235 夏の終わりのプロローグ
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―自室―
[いつもと同じ……はずの朝は。 いつもと少しだけ違う気がした。
バーベキュー。 スイカ割り。 花火、そして。
……伸ばしかけて止めた手>>4:72
ベッドの中で天井に向けて手を伸ばし、ぱたりとシーツの上に落とす]
(2) mayuneco 2015/08/15(Sat) 23時頃
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今日から、合宿だっけ。
[『私、とても真剣だわ』>>4:21 その時のヒナコの顔が、頭から離れない。
台詞合わせの時に見えた、瞳の奥の熱。 ジュリエットを演じる上で、ロミオと自分を重ねているのだと思った。 だから、それ以上ロミオを続ける事が出来なかった。
演技の振りをして、無理やりすることは出来なかったし なにより、
演技ではなく、ロミオでもなく。 トレイルとして見られたいと、あの時確かに思ったのだ]
(3) mayuneco 2015/08/15(Sat) 23時頃
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[ぐ、と力なく落とした手を握り、ベッドから起き上がる。 簡単に支度を調え、向かう先は――
団欒室*]
(4) mayuneco 2015/08/15(Sat) 23時頃
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―団欒室―
[団欒室に行くと、出発間際のヒナコがいた>>5 小さな体に、大きなボストンバッグを抱えて、いよいよ出発なのだということがわかる。 ファイティングポーズも、いつもよりもどこか頼もしく見えて]
大丈夫だよ、ヒナちゃんなら。 ヒナちゃんだけのジュリエットを、部のみんなにも、観客にも ……俺にも、見せてくれるって信じてるから。
[ゆるゆるとした笑顔に、穏やかな笑顔を向けた]
(7) mayuneco 2015/08/16(Sun) 00時頃
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[しかし]
……いや 俺の方こそ、ごめん。 何の返事もしないままで。
[上目遣いに尋ねられ>>6、首を振る。 1歩、2歩。ヒナコに近づき、手を差し出す]
重いだろ? 荷物、持つよ。
[それは、出発まで付き添うという意味でもあった*]
(8) mayuneco 2015/08/16(Sun) 00時頃
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[ヒナコから渡されたバッグは、ずしりと重い>>9 合宿の荷物だけでなく、想いも詰まっているように感じた]
……優しい、か。
[ヒナコの言葉に、少し目を伏せ。 ぽつりと、言葉を続ける]
ヒナちゃんはさ ジュリエットの気持ちを掴むために、俺とロミオを重ねているの?
……俺は、ロミオの代わりなのかな。
[合宿の前にこんなことを言うなんて、ばかだ。 だけど一度口をついた言葉は、止まらない]
(10) mayuneco 2015/08/16(Sun) 01時頃
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……こんなこと言って、ごめん。 ヒナちゃんから見れば、大人びてるかもしれないけど 俺だって、一つしか違わないただの高校生だし、 馬鹿なことを考えたりするし
……嫉妬だってする。 君が俺に重ねてた俺のロミオに、嫉妬してるんだよ。 ……ばかみたいだろ?
優しいわけじゃない。 ただ、……もう少し、一緒にいたいからそうしただけだ。
(11) mayuneco 2015/08/16(Sun) 01時頃
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……俺も、好きだよ。 でも、今は、つきあえない。
俺は、ロミオじゃないから。 好きな人のためでも、今をなげうつことは出来ない。 好きだからこそ、ちゃんと足をつけていたいんだ。
うち、妹も弟もいるし、浪人できるほど裕福じゃないからさ。 ちゃんと大学に受かって、道がきまったら、改めて。
……それじゃ、だめかな。
[足を止め、真っすぐにヒナコを見つめる**]
(12) mayuneco 2015/08/16(Sun) 01時頃
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[口元を押さえ、ヒナコが俯く>>22 改めて告げられる言葉に、目元が下がる。 少し、赤く染めて]
……うん。 ごめん。すぐに、応えられなくて。 舞台、頑張っ――…
………… ……ヒナ、ちゃ……?
[傍らのヒナコが、背伸びをする>>23 ふわりと漂う、シャンプーの甘い香り。 そして、
頬に感じる、柔らかな]
(30) mayuneco 2015/08/16(Sun) 23時頃
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…………。
[口づけられた、と気づくまでに、数秒。 唇が触れた頬を指先でなぞり、どこか照れたようにくしゃりと笑う]
うん、おれも、やる気出てきた。
[空いている方の手で、ヒナコの頭を撫で――ようとして 不意に、人の気配を、視線を感じた気がして、入口の方を見た*]
(31) mayuneco 2015/08/16(Sun) 23時頃
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あっ…… あー…
[目が合い、立ち去る足音>>33>>34>>42 思わず声が出たが、呼び止めてどうにかなるものでもない。ヒナコの頭を一度ポンと撫でた後、くしゃりと自分の髪を掻いた。
見られた。 見られていた。
かあ、と顔が赤くなるのが自分でもわかる]
(46) mayuneco 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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…………。
[そろそろ時間だろうか。 間を繋ぐ意味も含めて照れ隠しにスマホを取ると、メールの着信があった事に気づく>>15 そこに映っている、寮の仲間の写真。 夏の一コマを切り取ったようなそれに、自然と笑みがこぼれた]
そろそろ、時間かな。 バス乗り場まで送るよ。
[まあ、噂が広まったら、その時はその時。 別に何もやましいことはしていないのだから、堂々としていればいい。
ずしりと重いバッグを持ち直し、ヒナコを伴って寮を出る]
(47) mayuneco 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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[その途中で、寮の仲間に会えば祝福の言葉の一つも投げかけられただろうか。 どこか気恥ずかしさの混じった笑みで、ひとことだけの礼を返してすれ違っただろう。
空は高く、青く澄み切っている。 いつもと変わらない夏の日。
だけど、いつもと違う新たな夏の日が、始まろうとしていた**]
(48) mayuneco 2015/08/17(Mon) 00時半頃
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