91 時計館の魔女 ―始―
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―真夜中12時・自室― [ベッドの上で寛いでいると、鐘の音が響く>>#0 それと同時に目の前に紅い蝶が現れた>>#2 ミケが姿を現すのかと思えば、それは、一通の手紙を手元に落としただけで、姿を消してしまった。]
手紙?
[それを読めば、魔女が客人たちを呼んでいることを知る。 願いについての話……。行かなければならないだろう。 ベッドから降りると、上着を羽織り部屋を出た。 向かうはもちろん、謁見の間。]
→謁見の間
(1) 2012/05/19(Sat) 01時半頃
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―謁見の間― [集められた客人たちの面々を見る。 随分と色々な人物がやってきていたようだ。 魔女が語る"対価"の話、ミケが説明するゲームの話に耳を疑う。]
"ゲーム"……?
殺しあえ、って言うのか……
[驚愕し、思わずそんな言葉が口から零れていた。 それから、魔女が最後に言った【対抗する力】にも驚く。
人狼に、対抗する力……それはまさか。]
(3) 2012/05/19(Sat) 01時半頃
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……占い師が、いるのか?
[この中に? とても小さな声で呟いた。
怯えと、暗い感情を映した深緑の瞳は、ちらりと客人たちを見た。 人狼は自分にとって、恐れる者ではなかった。 彼らの牙は、この身を貫くことは叶わぬのだから、むしろ 大切な友人たちだった……。
それよりも、自分にとってずっと恐ろしくて憎い相手。 それは、他人を暴く力を持つ、占い師だった。]
(4) 2012/05/19(Sat) 01時半頃
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…………、
[無言で視線を落とした。
叶えたい願いがある。
その為には"ゲーム"で生き残らなければいけない。 どうしたら一番良いのか。
それを無意識に考えていた**]
(5) 2012/05/19(Sat) 01時半頃
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[『占い師、って……何です?』その声に>>14ぱっと顔をあげる。 心配そうにこちらを見てるツェリの姿が見えた。]
……、知らないか? 人狼が出てくるお伽噺……大抵それに出てくる。 人か、狼か、他人を暴ける力を持つ奴のことを"占い師"と呼ぶんだ。
魔女は言っただろう。 人狼に対抗する力を持つ人間がいると……だから、いるのかと
[脳裏に浮かぶのは、お伽噺なんてものではなかった。 故郷の突然やってきた、旅の男のこと。 大切な人を、アイリスを『こいつは人狼だ!』と告発した。
旅の占い師……あいつがいなければ、あいつさえいなければ、 故郷であんなことは、町の人間同士で殺しあうようなことには ならなかったのに……
ただ、静かに共存していた。 狼と、人と、妖精と、……ただ、静かに共存していただけなのに]
(46) 2012/05/19(Sat) 08時半頃
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[胸の内に宿る憎悪が甦ってくる。 占い師は、大切な人だけではなく、妹まで奪ったのだから
『おにい、ちゃん……』
その身を暴かれ、血反吐を吐きながら、 消滅した妹の声が聞えてくる。]
……、……
[人狼と共に、町を滅ぼした自分が憎む資格はないだろう。 だが、感情を止めることなど、できなかった。 浮かぶ感情を少しでも落ち着けようと、深呼吸をした。]
すまない。
[心配をしてくれているツェリに、そう一言呟いて 他の客人たちの様子を伺う。 視界には、ちらりとヴェスパタインの硬い表情が映ったか。**]
(47) 2012/05/19(Sat) 08時半頃
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[ツェリの言葉に>>71動揺を悟られてしまったかと、少し恥じながら 差し出された手にびくりと庭園の時と同じように怯えを見せてから、 恐る恐る触れてみる。
何事もないと分かれば、安堵のため息を吐いて ようやく、彼女が震えていることに気付いただろう。]
……すまない。
[女性に頼る自分が情けなく、謝罪を口にしてから]
……何か、違う道があるはずだ。
『この"ゲーム"の終了条件は、いくつかありますが……』
魔女はそう言っていたからな。 大丈夫、きっと……
[瞳には気遣う色を乗せながら……触れた手に力を込めただろう。]
(77) 2012/05/19(Sat) 18時頃
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[気丈に笑みを浮かべる彼女>>72の視線を追えば、 丁度クラリッサと目が合う>>66怯えと憎悪の光は、瞳からは消えていただろう。目があっても心配や怯えを与えることはなかったはず。
自分も同じように安心させるような笑みを浮かべた。
ふいに『……力……なの…?』>>61 そんな呟きが聞こえてきて視線をやれば 辺りをきょろきょろと見渡しているフローラが見えた>>62
どうしたのだろうと首をかしげて、そっと近づく。 背の高い人が怖いと言っていたのを思い出して、膝を折り、 視線を合わせて声をかけた。]
もしや【力】に、何か、心当たりがあるのか?
(78) 2012/05/19(Sat) 18時頃
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[どのタイミングだったか、言葉を交わしている途中。
『此の程度の術なら、滑り込ませて良いだろう?』>>40
そんな男の声が、聞こえた気がした。
滑り込ませるとは……何をだろうか。 疑問には思ったが、誰の声だったかは考えるまでに至らず それよりも、"ゲーム"どう生き残るかへの思考へと移っていた。]
(81) 2012/05/19(Sat) 18時半頃
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そうか……
[フローラの答えに>>86少し、残念そうな、 また安堵したようなそんな顔をした。
彼女が占い師でなくて、良かったと内心で思っていた。]
……っ!
[ふいに伸ばされた手>>87 反射的に怯えたように肩をびくりと震わせた。触れられても何事もないことに、ほっと息を吐くと]
いや、……すまない。ありがとう。
[変に思われなかったかと、不安になりながら ほこりを取ってくれたことに礼を言った。]
(91) 2012/05/19(Sat) 19時頃
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[魔女に叫び、走り去ったソフィアを心配げに見つめていると 見知らぬ客人が彼女に手を差し伸べていた>>92
自分が占い師に怯えていることを気づかれているなど知りもしない。]
……武器、か。
[フローラが魔女に問いかけたこと>>89 突きつけられた現実が、さらに色濃くなった気がした。
今の状況は、少し……故郷で起きたことを思い出させて あの時の感情が甦りそうだった。 ただの人間すら、憎いと思ってしまう……あの感情が
それを必死に抑え付けていた。]
(93) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[謝られて>>95 首を横の振る。触られるのは嫌いかと問われれば 少しだけ、戸惑うように瞳を揺らす。]
……少し、トラウマがあってな。 触られると、それを思い出してしまうんだ。
[自分の弱点を晒すようで嫌だったが、素直に答える。 自分の命に対して未練はないが…… 反射的に体が反応してしまうのだから仕方がない。]
(100) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[苦笑交じりに笑ってから、立ち上がる。 他にも【力】に心当たりがある人がいるか、尋ねようか迷っていた。 自分が生き残るためには、邪魔なのは占い師。 だが、皆殺し以外の道を探るのに、必要な存在なのも確か。
自分はどうするべきか、まだ決まっていなかった。]
俺は……、どうすべきなのか。
[戸惑う響きが、無意識に零れていた。]
(101) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[ふと見渡せば、いつの間にかヴェスパタインの姿がないことに気づいたか。彼も自分と同様、人が多い場所を厭っていた気がした。
ほんの少し、ミケに抱いていたものとは違う仲間意識を感じていて 彼が気になっていた。どこに行ったのだろうかと 言葉を交わしていなかったダーラやペラジー、イアンには 言葉少なに挨拶をしてから謁見室をあとにしただろう。]
(108) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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ん?
[呼び止められて>>111足を止めた。 振り返れば、大広間で見かけた少女。]
どうした? あ、そういえば……挨拶していなかったな。
[少しずれた発言をして、名乗ってから用件を聞いただろう。]
(112) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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ヤニクは、ミッシェルの用件はなんだろう。と思いながら、彼女を見つめている。
2012/05/19(Sat) 20時半頃
ヤニクは、ヴェスパタインは、どこに行っただろうかと、考えながら……
2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[誰かを探しているのか>>116と問われて、一瞬だけ驚く]
あ、あぁ。 ヴェスパタイン……髪の長い、長身の男を探している。
(117) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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……?
[謝られて>>119首をかしげたが、気にするなと言うように笑うと]
それでは、またな。
[ひらりと手を振って、ヴェスパタインを探しに向かった。 謁見室の扉を閉めれば、誰にも見られていないのを確認して ぽんと手のひらに小さな紅い花びらを出現させた。]
案内を、頼む。
[紅い花びらは、1-[の扉の方へと風もないのにひらひらと 進んでいく。その後を追って、湖側の庭園へ]
→湖側庭園
(123) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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―湖側、庭園― [紅い花びらに誘われて、庭園内を進めば椅子に座る ヴェスパタインの姿を見つけた>>113 すっと花びらを掴むと、それは雪のように手のひらで溶けて消えて それを確認してから、彼に近づく]
ヴェスパタイン……こんなところにいたのか。
[気安い声で声をかけると、彼が嫌がらなければ 隣に座ったことだろう**]
(127) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[隣に座ることを許して貰えて、少し嬉しい。 何をしに?と問う前にここにいる理由を彼は教えてくれた>>134]
そうか……綺麗、だな。
[水面に映る月を眩しそうに見つめながら、そう呟いた。]
こんな風に、誰かとこういう風景を見るのは久しぶりだ。
[懐かしさに目を細めると、隣の男をちらりと見た。 どこかで感じたことのある気配。
だが、それが何かはっきりとは掴めない。]
……故郷を思い出す。
[自然の多いこの環境にぽつり、独り言を零す。]
(142) 2012/05/19(Sat) 21時頃
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[呟いた言葉に『戻れない、のか。』>>149と言われれば、 緩く頷いた。]
……良い、場所だったんだがな。
[お伽噺の世界のように、穏やかで、優しい場所だった。 それを完全に壊してしまったのは自分。
だが、やはり切っ掛けを作ったあの男が、 十数年共に暮らしてきた者よりも、ふらりと現れた占い師の言葉を 信じた町の人間も……許せなかった。
今も、それは変わらない。 変わらないけれど、あの場所を、あの人たちを好きだったのも確かで
だから、時間を、あの瞬間をやり直したかった。 それが妖精がたった一つの願いだった。
その願いを叶える為に、生き残らなければならない。 だが、皆殺しにする気にはなれなくて……]
(154) 2012/05/19(Sat) 21時半頃
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ヴェスパタイン……、ヴェス。 あんたは、魔女の言った言葉、どう思ってるか、訊いてもいいか?
[彼はどうするのだろう? 少しだけ、どこか縋るような響きで気づけば尋ねていた。]
(155) 2012/05/19(Sat) 21時半頃
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あぁ……
[戻る場所がないのは辛い。肯定する相槌を打つ。 問いの答えの『探る』という言葉に、ぴくりと反応する。]
……、探る?
[無意識に怯えたような目で彼を見てしまったかもしれない。 慌てて、頭を振る。]
そう、だな。 魔女は言っていた。
終了条件は、一つではないと。
だが、その方法が何か、分からない。
『抗う力』をわざわざ呼び寄せたのが、何かヒントなのだろうが……
(161) 2012/05/19(Sat) 22時頃
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[故郷の街で起きた事件。 あれは"ゲーム"ではない。 だが、今の状況は、やはりあの時と酷似していて……
人間を皆、殺すか。 人狼を皆、殺すか。
残りの終了条件は、それなのではないかと、脳裏を過る。 だが、確証はないし、自分はどうするかもまだ……決められていなかった。]
(162) 2012/05/19(Sat) 22時頃
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ヤニクは、エリアスは、無理をしていないかなと少し思いを馳せる。
2012/05/19(Sat) 22時半頃
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[ヴェスパタインが語る言葉>>175に耳を傾けていた。]
お伽噺……あぁ、知っている。 だが、"儀式"というのは、知らないな。
[怯えには気づかれていなかったようで、安堵する。 落ち着いた様子で言葉を交わすが、彼の言葉は少し難しかった。
だが、『ヒトである必要はない。』と言う言葉にはぴくりと反応し]
……手を組むことに、躊躇いはないのか? お伽噺の住人を、怖いと、排除したいとは……思わないのか?
[純粋な疑問だった。 そんな風に言う人間を初めて見た。]
(179) 2012/05/19(Sat) 22時半頃
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そう、なのか。
[儀式については、なるほどと頷き。なぜと問い返されれば>>183]
……俺の故郷の人間たちは、お伽噺の住人を恐れていた。 恐れて、排除しようとした……。
だから、不思議で……
[『怖がる必要など無い、だろう。』と言う言葉には 無性に嬉しくなっていた。自然と笑みがこぼれる。]
そうか……あんたは、拒絶しないんだな。
[その言い方が、自分が人ではないこと告げていたが 気にせず、そう言っていた。]
(187) 2012/05/19(Sat) 23時頃
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あんたの爺さんが……
[祖父が人狼であったことを、明かしてくれた。>>184 ならば……自分も明かそうか。彼なら、拒絶しないでくれる。 それは先ほどの言葉で分かっていた。]
俺が、人ではないと言ったら、あんたはどうする?
人狼ではない。お伽噺の住人だ。
[彼はどう反応するだろうか。 もう一つ、町を滅ぼしたという明かすべきことは、 まだ隠しているが……]
(190) 2012/05/19(Sat) 23時頃
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[彼の返答に>>195……ただ、笑った。]
あんた、……変わってるな。ただ、一つだけ言っておく。
俺は、人じゃない。 人じゃないから、人と違う考え方をするし、
人と同じには……
―――…絶対になれない。
俺は……人が好きだ。 だが、自分と違うモノを排除しようとする人間は嫌いだ。 ―――嫌いだ……。
[嫌いと、呟く声は、愛した故郷の人間たちへの言葉。 すっと椅子から立ち上がると、湖に向けて手を差し出した。 手のひらから無数の紅い花びらが出現し、風に流されて 周囲に舞い散る。]
(203) 2012/05/20(Sun) 00時頃
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妹が……暴かれて、死んだ時も、 こんな風に紅い花が沢山、沢山舞い散っていた。
俺は……あの力が憎い、憎い……。
[最後の言葉は、風にかき消されそうなほどに小さな声で呟いた。]
(204) 2012/05/20(Sun) 00時頃
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ヴェス…… 俺の願いは、優しいあの場所を取り戻すことだ。
あんたが、俺と手を組むことを厭わないなら…… 俺もあんたに協力しよう。
ヴェスが、俺が好きな人間の姿でいてくれるなら、な。
[振り返って、微笑めばそう申し出ただろう。 それから、いくつか言葉を交わしたなら、その場を後にしただろう。**]
(212) 2012/05/20(Sun) 00時頃
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―大広間― [大広間に戻れば、丁度クラリッサがソフィアたちと 合流した頃だっただろうか。>>211]
……ソフィアは、どうしたんだ?
[何か様子がおかしいソフィアを心配げに見つめながら、 彼女たちの傍に寄っていく。]
(217) 2012/05/20(Sun) 00時頃
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あぁ、落ち着いたようで、良かった。
[遠くから見たときは、様子がおかしかったが、今は 大丈夫なようで>>216、安心した。
ソフィアは、雰囲気が妹に似ているせいか。 つい妹に接するように心配してしまう。]
……やはり、似てる。
[無意識にそう呟いていた。]
(222) 2012/05/20(Sun) 00時半頃
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ヤニクは、ソフィアに名前を呼ばれれば、慌てて姿勢を正す様子に笑っただろう**
2012/05/20(Sun) 00時半頃
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[呟いた言葉に気付いたのか、ソフィアが問うてくる>>237]
……ソフィアが、その ―――妹に、似ているんだ。
[少し躊躇い気味に、そう告げた。
『お兄ちゃん』と呼ぶ、明るい声は今でも鮮明に覚えている。 兄妹なのに似てない。明るくて、素直でとても可愛い妹だった。 自然と懐かしむような笑みを浮かべていただろう。]
(277) 2012/05/20(Sun) 08時半頃
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あぁ、ありがとう。
[クラリッサからグラスを受け取り、ワインを一口。 あまり酒が得意ではないが、断るのも申し訳なく。 謁見室から出てきたヘクター>>241に声をかけられれば]
……あぁ
[ひらりと手をあげて応えた。 彼の声に……ふと、気づいた。謁見室で聞こえてきた。 あの声>>81と彼の声が似ていることに……だが、それをここで 告げるつもりはなく。何食わぬ顔で会話を続けただろう。]
(278) 2012/05/20(Sun) 08時半頃
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["ゲーム"の話をするイアン>>258をちらりと見た。]
終わりの合図、か……
[何が終わりを示すのか。まだ分からない。 誰が告げるのなんて、分かるはずもなく。 軽く首を振る。そして、クラリッサの人狼とは?という声には>>265]
人狼は、字のまま。 人の姿に化けた、狼のことだ。
人を喰らう、存在だと言われているな。
[彼らを悪く言うのは嫌で、少しだけ視線を落として ぽつりと説明する。カミーユが魔女が甦ると言う言葉には>>260]
……あの魔女なら、やりそうで怖いな。
[少しだけ冗談を混ぜて笑った。**]
(279) 2012/05/20(Sun) 08時半頃
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[妹は、今なにをしているのかと、訊かれ>>287 少しだけ表情を曇らせる。ワインをまた、一口。 それから、ゆっくりと口を開いた。]
…………死んだ。
[長い沈黙のあと、一言。]
妹は、死んだんだ。
殺された……んだ。
[酔いが回ってきているのか、 あまり言う気がなかったことを口にしていた。 はっ、と気づいて頭を振る。]
すまん。
[何に対しての謝罪なのか。 自分でも分からなかったが、そういって……この話を終わらせた。]
(297) 2012/05/20(Sun) 18時半頃
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[人狼に対しての返事には>>287>>288]
そうだな。 どちらも変わらない。
生き物を殺すことには、……変わらない。
[人と殺すのも、人狼を殺すのも、同じ罪だろう。]
だが、願いを叶える為には……
覚悟を、しなければ
[ぽつりと、小さく呟いて、ワイングラスを机に置いて、それを消した。]
(298) 2012/05/20(Sun) 18時半頃
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すまない。少し、酔いが回っているようだ。 先に、失礼させて頂く。
[一言告げてから、部屋に戻ることにした。 去り際にヘクターの傍を過る。]
『何か、術を滑り込ませているのは、あんたか?』
[恐らく、彼にしか聞こえないであろう言葉で問いかけて その場を去った。部屋に戻る前に誰かに声をかけられたなら、 言葉を交わしたことだろう**]
→自室(1-10へ)
(299) 2012/05/20(Sun) 18時半頃
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―自室(1-10)― [酔いに少しふらつきながら、自室に戻れば 上着を脱いでそのまま、ベッドに倒れ込んだ。
それから、夜が明けて目が覚める。]
……っ、
[やや痛む頭に呻いてから、起き上り、シャワーを浴びてから 大広間に向かっただろう。]
(317) 2012/05/20(Sun) 20時頃
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―大広間― [階段を下りれば、丁度ミッシェルとツェリが会話をしているところだったか。『妖精』という言葉が聞こえてくれば>>318ほんの少しだけ、 ぴくりと反応する。すぐに平静を装い、声をかけた。]
2人とも、おはよう。 邪魔でなければ、一緒にいいか?
[一言、告げて許されれば、近くのソファに座る。 それから、朝食をと思い、目の前に卵サンドと果物を出現させて 食事を始めただろう。]
(321) 2012/05/20(Sun) 20時頃
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[卵サンドを一口齧り、 お伽噺の住人、特に妖精について訊かれ>>323]
人に害を為す、妖精というのは……いるにはいる。 だが、すべてはそういう訳ではない、と聞いたことがある。
[最後の一言は、多少とってつけたように答える。]
(333) 2012/05/20(Sun) 20時半頃
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―深夜自室に戻る前、大広間― [階段を上る途中、聞えてきたからかいの声に>>325 ちらりとヘクターを睨み]
『俺の邪魔をしなければ、どうでもいい』
[暗に邪魔をするなら容赦しない。 そういう響きを含ませて、言葉を返した。
相手は、自分よりはるかに強い力を持つことは分かっていたけれど]
『邪魔者を、排除する手伝いなら、また別だがな……』
[視線を外して、上りきる頃にそんな言葉をぽつり 悪魔がどうするかは知らないが、自分はもう決めていた。
願いを叶える為に、邪魔をする者がいるなら、 排除する、と……**]
(338) 2012/05/20(Sun) 20時半頃
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―朝・大広間― [興味があるのかと問われ>>328 さらに詳しいのかと 聞かれれば>>336]
興味が、と言うか。 故郷の人たちが、お伽噺が好き、だったからな……
自然と、……詳しくなってしまっただけだ。
[少しの嘘を交えつつ、]
人狼や、悪魔、人魚は知らないが妖精は、 恐れたり、敵意を向けなければ……大抵の場合は、無害だろう。
ここにいる妖精が、そうかは……知らないがな。
[己がそれだとは、悟られぬように、少しだけ冗談っぽく 返して、今度は果物を一口。]
(341) 2012/05/20(Sun) 20時半頃
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すまん。
対抗する力が何かは、知らない。
[それははっきりと言った。 妖精を殺す力は、良く知っていたけれど…… それを明かすつもりはない。]
(343) 2012/05/20(Sun) 21時頃
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|
[視線を感じ>>342そちらを見れば、 ぞくりとするような目でこちらを見ているのに気づく。]
……っ、
[探されるような、内側を触られているような、 そんな風に感じて、僅かに眉を寄せた。
すぐに平静を装って]
えっと……おはよう、ダーラ
[なるべく、気安く聞こえるように声をかけた。]
(345) 2012/05/20(Sun) 21時頃
|
|
では、人間も無害ではない。ということか?
[ミッシェルの言葉に>>344ほんの少し、苛立ちを含んだ声を返す。 妖精が有害だから、呼ばれたというのなら…… 人間も同じことではないかと。
この少女は、人以外は皆、排除すべきとでもいうのか。 ほんのりと黒い感情が胸に宿る。]
(347) 2012/05/20(Sun) 21時頃
|
|
……っ、
[帰ってきた挨拶と、変わらぬ視線に>>346びくりと震える。
彼は、一体……何者なんだ? 占い師、己の天敵は恐らくヴェス。 昨夜の彼の返答>>231から推測できていた。 協力者となるなら、自分に害を及ぼさないなら…… 力に対する想いは封じることにしたのを覚えている。
では、彼はなんだ? 無意識にダーラを訝しげな眼で見つめてしまっていた。]
(350) 2012/05/20(Sun) 21時頃
|
|
[いや、この中にいる占い師が、一人とは限らないか、か。
会話に混ざってきたダーラを、ちらりと見ながら]
そもそも、皆、どれくらい信じているのだろうな。 人狼や、悪魔や、妖精や、人魚が本当にいると……
あの魔女が、嘘を言って、人間同士で殺し合いをさせようとしている。 そんな可能性もあると思うが……
[また、嘘を一つ。 少なくとも、人でない者はが二人はいることを、自分は知っていた。 一人は、自分。
もう一人は……奇妙な術を使っているらしい男―――ヘクター]
(360) 2012/05/20(Sun) 21時半頃
|
|
[『対抗する力』が集められた理由を語るミッシェル>>354]
……俺が言った、占い師は見つけるしかできない。 そんな、魔法合戦のような直接の攻撃力にはなり得ないだろう。
まぁ、人狼にとっては、脅威の存在ではあるだろうが
[また、嘘を一つ。しかし、聞こえてきた話に>>362 僅かにぴくりと反応を]
妖精が、泡になると?
(365) 2012/05/20(Sun) 21時半頃
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|
[妖精が悪さとすると言う言葉>>366には、少々眉間にシワ]
……害のない、悪戯なら可愛いものだと思うがな。
[人と人に絆を結ぶのは、はた迷惑話だったが]
悪魔の方は、もっと性質が悪いだろうと思うのだが
[何をするか知らないが、そうぽつり。]
(368) 2012/05/20(Sun) 22時頃
|
|
占い師に、恋……?
[妖精が、占い師に……恋、などするのだろうか。 触れられただけで、その身が崩れることもあるというのに……
純粋に疑問で、首を傾げていた。]
(375) 2012/05/20(Sun) 22時頃
|
|
[ダーラの言葉に>>381、少しの焦り。 すぐにその表情を消すが、悟られてしまったか。
丁度食事も終わって、これ以上探るような目に晒されるの嫌で 皿を片付けると、席を立った。]
……お伽噺が、好きなだけだ。 ―――…お伽噺の、住人達が
[そう、ぽつり、]
すまない。 まだ昨日の酒が残っているようで、少し、頭を冷やしてくる。
[そう言うと、自室ではなく、森側の庭園へと消えていった。]
→森側庭園
(384) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
|
|
―森側庭園― [庭園の奥の奥、森にほど近い場所の椅子に座ると じっと、森の奥を見つめていた。
夜が明ければ、"ゲーム"が始まる。
覚悟は決めた。
生き残る為に何でもするという覚悟。
人と話していると、情が湧く。 情が湧けば、殺せなく。
ここにいる人間たちと接するのが、怖いのか。 懐かしい風景の中に逃げていた。]
(385) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
|
|
……はぁ、
[大広間でのことを思い出して、大きなため息を吐いた。 妖精に関して、つい反応をしてしまった。
いつもなら、もう少し慎重なのに……
人ではないことを、受け入れて貰えて、らしくなく 浮かれているのだろうかと、
手のひらに、紅いガーベラの花を出現させた。 これは、館の力ではなく。 もとから自分が持っている力。
この紅い花は、己の血と肉を構成しているもの。]
(410) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
|
|
占い師に、恋……ね。
[ミッシェルが言ったお伽噺が脳裏を過る。 話を聞いた瞬間は、疑問でしかなかったが、 占い師、と協力しようとしている自分は、確かに似たようなものか。
彼が受け入れてくれたことが嬉しくて、 友人に似ていると言って、心を多少許してくれたことが嬉しくて
その力を憎いと思う気持ちを抑えられる位には、 彼を気に入っていた。]
(411) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
|
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気付かれてしまったら、それはそれか。
[妖精と知られて、排除されそうになったなら、 返り討ちにでもすればいい。
ただの人間に後れを取るとは、考えていなかった。 しかし、悪魔や力を持つ者は別。
太刀打ちできるは、自信はなかった。 それでも願いを叶える為なら、手段は択ばないだろう。]
……戻るか。
[ようやく、落ち着いてきたのか。 いつもの調子を取り戻してきた。
立ち上がると、一輪のガーベラを手に持ったまま。 大広間へと戻った。]
(426) 2012/05/21(Mon) 00時頃
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―大広間― [戻った頃に、まだツェリ達はいただろうか。見かけたのなら、]
先ほどは、いきなり席を立ってすまなかった。
[そう、謝罪を口にしてから、昨日見せていた あの紅い草原の絵画見えて、やはりまた、眉間にシワを寄せた。
紅い草原は、妹の死に際を思い出させて、仕方がなくて……
新しく加わっているカミーユとヴェスに気づき、]
おはよう。
[簡素な挨拶を一つ。]
(432) 2012/05/21(Mon) 00時頃
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ヤニクは、エリアスは、どうしているかな?とふと思い
2012/05/21(Mon) 00時頃
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[挨拶の次に、尋ねられた言葉>>450に、一瞬だけどきりとする。 だが、ここでバレるのはまずい。平静を上手く装う。]
占い師に、因縁?
因縁と言うものではないが……まぁ、見たことはある。 あまり性格のいい奴ではなかったので、な。
占い師って奴は、みんなそうなのかと思って、 あまり会いたくなかったのは確かだ。
[本当を、少しだけ歪めて語った。 相手を騙すには、真実を語るのが一番だ。]
(461) 2012/05/21(Mon) 00時半頃
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[フォローを入れようとしてくれているのか。 ヴェスの声が聞こえてきて、>>459ほっとしたように笑む。
さりげなく、彼の傍に寄れば、小さく]
ありがとう
[彼にだけ聞こえるように呟いた。]
(465) 2012/05/21(Mon) 01時頃
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[軽い口調で追及してくる様子に>>469くすりと笑った。]
単純に、苦手意識があるだけだ。
狼、か。
そうだな、はっきり言えるのは、 【俺は人狼ではない】ということだけだ。
それを信じるのは、あんた次第だ。 カミーユ。
[臆面なくそう告げる。 青年は、人狼を探しているのだろうか。 人狼だけを探しているなら……敵にはならぬだろう。 そんな風に思いながら……]
(475) 2012/05/21(Mon) 01時頃
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