215 【誰歓】エンドローグ
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えぇと、少し……いや、かなり見苦しいけれど、ごめんね。
[謝罪をひとつした後、恐る恐る、仮面に手をかけ、外す。
露になった素顔は、元々はそれなりに端正なものだったのだろう。 しかし、それを覆い隠すような、爛れた痕が酷く痛々しい。 反応を伺うことはせずに、此方に視線が向けられていたならば、小さく苦笑する。引き攣った頬に走る痛みにはもう慣れた]
あー、ご覧の通り。 昔、怪我をしてしまってね。
食事以外の時に外すつもりはないから、気にしないでもらえると嬉しいな。 難しいかもしれないけれどね。
[自己紹介というより、事故(に会った)紹介になってしまったが、そんなことを気にする余裕はない。 えぇと、とか、その、とかしどろもどろになった後、視線をテーブルへと落とし、仮面を机に置いて、代わりにスプーンを手に取った]
(73) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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……それじゃあ、いただきます。
[手を合わせた後、俯いた顔をカレーの皿へと向ける。 彼等の目を見るのが、酷く恐ろしい。そう思った。
その視線が、軽蔑や失望に満ちたものだったとしたなら、自分は――。 火傷の名残、薄い皮膚となった頬を撫でる外気が酷く冷たい気がした]
(74) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[寧斗が静かに語りながら仮面を外そうとしたとき、見苦しくてごめんねと前置いたことに、千秋は疑問を感じた。しかし、その疑問の答えはすぐに、仮面の下から現れた。>>72 ひ、と短く息を吸った。千秋は、それが自分の発したものか、周囲の誰かが発したものか、分からなかった。けれど、少なくとも、自分のものであった可能性を、否定することはできなかった。 気にするな、自分は全然気にしない、と。人間、外じゃなくて中身で勝負でしょう、と。心の底から言えるだけの懐の広さが、千秋にあればどれだけ良かっただろう。 寧斗がここまで、かたくなに仮面を取ろうとしなかったのも、頷ける。道化の仮面の下にあった素顔は、本能的な嫌悪を煽るには十分なほどのものだった。 だから。]
まあ、そんなこともありますよ。
[だから、きっと千秋の声が裏返りかけていたことも、浮かべた笑顔が引きつっていたことも、寧斗にはばればれだっただろう。彼のように上手くは、できないものだ。>>2:82 千秋は固い表情のまま、寧斗が座る席の正面に腰を下ろす。何かを言わなければと思ったけれど、結局何も言えなくて、いただきますと、ただ手を合わせた。*]
(75) busoa 2015/02/10(Tue) 23時頃
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はい、どうぞ
[するりと場所を入れ替わって>>67、お皿に適当な量をよそう。 その適当な量、というのがまた難しいのだけれど、他の皆の持っていたお皿を見て、こんなものかなあと。 梶や神鳥や五十嵐の分も盛りつけながら、当然のように、一旦はかわしたらしい>>42ピエロの分も。]
だって、ネイさん明らかお腹すかせてたじゃないですか
[ホールでの一幕を思い出しつつ。問答無用でそれなりの量を皿に盛る。 なんなら別室ででも、と言おうと思ったが、その必要もなかったらしく。>>74]
(76) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[横目でその様を見ながら、最後に自分の分も。 他者によそったのと比べて、随分と控えめなこれを要求するのが嫌だったのだ。 こっそり手早く用意して、するりとピエロの隣>>74を陣取る。彼を取り囲むように。>>75]
となり失礼します
[すちゃっとスプーンを構えて、手を合わせる。]
いただきます
[特に何かコメントすることもなかったし、 そうしたことに明確な理由を挙げることもできなかったが。 当然のようにスプーンを動かし始める。]
(77) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[頷きを見て、仮面に手をかける寧斗を静かに見守る。>>72>>73 自己紹介、という言葉通りぽつりぽつりと告げられる彼の話に耳を固くけていれば、戸口から人の気配がして。 話の隙にそっとそちらへと目を向けた。
台所の入り口で佇む主は、下駄を履いていて。>>64 その特徴から誰が其処に居るかを知る。 入ることを躊躇っているのか、それとも別の意図があるのか。 今はまだ計りきれず。そのことは口に出さないまま、再び寧斗へと視線を向けた。]
――……。
[彼の話がちょうど終わろうとしている頃、ようやく仮面の下から覗いた彼の顔を見て、少しだけ目を見張る。
ただ、それも。カレーから目を離せず俯いた彼を見ていれば、長くは続かなかった。]
(78) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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――なんだ。格好いいじゃん。
[微笑い、壁から背を起こす。 一歩踏み出せば、また一歩。進む足取りは軽くなり、テーブルを囲む輪へと向かっていく。]
隠してるの、もったいないんじゃない? モテそうなのに。
[そう告げる声に悪意はない。 場を和ませるように、多少の揶揄は混じえたが、賞賛を向けたつもりだった。 ただそれがどう取られるかは聞く者次第。 時には反感を買う事も知っている。
不意に、くるりと振り返り、戸口に立つ男へと視線を向けて。 ねえ?と同意を示す。>>64 そこにもう一人佇む男の姿を、テーブルに居る人々へと紹介するように。*]
(79) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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[黙々とカレーを食べ進めていれば、次々と人が食堂に集まってきただろうか。自分が滑り込んだ時には千秋一人だったそこは、すっかり賑やかな場になってきた。
と、寧斗の声が聞こえて、顔をあげる。>>73 まごついたような謝罪の後、彼が仮面に手をかけた。……ああ、そうか。仮面の下にもうひとつ、素顔があるのか。 そんな当たり前のことを今更思ったのは、出会った当初から一度たりとも彼がその仮面を外すところを見てはいなかったせいだろう。
──素顔が露わになった瞬間、誰かの息を呑むような声が聞こえたような気がした。 予想していなかった素顔に、流石にカレーを掬う手が一瞬止まる。
……けれど、たぶん、それよりも。 他の者と視線を合わせず俯くその姿が、いつかの自分と重なって。>>74]
痛く、ない?
[言葉通り、とうに昔のものであろう傷跡はきっともう痛むことなどないのだろうと、頭では分かっていたけれど。 思わず滑り落ちた言葉は、少し前須藤にかけたもの>>1:@5と、同じだった*]
(@4) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 00時半頃
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[ 室内を窺う最中、何時ぞや男が和室へ送り届けた少女(>>65)が やって来たんだったか。
その際、少女へ貸したままであったパーカーを渡された。]
――おう。それで、具合はよくなったのかい?
[ 貸したものが返るついでにとそう問い掛け。 返事が返る前に、少女へ新たな声がかけられたから(>>66) 少女の体調の善し悪しを知ることは暫く、お預け。]
俺は元気さ。この上ねェほどにな。 …後はたまに鳴るこの腹を満たせるものがありゃ完璧だ。
[ 次いで男にも食事のお誘い(>>68)がかかった。 それに返す間に先に歩き出す誰かさんがいたもんだから、 (>>69>>70)男も少しは歩を進めはしたけれど。
誰が用意した(>>76)のだか暫くして目にした机上には 人数分の皿と中身が置かれていて。]
(80) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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[ その光景が男には何やらとても新鮮で、勝手に足は止まり、 ぱちくりと半眼を瞬いて、…ヘェ。なんて勝手に声が漏れた。
置かれた椅子はそれなりに埋まっていた(>>30>>54>>71>>77) けれど、壁際へ佇む少女の姿>>46もあった。
――それと、少年少女の合間、黙々と食べ進める人影>>@4も。 ちらりと目の端を鮮やかな黄色が掠めた気がしたから、 視界に収まりきらずとも、男の知っている少女なのだろう。
そうして、立ち止まっていれば、 妙な前置きと合わせてピエロの兄さんの顔が見えた。>>73 ……男は小さく小さく息を飲む。
同じく聞こえた誰かの短い息(>>75)とは違う。 見えたその顔に、――火傷の痕に覚えがあった為に。]
(81) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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[ だから壁際の少女から話が振られたのであろう>>79その時に、 必要以上にひくりと口の端を吊り上げた。 続く同意を求めるかのような声には何とか。]
――ぁ……あー…、そうだなァ…。 悪くないんじゃあねェの?
……人ってのはさァ。
[ そうして、思い出したのは随分と昔のようにも思える記憶。 二の句を継ぐ前に一度だけ、息を吸った。]
顔がどうであろうと人間、大事なのは中身なんだぜ。
[ 何時かの昔(>>59)には言えなかった文句。 ――男の意図するところがピエロの彼に通じるかどうか。 それは分からなかったけれど。
…ただ、それでもその言葉を口にすれば、 男の表層へ浮かび上がった微かな動揺は収まったのだった。]
(82) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃
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[かけられた声に>>67頷いてみせる。人間、いつだって腹は減る。いくら嫌味つらみの…とて、空腹時のカレーの香りには適わない]
ありがとう給仕係さん。 ……北仲さん、食べにくいからそろそろ袖離してくれる?
[そう言いながら多少乱暴に袖を掴んでいた手を引き剥がす。そして今度は握られないように、さっさと遠くの席に腰かけた]
[その後ホールに入ってきた神鳥>>71に、…は目もくれない。もはや、興味は失ったとばかりに。もうすでに彼女の醜い所は見せてもらった。二度見ても、何も楽しくないのだから]
[次いで現れたピエロの素顔。>>73 ちらっと見た途端に、吐き気が湧きあがる。自分の顔もああなっているのではないかと。焼けただれた顔に、他のメンバーのように暖かい言葉をかけるはずもなく、かといって冷たい言葉をかけられもしない。ただ、その顔を見ないようにするのに、必死だった]
(83) rei0x0 2015/02/11(Wed) 02時半頃
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ッ、あのさぁ、こんな風に和んでるけど、みんなわかってんでしょ。 そろそろ、ここが今まで自分が居た所とは別の場所なんじゃないかって。
[和やかな雰囲気を叩き壊すかのように、吐き気を抑えながら声をあげる]
そろそろ、決めなきゃなんじゃないの。覚悟。 ここに残るか、それとも帰る道を探すか
(84) rei0x0 2015/02/11(Wed) 02時半頃
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>>80 体調は… 大丈夫みたいです。
お騒がせしました…
[ペコリと挨拶を]
(85) ヒヨコ 2015/02/11(Wed) 08時半頃
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ーーあ、ちょっと、
[剥がされた手>>83に、咄嗟に声を上げながらも、自分の行動を振り返って羞恥に頬が染まる。]
そっ、ゆーんじゃなくて! ……すみません
[するりとすり抜けて行った梶>>83に向けて、そんな叫びと。 自業自得に無礼を重ねたな、と辛うじて回る頭の片隅が消え入りそうな謝罪を押し出した。*]
(86) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃
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ー 現在 ー
さがす、って言ったって
[隣人に対し、思っていたような言葉の棘を飛ばすこともなく行われた突然の問題提起>>84に、思わず手を止め素っ頓狂な声を上げる。]
窓、割れませんでしたし 勝手口も、ダメだったんですよね 玄関も、あきそうになかったですよ
[ねー、とチャレンジした当人>>74を振り返る。 梶も、その場に居合わせたように思うが。 そんな疑問を表すように首を傾げる。]
(87) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃
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どっかから入ってきてんだし、どっかから出れるでしょ。
[不思議そうな声に、面倒臭そうに返事を返す>>87 そりゃ、あんなダイナミックに窓を割ろうとして割れなかった事を忘れている訳ではない。それでも、入ったからには出る方法もあるはずなんだ。多分]
もう一度、施設の怪しい所をまわってみようよ。 窓に扉に……いくつも候補はあるでしょ。
[カレーを一口、口に含みながら。全員の様子を伺う。誰が帰りたくて、誰が帰らなそうか。見極めておきたかった]
(88) rei0x0 2015/02/11(Wed) 19時頃
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[ひ、と息を呑んだのは誰だったか>>75。 カレーを掬う手が止まる。 まぁ、当然の反応だろう。こんなものを見れば、誰だって驚くはずだ。
それでも。 頬を引きつらせ、声を震わせながらも、自分の正面に腰掛ける少年>>75。 そして、さも当然と言ったふうに隣の席へ腰を下ろした少女>>77。
逃げ出すどころか、自分を囲む様に席を取り、食事を始めた彼らの様子には戸惑いを隠せない。というか、なんだろう。照れくさい。耳がやけに熱い気がする。
俯きながらも、2人の様子をちらりと伺っていれば、更に思いがけない言葉が降ってきた>>79]
(89) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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え、えぇ、あ、ありがとう……?
[素っ頓狂な声を上げつつ、頭を小さく下げる。 格好いい、なんて言われたのはいつ以来だろうか。少なくとも、傷を負ってから言われたことなんて一度もないだろう。 自分の顔に向けられるのは、嫌悪や不快感、良くても同情といった、負の感情ばかりだったから。
お世辞だろうとは思う。それでも、恐れるような素振りも無く、此方へ歩み寄ってくる彼女の様子だけで、酷く救われたような気さえした]
(90) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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[そうして、唐突に後ろを振り向いた彼女。その視線の先にいたのは、見覚えのある男>>82。 顔には覚えがあったから、院の何処かですれ違った程度の知り合いだろうと思っていた。 それ以上、深く思い出そうとする事はなかったけれど、漸く気付いた。
そう、見覚えがあるなんて程度じゃない。 人を楽しませるための自分の武器。そのルーツの1つである、舞台の上の仮面の怪人。 彼こそまさにその人だったのだ。
舞台に誘ってくれた彼には、本当に感謝をしている。例え歌劇の世界と言えど、醜い怪人にも輝く術がある。それを教えてくれた人なのだから]
(91) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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……ありがとう、ございます。 その、あの時も、本当に。
[彼が覚えているかは分からない。が、やや俯きながらも、臨也に向かって頭を下げた。それ以上は言葉に成らず、飛び出そうになった嗚咽と涙を押し込むように、多めによそられたカレーを思いきり頬張っただろう]
(92) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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[まぁ、それでも、やはり不快な顔には変わりないというのはよく分かっている。 少し離れた席に座る少年と目が合った気がした>>83。 その顔はやけに青白い。やはり、見ていて気分の良いものではないのだから、当たり前の反応だろう。そう思った。
多めによそられたカレーを勢いよく押し込めば、最後の一口とほぼ同時に、仮面で再び自身の顔を覆う。
あんなに暖かい言葉をかけられても、やはり、自分の顔を晒すのに抵抗を覚えてしまう自分がいて、少々情けない気持ちもある。 仮面の下で頬を濡らした何かには、自分でも気付かない振りをした]
(93) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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―現在―
そうだね。玄関は開きそうにない。 鍵もかかってないのに、壁みたいにびくともしなかったよ。
[エミに同意を求められれば>>87、頷いて肯定を返す。 まるで空間に固定されていたあの扉を開く術なんて、まるで思いつかない]
他の扉を探してみるべきかな。 案外、他はアッサリと開くかもしれないしね。
[自分でも、その可能性は薄いと思う。けれど、手段を探す事を辞める気はなかった]
(94) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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[確かに、この場所は暖かい。素顔を晒しても、嫌悪を顕にする人間は多くない。
けれど、酷く寂しい場所だ。 ここは、自分の為の場所じゃない。そう思う。
醜い怪人であろうと、人を笑顔にする事が出来る。 そのための舞台は、きっと、この建物の外。 現実の中の『夢の国』だ**]
(95) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃
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[残るのか、帰る道を探すのか。>>84 梶の問いかけに、千秋は目を伏せた。きっと、ここで暮らそうと思えば、暮らせるのだ。何故だか用意されている食料に、水、電気。過ごしやすい気温。おそらくは、探せば着替えだって得られるのだろう。 ここで、安穏とした時を送ることが、たぶん出来る。けれど……。 瑛美と、寧斗と共に作ったカレーを一口、食べる。自分で言うのもなんだけれど、それは確かに美味しかった。 咀嚼したものを飲み込んで、千秋は視線を上げた。]
そういう事なら、僕は、探します。帰る道を。 僕は帰りたいし、帰りたいと思っている人が居ることも、知ってます。まだ、どうすれば良いかの見当はついていませんけど、帰るために動く、つもりです。
[千秋は、もう一度カレー皿に視線を落として、付け加えた。]
ご飯を食べて、片づけて、それからになるでしょうけど。
(96) busoa 2015/02/11(Wed) 22時頃
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[皿を空にした頃合いだろうか。梶がどこか耐えかねたという風に声を上げた。>>84 その声の内容に、「ごちそうさまです」と合わせかけていた手がぎこちなく止まる。
梶の言葉に反応した何人かが、次々と声を上げた。>>87>>94>>96 帰る道を、探します。他の扉を探そうか。 きっぱりとしたそれらの声に、急激に心が萎む。]
……ごちそう、さま。
[小声で告げて、固まったままの手をそろりとおろし俯いた]
(@5) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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隠し扉でもあるんですかね
[怪しい所>>88、と言われて、力づくを一度試した身として思いついたのはそんな突拍子もないお話だったが。 出口を探すことに、異論はない。]
窓……2階、とか?
[首を傾げつつも、自分でよそった分を平らげて、ごちそうさまでしたと手を合わせる。 皿を片付けてしまおうと立ち上がりつつ、同じく食べ終わった様子の少女>>@5に、ふと声をかけた。]
あおいちゃん、は、探してたんだよね、出口 2階も、もう見た?
[こんな小さい子まで、と不憫に思ったことを思い出す。 家に帰りたかったのだろうと、思っていた。今も当然、そうなのだと。 出口を見つけようね、と、その思い込みを疑いもせずに、笑顔を向ける。]
(97) nabe 2015/02/11(Wed) 22時半頃
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[俯いたまま、ああ、先に皿を片付けてしまおう。逃げ道を探すようにそう思って顔をあげれば、北仲から声をかけられた。>>97 探してたんだよね、出口。──ちがう、そうじゃない。 私は、違う。
真っ直ぐな笑顔が、もう痛い。これ以上誤魔化しきれない。 ……ここが潮時だ、そう思った。 視線を合わせずに、首を横に振る。]
……2階、じゃないと思う、
[出口が開くとしたら、それは]
……ホールの、扉。 出口なら、そこだと、思う……
[早口に、告げる。 それは、もう既に開いた扉を目撃した五十嵐の耳にも、届いただろうか。>>32 ……終わりの方は、もう声が随分湿っぽくなっていて。 それが、北仲にも伝わってしまっていないことを祈った。]
(@6) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 23時半頃
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[しばらくの間は、わけが分からなくて、きょとんと間抜けな顔をしていたと思う。]
……え、出口? でも、あの、あれって――
[開かなかったよね、と尋ねるように、再度隣を振り返って。 違うのは、今度はきっと表情が強張っていた。 ぞわり、と背を駆け上がる感覚が何なのかはかりかねて、空気が異様に冷たく感じる。
ただ、耳に響いたその音>>@6が、とてつもなく不吉に感じて、ぎこちなくまた少女の表情を窺い見た。]
なんで、あおいちゃんが、そんなこと
[声は恐らく震えたが、それをどうにかしようという余裕もまたなかった。 目の前に年下の女の子がひどく頼りのない声をあげるのに、フォローどころか、自分もまた、こみ上げる何かを抑えきれずにいる。 そのことが、どうしようもなく情けない。]
(98) nabe 2015/02/12(Thu) 00時頃
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[まるで自分の怯えが伝播したかのように、「どうして」と問われた声がどこか震えていた。>>98 何度か感じていた罪悪感が、もう、はっきりと形を成して胸の真ん中に居座っている。 何時かのように、喉が詰まって手と足が強張る。 こんなことするんじゃなかった。誤魔化すように、紛れ込んだりなんかしなければよかった。 こんなの、なんだか、ひどい裏切りみたいだ。
振り切るように、声を出した。]
……ホールの扉。 さっき、開かなくても、……ちゃんと、開くから。
[時期がきたら、開くから。 時期っていつだろう。この場所が選ぶ"扉のあく頃"それが具体的にいつなのか、自分にもわからない。 けれど、"自分の時"と同じ程度の時間の経過で扉が開くのなら、それはそう長い時間ではないはずだった。]
そしたら、帰れる。 大丈夫、だから。
(@7) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 00時半頃
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