123 霓虹鬼故事
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/25(Sat) 00時半頃
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― 地下研究室>>2:72 ―
[振り上げること叶った刃は、それでも狙いを逸れ、 上体を捩じらせた黒宵の肩に刺さるに留まった。 痛み堪えた面持ちを確かめる余裕も無く、 女の目は、再び降り掛かる彼の得物を捉え――。]
――――…っ、
[けれどその切っ先は僅かにずれ、左肩に刺さる。 痛みを痛みと認識できず、熱い、とだけ感じながら――。 せめてものもう一太刀を、黒宵に向けて、振るった。
――雨のように、降り掛かる鮮血。 それは初めに傷つけた彼の肩からの雫と、 今度こそ斬りつけること叶った、彼の喉元からの飛沫。]
(0) 2013/05/25(Sat) 00時半頃
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[顔に掛かる赤い飛沫に、反射的に目を閉じてしまったから、 黒宵がさいごに浮かべた表情は、見えなかった。 零していた声があったとしても、聞き拾えなかった。
感じるのは左肩の熱さと、赤い温もりと生臭さと、 力を失くし、伸し掛かる身体の重みばかり。]
は、ぁ………
[目を閉じたまま、もがいた。 左腕が上手く動かないこともあって、 男の重みから抜け出すには幾らか時間が掛かった。 たったひとりで、「鬼」であろう筈の男に敵ったという、 その違和にも気付く余裕はないまま――。]
(1) 2013/05/25(Sat) 01時頃
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[生き延びた――殺して、しまった。 湧きだした痛みは左肩に刺さったナイフの所為か、 それとももっと、胸の奥の方の何かの所為か。 ――痛みを堪えて身を起こし、ゆっくりと目を開けた。]
深く、刺さってたり、したら。 迂闊に抜いちゃ、ダメ、なんだっけ……、
[緩やかな上衣の裾に、血濡れた己の刃物を入れ、裂く。 なんとか肩口を縛って、傷の辺りも縛り付けて――。 は、と荒い息を吐きながら、ふっと視線が向いた先は 未だ透明の薬のシャーレと、放ったままの財布>>2:62。 ――まだ、確かめようとして確かめてないことが、ある。]
(2) 2013/05/25(Sat) 01時半頃
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[残されたままの黒い糸を、透明の中に落とす。 ――いろは変わらず、透明のまま。]
ちぃ、る。
あなたは、違う、のね――。
[安堵で膝が崩れそうになり――はっとして、踏ん張った。 本当に「鬼」だった明夜に、未だ正体の判らない佩芳。 人のままだと信じられるたった一人の許に、 先ずはこの身を寄せたかった。]
………ごめんね、黒宵。 あたしも、まだ、死ねない、の――。
[立ち去り際、こと切れた黒宵を一度だけ見下ろすも。 ――遂に聞けなかった、幾つかのことが脳裏を過るも。 零した言葉はそれっきり。あとはもう、振り返らなかった。]
(3) 2013/05/25(Sat) 02時頃
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― 地下階段→1F廊下 ―
[肩の疼きを覚えながら、階段を上りきる。 どのくらいの時間を要したのか判らないくらい、 その歩みは、ゆっくりとしたもの。 遠く、何かが爆ぜる音が聞こえた気もしたけれど、 その方向も正体も、察せられないまま――。]
ちぃ、るぅ、 ―――…黍炉、良かった、居た……
[地上階へと戻る扉を潜り抜けた時。 降りてきていた彼の姿>>2:60を捉え、声を掛けた。 左肩に刺さったままのナイフと短く切られた上着、 そして疲弊の滲んだ顔に、赤黒い血飛沫を纏いながら。**]
(5) 2013/05/25(Sat) 02時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/25(Sat) 02時半頃
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― 1F廊下 ―
[黍炉>>8が名を呼ぶ声に、近づいてくる姿に。 疲弊した女の顔が、ほんの微かだけ安堵に緩む。]
あの、ね。 黒宵と、やりあってきちゃって――…殺してきた、の。 うっかり、死ぬところ、だった……。
それに――明夜。 あいつが、「鬼」だって、判った、わ。
[見つけられたことを示す答えを、ぽつりと色無い声で囁く。 目の前の黍炉は「鬼」でない、ともう分かっていたから、 支えてくれるその手には、警戒なく、身を預けていた。]
(10) 2013/05/25(Sat) 11時半頃
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― →リビング ―
[黍炉>>9の言を聞いて、道中聞こえた気がした音は やはり気のせいではなかった、と思いながらも――。 怪我を案じる言葉に、小さく頷いて。 彼の助けを借りながら、リビングまで歩き出した。
消毒液、止血の為の包帯――必要なものを探して集めてから、 ソファの上で、黍炉に手当てをして貰った。 肩からナイフを抜かれた時は、強い痛みに小さく声を上げ。 それでも包帯を締め終えてからは、幾らか気も落ち着いていた。]
……借りるわよ。
[自分の持っていた得物は地下に置き忘れていたが――。 黒宵が使っていたこのナイフが、今は己の手元にある。]
(11) 2013/05/25(Sat) 11時半頃
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ありがとう、黍炉、さん。 これで多分、怪我も大丈夫よね――。
[小さく礼を述べた時、上体に纏っていたのは包帯と、 血の染みたタンクトップのみ。 血塗れてぼろぼろの上着は脱ぎ捨てて、 顔の血飛沫も、目許のところを拭って軽く落としていた。]
さっきの音……何があったのか、確かめないと。 明夜もだけど、佩芳のことも、気になるし――。
――…一緒に、行こう。
[手負い故に体力は落ちていたが、一人休んでいる訳にもいかない。 先刻の争いで振るった右肩に、鈍い痛み抱えつつも その右手に鞘の無いナイフを携え、立ち上がる。
あの爆発があった方向は、黍炉>>9が覚えている筈。 露蝶は彼と共に、その現場に行こうと決めた。**]
(12) 2013/05/25(Sat) 12時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/25(Sat) 12時半頃
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― リビング ―
[黍炉>>14が眉を寄せる様に、きょとり瞬いたが――。 赤い上着を羽織らされて、漸く幾らか訳を察した。]
………ありが、とう。
[袖を通しながら、顔を赤らめたのは一瞬だけ。 直ぐに意識を現状の方へと切り替える。 佩芳がどうなっているのか、という言葉に小さく頷いて。 ほんの少しだけ嫌な予感を覚えながら、歩き出した。]
(16) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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― 洗面所 ―
[幾つかの匂い混ざった空気が鼻を突く中。 部屋からの物音が何なのか、初めは解らなかった――が。
黍炉の目配せに、無言で頷きを返してから。 ナイフを握り直し、彼に続いて部屋に踏み入った。]
―――…みん、いぇ。
[そこには、確かに人のかたちをした、淡色の髪の彼が居て。 その彼に無残に喰われる、佩芳だったものが目に映り、 咄嗟に、目を背けていた。 背けながら、低く声を洩らす。]
あなたが、鬼。 …………なんでしょ。
(17) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/25(Sat) 21時半頃
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見ての通りって、ええ、そりゃそう、よ、ね。
酷いわ。 ――…本当、酷い姿、よ。明夜。
[彼の左半身の火傷も、ずたずたな状態の左手も、 ちらりと見えてはいたが――。 手負いなのは露蝶も同じ。 相手が「鬼」なら猶更、気は緩められなかった。
男物の長い袖の下で、刃を握る手に力入れながら。 再び目を前に向け、明夜に近づく黍炉の少し後ろに控えた。]
残念、なところで悪いんだけど。 あたしも。あなたに食べられる訳にはいかないから――。
(20) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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でも。 一つだけ、訊きたいことがあるの。
[どうして自分がそのことを知っているのか、などの その前提をすっ飛ばして、女は、静かに問うた。]
あの人も――トレイルも。 鬼に、なってしまった……んじゃないかって。
あの人の「声」、あなたは、聞いた? ――あの人に何があったのかとか、知ってる、の?
[こんなことを言い出したら。 また、面白くなさそうな顔でもされるのだろうか――。
明夜があの薬を飲んだのならば、自然、 その可能性は思いついて然るべきなのに。 この彼こそが恋人を「鬼」に変えたのでは、ということに、 未だに女は、思い当たっていない。]
(21) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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[いつまでも満たされない感じ、と明夜は黍炉に言った。 だからこそ、この場で殺さねば、と心に決める。 ほんの少し、ぶり返しそうになる躊躇いを、 努めて心の奥に押し止めながら。
前に立つ黍炉も、この「鬼」を殺す準備は出来ている筈、と 彼>>19の手元を一瞥して思う。 そんな露蝶の瞳は、明夜>>23の答えを聞いて、揺れていた。]
そう、なの。聞こえてたの、ね。 ……立派に、だなんて。
[愉快だとか、あんな笑顔で言う様に。 まだ――まだ、胸に湧く暗さは、堪えたまま。 それでも、一歩、明夜の方に踏み出していた。]
優しいあの人が、自分で望んで鬼になる訳ない。 あの人を騙して、鬼薬を呑ませたやつでも居るなら。 ――…殺してやりたい、わ。
(25) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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―――…え?
[目の前にいる、と。あの笑みを湛えながら明夜は言う。 それまで考えていていなかったことに、 思考が真っ白になったのは、ほんの少しの間のこと。
そのほんの少しの間に、明夜の蹴りが黍炉に向かっていた。 だから、それに露蝶が咄嗟に反応することはなかった。 けれど――。]
(27) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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[――己の中の、何かがぶち切れた。]
みん いぇ …――――っ!
[じくりとした肩の疼きも薄れる程、血が上る。 右手のナイフを腰だめに構え、体当たりして刺しにいく形で。 黍炉のナイフの切っ先が明夜に向かって突き出された時に、 脇目も振らず、その「鬼」に向かって駆け出した。]
(29) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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