。]
[救急車 は中々呼ばれず彼は地面に転がり雨に打たれ苦しみ続け死んだのだ。 面白がって携帯で写真を撮ろうとする者すらいた、だとか。*]
(302) 2015/12/16(Wed) 22時頃
|
|
[棘がある言葉を向けてもケロッとしている先輩>>299に本心と裏腹ため息をついた。]
ええ、先輩と違って
[もう一度ため息 ああ、あの歌は本当に酷かった。先輩は好きだがカラオケに行くのは憂鬱で。 だけど不思議、そこに人間味を見出だしていたのも事実。 多分父も、彼の歌声が全く悪いものとは思ってなかったんじゃないだろうか。]
……んー。
[目を見開く姿。やっぱりおかしいよな、これ。その反応は間違ってない>>300 何を言えばいいかも分からなくて苦笑いした。多分再会して初めて先輩の前で笑った気がする。]
いいです。
[とりあえず毛布とハンカチは押し返して、缶だけを貰った。 四文字の前に付けようとした「必要ないから」は喉の奥に押し込んで]
(306) 2015/12/16(Wed) 22時半頃
|
|
[ああ先輩、そんな顔しないで>>303 笑って下さいよ。おれはいつだって、貴方に笑ってほしかったんですよ。 ぽたりぽたり、涙の代わりに落ちる雫。]
ごめんなさい。
[何をだろう、思い当たることは色々あった。 とりあえず、最初にあんな態度を取ったことかな。]
本当は、会いたかったです。 会えて嬉しかったです。
[先輩が笑ってくれないからおれが笑う。 いい年こいて同性にこんなことを言うのは照れ臭い。けれどもう最期だから、…ね。]
(307) 2015/12/16(Wed) 22時半頃
|
|
[乾杯って二人一緒に缶を開けた。不思議なことに今のおれは酒が飲めるらしい。 拭く為に上半身裸になった時あった気がする腹部の傷痕、それから定かじゃない心音。 流石にそれらを確かめるのは、怖い。事実を受け入れたって、生きていたかったに決まってる。]
こんな奴の先輩になってくれて、ありがとうございました。
[未練を胸に別れの為の言葉を口にすれば、困ったな>>311 この人は伊千朗と違い、気付いてしまっている。]
(312) 2015/12/16(Wed) 22時半頃
|
|
“京先輩”、彼女に捨てられそうな彼氏みたい。
[からかうようにからから笑ってみたけれど、様子は変わらないし黙ってしまった。 やっぱり、この人にだけは嘘をつくのは。]
もう、無理なんです。 分かるんですよ、朝が来たらおれは……
消えてしまう。
[必死な様子を気持ち悪いだなんて思わなかった、思うわけがない。 この人の心に居場所があることが嬉しくもあり、決して叶えることは出来ない現実に強く胸を締め付けもした。]
(314) 2015/12/16(Wed) 23時頃
|
|
[それからもう一つ分かることがある。 「誰かを彼岸の向こうまで、連れて行くことが出来る」なんとも幽霊じみたこと。 ホラーというものは眉唾の中真実も混じっているのかもしれない。]
……京先輩だって、社会人になって奥さんでも貰えばその人がずっと一緒にいてくれます。
[置いて行かれることに怯える様子は、相変わらず撫でてくれた仕草とは離れたもの。 多分、先輩にも何かがあるんだと思う。それが何か分からないけれど。
出来るのは慰めに明るい未来を語ることだけ、そうだ。生きていても絶対におれは歩めなかった未来も彼なら。
……たかが後輩の立場で、未来ある男の手を冥府まで引くなんて選択は、あまりにも。*]
(317) 2015/12/16(Wed) 23時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る