184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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何…… っ、これ……!
[ごとり、と重い音を立てて机の上に置かれた物を見て、男は息を呑んだ。]
あいつの形見……?
[護身用、その言葉に男は軽く口元を押さえて黙りこむ。 この街で拳銃が必要になることなんてあり得ない。 "こちら側"にいる限り、決して。
記憶を辿る。 あいつは、ミッシェルの兄は、こんなものを持ち歩くほど臆病な奴だったか?]
(173) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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…………。わかった。
[長い沈黙の後、男はそれを預かることを了承した。 この一件が落ち着いたら返す、と付け加えて。]
……ミッシェル。
[重ねられた手に温もりを感じながら、彼女の緑の瞳を見返した。]
…………うん、気をつけ……いや、送っていくよ。
[男もまた立ち上がった。受け取ったばかりの拳銃をジャケットの内側のポケットに入れ、……その重さに眉を顰めた。ジャケットの胸元が伸び、不自然に下がる。
こういうものは本来ホルスターなどを必要とするものなのだ。 結局再び取り出して机の上に置いた。]
(174) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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[>>160攻撃を外した。しかし、分はこちらにある]
『ぬくぬく生きてる奴らがみんなみんな、憎いんだよ!』>>168
[これが。この道化師の。本音。 狂ってるんだ。なにもかも。自分も。こいつも]
……ゥウウウ!!!
[>>168刹那、視界からネイサンが消える。どこへいったんだ。激情に包まれた頭では、咄嗟に判断できず。 ――衝撃。次の瞬間、自分の身体がふっとばされていた]
(175) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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でもね?これは私の見解だけど、それならそのまま殴り殺せばよかったのじゃないかしら? こうして見られているのにわざわざ戻って"人狼"になって喰い散らかすだなんて、自分を疑ってくださいといっているようなものじゃない?
[芸人風情の言葉を自警団がどこまで信用するかはわからない。 だが、もし刺青の男が人狼なら出来過ぎだ。
ヨーランダの証言は身分と共に信用されたのか、彼女は自警団と共に行くことになった。 今までの彼女と違う、凛とした、決意を決めた眼差しだった]
『どうか、あなたの……無事を、祈っています……』
ありがとう。貴女も辛いでしょうけど気をしっかり持ってね。
[彼女の表情は深く一礼をしたためうかがえなかった。 フランシスカはただ、ヨーランダと自警団が見えなくなるまで墓地で見守った]
(176) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/13(Sun) 00時半頃
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――――ズドン。
(177) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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[続けざまに、銃声が響く。 自警団の隊長の手には、煙を上げる銃身]
(……ああ。俺、撃たれたのか)
[そう気付いたのは、暫く経ってからで]
(178) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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は、はは、
[突き飛ばした。叩きつけた。が、ここから、どう、する。 殴れやしない、倒したところで怒りを買うだけ、しかしこのままで居られもしない。 潰えた片眼の鉄材を、引き抜きもう片方へぶち込めないかと、手をかける。]
(179) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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――ソル・デ・メディアノチェ テント――
「フランシスカ、本当にやるのか?」
[墓地から戻って舞台の支度をする。 こんな時こそ私たちは明るく笑っていなくては。 そしてこの暗澹とした街を少しでも華やげるのだ。 ネイサンがまだ戻っていない。 道化師がいないのは辛いが、ゆるやかな歌と踊りでなんとかしよう]
当たり前でしょ!何のためにこの街に来たのかわかりゃしない! いつも通りとはいかないけれど私はやるわよ!
[あくまで気丈に振る舞う。 そうでもしないと今にも塞ぎ込んで涙をこぼしてしまいそうだから――]
(180) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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――噴水広場――
[フランシスカは同じ踊り手と、楽団員を引き連れて広場へとやってきた。 いつもより静まった広場は、突然の乱入者に胡乱な目を向けたがそんなの構いやしない]
どいつもこいつも暗い顔しちゃってさ! こんな時は歌って踊って忘れようじゃないの! さぁさ、このソル・デ・メディアノチェにお時間を頂戴!
[フランシスカの掛け声と共に楽団員が音楽を紡ぎだす。 いつもの情熱的なものとは違った、牧歌的な素朴な音楽だ。 その音楽に乗せてフランシスカをはじめとした幾人かの踊り手が舞い踊る]
(181) 2014/07/13(Sun) 00時半頃
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ヨーランダ。おまえだけには、この姿。 見られたくなかったんだ。
……ごめんな。こんな兄貴で。
[銃弾に貫かれた痛みに悶えながら、贖罪の言葉を吐く]
(*3) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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[最初はおずおずと遠巻きに見ていた人たちも、踊り手が楽しそうに踊り手を伸ばすと、おっかなびっくりその手をとり輪に交じりだす。 次第に街の人同士も手に手を取り踊りだし、広場はちょっとした祭りのようになった]
――そう、これでいいのよ。
[人々にわずかに戻った笑顔にフランシスカは満足気に頷いた。 フェンスの向こうの惨劇など知らずに――**」
(182) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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[暫くラルフの反応を見守っていたが、受け取ったことに安堵を覚える。 平和だったヒースリングのこちら側では不要な品だ。 男の沈黙と表情から、改めてそのことを察する。]
ありがとう。 まあ、実際に使うことはないでしょうけど。 お守りだと思って。
[礼を言って席を立つ。]
見送りはいいわよ。すぐ近くだもの。 それに、ラルフといる方が危険かもしれないものね?
(183) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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[悪戯っぽく笑う。 すっかり軽くなった鞄を手にして、玄関に向かい、 思い出したように再び笑み浮かべ。]
ラルフが大きな声を出すの珍しいわね。 ……嬉しかった。 それじゃ、またね。近いうちに。
[挨拶をすれば、手を振って外へと。]
(184) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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[ず、と鉄を引き抜いた。抵抗はそれほどなかった。 振りかぶる。もう片目を狙う。が、そんなピンポイントな狙い、簡単につけられるものか。 振り降ろす決断が出来ないうちに、ズドン、と横槍の音がした。]
……空気読めない、馬鹿野郎だな、あいつ。
[それでも、武勲に違いはないのだろう。 徐々に、足元の身体の抵抗が弱くなる。 向こうの世界の住人に、手を上げた方はどう取られるか。 ゆるく立ち上がり、両手を上げて無抵抗を示した。]
(185) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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[*そうして、ヘクターは*]
(186) 2014/07/13(Sun) 01時頃
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