215 【誰歓】エンドローグ
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[ぶわあ、と顔が真っ赤になるのが、鏡を見ずともよくわかった。 頭が痛いくらいに顔が熱くて、咄嗟に言葉が出てこない。]
な、なに
[何の話ですか、人違いですよぉ、と誤魔化すことができれば良い、と何度も考えたはずだった。 そう考えるくらいには、こういうことが起きると、予測もしていたはずなのだ。
誰かにバレたらどうしよう。ああ、死んでしまいたい。 そんな危惧が、ただ現実になってしまっただけで。 相手を責めることができようか。ただただ、自業自得じゃないか。
梶の様子だとか、そんなものに気を配る余裕などあるはずもなく。 ただ、少しの間その場で硬直していただろうか。]
(19) nabe 2015/02/09(Mon) 21時頃
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―少し前・台所―
わたし、も、 わかんないです なんにも、知らないんです
[どういう話をすれば良いのか、どうやって輪に入っていけば良いのか。 何の工夫もしなかった。嘘をつこうとも、何も。 そうしてまで、人の中にいようと思えた千秋が、瑛美にとっては眩しい。]
慰めとか、ほんと、そんな 大丈夫なんです、悲しいわけじゃないんで
[改めて、首をブンブンと横に振る。 波も大方収まったようだから、とその場を後にした。>>12]
(21) nabe 2015/02/09(Mon) 21時半頃
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―現在―
[次々とかけられる言葉>>20が、身に突き刺さるようだった。 自分のことが好きか。違う、と反射的に否定してしまいたくなる。 確かに、自惚れたけど。煽てられて、単純に喜んだけれど。それしかなかったのだ。 もう、若さと性別くらいしか、相手にしてもらうために差し出せるものが。
もっとも、反論の余地などなく。]
…………
[黙りこんでしまったことを、相手がどう捉えたのかは知らないが、続いた台詞には黙っていられなかった。 勢い良く顔を上げる。咄嗟に、腕を掴んで引き留めようと、手をのばす。]
(24) nabe 2015/02/09(Mon) 22時頃
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い、言わないでください
[懇願するようにまっすぐ視線を送った。 彼のとても良い笑顔が刺さる。悔しい。自業自得なのに。だからこそ。
何してんだろうなあ、とかんがえるとまた何かが込み上げそうだった。 たった数年後に、こんなみっともないことしてるなんて、思ってなかった。]
おねがいします
[今度こそ溢さないようにと、ぐっと目に力を込める。 睨みつけたように、見えたかもしれないけれど。]
(25) nabe 2015/02/09(Mon) 22時頃
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あ、ちょっと――
[スタスタと歩み始めてしまう梶>>37を、慌てて追いかける。 その言葉を信用したわけではないが、これ以上何を言っても無駄だと、どこかで察していた。
さっきまでの、切なくも楽しい気分はどこへやら。 ――もっとも、これもまた、自業自得である。
不安げな表情を浮かべたまま、その後に続く。 向かうは台所。さて、他の者はもう集まっているのだろうか。*]
(40) nabe 2015/02/09(Mon) 23時半頃
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― 台所へ ―
[そう狭くもない施設。 梶の後をついていくようにしていれば、直に元いた場所へと帰し。 途中、下駄の音>>36と合流したやもしれないが。
少しの気まずさと、同行者への不安感をにじませて、ひょこりと顔を覗かせたのもつかの間。]
あ、もうはじまってるんですか
[中でカレーをよそう千秋や道化師、少女の姿に、するりとその輪に入り込んでゆく。 苦手だと感じたはずの女や、あまり関わりたくなかったはずの先輩の姿もそこにはあったが、不思議と対面当初のような萎縮感を覚えることはなかった。]
(41) nabe 2015/02/09(Mon) 23時半頃
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[さりげなく、梶の服の袖を引っ張って、給食係のようでさえある千秋の元へと歩み寄る。 野放しにするのも怖かったので、というのはまた、自分勝手で失礼な話だが。]
すみません、任せてしまって
[ぺこり、と千秋に向って頭を下げる。平然を装う。]
かわりましょうか ずっとよそう役だと、余計におなかすきません?
[返事を待ちつつ、集まった面々を見渡して。 既に食事をはじめている者も、食べる素振りを見せない者もいるようだが。 共に作業をしたピエロ>>42がまだ皿を持っていないことには、おや、と目を留めた。 彼には、後で声をかけるとして。]
あの、制服の女の子、まだ休んでるんですかね?
[見当たらない姿に思い至り、ぽつりと呟いた。]
(51) nabe 2015/02/10(Tue) 00時半頃
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はい、どうぞ
[するりと場所を入れ替わって>>67、お皿に適当な量をよそう。 その適当な量、というのがまた難しいのだけれど、他の皆の持っていたお皿を見て、こんなものかなあと。 梶や神鳥や五十嵐の分も盛りつけながら、当然のように、一旦はかわしたらしい>>42ピエロの分も。]
だって、ネイさん明らかお腹すかせてたじゃないですか
[ホールでの一幕を思い出しつつ。問答無用でそれなりの量を皿に盛る。 なんなら別室ででも、と言おうと思ったが、その必要もなかったらしく。>>74]
(76) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[横目でその様を見ながら、最後に自分の分も。 他者によそったのと比べて、随分と控えめなこれを要求するのが嫌だったのだ。 こっそり手早く用意して、するりとピエロの隣>>74を陣取る。彼を取り囲むように。>>75]
となり失礼します
[すちゃっとスプーンを構えて、手を合わせる。]
いただきます
[特に何かコメントすることもなかったし、 そうしたことに明確な理由を挙げることもできなかったが。 当然のようにスプーンを動かし始める。]
(77) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃
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ーーあ、ちょっと、
[剥がされた手>>83に、咄嗟に声を上げながらも、自分の行動を振り返って羞恥に頬が染まる。]
そっ、ゆーんじゃなくて! ……すみません
[するりとすり抜けて行った梶>>83に向けて、そんな叫びと。 自業自得に無礼を重ねたな、と辛うじて回る頭の片隅が消え入りそうな謝罪を押し出した。*]
(86) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃
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ー 現在 ー
さがす、って言ったって
[隣人に対し、思っていたような言葉の棘を飛ばすこともなく行われた突然の問題提起>>84に、思わず手を止め素っ頓狂な声を上げる。]
窓、割れませんでしたし 勝手口も、ダメだったんですよね 玄関も、あきそうになかったですよ
[ねー、とチャレンジした当人>>74を振り返る。 梶も、その場に居合わせたように思うが。 そんな疑問を表すように首を傾げる。]
(87) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃
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隠し扉でもあるんですかね
[怪しい所>>88、と言われて、力づくを一度試した身として思いついたのはそんな突拍子もないお話だったが。 出口を探すことに、異論はない。]
窓……2階、とか?
[首を傾げつつも、自分でよそった分を平らげて、ごちそうさまでしたと手を合わせる。 皿を片付けてしまおうと立ち上がりつつ、同じく食べ終わった様子の少女>>@5に、ふと声をかけた。]
あおいちゃん、は、探してたんだよね、出口 2階も、もう見た?
[こんな小さい子まで、と不憫に思ったことを思い出す。 家に帰りたかったのだろうと、思っていた。今も当然、そうなのだと。 出口を見つけようね、と、その思い込みを疑いもせずに、笑顔を向ける。]
(97) nabe 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[しばらくの間は、わけが分からなくて、きょとんと間抜けな顔をしていたと思う。]
……え、出口? でも、あの、あれって――
[開かなかったよね、と尋ねるように、再度隣を振り返って。 違うのは、今度はきっと表情が強張っていた。 ぞわり、と背を駆け上がる感覚が何なのかはかりかねて、空気が異様に冷たく感じる。
ただ、耳に響いたその音>>@6が、とてつもなく不吉に感じて、ぎこちなくまた少女の表情を窺い見た。]
なんで、あおいちゃんが、そんなこと
[声は恐らく震えたが、それをどうにかしようという余裕もまたなかった。 目の前に年下の女の子がひどく頼りのない声をあげるのに、フォローどころか、自分もまた、こみ上げる何かを抑えきれずにいる。 そのことが、どうしようもなく情けない。]
(98) nabe 2015/02/12(Thu) 00時頃
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[なんでそんなこと知ってるの、だとか、黙っていたって、とか。 聞きたいことは山ほどあったが、言葉を発するよりも前に、彼女の動き>>@8に体が反応した。]
――ま、って!
[タン、とローファーの固い踵が地面を蹴る。 前へと、身を乗り出すように。空気をかき分けてゆくように、前へ。
同じように動いた男>>101をはっきりと意識するのが早かったか、 なんにせよ、狭い建物の中での追いかけっこなど、そう続くものでもなく。>>@9]
(102) nabe 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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――あ、おいちゃん!
[いつの間にか、前には一人しかいなかった。追いかける必要もないほどに、距離は縮んでいた。 切羽詰まった叫びが込み上げた理由も分からぬままに、気付けば名を呼んでいた。
前に進むこともなく、彼女はそこにいる。 ものも言わず佇むその姿だ。その姿にこみ上げるものに、まだ名を付けられずにいる。]
あおいちゃん、
[どうして、と問いたいのは、他の何でもない。 出口について、この世界の勝手について、知っていた理由なんて、どうだって良い。 ――どうして、立ち止まってしまったの。どうして、ここまで来て、眩いひかりの、その目の前で。
同時に、思い出すのは、信ぴょう性の欠片もない言葉。 ――嗚呼、そのまま目を覚まさぬ人もまた、いるらしい。]
(107) nabe 2015/02/12(Thu) 01時半頃
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帰ろう、あおいちゃん
[手をのばす。その心細い腕を、捕まえてしまいたかった。 声も指も震えたが、そうしなければ、潰れてしまいそうだった。 わたしが。]
一緒に帰ろう 帰る場所、ないなら、わたしの家、きたらいいから 帰れるんでしょう、ここから……
[繰り返す声は、じわじわと震えに蝕まれるように形を失ってゆく。
嗚呼、知っているのだ。この光を、一目見たときから。 その意味を。ここに留まることの、指すところを。 機会は一度しか訪れない、ということも。]
(108) nabe 2015/02/12(Thu) 01時半頃
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[唇を噛みしめる。そうしないと、もうこらえ切れそうになかった。 ああ、かっこわるいな、年上なのに、お姉さんなのに。 さっきもそう思った。くだらない話だ。
どうしようもないのかな、とこの状況を思うと同時に、 そうなのだと、どうすることもできないのだと、応えるように気付いてしまう。 彼女はここの住人だ。これからも、きっと、変わることなく。
帰る場所がないのだ。それが、どういうことなのか。]
――どうして、
[最後に、どうしようもなくやるせない気持ちが、短い言葉になってこぼれ落ちた。 どうして、と問いたいことは山ほどあったが、続く言葉はないままに、今度は視線も落ちてゆく。
ぐ、と力を込めていないと、今にも泣きだしてしまいそうだった。 それ以上、言葉が音になることはなく、ただ、掌に力を込めた。ひし、としがみつくように。**]
(109) nabe 2015/02/12(Thu) 02時頃
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[するりと逃げていく腕>>@13を、咄嗟に引き留められなかった。 無理に追いかけたって、どうしようもないことだから。それは、やはり言い訳なのだろうか。 自分の力でどうにもならないことに、どう折り合いをつけていけば良いのだろう。
頑なにも思える言葉を紡ぐこの子は、一体どうしてこんなに気丈でいられるのか。
はじめて出会ったとき、かわいそうだ、と思った。 こんなに小さいのに、と。だから、きっと一緒に帰ろう、と。 それは結局の所、今もどこかに根付いていて、 こんなに小さいのに、ひとりで立ち続けている、そうしなければいけなかったこの子がかわいそうだ。]
こんなのって、
[ふつふつと湧き上がるのは、確かに憤りだった。 帰りたいと、彼女は言わなかった。 けれど、それを抜きにしたって、こんなのってない。 優しくなんてない。そのやり方に、無性に腹が立った。
掴んだ腕に、確かに温度はあったのだ。おいしそうにごはんを食べていた。 それなのに。それなのに。]
(129) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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――うるさい、
[今度こそ、吐かれた棘>>126を恐ろしいとは思わなかった。 けれど、ただ、何に対してかも分からずに、腹が立って仕方がない。 どうしようもなくて腹立たしくて、それでいて、滲むのは涙だ。]
うるさい、バカ、揚げ足ばっかりとって 忘れるもんか 帰ったって、忘れるわけないじゃないか、こんなの 一生、忘れるわけないじゃんか
[どれくらいの間、一緒にいたとか、後味がどうとか、深く考えちゃいなかった。 この感情にちゃんと経路や理由をつけて整理すれば、それが正解なのかもしれない。
けれど、そんなことはどうだって良いのだ。 ただ、悲しみが、怒りが、ぐらぐらと体の中をぐちゃぐちゃにしてしまうくらいに暴れて仕方がないのだ。 涙がこみ上げるのは、自分のためかもしれないが、 この悲しみも、怒りも、一緒に帰りたいと思ったことも、本当だ。
どうして彼は、そんなことも分からないのだろう。そのことに、憤慨する。]
(132) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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――わたし、残る 帰らない わたし、ここに残る
[それはきっと、売り言葉に買い言葉、そんなものだったけれど。 湿っぽい声で勢いのまま。言葉にした瞬間に、何かがぞわりと背中を駆け上がった。 帰らない。ここに残る。それが何を意味するか。 そういった実感のようなものが、ぞわりと背中を撫ぜた。]
(133) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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だってこんなの、
[刺さる視線と投げかけられた言葉たち>>135>>@17>>138>>141に、まっすぐに目を合わせることができなかった。 言葉が出てくることはなく、唇を噛み締めて、地面に視線を落とす。強く見る。 じわりと嫌な汗が滲んだ。わかってる。駄々をこねている。
――同情じゃない、と思いたい。言いたい。いや、そうなのだろうか。 それさえあやふやで、ただ、納得がいかなかった。この状況が、仕組みがいやだ。
ここに残ることが為になる、とは、どうしたって瑛美には思えなかった。誰にとっても。 でも、一緒に帰れない、という。帰らないという。 ああ、自分だけ帰るなんて、投げ出すみたいで、悔しいじゃないか。一緒に帰りたいと思ったのに。
多分、それだけだ。同情でさえない、こどもが駄々をこねているのとおんなじだ。それだけ。]
(142) nabe 2015/02/13(Fri) 01時半頃
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[後悔はする。何を選んだって、するのだと思う。>>141 ここを出てしまえば、残してきた者のことを考えて。 留まったって、帰りたいと。きっとみっともなく泣きわめく自分の姿が想像できてしまう。
欲深いのだ。あれもこれも、ベストじゃないからやになってしまう。 やんなっちゃうから、つまらぬ意地を張っているのだろう。 そこに折り合いを付けなければならないのだと、女の言葉>>138はそう解釈した。
惨い。なんで全部抱えていけないのだろう。かんぺきにハッピーが良いに決まってるのに。 ――あるものから選ぶ癖をつけろよ、と兄は言ったっけな。 つまりは、今瑛美が求められているのは、そういうことなのだろう。
それなら、わかりきってはいる。 勢いのままに宣言した途端、纏わりついた嫌な気配や、怖気づいて合わせることもできなかった目は。 それがどういうことなのか。後悔はしないのか。 ここに来て、何度"帰りたい"、と思ったか。
ゆっくりと口を開いて、言うのが精一杯だった。]
(143) nabe 2015/02/13(Fri) 02時頃
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……わたしは、あなたといっしょに、帰りたかった
[それが答え、と言ってしまうには、あまりに拙い言葉だけれど。 ぐず、と鼻をすする。
後悔をしていると、そう言える>>@18彼女はやはり強い。 これ以上、下手に口を開くとまた困らせてしまうばかりに思えて、ぐっと口を噤む。 情けないけれど、それがせいいっぱいのところだった。
同時に、思っていた。忘れない。何があっても、どれだけ長生きしても忘れない。 だって、これは悲劇>>134じゃない。そんな、安っぽい言葉じゃ済ませられない。 悲劇じゃないなら、何なのか。 そう探り始めた思考は、数秒もせぬ内に、とんでもない言葉>>135に引き戻され――]
(144) nabe 2015/02/13(Fri) 02時半頃
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な、なっ――……言わない、って、
[悲鳴のように、声がひっくり返る。 あまりに驚いて、顔が爆発しそうに熱いのと、心臓も破裂してしまいそうに早く打つのとを感じながら、それ以上なんとも言うことができなかった。 フリーズ。警戒しておけよ、と少し前の自分は念を押したはずなのに、あれやこれやですっかり忘れていた。 その反応こそが一番まずいと、うっすらと分かってはいたけれど、唖然とした表情を少しの間梶に向けていただろうか。**]
(145) nabe 2015/02/13(Fri) 02時半頃
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だって、分かんないんですもん 賢い反応なんて、やり方なんて、そんなの! ばかなんて、言われなくたって、わかってる……
[ずっと、賢くなんてある必要はなかった。 難しいことは何も考えなくたって、嘘やお世辞なんてなくたって、真っ直ぐであることが美徳だった。 きっと、ここに至るまでに、いろんなものを取りこぼしている。
パンクしそうなくらいに恥ずかしくて、消えてしまいたかった。 ひどい、とは思わなかった。知ってる。バカなのも、みっともないのも。 知ってるんだ。だから、騒ぎ立てないで欲しい。バレないように秘密にしていたい。 そう思っていてもどこかで、いつまでもそれが保たないことも察している。
彼は正しい。そのことがどうしようもなく身に沁みて痛い。]
(172) nabe 2015/02/13(Fri) 23時頃
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[向けられる視線や言葉>>154が、なんだか予想していた通りで。 顔を上げた。目が合った気がした。弱っちい、かわいそうな子を見る目に思えた。 こうなるのを知っていた。かなしい、と思ったが、自業自得なのでそう思う資格もないかもしれない。 ふい、と視線を逸らす。
梶の言葉>>153は、もう叫びのようだった。切実な声。 ちがう、と反射的に返す声が掠れた。]
ちゃんと、居場所があったら、あんなことしてない 自分の、自分だけの居場所なんて、
[麻痺したような頭の片隅で、寂しかったのかな、と思う。 彼も寂しかったのかな。自分に居場所がないこと。 どこかに、ちゃんとぴったりはまる場所が欲しかったのだろうか。 それが見つからない世界を、もう嫌いになってしまったのかな。
たぶんそのときはじめて、彼が生身の、同年代のひとりの男の子に見えた。]
(174) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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そんなもの、実感できてたら、きっとここにいない
[自分で言葉にして、今までで一番すとんと胸に落ちた。 どうしてこんなところにいるんだろう。どうしてわたしたちだったのか。 彼らのことを深く知っているわけでもなく、これからもきっと知ることはないけれど、なんとなく、そう思う。
もう、あとはきっと、それでもあの世界に期待できるか、とか。]
(175) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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[そう言ってから、聞こえた言葉>>164に、体を支配していた感傷や悲観が抜けていくようだった。
ああ、これから作れば良いのか。作れるかな。作れると良いな。 そう思えてしまう。そんな希望を抱いてしまう内は、きっとまだ大丈夫だ、と。
生きていける、と思ってしまう自分の甘さを、もう少しだけ大目に見てやりたい。 次はきっと、同じ間違いを繰り返したりはしないから。]
……なんか、最後にカッコ良いの、ずるいなあ
[照れ隠しのように笑う。誤魔化すように言った言葉は、深く考えたわけでもなかった。 自分に向けられた言葉ではないと分かっていたって、背中を押されたようで。 なんとかできるかなあと、思わせてしまったのは、彼の言葉>>164だったので。
その声が自分に向けられたこと>>169への動揺に、背が跳ねた。]
(184) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃
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[じわじわと、顔に熱がのぼっていくのがよく分かる。 ――ああ、君まで赤くならないで>>169くれ、意識してしまうじゃないか!
しまいには、プスプスと煙でも立ち上るんじゃないかと自分で思うくらいに、熱かった。 叫び出したい気持ちを堪えて、これまでの人生にないくらいに考えて、考えに考えてから、ゆっくりと口を開いた。]
わたし、相当に、ばかでどうしようもないですけど、 たぶん千秋さんが思っている以上に
[卑下が先に出てきたのは、きっと空っぽ人間の性だ。けれど、]
でも、ちゃんと、居場所、作れるように、がんばろうって思えたんです だから、その、また、会いたいんです 次こそ、ちゃんと胸を張って会いに行きます
――なので、また今度、って言っても良いですか
[勢い込んだが、やはり、声はしぼんでいくようで。 ああ、慣れないのだ、こういうのは。 それでも、赤い顔を上げて、今度こそちゃんと真っ直ぐに視線を向けた。*]
(188) nabe 2015/02/14(Sat) 00時頃
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― 扉の前 ―
[凛として、という言葉が、とても好きだった。 それは、身を正すことを、手足の運び方を、纏う空気を、全てを指して。 凛と、背を張って、声も張る。あの頃、後悔を知らなかったのは、きっと自信に満ちていたからだ。
この身を満たしていたものをすべて投げ捨ててしまった今、自分はこれから山ほどの後悔を知るのだろうが、 それも悪くはないだろう。これまでに知らなかった分も、色々なものに触れて、思い悩めば。
一歩、踏み出せばそこは、白く眩く、冷たい世界。 これから、何が待ち受けているのだろう。過ちの精算だって、しなくちゃいけない。
きっと大変だ。しんどいだろうなあと思う。
だからこそ、真っ直ぐに立て。視線は遠く、先を見よ。 何にも挫けぬよう、背筋を凛と張って、振り返ることなく。 眩い光の中へ、一歩踏み出した。**]
(199) nabe 2015/02/14(Sat) 00時頃
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