204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[>>280前に話したときとおんなじことを僕は言っただけなのに。フィリップはどうしてそんな顔をするんだろう。 ラルフは心配してあげたのに、どうしてなにも言わないんだろう。
わからないから、首を傾げて。 毛布をひらひらさせながら、ノックスたちの後に続く。 >>279途中、睨まれた気がしてびっくりした。 昨日は楽しく話してたのに]
うるさい?
[>>282追い付いたトレイルとノックス。 彼がこのガチャガチャに我慢できないんじゃないかって思ってたから、当てずっぽうで訊いてみる。
下を指差す仕草。間違ってはないみたい。 頷いて、大事そうにトレイルを抱えるノックスの後をまた、ついていった]
(290) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フランシス>>283の、ドナルド>>284の顔を見て、安堵に少し、力が抜ける。
ノックス>>285の声に、視線を向けるけれど。 その腕にいるトレイルを見たくなくて、フィリップの影に隠れた]
……っ、……
[頭から被ったポトフは、冷え始めているけれど、まだ熱を持っていて。 額から、右ほほにかけて、じんじんと痛む。
傷口を焼く、という話に青ざめながら]
……そ、れしか、 ないなら…… それで、い……から……
[耐えられると、ドナルド>>284に頷いて見せるけれど。 優しいフィリップの声に、こわい、と唇が動く]
(291) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ ドナルドが 痛み止め あるかもって
[痛みを訴えるラルフ 答える彼 少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]
…………怖いなら 近づかないでいい トレイルから 遠ざかろう? そばにいるから ラルフ トレイルが近づかないよう そばに
[怖がるラルフにいいきかせる ホッとするほどの恐怖 実際 こうなった以上 トレイルには 近づかせられないと思いながら]
(*65) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[薄手の布にニコラが置いていった雪を包み、 赤みを帯びた額と頬をなぞるように冷やす。
――また、眼を離していたせいだ。
悔しさに泣きそうになるのを、 奥歯を噛み締めて堪える。]
(292) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―アッシュローズ/1階―
[階段を下り、貯蔵庫とは別の――温泉のある扉の方へと向かった。 何せニコラは着替えていない。ノックスも随分薄着になった。
トレイルを藁の上に置いて、髪を撫でる。 落ち着いたかどうか、顔を覗きこんで。]
……ここなら、静かだ。
[うるさい音は遠くにある。>>290]
(293) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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トレイルは、ニコラス>>290が声を聴いてくれた事がまた嬉しくて、階下についてもずっと微笑んでいた。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フランシスに言われて頷く。 炊事場で桶に水を汲みすぐにラルフの許に戻るのは 彼のことが心配でならないから。]
――…ラルフ。 痛むだろうから、舌かまねぇように歯、食いしばれ。
[濡らした布を患部に触れぬ上で握り 滴る水で肩の傷を洗い流す。]
(294) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ノックスは、トレイルの髪は、スープと血の匂いが混ざっていた。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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……う、ん……うん……
フィリップ、……ありがとう……
[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。 徐々に落ち着いてくる]
――うん……傍に、いて。 こわい、……フィリップ。
[だって、笑ってた。 トレイルは、痛がっている俺をみて――
声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。 こわい]
(*66) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ニコラスは、フィリップのきつい言い方に、困った顔を少しする。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[漏れる息が泡となって水面に浮かんでいく。
目の前が滲む気がしたが、それはお湯の中だからだ。 息が苦しくなって、水面に顔を出すと指先に何かが当たった。 何だろうと拾い上げる。]
……指輪?
[誰のものだろうかと首を傾げる。 先程まで居たドナルドのものか、それとも別の誰かか。
それを持って、湯あたりする前に湯から上がった。]
(295) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ありがとうーーー 俺やホレーショーのやり方でいいなら
[フランシスにそう言って頷き一つ 保護者でも痛みに脂汗 あれを と思うが 血が止まらない] [火傷の処置は ドナルドに任せることにする]
…………見ないでいいから 爪立てていいからーーーー
[ラルフの無事な肩口その腕をとって 背中に回させる 訴える唇に 軽く口付けてから 額を合わせて笑った ……何故そうしたのか彼自身わからぬまま]
[ラルフの視界にナイフが入らないよう 確認してから 暖炉でナイフの刃を焼いた 一思いに押し当てた刃の下 焦げる匂いが部屋に広がる ナイフ持たぬ腕は ラルフをきつく抱きしめる]
(296) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[ひやりとした冷たさ>>292に、瞳を閉じる。
ドナルド>>294に小さく頷いて]
―――ぁっ!
[冷たい水が流れる。 傷口から血が流れて、えぐれた肉が見える。
赤くなった火傷が冷える痛みと、傷に触れる痛みに、堪えきれずに悲鳴が上がり]
(297) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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[フィリップ>>296の背に、右腕を回して。
軽く触れる口付けに、ゆるりと、琥珀がフィリップを見つめた。 向けられた笑みをみて、ほっとしたように笑みを返す]
ん……
[こくりと頷き、瞳を閉じる。 ナイフは見えないけれど、熱を持ったものが近づくのを感じて――]
(298) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ラルフ そばにいる ギュって抱きしめてるから
だいじょぶ 俺は ここにいるから
[ずっとはいられないのに それでも 今はここにいるから 心が落ち着いてくる様子に 安堵するーーーこれから行う処置を考えて
植え付けられたトレイルへの恐怖心 言わない 言えない トレイルの
ニコラとトレイル 獣とは 違うまた何か だと感じている]
(*67) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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――――っっ!
[声にならない悲鳴が、あがる。 じゅう、と焼ける音が聞こえた。
フィリップに縋る手は、きつく握り締められて。 それでも、いま、与えられる痛みは怖くないから、縋りついたまま。
焼ける匂い、痛み、体が震えるのを止められず]
(299) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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―1F 藁の上― [ニコラの姿がある。手をつなぎたいなと伸ばしつつ ノックスが>>293温泉の扉に向かうのを見ていた。
彼が抱くのは、トレイルとニコラだけでいい。 今まで通り、これからも 食事のにおいが混じった空気に鼻をすんと鳴らす
結局、あの場でラルフを食べる事は叶わなかった。 衝動が生まれたわけではなかったから 彼に立てたのは、牙ではなくただの歯 それでも今度は彼に奪われずに済んだろうか。
胸元のリングを握りしめようとした 無意識の手の動き そこにあったモノは、忘れた筈なのに。
>>295水音は、目の前の 扉の向こう]
(300) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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うん……、うん。
フィリップ……
[抱きしめられる力強さに。 かけられる言葉に縋って。
傷口を焼く痛みを、堪える思考]
――い っっ!!
……い、たい……、
[痛い、と繰り返し、呟き。 それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]
(*68) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。 ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。 けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。
にくの焼けるにおいがして。 柳眉寄せるまま、 濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]
(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間―
……頼む。
[今、任せられるのは彼しか居ない。 >>296 フィリップがラルフに取った行動には 一瞬どきりとしたが――今は、其れについて言及するときではなくて。 気がかりなのは、ドナルドもだ。 血に酔っていないだろうか、――と。]
……っ
[焼いたナイフが傷に押し当てられる音とにおい。 痛々しさを直視できずに、眼を逸らしてしまった。]
(302) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[湯から上がって、のろのろと服を着る。 湯にはあたる前に上がった。 それでも何かにのぼせたような気分だ。 付けたままだったシルバーのお守りは、酸化して黒くなっている。]
あー。やっぱ後で磨かないとだな。
[呟いて、拾った指輪を手にしたまま扉に手をかける。]
(303) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を洗うだけで悲鳴をあげる その声 刺激されなかったと言ったら嘘になる
けれど見つめ返す琥珀と 笑顔の 確かにしがみつく腕の強さと]
………………ラルフーーー
[二回押し当てないでいいように 皮膚から白い煙が上がる その名を呼んで 処置が終わるまで
カラン と落ちたナイフの音が 終了の音 ナイフ握っていた手で そっとラルフの頭を優しくなでる]
すごい がんばったね …………もう大丈夫 もう…………大丈夫
(304) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ふるえる身体をたださすった これで少なくても失血死はありえないから そこは安堵しながらも ラルフの肩に 消えない傷跡を作ってしまったこと その傷のはじめは自分であることが悔しい] [差し出されたドナルドからのぬれた布で 手にとって そっと拭った]
(305) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[二人に断って貯蔵庫に向かう。 防寒用にはなるだろうと布を持ってすぐに出るが、 湯場の扉が開いていくのが見えた。>>303
2階に居なかったのは誰だ? は、と息を飲み。見えた赤髪の少年に安堵した。
あの子は無害だと、思うからだ。]
プリシラ。……おや、1人かい?
[名を呼びながら傍に寄る。]
(306) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を焼く痛み] [その痛みを感じるラルフ] [それを感じ取り 辛かった 変われるなら変わりたかった]
…………少しだから………… あと ほんの少し ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい ナイフを落とせば よく我慢してくれたと ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
(*69) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[フランシスとドナルドに見られることへ 意識が無かった そも 彼自身に自覚が無かった 衝動は 対象関係なく現れ 自分の感情の 詳細 よくわからぬままに ただ 怖がるラルフを安心させたかったから]
ーーー終わった
[目をそらしているフランシスに声をかけて 血の匂いに肉の焼ける匂い 意識すると 目眩が強くなる]
(307) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― [ドナルドの動揺知らず ラルフに――否、動けないだろうから、 フィリップに渡すのは苦い丸薬だ]
……痛み止め。 これ、飲ませてあげ て
(308) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷を焼く痛み。
体が勝手に震えるほどの激痛に、気を失いたくても、失えない。 ただ、抱きしめる力の強さに、支えられて]
……ふぃり、っぷ……
[焼かれた傷が引きつる感覚。 優しい手の、動きと、声に。
かすれた声で、名前を呼び。 ほっと、安堵の笑みを見せる]
……あ、りが、と……
[いまは肌の感覚がおかしくて。 濡れた布の冷たさもわからないまま。 ドナルドやフランシスにも、視線を向けて、だいじょうぶ、とささやく]
(309) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ…… ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。 耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
(*70) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーうん
[フランシスからは痛み止めを渡される 焼いて塞いだ傷口に そっと濡れた布かけて 受け取った]
ラルフーーーーー
[かすれた声に視線を戻す 笑顔がそこにあって 彼も 嬉しそうに笑う]
ラルフががんばったから …………薬 飲める?
[フランシスやドナルドにも 気を配る その姿に目を細めつつ尋ねる]
(310) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ドナルドの動揺にも、フランシスの心配にも気づかず。
フィリップに縋った手は、強張ったままで。
嬉しそうなフィリップに、ようやく終わったと、力が抜けて。
薬を差し出されて頷くものの、強張った手は動かない]
……飲める、けど……
[左は、焼かれた傷が痛くてうごかせない。 右手は、強張ったまま。 しばらく、飲めそうにないと、困ったように眉をよせた]
(311) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[扉を開け、そこにいる人物たちに首を傾げる。 居間の方が暖かいのに、どうしてこんなところにいるのだろうと。
傍に寄ってきたノックス>>306に、なんだかまた胸がざわついて、顔が見れずに目を逸らす。]
……一人だけど。
[だって、ノックスがバーナバスを呼び出していたから。 そんなことは言えずに、顔を見ないまま頷いた。]
(312) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―1F 藁の上― [ニコラと二人で待つ藁の上。 笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと 片手でさする。
扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。 居間から逃げ出したあの時以来見ていない。
彼が持つものは、まだ気付かない。 少し微笑んで、瞳を細める。 プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。
ひら、と手を振ってみた。 気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]
(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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