185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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私一人だと、真っ暗になっちゃいますよ
[彼の作業する姿は、まるで私に楽器作りを見せる師匠の姿のようで、真剣にその姿を見て、言葉を聞いて]
喜んでくれますかね? みっちゃんさんがやっても、思いは十分篭ってそうですが
[そういう事じゃないのだろう、わかってはいたけれど]
(512) 2014/07/14(Mon) 18時頃
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―回想―
麺つゆあったかなぁ。
[あれから安田さんを話をしていれば、>>240届いたメールの内容に自室へ戻って。 流石に作り置きはないかと思ったが、この前作っておいたものがまだ残っていたのでほっと安堵。
ついでに頼まれた具材も抱えて持って行って。 何が好きかとか、あんまり好みは分からないけれど。
そうして4人で食べていると、先に二人が抜けた後リッキィさんが振ってきた話題は歌のこと>>431。]
高音ですか……無理に出すと、喉が痛んじゃいますからね…。 小さくでも良いのでロングトーン…あ、発声練習をすると出しやすくなると思います。
[自分なりのアドバイスをしたり、彼女が歌うのを聞けば楽しそうな様子を見せたり。 時折練習法も、少し恥ずかしいけれど教えた後部屋に戻った*]
(513) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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私は真っ暗でも、構いませんがね
[出来上がったものは、ざるにあげて。 水を出来るだけ、切っておく。 水が出て、煙まみれになるのは嫌だ。]
私の込める思いは、薄いのですよ 何をするにしても、何を語るにしても
[あとは、肉か。 食べやすいサイズに切るのは、別にいいけど。 バーベキューって、串にさしてやくのかな。 まぁ、刺すのは焼くときでいいか。]
きっと喜んでくれます だから、私が手伝ったのは秘密ですよ
(514) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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好きであることを、人知れずにでも出して。 それを理解する努力もせずに、否定しようとする奴らは許せない。
現代人には、「接続したい」という欲求があるらしくて。 それは現代社会が「遮断する」という行動で人々を分けているからで。
目の前にいないからと言って。積み重なるものはあるだろうに。 一つ一つは聞き流せても。数の暴力はあるだろうに。 それに負けないでいた貴女は…それだけ思いが強いという事なのだろうけれど。 何も出来なかった僕は。そして知ってしまった僕には…
[そこで放たれた、拒絶の言葉>>509。 僕は突然、首を締められたような感覚がして言葉も止まる。そうだよ、彼女にこういったとしても。彼女の心を癒す事など、出来ないのだと。自分を慰めてしかいないのだと。
……僕は何時ものように、無力なんだよ。]
…すまなかった。
[それだけ言って、僕は彼女の部屋を出る。自分の小ささを…改めて感じながら。]
(515) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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分かりました。
[>>511少し、いや殆ど先程までの思考に意識を奪われていた僕は、一瞬反応が遅れたけれど。はっと気づいて返事をする。]
じゃあ、行ってきますね。
[そうして僕は再びキッチンへと**]
(516) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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…薄いでしょうか?
[そんなことはない、いつもならそう言っていただろう けれども心の内など、所詮私にはわからないのだ]
喜んでくれるならいいんですけど 内緒にしても、多分ばれちゃいます
[最初に自分が切ったそれらとは、 明らかに見た目が違うのだろう]
…ありがとう
[続ける彼の背に、小さくお礼だけ投げかけて]
(517) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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誰ってわたし……あっマンじゃなくてウーマンって事か!
[割と真面目にお菓子界のヒーローを気取ってみたのだが笑われた。>>504 その笑いも、てっぺんで渦になった金髪も、どこか擽ったい。]
あ、ありがとう楓。 よろしく〜。
[再びキッチンに向かう楠本を見送ってぽつり。]
どうなんだろうね。 行ったらラブシーンだったりして。
[近所づきあいの濃い場所だ、そういう事もあっておかしくない。]
(518) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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ええ、薄いですよ 万人に投げる愛は、持っているつもりですけどね こういう物に込める想いを、私は探していくのですよ きっかけも、ありましたしね
[10人分だし、こんなもんかと。 切り分けたものを、種類別に器に適当に放り込んで。 あとは運ぶだけか、という段取りまでして。]
いいのですよ、ばれても お前がやったんじゃないだろ、なんて 失礼な事をいう人間は、いないと思っていますし
[包丁とまな板を洗って。それから、手を拭って。]
…―――
さぁ運びましょうか
[お礼の言葉には答えずに、微笑んで。]
(519) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[昼間に歌音に教えて貰った>>513ように長音を発声しつつ、炭のパッケージを破り、火箸で挟んで入れる。]
えーっと、次はどうするんだっけ……。
(520) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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…楠本クン、真面目だからなァ。 2人に節操はあると信じよう。
[見送るリッキィサンにボクはそう応じる。頭のなかでその熱烈なシーンを思い浮かべようとしてもなかなかイメージ出来ない。>>518]
(へえ…)
[準備をしようとがさがさとダンボールに詰まった炭を広げて、適当な大きさに折って、リッキィサンの持つ火箸に手渡す。>>520]
歌の練習かい?
[遊佐サンの歌のフレーズが耳に触れて、そんなことを。]
(521) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[栗栖は花橘荘の2階で、少しだけ涼んでいた。
廊下の端の、庭先が見えるところで。 …ちょっとだけ、疲れてしまって。 黄昏を眺めて、少しの休憩をしていた。
その間に、ちょっとだけ、考えごとをしていた。]
……。
[考えても、何かの答えが出たりはしない。 ただ――、こうしている今は、間違いなく幸せだった。 みんな、大好きだから。 かけがえのない、大切な時間のさなか。 なのに、栗栖は少し独りになりたくなった。 ――、恐いのだ。 この日々が――、変わることが。 それなのに、毎日は毎日変わり、同じ日はもう2度と来ない。 何時かは――、こうして幸せな日々はと、そう不安に思ってしまう。]
(522) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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きっかけ、ですか いいことですね
[自分がやっていたときの数倍の速さで作業は片付いた]
みんないい人ですから いい人達だからこそ――
[言いかけて止める、そんなのはよくあること]
任せてください! 運ぶのは得意なんですよ
[そう微笑み返せば、待っている皆へ運び始めよう]
(523) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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みんないい人達だからこそ、困ることもあるんです
[聞かれても聞かれなくても、どうでもよくて ただただよくある独り言]
(*85) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[窓辺を離れて、一度自室へ寄った。 何となく、今日という日を残しておきたくて。 カメラを探してきたらしい。
そうして、キッチンを通りがかれば――。]
Hey!運ぶデスか? 栗栖も手伝いますヨ!
[と、声をかけてみるだろう。]
(524) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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そうそう、上手く高音が出ないって言ったら歌音が教えてくれて。
あれかな、見た目男みたいだと声も男に近づくのかな。
[ひょいひょい受け取った炭を入れていく。]
(525) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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ずっと忘れていた事ですけれど たまには真面目になるのも、良いかと思いましてね
[言いかけて止めた言葉に、小さく笑って。]
自分から言い出さなければいいのです
たぶん、誰も聞きませんよ
[運び始めた食材。 自分もいくつか、持って。 途中で楠本君を見つけたなら。 運ぶのを手伝うように、言うだろうけれど。]
(526) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[キッチンに向かえば、もう下準備は出来たようだった>>519 そして映る、>>524益田さんの姿。]
あれ……僕は遅かったみたいですね。
運ぶ位は、手伝いますか?
(527) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[栗栖が手伝うと言って、現れたなら。 お願いしますと、笑って。]
おや、カメラですか
[手に持っているものを見れば、そんな事を。]
写真とるんです? 夜ですよ、綺麗に撮れますか?
(528) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[栗栖さんと楠本さんが現れればにこりと笑って]
いっぱいありますからね 人手はたくさんいたほうがいいです
[そう言って私からもお願いを]
(529) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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―― 共用浴室 ――
いっちょんわからん
[共用浴場にて呟いた言葉。 順番を待つ人も居なかったようで 浴室の鏡の前で裸になり、祖母を思う。]
ばぁちゃん 人との付き合いって難しかね わけくちゃわからんもん
[先輩は、すまなかった、と言った。 猫村さんは、ありがとう、と言った。 わからない。そのどちらも。 鏡に映る自分の貧相さにため息が漏れた。 それはきっと、見た目だけの問題じゃない。]
(530) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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でもね
[それでも散りばめた星のようだった。 自分の周りに自分を見てくれる人が居る。 それは純粋に嬉しくて。]
夢んごたる
[そんな風に言う割に、表情は優れない。 天秤を揺らす幸せと責任は 何時も責任が時間を掛けて下がっていく。]
ただ逃げてただけばい
[立ち向かっていた、との評は正しくない。 向かい合わないからこそ、誰にも言わず ただ淡々と好きなものに縋り付いていただけだ。]
(531) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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――自室――
[まゆ実の部屋を後にしてから、 自室に篭ってプログラミングの仕事をしていたが どうにもだめだ。気持ちが乗らない。 気持ちの乗っていないプログラムは、 絶対にいつかバグが出る。]
――っ、く ……っ、くちん
[何もかも花粉症のせいだ。 なんてことにしてしまえば、楽なのだろうけれど。]
くっそ。
[エラーを吐くプログラムに、フードを下ろした頭を手でぐしゃぐしゃと乱し、みっちゃんへのお土産用に買っておいたお菓子に手が伸びる。]
(532) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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ばぁちゃん
[浴室の中へ、中へ。 足はゆっくりと進む。 シャワーに左手を、水量調整を右手で行い]
人を傷つけるのは怖かよ 触れるのが怖か みんな笑顔になんてしきらんもん
[湯に変わるのを待って頭をのそりと前へ出せば]
帰りたかよ、ばぁちゃん
[湯水のように、流れる一時の*弱音*]
(533) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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それはきっと、幸せなのだろうけどね。
[呼応するように呟かれる、言葉]
(*86) 2014/07/14(Mon) 19時半頃
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>>525 へえ、遊佐サンがね。 良いねェ。歌手サン直伝でサ。
[そんなことを軽く挟んでいると、彼女の口から慣れない言葉が聞こえた。]
見た目が男っぽいなんて思わないけどなァ。 リッキィサン可愛いしサ。
[火をつけようか、とライターと新聞紙を手に取りつつ。 そう彼女に告げた。]
(534) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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[>>526>>529先輩に言われずとも、僕は2人のどちらかきら運ぶ物を受け取っただろう。その位はしないと、申し訳がない。
運びながら考える。「最初からそこにある大切な物」。
それは何処かに持ち続けた憧れなのか、力になりたいという渇望なのか。 他人に渡したくないか…そこまでは思わない。だってここの皆が幸せになればいいのだから。自分はそこに、いさせて頂ければいいのだから。
しかしその中において。自分が結局どうしたいのか。それさえも分からなくて。それは自分について向き合わなかった、僕の罪なのかもしれない。]
(535) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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……おーあー
[スマホをチェックして、メールを見て]
へう、っちゅ
[くしゃみをしつつ、チョコレートを一つ口に放り込んだ。]
りっちゃん先輩のお菓子、うまいなー……
[土産に手を出してすまぬ。と、内心謝って 緩慢に立ち上がる。]
(536) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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いいでしょー。 次の打ち上げカラオケはみんなの度肝を抜いてや…るまではいかないか。
[しゃがんだままコンロ前を譲ったが。]
へっ?!
[思わぬ言葉>>534に驚いて尻餅をついた。]
リーチさん?!背中にチャックついてみっちゃんが入ってるとかないよね?!
[謙遜が出そうで飲み込んで。 小さく礼を言う。]
……リーチさんに可愛いって思われてるのは、すごく嬉しい。
[立ち上がって上を向く。170センチはこういう時便利だ。]
(537) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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[食材を渡して、歩いて行くと。 楠木君は、また何かを考え込んでいるようで。 真面目だなぁ、だなんて思いながらも。]
楠木君
いつにもまして深刻な顔をしているけれど 何かあったのかい
(538) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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[何もしなければいいんじゃないか。 何時ものように…気づかないふりを貫けばいいじゃないか。 知ろうとも、見ようとも、聞こうとも。
その一切合切を、捨て去ればいいじゃないかと。僕の何処かが叫んでいる。だってそうしていれば、自分が疲れる事はないから。
何かが心に刺さることも、求めることも。何もないのだから。
唯これ位は分かっている。それは自分の本心ではないと。皆がいるから、自分がいるのだと。皆に支えられなければ、自分はいないのだと。皆が大事だから、いつ傷つこうともいいのだと思っているのだと。後はそれを、どうするか考えるだけなのだと。
何処かで自分は、変わらなくてはならないのだと。]
(539) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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