283 突然キャラソンを歌い出す村2
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[おもんの方を、横目で見る。すう、と息を吸って]
1、2、 1、2、3、4
[リズムをとるように囁くとギターを掻き慣らし始めた]
(174) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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♪ さんかくつのの しか 一匹 しかくつのの しか 二匹
はぐれものの しかじかに 混ざるまるまるの くまくまよ
きょうは三匹 何語ろう………
(175) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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[―――そういうメロディの前置きをして、 男は何事も無かったように、セイカの問いに答え始めた。 ちなみに、語る最中は、常にカノンコードを弾いているし、 おもんのカホンの音が流れている。
怪異の存在、猫が知っている学校に潜む怪異。 真堂が怪異であろうこと。 学校に潜む怪異には、ナツミに話した通り>>4:547>>4:548>>4:551 おもんからも話をきけるかもしれない。
「首無し」に奪われ、質に入れられたキツネ頭。 キツネ頭の対価が、得体のしれない4つの品。
その対価の一つであるトロフィーを狙う 最高位の怪異、「首無し」―――
それらを、猫はメロディに乗せて語る。 何か質問があれば、おもんと二人でもちろん答える。]
(176) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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[ そう、かくかくしかじかと猫は語った――― ]
(177) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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♪
かくかくの しかじか かくかくの しかじか
まるまるの くまもいるよ(WOW) かくかくの しかじか…
(178) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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[掻き鳴らしたギターが、穏やかなメロディに変わり、 静かに余韻を残して終わっていく―――。]
―――というのが、僕らから話せる話だ。 [理解はできたかい?という風にセイカの顔を見やる。 先ほどまで歌っていた男は消えている。 机の上に、ギターだけを意味深に残して。]
(180) 2018/09/17(Mon) 12時頃
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― 昼休憩の時間 / 1-B教室 ―
[腑に落ちた、という風のセイカ>>183に 猫は目をひとつ瞬かせる。
雷というのは誰の事か…いや、もしかしたらいつぞやかの怖い顔した屋上の男かもしれない。そういえば、この子はもう片方の落ちた生徒に似ている。
そう思えば、先ほどの余裕は既に怪異を見ているから、という経験から来るものかと、猫は静かに納得し始めている。 いや、本当に抜けているだけなのかもしれないが。]
(210) 2018/09/17(Mon) 14時頃
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[おもんの名乗り上げ>>206に追従するように猫は話す。]
僕の名前はさっき言った通り。
[いろんな名前で呼ばれたが、レンコンとは。 様々な名前で呼ばれたが、上位に来る間抜けさを思う。 それでもまあ、この名前に否定はしない。]
この猫の姿は借りてるだけ。 元は首塚の首が転じた怪異…あー、要は幽霊だ。
真堂みたいな怪異とは、まともにやれないからな。 期待はするなよ。
[おもんの正体については、鼻を鳴らしてひとつ頷くだけ。 ナツミの話にはむすっとした顔をしたまま]
(211) 2018/09/17(Mon) 14時頃
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[セイカのさみし気な様子には細めがちな目を少し丸くする。
封印された怪異相手に寂しがるとはおかしな話だ。
この怪異とて本質が幽霊であるから、 人間に惜しまれるとは思っていない。 家が見つかったならば再び眠る日々に戻る気でいる。
セイカに対して、ぺんと叩かれる額。>>209 ふ、と猫は同じく呆れたように、口角を上げていた。]
(212) 2018/09/17(Mon) 14時頃
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[>>220 はさみ揚げでもさして変わらないので構わないが、もうつけた名前を忘れるか。この娘、やはり抜けているだけかもしれない。]
おいこら。勿体無いお化け扱いすんな。
生首だ生首。 よくは知らんがそういう怪談もあるんだろ。
[残念ながら、好き嫌いした子供に脅しをかけるファンシーお化けでは無い。混乱するセイカを半眼で見つめながら、抵抗するわけでもなく、撫でられるままの毛玉になっている。]
(226) 2018/09/17(Mon) 17時頃
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[先ほどのかくかくしかじかと語り合ったあと、 猫にはひとつ気がかりが生まれていた。
新聞部のレンというやつの話だ。話を聞くに、恐らく脅しをかけた生徒に違いない。まさか、彼の内側にそんなものを抱えているとは知らなかった。
真堂を探れといった手前だ。 「まだ人の枠にいる>>4:548」との話だが、真堂のような強力な怪異を前にして、果たして無事かどうか。
猫は自分の本体の首を演出に使っただけで、一言も「殺す」とは口にしていない。そう見えるように演出して脅しをかけた猫とて、本気で殺すまで祟るつもりは無かった。 こちらの苦労も知らず噂を立てたのだから、少し肝を冷やすくらいの報いがあってもいいだろう。そう思っただけだったのだが。 やはりミスだったな、と内心で舌打ちした。]
…なあ、ちょっとまずったかもしれない。
さっき言った真堂へのツテが、 そのレンって奴だったんだ。 まさかそんな奴だと思ってなかったからな…。
(227) 2018/09/17(Mon) 17時頃
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お前らは午後も競技に出るんだろ? 僕はレンってやつの様子を見てこようと思う。
…… ま、まずい事になってたら 僕はお前らのとこに逃げこむからな。頼むぞ。
[厄の種を振りまいたのは自分だが、 振りまかなくてはいけなくなったのはおもんのせい。 ならば連帯責任だ、とそう言い訳をして。]
(230) 2018/09/17(Mon) 17時頃
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― 昼休憩の時間 / 1-B教室 ―>>231
し、新聞に載せられて噂にされたから いい機会だし、ちょっと肝を冷やしてもらった上で 真堂からトロフィーと交換出来るネタを 探ってこいって脅しただけだ!
[要は強請りだ。 こういう手段も取るから、 この怪異は遠い昔に身内に縁を切られたのだが、 死んでも小狡い精神はそうそう抜けないというべきか。]
も、もとはと言えばお前のせいなんだからな!!
[首を傾げるおもんへ、責任転嫁するように言う。 根が小物なのだ。]
(232) 2018/09/17(Mon) 17時半頃
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う、うっさいなぁ!! 開けたらやばい蓋なんてわかるかよ!! こっちはずっと鼻がつまってるんだから!!
[逆ギレである。根が小物なのだ。]
おいこの酔っ払いいいい!!
[生ぬるい顔に、ネコチャンは足元でキレ散らかしている。 だがどんなにキレようと所詮はネコチャンなのである……**]
(234) 2018/09/17(Mon) 18時頃
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― お神輿騎馬戦 ―
[競技に出る二人と別れ、猫はレンの姿を探していた。]
何処いったんだ? あいつ…!
[姿はなかなか見当たらない。まさか既に接触してたりしないだろうか。会場にいないなら、新聞部の部室か。校舎のほうへ足を向けた時の事。
急に気温が下がり、夏だというのに吐く息が真っ白に変わった。大きな悲鳴と氷柱が遠く、猫の背後で上がる。]
んなっ!?!? う、嘘だろ!!?
[キィンと耳の痛い音を上げて、マイク越しの女の声が聞こえた。考えるまでも無く、状況から見て真堂の仕業だろう]
(283) 2018/09/17(Mon) 21時頃
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ほ、本当にどうすんだこんなの…!!
[こんな怪異が後一匹増えれば状況は最悪だ。 レンの無事を確保しなければならない。 迷った末に、猫は上がる生徒の悲鳴を背に 校舎へむけて走っていく――**]
(284) 2018/09/17(Mon) 21時頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 校舎の陰―>>308
[生徒の向こうに避難指示の声>>292が聞こえる。 どうやらパニックは回避できそうだ。 整然とそして粛々と生徒が離れていくのを横目で見る。]
[校舎の陰、見覚えのある人影>>308を見つけた。 写真を撮っているわけでもなく、 ただ眺めているだけのように見えるその後姿へ、 猫は大きな声をかける。]
おいっ 写真屋っ!! 大丈夫か!?
(312) 2018/09/17(Mon) 22時頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 校舎の陰 ―>>322
いや、それなんだが 都合が変わって、
[レンへと駆け寄って、振り返ったその姿に かけていた言葉が止まる。
ぞっと、肌に会場からの冷気とは違う、 「寒さ」を――恐怖を感じたからだ。
目が合った先、視線の先。 その右目の冷たい色に 猫は背筋に悪寒を走らせた。]
、 お、お前、一体どうした…?
(327) 2018/09/17(Mon) 22時半頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 校舎の陰 ―>>339
思い出した…? 眩しい…? な、何かあったのか?
[…暗い右目に強烈な恐怖感を感じる。]
あ ああ、な、無しになった。 もういいから、お前も逃げたほうがいい
わかるだろ、あれは危ないって
[肌に感じる違和感が、この会話も乾いた笑いにも じわじわと恐怖を煽る。
猫は背中の毛を少しずつ膨らませている…]
(347) 2018/09/17(Mon) 23時半頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 校舎の陰 ―>>374
も、もうそんな場合じゃないだろ!? いいから、お前は逃げろってば…!
[撮らなきゃいけない。そう言って凄まじい冷気も構わず進む様は異様に見えた。少なくとも厄介ごとを嫌う猫には理解に遠い行動だ。
親切、と言われればそんなわけあるか、 と荒々しく零しつつ。
そう、確かに一番の心配しているのは別事だ。 レンが強力な怪異に会ってしまったらどうなるかはわからない。おもんから言われたその言葉の、その結果を心配している。 …それに、この猫は灸代わりに脅かしたとはいえ、カルパスと言う謎の乾燥肉を分けてもらったと言う恩もある。]
(381) 2018/09/18(Tue) 00時半頃
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お、おいっ 止せ、 止せってば! 戻って来い! お前はあれに会っちゃ危ないんだよ!!
〜〜〜ああー!!もう!!
[こうなったら、とレンの足元、服の裾を咥えて止めようとする。所詮単なる猫の身だ。すぐに振りほどける些細な妨害だろう]
(382) 2018/09/18(Tue) 00時半頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 校舎の陰 ―>>384
よ、よく分からんけど いいから、人の話をっ、!?
[独り言を零す様に叫びかけて、急に止まる。 カメラがこちらを向いていた。ファインダーから覗いた暗い右目。先ほどからずっと感じている恐怖感が一気に大波となって背中を駆け上がった。
ファインダーの向こうには、 尻尾に火の灯る、怯えきった猫の姿があるだろう。]
ひ 、
[心臓が冷えるような、無理矢理止められてしまうような感覚。絶望にも近い感覚に、悲鳴も碌に出ないまま、思わず猫は咥えた服を離してしまう。]
[グラウンドへ声をかけようにも、先ほどの感覚に恐怖で体が言うことを利かず。固まったように視線だけを送り、ぱくぱくと口を動かすのみ]
(388) 2018/09/18(Tue) 01時頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 ―>>395
[隠していた首が見えている。>>395 さあっと血の気が引く感覚がした。 恐怖を感じる源の暗い色の右目。 「居るべき境界線を踏み抜いた」。>>374 「もう遅い」。>>384 ……嫌な予感しかしなかった。
本体なのか、無感動にそういわれて猫の瞳孔が丸くなる。 そうだ、と答えを言うずとも明らかだ。 …シャッターに指は降りなかった。]
まさか新聞屋、 お前もう怪異に、
[それでも未だ恐怖で身体は動かない。グラウンドへ向き直す背に、猫はうわごとのようにそう残すことしかできなかった。]
(407) 2018/09/18(Tue) 01時半頃
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― BOSS BATTLE 〜真堂麗亜〜 グラウンド ―
[レンの背が遠くなった頃。 ようやく恐怖による硬直から開放された猫は 一目散にグラウンドへ向かった。 レンを追う為ではない。あれを追ったところで 自分一人でに何ができるだろう。
目的の人物は地面に転がっていた。 セイカの姿はぱっと見たところ近くにないようだが、 それでも大声で呼びかける。]
おもんっ!! 伊吹っ!! 大変だ、もう遅かった!!
レンの奴、多分もう怪異になってやがる!!!
(412) 2018/09/18(Tue) 02時頃
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レンコンだったろ覚えろこのばかッ!!! >>421
(424) 2018/09/18(Tue) 02時頃
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― グラウンド ―
[猫が喋る光景に驚く面子をひとまず置いて、 >>416 重なる報告に猫は目を丸くした。]
お前、えっ 嘘だろ取れたのか!?!?
[まさかボーイミーツガールの背景から おまけのようにまろび出たものを 拾ったなどという経緯を想像できるわけも無い]
[質屋に行くよ、と言う言葉に、猫は目を瞬かせた。]
(438) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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えっ 、
それは、 そうだけど、 お前、あいつと知り合いじゃ、
[思わずしどろもどろになる言葉は やがて尻つぼみになる。
だっておもんの言うことは最もだ。 彼が怪異になろうがならなかろうが、 知ったことではない。それは彼の行く道だ。
わかっている。理解もできる。]
(439) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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[――ただ。
新聞部の部室。 塩気の菓子を片手にモテないと笑っていた少年は、 あんな暗くて怖い色の目はしていなかった。]
[だから。]
(441) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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[猫は、意を決したように息を吸う。]
…………、
ま、 待て、酔っ払―――おもん!
(443) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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っ、僕は!! あいつにかるぱす奢られてんだ!!
(444) 2018/09/18(Tue) 02時半頃
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