人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 記者 イアン



    ヴェルツ、 …………

[小さな声は、仮に同室者が戻ってきていても届かないもの。

やはり、あいしていた。
自分のしたことは倫理的に、彼を求める資格が無いものだとしても。]

(78) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン



   ………… 俺は、

[でも今は、動けない。暫くは、ここにいさせてほしい。
色の変わった空を眺めていた瞳は閉じ、世界に蓋を下ろした。]*

(79) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

── 再び、現へ:自室 ──

[木漏れ日は何処にも無い。
あるのは、自分がしたことの記憶と
疼き他者を求めていた相変わらず穢い身体。
だが、不意に聞こえたのは
香りに乗って届かない、ざわめきにも含まれない
ドア越しに、指が鳴らす硬質な音と共に>>86
朝を告げる想い人の声
……いい加減起きようと、そう思えた。]

    ちょっとだけ、待っていて。

[一枚の板を通して向かい合い、小さく一言。
この格好では明るい世界には出れない。全てを受け入れなければ。]

(87) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン

[染み付いたものが、手を動かす。
私服に着替えて、髪が整えられて。
けれど泣いた名残、消えない傷。戻りきらない姿。
部屋に置かれた小さい鏡には
「僕」でも「俺」でもない誰かが見える。
そして、魚でもない。]

[ヴェルツを薔薇だと想う一方
何も語らず咲き誇るそれを、嫌っていた矛盾。
彼から漂う香りだけは花のものでも愛しかった理由。
やはり、あの男も薔薇などでは無かった。
たった一人の人間がそこにいた。

ヴェルツという名の薔薇は存在しない。]

(88) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン



 …………やあ。珍しいね。

[なんて、ドアを開いた先にいた君へと
まるでいつもどおりみたいに笑いかける。

でも、何も気づいていないわけじゃない。
君から会いに来るなんて初めてで、
それは悪いこと以外も夢に消えなかったということ。

約束を、覚えている。
しかし貸した毛布が差し出されるのならば、受け取るし
一度は部屋に引っ込むだろう。]

(89) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン



 …………あれ、

[切り出そうとした時
不思議そうな声がぽつりと、落ちる。]

(90) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【赤】 記者 イアン



 今日はあまり匂いがしないな
 …………でも、今のほうがいいね。

[当人もきっと気づいているのだろう。>>*20
俺は、その匂いを好んでいた。
だけど今のほうが《人》らしくて。

赤く咲かない声は、嬉しげに君に向く。]

(*21) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン


 生徒会室の見学にでも行く?
 それとも、草毟りのお誘いだったかな。

[そして、穏やかな物腰の生徒会長の顔のまま
秘密の話をする場所を提案した。]*

(91) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃


【人】 記者 イアン

[逡巡するように揺れる様に>>97に瞬きが数度。
こんな彼は見たことがなくて
そのせいなのか、その瞳も何か違って見えるような。

俺は何もかも覚えていて、そのつもりで。
夜に幾度もそうしたように、意識せず
────違う音を漏らしていた。>>98]

(101) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン




 え?

[だから、最初は何のことだか分からないという顔で
その唇の動き>>*22を見て声を聞く>>99

少し間を置いて、再び。]

(102) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【赤】 記者 イアン






           …………。

[もう一度行ってみれば、
────真似をするように空虚な動き
目を丸くし、下がり眉で笑った。]

(*23) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

 
 こっちも同じみたいだ。

[何故だろう、一瞬だけ出たのは。
少しの意識もせず、自然に行っていた。

夢の名残、自分が最後だったから
はたまた満たされないまま終わったからなのか
或いは────あれは確かにあったことと、示す為か。
何にしろ一時の不思議は彼にのみ届いたのだろう。
もう俺からは残り香すら漂わない。]

 ……きっと、もう必要無いんだ。

[自分にも、君にも。それでいいんだと思った。]

(103) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

── 生徒会室 ──


[相手の選択>>100に頷き、二人で歩き出した。
珍しいのは、そんなことを言う自分も同じ
談話室の住民は、たまに動いても中庭で。
誰かを自ら領域に呼ぶことはしない。

生徒たちの部屋が立ち並ぶ廊下からは離れた一室。

目につくのは黒板、合わされた横長の机二つ
あとは使い込まれた幾つかの椅子に
書類だとか、黒板に記されたものだとか
活動の痕跡を除けば、あとは他の部室とそう変わらない。
遮るものの無い窓からは、明けた空がよく見えた。]

(104) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン



 寛げる場所じゃなくて、ごめんね。

[こちらが先に入り、鍵の音に振り返って一言。

椅子を引いて、座るように促し
腰を下ろすのも、口を開くのも相手より後に。
約束の話を切り出してくれるのを、待つつもり。

その中で少し視線が彷徨った理由が
晒した姿を覚えているからなのは、秘密だ。]*

(105) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

[相手は促した椅子を通り過ぎ>>106
傷だらけの腕でこの手を取る
二人は立ったまま、向き合った。
それは想定とは違う行動だったけれど、
俺はそうされることが得意ではないのだけれど。
全てが終わったと実感させられる、そんな安堵を覚えた。]

 いいんだ。
 むしろ、君が眠れて安心していたくらいさ。

[追い掛けられた視線>>107は落ち着かなくさせたが
話の内容を思えば、羞恥は鎮まってゆく。
なぞる感触に緩やかに目を細め、素直な返事を
その指と言葉を静かに受け入れていた。
約束は果たされる、君を枯らさないものはなんだろう。]

(150) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 あっ

[腕を引かれ、小さく声を漏らせばもう体温は傍にあった
照れを隠すように無意味に小さな音で笑う。
……拒むなんて、考えもしなかった。

呪いが去って、香りが薄まって、
それでも消えないものが、鼓動を早める。
手に入れる為に朝を望んだその答えは────]

(151) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 ……ヴェリーには、俺が必要?

[理解出来ていないような声
その先の言葉も、中々出ない。

少しづつ、少しづつ実感が沸いてくるようだ
落ちた囁きが>>108留めのように響き息を呑む。

望んでいた答えが、彼を生かすものが
────自分だったなんて。
これこそ夢なんじゃないだろうか?]

(152) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[強い声>>109は奥底まで届くようだ。
全てを縛ってしまうようだ。
未だ、悪魔がここにいるかのようだ。
その存在を神よりあいしていた。

耳に触れる柔らかさに小さく身じろぎして、
でも、全てを告げられても離れずに。
互いの匂いも混じりそうな距離で見詰め合う。

ふっと口元を緩めて見せた。]

(153) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 狡いな、君。
 俺にだって、色々言ってないことがあるんだよ。

 ……いや、違う。狡かったのはこっちか。

[過去も、罪も、薄暗くそこに佇み
身を引くだけの理由が俺にはあったのに。

きっと何を聞いてもそれは許されないのだろうと悟る
……そして、そんなことはもう自分だって出来ないと。

ああ、今まで逃げ続けていた。
何度も気持ちを告げてくれたのに
俺は全てを眠る彼の傍で言っただけ。]

(154) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 俺は、少しも真っ当じゃないし
 君に出会うよりずっと前から汚い奴だ。

 聞けば気分が悪くなる過去がある。
 夜にも、君を傷つけることばかりしていた。
 他の人にも、そうだった。

 でも……────ずっと今の気持ちでいてほしい。

(155) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 俺も好きだよ。
 君だけをあいしている、ヴェリー。

[すぐ傍の唇に、自分のそれを触れ合わせた。
欲望を伴わない、押し付けるだけの口づけ
まるで子供が初恋の相手にするみたいに。]

 なんだろう…………複雑な気持ちだ。
 嬉しいし、胸が苦しい、それに泣きそうだ。
 全部今まで君がくれていたものだね。

[照れ笑う僅かに温度を上げた顔を
両目に溜まった細やかな水が伝い落ちる。
一筋で終わったのは、もう枯れ果てたわけじゃない。
絶え間ない悲しみではなく、喜びの始まりがあったから。]*

(156) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃


【人】 記者 イアン

── 時は流れ・中庭 ──

[ベンチに腰を下ろし、目を伏せる。
隣の空席に座るかは彼次第。
自分からは促すなんて、出来ない。

遭遇したのは何処でだったか。
彼に探されていたこと
探し始めてからそれなりに経っていること
どちらも、知らない。
目を見開き、歪みそうな表情を顔を背けて隠した。
それが罪悪からだとしても、
苦しむ顔を見せる権利は無いと思った。
「話そう」「何もしない」と
和やかでも欲が滲んでもいない、小さな声で告げた。]

(165) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[この場所を選んだのは
人目は避けつつも、密室ではなく
すぐに逃げられる、広さも充分にある場所だから。
勿論、自分は逃げられる側として考えている。]


 ──……すまなかった。

[一言目は謝罪になった。
自分自身が覚えている為、
忘れている可能性は考えていない。]

(166) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン



 どうしてあんなことをしたのか、
 今は本当に信じられない。
 でも、俺が自分の意思でしたことだった。

[現在の身体の状態を思えば、
あの香りの影響が確かにあった。
彼に対しても、他の欲を抱いた全員に対しても。

しかしそれは言い訳だろう
俺は押し倒されたわけではない。
あの時、確かに求め欲していた。
願望をずっと抱えていた。]

(167) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン


 ……信じてくれなくても。
 君がくれた言葉が嬉しかったし、
 本当の君を教えてもらえて良かったと思ったんだ。

[これからももっと普通の関係で、
言いたいと思っていた言葉は、口にしない。

オスカーに「汚いよ」と言われた時
烏滸がましいと思わされたからだ。
自分のことをどうするのかも、
具体的な何かを求めることは選ばなかった。

言葉は区切り、頭を垂れるように俯く。
反応を待っている。]*

(168) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[まだ、彼について知らないことが沢山ある。
例えば聞こえなかったあの言葉。
何一つ確かめず、願うばかりだった。

暴かれたいと、誰だっていいと、
そんな薄昏い願望を持ったままでは
その一方で、聖域だなどと近づかずにいたのなら
こんな風にはなれなかった。

倫理は必要であり、枷でもある。]

(178) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

[俺だって>>174そう告げた時、どんな気持ちだったのか
何がそう思わせているのか、聞きたいと思った。

自分がいつか近い内に語るものと同じように
君のことも、全部知りたい。
どんなものでも受け入れるだろう。
お揃いなら、怖くない。
真っ先に聞くことになるのはきっと、
違って見える>>101では済まない変化の瞳のことだが。

匂い、その色、色んなことが変わったヴェルツ
まるで彼の未来に夜明けでもきたみたいだ。]

(179) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


[甘いわけでもないだろうに。
吸い取るみたいに、あちこちに落ちるキスの雨>>175
小さく笑って、擽ったがる。
そんなことをされるのは、初めて。

まるで恋人同士の触れ合いのようだ。
そうなれたら、いいと思って
今までの分を埋めるつもりで、
思いの丈を言葉が語る。

でも、それは恋愛に慣れない男の回答ミス。]

(180) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン





 ヴェル……ッ────!?

[瞬間、顔が赤く染まった。
勘弁してほしい。
こんなこと、耐性はゼロだ。
暴力なら耐えられたのに、あまりにも優しい言葉だ。]

(181) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


 ん 、 ……!!

[強引に塞がれた唇>>177
肩を跳ねさせ、ややあって身体が緊張に強張った。
鎮めた羞恥が戻ってくるのも、致し方ない。

夜が明けた人の気配のある世界で、
誰より正しくあるべき生徒会の部室で、こんな。
それにむしろ煽られる、なんて────

背徳的なキスに呼吸を忘れてしまいそう。
身体は力が抜けて、相手に委ねてしまうのに
応える、或いは強請るみたいに。
舌すらも差し出し、受け入れていた。]*

(182) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

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