233 逢魔時の喫茶店
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
悪用してどうするの。
[>>183例えば君をねじ伏せて、思うがまま無理やり酷く惨い仕事をさせたりとか。 そんな事をしても自分は嬉しくないし、君は悲しむし。メリットなんて何もない。 したいと思った事も、ないし。 君の腕は俺を抱く為にある。――なんて馬鹿な事言うつもりはないけれど、気持ち的にはそんな感じで。
きょとりと丸め見上げた目は、普段の小さな彼に似ていただろう。
お互い甘えるような声を漏らして、抱き合い、偶に見つけた弱みを擽って、 高まる鼓動は同じ速さ。>>184
かつての荒野は愛にあふれ、 胸に咲く花は、何時の間にか君の色。*]
(203) mzsn 2015/08/16(Sun) 00時半頃
|
|
[飛び移り猿が消える>>188のは見慣れた事。 寡黙で無くなった悪魔を見下ろす笑みは客向けより柔らかく、他から見れば明らかな特別扱いで。多分、これで察しない周囲の方がどこかおかしい。 そんな店主モードでも膝に座れと言われたら、それなりにうろたえるのだが。]
膝、て、 いや、 だって、俺、重いし?
[述べる言い訳は、多分悪魔にとって何でもない事。 膝と彼の笑みを見比べて、赤と紫のワイングラスを両手に暫く座れずオタオタしていただろう、が、 再び痛み始めた腰に観念し、大人しく膝上に収まった。 大変、大変控えめに。
ぴったりと寄り添うと、また色々、思い出してしまいそうで。]
(*53) mzsn 2015/08/16(Sun) 00時半頃
|
|
[大の男を軽い>>209とはどういう事だこのやろう。 と思ったものの悪魔にとってはそう気になる事では無いんだろうなと、肉付きの良い己の腰回りに一瞬思いをはせて、 はせてたらグラスを両方とも取り上げられたので観念してすっぽり膝に収まった。 刺さる客からの視線に、若干身を小さくして。]
乾杯。
[ヒト用のワイングラスを受け取り何度か中身を揺らして、乾杯と、近い距離でまた笑っただろう。 ガラスをなぞる澄んだ音に耳を傾ければ、周囲の様子は何時しか気にならなくなっていた。
営業中で、他にも客が居るのに。なのに、なんだかオフの時みたいだ。 いけない事をしているようなシチュエーションに胸が高鳴って、ほんのり頬を染めただろう。]
(*54) mzsn 2015/08/16(Sun) 02時頃
|
|
[回された腕>>215に抗議の声を上げようにも、耳元で話されては何も言えなくなってしまう。 客の前、客の前だからとじっと耐えても、頬の赤みは消えなくて。 しかし嫌じゃないのが、困った所。]
うん?ニッポ… ――ああ、あれね。
[あれから。と言うより悪魔に想いを伝えて繋がり合ってからになるのだが、 あれからゴロウから借りている写真と旅行パンフレットを照らし合わせ、メモをし、季節や観光名所、行事ごとを調べ、大まかな旅行計画を練り、 …旅費に打ちひしがれ、 片手間にあちらの種族や伝承について調べ。
同時に借りた筈の小説の消化スピードが一番遅いのは、目の前の男とプライベートを二人で過ごすようになったからなのだが其れは今はどうでもいい。 全体的な進みは上々として、一先ずの進歩報告を。
合間合間に顔をそらしてキスを避けるのは、今まさに客から見られまくっているからであって、決して嫌だからという訳ではない。 迫られるたびに「後で」と小さく呟いて、その後とは勿論閉店後の事。 店を閉めた後ならいくらでもキスしていいししてやるのにと、我慢の出来ない警備員に困った顔をしていただろう。]
(*55) mzsn 2015/08/16(Sun) 04時頃
|
|
あれね、今度皆で社員旅行行こうと思って。 …行く?
[そう言えば彼も一応従業員の仲間入りをしたんだっけど、赤を傾け問いかける。 この際4人が5人になっても大して変わらない。 ――残念ながら各従業員の恋人も付いて来ると言う可能性まで気付ける有能雇用主では無かったのだが。
彼も行くならプランを練り直してホテルの部屋数を調節して、俺達だけ二人部屋で、自由時間は皆と別行動で、えーっと、
…なんだかハネムーンかもしれない。 と言う事に気付けば、今度こそ本格的に顔を赤らめた。**]
(*56) mzsn 2015/08/16(Sun) 04時頃
|
|
なら、数に入れとく、から。
[嬉しそうな顔>>228に、愛しさが募って仕方がない。 困ったような嬉しいような赤い顔で唇を遠ざけて、しかし「後で」と触れた指先が、代わりにキスを受ける事になっただろう。
いとしい。あいしてる。 湧き上がる感情に胸を満たされ、どうしようもなく、抱きしめたくなる。
悪魔への信仰や畏れの薄い地。収めるモノも違い、漂う空気や、夜に蠢く闇も違う色。 そんな場所に不安を抱くのも無理はない。しかし自分が彼の、世界への拠り所ならば喜んでそう働こう。
腰にまわされた温もりに、そっと手を重ねる。 迷子にならないよう、消えてしまわないよう。 その存在を確かめるよう。
そして、口づけんと目を閉じ顔を近づけ、]
プリ――…、
(*57) mzsn 2015/08/16(Sun) 12時頃
|
|
………ブローリン、 忘れる訳ないだろははは。
[しまったまだ営業中だった危ない危ない完全に二人きりプライベートモードに入り掛けてた。 ついでにうっかり呼びかけた真名をすんでの所でキャンセルすると、ガバリと効果音でも付きそうな勢いで身を離す。 離す、離して、立ち上がろうとしたのだが、 しかし腰が言う事を聞いてくれる筈もなく、よろめき床に崩れ落ちただろう。]
(*58) mzsn 2015/08/16(Sun) 12時頃
|
|
[>>238>>239ぽかん。 何が起こったか分からず見上げるのはセピアも同じ。 スローモーションで上に浮き上がる周囲の風景に一瞬何が起こったか分からず、喋っていた口は半開きで、 足と尻に感じる床の感触に、周囲が浮き上がったのでは無く自分が落ちたのだとようやく気付いた。 なに?どうした?何でおれ床に居るんだ? しかし気付いたからと言って思考が回復する訳でもなく、腰のへっぴり具合も、同じこと。
そして、じわじわくる熱と、恥ずかしさ。 だってそんな、キスしかけて腰が痛くて転ぶなんて。そもそも腰が痛いのってアレがコレの結果だし。 先とは違う意味で赤面し、目線は見上げた金から剃らせない。 正しくは、他を見れない。客からの視線が痛すぎて。
それでも発するヘルプより早く悪魔が動いたのは、幸いだったか。 現在の脳はあらゆる処理を停止させており、消えた大盛魔除けにも、抱きあげられた事にも一切反応は返せぬまま。 …が、]
(*59) mzsn 2015/08/16(Sun) 14時半頃
|
|
みっ、ず虫は、ないからあああぁぁぁ!!
[それだけは譲れないのだと、それだけしか返せなかったのだと、 ばびゅんと連れ去られる店主は、最後にそんな叫びをフロアに残しただろう。
体制に文句をつけ暴れはじめるのは、バックヤードに引っ込んでから。]
(*60) mzsn 2015/08/16(Sun) 14時半頃
|
|
そんな事言ったって…、
[こんな恰好恥ずかしすぎる。 続く文句は塞がれて>>254、それ以上のお喋りはナシ。 抵抗していた手は何時の間にか縋りつき、せがむかのように引き寄せて、今度こそ目を閉じ、交わす甘さに溺れていただろう。
だから、抱かれ階段を上がったのも、ベッドに横たえられたのも知らないうちに。 後半は余韻の内に感じたかもしれないが思考はそれどころではなく、熱で緩む意識の隅に、軋むスプリングを微かに聞く。 離れぬ距離に腕をからませ、触れる体温に甘えていた。 後で、後で。そう我慢していた>>255のは此方も同じ。]
(*62) mzsn 2015/08/16(Sun) 17時半頃
|
|
――あ、 ごめ、
[覗きこんだ瞳>>256に、息をのんだ。 心配させた事に気付けば、途端にしょんぼり申し訳なさそうな顔になっただろう。 それでも熱は抜けぬまま、擦り寄って、二人の前髪の色を混ぜ合わせる。]
…気にするかと、思って。 言ったらもう、して貰えなくなるかな。…って、 後悔させたいとか、そんなんじゃ、無くて、
あれ、結構、よかった、し。 またシた、い…し……。
[近いまま目を伏せて逸らして、言葉尻は小さくなるばかり。 朱を浮かべ、目を潤ませて、 今度こそ、この距離からは逃れられそうにない。]
(*63) mzsn 2015/08/16(Sun) 17時半頃
|
|
[>>267ベッドの上で裸体を晒すのは、まるで昼のまぐわいへの合図のようで。布を剥がす彼の指が肌を掠める度、外気に触れる度、何度も身体を震わせただろう。 だが枕に顔を埋めても始まるのは普段のソレで無く、しかしそれを彷彿とさせる事と大差ない。 触れられ漏れ出る声は、きっと相手を煽る物なのだから。]
ン、…っふ
(*66) mzsn 2015/08/16(Sun) 23時頃
|
|
……ごめん。 今度から、正直に、言うから。 ぜんぶ。
[じっとして、おとなしく。>>268 そう言われた癖に首をひねり、視界の端に背後の彼を捕らえれば、丁度背に口づける所だっただろうか。
咎められている事位きちんと分かっている。 彼の気持ちも汲まず、自分の満足感だけを優先して、それで悲しませた。
頼らないのは、信じないと同じ事。もうそんな悲しい顔させたくない。 言ってしまうと全てが恥ずかしくて堪らない気もするが、君がそう望むなら。 俺の物である君が、そう、望むなら。 これから共に過ごすであろう長い時を、些細な事で歪ませない為に。]
(*67) mzsn 2015/08/16(Sun) 23時頃
|
|
[唇が触れる度、行為の最中のように肺が、喉が震える。 漏れ出る声を我慢しなかったのは、どうしてか。>>269
ずくずくとした痛みは徐々に消えて、しかし代わりに、彼の唇の感覚が消えてくれない。 不思議さに関心やら感謝をするより先に、覚えたのはもっとと言う欲で、 彼が好意でしてくれているというのに、それなのに自分はこんな、どうしようもなく、 どうして、こんなに、
こんなに、気持ちいいのか。 沸き上がる快感と甘い背徳感を吐息に混ぜ吐いて、後は身を任せるだけ。
喫茶店の、決して厚く無い扉と床。 止められない声が下階まで響いてしまったかどうかは、悪魔のみぞ知る。 あと、蛇。]
(*68) mzsn 2015/08/16(Sun) 23時頃
|
|
[背後から耳に響く声と、頭に直接響く心の声。>>>314 囁くようなそれらを大切に拾い集め、一つも逃さないよう、心に縫い止めて。
彼は、どんな顔をしているのだろう。 枕の白と瞬きの黒しか写さぬ視界は始終揺れていて、もしこの白が背にあって君と向かい合えていたというのなら、今すぐ抱きしめているのにと、代わりにシーツを握りしめた。 …だめだ。こんな薄っぺらい布じゃ、到底彼の代わりにはなれやしない。
自分の身体に起こる変化>>315なんて知りはしない。彼がもたらす物ならば、例え幾千の痛みであろうとも耐えて見せよう。 …まあ腰の痛みには耐えられなかったのだが、ある日突然揃いの角が生えたって、きっと自分は気にしない。 一度は望んだ道でもあるし、心の準備なんてとっくに出来ている。 君と永久を歩む準備も、同じ様に。]
(*69) mzsn 2015/08/17(Mon) 01時半頃
|
|
――んぁ、プ、リム、
…プリ、ムラっ…! プリムラぁっ、
[呼んだのは彼の、自分だけが知るホントの名前。 揺さぶられる身体ではどうにも上手に名前を言えなくて、掠れた声で何度も、何度も名前を唱え直す。 縋る手の先はシーツか彼か。どちらにせよ爪を立て、今は必死に縋りつくしかない。
啼き声を塞ぐ口付け>>316の合間、また、何度も名前を呼んだ。 彼を忘れないように。彼が消えないように。 存在を、強く求めて。]
(*70) mzsn 2015/08/17(Mon) 01時半頃
|
|
― 夜の街 ―
[深く暗い街の中。 その地区の一角は何故か他よりひと際暗く、上を見上げれば街灯が一部壊れている事に気付くだろう。
おかしいな。 先週来た時は煌々と明かりがついていた筈なのに、どうして。 そう首をかしげても同行者はよそ見をするなと急かすだけ。
「にゃあ」
鳴く猫の後を付いて、君は歩く。 いつもは迷子になる道を今日はすんなり。立ち止まり周囲を見回しても、同行者はやっぱり急かすだけ。]
(*72) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
|
|
「にゃあ」
[夜の街を歩く一人と一匹。 暗い路地をとぼとぼ歩く。目的地は知らないまま。 だってこの猫が、僕の万年筆を返してくれないものだから。 暗い道のり、こんな深夜にもかかわらず、僕と同じように歩く人が何人か。
あれ?今すれ違った二人組、片方に白い羽が生えていなかった? 驚き振り向いても、誰も居ない。]
(*73) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
|
|
― 昼の街 ―
[野良猫の餌付けはダメだって、そんなこと僕だってちゃんと知っている。
走っていくパーカーの子に見つからないようこっそりキャットフードを持ちこんで、植木の影であるこの辺りなら、絶対誰にも見つからない。 それにこの時間帯なら、何時も居るベンチの居眠りの人は来ない筈だか。 ぴったり時間通りに現れた黒猫にご飯をあげて、僕はふにゃふにゃの顔で笑った。 植木から突き出た尻を女の子にゴム銃で狙い撃ちされたって、全然気にならない。
ペットフードの匂いをさせながら喫茶店に行く僕の後ろを、さっきの猫が付いて行く。 ここ動物OKだっけ?そう思うより早く猫は店内に滑り込んで、でもウェイターのお兄さんは気にしてない。お兄さんは黒猫と僕をちらりと見て、ヘビみたいな目で笑った。
相変わらずここはお客さんが少なくて、でも今日は少し多め。他の喫茶店に比べたら少ないけどね。]
(341) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
|
|
[コーヒーを飲むおじさんは、少し先のバーの店主さんだって知ってる。どんなバーかは、意地悪な友達は教えてくれなかったけど。 あっちのテーブルで緑と赤の布を広げる二人組は、たまに見る常連さん。
店内をぐるり見まわしても喫茶店のマスターさんは今日は居ないみたいだ。 僕のテーブルの下で、黒猫がにゃあと鳴いた。]
(342) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
|
|
[どうやら猫は喫茶店に向かってるみたい。 暗い夜の道で一軒だけ明かりの灯る喫茶店は、なんだかいつもと雰囲気が違う。 っていうかここって夜も営業してたっけ? 怖々近づく明かりの元、耳を澄まして聞こえたのは店内からの賑やかな声で、なんだ、店員さん同士で騒いでいるのかな。 それにしては、声の数が多い気も。
猫はと言えば緑の扉を引っ掻いて、…もしかして開けて欲しい? ほんの少し扉を引けば、猫は昼と同じようにスルリ中に忍び込んだ。 いいのかなあ、入っちゃって。 少し遅れて僕も中へ。
「夜遅くごめんなさい。この猫ってこの店の――、」
続く言葉は途中で切れて、だってだって、このお店は、こんな場所じゃなかった筈で、 少し暗い店内と、カウンターの奥で輝く鮮やかな瓶の数々。 グラスを交わすお客さんはどう見ても人間じゃなくて、見回す店内、扉の傍でリラックスする角の生えた誰かは、いつか漫画で見た悪魔みたい。 けれど、カウンター越し笑うマスターは昼間と同じ人。
そして一体何時来たのか。 僕の目の前に、黒い髪にネコミミの、知らない男の人がいた。*]
(*74) mzsn 2015/08/17(Mon) 02時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る