214 サンタ養成学校卒業試験
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お疲れ。馴鹿もテッドも気持ち良さそうだったな。
[降りてきた彼に、十二色の紐を掌に隠しながら。>>11 石段から降り、労いを込めて顔の高さに握り拳を突き付ける。]
病は気から。空腹も気からだ。
[緩く首を揺らしながら、悠然と肩を竦めた。
なにせ彼が作った物は、何だって甘い気がするのだ。 パンケーキだったり、パイだったり、チーズだったり。 相手の好みに合わせた手料理やおやつを出してくれる。
古き故郷の味を使ったのは、緊張を解そうとしてくれたのか。 そうやって、勝手に思い込んでいるだけかもしれないが。 彼の手が掛かれば胃袋だけでなく、気持ちも満たしてくれる。
美味しいという感想だけは素直に伝えていたが、 貰った以上の物が彼の心に響いてくれれば良いのだが。]
(22) 鯖 2015/01/27(Tue) 23時頃
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[完成した紐が手に渡り、注視されるのは気恥ずかしい。>>12 お陰で返答に妙な間が空いてしまった。]
…………ん、ああ。テッドのイメージは、 俺の中でクリスマスカラーだったからな。
[馴鹿と空を飛ぶ姿は、誰が見ても憧れの的でしかない。 赤い衣装を身に付け、木々の上を飛ぶ姿を紐に重ねていた。]
いいや、知らなかった。 サンタ本人の知識は、テッドには及ばないからな。
[言葉以上に嬉しそうに、握り締められた紐を眺め。 どういたしまして、と呟いた声はほんの少し、小さめに。]
(23) 鯖 2015/01/27(Tue) 23時頃
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[熱く語られた言葉は、彼の真摯さを後押しする。>>14 抱いたであろう憧れを、今度は彼自身が振り撒く側になる。
そんな未来を見させてくれる彼に、そっと手を伸ばして。]
好意や、感謝の気持ちが籠った贈り物を貰うのは嬉しい。
──…だが、それと同じくらいに そうやって、喜んで貰えるのは嬉しい、ぞ。
[髪を乱さないよう、丁寧に撫で付けて。 向けられた笑顔に釣られ、珍しく顔を綻ばせた。*]
(24) 鯖 2015/01/27(Tue) 23時頃
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─ 試験当日朝・自室 ─
[サンタ見習いの朝は、特に早くも何ともない。 寝起きに自分の髪に手を突きながら体を起こし、一口だけ残しておいたフルーツサンドとパンケーキを口にした。>>1:50
もうこれが食べられなくなるのか、と感傷は半分だけ。 昨夜、帰った後に味わった時と同じく優しい甘さに目を細め。
完成したものの、結べずにいた紐に手を伸ばす。]
頑張らなくてはな。
[口にした、短い決意の言葉。 母から貰った紐の代わりに、十二色で髪を括り上げ。 カシャ、と頂点の数字が一緒に揺れていた。]
(38) 鯖 2015/01/28(Wed) 23時半頃
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[教室に向かう最中か、それとも着いた後だったか。
会った級友達には少しだけ、微笑むような表情を見せて。 右手や左手に結ばれた紐を見ては、面映ゆさから視線を外す。
古臭いサンタ帽とその背中を見れば、>>34]
似合わんな、それ。 卒業時に支給されるピカピカの新品、早く被れ。
[肩甲骨の間を小突きながら、普段よりは素直な激励を。*]
(40) 鯖 2015/01/28(Wed) 23時半頃
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─ 廊下 ─
おや、周りの若さに気圧されているかと思ったが。
[ハ、と嘲笑した振りをすれば、真っ直ぐ伸びてくる腕。>>47 ぐしゃぐしゃと髪の毛を混ぜっ返す指は遠慮の欠片もなく、 また結ばなければと嘆息しながらも、暫く好きにさせてやる。
無法者の手が引けば頭に手を当て、乱れ具合を確認して。]
全く、縛り直す労力を少しは考えてくれないか?
[紐を解き、肩甲骨までの長さの髪を頭を振り、揺り動かす。 手櫛でほつれを整え、口に紐を咥えて後頭部に尻尾を成形し。 押し付けた紐を見ただけでにんまりと笑う顔に、声なく呻く。]
勉学祈願しかしてないからな。実技は自力で何とかしろ。
[叩かれた背中に、ぼそりと紐の意味を伝え、足早に教室へと。 貰った勢い。今日だけは、粗忽の心配は要らなさそうだ。*]
(68) 鯖 2015/01/29(Thu) 23時半頃
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─ 教室 ─
おはよう。 ……ん。まあ、な。
[一足先にいた彼女から声が掛かれば、視線をそちらに。>>45 気付かれるとは思ってもおらず、尻尾をゆらり、ゆらり。
背後で揺らぐ尾っぽで平静を保ちながら、視界を外して。 視界の端で揺れる尻尾を一瞥し、双眸を左、右、上、下。
大丈夫、大丈夫と心の中で復唱しながら艶やかな髪を流し見。 彼女の斜め横を見ながら頭に手を伸ばし、掌をぽすり。]
よく似合っている、な。
[昨夜よりは長めに、小さく腕を左右に動かした。 敏感そうな耳には、恥ずかしくて触るに触れなかったが。*]
(69) 鯖 2015/01/29(Thu) 23時半頃
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[── トン。
人差し指で、一度だけ机を叩く。 消しゴムを落とした訳で、鉛筆の芯が破壊された訳でもない。 教室にまだ顔を現してないピートが気掛かりだった。>>48
妖精に懐かれ過ぎてでもいるのか、迷うことが多い彼。 また迷っているのだろうかとの不安が過り、扉を眺めた瞬間。
すぱーん!と勢い良く開いた扉に大きく目を見開いた。>>67 行儀悪く頬杖を突いたまま、ひら、と片手を振ってご挨拶。
おはよう、がんばれ。
口だけを動かしての言葉はさて、伝わっただろうか。*]
(73) 鯖 2015/01/30(Fri) 00時頃
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[走って疲れているだろうに、上げられた拳は力強い。>>74 先端が揺れた紐を指差し、向けられた笑顔に目をぱちくりと。
元気付けるつもりが、お返しの方が大きいではないか。 頷いて前を向き直した後、ごしごしと掌で頬を擦った。
何も言わず、忍び込ませた贈り物。 ある意味でサンタらしいと言えばサンタらしいが、 筆記試験が終わり、実技の前くらいには意図の説明はした方が良いだろうかと、持っていた鉛筆をくるりと一回転。
配られた答案用紙には、珍しく正しい位置に解答が並んだ。*]
(75) 鯖 2015/01/30(Fri) 00時半頃
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─ 筆記試験終了 ─
[緊張感に満ちた教室の中、答案用紙に向き合うこと数十分。 九割九分を埋め終わったプリントを提出し、息を吐いた。
手応えのあった、或いは意気消沈な様々な声が響く教室。
お疲れ、と預かってくれた級友に労りの言葉を投げ掛けて。
テストが終わった後は、各学部に分かれての試験となる。 隣を見れば、まっさらな机。 当然だが、模型が乗っていないことに寂寥を抱く。>>0:62
形の良い後頭部を掴むと、下から撫で上げて髪を逆撫でした。 雪玉をぶつけた謝罪にしてはねじ曲がった行為だが>>1:292 文句を言われる前に耳許へ顔を近付け、ふ、と一吹き。]
サミュエルが設計工学部に入った理由、後で聞かせろ。
[左手首で緩んでいる紐を指先で弄び、くつりと笑った。*]
(92) 鯖 2015/01/30(Fri) 22時頃
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─ 特別教室 ─
[残る情報理工学部の試験は、同じく筆記試験。 統計のデータを読み取る以外にも高配点の自由記述がある。
解答用紙の裏面一面に書き連ねた文字は──。]
……随分と、感化されてしまったな。
[自分の名にある凍、朧の欠片もない文字列の数々だった。 入学前や入学当初の自分であれば、絶対に考え付かないこと。 正解のない問題だったが、落ちる気はしなかった。
晴々しい気分で教室を去り、向かうのは実技が行われる校庭。
受け取った分の希望を、今度は自分が返す番だと。 さて、着いたら先ずは夕陽色の後頭部でも探そうか。*]
(101) 鯖 2015/01/30(Fri) 22時半頃
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─ 校庭 ─
[張り切って解いた所為か、予想より早く到着出来た。 ゆったりとした動作で視線を彷徨わせ、目的の人物を探す。
誰かと目が合ったなら軽く手を上げ。 ソリに乗り、軽くウォーミングアップをする夕焼けが見えた。]
ピート。
[さくさくと雪を踏み鳴らして近付き、斜め横に止まる。 大人しくしている馴鹿を横目に見ながら、深呼吸。
紐が自分からの品だと気付かれているとはいえ、 このまま黙っているのはあまりにも格好が付かない。 彼の手首に着いた紐をちょん、と指先でなぞり。]
(109) 鯖 2015/01/30(Fri) 23時頃
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ピートは、空を飛んでいる印象が強かったから。 飛んでいない時でも、飛んでいる気分を味わせられたらと。
[運動や勉学などの意味もあったが、昼空と夜空の色だから。 真夜中にも太陽が飛んでいても良いじゃないか、と。]
昨夜、遠くから見ていた。 上手く飛べていて、格好良かったぞ。
[事実を言っているだけなのに、人を褒める行為は照れる。 気恥ずかしさで居たたまれなくなり、肩をぽんと叩いて。
呼び止められなければ、尾っぽを揺らし、暫しの離脱。 少し離れた所から皆の応援をしようかと。*]
(110) 鯖 2015/01/30(Fri) 23時頃
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[声援を送る係は、恥ずかしいからバトンタッチ。>>91 送るべき声は既に彼らの手首に着けられている。
風の音に乗り、聞こえてくる自由な歌声。>>97 堅苦しい規律に縛られず、楽しげに紡がれる旋律。 蹄が雪原を踏み締める音が、溢れる気迫が。 まるで足裏からも伝わってくるようだった。
ソリが地面から離れた瞬間、空に駆け上がる姿。>>98 ぐ、ときつく拳を握り締め、食い入るように見つめた。
テッドが伸ばした掌が、閉じられる。>>100 握り締めたものは、きっと。
──…きっと、同じもの。*]
(112) 鯖 2015/01/30(Fri) 23時頃
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[次々に空に飛び上がり、規定の動きをこなす級友達。 不安な顔はひとつもなく、それは馴鹿達も同じことだった。
未来に向かって駆けていく級友らの背中を見送ると、 じわり、じわりと封じ込めていた欲が雪解けに遭う心地。
飛んだ全員が橇と馴鹿を戻しに行っても、抱いた興奮からか、 それとも別の何かからか、暫くその場を動けずにいた。]
────…。
[ぽつ、と動かした口から声は出ない、出さない。
根が張る前に足を地面から引き剥がし、視線を左右。 尾っぽを揺らしながら向かうのは、馴鹿小屋の方向。]
(117) 鯖 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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─ トナカイ小屋 ─
[座り込んだ萎びた背中は、遠くからでもよく分かる。>>76 何かを押し当てているのか、蟀谷に添えられた掌。
近くにいる馴鹿は鼻面を押し付け、もっと撫でろ、撫でろ、 褒めろ、褒めろと言わんばかりにたしたしと地面を踏む前肢。
馴鹿を掻きながら呟いている言葉は耳には届かない。>>77 傍に積もっていた雪を掴み、体温と引き換えに雪玉を作成。
投げやすい硬さ、だがぶつかったら弾ける柔らかさ。 自然と口許が緩み、無防備な背中に向かって投げ付けた。*]
(118) 鯖 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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[──ジャストミート。>>125
ぐ、と拳を握ってご満悦な表情を浮かべていれば、 振り返り様の投擲を避けられず、額に当たり星が散った。 これが年の功か、とぼやいたのは余裕があってこそなのか。
踏鞴を踏み、ふるりと首を振れば揺れるキープレート。 小さな音を立て、雪に落ちたそれを慌てて拾い上げた。 八つ当たりに眼光鋭く睨み付け、歩む空気に怒気を孕んで。
にんまりと三日月をつけたミナカタの胸に、拳を突き付ける。]
──…取れた。どうしてくれる。
[もう会えなくなるかも、という感傷は吹き飛んでいた。
子供のような仕草も、怒った表情も、男を頼る言動も。 全ては未だ、無意識なままに。*]
(126) 鯖 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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