217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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黍炉は、ミナカタをつんつんつついた。
kotsuma 2015/02/20(Fri) 19時頃
黍炉は、ショコラマジ天使。
kotsuma 2015/02/20(Fri) 19時半頃
黍炉は、テレテレ///((ノェ`*)っ))タシタシ
kotsuma 2015/02/20(Fri) 19時半頃
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―― ずうんとむかし ――
「あいつ、巳だよ。けいこくっつーと怒るんだ」
ふうん。
[何の集まりだったかもう覚えてない。代がわりする前だったような気もする。今日みたいに神様と、それから先代の十二支たちが集まって宴だか寄合いだかわからない集会をしていた時だったとおもう。
自分は同世代くらいの奴らを集めてかけっこだかかくれんぼだかをしていた。 神様を筆頭に、大人も子供も浮かれムードで大騒ぎしていたのに、ひとり螢惑だけはむすっと眉間にしわを寄せて、少し離れたところに居た気がする。]
(88) kotsuma 2015/02/20(Fri) 19時半頃
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[ひどく興味がわいた。
巳ってことはすぐ隣の干支だ!こんなに楽しい夜なのに、なんであいつだけあんなにつまらなそうなんだろう?なんで怒ってるんだろう?なんで名前言ったら怒るんだろ?
そんな好奇心は気づけば口から出ていたらしい。]
螢惑、遊ぼう。
[少しだけ目を見張った彼が、物凄く厭そうな顔をしたあと、午の目の前にはチカチカと星が散ったのを、今でも良く覚えてる。]**
(89) kotsuma 2015/02/20(Fri) 19時半頃
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[否定される優しさにどうすれば良いのか悩んだが、素直にその優しさに甘えておこうか金の目を一度だけ瞬かせ。]
共に眠れるなら、何だ?
[探究心の強い蛇。 故に途中で途切れた物>>85の続きを気にするが、口にせぬならまあいいか、とそれ以上は問わぬだろう。 釣られる様に眉を下げた後、微笑む白兎に手を取られ、其のまま桃に染まる其の頬へと当てられる。 其の意味がよくわからぬ。不可解そうに眉間に皺を寄せた。]
(90) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 20時頃
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[云われた事はひどく簡単な、だが己にとっては難しい事>>86。 約束は約束。違える訳にはいかぬ。]
…………時間は掛かるかもしれんが、善処はしよう
[暫し逡巡した後、律儀にそう答え。 解放された手を、そうっと頭の上へと伸ばし]
ありがとう
[乗せることが叶うならば、常の男であれば想像し難い優しさで頭を撫で。 ふわりと笑ってみせたのもほんの僅かで。 すぐに手を下ろせば他の同朋の方へ顔を向ける。]
(91) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 20時頃
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で? 宴だったか?
[最後に残った呪い。 何があってもこの事を、操られし時の事を忘れられぬ。 だが、酒を飲んで少し位は浮かれても良かろうと。 そう思考する顔は、常通りの仏頂面。*]
(92) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 20時頃
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― 光 ― [その時だった。 黒に染まった空間から、ぽつ、ぽつ、と光の雨が降り出し。
辺りが白に塗りつぶされる。 その中で、黒に紛れて見えなかった輪郭が姿を現した。
影。黒い人型を保っていたが、それは]
―― …… だよ。
[己の様に思えた。 黒き影は、もう一度、言霊を。]
(93) kuryu 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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……一緒に、行こうよ。
[そう言って影に手を伸ばしてみるも。 影は首を緩く横に振り。 「おかえりなさい、を。言わないと。」 そう、口元が語ったように思える。一瞬自分の心を一部置いていくような錯覚さえ覚えたが。 元は、彼女は……]
……ありがとう、ひつじさん。
[せめて、笑顔で。会い見えることはもうないだろう、直感的に感じる。ならば、良き別れをしよう。
影もまた、口元を綻ばせた。]
(94) kuryu 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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― いつもの光景 ― ――……。
[辺りが騒がしい。 幾つもの声が聞こえる。温かい。心地よい。 そう、一人ぼっちじゃない。]
……ぁ。
[上半身を起こして周りを見やり、影を探すも。 やはり、もう、彼女の姿は見えず。 少しばかり、心に穴が空いたような気もするが。 勢いのある彼の呼ぶ声に、思わず目頭が熱くなる。
嗚呼、夢じゃない。我儘を聞いてくれて、ありがとう。]
(95) kuryu 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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おはよう、しょろ……!
[この言葉が言えることが。 この日常的な挨拶が、幸せに思えるとは。 今はとびっきり特別な言葉の様に思えた*]
(96) kuryu 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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ありがとうございます
[善処してくれるというならば、それ以上は言うまい。 ぺこりと頭下げれば 律儀な彼の、大きな掌が黒髪に乗せられ、 ゆるりとなでられる。その感覚に、 兎はくすぐったそうに笑ったけれども、
続いて見えた 優しい笑みに、目を見開いて、驚いた。 それでそれから、頬を染めてふふふと笑う。]
(97) ゼロ 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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( ……やっぱり 笑顔がいいなあ )
[そんな声を心にとどめ、ほくりと温まる胸を抑えた。 宴だったか、と問う巳の声に、]
今宵は望月。月の宴。 うたげの準備を、しなくっちゃ。
[小さく呟いて、 皆の姿を黒い目に映し、 それでそれから、確か、 ――かみさまが倒れる前に、もう、支度は済んでいただろうか? そっと確認をしに行っただろう**]
(98) ゼロ 2015/02/20(Fri) 20時半頃
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[主たる神へと欠片渡して、零す吐息は安堵。 したが、気を抜いていられぬのは年嵩の性分と経験ゆえ。]
これ、和むも良いがまずは穢れ祓わぬか。 天の川で禊し、さっぱりするとよかろう。
[ん?と視線巡らせれば、 邪気に触れた面々の内何人が下を向いたことやら。]
血の穢れものう…はよう労らねば。
[微かに漂う血臭。 寅の仔が自らに立てた爪と叫びは夢路で聞いた。]
(99) 唐花 2015/02/20(Fri) 21時頃
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[案じるように視線送って、 そっと笑み浮かべる。]
もう傷つけるものはないゆえな。 労り、安らぐがよかろうて。
(100) 唐花 2015/02/20(Fri) 21時頃
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―ずうっと昔― [巳に選ばれて然程経たぬうちだったか。 午の次代のお披露目があり、先代が次代の午をよく連れてくるようになった頃。 くだらない内容で呼ばれた時、神様含め皆で行われたかくれんぼ。 子供も大人もお構いなしに皆ではしゃぐ中、己は一人、隅の方でその光景を眺めていた。
己は気難しいと思われている故に、誘われることもなかったが、誘われたとしても乗るような者ではなく。 乗らぬ理由はただ単純に、遊んでる者等が怪我をせぬかを見守る為。 己は蛇故隠れるとなれば、必ず木の虚やらに隠れてしまう。呼ばれた時に出てこぬのでは意味がないと、参加はせずに次代の午を観ていた。]
(101) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 21時頃
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[一の印象は『騒がしい者』 同年代のみならず、神様までもお誘いし遊ぶ姿は、己と同じ火性の者としては相応しいのやもしれぬが、己にとっては煩いと思ったのが始。]
……しかしまあ、元気なことで
[そう皮肉っている時だったか。 此方を見ていた午が此方へ近付いてくる>>89。 怪我でもしたのかと思い、凭れていた木から離れていると時に言われた言葉。]
「螢惑、遊ぼう。」
(102) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 21時頃
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[当時は今より気が短く、手が出るのが早かった。 故に然程話すらしてなかった様に思うのに、いきなり己が厭う名を呼び捨てにされ、目を丸くした後に手をあげた。
午の次代を殴った事は咎められ、誰かだったかに、今思い出しても身震いのするような説教を食らった。
彼奴とは金輪際関わらない 彼奴は俺にとっての疫病神だ
そう二の印象を持ったのは、説教が終わり、足の痺れで立てなくなりし頃。 そうは思いはしても、男は律儀故に話し掛けられたら返す者で。 諦めが入る方が、ずっとずっと早かった。*]
(103) あんもびうむ 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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-遠い昔-
.....ぇ?
[酉の優しい声に、泣いていた子は顔をあげる。]
どうしてって....、ねずみが...、わたしが...わるいこ、 だから...、だから.....っ、っ
[絵本を抱いて、しゃくりあげて。]
べにはおねーちゃん...
ずるしたの.. ねずみ、わたし..、ずるいこなの..
(104) springkraut 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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[暖かい日差し。 頭を撫でられれば、抱きついて。 近くで喧嘩する、申と戌の声を聞いていた。]
(105) springkraut 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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....私、そんなこと言わな...
[戌を騙す申に言う。 見てられなくて、そんな風にい話しかけるといつも手を引かれて。 何故か自分まで一緒に逃げることになって。
気付いて怒る戌と楽しそうに笑う申におろおろするのはいつものこと。 あの日から、一緒に居ることが多くなった。]
(106) springkraut 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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どうして私なの......?
[何度聞いたことだろう。 性別も違う、真似るなら適当なひとが他に居るのに。
軽く、繋がれる手。 目があえば、ふざけて。]
.................
[会うたびに聞く度に。 その時々で変わる理由。
会うたびに、触れる度、揺れる心。 胸の奥、話したいことばかり増えて行く。]
(107) springkraut 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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[強くなれなくて、強くなりたくて。 でもいつも、誤魔化して逃げていたのは自分のほう。
「どうして、猫さんに嘘を吐いたんでしょう。」
それは―――**]
(108) springkraut 2015/02/20(Fri) 21時半頃
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―昔昔― [しゃくり上げる小さな子の背中を優しく何度も撫でる。]
何故嘘をついたのか、のう。 それは我にも分からぬ。
けれど、当代のねずみは大層心優しいのでな。
猫もきっと、嘘をついた相手ではないと分かろうて。
[ぽん、ぽん、と一定の感覚で軽く背を叩く手のひら。 賑やかな戌と申の声に小さく肩揺らす子の頭をそっと撫でた。]
(109) 唐花 2015/02/20(Fri) 22時頃
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お主は優しいこ。
優しくあるはのう、それだけで強いことよ。
[謳うよう。祈るよう。 言い聞かせて囁く。**]
(110) 唐花 2015/02/20(Fri) 22時頃
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―風の当たる場所で―
[皆がそれぞれの想いを伝え、日常に戻る中。 戌はと言うと柄にもなく縁側に一人座り、宴前に先に酒を飲み始めていた。 自分の考えは間違っていなかったと思う。けれど、頭を冷やせばもう少し言い方があったのではないだろうか。他の方法も探せたのではないか。 無意識に、逃げていた部分があったのではないか。]
…逃げるって、何からだよ。
[何かも分かっていないから謝れず、だからといっていつものように騒いで喜べるかというとそうでもなく。 ただ、目を覚ました神の声を聞き、犬の耳と尻尾を出してぱたぱたと揺らす。 半獣になるのもまた、無意識の嬉しさから。]
(111) benico 2015/02/20(Fri) 22時頃
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月が…綺麗だなァ。
[今宵は望月だ。 盃を目の高さまで持ち上げ、月を酒に映す。 月光に映え輝く酒を、ぐいと一呷り。]
蛇じゃないし…月は、呑みこめないか。
[ぱたり、ぱたり、茶毛の尻尾は揺れる。]
(112) benico 2015/02/20(Fri) 22時頃
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泣きたくは、無い筈なのだけれどね。
[寅はいつも何かを隠して笑う。何故かは知らぬが、寅はいつも、痛く笑う。 気付いてはいけないのだと、何も言うべきではないのだと言い聞かす。 寅の矜持を傷つけるなどと己に説いて、誤魔化す様に笑って見せる。]
ほんに、寿命が幾分か縮んだ気分だよ。 主様にも言わなければいけないね。
[澄んだ空色が顔を覗く。己が目に溜まる雫にゆらりゆらりと空が、揺れる。 頬を撫でる指がこそばゆい、ぱちりと一つ瞬きを。はらりと一つ涙の雫。]
(113) k0ske 2015/02/20(Fri) 22時頃
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[雫に寄せられた唇に、久方ぶりに感じる感触に、目を見開けば。 映る悪戯な笑みは―――――――――――思わず見惚れる程、眩しくて。
この子もきっと、健やかに大きく育つのだろう。 眩しさに思わず目を閉じれば、離れてゆく体温を少し名残惜しく思う。 再び開いた視界に移るは、次々に起き出した同胞達。]
元通り、いや元より以上か。 ふふ、人間万事塞翁が馬…いや、雨降って地固まる、かな。
[皆の様子に笑みが零れる。この光景も主様の見通しどおりか。 ふらりとまだ足元が覚束ないが、よいせと立ち上がり仮面を探せば。 どうにも何処にも目当てものが見つからぬ。]
(114) k0ske 2015/02/20(Fri) 22時頃
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[はたと思い当り寅の姿を探せど、時既に遅く見つからぬ。]
櫻。これ、櫻は何処に。
さくら、悪戯が過ぎるよ…
[袖口で顔を隠し、其方此方をふらりふらりと。
慣れぬ日の光に目が眩む、髪色と同じの睫毛では日の光を防げぬ。 細めた視界にふらつく足取りで座敷を目指せば、誰にとんとぶつかり。]
(115) k0ske 2015/02/20(Fri) 22時頃
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[背にとん、とぶつかる感触。 近づく声音を避けもせずに、振り返れば、 そろりと顔隠した辰の姿。>>115]
おや、主の尊起きたゆえ、眩さに目が眩んだと見ゆる。
[くすくす笑って、手をとり。 座敷の中、定められた席の円座まで導く。]
(116) 唐花 2015/02/20(Fri) 22時半頃
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[久方ぶりに露わにされたその面。 本人がどれほど厭おうとも、 酉にはただ懐かしく慕わしいばかり。]
心配をかけたのう。 見たところ、穢れはうつらなんだようで何よりよ。
これも年の甲かの?
[我もまだまだ、と笑い。 未だ十二支揃わぬ座敷でこっそりと神酒の杯を手に持たせる。]
(117) 唐花 2015/02/20(Fri) 22時半頃
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