224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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後で、聞かせてよ。必ず。 ……ドロテアさんを疑いたくは、ない。
[ 二人で話をしたいというのならば、少しの躊躇いの後そう口にするだろう。
そしてケイトにも視線を送り]
コード、持ってた方が説明つくだろうし、持って行ってもいいよな。
[質問というよりは確認。 横暴さは非常事態でも徐々に角を表す。
断られたなら引き下がるだろうが、もう一度目を合わせ、それだけ口にすれば先に酒場へと戻るだろう。]*
(137) 2015/05/28(Thu) 13時半頃
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[ 殺さなければ、殺される。
ここの人たちと見つけ出して、話を 交えられるのは当然思えなかった。
いつもなら、“いつも通り”ならば、そんなこと否定してやるのに。]
…ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。
[ 直接口にしなくても。
こうやって目と目が合っている状態ならば、胸の内で唱えられることをついぞさっき知った。
自分と同じ声に窘められている時に、何と無くそんな予感がしたからだ。
勿論気のせいかもしれないけれど。 こんな時に自分の知らないことがあることは不安だから。 踵を返す前にそっと、囁いたのだった。]
(*26) 2015/05/28(Thu) 13時半頃
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[ 酒場へと足を踏み入れる途中だったか。 階段を上る音が聞こえたのは>>135
もしもすれ違ったのなら一言呟くだろう。]
…どっかで見たことがあるような。
[ 以前この村を飛び出た前に身を置いていた場所はそこそこ大きな街であったから。
何度か視界には収めたものの、確信が持てずに口にはしなかったのだ。]
まぁ、どちらせよ、“余所者”には変わりない、か。
[そこで暫く言葉を交えただろうか。 呟きは小さく身を翻すつま先は軽かった。]*
(138) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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─現在・酒場─
[料理が出来ているのならば配膳の手伝いくらいは申し出てただろう。
そうして食事をとるなり落ち着くなりしたのならば、切り口を開く。]
証拠ではないけど、手がかりなら目にしたよ。
[ コードを持っていたのなら、周囲に見えるように掲げて。 手にしてないのなら、口頭で告げるだろう。]
パルックさんの寝室と、食堂と。 電話線が見事に切断されてた。
……鋏か、ナイフか、何か使ったように、ね。
[この場で刃物を使えるとしたのなら誰だろう。]
躊躇なく、こんな風に証拠隠滅まで出来るなんて………。
(139) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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────………誰の仕業だろう。
[ 誰にともなく、問う。 ]
(140) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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[能力者が現実に存在し得るのならば、確かに名乗り出ることは、犯人に狙われる可能性は上がるのかもしれない。
先程耳にしたリーの意見だが的を射ている。 あの時は状況に追いつくので精一杯過ぎたのもあり、 そんな都合の良い人間なんているはずがないと思っていた。
でも、実際に魔法のような力がなくたって。 対抗し得るだけの能力を持ち得ているのならば危険性は上がるだろう。
雪男の正体はわからない。 余所者か、それとも、昔馴染みか。]
(141) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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[どちらにしたって、自分達を追い詰める存在は、]
(*27) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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誰が疑わしいのか。 この悪夢が終わるまで、話し合うしかない。
言葉にすることを恐れるなら、紙にでも書けばいいんじゃないか。 その人の名前を。
[思いついたことをそのまま伝える。 それがどんな意味合いを持つかまでは今は考えない。]
いつも通り、過ごせるように。**
(142) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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[ ────殺すしかないのだ。 ]
(*28) 2015/05/28(Thu) 14時頃
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─少し前・ドロテアらと─
[ 噂好きで快活としたイメージのあるドロテアとは違う真剣味を帯びた眼差し>>151に、大人しく頷く。]
……勿論。 また、後で。
ドロテアさんが落ち着いた頃に会いに行くよ。
[敢えてヴェスパタインを名指して呼んだのだ。 何か人目を憚る内容なのかもしれないから、それだけ告げれば踵を返す。
それ以降は階下へと。]*
(159) 2015/05/28(Thu) 18時半頃
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─酒場─
[緊迫した雰囲気に走る怒鳴り声>>163 思わず瞬きを忘れてしまった。
何処か唖然としつつも男の指差す先に視線を送る>>165 教会に身を置いているという───メルヤだったか。
ヨアヒムの主張に眉間の皺を寄せつつも、言いたいことはオスカーが言ってくれた>>166
だが、一つだけ引っかかる。
そのことに目を伏せていれば、共犯説を唱える声>>171
メルヤの言葉が何処か大きく響いた。]
(178) 2015/05/28(Thu) 21時頃
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………会って間もない人間の何が分かるっていうんだ?
[ 静かにそっと、口角を上げる。
その場にそぐわない笑みだっただろう。 それでも構わない。 小首を傾げなら心底理解出来ないとばかりに告げる。]
なら、誰が雪鬼だ。 人間らしくないのが雪鬼だっていうのか、リー。
オスカーも。 ちょっと可愛いからって何の根拠を持って信じる。
(179) 2015/05/28(Thu) 21時頃
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この中に犯人がいるのは殆ど確実なのに、誰も疑おうとしないなんて、ね。
アラン兄が後ろにいるからって…自分は疑われないとも思ってるのか?
[ 鼻を鳴らして眉を下げる。
そのままリーから視線をそらせばヨアヒムの方へと向き直る。]
おっさん。 頭いいんだね。
まるで………人間みたいに賢い雪鬼みたいだ。
[チラつかせるのは断たれた電話のコード。 肩を竦ませて距離を取る。
掴みかかられたなら避けられるかどうかの距離で。 人一人くらいなら割り込めるスペースを作る。]
(180) 2015/05/28(Thu) 21時頃
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[ 殺さなければ。
脅迫概念のように頭に渦巻く一文字を打破する声があった。 ]
俺は、……俺だよ。
[大衆の前で言葉を浴びせながら、胸の内で囁く。 意図などしていないのに掠れた声色は自分の精神状態に影響しているのだろうか。分からない。]
………なぁ。
[ ケイト。
あれ程、馬が合わないと思っていた人物に呼びかける声は情けない。]
(*32) 2015/05/28(Thu) 21時半頃
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お腹が、……空いたんだ。
[何でだろう。
絶望に呟きは溶けていく。 やり切れなさの混ざった囁き。
虚栄心の合間に潜り込む思考は爪先から忍び寄り、嗤った。]
『 キミの聞いた“おはなし”を教えてよ。
今日は誰を仕合わせに仕立ててあげよう? 』*
(*33) 2015/05/28(Thu) 21時半頃
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[ オスカーは自分が知らないメルヤの一面でも知っているのだろうか>>182 気に入っているようには思えていたけれど、続く言葉がない限りはそれ以上尋ねることはしない。]
電話のコード。パルックさんの部屋やここの近くの電話のも全部鋏かナイフ…かな。人為的に切られてた。
[ 何処か素直にも思えるヨアヒムの反応には沈黙しつつ、周囲にも見せるよう腕を伸ばそうと、して、]
見ては、…ない、……けど。
[不意を突いた問いかけ>>181に一瞬言葉を詰まらせる。]
…雪鬼の仕業だって完全に信じた訳でも…ないけど、 昔からずる賢い奴は頭が回るって言うから、…それだけ。
(184) 2015/05/28(Thu) 21時半頃
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[ ヨアヒムの笑みの意味を理解したくない。 だが、続く言葉に鼻を鳴らす。]
あんたの言う通りかもしれない。 “知らないふり”をするのは狡賢さ、なんて。
でも、あんたがメルヤについて中途半端な理由で疑ってたのは忘れない。 俺にも同じことが言えるだろうけど、ね。…よく、覚えとくよ。
[その後だったか。 間に入るような声かけ>>197が聞こえたのは。 そちらに意識を逸らすのは早かった。
誰かを信じる? 真反対の行動に向けた視線は自然と重なっただろう。]
(211) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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ジリヤ、
[光を帯びる眼差しの真意は推し量れない。>>199 ただ、彼女の言葉に喉が詰まる。
大切な、幼馴染だ。 彼女がパルックのように命を途絶えさせたら?
それこそ“知らないふり”をしているんじゃないか。]
(212) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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[ そう。
“何も知らないふり”をしている。 ]
(*37) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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…俺も、ジリヤのことは、信じたいとは思ってる。
[だが、目の前にいる彼女は本当に俺の知っている彼女なんだろうか。
だってパルックの部屋の電話線を切れるなんて、限られた人物じゃないか。
自然、一度口を閉ざす。 ジリヤの言葉と表情>>200からは真意を伺えなかった。]
(213) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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[ 唐突に紛れ込む声はもうすっかりと耳に馴染んでいた。
周囲の喧騒が何処か遠くに聞こえる。 脳に直接語りかける音に瞬きをやめた。]
『 …そう。「先生」……? 』 あの人は“昔から勘が鋭いから”。
[ どうしようか。 「キミ」の望むままではあるけれど、その情報を知り得るのは、婦人が能力者だと知るのは、当人と先生と───キミだ。]
(*38) 2015/05/28(Thu) 23時半頃
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『 本物かどうかは分からないけれど、肌に触れただけで人かどうか見極めることのできる男もいいんじゃないかな。 』
[大衆の前で公言した男だ。 その分、失敗するリスクもかね揃えてはいるけれど。
意識がしっかりと附着する間際まで、鬼は嗤っていた。]
(*39) 2015/05/28(Thu) 23時半頃
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[憔悴仕切った声は弱々しい。 誰かを疑うばかりで、変に視線を集めてしまっただけに思える。
このままなら、遅かれ早かれ命を落とすのは、]
………情けないな。
[ケイトの反応に薄ら笑い。
地につく足は冷えてきている。 緊張によるものなのか、それとも雪鬼としての能力によるものなのかは分からなくなってきている。 ]
………『 先生にご挨拶に行こうか。 』
[答えてから、息が詰まったことを自覚した。]
(*40) 2015/05/28(Thu) 23時半頃
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ちが、…違う。 ジリヤ!
[何が違うと言うのだろう。
自分を信じたい、とそう告げてくれた人物に対して、一瞬でも疑いの目を向けてしまったなんて。]
………ちが、う。
[ 大切な幼馴染だから。
考えなしに呟いた言葉ではない。 信じたいのは本当だ。
言い切れなかったのは、]
(241) 2015/05/29(Fri) 00時頃
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[ ──────俺は雪鬼だから。 ]
(*41) 2015/05/29(Fri) 00時頃
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[ 追いかけようと踏み込んだ足は止まる。 視線はヴェスパタインが卓においた紙面>>228
ヴェスパタインが握る道具に目を見張りつつも、紙を一枚取る。 とある人物>>235へ一瞥したのは一瞬。
シルクハットへ突っ込めば、その場を後にする。 先生一人に汚れ役を押し付けるのも憚れたが、足は自然と離れていく姿>>223へと。]**
(242) 2015/05/29(Fri) 00時頃
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[ 追いかけた先にあるのは扉一枚。 たった一枚隔てた先にある扉をノックしようとした時だったか。
漏れ出る声>>244を耳にしたのは。 ジリヤがメルヤと具体的にどんな会話を交えていたかまでは、聞き及ばず勘違いする。 ]
ごめん、……ごめん。
[ かける言葉が見つからず、扉を撫でるだけに留める。
暫く扉の前にいたがそれ以上は声をかけず、私刑が行われる頃には戻るだろう。]**
(248) 2015/05/29(Fri) 00時半頃
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[ ケイトの声が聞こえる。
よく知った口調は、顔と顔を合わせていない筈なのに鮮明にその人を想像出来た。
だが、表情だけはうまく描けないのだ。
自分の知るケイトの顔は、泣き顔と、怒った顔と、澄ました顔だったから。]
………嘘つけ。 あんなに、泣いてた癖に。
[けれど、実の叔父の死に涙に暮れた姿を忘れやしない。
それさえも、もしかしたら嘘なのだとしても、]
(*44) 2015/05/29(Fri) 01時頃
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………、ごめん。 [また、自分の言葉がどういった意味を放つのか、自覚していても。
ここで“知らないふり”をするのは最後だ。]
(*45) 2015/05/29(Fri) 01時頃
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………アラン、アラン兄に、
あいにいこう。*
(*46) 2015/05/29(Fri) 01時頃
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