94 眠る村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[悄然とした老人は、いまや呆然としていた。 青白い炎に包まれる紅茶屋を瞬きもせず凝視している。]
紅茶屋よ…クリストファーよ…。
じゃが…ええんじゃ。これでもええんじゃ…。
[押し潰されたような声で独白している老人の元に、シメオンが影がかかる。 ふと見上げた刹那、シメオンの手が伸びた。制止する事叶わず。]
何をするんじゃ! シメオン!よさんか!!
(9) 2012/06/17(Sun) 00時頃
|
|
[シメオンに飛びかかろうとしたそのとき。 老人の動きはぴたりと制止する。愕然とした表情でシメオンを見た。]
なんじゃと…クリストファーが…。
じゃが……じゃがのうシメオンよ… 儂は先に言うたはずじゃ。ハナは見間違うたのじゃ。知恵遅れなんじゃよ。
それなのに…それを聞きもせずに信じたのはおぬしらじゃろう。 おぬしらに、ハナをいたぶる権利があるのかの。
離すんじゃ…ハナを離してくれい。
(18) 2012/06/17(Sun) 00時頃
|
|
…見間違いじゃったんじゃよ。
シメオンよ。おぬしこそどうなのじゃ。 友達だからというレベルじゃなかったのかのう。
おぬしは儂の弾劾に従うのが嫌で、ハナを利用しただけじゃ。
[老人は、解放されたハナをひしと奪還すると。何かを言いかけて止めた。]
(24) 2012/06/17(Sun) 00時頃
|
|
もうすぐ霧がやってくるじゃろう… 儂は部屋に帰らせてもらうかの…。皆の衆よ。よう考えるんじゃぞ。
[そう言って老人は自室へと歩き出した。足取りもおぼつかない様子で。 ハナが付いてくるようであれば、先刻ローズに告げた内容に反し、一緒に部屋へと戻ったのだろう。]
紅茶屋が… クリストファーが… クリストファーが… クリストファーが…
[消え入るような声で。]
(30) 2012/06/17(Sun) 00時半頃
|
|
信じておったのに…
[言え。と言われて老人は呟く。 とらわれたまま、ブローリンの言葉を聞く。]
離してくれんか。それともここで儂を殺す気か。…ケヴィンよ。
(37) 2012/06/17(Sun) 00時半頃
|
|
[自らを人狼と弾劾された老人は、特に驚くふうでもない。 解放された襟首の乱れもそのままに、老人はまた部屋へと歩き出した。]
ほうか。ほうか…。 ハナは人間なんじゃの…。それで、ええんじゃの。
[収拾のつかない混乱と共に、老人は部屋へ姿を消した。**]
(46) 2012/06/17(Sun) 01時頃
|
|
[霧の眠りは絶対であった。にもかかわらず、部屋から出てきた老人は、まるで一睡もしていないかのように、憔悴し、目を落ちくぼませ、杖を持たぬのが不可解に思えるほど、その足が覚束ない。]
ケヴィンは…人狼じゃよ。
[眼光だけが、暗い生気を放っている。 酒場に姿を見せて、そう言うと、そのまま座ろうともせず。]
ナタリアに、会うてくるわい。
(71) 2012/06/17(Sun) 13時半頃
|
|
−ナタリアの寝室の前−
リサ坊も中におるんじゃのう…。 のうブローリンよ。少しだけでええ。席を外してくれんかの。
[老人は弱々しく笑って見せ、そのまま寝室へと入る。]
(74) 2012/06/17(Sun) 14時頃
|
|
−ナタリアの寝室−
リサ坊や…。 また、誰か食われたんじゃの。…そうなんじゃの?
[先刻ハナの寝顔を、そして扉をノックするローズマリーの声を聞いていた老人は、取り乱すことはなく、それでも沈痛な響きの声でクラリッサに問う。]
(76) 2012/06/17(Sun) 14時頃
|
|
ほうか。ほうか… あたら若いもんが、また逝ってしもうたのう。
じゃがのう…儂は嬉しいんじゃよ。おまえが食われんかったからのう。
[老人は椅子に座り、眠るナタリアの額に浮かんだ汗を拭ってやる。 長い沈黙の後、独語するように話し出した。]
あの薬箱は、まだ使っとるんじゃのう…
(78) 2012/06/17(Sun) 14時半頃
|
|
…若い頃、儂がこの家に生傷をこさえてくるとのう… これは…ナタリアはいつも文句ばかり言うとった。笑いながらの。
あやつを見とると、むかしの儂を思い出すんじゃよ……
[老人の声は震えだす。]
………死なんでよかった。 フィリップを…殺さんで…殺さんでよかった……。
[嗚咽を耐えるように、口元を手で隠しながら。それでも、絞り出すように。]
嘘なんじゃよ…。 儂の言うた事はみな嘘なんじゃ…。
(80) 2012/06/17(Sun) 14時半頃
|
|
[老人は、真っ赤に充血させた目をクラリッサに向ける。]
儂は孫娘可愛さにフィリップを殺そうとしたんじゃよ。 能力を持ったハナから目を逸らさせたかったんじゃ。 人狼じゃと思うた紅茶屋を庇ったんじゃ。 儂は人狼に魂を売ったんじゃよ…。
じゃが…じゃがのう。紅茶屋がのう……人じゃった。
(82) 2012/06/17(Sun) 14時半頃
|
|
のうリサ坊や…
…儂の言葉に惑わされてはいかん。 儂はこれからも孫娘達の為に嘘をつくじゃろう。
じゃが… これの孫娘のおまえは儂にとっても孫のようなもんじゃ。 おまえが生き抜くために、儂を使うてくれ。恨みゃせん。 じゃから、じゃからのう…あの二人を助けてやってくれんか。
[必死に、老人は哀願するのだった。]
(83) 2012/06/17(Sun) 15時頃
|
|
−ナタリアの寝室の前−
[その後、話はどう結ばれたのか。 老人は部屋から出ると、壁に手をつきながら歩き去る。 周囲の状況も、解らぬままに。**]
(84) 2012/06/17(Sun) 15時頃
|
|
ええ…香りじゃの。
[老人が姿を見せる。 憔悴の中に、どこか付き物を落としたような、微かに混じる表情。 それでもとても香りを楽しんでいるように見えない。]
ローズよ…
[老人はいつもの席に座り、ローズマリーに話しかけた。]
(133) 2012/06/17(Sun) 20時半頃
|
ティモシーは、ローズマリーに話の続きを促した。
2012/06/17(Sun) 20時半頃
|
ほうじゃのう… いつも遠くへは行かんように言うとるのにのう。
[何処か上の空な様子。 老人は置かれた紅茶から立ち上る香気を、目で凝視している。]
ケヴィンはの。…人狼じゃよ。
[見た。とは老人は言わない。]
…信じておったのにのう。 昨夜の…紅茶屋との会話を聞いたじゃろ。 あやつは人間じゃった紅茶屋を殺したんじゃよ。人狼じゃよ。
のう?シメオンよ。
(137) 2012/06/17(Sun) 20時半頃
|
|
[老人はブローリンに顔を向ける。]
聞いたかの? そう言うおぬしは…いつ人狼を見つけてくれるんじゃ?
[泣き笑いの表情を見せて。]
(142) 2012/06/17(Sun) 21時頃
|
|
信じておったのにのう。
人狼じゃ… 人狼じゃよ…
[老人は独白するように言葉を繰り返し、額の疵を撫でていた。 ふと、ハナの声を聞き顔を上げる。]
(147) 2012/06/17(Sun) 21時頃
|
|
ハナ… どうしたんじゃ。ハナよ…ハナよ…
[老人は総毛立ちながら問いかける。 よろめき、それでもハナの座った席の前まで行き跪く。]
ハナは人間じゃ。人間じゃろう? のう…ハナよ。
(150) 2012/06/17(Sun) 21時半頃
|
|
じゃが…じゃが…
[二の句が継げられなくなった老人は呻く。 その表情に、さまざまな思考が現れては消えていった。]
ハナよ…。
(156) 2012/06/17(Sun) 21時半頃
|
|
なんのことじゃ… そうじゃ。見間違うただけじゃ。 ハナは…ハナは人なんぞ殺しとらん。
そうじゃろう?そうじゃと言うてくれ。言うんじゃ…。 儂のハナに戻って…言うてくれい。
[老人は撫でられるがままに、哀願するように、ハナを見る。]
(173) 2012/06/17(Sun) 22時半頃
|
|
……パァン!
[老人はハナの頬を打つ。孫娘を打つ、恐らく最初で最後の手。]
誰なんじゃ…おぬしは…おぬしが…
[人狼なのかと、老人はついに抗うことの出来ぬ問いを口にするのだった。 そして、問うた事に愕然として、その場にへたりこんだ。**]
(182) 2012/06/17(Sun) 23時頃
|
|
待つんじゃ。 まってくれんか皆の衆よ…。
ハナには、ハナの中にはハナが居るんじゃ。儂の可愛い孫娘が…
殺さんといてくれ。ハナを殺さんでくれ。
後生じゃよ…。儂じゃ。…儂が人狼なんじゃよ。
[老人は哀願する。 その場に居合わせるすべての人に。孫娘を人狼と思ったままで。**]
(188) 2012/06/17(Sun) 23時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る