204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[眠っていたのはどれくらいか。 目を開け、真っ先にバーナバスの姿を探す。
長くはなかったはずなのに、探す姿はそこにはない。 直ぐに戻ると言った声は眠りの世界には届いてなく、不安に包まれる。
置いていかないでと。]
……言ったのに。
[呟いて、掛布の上に置かれた外套>>129を掴んだ。]
(172) 2014/11/25(Tue) 21時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/25(Tue) 21時半頃
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[フランシスの見解>>169が聞こえる。 確かに、と思いながら微か目を伏せる。
バーナバスが去り際に返してくれた声>>170が聞こえ 顔を上げてから、ゆる、とひとつ頷いた。]
(173) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―居間― [扉を叩く。>>160 血の匂いが薄くなった中からの返事を待って、扉を開けた。]
…よぉ。片付けたのか。
[ソファに腰かける幼馴染の姿。 その傍らには毛布に包まれた誰か。 問うまでもないそれには触れず、ニコラが自らを貫いた血の痕跡が拭き取られていることに僅かに緊張がゆるめられた。
さすがに血だまりがそのままであれば、平静ではいられなかったろう。]
(174) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[馬鹿が、とか。 もっと連れの手綱を握っておけ、だとか。
思うことは山のようにあったはずなのに、いざ顔を合わせるとノックスの喪失の痛みに何を言えばいいのかが分からない。
ニコラが最後に詠った声を教えても>>5:505>>5:506、やはり傷つくのではないかと思えて。 メモリアルジュエリーを手掛けたことはあっても、悲しみを形に残しておけだなんて言えるはずもないまま。
湯を沸かして、茶を淹れる。
四人分。 男と、ノックスと。寝ている彼の愛し子の分。]
(175) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[ルーツが狩るだ 守るだ聞こえれば ちょっと ルーツの足の爪を見る 嘴をみる
……流石に無理じゃないかと 真剣に ルーツの足を捕まえ 指でもんでみた 嘴でつつかれた]
……ドナルドも フランシスも 素敵な歌
[上手いのだろう けれど良し悪しは 彼には図りかねるのでそうとだけこぼす ドナルドが照れ臭そうにするのは目を細めて
自分の声に関しては むしろ拙すぎるを 聞かれたのだと 今更自覚し フランシスの笑み ちらとみた後 またにルーツの羽に顔を埋め 蚊の鳴くような声が「ありがとう」と告げた]
(176) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―― 三階/個室 ――
[ドナルドの憤りは当初当然のようにノックスへと向いていた。 牙が疼き、喰い殺してやりたい、とそんな風にも思っていた。 けれど、それを嫌がる者がいると知れば その時は、抑える以外の道は考えられなかった。]
――…フランシス、フィリップ。 俺、さ、……ノックスが、二人に殺意向けたら この手で殺してしまうと思う。
[フランシスの見解を聞いてから考えていたことをぽつと呟く。 殺意向けれど彼に牙を向ける気はなく牙の行方はまだ知れず。]
(177) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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山を下りるんだったら、きちんと食って寝とけ。
[湯気の合間に、そんな他愛のないことを。
ニコラにずるいと言われたことも、 こんな事態にならなければフランシスがラルフの大事な思い出としてノックスを扱ったことも。 何も言う気にはなれなかった。]
(178) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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ホレーショーだったら 伝手 あったかな……
[さよならをした ホレーショーをおもいだし 寂しげに笑みながら目を伏せて ……見世物商売の最中 動物使いに 出くわしていてもおかしくないだろうと 思う けれど それを彼は学ぼうとしなくって …………今更の後悔 一つ 羽に重さ続きで暴れるルーツを両腕で抱えつ思う]
ーー…………うん
[フランシスの笑顔に見守られ ドナルドの言葉 >>156に まだ涙は残るまま こくりと頷いた 生きているのだから まだ 人であることにしたのだから]
(179) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[フランシスからジャムの音が聞こえれば そわと 夏から秋の果物の季節を過ぎれば なかなか食べられぬ甘いものに 軽く浮き足立って
ただ 場所が 場所なので近づきたくないので 貯蔵庫に行くのは任せる所存 香辛料にもこくりと頷いた]
(180) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[ーーーーけれど穏やかな時間はそこまで ノックとともに現れた姿 ……その言葉 >>134に警戒心露わになる
ナイフをいつでも出せるよう 下がるてと 姿勢と 復讐を遂げたのに どろりとした感情が渦巻く じっと 涙が残る孔雀石が 帽子姿に怒りを向け続けた
が >>162の言葉には ふっと背筋が凍った 始めてノックスをみた時の 十分育ったトレイルを幼子同然に扱う あの異常なまでの過保護にはじまり 様々を思い出せば ぐと 口元を引き締める]
(181) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―ローズタンドル/居間―
[扉が開いた。
プリシラが来たら、水なりなんなり用件を叶えてやって、早くバーニィの所にお戻りと追い払うつもりだった。
あの3人が来たら、何事もなかったかのように笑ってやろうと思っていた。悲しませるのが目的なら、報復のつもりなら、そんなものに意味はなかったと。無駄にトレイルの命を奪ったのだと突き付けようとした。
けれど。]
………っ
[バーニィ。くしゃと顔が歪んで、込み上げるものがあったから。顔を両手で塞いで背を丸めた。]
(182) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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フィリップと歌うのは楽しかった。
[ひとの声>>178に意識で返す。 素敵などと言われて照れ臭いのもあり]
フィリップもルーツも そのうち楽しく歌えるようになるよ。
(*35) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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ゆっくりした釣りだと 俺も初心者
[人間らしい釣り方に和むこと 食事の準備を手早く行わないでいいこと 何と無く贅沢な 狩の仕方だと ぼんやり思う]
…………ラルフと 早く大人になりたいね……って いってたんだけど…………
そう思うと まだまだ、きっと遠い
(*36) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―3F― 平穏無事に、……っていうのは 願わくば――だけれど……
[口元、手で覆って考える仕草。伏せた眼に影が生まれる。 “――もう手遅れだ。” フランシスは、ノックスとの関係性を、そう断じた。]
……――ドナルド。
[>>177 思案に暮れる視線を、ドナルドの横顔へと注ぐ]
……そう。守ってくれようと、するんだね。……ありがとう。 ――でも、それは、おれも……同じだから
[密やかにポケットに手を触れる。ラルフの命を絶つのに使われたナイフ。 ぬき去ってから、持ってきてしまっていた。 血に酔いにくい大人だからこそ、敵意を向けてくるならばかのひとの命を絶つことを、考えて、今。]
(183) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[――ああ、ずいぶんな 人でなしであることだ と、
胸の内を引っ掻く獣が、 わらうのだ。]
(184) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[ややあって、顔をあげる。]
――トン
[返事の代わりに、テーブルを1度、叩いた。>>174
炊事場に向かうバーニィの姿を視線で追う。 ラルフと同じ場所に立つものだから、視線を落としてしまう。
彼の居た証に、確かな好意があった証に。 何か造りたいとは思ったが、きっと彼等は爪のひとつだって、髪の毛1本だって許してくれないのだろうと思うと溜息が出そうだ。]
…… …………。
[数が、多いと始めは思った。4つ。 あの時も、よそったスープは4つだった。]
(185) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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それは……俺も同じだよ…………
むしろ あんな奴のせいで 二人の手が 汚れるのもーーーいや
[帽子姿が立ち去る 息を吐いて 警戒姿勢を解くと 泣いてばかりの場合じゃない と 拳で自分の目元を拭う
険しい表情は ドナルドの声 >>177に さらに深まり ……いまは荷物にほおりこんだ弓 準備しておくべきか迷う
トレイルに手をかけた そのことに悔いる気持ちはなく きっとそれは ノックスに刃を向けても同様だろうと
トレイルの血の臭いで 憎悪対象の血は 悪臭だと知っているのもあり ノックスに向けるのは 獣の衝動ではなく 人間としての憎悪]
(186) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[手伝うつもりで立ち上がり、彼から良く見える位置に立つ。]
『ありがと。バーニィ。』
[唇だけを動かし、言葉を伝える。 喉を抑えて、あー、あー、と。
声が出ないんだよと、仕草で伝える。]
(187) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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…………そう……なの?
[拙いばかりの歌とも言えぬ歌に そんな風に思ってもらえると思えなくて]
そうだと…………いいな……
[そうすれば もう少し自信を持って 歌えるだろうか?くすぐったい気持ち ドナルドも照れ臭いのは感じるから 痛み分け 何て思う暖かい心
は 帽子の男の来訪で いまは ふつ とわくみにくく黒い感情]
(*37) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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―3F―
……止すんだよ、 ドナルドも、フィリップも……血に酔い易いのだから、
[静かに諌めながら、長らく使っていない 獣の勘は、どうだったかと手を握りこんでは開いた。
あの時ノックスにゆるさない、と言ったのに 彼に手をかけなかったのは、 血で血を洗うような事態を、招きたくはなかったから。 殺せば殺し、殺せば殺される。 ぎりぎりで耐えて、でも。
――でももう、手遅れだ。
それならあとは、己が守りたいと想う者を守るに徹するのみ。]
(188) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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…… …
[また、トンと音を返した。>>178
あまりよく眠れないけれど。頷いておいた。]
(189) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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釣りは俺も初心者。 だからおんなじ。
……そっか、ラルフそんな話してたのか。 俺もはやく大人になりたかった。 けど、まだこどもでもありたかった。 おとなになったらフランシスやラルフと別れて 別の道をあるいてくんだって思ってたから。
(*38) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[仕草で声が出ないのだと訴えるノックスに軽い舌打ち。>>187]
早く休めっての。 ほら、これ飲んだらとっとと寝ろ。
[疑っていても、警戒心を抱いていても。 その何もかもが嫌悪に染まりきるほどにはなれず。 黙って茶を飲み干す間、その場にいた。]
(190) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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そうだよ。 今度は故郷までの道を歩きながら フィリップとフランシスと俺と、ルーツのみんなで 一緒に歌ってみようぜ。
[一人で歌うは気恥ずかしさばかり勝るけれど フィリップとルーツと共に歌った先は それよりも楽しさが勝ったから]
(*39) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[フランシスやドナルド、フィリップに告げたのは本心。 もしもノックスが血迷ってプリシラを手にかけるようなことがあれば、きっと許さない。
ノックスよりも、自分自身を。 爪と牙持つ者が在るのを知って、用心を怠った己を。 守るべき者を守れなかった未熟を。
けっして許しはしない。
そして、己への怒りと憎悪は、八つ当たりめいた勢いで加害者へと牙を剥くのだろう。]
(191) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[ノックスを恨む心も容易く想像でき、 同行者を失ったノックスを憐れむ気持ちもある。
男とて、危ういバランスでいつどちら側へ落ちるのかしれたものではないのだから。]
(192) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[フランシス>>183から名を呼ばれる。 隻眼を彼へと向けて続く言葉に耳を傾けた。]
――…当然だろ。 って、まァ、そうだな…… そう言うだろうなぁとは思ってた、けど
[困ったように視線をやや上へと向けていれば フィリップの言葉>>186が続き彼へと目を向け小さく笑う。]
三人が三人、それぞれ同じ気持ちみたいだな。
(193) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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でも…………
[フランシスに諌められる] [悪臭だったのだけれど と 説明しようにも 理解が得られるか?
ただ 透明な歌声が 曇りかねないのでは そんなことは避けたい >>183 ラルフの好きな歌は 憶えるにはもっと 歌えるようになるのはさらにたくさん 聞かなければいけないのだから]
[論する言葉の拙い彼は ルーツを肩に乗せつ ドナルドと目が合うと苦笑を返した]
ーーー早く 雪がやむといいのに……
[きっと それが一番の解決策だ]
(194) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[服を着て、その上から残されていた外套を着る。 少し大きいそれは、バーナバスの匂いがした。
バーナバスとの行為の影響で、動きは鈍い。 部屋の扉を開け、壁伝いに廊下を歩く。]
(195) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[初心者どうしで釣れるのか…… 釣果のために 結局普段のやり方に 走ることになりそうな 先の季節を思う]
そっか……うん フランシスや ラルフや ドナルドと ……離れるのは……辛そう…………
ホレーショーとも離れたくなかった けどーーー迷惑かけたくないなって言うのも 思ってた
(*40) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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