88 吸血鬼の城 殲滅篇
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――えぇぇぇぇっっ!???
[不意に抱き上げられると、ジェフリーはそのまま走り出し、 躊躇いもなく、建物の屋上から身を躍らせる。
浮遊感。冷たい風が頬を撫でる。
思わず肩に手をかけ、しがみついた視線の先で 屋上が、城が、見る見るうちに遠ざかっていく。]
(245) uyuki 2012/05/06(Sun) 20時頃
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…今、気づきました。 ジェフリー様って、堅実派に見えて意外と… 大胆な行動をされますよね。 [思わずぽつりと呟いた。]
[恐怖感はない。跳べると、確信しての行動だとはわかっていたが、それでも何も試さず屋上から飛び降りることは 自分にとっては予想外過ぎる。]
――いえ、何でもありません。 独り言…です。
[怪訝そうな表情を向けられ、笑いながら答えると、この変則的な空中散歩を楽しむことにした。]
[行き着く先は深い森。 新しい、「道」の始まりがそこにあった。**]
(246) uyuki 2012/05/06(Sun) 20時頃
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[やっぱり、と続けられたヘクターの言葉>>229に 深紅の双眸がまあるく見開かれる。 本当に、と尋ねたくなる衝動を抑え]
若し、そのように…… 以前と違って映るのなら
ヘクターさまを想い待ち続けた時間が 私をそのように変えたのでしょう
[主の心の内を知らぬまま 晴れやかな笑みを彼へと向けた]
(247) helmut 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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ヘクターさま、――…我が君
[強き宣言と共に差し出された掌に 女は己の掌をそっと重ねてその眸を見上げる]
お預かりしていた“The Earl of Avallone”の称号を 今、あなたさまにお返し致します
“ My Lord ”
[主従であり父娘でありながら そのどれとも違う響きで呼び掛けた華は アヴァロンの領主の傍らで楚々と咲き誇る**]
(248) helmut 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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[吸血鬼が常人離れした能力を持つことは知っていたから、 飛ぶことに何も不安はなかった。
ただ、ムパムピス―― マティアスがびっくりして振り落とされないかだけが心配だった。 彼も心配だったのか、ぎゅっとしがみついてくる身体に 安心と、それから頼られていることへの喜びを感じる。
想像以上の速さで、地面が近づく。 風の心地良い冷たさと、近くにマティアスの鼓動。 この素晴らしい時間が、すぐに終わってしまうのが惜しいと思う]
(249) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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「…今、気づきました。 ジェフリー様って、堅実派に見えて意外と… 大胆な行動をされますよね。」
[そうぽつりと零れた言葉に、怪訝そうな表情を向けると、 マティアスは笑いながら独り言だという。 その笑顔につられたのか、 今まで見せたことのない笑顔が自然と浮かんだ]
石橋を渡っているだけでは、 為せぬことだってある――……。
(250) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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ああ、それから、マティアス。 その呼び方はやめてくれ。 ジェフでいいといったろう?
これは、主としての命令だ。 [真名を他の誰にも聞かれないように、 耳元に口を寄せて囁いた。 これが初めての。 そして恐らく最後の命令になるだろう**]
(251) el900m 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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― 南の塔 ―
[全てが終わり、新たな物語が始まる狭間の時。
最後の戦いの舞台となった塔の上で、 闇の主は、静かに外を眺めていた。
暗い霧に包まれた湖。 それを超えれば、そこはもはや昼と夜が混在する世界。]
――――…行ったか。
[闇の痕跡が、残り香のように宙を横切り、 深い森の中へと消えている。 姿を消した"子"へ向けて、牙は剥かずに、小さく笑みを送った。]
帰って来る時を、楽しみにしているぞ。
[生き延びることさえ困難な前途が、"子"を待っているだろう。 それでも帰ってくることは、疑いもしなかった。]
(252) nekomichi 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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………しっかし…
[返事が戻ってくるはずもない城の外から目を逸らし、 己の為すべきことを為すべく、城内に足を向ける。
その途中、足を止め、床の一点を見つめた。]
―――……… どうしてくれるんだ。 んなもん置いていって。
[ぽつんと取り残されていたのは、光の聖杖。 しばらく困ったように見ていたが、まあ良いかと階段を下りる。
世の中、なるようになるものである**]
(253) nekomichi 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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[ ――どこかで、声が聞こえていた ]
(254) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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[ゆるりと空に融けていく意識。 ほどけていく。 絡まりあった糸が解れるように。 繋いだ手が、離されるように。 この感覚には経験がある、と、 融け掛けた心が、つぶやく。 あの時はとても痛かった。 ばらばらになるような気がした。
痛めつけられた細胞の一つ一つが、 悲鳴を上げて、何かを求めていた。 ――けれど、今のこれは、 酷く暖かい気がして それは、
最期に触れた背の、じんわりとした熱さに似ていた]
(255) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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(……すべて…)
[聞き覚えのある声が、囁いていた。 冷厳で無表情な、支配者の響き。
失われた鼓動が、跳ねるような気がした。 聞いていると苛々した声だ。 憎しみに膚が泡立つ感覚。 羨望に渇いた、記憶。 己の大切なものを奪っていく其れ。]
(256) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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[耳朶を擽り吹き込まれた、揶揄いと、嘲笑。 わかりきった児戯。かたちだけの優しさ。 それが悔しくて。痛くて。――惨めで。 ……求めて。求めて。求めて、
胸がくるしくなる――声。]
(257) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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(……アンタらしくねえだろ。何言ってんの?)
[忘れてもいいと囁く声に、そう、笑う]
(……俺が、蘇るつもりとでも思ってんのかね) (もしそうだったとしても…) (まっさらな俺に何か吹きこもうってか。 ああ、やだやだ)
[肩を竦めたかったが、 もう、その概念さえも失われていた。
ああ、自分は消えかけているのだなと、 残った最後の一片が思う。]
(258) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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(………でも、そうだな)
(アンタの謂う通りなのかもしれない) (それもいいのかもな……)
[今の全ての想いを砂に帰してしまえば、事足りる。
まるで生まれながらの吸血鬼のように、 あの男を、純粋に父として慕い その伴侶たるクレアを敬愛し ……そう、弟、という存在も出来たのだ。 鍛えた鉄の様に真摯な目をした、クレアの騎士。]
(259) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃
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(もう何も、感じずに済む。) (人を屠る苦しみを。血を啜る、罪の意識を) (俺が殺したクレアへの想いも、すべて)
(アンタを、……もう、憎まなくても、済むんだ……)
(260) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[ゆらりと、忘却への誘惑に意識が薄れていく。 引き戻したのは、同じ声。 ――魂が砕け散る瞬間まで。
力強い其れに、 ……ぴくりと、瞼が震えるような感覚。 息が急くように、思った。 吸い寄せられるように意識が再び纏まり、 その声の元に、引き摺られてゆく。]
(261) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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(………なんだよ。俺、最後まで) (もう、いいのに) (生き汚ェ、ってことなのかね)
[苦笑するような思考。 此の侭逃げてしまえば自分の勝ちだ。
そうしたいかと自分に尋ね、 そうしなければ、と理性は囁く。 ……けれど、その声が ]
(262) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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『 戻ってこい 』
[その声が――、自分を呼ぶのだ]
(263) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[楽しそうな…晴れやかな、初めて見るジェフリーの表情に自然と視線が吸い寄せられる。 そうしてじっと見ていると、耳元で伝えたばかりの真名が囁かれた。]
え…それ、が、命令なのですか? ジェフリーさ……… [言われた直後に早速噛んだ。常に相手を様づけする習慣がついていた為、意外とこれが難しい。]
………はい、ジェフ。
……これから、そう、呼ばせて頂きます。
[返事をしたのと空中散歩が終了したのは、 ほぼ同時のことだった**]
(264) uyuki 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[指を伸ばそうとした。 ………凝る闇に。 濃密な薔薇の芳香のする場所に。]
(でもさ) (……アンタの、元に戻るなら)
(265) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[最後に感じたのは、小さな苦笑い。 酷く愛しいものに、向けるような。]
(――それでも、俺は……)
(266) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[薔薇色の闇を注がれて、 緩やかに灰は凝る。
生き物の様に始祖の血液は石床を這い回り、 さらさらとした砂を赤黒い泥に変えていった。 ――ゆるり、と、泥がその表面を震わせる。 紅色の泥は表面を泡立たせながら流れ、 混ざり、自らを攪拌していく。 ゆっくりと――ひとりの男のカタチへと。]
(267) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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………、――
[ばさりと、 ……羽ばたきのような音。 立ち尽くす男の姿は、 砂となる前と、殆ど変わらないように見えた。
左眼を覆う眼帯。 纏う実用的な軽装は色を漆黒に変じて、 蝙蝠の羽の様に長い裾を、 ゆるりと引いている。]
(268) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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………。
[わずかに頤が上げられ、 酷く無表情な、昏い紅が、 眼前の男の顔を見遣る。 ――隻眼の男は優雅に膝を付いた。 祈るように頭を垂れる]
我が君。 ――みたびの祝福に感謝いたします。
(269) tatsuru 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[血を介した交歓が呼び覚ましたクラリッサの揺らめき。 潤む瞳と甘い陶酔の表情を目にして、ヒューの裡に掻き立てられたのは、まだ官能を知らぬゆえに危険のない憧憬。
あえかなその放埒の一瞬を、ただ手の届かない美しさと思った。]
(270) enju 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[送られた優しい言葉と約束に、もう一度、クラリッサ前に膝をついて頭を垂れる。]
そのお言葉を胸に刻み、 夜の影、風の刃となって御身、お護りさせていただきます。
── 我が血と魂(ヒュー)にかけて。
(271) enju 2012/05/06(Sun) 22時頃
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[ポケットの中で何か鳴った気がして、指を差し入れる。 取り出してみれば、紅玉の髪飾りであった。]
あぁ──これを。 ドナルド・ジャンニから託されました。
[彼は「アンタが持ってるべきだ」と渡してくれたのだけれど、それを本来の持ち主に返さないという選択肢は実直な騎士にあろうはずもなく、両手を添えてクラリッサに差し出す。]
(272) enju 2012/05/06(Sun) 22時頃
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先代から、お聞き及びでしょうか。 おれとドナルドは、いまや「血の兄弟」です。
[今、彼が彷徨う苦界は知らず。 結ばれた絆を、どこか喜ばしげに知らせる。]
(273) enju 2012/05/06(Sun) 22時頃
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どうか、彼にもお言葉を賜らんことを。
…照れてフテくされるかもしれませんが、彼の居場所は──きっと、
これから、ここに。 おれたちと 共に。
(274) enju 2012/05/06(Sun) 22時頃
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