52 薔薇恋獄
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や、ランくんも……このくらいなら大丈夫だって。
[蘭香>>368にも、緩く首を振って明るく努めていたところで。 楓馬>>365がタオルを取り出すのが見えて、少し瞬いて……]
え、ちょっ……い、いいってばっ!
[髪だったり身体だったりにタオルをあてられて……少しだけ恥ずかしげに、顔を赤らめながらの困り顔。 時々、微妙に助けを求めるような伏し目がちな視線を蘭香に向けたりもして……。 けれど、その胸の奥のことにまでは、気づけないまま。 そして結局、大広間に着くまでの間、特に楓馬の手を払うことはなかった。
同じ薔薇の香りは楓馬からもしていたかもしれなかったが、 自分自身が今それを纏っているため、気にならなかった。 もっとも次第にカレーの香りの方が目立ってきたりもしたけれど]
(374) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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―広間に向かう手前―
[静谷の返事が行く行かないどちらでも、自分は下へ降りようと部屋を出る。 向かう途中、背の高い長髪に金髪の後輩が手を伸ばす様子がちらり、見えた。]
……何。
[ぽつりとほんの小さく呟いた言葉がひどく不機嫌に低まったのは、きっと寝起きのせいだ。 だから、足を止めたりしない。そのまま広間へ歩いていく。]
(375) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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―― 広間 ――
[道さんの答えを聞いた]
なら、いい。
…………デート?
[2人の姿、そんな風に一言突っ込んでいた**]
(376) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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―― 大広間 ――
ごめ、遅れたかな……。
[既に集まっている面々と、並ぶ料理を見ながら。 ……そう言えば畳だったっけ、とか内心ごちてしまいながらも。 ある方角を見て、はたり瞬いた。]
ってか、ここって台所直接見えるんだ?
(377) 2011/05/17(Tue) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/17(Tue) 22時頃
プリシラは、鍋の中のオニオンスープを横目で見ながら、水で充分…とぼそっ
2011/05/17(Tue) 22時頃
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ダメです。 せっかく先輩も来てくれたのに、風邪でずっと寝込んでたりしてたら、オレ嫌です。
[ぽふぽふぽふ。 振り払われなかったので、結局手の届く範囲は拭き終えてしまって。 けれど冷えていることに変わりはないから、食べたらすぐ着替えて下さいね、と薔薇の香かおる、先輩の服をつまみ]
……え?
[低い呟き>>375。 最初、それが、誰のか、何処からか、分からなくて、きょろ、と視線を彷徨わせたけれど。 広間へ向かう背を見つければ、暫し、その髪色を、じ と見つめ]
……。 ……ふむ。うん。なるほど。
[何を思ったのか。 立ち止まらない背と、夕輝とを見つめ。 にへらー、と笑ってから、そのまま広間へ歩を進めたのだった]
(378) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―大広間―
……デート?
[全く意識していなかったから、咄嗟に何のことかわからなくて]
え、えあ。……いや、一緒に来ただけ!
[意味に気づいて、慌てて文から手を離した。 いつものように変なノリで返せばよかったのに、何故かそれができなかった]
(379) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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セシルは、そういえばこの旅行では眼鏡をかけていなかった。
2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[元気良く笑われた、だと? じーっと織部を見てから、照れ隠しにふへっと表情を緩めて。
後輩や元先輩が配膳したりの昼食準備には席に着かず手伝いに]
カレーって、キャンプっぽいよねー。
[腹の虫がもう一度グゥと主張した]
(380) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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>>366
そうだ。仕返し。 この額も前から触ってみたかったからな。
[そして、十分に押し広げたあと、満足したように指を離した。 手も話し、猫耳を取る。]
ふぅん、変なモン持ってるんだなぁ。
[かかる昼飯の声には、その方向を向く。]
腹、意外に減ったな。 バスに乗ってただけなのにな。
[立ち上がり、うーんと伸びをして、行くか、と振り向く。]
(381) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―回想・台所―
あ、じゃあ夕食は俺の肉じゃが。これで、ど?
奏音さんが――あ、俺の母親ね。いつも美味しいって誉めてくれるんだ 良いよな、やっぱ
土橋にも言わせてやっからなーっ
[盛岡だったっけ?などと話ながら料理は進み。 土橋が『悪い』というのには、ふぃと顔を背け。
ケーキが出されると]
そういえば、甲斐先輩もマドレーヌを持ってましたよ
(382) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[百瀬の呟きには]
そういう問題じゃない。
[と、少し呆れたような表情で突っ込んだ。]
(383) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―― 道中→大広間 ――
駄目、ですよー。 蓮端先輩、あんまり丈夫じゃないじゃないですか。 せっかくの合宿なのに、風邪とか引いたら勿体無い。
[わしわしする幼馴染を止めることも無く、むしろ手を貸しすらしたかもしれない。 この先輩の名前は保健室の名簿でしょっちゅう目にする。 そんな常連さんが濡れたままとか、風邪を引く未来しか見えない]
[そんなやりとりをしつつ、食事の支度整う広間へ――
そんな、時]
(384) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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――――!!!
[視界に入るのはキッチンの様子。 いい匂いの元である、カレーの入った鍋。 それの置かれているコンロ。 温めるために、つけられているのは……]
[ぐらりと世界が歪む]
[息が 出来ない]
[ヒュッ、と空気が漏れるような音だけを残し、胸元を押さえたまま倒れ伏した]
(385) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―現在・食堂―
[蓮端の姿を見かけると、階段でのことを思い出した。 まぁ、喧嘩と思わせておけばいいか。
広間に集まってくる先輩たちに手を振り返して]
はいはーい どうぞタップリ食べて下さいね
あ、最上先輩、手伝ってくれるんですか? じゃあコップを…
[辛口のカレーだから、きっと冷や水は必要だろう]
(386) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―広間―
[後輩の笑み(>>378)には気づかぬまま、広間に踏み入れる。 流石にこの人数の食事となると、配膳にも時間がかかっているようで、全体が整っているとは御世辞にも言えなかった。 手伝っているらしき浜那須も見えたなら、席を確保する前に広間から伺える台所の方へ向かった。]
今更だけど、配るくらいなら、手伝え――
[恐らく自分は炊事の方では役に立たないので、それくらいはしないと気が済まない。 自分も配膳の手伝いに回ろうと、したが。]
[その後ろ側で、聞こえた異音(>>385)。 思わず振り返れば、倒れる姿が見えて。]
――耀!
[跳ねるように、駆け寄った。]
(387) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[ 二人の前から去った後、女は別荘のあちこちを転々としていた ]
[ 台所で賑やかに料理をする面々 ]
[ ベッドで眠っている少年の寝顔 ]
[ 怪我人を手当てしている男の姿 ]
[ 庇の下でガラス球で遊ぶ者たち ]
[ 自ら猫の耳飾りをつける酔狂者 ]
[ たのしそうなひとたち、そんな風に女の唇が動いて目を細めた ]
(*40) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[ 女が穏やかだったのは、ここにまだ恋人たちがいなかったから ]
『…………』 『…………』
[ 嫉妬する対象もいない、日頃より賑やかなだけと思っていたが ]
『……薔薇は、どんな具合かしら』 『今日も綺麗に咲いているかシら』
[ 薔薇の中、雨に濡れながら立っている男に女ははっと息を呑む ]
(*41) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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『――暁様』
(*42) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[ 女は暫くその場に呆然と立ち尽くしていた ] [ かつて女が愛した男と瓜二つなその相貌に ]
『暁様、暁様……!』
[ だけどその少年は、女の愛した男ではない ] [ ましてや霊感を持たない生者と死者の間に ] [ 伝えられる言葉など、あるはずもないのに ]
『暁様、わたしです、日向です……!』
[ 薔薇を綺麗だと呟く声まで、よく似ていた ] [ 無邪気な笑顔も、愛した男と同じに見えた ]
(*43) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―― 大広間 ――
[到着する前から、良い匂いを漂わせていた食事に、足も速まる。 カレーは良く作るけれど、人によって味が違って面白い。 調音のはどんなんだろう、なんて考えながら、何の気なしに広間へ踏み入ったところで]
? らん、 ……蘭香!!
[ふわり、視界を横切って落ちていく髪。 どうした、と声を掛ける前に、反射的にその、視線が向いていた筈のほうを見]
悪い、火、止めてくれ!
[庇うように幼馴染を抱きこみながら。 誰が居るのか分からなかったが、そう叫んだ]
(388) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[ だから、呼ぶ。なのに、何も、伝わらない ]
(*44) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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『ううっ…………!』
[ 行ってしまった少年を見送って、女は泣き崩れた ] [ 楽しい思い出と悲しい思い出が、一気に溢れ出す ]
『うう、ううう……』 『……う、ウウ……』
[ 咲き乱れる薔薇の中、薔薇の香りが濃く強くなる ]
『……う……ぅ……』
(*45) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[ 女が涙を流すたび、雨がどんどん強くなっていく ] [ 女が声を漏らすたび、雲が不穏に厚くなっていく ]
[ そして ]
[ 女の姿は、ぐずりと雨に溶けるように崩れていく ] [ ぐずり、ぐずぐず、ぐずぐず、ぐずり、化物へと ]
[ *変わる* ]
(*46) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―― 大広間 ――
[野久と栖津井の距離感。ちょっとじっと触れ合ってる所を見ていた。野久が勢いよく離れて]
……………。
[む、とちょっと口元が硬くなる。首をかしげた。 手が何かを探すみたいにちょっと動いた]
そか。仲良しね。
[それから、何かを言おうと口を動かしかけたとき。 背後からちょっとした音がして、石神井が飛んでいくのが見えた]
[音から入ったから、反応は遅れた。 振り向く。倒れる耀が見えた]
………!
[栖津井の方をばっと見た]
(389) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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[そして、耀センパイが何か―こちら側にあったものを見て倒れ>>385、 駆け寄る人の姿>>387と、指示>>388に迅速に対応するだろう。]
(390) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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触って、愉しいですか?
[鳴瀬の指が離れれば、ほぅっと息を吐いて、己の指先で眉間を擦った。嫌がっているというよりは、戸惑っている表情で鳴瀬を見詰める。]
……とってしまわれるんですか。 似合うのに。
[戸惑いの表情が、若干不服そうになるのは、猫耳が取られたあたり。しかし、物が物だけに、それ以上は紡がずに、ゆるっと立ち上がる。]
じゃあ、いきましょ………
[言葉途中で止まる。弾かれたように見詰める中庭。]
すみません、先にいってください。
[酷く慌てた様子で、まるで幼馴染の珀がするように、窓を開けるとそこから外へと。]
(391) 2011/05/17(Tue) 22時半頃
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プリシラは、お玉片手にぽかーん。あ、火? [すぐさま消される火]
2011/05/17(Tue) 22時半頃
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―― 大広間へ入る前 ――
[>>378ダメ、という、嫌、という言葉に。 服をつままれながら、小さく頷いた。 冷え切った体は微妙に上手く動かなくて、出される手を払う力を持たないまま。]
判ってます、判ってます。なるべく早くきが――…
[そんな状況でいっぱいいっぱいだったから、気づけなかったその人の存在>>375。 楓馬が廻らせた視線の先を自分で追った頃には、もう捉えることができなかった。 どうかしたの、と楓馬に聞こうとしたけれど。 その笑みに何かごまかされたような形で、ただ口を閉じていた。]
[蘭香>>384にも、駄目、を出されて。 おまけに手を貸されもしたものだから余計にばつが悪くもあって……。 それでも丈夫でないことは事実だったし、勿体ないのも正論だったしで。 やはりただ、頷くことしかできなかったのだが]
(392) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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[熱い……熱い――!]
[見開いた目から涙がぼろぼろと零れる。 その視線は何も捉えず。脳裏に再生されるのは過去の記憶。 まともに息を吸うことが出来ず、苦しさから喉を掻く。 意識と関係なく痙攣する体は急速に体温を下げ。 もう、周りの声も、なにも、聞こえない]
[熱い……――]
(393) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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栖津井先生!
[まずは、保険医を呼ぶ。それから、]
あと、最上、それ! 寄越せ!
[すでに最上の手にコップ(>>386)が握られているなら、要求する。 まだ渡されていないなら、再び台所の方まで自分から向かうだろうか。]
(394) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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[ *誰かがそこに訪れた時には、女の姿はもう何処にもない* ]
(*47) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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─ 大広間 ─
[野久に腕を引かれて大広間に付くと、先にいた面々に軽く頭を下げて挨拶し]
カレーですか。 良いですね、合宿初日っぽくて。
……デート? いえ、野久君に湿布を……。
野久君?
[織部に問われ、?マークを浮かべて野久を見ると、慌てたように腕を離された。 どうしたのだろうと、暫し考え]
ははっ。 そうですね、違いますよ。
[自分とデートしていただなどと茶化されても、迷惑なだけだろうという結論に達し、笑って誤魔化した]
(395) 2011/05/17(Tue) 23時頃
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