88 吸血鬼の城 殲滅篇
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―― 地下聖堂 ――
[眠りから目覚めたばかりのようなぼんやりとした深紅の双眸。 ややして定まる焦点の中心に在るのは逢いたいと願っていた主の姿。 薔薇の芳香に混じり甘い血の香りが鼻腔を擽る。 頬に触れる手の優しさに女はくすぐったそうに目を細めた]
ヘクターさま
[夢現の様子で身を起こし その両の手は主の肩に絡めようと伸ばされて]
ただいま、戻りました
――…ずっと、ずっと、 こうして再び逢えるのをお待ちしていました
[待ち焦がれた主の迎えとその笑みに 女は安堵と歓喜の入り混じる微笑みを浮かべる]
(43) helmut 2012/05/04(Fri) 23時半頃
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先代は、姫を甦らせると言っていた。
[そのために血が必要で、そのために自分たちは命を落としたのではないかと──その確認は省いた。]
だから── 姫が戻ったら、これはおれから姫に渡す。
ただ、おまえのしてくれたこと、おまえの言葉は忘れない。
…ありがとう。
(44) enju 2012/05/04(Fri) 23時半頃
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………、クレアが、 ………甦る?
[呆然と呟く。 信じがたい話を聞いたように。
ひとつだけの瞳は見開かれ、
――やがて其れは、
歓喜でもなく 驚愕でもなく、
ただ、]
(45) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時頃
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済まない……。 私は、君を護れなかった。
[ぎゅっと唇を噛む。
屈辱の痕がはっきりと残された、しろいのど。 慰めるようにそっと撫で――。
哀しげに見つめる瞳には、いつしか欲望の色が混じる]
(46) el900m 2012/05/05(Sat) 00時頃
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……ッ、だったら…
[息を呑み込む。 唇が戦慄き、言葉には出来なかった。
何故。
――何故、自分達は、 こんな風にならねばならなかったのか、と]
(47) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時頃
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― 地下聖堂 >>43 ―
悪いな。 随分と――― 待たせた。
[伸ばされる繊手を首に導き、 背中と膝の裏を支えて、棺の中から掬い上げる。 顔のすぐ横で、花の香りが開いた。]
もう、おまえに寂しい思いはさせねぇ。
ずっと、一緒だ。
[手放しはしない。 思いを込めて、ほんの少しだけ腕に力を入れる。 肌がより密に触れあうだけの強さ。]
(48) nekomichi 2012/05/05(Sat) 00時頃
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[浮かぶのは――悲痛。
討伐隊は殲滅された。 ――自分と、主の獲物となったジェフリー。 それ以外の全員が死んだ。
そして、自分は]
(49) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時頃
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(――復讐じゃ、なかったのかよ) (なら、なんで)
(なんで俺を)
[無意識に叩きつける。 それは聞こえない声であったかもしれないが。
……男は、己の血を クレアに直接注いだわけではない。 獲物の血が必要なことなどは知らなかった。]
(俺を――殺さなかったんだ)
(*12) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時頃
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……。…… ヒュー。 俺は行かない。
……悪い…、… ひとりで行ってくれ。
[言い残し、背を向けようとする。 その姿は、ジェフリーとすれ違ったかもしれない*]
(50) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時頃
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―― 地下聖堂>>48 ――
[悪いなというヘクターに小さく横に首を振る]
迎えに来て下さった それだけで十分――…
[待っていた間の苦も忘れてしまえるほどに 彼が蘇り此処に在るという事実だけでも報われた気がする。 寂しかったとは口にしない。 口にせずとも主は全て分かってくれているように感じたから。 導かれるままに彼の首筋へと縋ればふわりと浮くような感覚。 二つの腕に抱き上げられていると知れば羞恥に頬を染めて 深紅の眼差しが微かに伏せられる]
また以前のように傍に居ていいのなら ずっと、許される限り、お傍に在りたい
[頬と頬を重ね、女はそっと耳朶に囁く]
(51) helmut 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[激しい喉の渇きを抑えるように喉を掻き毟ると、 血が滲んだような赤い筋がひとつ、ふたつと増えてゆくが それで収まるはずがない。
風が血の臭気を運んでくる。 その甘く芳しい香りに、くらくらと目眩がする。
ヘクターを倒すまで生き続けると決めた以上、 血を啜ることには抵抗はない。 だが駄目だ。この男だけは―― このような事にならない為に護ったのに。
そうして特別なもののように感じれば感じるほど]
[彼が欲しくなる]
[情けなさに嗚咽しながら、彼の喉元にむしゃぶりついた]
(52) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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………。
[階段を一段一段、下りる。 魔性の力を使わずに、ひとつずつ。
かつん。 かつん。
石床は不恰好に音を反響し、 手すりに腕をかけた影が、ゆっくりと降ってゆく。]
(53) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[ドナルドの反応に、この男は知らなかったのだと察する。]
おまえは償いのために、自ら望んで姫に血を捧げたのかと思っていたが…そうではなかったのか。
ひとつだけ、聞きたい。
姫を幸せにしたいと──思うか。
(54) enju 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[復讐だった。 儀式で、単なる食餌でもあった。
娘を殺した相手を生かしてはおけない。 殺すだけでは飽き足らない。
最初は、それだけだったのだ。]
(*13) nekomichi 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[胸の軋むような叫びの気配(>>*12)に耳を傾け、 薄い、笑みのようなものを浮かべる。
言葉としては、なにも口にしなかった。]
(*14) nekomichi 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そうして、喉の渇きが癒えるまで、 彼の血を啜り、溢れて零れた分まで丹念に舌で掬い取る。
漸く顔を上げた時には、目は虚ろで 行儀悪く、唇の周辺は真っ赤だった]
(55) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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>>54 [ヒューの声に、足を止める。 一瞬の躊躇い。
振り向かずに、答えた]
――……ああ。 幸せにしてやって欲しい。
[それは本心。だから声は揺らがない。]
アンタと、……アイツなら、 其れが出来るだろうから。
(56) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[一度彼女の命を奪った自分が。 ……今、彼女が甦ることへの歓喜よりも
今の運命に煮え滾るような怒りを覚えている自分が、 その資格はないのだ、と]
(57) tatsuru 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そうして暫く物思いに耽っていたが、 やがて、何かを思いついたように、 ムパムピスの顔に視線を向けると話しかけた]
ムパムピス。 出来れば、お前をこのまま安らかに眠らせてやりたい。 だが、果たしてそれは出来ることなのだろうか。
私が、お前を見逃したとしても。 誰かが――お前を眷属にしようとするかもしれない。 ……私はお前を護ると決めた。 その気持ちは今も変わらない。
ならば、いっそ、他のものの眷属になって どう扱われるかわからないよりも。 私が……お前の保護者になりたい。
(58) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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[そう告げると、爪で左手を切り裂き]
[流れだす血を、ムパムピスに注いだ]
(59) el900m 2012/05/05(Sat) 00時半頃
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― 地下聖堂 >>51 ―
[耳朶に掛かる吐息がくすぐったく、 肩を竦めて笑う。]
もちろんだ。傍にいてくれて構わない。 いや、居てほしい。
[重ねた頬は溶けそうに柔らかく、 無精髭が傷を付けてしまわないかと そんなことまで不安に思って、そっと顔を離す。 名残惜しくはあったけれども。]
おまえが灰になったとき、身体が裂けたように感じた。 こうしておまえをまた腕の中に抱けば、 嬉しくて叫びそうになる。
もう、どこにもいくな。
[正面から深紅を覗き込んで、強い口調で告げる。]
(60) nekomichi 2012/05/05(Sat) 01時頃
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[男の気配に、吸い寄せられる様に意識が向く。 伝わる薄い笑いの波動。 ……頭の中を掻き混ぜられるような惑乱。
――自分への嫌悪感に、 くらりと眩暈のように視界が回った。]
(*15) tatsuru 2012/05/05(Sat) 01時頃
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(領主様はとてもお優しい方よ)
[鈴の鳴るように涼やかな、彼女の声。 微笑いかけてくれた。 薔薇の花を摘んでくれた。 綴られる幸福な思い出。 今頃、クレアは、あの男に笑いかけているのか。 ――あの男はクレアを見て、微笑っているのだろうか]
(*16) tatsuru 2012/05/05(Sat) 01時頃
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[じっと顔を見詰めて、 彼が目を覚ますのを、静かに見守る。
師が教えてくれた、人を吸血鬼にする方法。 それが本当であればいい、と願った]
(61) el900m 2012/05/05(Sat) 01時頃
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―― 大広間>>60 ――
[ヘクターの笑む気配が触れ合う箇所から伝う。 頬に触れるちくりとした感触さえ愛しむかのように 一度摺り寄せ甘える仕草をみせた]
――…嬉しい
もう必要ない、と、手は足りていると言われたら、と ……少し不安に思っていたので
[血を分け与える様を鏡越しに見ていた女は 抱いていた不安を口にし安堵の吐息を零す。 離れる気配に、首筋に絡めた手を緩め]
何処にもゆきません ヘクターさまのお傍にいます、から もう置いてゆかないで下さい、ね
[覗き込む視線に軽く顎を引き上目に見詰め、願う]
(62) helmut 2012/05/05(Sat) 01時頃
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「マティアス君…いや、今はムパムピス君と呼ぶべきだったね。」
「これを君に預けるようにと命を受けた。」
「…この教会から、異端討伐の聖務を行う修道士となる者を送り出すことができ、とても光栄に思っている。」
「新しい地へ赴いても…達者でな。」
(63) uyuki 2012/05/05(Sat) 01時頃
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―その杖を渡されたのは、最初の「聖務」を執り行う前日のことだった。
長い間育てられた教会を離れる時、司祭様から頂いた護りの杖。
私の持つ力は、限られている。
物質に神の力を宿らせる聖別付与を得意とするだけで、 回復も、攻撃魔法も優れているとは言い難い。
聖務を執り行う役割を与えて頂いたことが、自分でも信じられないようなごく平均的な能力しかない修道士。
だから、力を消耗しない、尽きることのない祝福を受けた杖を与えられたことは、とても嬉しく…命をかけても、神を冒涜する魔物達を排し、人々の為、善き存在であろうと心に誓った。
――いつか神の御許に還るまで。
(64) uyuki 2012/05/05(Sat) 01時頃
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[ヒューを残し、螺旋階段を降りる。 隻眼ははっきりと、 その石床の罅ひとつまでを映し出しているのに
――酷く、足元が暗い気がした。]
――>>53へ
(65) tatsuru 2012/05/05(Sat) 01時頃
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……………夢………?
私……は…………
[生気を失い、閉じられた目が微かに震える。]
[何かを求めるように、投げ出された指先がゆっくりと動き、新たな血を得た体が大きく震える。]
……………ジェフリー……様…?
[目を開くと、金の髪…城に入ってからの数刻の間に、最も信頼できる存在となった男の姿が目に映る。]
(66) uyuki 2012/05/05(Sat) 01時頃
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御無事だったのですね……
御力になれず…申し訳…ございません………
…口元に、血が……
回復を…しなければ……
[男の顔に、ゆるゆると手を伸ばす。 その血が自らの流したものだとは気付かないまま。 漆黒の闇と瘴気は、神の祝福により浄化されたように肌に優しく、安らげる空間となっていた。]
(67) uyuki 2012/05/05(Sat) 01時半頃
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