182 【身内】白粉花の村
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[意識が霞んでぼんやりする。でも途切れたりはしない。 こんな症状の為に処方された薬もあった気がするけど、部屋に放置したからまるで意味を成さない。飲みたくもないから別にいいけど。 最初血液に見えてたものはいつの間にか真っ黒に染まっていて机との境界線がやけに隔絶されて見える。
閑散とした室内は音のない世界を作ってた筈だった。 割り込むように耳に届いたドアの音と声>>224は呆けた意識をすり抜けていまいち思考に辿り着かない。
ついに幻聴まで聴こえだしたのか。 それにしてもやな声だなってぼんやり思った。誰のだっけ。]
(228) 2014/06/27(Fri) 04時半頃
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…。
………、なに?
[不意に肩がひかれて硬い机から引き剥がされる。 虚ろめいた瞳を酷く緩慢に動かして、肩にかけられた手、腕を、それから最後に顔を見た。 ああ、やっぱりこいつか。なんとなく分かってはいたけど。 気怠い頭じゃ常なら抱く諸々の感情には至らなかったからそう思うだけに留まって。
暫しの間を挟んでから、漸く眠気で掠れた声を返した。
額や前髪に付着した血が垂れてきて少し鬱陶しい。]
痛いよ。
[掴まれた右腕が痛い。]
(229) 2014/06/27(Fri) 04時半頃
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[のろのろと上げられた顔>>229の中、空虚な瞳と目が合う。 めいっぱいの敵意を込めて睨み付けてくる、そんな常の感情は見当たらない。まだ自分と弟とがうまくいっていた頃――幼少期の面影が、ぼんやりと過った。]
何、やってるんだよ。
[机と、掴んだ手と、上がった額と。 散らばる赤には憤りすら感じながら、先の言葉をもう一度繰り返す。 覇気のない訴えには小さく謝って、とりあえずと腕からは手を離して。代わりに両肩を掴んで引き上げる。]
……っ、…どこを、怪我してる。
[口をついて出掛けた文句は飲み込む。今伝えたところで、きっと意味はない。 赤く濡れた額に手を伸ばして、無理やり掌で拭って傷のないことを確かめて。 机の上に転がる血塗れのペンを横目に捉えれば、小さく舌打ちをした。]
…破傷風にでもなったら。どうするんだ。
[本当に聞きたいのは、そんな事ではないのだけれど。 手首の傷に気付けば、そしてまだ血が止まっていないのなら、机の上から掴み上げたガーゼを押し付けて止血しようとする。 明らかにおかしい弟の様子は、不安を煽ることしかしない。それならば、いつものように反発してくれた方がずっと良い。]
(230) 2014/06/27(Fri) 05時半頃
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なに、って…、
[そう問われても答えがない。何やってるんだろう。 返せる言葉が頭の中に浮かばなくて唇は薄く開いたまま続きは消えた。
無理に引き上げられて身体が動く。眠気のせいか血が抜けたせいか咄嗟には足にうまく力を入れられなくて半歩分程よろめめく。]
……変なもんがみえる。
[返答にならない言葉を口にしながら、未だに視界の端をチラつく何かを気怠い動きでゆるりと目で追う。 そういや額も幾許か前に打ちつけたから、痣くらいにはなってるかもしれないけど。手首の疼きが全部を上塗りするから、強く拭われたところで大した痛みも感じなかった。]
どうもしない。 ――…ばーちゃんに会いたい。
[幾らかの苛立ちを感じさせる兄の声に反するようにどうでもいいって感じの声しか出ない。実際どうでもいいような気がする。 頭をあげてる事すら面倒で、首をかくりと垂らして俯くとぼやきを零した。
滅茶苦茶にペンを突き立てた手首は傷とも言えない有様で、押し付けられたガーゼはただ痛いだけだから小さく呻いた。 固まり始めた一部の血が肌にこびり付くのが酷く不愉快に感じる。止まらない血が伝っていくのもまた同様に。]
(231) 2014/06/27(Fri) 06時頃
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(治るか分からない病と向き合い、いつ死ぬのか分からない恐怖と対峙するのと、いっそのこと命を失って、全ての苦しみから解放されるのはどちらが幸せなのだろう。)
[なんて不毛な二択だ、と自嘲すると廊下を歩き始めた。途中、階段の方面からかつん、かつん、と物が当たる音がして、それがヒールの音だと気付くのにはほんの少し時間がかかった。…普段かはヒールの高い靴なんて馴染みがないから。]
ーーマリーさん。
[ヒールの音の主>>225を見つめれば、名前を呼んで。手に持った紫陽花をどう説明しよう、なんて考えたが隠すにはもう遅く、内緒にしてねってお願いした方が早いだろうかと考えると彼女の反応を伺って。]
(232) 2014/06/27(Fri) 07時頃
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[持ち上がってよろめいた身体>>231の、あまりの従順さに眉を顰めた。 要領を得ないその発言は、まるで夢の中にでもいるようだ、と思う。
頼りないその様子に、目を細めて。 揺らぐ身体を抱えるようにして、デメテルを寝かせたのと同じベッドへ引きずっていく。 大した抵抗がなければ、無理やり腰掛けさせて顔を上げさせるだろう。]
……変なもん、…幻覚か。 安定剤は飲んでるのか。
[返された言葉に、ようやく合点がいく。自分が遭遇するのは初めてだったろうか。 傷口はさっさと水でもかけて無理やり洗ってやりたかったけれど、今の弟から目を離すのは危うい気がして。後回しにしつつ、嫌に平坦な声に耳を貸す。]
(233) 2014/06/27(Fri) 08時頃
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…ばあちゃん、って。…無茶言うなよ。 家にも、そのうち帰れる、…から。
[ずいぶんと年相応な、だからこそ不釣り合いに思える我儘には、困惑して眉を下げた。 祖母はまだ健在だったろうか。病院の外で、待っていてくれたろうか。 どのみちそれは、今の弟にはとうてい無理な願いだ。とってつけたような励ましを重ねながら、]
(…僕だって、肉親なのに、)
[心を過ったその思考が、何に由来するものかは分からないけれど。]
……とにかく、"コレ"はなんとかしろ。 そのうち腕が使い物にならなくなる。
[何にせよまず、弟が覇気を取り戻してくれなければ、どうしても落ち着かない、と。 間違いなく痕の残りそうなぐちゃぐちゃの傷を示しながら、幾度となく繰り返した説教を、彼につられてかやや潜めた声で落とした。]
(234) 2014/06/27(Fri) 08時頃
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[顔を赤く染めるほど力を入れながら、水色のゴム風船を膨らませる。 オスカーの方を見れば、彼も床に座ることにしたようで>>223 お揃いだね、なんてうれしくなる。
もっとも、せっかく膨らませた風船が萎んでしまうから、口には出せなかったけど。]
おにーちゃんけんかしちゃったの? おけがしなかった?
[膨らまし終えた風船をポンと宙へ放る。手から離れた途端に水色は、小さな鞠のような大きさへと変化する。
風船の起動を目で追いながら、自身も病気になる前は、双子の姉や友達と度々喧嘩していたな。などと思い出す。 もっとも、朝顔の思う『喧嘩』とオスカーのそれとではかけ離れていたのだけれど。]
ごめんなさいして、おともだちになれるこだといーね。
(235) 2014/06/27(Fri) 08時半頃
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[謝っても友達になれる子となれない子がいる。幼い思考でもそれはわかっていて、だから励ますように、元気付けるように言葉をかける。 仲良くなれたなら、その子は怖くないから。と]
うん。わたしもゆうちゃんとあいたいなー。
[細められた目。その奥の赤色をじっと見つめ、こちらも目を細める。]
ふたごのおにーちゃんは、あえたらなんのおはなしするの?
[にっこり笑った。]
(236) 2014/06/27(Fri) 08時半頃
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