194 花籠遊里
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[また、宵闇がやってくる
蝶が舞い蜜を啜るこの時間。されど昨日までの穏やかな雰囲気からかけ離れた憂鬱な気を纏い、部屋で小さく溜息を吐いていた 思い出すのは昨日のこと。友に見られたというだけで狼狽し、砕けてしまった鏡面
割れたものを拾い上げて繋げても、はて戻るものなのだろうかこれは――……そんな折、人づてに告げられた言葉にああやはりとほろ苦く笑った]
咲いた花はいつか散る。道理ですね [穏やかな表情、造りそう言付けた者に微笑めば、当てもなく廊下をゆらりと歩み始めた]
(3) 2014/09/17(Wed) 02時半頃
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[暁が宵闇切り裂く頃、花主が白の紙吹雪を花に降り注がせた後――東雲の空から昇った太陽が中天の陽になった頃、ようやく割れた鏡は目を覚ます
虚空を見つめ瞼を下ろした友>>1:277、其の身を清め別れた後、逢いに行く事が中々できずにいた 見ないでほしいと願った。自分が狂い咲き乱れる姿など。それは友も同じだったかどうか、それはわからない
暫し無心に琴の音奏でていれば、花主の使いだろうか禿の背格好の花見習いが花主の言葉を伝える。曰く――]
(*3) 2014/09/17(Wed) 03時頃
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鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ
(*4) 2014/09/17(Wed) 03時頃
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[……と]
[然様でございますか。そう返す言葉はか細く途切れ途切れだったろうか ほろ苦く笑いながらもその前に、一目友にあいたかった 当てもなくふらりふらり宵闇迫る冷たい廊下を歩く 友の部屋へ行くまではできたもののその襖を開けるのはどうしても躊躇われ、一輪の勿忘草の押し花の栞をそこに挟んで踵を返した
逢いたいのに逢いたくない 忘れられたくないのか、否、忘れてほしいのか 嗚呼今宵も夜が来る。また花は乱れ咲き狂うのだろう
明日には下町の娼館に払い下げられる身、こんな身で面と向かって逢う勇気が、持てなかった]
(*5) 2014/09/17(Wed) 03時頃
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[気も漫ろに館の中を歩いて居れば、綴りは違うが鈴の名を持つ揚羽蝶が館の中を歩いている>>23 櫻子に逢いにきたのだろうか、それとも他の花を見に来たのだろうか
淡藤、吾亦紅、八重桜そして朧月 色とりどり百花繚乱に咲き乱れる花々
明朝にはもう、自分にとって幻になる光景 蝶には笑顔で応対するものであれ、と教わっているものの何故か話しかけられそうになく それはどこか幸せそうに見えたからだろうか
眩しい夕日を見つめる様にひらり舞う揚羽蝶を眺めていた]
(30) 2014/09/17(Wed) 20時頃
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ああ、ベルさんこんばんは。
[声をかけられ>>35藤之助であってますよ、と微笑み返せば他意なく尋ねられた言葉にビクリと身体を震わせる 気まずさで逢いたくても逢えないなんて。云うのも気が引けてしまい思わず苦笑が浮かぶ]
少しばかり1人で散歩したくて。
[口を衝いて出たのは無難な言葉、でも少し、本の僅か袂で隠した手の指が震えていたろうか]
(38) 2014/09/17(Wed) 20時半頃
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[またお話ししよう、という言葉に一瞬ひきつる顔>>40割れた破片を掻き集め、笑みを形作れば]
ええ、またいつか。
[上手く笑えていたろうか。ひらりと他の花を求め立ち去ろうとする蝶はどうやら赤い花を見つけたらしい ならばと彼が飛び去った方向とは反対方向へと歩みを進める
どこか秋風は冷たさを増していて。それは気のせいだったか、どうか]
(44) 2014/09/17(Wed) 21時頃
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[夕空晴れて秋風が吹き、月影が落ちればやがて鈴虫が鳴くのだろう庭を廊下の窓から眺める そこにはまだ櫻子>>56は居ただろうか 今宵限りでこの場所を去る、その事を誰にも告げられず――友にすら告げられず。
今宵も何処かで蝶は舞い、花に留って蜜を啜るのだろう 明日から1つ、花は無くなれどまた新たに花は追加される 禿の子ももうすぐ水揚げ、自分が面倒をみた子なのに自分には似ず笑顔が可愛く誰にでも好かれるであろう仔を思い浮かべれれば、何処か穏やかな笑みの中に寂寥が混じる
束ねた黒髪が窓の外から吹く秋風に揺られつつ、廊下を歩くは今は独り]
(58) 2014/09/17(Wed) 22時頃
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ああ、シーシャさん。
[声をかけられ振り向けば、そこには銀の蝶が居た>>59。無理に笑みを浮かべようとするもどうやら顔色が悪い事を揶揄する所を見れば随分と自分はひどい顔をしているようだ
花主に勧められた、というのはきっと最後に稼がせた後放り出す為だろう こんな割れ物、買う蝶などいやしまいにと勧めた花主を恨みつつ、勧められた蝶に申し訳なさそうに苦笑しつつ口を拓く]
すみません、少しばかり考え事をしていまして。 …あ、頂きます。
[1本、差しだされた煙草は昨日咥えた苦いモノ でもいまはその苦みが恋しくて、差しだされるままに受け取り口に咥えた 火をつけて居ないままフィルタを噛めば、渋みと苦みが口の中に広がって。それが何だか昨日までの様々な事を思い出すきっかけとなり、思わず童心に帰った様にくすくす笑ってしまった]
(61) 2014/09/17(Wed) 22時頃
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……?櫻子君?
[ふと呼びかけられた様な気がして優しい櫻の花を探すも、声はすれど姿は見えず>>62、されど薄桃色のリボンが黒衣の蝶の後ろからひらひら花弁の様に見えていました
しがみ付く姿は、もしかしてこちらが声をかけてしまえばお邪魔になってしまうかな?と考えて 気付かぬふりをする事にしたのでした]
(66) 2014/09/17(Wed) 22時半頃
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悪質……まぁ、変わった方ではございましたね。
[男>>72に言葉に苦笑をひとつ。自分の鏡がいとも容易く壊れてしまったのを思い出せばそれを吐息とともに吐き出した
彼の眉尻下げて笑む姿はどこか穏やかな気がして、幾分か気分が向上する。煙草の苦みとその笑顔との対比は何とも不思議な感じを抱かせた
と、どうやら櫻の蜜にどうやら蝶は目ざとく気付いた様子。此方の腰と手を掴み櫻とそれに寄り添う蝶へと手を振らせる仕草に一瞬目を丸くするも]
ふふ、ありがとうございます。
[と、どこか嬉しげに礼を言った 花の周りに蝶がいる。それならば行かない方がいい、話しかけぬ方がいいと常に一歩引いてしまう自分としては、多少強引にでもこうしてくれるのはありがたかった。その声音と嬉しそうな様子は素のものであったろう 同じ蝶へ煙を吹きかける真似事をしたのは縄張りを誇示するようなものだろうか、それともただの戯れか。薫る煙草の煙にうっそり目を細めた]
(77) 2014/09/17(Wed) 23時頃
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藤之助は、櫻子に話の続きを促した。
2014/09/17(Wed) 23時頃
藤之助は、シーシャに話の続きを促した。
2014/09/17(Wed) 23時頃
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ええ。先達の花が後輩の花を指導するのがこの廓のしきたりでして。 昔はよく…朧や櫻子さんにお世話になったものです。 [友の名を出すとき、一瞬声に詰まったがそれを押し込めて蝶の言葉>>83に相槌を打つ 火をやる、と顎をそちらの方へと向かせられ、先端同士で触れあえばやがて穏やかな橙の焔が自分の咥えた煙草に宿る]
あ、ありがとうございま…けほっ
[少しせき込んだ後ふと顔を向ければ瞳があって 思わず素の表情を多く見せたことを恥ずかしく思い視線を逸らそうとする と、手を掴まれているのに気づいて何処かおろおろした様子となり さらり、と黒髪が揺れた]
(87) 2014/09/17(Wed) 23時半頃
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[男の手>>89で黒の糸が耳に掛かれば何処かきょとんとした顔が現れたろうか 頬を包み込む手はしなやかなれど何処か熱い。それは煙草を先程まで吸っていたせいか、それとも体温が高いのか、それとも――自分が、冷え切っているからか]
……それは、仰るとおりですが……
[確かに経験はあるし閨を男と共にしたことなど数え切れぬ。唯それは心を押し殺し鏡の様に振舞っていた頃のことで。素の自分が出てしまっている今、照れと戸惑いを隠せずにいた それが気に入らなかったのか、それとも。 顔を引き寄せる蝶の銀の髪が額に掛かり、その奥の瞳が近くなる
どうなさいました、と告げようとすれば 彼の口から漂う煙ごと、その言葉は呑み込まれて]
……んっ
[肺腑に沁み込む煙は、何処かほろ苦くも酩酊感を齎す。頬に朱は差せど身体に沁み込んだ習性そのままに蝶の舌を己のもので絡めとり、熱を共有しようと角度を変えて吸いつく
背後の友に、きづかぬままに]
(95) 2014/09/18(Thu) 00時頃
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藤之助は、亀吉に話の続きを促した。
2014/09/18(Thu) 01時半頃
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……ぁ。
[銀の蝶からの口吸い>>128を享受して。顔を離せば互いの口と口との間に銀の橋がかかったろうか。 花房を垂らし、笑もうとすれば――一番、聞きたくなかった名をその銀の蝶が叫ぶ
もしかして、と振り向けば立ち去ろうとしている朧がいて。其の背を見れば何故か胸が痛んだ
指導しておけと此方の腕を掴んで彼の元へ送り届けようとする蝶 買う気が失せる、それはそうだろう。割れた鏡など誰も欲しがりはしない 脳裏に花主からの伝言が鳴り響く
――鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ、と
ならば今の自分はその腕掴む蝶も眼前の朧月をも傷つけ膿ませるのだろうか おやめ下さい、と小さく云うもどうやら対面するまでは離してくれそうになく
面と向かい合わせになったのを確認すれば、銀の蝶はひらりとその場を去ったろうか]
(145) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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[面と向かい合わせ、とはいえど彼が此方を向いたかどうかは分からない
背を向けたままだったかもしれないし、対面していても視線は合わせてくれなかったやもしれぬ さらりと焦げ茶の髪が夜風に揺れる 今宵も蝶は舞うのだろうか。色鮮やかな花の上に だとすれば今宵この月を割れた鏡で蝶から覆い隠してしまったのかもしれない
明日には逢えなくなる月 友と呼んでもらえる資格ももう無くなる 下町の娼館に払い下げられる]
――朧
[小さく、友の名を呼ぶ その声はきっと不安と、哀愁に満ちていたろうか 下町の娼館はここほど甘くない 金を返せなければ薬漬けにしても、日に何度客をとらせてもいいとばかりに無体を強いるらしいと噂に聞いた ならば最後に彼に覚えていてもらえるなら綺麗な笑顔のままの自分で居たい 忘れてもらえるなら、酷く醜い藤のままで居たい]
(*47) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[だから、今から云うのは凄く身勝手な願いであるとわかっていた 栞の花言葉に込めた願いが本当のものであると、悟ってほしくなかった]
私の事は、忘れて下さい
[忘れないで。ずっと友として傍にいたかった]
――――月と藤とでは、住む世界が違ったんです。
[貴方の年期が明けるのを、共に祝いたかった]
貴方もそう、思うでしょう?
[お願いそう思うなんて云わないで]
(*48) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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だから、私の事など、いなかったとお思い下さい。 根腐れする花など――最初からいなかったのですよ。
[囁き落としてくるりと踵を返す 彼に最後向けたのは、極上の笑みだった 踵を返した後、頬を伝い零れ落ちる雫は見ないふりをして]
では蝶が呼んでおりますので、これにて。
[さようなら、と泣きそうな色を帯びて小さく呟いた声は、彼の耳に届いたろうか]
(*49) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[蝶の声を背越しに聞く>>153 気が向けば地下へと誘う声音。少しだけ揺れる瞳でその声の主振りかえれば黒衣に包まれた背がそこにあった
ぺこりとお辞儀し、その気遣いに感謝する そして友と向き合った後>>156 ――二言三言、囁いた]
(157) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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――ああそれとも。 "また一緒に"向かわれますか?
[問う声は、震えていないと信じたい 着物の袖を握る手は、酷く冷たい]
(*50) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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[言いたいことはそれだけか?という言葉>>*51 違う、と咄嗟にでかかったものを飲み込んで 嗚呼振り向きたいのに泣きぬれた顔では振りむけない]
……――
[一瞬、最後の言葉>>*52に歩みは止まる でも覚えておいてほしいのは、こんな泣き顔じゃない
心を切り裂く言葉には背を向けて、振り返らずに歩もう 月を陰らす雲であってはならないと、唇を血が出るほど噛みしめて やがて曲がり角に差し掛かればがくり、と崩れ落ちて嗚咽を零す]
(*54) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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……私、だって 貴方の事を唯一無二の友と……っ朧―――
[ぱたぱたと涙が転がり落ちる 藤の着物は、濡れにぞ濡れて 本当は其の背を、追いかけてほしかったなんて、言えない]
(*55) 2014/09/18(Thu) 23時頃
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[友と別れた後白の着物に袖通し、白梅の香りに身を包めばすっくと立ち上がり]
……。
[鏡台をひと撫ですれば地下へと降り立つだろう 砕け散った鏡でも、一夜の慰めにはなれるだろうと 地下へと降り立てばさて銀の蝶はいたか、どうか 遅くに来たから、もしかしたら他の花を探して移ろい歩いているかもしれないが
そっと、地下の扉を開いた]
(169) 2014/09/18(Thu) 23時半頃
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[手を招き誘う銀の蝶>>172 どの籠にも近くないその場所で、ゆるりと煙が細くたな引いている]
お待たせして申し訳ありません、シーシャ様。
[大手を広げて迎えたその意図は何だろうか。 悩むも何時もの様に、と笑みを湛えて真向かいに座り、そっと彼の頬と胸へと手を伸ばす その手は夕刻の冷たさより多少温かかったろうか
そのまま抱きついたり、しな垂れるのも考えたものの、その煙の香に少しばかり心惹かれ、無意識に指が触れようとするは彼の唇]
(180) 2014/09/19(Fri) 00時頃
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[苦笑いを罅割れた鏡面は映す リップ音が牢の中に響けば其の唇に尚も、指を這わして]
……欲しいモノ、ですか
[銀蝶の言葉に黒の瞳が揺れる。彼の言うとおりだった。言いたい事を全て呑み込み、結局出来るのは鏡の破片で傷つけるだけ 辛気臭いという言葉には此方も苦笑を。何だか自分達は鏡のように似ているな、なんて考えながら
欲しいモノは何かと尋ねる言葉と共に唇拓くは煙の香りと温かな舌 ならばとその熱絡めとり、歯列をなぞった後一度唇離して]
私の言葉をお聞きになりたいのですか? それは鏡の破片が擦れるくらいに醜悪なものであるかも知れませんのに。 でもそうですね、もし欲しいモノがあるとすれば――
その煙に酔わせて下さいますか?
[そう、告げて再び唇合わせようかと]
(189) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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ー回想・そして今ー [幼い頃の自分は、とかく元気だったという 雪山の麓に生まれた自分は、他の兄弟姉妹と同じく白い肌と黒い髪をしていた。しかし冬が厳しい場所で暮らして居れば、金子も食べ物も足りなくなるのは世の常……親はいくばくかの小金と引き換えに、子の一人を売り渡した
売り渡す際に藤色の髪留めで子の髪をひとつに束ねた母親は、子供にこう告げた]
――鏡でありなさい。人の心を映す鏡 そうすれば傷つくことも何もない――
[子供はその言葉を覚えていた 花主に連れられ雪の峠を越えて花籠に来た時も。その時結んでいた髪留めの色から藤と呼ばれるようになった時にも鏡であり続けた。客の、先輩花の、花主の。望む鏡花であり続けた
そんな鏡の面が細波揺らめく様になったのはいつ頃だろうか それは初めての友ができた時からだと思い至る 月の様に美しい横顔、月光の様に柔らかく笑む姿がまこと麗しい人。どこか人づきあいが不器用そうに見えるが後輩の花にも親切で優しい人 その先輩花に懐き、心開いて。いつの間にか互いに友と呼ぶようになっていた。それが幸せだった]
(*58) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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[いつか年期が明けたら自分の故郷を見てみないか?なんて尋ねたこともあったろうか。雪山にかかる月が、それは見事に輝いているのだと
そういえば、母はあの言葉の――鏡の様であれという言葉の後、何かを云っていた ああそれは何だったっけ
今宵の客は煙草の煙が薫る蝶。自分の花としての最後の客 明日には下町の陰間として払い下げられる身。銀蝶の揶揄には苦笑しか零せない。何せ最後の最後まで自分の心の声は、友に言えなかったのだから]
――鏡でありなさい。人の心を映す鏡 そうすれば傷つくことも何もない――でもね
[月の光が地下牢に届く 今宵朧月は見えるだろうか。無意識に虚空に手を伸ばす 月を欲しがり泣く子供ではない。そんな無邪気な季節は過ぎ去った そんな折、別れ際に聞いた母の声が蘇る]
でもね――自分の心に嘘をつけば 嘘で割れた鏡の破片は相手も自分も傷つけるのよ――
[思い出した時には、既に――遅かった*]
(*59) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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私は鏡――その鏡面に映しだすのは貴方の心も身体も 物好きな鏡に一夜の酔いを与えて下さいませぬか? 望みは、それだけ。
[鏡に向かって、自分自身を揶揄する様な口調でそう告げる銀の蝶>>193その瞳を凪いだ瞳で覗きこめばそこに居たのは何だったろうか
布団になだれ込み、抉る様に探る様に深く何度も口角変えて口付けられればくぐもった声を出す 溺れたいと願う様な性急な手に、それは自分も同じとばかりに暴く男の背に腕を回す
中を傷つけぬための香油すら要らぬとばかりに蝶の耳元で囁くは迅く、と 告げる声音は色を帯び、言葉の後にそっと耳朶を食んだ]
(196) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[煙草の香りはいつも彼から薫る刻み煙草のモノとは違うが一時溺れ忘れ去るには十分な刹那の香り
黒衣の背越しに見上げる月 せめて雲に隠れぬ様にと、懇願するように見つめるも――やがてそれは雲に隠れて見えなくなって
一筋、涙が零れ落ちた]
(*60) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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――いいえ。泣きはしませぬよ。
[耳元で優しく響く貴方の声にこそ、泣きそうにはなるけれどと彼の囁く声にそう応える>>203 むしろ壊れる位に溺れさせてほしいと背に回した腕に力を込めた ふわりと薫る煙草の香り。それがつかの間、何もかも忘れさせて与えられる熱に揺蕩わせてくれるとばかりに
前戯など要らないと、はやくその熱さをと藤の花が花房震わせ冀う 鏡が映すは銀の蝶。その悲哀も奥に隠された優しさも何もかもと]
泣きたいのなら、貴方様こそ泣いて宜しいのですよ。シーシャ様。
[彼にそう告げれば口付け1つ やがて分け入ってきた灼熱に嬌声洩らし、煙の香りとその熱さに溺れたろう 夜は、更けてゆく――*]
(208) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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―早朝― [裏口から下町の花屋に引き渡される割れた鏡の花一輪 花籠に戻ることはもう、ない*]
(*68) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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