159 せかいのおわるひに。
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[お兄ちゃんの事を聞かれた。 どんな人?と聞かれて、私はうーんと考える。 それがキャサリンにとって、当たり障りのない話題だったなんて考えない]
お兄ちゃんは、二つ年上でね。 穏やかで、優しい人だよ。 声の調子とか、気配に敏感でね。 隠し事、できないんだ。
[そんな話をした。 お兄ちゃんの話をすると、マフラーの下で口元が緩んでしまう]
(3) 2014/01/20(Mon) 00時半頃
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そんなの、わからないよ。
[なんだと思ってたの、という言葉に、まさか死体かと思ったなんて言えない。>>1:96 いくら私でも、それくらいの空気は読める]
え?そうだったの。 私、全然知らなかった。
[私も誘おうという話は出てた。そのことに、とても驚いた。 私の知ってるクラスメートの会話は、休み時間に小耳に挟むだけのレベル。 だから知らないことだっていっぱいあるはずなのは当たり前のことなんだけど、まさか私をそんなことに誘おうという話が出てたなんて、全然思わなかった。 顔と名前しか知らないような、クラスメートたちの顔を思い浮かべる。 みんないい人だったんだね。友達でもない私を誘おうか、なんて思ってくれるくらいに]
(5) 2014/01/20(Mon) 00時半頃
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ん?消しちゃうの?
[ちょっとトーンダウンしたキャサリンの言葉の中で、その言葉が一番引っかかった。>>1:97 どっちみち、今日消えてしまうのに。 きっと、大事な思い出だろうに。 その前に、キャサリンは消してしまうつもりらしい]
あのね、世界、終わっちゃうんだからさ。 好きなことしていいんだよ。 自由に、好きなことしたらいいんだ。 だから、謝らなくていいんだよ。
[少なくとも私はそうしてる。 我慢させられることから解放されて、今日は好き勝手にしてる。 キャサリンは、どうやら不幸せだったらしい。 明言はしなかったけど、私の質問に黙り込んだのは、たぶんそういうことなんだと思う。>1:93 だから、キャサリンだって、今日は好き勝手にしたらいいんだ]
(7) 2014/01/20(Mon) 00時半頃
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どうかな。 タイムカプセルを掘り返すのが、面白いことかは、わからないけど。 キャサリンがそういうこと考える人なんだって知れたのは、結構面白いよ。
[それは別に、気を使ったわけじゃない。 タイムカプセルを掘り返して消してしまおうとしているキャサリンの発想は、私にはないものでなんだか新鮮だった]
(8) 2014/01/20(Mon) 00時半頃
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優先順位なんて、人それぞれだからね。
[答えの出ない疑問は、軽く頭を振って追い出した。気遣うように私の名前を読んだキャサリンにはなんでもないよ、と小さく返す。 タイムカプセルを気にかけてやってきたのは、キャサリンだけみたいだった。そのことに、キャサリンは少しショックを受けているみたいに見える。 慰めの言葉なんて浮かばなかったから、私は淡々と事実を言った。 最後の日。何を大切に思うかなんて、人それぞれだ]
うん、さっさとやっちゃおう。
[頷いて、私も地面にショベルを突き刺した]
(11) 2014/01/20(Mon) 01時頃
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[タイムカプセルのことを考える。 もし誘われていたら、どうしただろう。私は何を入れたかな。大事なもの。思い出になるもの。未来に持っていきたいもの。まさかお兄ちゃんを入れるわけにもいかないし。 開けるのは10年後の予定だったっけ。 10年後。28歳になった私は、両親の言う「将来」というのを生きてたんだろうか。 その頃には、もう私は、我慢しなくてもよくなってたんだろうか。 もうわからない、未来の話]
大事な思い出なんでしょ? 隕石に消されちゃうくらいなら、自分で消しちゃえっていうのは、なんとなく、わかるような気もする。
[変かな、というキャサリンに、私は首を横に振った]
(40) 2014/01/20(Mon) 01時半頃
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うん、人目を気にして我慢してる場合じゃないよ。 私たち、もう後悔する時間だって、ないんだからさ。
[変なとこを見られちゃっても、目撃者も、私たちも、どうせもうじき消えてしまう。 我慢して後悔するくらいなら、変なとこを見られて後悔する方が、きっとずっとまし]
うん、好きなことしたらいい。
[コートの下はスカートをはいてる。足はブーツだ。 穴掘りには全然向いてない格好で、それでもシャベルを地面にざくざくと突き刺して、掘り返す。 世界が終わる日に、こんな格好で、キャサリンに付き合って穴掘りをしている私も、きっととても変だ]
(41) 2014/01/20(Mon) 02時頃
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いろいろ考えて生きてる、か。 そりゃそうだよね……。
[当たり前のことなんだけど、私は人と深く関わってこなかったから。そんな機会、なかったから。 ほかの人の、自分にはない考え方に触れるのは、なんだか新鮮で。 今までそんな機会すら失ってきたのかと思うと、もったいないなと思う。 やってみたくて、だけどできないことがいっぱいだったけど、それでも初めて手に入れた自由で、私は新しいことをたくさん知っていく]
本か。 本、好きなんだ?
[近所には、作家のフランクさんが住んでいる。 お兄ちゃんと仲がよくて、私にも親切な人。 だけどお兄ちゃんが、フランクさんには私には見せてくれないような表情を向けたのを見たことがあるから、ちょっとジェラシー]
(43) 2014/01/20(Mon) 02時頃
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お兄ちゃん?
[そんなことを考えていたら、キャサリンがお兄ちゃんのことを話題に出したから、思わず地面を掘り返す手を止めた]
お兄ちゃんね。 ちょっと、どこにいるか、わからないんだけど。 この後、探しに行くつもりなんだ。 会いに行くって約束したから。 ……一緒に、行く?
[手が止まってしまったことに気づいて、またざくざくと掘り返しながら、キャサリンに聞いてみた。 会ってみたいって言われても、今日を逃したらもうそんな機会は、二度とないんだし。 我慢しなくていい、好きにしたらいいって言ったのは、私だから]
(44) 2014/01/20(Mon) 02時頃
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自分で書いた、話。
[タイムカプセルを見つける前に、キャサリンの入れた物の正体を聞いてしまった。 学生時代に書いた、未完の原稿。それって]
それ、10年後に見つけたら、黒歴史になってたんじゃない?
[思わずそんなことを言ってしまった。我ながらちょっと非情だったかもしれない]
でも、好きなんだ、本。 自分で書くくらい。 キャサリンは、作家になりたかった……?
[もう叶わない将来の夢。 だけど、それでもなんだかうらやましかった。 私は、「将来」というもののためにひたすら勉強させられてたけど、具体的なビジョンなんて全然なかったから。 将来の夢なんて、なかったから]
(53) 2014/01/20(Mon) 02時半頃
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大丈夫? 私、やろうか?
[世界がこんなことになる前、記憶の最後のキャサリンは入院中だった。 今もなんだかよろよろしている。 思わずそんな声をかけたけど、キャサリンに穴掘りをやめる気はなさそうだった。 やめる気がないなら、やればいい。どうせ体力を温存したって、体調を大事にしたって、今日ですべてが終わってしまう]
うん。わかった。じゃあ一緒に行こう。
[勢い込むキャサリンに頷いて、じゃあさっさと掘り返してしまわなきゃね、とシャベルを地面に突き刺そうとしたら]
あ、見つかったの?
[シャベルを横に転がすと、穴を覗き込んだ。 やっぱり取り出すのは、キャサリンやりたいよね。 キャサリンがタイムカプセルを取り出すのを、見学することにした**]
(54) 2014/01/20(Mon) 02時半頃
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読んでみたいな。
[黒歴史呼ばわりしたあとで、読んでみたい。 我ながらちょっと酷い気がしないでもないけど、読んでみたいものは読んでみたい。 だって私は我慢することはやめたんだから。思ったことは口にするんだ。 キャサリンが、どんな文章を書くのか、読んでみたいと思ったんだから仕方ない]
……そっか。
[もちろん、とキャサリンは言う。>>60 将来の夢があったことを、もちろんだって。当たり前だって。 だけど、私にはそんなもの、なかった。 当たり前のものを、私は持ってなかったんだな]
(70) 2014/01/20(Mon) 14時半頃
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[取り出したタイムカプセル。初めて見るそれをしげしげと眺めた。 開けるよ、というキャサリンに向かってこっくり頷く。 キャサリンの後ろから、開いた蓋の中を覗き込んだ]
……おー。
[クラスメイトたちが、未来へ持っていこうとした色々なもの。 それは手紙だったり、写真だったり、小物だったり、本当にさまざまで]
キャサリンの原稿は、どれ?
[部外者の私が手を出すのははばかられる。キャサリンの後ろから覗き込んだまま。 どうやってこれを消すつもりなんだろう。手っ取り早い方法は、燃やすことだけど。 燃やす。そう、燃やすのもいいかもね。どうせなら、この学校丸ごと、とかさ。 ああ、でも延焼する可能性もある……というか、その可能性の方が高いだろうし、やっぱりそれは危なすぎるか。
笑い声が聞こえたかもしれない。>>63 でも、私は全然気にしなかった。 何かが割れる音、クラクションの音、叫び声。 さまざまな音に慣れきった私の耳は、今更笑い声後時に反応しなかった**]
(71) 2014/01/20(Mon) 14時半頃
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いいの?
[正直、駄目って言われると思ってた。あっさりと差し出された封筒に、思わず瞬きをして、封筒とキャサリンの顔を見比べた]
ありがとう。
[お礼を言って受け取って、手を洗ってくるというキャサリンに頷く。 隕石に消される前に、消すんだって言ってた。だったら、私がたぶん、最後の読者になる。ほかに読んだ人がいたのかは知らない。 キャサリンの将来の夢だったもの。 時間は、あまりない。だけど、私は読むのが早い方だ。 早速封筒を開けて、読むことにした]
(75) 2014/01/20(Mon) 21時頃
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[本は割と好きだった。だけど、私の読書量はあまり多くない。 昔は、塾の行き帰り、電車の中やバスの中で本を読んだものだけど、だんだんとそんな時間ですら、読むものは参考書になってしまった。 最後に本を読んだのはいつだっけ。夏休みの読書感想文の時だったかもしれない。
原稿は、あまり長くなかった。 冒険者と悪者の戦いのストーリー。>>51 主人公二人が出会った直後にいきなりボス戦。>>76 しかも未完。 割とすぐに読み終わった。 色々無理があるということは、素人の私にだってわかる。 だけど、なんというか、勢いがあった。そりゃ、出会った直後にボス戦なんだから怒涛の勢いだ。 勢いのまま書いた、そんな感じ。キャサリンがこれを書きたかったんだなあというのは、伝わってきた気がした]
(77) 2014/01/20(Mon) 21時頃
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[変な人には、気づかなかった。 気づいていたら、声が聞こえていたら「デメトルじゃなくて、デメテル」と訂正していたところなんだけど。>>81 訂正しなくても、正解にたどり着いたことも、私は知らないまま。>>82 原稿を封筒に戻し、私は小さくため息を吐く]
ふー。
[原稿の感想は、キャサリンにとっては不本意なものかもしれない。 私の頭に一番に浮かんだのは、「この世界も、キャサリンのお話みたいだったらよかったのに」だった]
だって、わかりやすいじゃない。
[巨悪に立ち向かう正義。 最初はどんなにちっぽけに見えても、正義が勝って、悪は滅びる。 それは、とてもわかりやすかった。 でも、今私たちが直面しているこの状況は? 私たちを助けてくれる正義は現れない。私たちはこのままおしまい。 いや、もしかして、隕石こそが正義で、私たちが悪なんだろうか]
(90) 2014/01/20(Mon) 22時頃
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[原稿を封筒に戻して、キャサリンを待ってたら、なんだか慌てた様子で戻ってきた。>>100 シャベルはここに放っておいてもいいよねーなんて気楽に考えていた私は目を瞠る]
大変? ってえっと、よくわからないんだけど……。
[さっきの人。水飲み場にいた人……あ、それって駅前広場で会った人? 倒れてて、動かない? それは確かに心配だけど、でも、それよりも]
それより、キャサリン、大丈夫?
[息を切らしているキャサリン。穴を掘ってる時だって、よろよろしてた。 変な人も心配だけど、優先すべきは目の前にいる人の方だと思う]
(102) 2014/01/20(Mon) 23時頃
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ええと、こういう時は……。
[保健体育の勉強で、応急救護だってやったじゃないか。こういう時に使えなくて何のための知識だ]
とりあえず、座ろうよ。
[そう言って、一番近くのベンチまでキャサリンを連れてこうとしてみる。 お水とか飲ませたらいいのかな。でもコップがない]
(107) 2014/01/20(Mon) 23時頃
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あ。
[キャサリンの視線を追いかけると、カップがあった。 この場に似つかわしくない、ティーカップ。 回収すると、キャサリンに肩を貸して、ベンチへと向かう。 キャサリンを座らせると]
水入れてくるよ。 倒れてる人っていうのも、見てくる。
[待ってて。 そう言って、水飲み場に向かって走った]
(111) 2014/01/20(Mon) 23時半頃
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[走りながら、考える。 具体的な場所は聞かなかった。けど、キャサリンは水飲み場で手を洗っていたはずで。 校内で倒れてたって言ってたから、水飲み場から一番近い、校内入り口へと向かう。 キャサリン、水飲みたがってたし、あまり長いこと待たせられない。早く戻らないと。 私は、走って、走って]
……あ。
[そうして、その人を見つけた。 思ったとおり、朝に駅前広場で会った人だった]
あの。
[声をかけてみる。 そっと肩に触れてみる。揺すってみる。 脈を取ってみる。 ……私、初めて死んだ人に触ったかもしれない。 未体験のいろんなこと。終わってしまう前に、経験してみたいと思っていたことは確かだけど、これはどうなんだろう。微妙だ]
(116) 2014/01/21(Tue) 00時頃
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[どうすることもできなかった。 結局そのままにして、私は水飲み場へ向かう。 軽くすすいだカップに水を汲むと、こぼさないように気をつけながら、キャサリンの待つベンチへと]
お待たせ。
[とりあえず真っ先にカップを差し出した。 隣に座って、なんと言おうか少し考える。 キャサリン、気になってるだろうに、私の沈黙は少し長かったかもしれない]
……あのさ。
[考えて、考えて。 結局、私は一度は自分の中で却下したことを、口にした]
学校。 燃やしちゃおっか?
(121) 2014/01/21(Tue) 00時頃
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