212 Dark Six
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― 千砂倉・市街地 ―
[可愛らしい従者の様子に相好を崩し、カリュクスと別れ。 ふと、陰る空の色を見上げた。]
……天気が崩れる前に、本部へ戻らなくては。
[胸騒ぎ。 それは丁度、10年前のあの時のような。]
そう言えば。 司祭は、“馬鹿者”に付いては何も触れぬままでしたね。 ……余計な庇いだてをしているのでなければよいのですが。
[一度胸騒ぎを覚えれば、負の感情は連鎖する。 十年前の教会襲撃事件の生き残りにして、多くの記憶を失った者。
そして。 内々に何らかの手引きを行ったと見られる……裏切り者。]
(12) 2015/01/16(Fri) 20時頃
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― 回想 ―
“罪科は己の中にあり”? ……忘れてしまえば何をしても構わない、とでも仰るおつもりか!?
[イワンの処分をめぐる議論の中。 そう切り出したのは、後方支援部隊長……教会の司祭だった。]
記憶のない者には責任など追求できない。それは、認めましょう。 だが、記憶が無いならば余計に、いつ裏切るとも知れぬ地雷を抱えるような物ではありませんか!
私は、彼の処分を望みます。 責任を問えず、何が起こったのかも解らぬならば、それこそが最後の慈悲と考えます!
[議論の場は二つに分かれた。 生かすべきという主張は、欠如した記憶を戻す事で情報を得ようとする者、或いは司祭のように問えぬ罪を責めるなかれと諭す者から。 殺すべきという主張は、余計な芽を残すまいとする者や、この事件で失った者を忘れえぬ者から。
男もまた、その一人。 結婚したばかりの妻は、聖歌隊の子供達に菓子を差し入れに向かい……そのまま、還らぬ者となった。]
(13) 2015/01/16(Fri) 20時頃
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そもそも、司祭様は責任を持つと仰るが、何故よりにもよって教会預かりを提案なさるのですか!? あの場に居る子供達は、今回の事件で友人や兄弟を失った、被害者ばかりなのですよ!?
[浮かぶのは、ミツボシやケイイチを初めとする子供達の姿。 歌が些細な慰めとなるのならと受け持ち始めた聖歌隊の子供達は、教会に来るまでに随分と辛い思いをしている子も多いというのに。]
あのような悲劇、二度目を赦してはなりません! どうか、どうか……!!
[紛糾する議論はしかし、パルック長官の一声で終わりを迎えた。
――イワンの件は司祭に全てを委せる、と。
それ以降。男はイワンを名で呼ぶ事を止め、訪れる都度彼の現状も確かめる事とした。 無論、疑いの眼差しを以て*]
(14) 2015/01/16(Fri) 20時頃
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― 現在 ―
[胸元で震える端末に、物思いを止めて。回線を繋ぐと、眉をひそめた。]
……解りました。 教会は? ……そう、ミツボシが。
……ええ、あの子なら大丈夫だ。間違いない。
[咄嗟に確かめたのは教会の安否。 だが、>>5ミツボシが保護へ向かったと聴けば、安堵の笑みを漏らす。
彼女がなら、イワンが再び裏切ろうと然るべき措置を取るであろうという、信頼を浮かべて。]
では私は、ブリッジの増援に。 ……ええ、すぐに終わらせて参りましょう。
[回線を切ると、再び胸元に端末を仕舞う。 左薬指の付け根が、触れた端末に乾いた音を鳴らす。 僅かな感傷を掻き消すよう、男は走り出した。]
(16) 2015/01/16(Fri) 20時半頃
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― ブリッジ ―
おや、これは……そうか。
[全方位から進入可能な海上都市とはいえ、地繋ぎの進入口はやはり突破の軍勢が集まりやすい物。 ならば、と駆け付けたブリッジに見付けた>>15緑の痕跡に、安堵を再び。 その場には、もう一人。ケイイチの後輩の姿もあっただろうか。]
(23) 2015/01/16(Fri) 21時頃
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ケイイチが居るのなら、私の仕事もそう多くはないでしょうか? ……冗談ですよ。君だって、本業そっちのけで駆け付けてくれているのでしょう?
[同じくたった今駆け付けたらしい年若い同輩の姿に、笑う。 この場に不似合いな書店のエプロンの緑が、風にはためいて。]
ほら、貴方も。
――――行きますよ。
[何をするにも、速いに越したことはない。 ならば、と。選ぶのは。]
(24) 2015/01/16(Fri) 21時頃
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Adeste Fideles Laeti triumphantes Venite, venite in Bethlehem
(神の御子は今宵、ベツレヘムに生まれたもう)
Natum videte Regem angelorum Venite adoremus, Venite adoremus, Venite adoremus, Dominum
(いざや友よ、諸共に向かわん 疾く往きて拝まずや 疾く往きて拝まずや)
[敵味方入り交じる怒号の中、男は謡う。 仲間の勝利を。仲間の勇姿を。 己と同胞への、加護を。]
(25) 2015/01/16(Fri) 21時頃
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[謡い終えると共に、三時の方角から怒号と悲鳴と、血の気配。]
……べネット、お任せして宜しいでしょうか? 此処は、我々が。
[その言葉に青年は頷き、駆け出す。 歌に込めた加護は、俊足。それを受けた青年は、常よりも速く駆け、見る間に離れていく。
歌は例え声の形を喪えども、ブリッジ近隣の同胞へと届くだろうか。]
(26) 2015/01/16(Fri) 21時頃
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おや、此方にもですか。
[聴こえた咆哮に、振り向き様に距離を詰める。 脚を高く振り抜き、市街地目掛けて走り出そうとしていた相手を蹴り倒し。]
はぁ……歳も歳ですし、荒事からはいい加減、解放されたいんですけど……ね!
[言葉の割には喜色を滲ませ、そのままの勢いで軸足を入れ替え一回転。 威力はともあれ、速さで圧して。]
(40) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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…………?
[呆気なく倒れ伏す吸血鬼達に、ふと。首を傾げる。]
質より数、とは言え。 突破の労力を思えば、もう少し苦戦しそうな物ですが……。
[いやに手応えのない軍勢に、ふと感じる違和感。 だが、攻め入る後続の姿に、拳を振り抜いて。]
――――いえ。 今は何より、侵入者の迎撃ですね。
[続く吸血鬼の米神を手刀で打ち。 そのまま、顎目掛けて拳を振り上げた。]
(41) 2015/01/16(Fri) 22時半頃
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[迎撃を重ねるうち、>>44聞き慣れた声が急を告げた。]
学園が!? ……解りました。ケイイチ、貴方も無茶をしないよう。
[事態は随分と悪化しているらしい。 かつての教え子を見送り、ふと。]
……ん?
[まばらに残る敵は、逃げ惑う一般人を追おうとしない。それどころか、まともな戦闘能力を持たぬ者も見え始めた。 まるで、其処に留まることこそが正しいと言わんばかりに。
最悪の予感に思考が凍り付いた時、脳裏に>>67カリュクスからの報が届いた。]
(174) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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………………。
[>>69慌てた声が、市街地へ走る。]
……ならば、ブリッジは私が! 離脱できる者から、市街地へと向かいなさい!
[周囲に誰が居るかは、数える暇もない。 陽動だろうと、敵の進入口となっているのは、確かなのだから。
再び俊足の加護を用い、ブリッジの袂、管制室の入口へと駆ける。 陽動とは言え、地上機動力しか持たぬ者まで雪崩れ込ませられるのは痛い。 ならばまず、ブリッジを封鎖し少しでも外部からの進入を止めようと、端末を取り出した。]
(175) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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……パルック、此方チャールズです!
ブリッジ敵戦力は陽動との報あり。 戦力流入抑止、及び最悪想定時対処策の為、非常コード666の使用を申請します!
――――……ブリッジの封鎖許可を!
[管制室の職員は、生き残っているだろうか。 いずれにせよ、長官によるコード承認と平行で此方側でも機器を操作する必要がある。 静まり返った建物。地下へ続く階段を降り、管制室を目指した。]
(176) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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[――――最悪想定。 それは無論、都市及び本部が落ちた時の為。
この都市が落ちれば、吸血鬼に対抗できる人間戦力は激減するだろう。 それこそ、狩る者である現状が、狩られる側へと変わるほどの。
だからこそ。 ブリッジを封鎖し、万が一の事があれども相手の戦力を少しでも足止めできるなら。その時間で、外の残存勢力が策を練る事も出来るだろう。
……正直、本部の異能者が自決の間もなく吸血鬼化などしよう物なら、最悪の戦力となるのだろうが。]
(177) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
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しかし、学園ですか。 どうやら、首謀者……若しくは内通者は、都市の内部に巣食っていたようですね。
…………やっと、馬脚を現しましたか。
[男の顔が、憎悪と歓喜の入り交じる笑みで歪む。 無論、思い浮かべるのは“馬鹿者”の姿。]
(178) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
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さしずめ、十年がかりの大芝居……と言った所ですか。 細々と私の機嫌を取ろうとしていたようですが。それも、今日でお終いです。
[そもそも。妹が異能者であったというのに組織の調査から漏れていた時点で、処分の理由は足りていた筈なのだ。 司祭さえ、肩入れしなければ。
>>133>>134当人は隠しているつもりでも、教会の子供達は存外目敏いもので。 男とイワンの事情を知らぬ無邪気な唇がささやかな贈り物の予定を暴露する度、苛立ちは募った。 未だ何も贈られぬのは、>>142>>145妻の事も慕ってくれていたケイイチ辺りがそれとなく気を回してくれていたのだろうか。だとすれば、ありがたいのだが。]
(179) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
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……あの間抜けた笑みも、この日の為に纏っていた物とはね。 全く。私はとんだ道化だったようだ。
[誰に言わぬまでも、何度も迷った。 司祭の言う通り、問えぬ罪なら全てを忘れ新たな人間として受け止めるべきなのか。と。 疑念を捨て今の彼を認める事を、妻は赦してくれるだろうか。と。]
――――カトリーナ。
貴女の仇は、必ず。
[……それも全て、今日のこの日まで。 確信へ変じた疑い。重荷から解放された筈の己の笑い声は。
酷く、乾いていた。]
(180) 2015/01/18(Sun) 21時半頃
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…………?
[>>@4向かう途中、不意に感じた視線。 振り返れば其処には、紅の双眸。こんな場所に現れる筈の無い、正体不明の存在。]
……申し訳ない。 お嬢さん、お急ぎの御用でしょうか?
[なるべく笑みに見えるよう作り、問い掛ける。 管制室へ向かった後は、あの男を探さねば、と。教会からの足取りは解らぬまでも、地の果てまでも追わんとする気概を以て。]
(182) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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――――……それは、どういう…………。
[>>@5返された返答は己の正鵠を射た物で。 ただ、だからこそ。その無機質な双眸に、咄嗟に言葉を紡ぐ事もできず。]
……………………。
……物見遊山なら、もう少し安全な所でなさっては如何でしょう? 少なくとも。こんなおじさんより面白い物は、山ほどあると思いますよ。
[敵意が無く、吸血の衝動もないのなら。と。 そもそも、纏う気配のは異質さは、その存在自体も異能を持つ者以外気付く事はなかろう、と。
用がないというのなら、と言わんばかりに。 男は踵を返し、管制室へ向け靴の音を鳴らす。]
(186) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[>>@6>>@7……ぴたり。 続く言葉に、足を止める。]
…………。
………………成る程。
[“責める者”、“結果はどうあれ”。 それは全て、【別の答えがある】前提。
例えば、彼女が何かを知るのならば。 或いは、男の独白が聴こえていたのならば。
さもなくば。 紅い瞳が、人知及ばぬ深淵を見透かしているのならば。]
(187) 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[だから。 男は一度だけ、振り返り。]
――――…………ご親切に。
ありがとう、ございます。
[首謀者では無いのだとしても。 始末するならば、“絶好の機会”なのだから。
細めた瞼で、洩れ出ずる真相を押し潰すが如く。 至極晴れやかな、笑みを浮かべた。 ]
(188) 2015/01/18(Sun) 23時頃
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……………………。
[>>@8夢幻の如く消えるのと、満面の笑みが消える刹那歪んだ悦びが滲むのと。 どちらもほぼ、同じ頃合い。
憎悪は何も生まずとも。 夢も過去も、記憶すら喰らい、蝕む物。 その後の代償が、いかなる物だとしても。
男は再び、管制室へと駆け出した。]
(191) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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!!!
…………ちっ。
[管制室のドアを蹴り破れば、其処には、倒れ伏す職員と吸血鬼の姿。 管制室の職員は下位ハンターの筈だが、どうやら侵入者と相討ちとなったらしく。
カードキーを取り出し、機器を確かめる。 >>#1先程のパルックの言葉通り、非常コード起動待機状態となっているのを確認して。]
『……防護結界、展開確認』 『パスコード入力……“WINTERHEARTS”、承認』
[機器のパネルに触れていけば、機械音声が管制室に響く。]
(192) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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――――『非常コード“666”、起動』
[そして、轟音と共に、外部カメラの画像が降りていくブリッジを捉える。 ブリッジの上に居た者は、都市の内部へ。都市の際に居た者は、展開済みの結界の余波でも受けていただろうか?
コード起動の音声は、千砂倉全体に響くだろう。 都市の封鎖を告げる、緊急の伝令として。]
(193) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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― 回想 ―
……そうか、ジリヤはまだ……。
[久方ぶりの帰宅。 結婚に伴い後方支援部隊を引退し、教会の子供達の世話を手伝う妻からの報告に、コートを脱ぎながら眉根を寄せた。]
数は減っているとは言え、奴等の拠点はまだまだ多い。 その中から一人だけを捜すなど、それこそ、砂漠の中から針を拾うような物だろう。
[嘆息と共に、教会住まいからハンターとなった少女を思い浮かべた。 吸血鬼に荷担する兄を取り戻すのだ、と。語る眼差しの真っ直ぐな光が、痛々しくて。]
(200) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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司祭も、諜報部とは別口で調査を進めていると仰っていたが……
…………いや、そう睨むな。 私とて、あの子達を不憫に思ってはいる。
……だからこそ、言いたくもなるのだよ。
[ただ。本当は。 この時、司祭の調査報告には、それらしい男の姿が上がっていたのだ。
自分もまた、幾度か目撃し、見知っていた。 ジリヤから聴取した特徴の残る、恐らくは彼なのだろうという、イワンと呼ばれる男の姿。 殲滅任務で見かける度、彼の名を呼び掛けてはみたが。声が届いたのか、自分の姿が見えたのかは、知れぬまま。]
(201) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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解っている。
あれだけ立派な子の兄なんだ。 本来、さぞ優しい男なのだろう。
……私も、万が一それらしい見掛けた折には、必ず司祭へと報告しよう。
[だが、その結果は暫しジリヤには伏せる事となった。 まだ裏が取れぬ中、年若い彼女が憶測だけで無茶をしないように。もう少し話が定まるまで、告げるまい。と。
報告書には、イワンの特徴が綴られ。 その中には一文、“異能:兆候なし”と記されていた。
無論、教会に居合わせ迎撃に回ったであろう妻は。 生涯、その情報すら知る事はなかったのだろうが。]
(202) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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― 現在:教会 ―
[>>14以来、男は彼を名で呼ぶ事を止めた。 妹の心も知らず。その妹と兄とが平穏に暮らせる日々を祈っていた者の存在も知らず、挙げ句全てを無くした男など。“大馬鹿者”で、充分だ。 調査書の記載で異能に付いて触れられていなかったのも。恐らく奴の同胞が裏で手引きをしていたのだろう、と、男は推測していた。]
…………おや。 いけませんよ、今はとても危ない時なのですから。
[駆け付けた教会。 門の辺りで、避難民受け入れ用の区画から抜け出したらしい子供の姿を見付け、嘆息を洩らすも。]
(203) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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ああ、けれど。
“馬鹿者”……いえ。イワンは、此処に居ますか? もし居るのなら、チャールズが呼んでいたと、伝えて貰いたいのですが。
……ふふっ。 内緒のお話なので、彼以外には内緒で……ね?
[門越しにしゃがみこみ、にこりと笑いかけると。 子供は踵を返し、教会へと駆けていった。
そう言えば。 ジリヤも丁度、あんな色の瞳だった気がする*]
(204) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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