225 【突発RP村】最初からクライマックス村4
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[輝いたのは黒き茨の刃では無く、強く気高いその魂。 いや、魂では無い。全てを集結させ、繋がり合う想い達。
今ここに強く存在を指し示す、無色にして絶対の存在が目覚めた――]
(135) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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――嘘、でしょう? まさか、そんなこと、ある訳…!
[深紅の切っ先に向かい合うのは、爛れた黒の堕ちた刃。 女には過ぎた力だったのか、今にも弾けんばかりのその存在を、紙一重で押しとどめている。 真紅と違い、籠められているのは囚われの声。 女に声は聞こえない。聞き方を忘れてしまった。
しかし君達には届くだろう。全ての者達の、張り裂けんばかりの思いの丈が。]
(137) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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ええ踊りましょう。
そんなに言うなら、 全てを救って見せなさい。
その前に、全部壊してあげるから!
[>>129 光の粒を振り払うように、振り下ろされるのは巨大にして虚大な黒。 渦巻く青の突風に乗せて、いま、最後の幕が上がる。]
(138) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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[はためくのは黒く気高い、柔らかなドレス。 磨かれていた黒いパンプスは今は煤を浴びて、 ドレスと揃いの大きな帽子は、ひらり風に舞い上がると、その身を高く高く飛ばした。
棚引く黒髪は夜の空のように。 開かれた双眼は何処までも青く、しかし今は黒に呑まれ、]
(140) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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[見つめほほ笑む、かつての澄んだ青の、]
(*19) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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[かつての色は見えなかったか。]
(141) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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[振り下ろされた黒い刃に引き裂かれるのは空間と世界と。 それは深い亀裂となって、世界の中心をえぐり取る。 宴は始まった。 これから起こる惨劇の全てを救ってみせよと、女は嗤う。 その赤いルージュをゆがめて、無色の存在であろうとも、浸食し汚し、穢しつくしてやらんと。
救える物なら救って見せろ。全ての呪い≪黒≫と悲しみ≪青≫を。 そんなこと、出来やしない癖に。
響くBGMは目まぐるしく変化し、気品も何もありはしない。 それでもその場はただ只管に美しく、繋ぎ、縒り合される光の色。
終幕の為の緞帳は、紅蓮のマント>>144
打ちつけ合う衝撃に双方は削れ、削れた個所から浸食せんと黒は無数の腕を伸ばし続ける。 そのダメージは、赤にとってどれほどのものだっただろうか。]
(148) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[救える物なら救って見せろ。
黒死の蝶は死を運び、魂を刈り取り吸い上げ、翅を広げた黒い虫。 美しい蝶のふりをしてきたその翅は汚れ穢れ、今まで幾度となく伸ばされてきた救いを断ち切り、突き進んできた。 しかし今、そんな己に投げかけられる声>>144は酷く優しい。
こんな自分でも、救われるの? いつしか青い瞳は泣いていた。
しかし流す涙は無色では無い。黒の混じるその滴に、青い瞳はさらに輝きを失っていく。]
(150) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[でもね、だめなのよ。]
私はもう、 取り返しのつかない所まで来てしまった。
今更後には引けないのよ…!!
[振り下ろされる黒は鋭く、冷たく。 赤を砕かんと、爛れた黒を振り下ろそう。 何度も、何度でも。]
(151) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 23時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 23時半頃
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そんなの嘘!
直に世界は終わりはじめる。 その時が来ても、 まだ戯言を口にしてられるのかしら――!!!
[その身に満ちる呪いと悲しみを振りかざして、皮肉にも女は今まさにヒトらしさを取り戻していく。>>158
そして準備を終えた聖杯鍋に満ち行くのは掻き集めた黒と、抱え込んだ青。 …の筈だった。
『ただ誰かに、 愛してほしかっただけなのに』
流れた涙は今度こそ無色透明。 そしてポタリと、その滴が聖杯鍋に落ちた瞬間――
一人じゃないと、誰かの手が触れた気がした。>>149]
(166) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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っああああああああああああああッ!!! 黙りなさい!黙りなさい!!
誰の許しも要らない! わたしは! これを成し遂げる事こそが! 唯一の救いなのだと!!
[そうずっと、言い聞かせて。
呪いを受け止めるよう整備された聖杯鍋は悲鳴を上げる。 今やその火力を調整する女にも歪んだ空間は牙をむき、リミッターの外れた舞台装置は暴走≪吹きこぼれ≫を始めただろう。 黒い刃は鋭さを増して、崩れそうな計画≪レシピ≫の執行を早急に行わんと――]
(167) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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蹂躙せし黒の胡椒 ≪デバステイター・ノワール・オブ・ペッパー≫
[渦巻く呪いを全て放出させ、何本もの黒い刃を作り上げる。 そのサイズや鋭さは先のまま。 全ての切っ先をマリオの方に向けると、]
(168) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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受け止めてみなさい。 これが、わたしの全てよ。
[降りかかるのは重い鋼。その一つ一つが重く悲しく、 それはまるで悲しみの雨の様に、舞台を彩る。
雨音は終曲に相応しく、しかしやり直しを望む者>>160にとっては、これは終曲にはならなかっただろう。]
(169) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[その黒は彼の笑い>>156に呼応するよう、冷たく、鋭く、降り注いで。 女は役者として、踊り続ける。 何時までも、何処までも、死の舞踏を。]
(170) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[伸ばした手>>146が触れた>>166のはたった一瞬。 しかしその一瞬に振り向いた瞳は――、
いつかの、澄んだ青だっただろう。]
(*22) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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