204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[フランシスの声がする けれど 今はそちらに意識が向かない]
ーーーーーラルフ ラルフ やだ おきてっ おきてっ フィリップってよんで! ーーーーー 一人にしないでーーーっ
[命の反応がない それがどう言うことか知っている 知っているけれどーーーーーーーー認めたくない 肩の傷 痛んでしまうのもかまわない ままに揺する]
[]
(112) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!! どうして こんなことに?
[離れる覚悟はしていた でもそれは ラルフが幸せになることを思って 離れ難くても どれだけそうでも]
(*10) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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[人の気配が増える いやだ ラルフを連れて行かないで 彼は ラルフを人の気配から 庇うように 血の海から抱き起こす
冷たい あんなに暖かかったラルフが冷たくて 孔雀石がゆがむ]
(115) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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ラルフーーーーラルフってば…… ねぇ……ラルフーーーー!!
(*11) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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ーーーーーー嘘
[聞こえた それは
ラルフを貶める言葉]
……衝動が 止められなくなったら 呼んでって あんたと あってるの 見かけた時 ”声をかけた”
…………一度も ラルフは 衝動に負けなかった
[そうならば もっと前に ここに来たから]
(117) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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[血の気が引いていく トレイルが ラルフを 足蹴にしていた時とは 違う 怒り]
衝動に負けなかった ラルフを貶めるなんて
[抱きしめる 冷たいラルフの その心を貶めた ーーーーーー絶対に 許さない]
(118) 2014/11/22(Sat) 04時頃
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ーーーー……
[孔雀石は睨みつける 彼は ノックスを論破するために 新たに増えた人の気配に説得するために 言葉を口にしたわけではなく ただ ラルフを貶められた……と感じたことに 言及しただけ 故に 言葉が さらに降っても じっと 睨みつけるだけ]
(123) 2014/11/22(Sat) 04時半頃
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[ノックスに対する憎しみが氷解する*その可能性はない*]
(124) 2014/11/22(Sat) 04時半頃
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フィリップは、ようやく人の気配が誰か気がつく
2014/11/22(Sat) 11時半頃
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ーーーー…………フランシス
[抱きしめる 身体は冷たい だから フランシスの 言うとおり してもしょうがない のだけど
こくり と頷くと フランシスに 脚を持ってもらい ……ドナルドは どうしていたか? 一緒に ソファーへと運ぶ]
(136) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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[冷たい ラルフが冷たいなんて ありえない フランシスの様子に 一歩 後ろに下がる]
俺ーーーー温泉とってくる 温める 温めるから…………
[温めて 血を拭って 傷を処置して] [そんなことをしてもしょうがない 頭でわかっても 心は それを拒否して 傷が見えないよう 羽織っていたシーツを ラルフの身体にかけると駆け出す
見ていると 心が壊れそうで フランシスと ドナルドに任せて]
[泣き声はききたくない 受け入れなければいけなくなるから]
(138) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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ー 温泉 ー [駆け込んだ温泉 空気の流れが違うことに 気がついたのは あけてすぐ むせ返るほど の独特な匂い 風に乗っていて より 暖かい 源泉があるなら ラルフも きっと 一気に温まるから
風上 いけば 外湯につうじる 引き戸 そこが 細く あいている
細く 吹雪が吹き込む 凍りついたか 硬い 内から 溶かし 上半身裸なまま 気にせず 外に出れば]
(140) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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ーーーー…………!
[戸を開いた先 見慣れた 髪色の >>4:41 その姿 湯の淵 体をうつ伏せに
保護者の姿に 最初 心が頼る形で 緩みそうになって
次の瞬間 戸口が凍るほど だったこと 動かないこと 髪に 身体に 積もった 白い雪に 気がつけば]
(142) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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ーーーーーーーーー…………!!!!
[人の言葉に 変換出来ない 慟哭 保護者の手で 人の境界から 離れぬよう繋ぎとめられ ラルフとの触れ合いで 人に戻りかけていた心が]
(*12) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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[そこから 認識 曖昧
ただ ホレーショー だったもの 運ぶ 引きずって 内湯 運び終えれば ホレーショー 衣類 かけ ホレーショー 防寒着 手に取り 羽織り 手桶 湯を満たし 戻る]
(143) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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ーーーーホレーショー……が 凍ってて ラルフも 冷たくて
[湯を手に戻り 凍りついた表情のまま ラルフのところ 戻り 温かいお湯で 清めていく]
[あゝ でも ラルフ ホレーショー 冷たい きっと 冷たいのが *ーーー正しい*]
(144) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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フィリップは、今は >>141認識出来ず機械のように身体を動かす
2014/11/22(Sat) 12時頃
フィリップは、ノックスに話の続きを促した。
2014/11/22(Sat) 12時頃
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[衝動を抑え 人であろうとする その理由はあるのだろうか?]
(*13) 2014/11/22(Sat) 13時頃
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[血の匂い ラルフの身体を 清めて 綺麗になった指先 手にとって
ゆっくりと 口に運んで 止められなければ ラルフの右手*喰らいはじめた*]
(151) 2014/11/22(Sat) 13時頃
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[保護者とともに旅をし 人の多すぎる場所 山や森に 置いて行ってもらう時 戻らなくてもいいと 言っても戻る 保護者
ーーー人殺しの獣 使い そう思われたら 保護者が困るから 人は狙わない 人が欲しくならないよう 離れてる]
[ラルフと一緒に旅をしたかったから 衝動を持ってはいけない 向けてはいけない 持っても 負けてはいけない と思った 苦しめば ラルフが心配するから 知りたいと思った 触れたいと思った 暖かな日差し 人間らしいーー何か ]
[今は 衝動を抑える 理由は ないーーーー]
(165) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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[初めに食べた 指先 爪が牙 軽い抵抗 ぱきん ーーーー音を立てる 指先 傷があった 口に含む]
………………?
[暖かい けど この暖かさは知らない 肩に かかる 力 動けないほどではない だから]
[手の甲 舌を這わす 骨の近い 歯を立てる 皮を 口に掴み 引き剥いだ]
[最初 叫び 過ぎれば 獣は 淡々と ラルフだったものを 口にして 血抜き され切らぬ 滲む血を舐めていく]
(166) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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ーーーー美味しい
(*14) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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[牙が 骨に当たる 薄い皮 剥げ当然か ひっくり返す 掌の 厚みのある 弾力のある
そこへ牙を立てた ぷち ぷちと 表面 牙が食い込む 滲む血の それを啜る くちゃ と 平の肉と 血を 合わせて口に含み ゆっくりと咀嚼する]
(167) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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ーーーフランシスは ドナルドは 食べないの?
[平の肉 粗方食べ終わったあたり で そう呟いて 腕を引いた 引き返す力も ない 引かれる 任せて 肩が ソファー 落ち 頭 端に差し掛かって
腕を抱えてしゃがみこんだまま その場にいる二人 首を傾げる]
(168) 2014/11/22(Sat) 21時頃
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[より 獣として 覚醒したばかりの ドナルドにどこまで伝わるか
芳醇な 血の 旨味 若い肉の 弾力 肉の持つ 甘さ 軟骨の 程よいかみごたえ……………]
(*15) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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[腐らせてしまうの?無駄にしてしまうの?]
(*18) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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ーーーー奪ってやりたい 踏みにじってやりたい
[それは獣にはない感情]
ラルフを貶めたノックスの大事なものを ラルフを踏みにじったトレイル
けれど トレイルは食べられたがった だから 食べて殺してやらない
(*19) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[血にまみれた 骨が覗く 指の先 その骨は 既になく 獣は 腰を浮かし ゆるく縋る フランシス その腕をすり抜けて ソファーの淵に座る
ゆっくりと 顔を覗き込む 眠ってしまった ラルフの]
(177) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[居間の戸が開く >>176ーー馴染みない獣 横取りされるを 厭い 唸る]
(178) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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……ノックスは……さっき 自分より トレイルを気にかけた
だから ノックスの目の前で ニコラを喰らい トレイルを その喉を 顔面を ナイフで切り裂きたい
(*21) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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ーーー食べられないのーー ラルフがーーー腐ってしまう 無駄になってしまう
[フランシス くるしげな その言葉に 獣は 淡々と 戸口 警戒しながらも 指先は ラルフの 頬 指で撫でて]
(181) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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[新たな姿 その言葉に 警戒はすれど ひとまず 唸ることはやめて 違うならいい もう 誰も取らないで]
ーーそんな 人間 みたいなこと したくない
[ドナルドの言葉に 獣は 首を振る 俯いて 何度も 何度も]
もう 人間でいるの やだ 苦しいことしかない
[我慢して 思いやって 獣だったら きっと あの時 居間に入って行った 人間らしく 呼ばれるまで 大人しくなんて]
(188) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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