人狼議事


254 東京村U

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お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/09/30(Fri) 20時半頃


【人】 PPP イルマ

[急な絡みに腹がたって、その時は動画まで撮ってやった。
変なことをされたら、警察に届けてやろうと思ったからだ。]

 ………、……。

[RTした者によれば、『知らない街ニキ』は居なくなったらしい。
いつ何時しょっぴかれて居なくなってもおかしくなさそうな変人と一緒にしたくはないが、父母と連絡がつかない状態で聞く『いなくなった』という言葉は、その言葉だけでも具合が悪くなりそうだった。
こんなタイミングで、聞きたい情報じゃなかった。]

(254) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

―赤坂・高級賃貸マンション2005号室 0:13 ―

[震え続けるスマートフォンを手に、ジリヤは懸命に拒否ボタンを押し続けていた。着信は一向に止まらず、一定のリズムで振動を続ける]

(なんで!?どうして!?)

[パワーボタンを押しても電源は切れず、強引にバッテリーを取り外した。だが、それでも着信は止まず、逆にミュートにしていたはずのコール音が鳴り出す]

(255) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

…………わぁぁぁぁっ!!!!!!

[悲鳴とともに機体を壁に叩きつけた。立川がひとつ唸って寝返りを打つ。床に落ちた携帯は、ブルブルとフローリングの上を這いまわりながら、コール音を鳴らし続ける]

(256) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドンドンドンッ

ノックが響いた。
驚きのあまり、ジリアの身体がビクリと跳ねた。

ドンドンドンッ

ノックの音は玄関から響いてくるようだ。
本郷か、それとも赤羽か?]

(257) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドンドンドンッ

震える携帯を蹴り飛ばして、一気に玄関まで駆けだした]

(助けて!誰でもいいから、助けて!!)

[途中、足をとられてよろめきながら、廊下を駆け抜けて玄関へ。
ドアのノブに手をかける]

(258) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドンドンドンッ。

ノックは、先ほどから同じ、一定のリズムで続いている。
ノブをつかむ手が止まった。一定のリズム。

そう、携帯の着信コールと、まったくおなじリズムだ]

(259) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

······誰?

[返事はない。

                   ドンドンドンッ]

······誰なの!?

[気配もない。

                  ドンドンドンッ]

(260) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

『なんだね、こんな時間に。失敬なやつだな』

[背後から、寝起きの"立川"がのっそりと身を乗り出してきた]

『どきなさい。ぼくが一喝して追い払ってやる』

["立川"は玄関のドアノブに手をかけ、ロックを解除した]

あっ······ダメ!!

[ジリヤは"立川"の腕にすがりついた。
だが、ロックが外れた瞬間、ドアは勢いよく開かれた。
誰の手も借りずに]

(261) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[                  ――ざわり

得も言われぬ悪寒がジリヤの心臓を握りつぶした。

まだ夢の続きを見ている、ぜったいにそうだ

で、なければ、これは――]

(262) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドアの向こうに、"ソレ"はいた。

モニターの"向こう側"にいつも居る"ジリヤ"。

きらびやかな空色のステージドレス。
ミニのスカートからすらりと伸びた白いタイツ。
差し色の赤いチョーカー。
猫耳のボンボン耳当て。

やや前傾姿勢なその姿は、赤黒い飛沫で汚れ、
同じく赤黒い汚れにべったりと染まった両の腕は、
ライトに照らされヌラヌラとテカっていた。

その先に握られているのは、ひび割れたガラスの灰皿。

あらぬ方向を向いていた顔が、ゆっくりとジリヤに向けられた。

無機質な空っぽの笑顔。

ジリヤと目が合い、その口が動いた]

(263) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

『   み   つ   け   た   』

(264) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

["立川"が悲鳴をあげた。
ジリヤを突き飛ばし、そのまま奥の寝室へ逃げ込む]

(……これは?)

[床に崩れ落ちたジリヤは、そのままへたりこんだ]

(……あたし?)

[ステージ衣装を身にまとった"ソレ"は、ゆっくりとジリヤへ迫る]

(逃げなきゃ……はやく逃げなきゃ!)

(265) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[右足の脛に激痛が走った。ぶつけてもいないのになぜ?
ブルブルと脚が痙攣し、力をこめることができるない]

(動いて!おねがい……はやく動いて!)

[自由にならない脚を動かそうと、必死に腿を叩く。
その間も、緩慢な動きで"ソレ"は迫り、
ついにジリヤの目の前で止まった。

"ソレ"は、恐怖で震えるジリヤを見下ろしている]

······アッ······ヒッ

[自分の内腿がぐっしょりと濡れていくのがわかった]

(266) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

(あたし······死ぬの?)

[だれかに聞いた、ドッベンゲンガーの結末(>>90)が脳裏によぎった。

無機質な笑顔を浮かべたまま、 "ソレ"はゆっくりと灰皿を振り上げる]

(267) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そのとき

            バチンッ


と、なにかが弾ける音が響いた]

(268) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[灰皿を降り下ろさんとしていたソレは突然動きを止めた。
顔を左右にめぐらせ、あたりの様子をうかがう。

獲物を突如見失った獣のように――]

(······なに?)

[次の瞬間、ソレはジリヤを置いて風のような勢いで跳びだし、
"立川"が逃げ込んだ寝室の中へ姿を消した。

寝室から悲鳴があがる]

(269) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

(······い、いまっ!!)

[脚に力をこめた。
今度は、どうにか立ち上がることができる。
痛む右足をひきずりながら、開いたままの玄関ドアへ。

途中、背後に暖かな気配を感じ、思わず振り返った]

(270) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[リビングのソファに置いてあったポーチ。
その口の隙間から、ジリジリと紫の煙が昇っている。

あのなかに残っているものはいくらかの化粧品と財布。
そしてもうひとつ、ヤヘイから託された本。

らくがきだらけの『東京村』]

(271) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 赤坂·高級賃貸マンション 中央ロビー 0:46 ―

『大丈夫だ、もう大丈夫だぞ!』

[本郷がジリヤの肩を力強く抱いて背中を叩く。あの直後、立川の悲鳴を聞いて駆けつけてきた本郷たちがジリヤを確保、ロビーにつれて警護にあたっていた。フロア内は柄の悪い屈強な男たちが行き交い、携帯で連絡をとりあいながら"殺人犯"の行方を追っていた。

他の部屋で待機していた数人の女子たちもロビーに集まり、不安そうに様子をみまもっている]

(272) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ロビーに三ノ輪の怒声が響く]

『ッザケンナ!!
 来た跡も出た跡もねぇってどーいうことだ!?
 ポッと沸いて消えたって言いてぇのか!!
 死ぬ気で探せ!!海しずめんぞ!!!』

(273) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

ああ、いや、トラブルとかではないです。
また、そのうちアンソロの依頼があるかもってぐらいで。

[心配そうな顔をする照子(>>251)に、そんな風に返す。
昨日、電話を受けた段階では事前情報程度のものだった]

今日、その入間さんから電話が……電話、でんわ……。
あっ、スイマセン!ちょっと電話します!

[後で連絡する、そう言ってからかなりの時間が経過していた。
こちらに成果はまったくなかったが、せめて知り合いに連絡が取れたかぐらいは確認しておかなくては]

(274) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[慌ててスマートフォンを出して、『入間翔子さん』へと電話を掛けた]

(275) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/09/30(Fri) 20時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[本郷は、薄着のジリヤの肩に毛布をかぶせ、自販機で買ったホットココアを手渡した]

『"立川"は······残念だったな』

[ココアを手に持ったジリヤは、その液面を、ただじっと見つめていた。まだ、夢の中にいるようで、現実感がまったくない。身体が心から冷え、震えがとまらない]

······赤羽さんは?

『知らないほうがいい』

[そういうと、本郷はジリヤの肩をたたき、携帯を2台両手でもっている三ノ輪の元へ向かった。]

(276) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 PPP イルマ

[『知らない街ニキ』のまとめの導入だけ眺めた。
そこには、入間も言われた内容が書かれていた。
誰にでも言っているらしい。

 「知らない街だった。」
 「まだ、その街から出られないんだ。」
 「おまえだって、そうなんだろう?」

思い起こしていると、だんだん、胸がむかむかしてくる。
鎖骨の少し下を、さすった。]

(277) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 PPP イルマ

 きもちわる……。

[知らない――あんな人たち知らない。

あの知らない顔の女は言った。「どうしちゃったのみおん。」
あの知らない顔の男は言った。「何かあったのか…?」
駅前の交番の警官がいう。「お父さんたち心配してたよ」
でも、近所の小太りのおばさんは知っているようで――

まるで、こちらの方がおかしいような扱いだった。]

(278) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ココアを一口飲んだあと、部屋から持ち出した、らくがきだらけの本を胸に抱きしめて、ロビーから見える東京の夜景を見下ろした。暗い闇夜の中、街灯がキラキラと輝いている。

抱きしめた本は、そのページの四分の一以上が、やけだたれたかのようにボロボロに崩れていた]

(……護ってくれたの、ヤヘイ?)

**

(279) 2016/09/30(Fri) 20時半頃

【人】 PPP イルマ

 
 (知らない街なのかな)

[そう思ってしまった途端、あの『知らない街ニキ』は間違いなく変な人だったと思っていたはずなのに、もうあれを変人と呼べる気が、しなくなっていた。]

(280) 2016/09/30(Fri) 21時頃

【人】 PPP イルマ

[母の携帯に電話があった。
ぎくりとしたが「キルロイ先生」と表示されている。
おそるおそる、電話をうける。]

 もしもし。
 あの。何かわかりました?

(281) 2016/09/30(Fri) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

ああ、木露です。
結論を最初に言ってしまうと、今日どこかで祥子さんを見たという人間はいなかった。

[残念ながら、と付け加える。
期待に沿うような報告はできなかった]

作家連中も、榛彬堂白明社や他の編集者なんかも見てないそうだ。
……知り合いの方には連絡取れたかい?

[今度は逆に、気がかりになっていたことを問いかける]

(282) 2016/09/30(Fri) 21時頃

【人】 PPP イルマ

 ……そうですか……。

[過度の期待まではできていなかったものの、落胆はする。]

 あの。
 き…つゆ?さん?て、名前なんですか?
 ごめんなさい、名前、キルロイ先生って書いてあったから。
 ありがとうございました。

[どちらにしても聞き慣れない響きだ。本名なんだろうか?それとも、ペンネームというヤツだろうか。]

 えと。
 知り合いには、連絡とれたんですけど、
 さっき新宿ではぐれちゃって……。

(283) 2016/09/30(Fri) 21時頃

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