194 花籠遊里
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可愛らしい、ですか? なんだかこそばゆい言葉だね…
[けれどもかけられた言葉>>170を否定することなく、僕は喜びを露わに染まった頬を緩める。
首筋に落とされた接吻すらこそばゆくて僕はくすくすと笑みを漏らした。]
ふふっ。なんだか温かい。
[漏らす笑みに曝け出された色素すら薄い胸が揺れた。余分なものの何もついてない胸板は、呼気も吸気も、胸の高鳴りも何も隠し通すことができなかったろう。]
(179) 2014/09/19(Fri) 00時頃
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[手を招き誘う銀の蝶>>172 どの籠にも近くないその場所で、ゆるりと煙が細くたな引いている]
お待たせして申し訳ありません、シーシャ様。
[大手を広げて迎えたその意図は何だろうか。 悩むも何時もの様に、と笑みを湛えて真向かいに座り、そっと彼の頬と胸へと手を伸ばす その手は夕刻の冷たさより多少温かかったろうか
そのまま抱きついたり、しな垂れるのも考えたものの、その煙の香に少しばかり心惹かれ、無意識に指が触れようとするは彼の唇]
(180) 2014/09/19(Fri) 00時頃
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ふふ。 可愛らしいは、女の喜ぶ言葉、でしょう?
喜ばせたくて言おうと思った物ではありませんが…… 今は、貴方に相応しい。
[白い肌へと唇を寄せて、小さく舐める。 痕をつけぬよう吸い付くことはしない。
上着を全て剥ぎ取ってしまえば、鼓動響かす胸へも、口付け一つ。]
温かいと、触れているという実感が強くなりますね。 ……下も、脱がせて仕舞っても宜しいでしょうか。
[心音は緊張の証か、其れとも。 蝶へと問いつつ、考え巡らせ。
牢の前に気配があれば其方へと視線は向くも。>>172 何も告げられなければ、此方が勝手に手を伸ばすことは、当然のように無い。 あってはならない。]
(181) 2014/09/19(Fri) 00時頃
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[今夜も男は濁る煙の中に居た。 ゆうらゆうら、揺り椅子に揺られては蝶の訪れを待つ。
仲良く手を繋ぐ蝶花が来た時には 下卑た視線をべたべたと貼り付けた。
悪辣な蛾が飛んでくれば 咎めもせず口角を上げるのみ。
覇気のない蝶が弱々しく来れば 濁る煙を吹きかけてわざとらしく謝り。
今宵耳打ちした蝶がやって来ては 可笑しくも昨夜の花の行方を問うものだから。]
(182) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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喜んじゃあいけない? 丁助さんからの言葉なら結構嬉しいのだけれど。
[それが褒め言葉の意図を持った言葉なら誰に言われても嬉しい癖に、そんなことを口走る。
湿った感触には小さく息を吐いて。「貴方に相応しい」という言葉>>181を堪能して笑む。赤い花の静かな言葉は沁み込むようだ。]
うん、下もお願い。あんまりまじまじとは…
[それとも見られた方が愉しいだろうかと言葉尻を濁す。]
ねえ、早く。
[続く言葉をはっきりとはさせず、続きをせがむ金糸雀の啼き声。]
(183) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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おうや、おうや。 あの花がお気に召したのかい?
地下に向かえばわかることだけど、教えてあげるよ。
“キミ以外の誰か”が買っていったとね。
[男は金を机に積み上げたまま、にっこりと嗤っていた。]
(184) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[臍を曲げてしまった面持ちと皮肉は悪くない。>>173 幼子のような素直さを、長々と鑑賞していたかったが、今宵の余興に天秤は傾いて、彼の視界を黒で塗り潰す。
閉ざすための漆黒も、彼にとっては夜の色ではなく、 五指を隠す色なのかもしれないが。
捺した鬱血の色が白皙に艶やかに映え。 戯れの口付けは一度に終わらず、二度三度。 軽やかな音を態と混ぜ込み、鋭利になった聴覚すらも刺激。
膝に抱えた腰を探る指は立て圧掛け、 彼の体温に懐きながら、脇腹に繊維の一条が刻まれていく。]
―――これは、
[そうして、喜色を孕んだ声が牢に響かせ。 悪質なる低音は、彼に屈折を科す。]
(185) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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彼の指先。
[武骨なばかりの指は、典雅な掌とは違う。 視界を奪っても、触覚に否定させ、意識へ雑を介入させる。 忘れえぬ、真新しい夜の記憶と言う雑を。
体温は白布の袷に進入果たし、胸の尖りを掌底で轢いた。 じとりと染みる温度にも雲泥の差。夜蛾と蝶の差。>>174
更にと、指腹を躍らせ詰る乳嘴。 暗闇の向こう側に彼が何を見るかなど知りもせず、気にもせず。 空の左手は艶声に唆される風を装い、裾内へと潜入。 丸い臀部の柔さを確かめ、尻朶を掴むと、「声を」と命じた。]
……ほら、啼けよ。 鳴いて、泣いて、声も嗄れたら―――許してやらぁ。
[傲慢な声に合わせ、揺ら、と彼の股座に通した逞しい腿が前後。 縋るしか出来ぬ憐れな花を、今宵も悪趣味が染めていく。]
(186) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[花の身>>180を自分に預けてくれると思いきや、そそと真正面に座って頬へ、胸へと手が充てがわれる。人肌が滑る感触。 飛び込んで来やしないかと期待したのは本の束の間だった為に、これもまた良しと思って苦笑いをすることにする。
歪んだ口元に触れる指先を、強請りの仕草だと決め付けて。 煙草を掌の中で潰すと、代わりのように相手の指先を口に含んだ。 軽やかなリップ音が小さく響く。]
欲しいモンがあるなら口で言え。 お前はどうも……言葉足らずだ。 昨日も、今日も、"お前の"言葉にできないまま落ち込んでたんじゃねェのかよ。
[辛気臭ェったらねェわ。
最後に呟く。それは先程、目当ての花>>181と視線があって思わず逸らした自分に跳ね返ってきて。刹那の失笑。
再び笑みを浮かべた頃には、相手が何事か反論しようとしたとしても、その唇に強引に舌を割り込んで。煙の余韻漂う舌先で相手の舌を誘っただろう。 反論してみろ、とでも言うように、笑ながら。]
(187) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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喜んで頂けるのでしたら、そうして頂けるとありがたくはありますが。
[くすりと微かに声を出して笑うと、早く、と急かすその先へと。]
失礼致します。
[脱がし易くなるように、白い布地へ蝶を転がして。
露になる下肢は、少しだけ眺めようか。 けれど恥ずかしそうな様子に、直ぐに軽く握り込む。]
一度、出してしまいましょうか。
[彼を組み敷けば、花の衣は足元から乱れ始めるも、それは気にせず。
なぞるか、扱くか、先を弄るか。 反応を見ながら指先を遊ばせていくことだろう*]
(188) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/19(Fri) 00時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[昔々のお話。 朧と言う名の花が一つ花籠に加えられました。 手を引かれやって来たのは9つの年の頃、花主へと手渡したのはその子の父親でした。 酒浸りの女浸りの毎日に嫌気がさし、母親は我が子を置き去りにしてゆき、 そしてとうとう、その日に暮らすための金さえも確保できなくなったのだそうです。 暮らしに困らない程度の金を手に、息子の姿を振り返ること無く花籠を去っていったのでした。 残ったのは親に捨てられた子供らしくない幼子と花主。 『朧』という名を幼子に与えたのは花主だったか、様々な知識を分け与えてくれた花だったかは覚えておりません。
外の世界を望まなくなったのは、はてさていつ頃の話でしょうか。 花としての心得、話術、知識を充分に蓄えた頃には、既に花弁が開き始めていたのは確かです。 そして幾つもの季節が通りすぎ、いつの間にやら完全に根を張り花を育てる手伝いをするようになっていたのです 。 めでたし、めでたし?]
(*57) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[苦笑いを罅割れた鏡面は映す リップ音が牢の中に響けば其の唇に尚も、指を這わして]
……欲しいモノ、ですか
[銀蝶の言葉に黒の瞳が揺れる。彼の言うとおりだった。言いたい事を全て呑み込み、結局出来るのは鏡の破片で傷つけるだけ 辛気臭いという言葉には此方も苦笑を。何だか自分達は鏡のように似ているな、なんて考えながら
欲しいモノは何かと尋ねる言葉と共に唇拓くは煙の香りと温かな舌 ならばとその熱絡めとり、歯列をなぞった後一度唇離して]
私の言葉をお聞きになりたいのですか? それは鏡の破片が擦れるくらいに醜悪なものであるかも知れませんのに。 でもそうですね、もし欲しいモノがあるとすれば――
その煙に酔わせて下さいますか?
[そう、告げて再び唇合わせようかと]
(189) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[布団の上へ転がされ衣服を取り払われると、やはりどうしても恥ずかしさを覚え金の睫を伏せる。 けれども視線だけで身体の温度がじわりと上がるようなこの感覚はどこか楽しく。その微笑みは口許に残ったまま。]
んっ…。
[握り込まれる感覚に眦を眇める。]
はあ…。
[期待を吐息に滲ませて微笑の絶えない僕の表情は、幾ばくかの幼さを保ったまま艶を帯びつつあったかもしれない。
蝶を組み敷いた花を見上げ、視線で強請る。 悦びを齎してと。]
(190) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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[目元を覆う布地の感触。眸は開いたままであるというのにいつまでも明らむことのない腕の中で、潜むように息を吐く。
首筋にあたるはちくりとした無精髭の感覚>>185 似ても似つかぬ感覚を与えつつ、黒蝶を思い出させるような触れ合いに鉄錆の唇を引き結び声を噛み砕く。]
──ど、こが。
[直に触れる指先は、昨晩身体を掠めた硬い革手袋とは異なった温かみのある掌。>>186 だというのにそれを黒蝶の翅だと喩える唇に咽を震わせた。
それがその蝶の目的であることに気付かず、まだ殆ど芯のない柔らかな胸先を弾かれれば指先を走る感覚に、息を詰まらせる。
追い打ちをかけるように指先を蠢かし、執拗に与えられる毒には熱を孕んだ息が一つ漏れて。]
──……っ!
[吐息の狭間にまろびでた声に、それが色のあるものだと自覚すれば頬に血が溜まり赤く色付いていく。]
(191) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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ち、ッが…ぅ
[しな垂れるように身を寄せていた胸元を押し退けるように力を添える。
視界が閉ざされたことにより、鼓動鳴らすその音が香る匂いが全て昨晩の記憶を揺らしては、朧気なものへと塗り潰していく、そんな錯覚を視界に覚えれば]
ぃ、や…っ、だ…
[言葉とは裏腹に布擦れの音と共に腰に響く毒牙に打ち震える身体は弱々しく、塗り潰される視界により深く黒を刻みつけた。]
(192) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/19(Fri) 01時頃
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[自分の笑みが跳ね返ったような苦笑を浮かべる相手。更に苦笑する他どうしろというのか。 生温い唇が離れたのなら、は、と息だけ吐き捨てる。]
擦れた鏡なら自分の姿を見ずに済んで助からァ。
[鏡に映る自身の姿以上に醜いものなどありはしないのだから。]
……………『物好きめ』
[放った言葉は相手へ、花に水を遣る振りをする自身へ。
近づく唇に軽く口付けを落とすと、藤の肩を抱き寄せて布団へと雪崩れ込む。上に跨り、有無を言わせず深い、深い、抉るように唇を交わして。
行為に溺れたいという気持ちだけの為に、性急に事を急ぐ手は白梅香る衣類の隙間に。 細く不健康に白い指で藤の肌を暴き始める。]
(193) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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ー回想・そして今ー [幼い頃の自分は、とかく元気だったという 雪山の麓に生まれた自分は、他の兄弟姉妹と同じく白い肌と黒い髪をしていた。しかし冬が厳しい場所で暮らして居れば、金子も食べ物も足りなくなるのは世の常……親はいくばくかの小金と引き換えに、子の一人を売り渡した
売り渡す際に藤色の髪留めで子の髪をひとつに束ねた母親は、子供にこう告げた]
――鏡でありなさい。人の心を映す鏡 そうすれば傷つくことも何もない――
[子供はその言葉を覚えていた 花主に連れられ雪の峠を越えて花籠に来た時も。その時結んでいた髪留めの色から藤と呼ばれるようになった時にも鏡であり続けた。客の、先輩花の、花主の。望む鏡花であり続けた
そんな鏡の面が細波揺らめく様になったのはいつ頃だろうか それは初めての友ができた時からだと思い至る 月の様に美しい横顔、月光の様に柔らかく笑む姿がまこと麗しい人。どこか人づきあいが不器用そうに見えるが後輩の花にも親切で優しい人 その先輩花に懐き、心開いて。いつの間にか互いに友と呼ぶようになっていた。それが幸せだった]
(*58) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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[いつか年期が明けたら自分の故郷を見てみないか?なんて尋ねたこともあったろうか。雪山にかかる月が、それは見事に輝いているのだと
そういえば、母はあの言葉の――鏡の様であれという言葉の後、何かを云っていた ああそれは何だったっけ
今宵の客は煙草の煙が薫る蝶。自分の花としての最後の客 明日には下町の陰間として払い下げられる身。銀蝶の揶揄には苦笑しか零せない。何せ最後の最後まで自分の心の声は、友に言えなかったのだから]
――鏡でありなさい。人の心を映す鏡 そうすれば傷つくことも何もない――でもね
[月の光が地下牢に届く 今宵朧月は見えるだろうか。無意識に虚空に手を伸ばす 月を欲しがり泣く子供ではない。そんな無邪気な季節は過ぎ去った そんな折、別れ際に聞いた母の声が蘇る]
でもね――自分の心に嘘をつけば 嘘で割れた鏡の破片は相手も自分も傷つけるのよ――
[思い出した時には、既に――遅かった*]
(*59) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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[緩やかに尖ったこころを花に肯定、包まれたのならば>>177 その尖りも少しは落ち着いただろうか。
ごろりと横に転がる花から漂うのは、微な櫻の香。 鼻をついたその香に目蓋を休め、その蝶頭に春先の桜を辿らせながら それでも夜咲く櫻には叶わないだろうと、ちいさく吐息を洩らした。
擦り寄る躯は如何にして受け容れようか。 まるで幼子だと先の自分を棚に上げ、乾いた髪を一撫で。 その髪飾りを指で摘まんだならば、世辞のひとつでも投げただろうか。]
(194) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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琴…嗚呼、ここに初めて来た時、ちいさくその音を聴いた気がする。
[――それに乗る、まるで溶けて消えそうな歌も。
軽やかな琴の音に乗った愁いを帯びた柔らかな聲。 琴の音もまた、夕闇に生えて綺麗なものであったと。
そうしてころころと隣から鳴る鈴の音に、心地良さそうに目尻を緩めては目蓋の裏にて視線を当てる。 宴の間に響く嬌声など弾いてくれそうなその鈴の音。 ころころ。ころころ。 先の悲しい話とは変わった音に、暫し安堵さえ心持に。]
(195) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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私は鏡――その鏡面に映しだすのは貴方の心も身体も 物好きな鏡に一夜の酔いを与えて下さいませぬか? 望みは、それだけ。
[鏡に向かって、自分自身を揶揄する様な口調でそう告げる銀の蝶>>193その瞳を凪いだ瞳で覗きこめばそこに居たのは何だったろうか
布団になだれ込み、抉る様に探る様に深く何度も口角変えて口付けられればくぐもった声を出す 溺れたいと願う様な性急な手に、それは自分も同じとばかりに暴く男の背に腕を回す
中を傷つけぬための香油すら要らぬとばかりに蝶の耳元で囁くは迅く、と 告げる声音は色を帯び、言葉の後にそっと耳朶を食んだ]
(196) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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おぼろサン、っていうのは分からないなァ… お茶、美味しいんだ? ならその琴の人と共にすれば、良いひと時を過ごせるんだろうね。
部屋に飾る花はキミが生けてさ。
[空気に乗せる言葉はただ夢言葉。ふよふよと甘泥な蜜に脚を付け、微温湯にこころをふやけさせる。 ――そこまで花を揃えるのは、大変そうではあるけど。 蝶方の聲を思い出すと、咽を鳴らす。
軈て続けられた唄には釣られるようにはにかみ笑い。 蝶はその翅を花頭に当てて、またもや手を滑らせた。]
チョコレート…?
[そうして手に入らなかったと悔やまれた庭花の事を、なにとか頭に埋まる知識で探しては見るけれど。花のことに疎い自分は到底分かるはずもなく。 「お腹が減りそうだね」――なんて。 そんな浪漫の欠片も無い事を、花へと告げ。
長閑な夜は、緩に過ぎて行く。*]
(197) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[煙草の香りはいつも彼から薫る刻み煙草のモノとは違うが一時溺れ忘れ去るには十分な刹那の香り
黒衣の背越しに見上げる月 せめて雲に隠れぬ様にと、懇願するように見つめるも――やがてそれは雲に隠れて見えなくなって
一筋、涙が零れ落ちた]
(*60) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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何処が? 翅があって、花を買い、朝と共に消える。
―――…何処が違うってんだ、同じだろう。 お前の身体を過ぎていった、万人と皆同じよ。
[反芻する言葉は刃で返した。>>191 彼が苦悶に声を震わせるたび、男の笑みは深くなる。 見知らぬ男の方が体温高いという事実、肌に迫るという現実。 革越しの掌より、余程近いと言う、悲運。
彼の肌を愛でる度、心ごと抉るような言葉を吐く暴挙。 何一つ己と誰かが重ならずとも、素直な彼はきっと思い出す。 夜の向こうに揺らめく、夜蛾でない蝶の影を。
その様に、ちりりと蟀谷が焦げ付き、男は酷く興奮した。]
(198) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[熟れた身体を有するのに、彼の心は気高く真情を護ろうとする。 己の甘言から、たった一つ、庇おうとするのは、 花の勤めではなく、月の気紛れでなく、人の心なのだろう。
乾いた唇を舐めて濡らすと、ささやかな抵抗を封じるように、 手首に手を掛け、艶に誘われる侭、牀榻へと押し倒した。>>192 ギシ、と鳴る木製の悲鳴が、静かな牢に零れ落ちる。]
何が違う。お前さんは花よ、花。 好きよう買われ、夜を明かせば放られる花よ。
[笑う口元は彼から伺えまい。 彼の頭上に纏めて捕まえた両手に加圧を掛け、 拒絶を―――、耳を塞ぐ事すら許さない。]
(199) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[視界を奪い、自由を奪い、金子で購った月。 偽りの優しさと持ち前の毒で彼の心を暴いた後は、 まるで強姦染みた所作に切り替える。]
勘違いするんじゃねぇぞ、
[怯懦めいた色は、己の鼓膜を喜ばせ、また一時に慰撫を覚る。 泣きそうな声を撒き散らす彼に、熱くなる身体を自覚し、 とうとう、裾を払い、白い足を覗かせると開脚を強い。]
―――――お前さんじゃあ、花籠は壊せない。
[視界閉ざす帯ひとつ解けぬ無力を詰り、 男は密やかに咲いた淡月色を、灼けた楔で貫いた。*]
(200) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[転びて身を寄せ、髪を撫でる手に擽ったそうに笑いました>>195 摘まれる髪飾りの色は白。 何色にも染まり、しかして何色をも染めてしまう色でございます。 櫻の香は少しなりとも、彼を癒すことが出来たでしょうか。 見えた尖りも形を潜め、瞼も休まれているようです。
僕はそっと、ペティンガーの背中へと手を回しました。 細い指先は、水面揺らす金の魚と戯れる手ではございませんが
とん、とん、とん。
緩やかに、その背を撫でていたのでございます。]
(201) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[僕の唄は、愁いを帯びることもなく。 今ここにあるのは、宴に響く艶やかな音ばかりでしょうが。 それでも僕は唄いましょう。 翅を休めた蝶が、癒し、満たされ眠るまで。]
我侭な御方ですね? お茶にお琴にお花だなんて。
[いいのです、眸を背けて。 いいのです、何も聞かなくて。 撫でてくださる手に、僕は緩やかに微笑みました。]
ええ、ちょこれーと。 甘いものの中でも一番好きで。
[他愛もなく、記憶にも残らないような、そんな『夢物語』を唄いましょう。 微温湯のような、甘くて柔らかな声と温度で。 「食べちゃいけませんよ」───なんて。 話す頃には眠っていてくれたらと背を撫で続けたのでございます*]
(202) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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[見せる事の出来ない自身の背中が映っていただろう。それは、酷く、醜く。
深く接した所からくぐもった声>>196が漏れれば、もっと出せと舌を相手の舌に塗り込めて催促する。
呼応して背中に回る腕。眉を顰めて瞳に熱を灯す。 下半身へと伸びた手は、前戯も労わりも忘れてまだ慣らしてもいない小さな窄まりへと伸びる。疾くと、耳朶を刺激する感触が伝われば、その通りにズブズブと指を埋め込んだ。 中で二本指をバラバラに動かす。 血が出ても、泣いても、止まる事は無いだろう。 恐らくそれは、鏡に映った自身を見ながらの行為。]
痛かったら、泣いてもいい。
[唇から離れたくちから耳元で囁く声は、相反して優しく響いただろう。]
(203) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/19(Fri) 02時頃
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―牢を出た後―
[行為を済ませた後の倦怠感を引き摺りながら時計を見る。もうすぐ夜の盛りだ。 これを過ぎれば、後は。
考えるよりも先に向かっていたのは自力で見つけた花と蝶>>188>>190の元。
蝶であろう端麗な青年を組敷く様子はまるで]
よォ、邪魔するぜ。"蝶"。
[行為の最中であっただろうか。それとも事後のことであろうか。
どちらにせよ、返事を聞く前に蝶を組み敷く丁に歩み寄り、痛い程の力で顔だけ此方に向かせただろう。]
四日後に答えを聞くと言ったな。 –––––––やめだ。
今、嘘でもいい。 あの金で、いつか男を買うと……言え。
(204) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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