88 吸血鬼の城 殲滅篇
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…多少は動きやすいか。
[白布はみるみるうちに紅く染まるが、腕を動かす度に走る痛みは、多少軽減されていた。]
……うまくいかねえもんだな。
[複雑げに苦笑して、寝台の方向に目をやった。 ──なにも気づかぬうちに殺してやれればそれでよかった。 だが。
状況をよく知らないエリアスにも、……もう、自分は人間には見えなかったのだろう、と]
(43) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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……乾きを癒せ、…か。
[殺せとだけ言われたわけではない。 それは覚えている。
だが、吸血しろとはっきり言われた訳でもないのだ。 ひととしてひとを狩ればいい。 …それなら納得できる範疇だと、何かを飲み込もうとするかのように軽く笑う]
(44) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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(──雇い主が、変わっただけだ) (気にくわない主なんて、今までもたくさん…)
[思考にのぼせてひどく胸が苦しくなり、唇を噛んだ。
──違う。 あの男のために動くことが自分は、……嬉しいのだ、と。
短い間とはいえともに手を携えた仲間を殺しても、その命に従いたかった。
だがその欺瞞が直視できず、 ぎりぎりとただ心臓だけが痛みを訴える。]
(45) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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……。
[無意識にポケットの上から、そこにあるものを探る。 ほんのりとした熱が伝わり、少しだけ気分が軽くなった気がした]
……?
[宴会場に出て、目を見開く。 ──何か下が騒がしい気がした*]
(46) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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[ヘクターが「上」>>25と言うからには、相手をせねばならない吸血鬼は上の階にいるのだろう。 吸血鬼の後から階段に向かって一歩足を踏み出し、]
……っ ぐ ば ッ……!
[身体を二つ折りにして、口中から溢れ出した血を床にぶちまけた。 前のめりに倒れそうになるが、細剣を支えに何とか踏み止まる。 石の床に、血の塊が点々と飛び散った。]
(47) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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[深紅の波動が覚醒を促す。]
(*12) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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[痛みがなくても、息の出来ない苦しさがなくなる訳ではない。 一頻り酷く咳き込んだあと、血で汚れた口元を手の甲で拭った。
おそらく、再度の加速もこれ以上の回復も、身体のほうがもつまい、と奇妙なほど冷静な心持ちで判断した。]
(48) 2012/05/02(Wed) 09時頃
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── 大広間 ──
………、
[闇の底から持ち上げられるように意識を取り戻して、初めに感じたのは自分を支える堅牢な肉体。 混じり合う闇の気配。
接した肌を通して声が響く。]
(何を話している── 誰と話している──)
(49) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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[背筋を伸ばし、おもむろに歩き出す。 何事もなかったかのように振舞うのは、僅かに残った矜持ゆえに。 振り向かず、穏やかな声で修道士たちに話しかけた。*]
可能なら、あなたがただけでも脱出下さい。 今、無理に戦わねばならない必要はない。
(50) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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あ…?
[呼びかけられ(>>*11)て、疑念がそのまま声に出た。 ややあって、自分がうっかりと零したこと(>>*9)に気付く。]
……ばかやろう。 おまえに心配されるほど、落ちちゃいねぇよ。
[投げ返す口調は、普段よりもなおぶっきらぼうなもの。]
(*13) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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それより、自分の心配でもしてろ。 怪我しただろ。血の臭いがするぞ。
[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、 優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]
―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。 ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。
死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?
[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。 獲物を、いたぶるような。]
(*14) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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― 大広間 ―
[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、 先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。
肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、 二階へ続く階段へ足をかける。
追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、 喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]
おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。
(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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[瞼を開けば燭の明かりは目映く、世界は紗幕の向うにあるごとく、それでいて指先で触れているように明瞭に知覚された。
血と炎の宴──
断ち砕かれた肉体が再生しているのも、魂がどこか深く冷たい鎖に繋ぎ止められていることも、まだ霞む深遠な歴史の宿りも自覚する。]
(52) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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(姫は── 何処におられる──)
(*15) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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まだ寝ぼけているのか。
目を覚ませ。ヒュー・ガルデン
[名を呼び、覚醒を促す。]
(*16) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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おまえを担いでいると、重いんだよ。
[大した負担にも感じていないくせに、 文句を言って、笑った。]
(*17) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。 血の盟約、永遠の君主の「声」。
世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]
(*18) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[自分の状態に気付けば、ゆるく握った拳でヘクターの逞しい背板を叩き、床に下ろせと合図した。]
(54) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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おまえが望むのは、なんだ?
["声"を通じて為された問いは、 もっと魂の深い場所を突くもの。]
(*19) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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[安定の良すぎるほどに確保されていた躯が、不意に宙に投げ出される。 軍馬に振り落とされるにも似て。
遠心力を使って腰を捻ると、ヒューはそれこそ猫のように軽やかに足から着地した。 人であった頃よりはるかに高い身体能力。]
(56) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[軽く腰を落としたままの姿勢からヘクターを振り仰ぐ。
自分がこの男に何を捧げ、何を奪われたか── 疼きにも似た感情が響むままに、今は剣すら失った拳を、肌と温度を同じくする大理石へと触れる。]
我が君──、 血盟騎士《ブラッドナイト》、ヒュー・ガルデンは御前にあり。
(57) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
(*20) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。
それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]
(意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)
[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。
まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。 そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。 向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]
(*21) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[カランカランとした音を立てて、長剣が石造りの床を転がる>>38 せめてもの意地でヘクターを睨みつけると、声が降った>>40]
――…………っ
[自分の弱さを言い当てられたように、悔しげに唇を噛む。 師に対して彼がどのような興味を抱いたのかはわからない。 だが、彼が口にした言葉は、間違いなく師の教えのうちのひとつ。
わかっていて怯んだのだ。 堂々たる偉丈夫の男の首に手を伸ばして届くだろうかと]
違う……。師は素晴らしい方だった。
[気合で辛うじて立ち上がると、崩れ落ちぬように壁に凭れ掛かった]
(58) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[騎士の目覚めを目の当たりにし、驚きに軽く目を見開いたが、当たり前のように吸血鬼に臣下の礼を取るのを見て、胸に暗い感情が湧き上がる。 ひび割れたレンズの奥、細められた眸が嫉妬に似たいろを湛えて強く輝く。]
(59) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[と同時に、今の動きから冷徹に身体能力を測ることもしていた。 元々手練れの戦士ではあったが、先ほど大広間で戦った時よりも遥かに速く、そして力強い。
ヘクターに比べればまだ、人の目で追えるだけましなのだろうが……階上で待つ“子”も、同程度の能力を持っていると考えたほうが良い、と苦い事実を噛み締める。]
(60) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが 内心を露わにすることはせず]
ならば、連中を殺し尽くせ。 奴らの血を捧げてやれ。
―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。 これからもしっかり姉につくせよ。
[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]
(*22) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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