167 あの、春の日
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[今日の担当者は1年生の二人。一年間一緒に活動しただけあって、それなりに打ち解けているつもりではあったが、やはり先輩から自分の動きが見られているのは、多少動きづらいというのはあるらしく、動きがどことなくキビキビしているようで硬いような?
――やっぱり、邪魔だったかなぁ……。
そんなことを思っていたら、少しまん丸とした白兎が足元に擦り寄ってきた]
んー、どうした? ちょっと太ったみたいだけど、おまえ最近食いすぎなんじゃないのー? って、うそうそ冗談だって。
[しゃがみこんで鼻先をつんつんしながらからかうと、怒ったようにこちらの膝に飛び乗ってきた。
人間の言葉が分かるはずはないのだが、ごめんごめん、となだめるように頭を撫でる]
(24) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/03(Mon) 01時頃
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ええ、本当に良い朝です。 ですがお寒くありませんか? まだ冷えますから、お風邪を召されませんようお気をつけくださいね。
[距離があっても視線が合ったのでしょう>>19、黒眼は細められて振る手の速度も早くなりました。 最上級に先輩を気遣う言葉はどうしても冗長になってしまいます。けれど今の貴女には、まだこの言葉遣いを改善する余裕はなかったのでしょう。
暫く手を振っていましたが、何かに取り組んでいるように見えたハルカ先輩の邪魔にならぬよう、身を引いて窓を閉めます。
それでも暫くは外の涼やかな空気が辺りを漂っていたのでしょう、貴女の表情はすがすがしい色をしていますから**]
(25) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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――……風邪引かないように気をつけてくださいね。
それだけ、言えばいいのに。 申し訳ありません、ハルカ先輩。
[木肌に触れた手をこちらに向けてくれたハルカ>>*2へ、申し訳なさそうに紡いだ。 この声はきっと、届かない。そう思ったから。
どうして?]
(*3) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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[入ってきた彼女に視線を向ける。>>21]
あ、おはよーございます。
[返事だけ済ませて再び視線はシーシャに。]
先生からの呼び出しは俺もあるなぁ。 あれはドキドキもんだわ〜。
[そう言いながらも、別れと別離の季節と言われれば、思いっきり笑って]
両方同じ意味じゃねーかよ。 出逢いねぇ〜、どうでもいい出逢いが増えるよりは大事な出逢いが一つあった方がいいもんだぜ?
授業と勘違い??まさか卒業式終わってまでそんな勘違いしてるのがいるとは思いもよらなかったよ。
[彼の視線がメイク箱に行くのを見れば、少し考えた後首を傾げた。]
別にいいけど…なに?メイクとかに興味あるの??
(26) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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[水遣りと生え始めの雑草を抜けば世話は終わる。 外の水道で土で汚れた手を洗った。 水はまだ冷たく、指先の感覚はない。 それでも、世話をしただけ応えてくれる植物の世話はやはり楽しいのだ。
咲いた花は、見てもらえるだろうか。 花を見て、自分を少しでも思い出してもらえるだろうか。 自分がいたと、心の隅にでも覚えていて貰えれば嬉しい。
そんなことを思いながら、寮の中へと戻る。**]
(27) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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世の中は 夢かうつつか うつつとも 夢とも知らず ありてなければ
[26歳の自分と、16歳の自分。 唇から零れたそれは、詠み人知らずの和歌**]
(*4) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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ああ、大丈夫だ。 風邪で死ぬ前に、空腹で死んでしまう。 僕はとても空腹なんだ。 そろそろ食堂へ行くことにしよう。
[マユミが窓を閉じる様子を見守って、それから数学書を閉じて、立ち上がる]
(28) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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別に謝ることはない。 言いたいことを、言いたい口調で。 そこに謝る理由など存在しない。
[かくいうハルカも、上級生にすら口調はぶれず、一人称は「僕」である。 偉そうだとか敬意が足りないとか言われるハルカより、よほどいいんじゃないだろうか]
(*5) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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[>>21 入ってきた女性に思わず目を奪われる。雪のような白い肌に流れるような長い髪。確か、]
あっ……!ジリヤ先輩……お、おはようございます……
[今日はついている。どうせ隣のイケメンに目を向けたに違いないけれども。あの美しい先輩が、こんなゴミ虫みたいな自分に気を向けてくれたのだ。今日はツいている。 >>26 って、このイケメンは己の胸中なんてお構いなしのようで。さらりと返事を流していた。流石である。]
その大事な出会いすらねぇんだけれど…… どうせジェレミーは…一つどころかいっぱいあるんじゃねぇの……??
いや……うん…なんか寝ぼけていたみたいだわ…。 昨日も夜遅くまで描いていたからさ……大丈夫? ずっと蛍光灯付けてたけれど……寝れた?
[メイクに興味ある、と言われるとなんだか誤解を受けそうなので強く、]
い、いや。その……メイクをやってみてぇな……って。 あー!いや……じゃなくって……その…俺の顔じゃなくって。する方、ね… ほ、ほら、俺……美術部だしさ!
[言えば言う程、綻びる気がする。少しだけ、左手を噛む。]
(29) 2014/03/03(Mon) 01時頃
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よく言われるけどな。
[メイク箱の中身を弄りながら考えつつ、あったかなぁと呟いて]
そういう意味なら俺にも一つもないんじゃねぇかな。 俺、誰かを好きになった事って一度も無いもん。
心配しないでも一生に何度かは出逢いはあるものさ。 それがたまたま今日まで無かったってだけだ。
[そう言いながらもう一度視線をジリヤ先輩に向けて]
ああいう美人とか、別離と出逢いとの両面性を持ってるかもよ? っと、気にしないでも俺は明るくても眠れるって言ったじゃないか。
[手をひらひらとして然程気にしない様子のままもう一度メイク箱に目を降ろす。]
大事な道具だから大事に扱ってくれるなら別に構わないけど…誰にやるつもりなんだ?
(30) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[届かないはずの声が届いたことに、最初違和感は覚えなかった。 それくらい、自然で、当たり前のことのように感じたのだ。 おかしい、という理解は遅れてやってきた]
む?
[数学書を抱えなおし、わずかに首を傾ぐ]
君も、なにか後悔しているのか? ……僕のように。
(*6) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[すたすたと、迷いない足取りで食堂へ向かって歩き出す。 何かをしながら歩いている時以外は、ハルカの歩調は速い]
頭脳労働は、糖分を消費するからな。 僕がこれほど空腹なのは、致し方ないことだ。
[何かに言い訳をしながら歩いていく。 エンゲル係数が高いことは自覚していた。 昨日の夜も、寮を抜け出して雪見大福を買いにコンビニに行っていたりする]
おは……
[よう、と。 食堂に足を踏み入れながら言いかけて。 挨拶の言葉は途切れ、代わりに右手が振りかぶられた]
本当に、学習しない。
[まっすぐに数学書が飛んでいくのは、もちろんシーシャの左手>>29]
(31) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[ 『メイク』という単語にチラ、と 2人>>26>>29に目を向ける。
道具が入っているだろう箱に目は奪われて。 大人になったらするのかしら、 化粧の仕方ってどこで学ぶのかしら、 化粧をすれば、あの人と――― ]
[ あれやこれや考えているうちに視線>>30を感じ ふい、っと慌てて視線をサンドウィッチへ。 きっとバレてない。 盗み聞きしたことも、見ていたことも。 ]
(32) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/03(Mon) 01時半頃
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その数学書は大切なものなのだよ。 早急に返却してくれたまえ。
[果たして数学書はヒットしたかどうか。 投げつけておいて、理不尽なことを言い放つ]
おはよう。
[それから改めて朝の挨拶を食堂の面々へと向けて。 いつもなら寮費に食事代も含まれているのだが、春休みとなるとそうもいかない]
親子丼にしよう。
[朝からがっつりいくことに躊躇いはない]
(33) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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ジェレミーは、ハルカとシーシャのやり取りを見て『ひでぇ』とだけ呟いた。
2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[>>30 彫りの深い、その端整な顔立ちを見つめる。 ラブレターを代わりに渡してくれ、と何度か頼まれた事もあっただろうか。 全く、そうやって何度ぬか喜びさせられたことか。 ……まぁ、この同居人に罪はないのだけれども。 そういう日は、画面の向こうの彼女に話しかけるのだ。]
いやぁ……、さ、三次元の女子はハードル高いですよ……
そっか。なら良かった……。 今いいところまで描けたんだよね……
[そう言って大事そうに学生鞄を触る。このなかには命の次に大事な、あれが。]
ん〜…… そ、そうだね…… ジェレミーにやるのも…なんだか…アレだし…
[男同士で顔を向き合わせてメイク大会も、ちょっと薔薇臭い。朝からハード過ぎだろ。そう言って顔を俯かせていると、]
(34) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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――…痛いッ!
[>>31 ヤツが来た。春休みだというのに、今日が数学の授業だと思っていたのは、きっとこいつの所為だ。唾液塗れの左手で教科書を拾うと、]
…あ、うん……ごめんね……??
[なんで謝らなければならないのだろう、という理不尽さを感じつつも、しぶしぶ渡す。唾液塗れの数学書だけれど。]
……ぁ。丁度いいや…… ハルカ…メイクしてみない…? …って、朝から豪快だな……
[>>32 白雪姫のような美人がなんとなく見ているような気もして、(己の願望とも言えるが、)]
それか………じ、ジリヤ先輩とかどう……? ほ、ほら。俺じゃ話しかけられねーけれど… ハルカや……、ジェレミーなら…いけるでしょ??
[友人を出汁に、白雪姫に少しでも触れられるならば。]
(35) 2014/03/03(Mon) 01時半頃
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[餌入れは、水を張ったものと、干し草と干し野菜を入れたものとを用意して、うさぎが餌に集中している間に、小屋の隅々を掃除をしていく。
3年間で自分には慣れた作業ではあるが、あまり手伝いすぎても恐縮されるとあって、大変そうなところだけ手伝い、あとは後輩部員達の動きを眺めてアドバイスをしたり、じゃれてくるうさぎをもふるだけの作業となった]
[後輩達の作業もほとんど終わり、夕方のうさぎの世話のときはどうしようか、などと思っていたら、どこからか犬の鳴き声>>15が聞こえた気がした。
――寮の裏庭のほう? ……いや、ここまで聞こえるはずないし
などと思案しつつも、やはり動物好きな男には、気になって仕方ないようで]
ごめん、おれ、ちょっと行ってくる。
[そう断りを入れたら、ぽかんとした後輩二人を置いて寮の裏庭へと駆けていく。 きっと、呆れられただろうなぁとか思いつつも、足はそのまま止まらずに裏庭へと**]
(36) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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[投げつけた物品が唾液塗れで返却される>>35のはいつものことなので慣れっこだ。 大事な数学書。中のページが湿ってよれよれになってしまったなら怒っただろうが、表紙が濡れたくらいで動じない。 平然と数学書を受け取った]
僕は朝から頭を使って疲れているのだよ。 脳が栄養を欲しているのだ。 ……メイク?
[豪快と評されたことに釈明しつつ、およそ今までの人生で縁のなかったことに誘われて、怪訝そうに眉を寄せた]
別にしてみたいなら、構わないが。 だがしかし、口紅というのはどうなんだ。 僕は今から親子丼を食べるが、口紅まで食べてしまうことにはならないのか。
[食事程度ではとれないのだろうか。そういうことにはさっぱり疎い。 首を傾いだが、ジリヤの名前が挙がると、はは〜ん……という顔になった]
色気づいたか。
[色気のないコメント]
(37) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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おー。ハルカの顔なら心置きなく出来そうだ…! …口紅?うーん…解んねぇけれど…、美味しいんじゃない? ほら、キスはレモンの味とか言うし…レモン味かも……
[>>34 色んな意味で、という言葉は敢えて口にしなかった。 どうせ透けているだろうけれども。 化粧の事より、親子丼の心配をしているのは相変わらずである。 口紅に関しては、ゲームのなかの知識を総動員して答える。 そんな事をするよりかは、隣に立つ同居人に聞いた方がはるかにスマートなんだろうけれども。 そして、続く色気の無い言葉に、]
……え゛っ。い、い、いや……違ぇよ! ほら…先輩に会えるのもあとちょっとだし…最後にーって!
(38) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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美味しい!? 口紅は美味しいものなのか!? だから女性は化粧をするのか!?
[激しく誤解して食いついた。レモン味が唇に載るなんて、なにそれ美味しそう、というものである]
そういうことなら、僕は喜んで協力するが。
[容姿に関心はない。それが他人であっても己であっても。 心置きなく化け物メイクをされても、多分平然としているだろう]
しかし、僕よりジリヤがいいなら、潔く身を引くぞ。 話しかけられないとか言っても、すでに会話は筒抜けだと思うが。
[何しろ、食堂には余り人気がない。声はよく届く。 ひょい、とジリヤに顔を向けて、首を傾いだ]
聞こえてるだろう?
(39) 2014/03/03(Mon) 02時頃
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ハルカは、シーシャとジリヤの顔を交互に見て、それからジェレミーの方を見た。**
2014/03/03(Mon) 02時頃
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[ 知らんぷりを決め込んでいたが、 突然こちらへと向けられる声>>39に 肩をビクりと震わせる。 ]
――っ、え、ええ こんなに静かだもの、聞こえているわ。
[ こんなに静かなのに、聞こえない方が不自然だ。 と、言っても過言ではないだろう。 しかし、3人の会話を盗み聞きしていたのを 知られたような気分になり。 羞恥でほんのりと頬が赤く染まっていただろう。 ]
ちなみに、
[ 野菜ジュースを飲み干し、反撃するかのように 視線をハルカに。 ]
(40) 2014/03/03(Mon) 02時半頃
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口紅はレモン味じゃ、ないわよ。 あとキスも。……多分
[ ハルカに向けた言葉は力強く。 しかしシーシャへの言葉はだんだんと 語調が弱くなり、最後の言葉は蚊の鳴くようで。 ]
[ メイクに興味がないわけではないので、 そのまま彼らの方に足を運び、 近くの席へ腰かけただろう。 ]
(41) 2014/03/03(Mon) 02時半頃
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うーん……?なんか違うような気がするけれど…… そ、そうなんかな……綺麗になる為…だと思うけれど。
[>>39 凄まじく勘違いしているだろう事は、流石の自分にも解ったけれども。 キスも口紅の味も解らない自分は、言葉を濁した回答しか出来なくて。]
えー…、いや、ハルカも…その、…かゎ――…化粧映えすると思うよ?…知らねぇけれど。 ただ、う、うーん…そうだなぁ…、じぇ、ジェレミー…どうする? ま、まぁ先輩次第じゃねぇかな……
[肝心なところの決断は、いつも他人任せ。どうせ自分には下せないのだ。左手を噛もうとして――…すぐに手を無理矢理降ろす。おずおずと、流れる髪の毛を眺めていた。]
(42) 2014/03/03(Mon) 02時半頃
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>>41 苺味ですか?! ……そういう問題じゃねぇか……。 んじゃあなんでキスはレモン味とか…言うんだろ?
って。あっ……そ、その……、ジリヤ先輩ですよね? 卒業式…先輩、き、綺麗でした……卒業、ぉ、おめでとうございます。 俺は2年の…し、し、シーシャって言います…
[気が付けば流れるような長髪がすぐ傍に。 やもすれば、桜の甘い香りさえしてしまいそうな色香に、目が眩みそうになる。 左手を噛みたい衝動に駆られるけれども、ヤツが傍にいる間は。我慢我慢。]
――ぁ、あの…め、メイクに協力してくれるんすか?
(43) 2014/03/03(Mon) 03時頃
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違うわ。きっと。
[ 追撃>>43にも素早く、表情すら変えずにツッコミ。 緊張しているのか、口ごもりながら話す彼を見て、 綺麗と言われれば視線は床へと。 ]
…とんでもない。でも、ありがとう。 シーシャ…くんね。
メイク、かぁ。
[ 愛想のない表情で淡々と告げられた言葉で、 果たして感謝の意は相手に伝わったのだろうか。
メイクの協力について尋ねられれば、うーん、と唸り。 しかし数秒後には首を縦に振っていただろう。 この学校から完全にさようならをする前に、 未知の経験、それも後輩とできるのなら、と。** ]
(44) 2014/03/03(Mon) 03時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/03(Mon) 03時頃
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――…うーん。そうっすか。 いちご100パーセントじゃねぇですか。
[>>44 やはり己の名前は知っては貰えていなかった。 美術室に籠りきりの自分なんて、せいぜい絵でしか名を示す事は出来ないのだろう。]
おー。協力してくれますか……?ぁ、ありがとうございます…っ。 ――んん。でも、どうやるんだろ……? じぇ、ジェレミー……教えてー……
[雪のような無垢な肌に色を乗せる事の、なんと美しい空想か。 その真っ白なキャンバスには、一体どのような色が栄えるだろう。春らしくフーシアピンクのチークに、菫色と空色を混ぜたようなアイシャドー。 知識は無いけれども、脳内で思い描く姫は、春の訪れを告げる妖精のように幻想的だった。
けれども、メイク箱だなんてまるで宝石箱のようで。 このまま無断でメイク箱を開けるのは、男子禁制(ただしイケメンを除く)の聖域に土足で入るのと同じような気持ちであり。 困惑した褐色の瞳は、同居人に向けられた。**]
(45) 2014/03/03(Mon) 04時頃
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― 寮・裏庭 ―
あれー、たしかこのあたりから、鳴き声がした気がするんだけどなぁ。
[その場に、先程までいた彼女と白い子犬>>15はいるだろうか。
子犬を見つけることができたなら、嬉々とした表情で子犬を撫で回そうとしただろうが。
しかし、エルゴットがその場にいなければ、男に子犬を見つけることはできなかったろうし、彼女がその場にいても、子犬が隠れてしまっていたら、やはり見つけることはできなかっただろう**]
(46) 2014/03/03(Mon) 06時半頃
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実際メイクは綺麗になるためであって、向いてる向いてないは関係ないんだけどな。
[ハルカとシーシャのやりとりに思わず笑いを堪えつつも、先輩のツッコミに軽く吹き出したのは内緒だ。]
先輩が手伝ってくれるなんて光栄なことはないだろう? 困惑してないで箱開けて…まずは、下地からだな。
[彼女の顔に濃いメイクは似合わない。 薄めの下地に自分の思い描くままにやってみたらいいと告げて。]
先輩、シーシャは初めての体験なんで、多少は多めに見てやって下さいね。
[そう言いながらシーシャの耳元で『これもまた出逢いの形だろ?』とウインクしてみせた**]
(47) 2014/03/03(Mon) 08時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/03(Mon) 08時半頃
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―寮内・廊下―
[後頭部。 相変わらずの、後頭部だ。
寮から見下ろす中庭は遠くて。彼の動作も大まかにしか見えないけれど。
彼が花の手入れをしているであろうことは、習慣から容易に想像できた。 校内でなら、声楽部の部室から。 寮内でなら、廊下から。
窓を覗けば、いつもそこにあるのは髪のはねた後頭部。]
(48) 2014/03/03(Mon) 09時半頃
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ゴロウせーんぱい。
[呟いてみる。聞こえるわけない。 やがて彼が寮へ戻るのを見届ける>>27と、代わりに姿を現した緑をじっと見た。]
…咲いちゃ駄目よ。 春になっちゃうじゃない。
[意地悪に花に言って、微笑む。 そのまま食堂に向かった。]
(49) 2014/03/03(Mon) 09時半頃
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