298 終わらない僕らの夏休み!
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>>247
…、いや、その、―――
[三角公園での事を話す雰囲気にはなれない状態で、 もし、このループを経験していない政宗にメールを送ったら、と想像して思考を巡らせる。ああ、でも昨日――夢の話をした時も、ずいぶんと不機嫌メールが来ていたのを思い出して、]
えっと 、さ メッセージ送ったらキレ気味で返事きたからさ また怒らせちゃったな、…って
(248) 2019/09/07(Sat) 21時半頃
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>>244
って、―― …ひ、
[突然、自らざばりと浮上する愛海に驚いて悲鳴に近い声が出る。いや、悲鳴だったかもしれない。]
も、もぐるか…、ぁ 顔ちょっとつけるだけじゃだめなのか、そうか
って、え、雛子 が…
[いや、まさかそんな。嫌な予感が、ブワと湧き上がる。 宍井との会話は途中だったのだが、悪い、と謝罪してプールサイドに立つ。 急ぐことはせず(出来ず)、つま先からプールに入れて、それからうつ伏せのように身体を捻る。それからプールサイドにしっかりと掴まった状態で入水した。ぷかりと浮き輪を水の上に浮かばせてから、左の手で鼻を摘み、思いっきり息を吸い込み愛海が指差した方向目指して
沈んだ……――― これっていつ目を開けるの?]
(250) 2019/09/07(Sat) 21時半頃
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ワタルは、プールの中にただただ沈んでいるだけになっている…
2019/09/07(Sat) 21時半頃
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― プールの中 ―
[地上とは違い、水の中は音が不思議に聞こえる。 沈むのだけは得意だ。困ったら上に浮き輪がある。
お、泳げないわけではない。壁を蹴って伸びるとかはできる。その後、なぜか沈んでいくだけだ。]
[ごぼごぼ][水の中で誰かが息を吐く音が聞こえる] [水の上での会話は、へんなフィルター越しみたいに聞こえ、]
[――― ぐん、と突然、腕を引かれて急速に浮上する感覚]
え
[ゴバァ、と泡を吐き出す。そのまま、なんとか水面へと戻ってきたところで、ようやっと目を開いた。]
(254) 2019/09/07(Sat) 22時頃
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え
[てっきり会話をしていた宍井が溺れたと思って助けに来てくれたんだろうかと目を開ける前まで思っていた。 ずぶぬれの髪の毛はいつも以上にぺったりと頭の形をわかりやすくする。]
お、 …雛子。
[なるべく首から上へ視線を向ける。]
(256) 2019/09/07(Sat) 22時頃
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ワタルは、ヒナコを助けるつもりが雛子に助けられたようだ
2019/09/07(Sat) 22時頃
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>>257
…、は、はい
[まだその名前呼び慣れていないまま、大声で、しかも至近距離で言われると威圧されるがままで]
ごめ…、 いや、さすがに大丈夫だ、って 床蹴ってジャンプくらいは で、き…
………すんませんでした
[どちゃくそ心配をかけてしまったのが解ったので言い訳を中断した。水に濡れた髪をかきあげて見える顔は見たからに怒っている。俺は素直に浮き輪を受け入れた。 おい、背後で笑うな秋山。]
浮き輪さえあれば最強なんだけどな いつでも装備できないからなぁ
(260) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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[とか色々と話していると、なんか魚が――いや、人だった。愛海だ。>>259]
Time is limited…か、…
[確か誰かの名言に使われていた英語だったなと思い出す。]
大丈夫、こんだけ人がいんだ 大事故なんて起きないだろ…、きっと
教えてくれ、愛海!
[こうして――俺の水泳特訓の幕が開いた!! 内容は、宜しく愛海!!]
(261) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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[ふと、プールサイドへ上がっていく雛子を見ると 勿論彼女も着ていた服で入ってしまったわけで、身体のラインがいつもよりわかる感じに見えて、あああ、って心の中で変な声が出かけた。]
風邪、引くなよー…
[ああ、どうやら次に怒りの標的は秋山へ向かったようだった。まあ、確かにこのプールは秋山が溺れた事が発端だ。
あれを二度経験すんのは、正直、きついからな。 というか、誰かがどんどんと忘れていっている状況なのを忘れかけていて、あぶね、と思考を一寸戻す。
こんなにみんなといて楽しいはずなのに、 それが明日には誰かの記憶から失われてしまうのだ。 「明日」を奪われて―――…、]
(265) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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ワタルは、プールサイドで本を読んでいる雛子を見ると、薄い唇を引いた。
2019/09/07(Sat) 22時半頃
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アッ 宍井さん
[大須賀の近くで、さっきまで根岸の話をしていた相手を呼ぶ。なにせ現役の水泳部だ。こんなに頼もしい人がいるだろうか、いやいない。]
もし、良ければ…だけど 秋山の方に泳ぎ教えてあげられない?
俺は、愛海に頼んでっからさ。
[秋山は、「え?マジ?いいの?」って嬉しそうだ。出口が横でいつでも海パンを捕まえられるようにしているのは見えていた。
そもそもこいつだって、もうちょい泳げたらよかっただろ、って俺は思うわけだ。]
(266) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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>>267
…………………はい。
[キングオブ正論を受け、俺は素直にそれを受け入れた。 でもまあ確かに、相手が秋山なら手はいくらでもあるはずだ。]
(272) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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>>269 [それから着衣状態での救命講座が始まった。
秋山は「おお…」とかいって感心してたけど あいつは絶対、バッチリ安住の下着を見て焼き付けているはずだ。 忘れろ…。
まさに水の上を泳ぐ様は、人魚のようだった。*]
(273) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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あ、愛海 あとで、メッセージ(>>199)みといて
[泳いでくる愛海が近づいて来た時、そっと小声で伝えた。 例えばこれで、俺の明日がなくなってしまっても、愛海が覚えていてくれれば、と。保険みたいなものだけれど。
繰り返すループに理由があって、そのために、犠牲が発生しているのなら、俺は――― …俺は。*]
(275) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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―プール―
[疲れたのもあり、愛海の言葉もあり…俺はプールを出る事にした。プールサイドの携帯を見ると昼とか過ぎてる時間だった。え、こんなに入ってた?とかびびりつつ、夕刻が近づいているという現実が迫ってきて、少しだけ胸が苦しくなった。]
そろそろ出ろよー あと水分補給もしろよー
[とかなんとか声を掛けてプールを終えるよう促すのだった。]
(279) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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ワタルは、ギャル仲間にまでデート情報が回っているなんてしるはずもない…
2019/09/07(Sat) 23時半頃
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[ずっとずっと、気になっている事があった。 それを本人に聞く勇気を持てなくて、迷って、動けない。
>>152『最後だから』
アレは一体、どういう意味なんだ。*]
(285) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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>>286
え。あ、 ぉう。好きだよ。 雛子そういう本も読むんだな…
[調べ物をして纏めていたようだったし。 感心したように、雛子の方へ向かう。 本を一緒に読むよう、顔を少し寄せた。*]
(292) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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……、……
…………、…………
[静かに目を通す。知ってる部分も多い。 地学とかはかなり好きな教科だ。]
ほしの、かけらか……
[呟いてから、]
蠍座の赤い星は…、アンタレスって言うんだよ。*
(298) 2019/09/08(Sun) 00時頃
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