26 Fairy Tales Ep.4
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[ポルクス――。 呼ばれた名に引き摺る足を止める。]
……………。
[振り返らずに、また少女の手を引き。 反対と指摘されても、進む方向は変わらない。]
……ルーカスに聞きました? なら知っているでしょう。 10年前、この村を滅ぼし損ねた人狼の名ですよ。
(138) 2010/08/12(Thu) 19時頃
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………。
[一方的な約束に、返事はしないが拒否もしない。]
……この村で暴れていた狼です。 噂になっていると思いますけどね。
片足の悪い、白い狼の事―――。
[抑揚なく、答える。 足を引き摺る音が響く。]
(139) 2010/08/12(Thu) 19時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/12(Thu) 19時半頃
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片足の悪い、白い狼?
[質問にちゃんと答えてくれるんだ。 わがままそうなお兄さんだけど、思ったより優しいんだね。]
………暴れてたのって10年前? あれ、でも、違うのかな? わたしが『ポルクス』って知ってるのはね。 誰かが『ポルクス様』って呼んでるのを聞いたからだよ。 夢だったのかもしれないけど。
[足を引き摺る音にそちらに視線を落としました。 それから、お兄さんの顔をもう1回見てから、もう1度足へ。]
あれ…?もしかしてお兄さんがその『ポルクス様』なの?
[首を傾げました。]
(140) 2010/08/12(Thu) 19時半頃
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10年前も、今も、ですね。
沢山人間を殺した人狼で。 これからも沢山殺す人狼です。
呼ぶ『声』を聞いた?夢で? そういう人間が偶に居るらしいとは聞いたことありますが……。
[僅か眉を潜め、続く核心を突く質問に。 ひたりと足を止める。]
もし、俺がそうだとして―――。
(141) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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逃げなくていいんですか?殺されますよ?
[振り返った瞳は冷たく赤い。]
(142) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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………良く見ると。 少しだけ、カストルに似てる。
[短く髪を切った少女を見て、ふと思う。]
(*7) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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甘っちょろいこと抜かしてるんじゃねぇよっ!!!
[村中に響き渡るような声でフランシスカは叫ぶ。]
(143) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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ムカつくんだよ・・・『愛』とか『優しい』とか・・・
[フランシスカは苛立ちを隠せずに当たりの土を足で蹴ると]
かかってきな・・・そんなん、全部潰してやるよ・・・『オロカナニンゲン』ごときが・・・
[フランシスカの右手の焔が一層と*燃え上がる*]
(144) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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……たくさん人間を殺した人狼でこれからも殺す人狼。 それって怖いからなの?
[首を傾げます。 なんだかよく分からないっていうのもあるけれど。 振り返った視線が赤くて、一瞬ビクッってなったけど。]
だって、付いていったら質問答えてくれるって言ったもん! だから逃げないーっ。今逃げたら、後で残念ってなるもん!
[あれ答えてくれるって言ってたっけ? 言ってたよね、言ってたで大丈夫だよね。]
お兄さんがポルクス様だったらー。 ポスクス様ってのは白狼ってことだよね! うん、ここまでは分かったよ。 次はー……証?証のこと聞けばいいかなー?!
[聞きたいこといっぱいあるんだから。]
(145) 2010/08/12(Thu) 20時頃
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殺されたら残念と思う後なんてないでしょう。
[僅かに口調と表情に呆れを混じらせ。 また、ゆっくり歩き出す。]
人間は怖くて憎い。 何もしていない兄弟を、人狼だからと殺す。 なら、人間だから、殺すんですよ。
証は……。 すぐ、分かりますよ。
[手を引き向かう目的地は。 森の中の墓標。 欲望の『証』を死者に預けた場所。]
(146) 2010/08/12(Thu) 20時半頃
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…あれ?あ、そっかぁー!! あ、でも、でも死んだら空へ行くんだよね?あれ?
[また歩き出したお兄さんを見ながら首を傾げました。 難しいこと言うからよくわかんないや。]
…………ああ、そっか。 そうだよね……。元々は人間が悪いんだもんね……………。
[ごめんなさい、って言うのはなんだか違う気がしました。 やっぱり、人狼も同じように痛みをもっている。 でも、どうしたらいいんだろう。
どうしたら、ゾーイちゃんやこの人とたちと一緒に生きられるんだろう。]
証、すぐ分かるってどういうことー?? ……えー、ここ何?
[森の中をゆっくりと歩いてきて辿りついた場所。 ほんの少しだけ、他の場所とは雰囲気が違う、そんな感じの場所でした。]
(147) 2010/08/12(Thu) 21時頃
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―――― そうはさせねェよ。 [土を蹴ってもそれで動きが遮られることはなく]
生憎、土の加護があるンでね。
いいから来いよ。 フラン姉。
人間だって、そう悪くねェもんだぜ?
[燃え上がる腕の焔がぱちぱちと音立てていた。 襲って来るのなら剣が動く。
狙う場所は懐を狙うと見せかけて、彼女の足元**]
(148) 2010/08/12(Thu) 21時頃
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死ぬと、星が堕ちるんだそうですよ。
[木々の間から見える空を見上げて、立ち止まった。 目の前には大きな石が一つ。 供えた花はもう完全に枯れている。]
……墓です。 レグルス様とカストルを葬った。 ムリフェイン兄さんは、まだ一緒にしてあげられてませんが。
[少女を掴む手を離し。 墓の前に座り込む。]
(149) 2010/08/12(Thu) 21時半頃
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……逃げてもいいんですよ。 すぐに追いつきますから。
[素手で、まだ柔らかい土を掘る。]
……是がなければもう、まともに動く事すらできない。 あの人達は追求する気すらないみたいですから。 もう隠す意味もないですね。
[かちゃり 隠したチョーカーは持ち主を待つように其処に在った。 再び手にした証が、手の中で淡く仄暗い光を放つ。]
(150) 2010/08/12(Thu) 21時半頃
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・・・言われなくても地獄にまで送ってやるよ、土の証とやらと一緒にな!!
[フランシスカは焔で焼けただれた木を使い、ルーカスの頭上目がけて飛びかかる−]
(151) 2010/08/12(Thu) 21時半頃
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星……?
[空を見上げました。 でも、森の中のせいか空はあまり見えません。 それから次にお墓を見ました。 小さな花はすでに枯れていて、なんだか寂しい気持ちになります。 誰のお墓かな、とか考えていたらお兄さんが答えてくれました。]
……レグルス様とカストルと…ムリフェイン兄さん…?
[何か知っているような気がする。でも、それはどこで聞いた名前? うううん、思い出せません。 お兄さんはいつのまにお墓の前でしゃかんでいました。 その様子をまたじっと見詰めます。]
(152) 2010/08/12(Thu) 22時頃
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― 診療所付近 ―
あれは…っ?!
[ポーチュラカがテッドに腕を引かれて森へ入って行く。 剣呑な気配だが>>135双方に抵抗の意思は見えないか。 燃え盛る焔の中に人がいるならば向かう先は違えずに]
…ミミック! この焔は如何して消えないんだろう…
ポーチュが心配なんだ 直ぐにテッドに其の身体をあげられる?
[ソフィアの姿を見かければ駆け寄って問い掛け、 診療所に近づこうとすれば揺らめく焔の熱に遮られた]
(153) 2010/08/12(Thu) 22時頃
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双生児 オスカーは、焔を見据えじゃらりと杖を水平に構える。
2010/08/12(Thu) 22時頃
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えええっ、と追求してるのはソフィアさんと、お兄ちゃんでぇ…。 隠してたのがないと、お兄さんは動けなくって…。 証はもうすぐ分かるって言ってたから…。
[1つ1つ指折り数えていく。 それから、何か思い出したように本を開きました。 サイモンさんが残していた本。 そういえば証がどうとか、書いてあったような気がします。]
……それも、精霊の証ってことですか? お兄さんも証を持ってるの…?
[淡い光を放つ何かがお兄さんの手の中に見えます。 近づくことはできず、その場に立ったままそれを見詰めました。]
(154) 2010/08/12(Thu) 22時頃
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ん、あれはまだ時間がかかるんだよ 火が消えない理由はなんだろ…普通の火じゃないからかもね
[実際、まだ入れ替わりには時間がかかる。 火を消すだけの魔力もない]
人狼も狼だし、胡椒ぶちまけたらなんとかなるかなと思ったけど…たまねぎとかのがよかったかなあ
[場違いなコメントを、ぽつり]
(155) 2010/08/12(Thu) 22時頃
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グルジエフ…ッ!
燃え盛る焔の如き熱き大地と成り
マグマをもって加護と為せ
[ じゃらん ] [ トン ] [大地へ杖を突き立てるとどろどろと足元へ溢れる溶岩。 燃え盛る診療所へ向け杖を振れば熱き大地の加護が飛ぶ]
フランシスカも魔法に覚えがあったのかな… 胡椒やたまねぎを料理する普通の火じゃなさそうだね
…ポーチュが危ないかも知れない
(156) 2010/08/12(Thu) 22時頃
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あるいは魔力付与された道具を持ってるか、だね
[フランシスカに魔法の心得があると考えるよりは、まだ納得出来そうだ]
魔力付与された道具だったら、本人に素養がなくても一定の効力があったりするからね …ちょっと派手すぎだけどさ
(157) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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――― !
[剣は虚空を斬った。 見上げれば、飛びかかる彼女の姿で]
ちッ
[左腕を犠牲にしてでもそれを盾にするが 次の瞬間見たのは 灼熱のマグマ。]
…なンだこれ
[ルーカスとフラン姉の間に割り込んで彼を守るように]
(158) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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精霊?
[振り返る顔色は悪いが、苦しげな様子は見えないだろう。 その首元を『証』が飾る。]
そういえば、欲望のガーディアンがどうとか言っていましたね。 レグルス様の姿をした……ルシエドと名乗る亡霊が。
よくは知りませんけど。
[瞳は赤く、髪の毛先は僅かに色を褪せつつある。]
(159) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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あれだけ盛大に火を扱えるマジックアイテムか 売買には幾らかかるんだかね
品物か無効化の方法の心当たりはある?
[先に裂けた掌へ特製の万能薬を塗り込んで傷を塞ぐ。 常ならばせぬ処置も大切なオスカーの身と想えばこそ]
…あれではとても近づけない ポーチュも心配けど森は広いし友達はルゥの処…
ミミック…君ならテッドの居場所も判る?
(160) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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……欲望のガーディアン…。 サイモンさんの本に書いてあったかな…。
[ペラペラとページをめくります。 相変わらず細かな字でちゃんと読めないです…。]
…………。 あ、これかなー……あれ違う…? こっちのページは龍の神様のページだし…。
[本をぺらぺら捲りつついろんなページを探していきます。 お兄さんのことそっちのけになってました。]
(161) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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あっはっはっ!!!こんな事態で友情ごっこか! 本当にお目出度いヤツらだな!
[オスカーを庇うルーカスに対し高笑いを浮かべつつも彼の真の意図には気づかず。]
(162) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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…………。
[暢気に本を捲り出す少女に、ふぅと溜息を零す。 瞳も髪も元の色へと戻る。]
……暢気ですね。 俺は、君を殺そうと思っているんですよ?
[夢中に本を読む少女の傍に寄って。 わざと低くした声を掛ける。]
(163) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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うーん…それこそ使用者を殺すくらいしか方法ないんじゃないかな 説得して止めてくれるならいいけど、多分無理だからね
[当人の感情に合わせて燃え盛っているように見える炎。 これを消すのは手練の魔法使いでも難しかろう]
えっと…多分、記述を元に歩けば行けると思う 僕もついていった方がいい?
(164) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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……あ、これかなぁー!!
[近づいてきたお兄さんに見つけたページを開いてみせる。]
あった、あった…って…。 ………、あれ? お兄さん、わたし殺すつもりだったのー?!
[そういえば、逃げてもいいとかなんとか言ってたような気がします。 でもこの距離だと逃げたほうが危ないような気も。 お兄ちゃんと仲良しそうに見えたから大丈夫かな、とも思うし。
それに人狼だから逃げるなんておかしい。]
わたしはゾーイちゃんの友達だから、今は逃げないよ。
[だって、今逃げるときじゃないって思うから。]
(165) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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アイテムなら破壊が可能な気がするんだけど… 媒体が何か判らないと本人を止めるしかないだろうね
[ルーカスを護るマグマは揺らめく焔を阻んで、 どろどろと形を定めず今はルーカスの盾と成る加護。 ルーカスが望めば姿をかえても彼を助けるだろう]
見たところ今は魔法も使えないみたいだし 一緒に来ると危ないよ 僕はミミックを護ってあげられない
指輪で道を教えて呉れる? 是…役に立つかは判らないけど 出来ればルゥを助けてあげて
[ソフィアに渡す宝石は地面に叩きつけて割れば、 幾らかでも使用者の魔力を回復して呉れるだろう]
(166) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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