94 眠る村
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が6人、占い師が1人、霊能者が1人、狂信者が1人、人狼が2人いるようだ。
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……あの、わたし。この騒ぎが落ち着いたら此処を出たいんです。 幼馴染から手紙が来たの。お金を貯めたから、遠くで一緒に暮らそうって。
(0) 2012/06/14(Thu) 00時半頃
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[ ぐしゃり ]
(*0) 2012/06/14(Thu) 01時頃
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[ ひとつ ][魂が貪り喰われる オト]
(*1) 2012/06/14(Thu) 01時頃
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[深い霧が村全体を覆う]
[全ての人が寝静まっても]
ふふ…、
[ 女の笑い声がひとつ ][ *響く* ]
(*2) 2012/06/14(Thu) 01時頃
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[くすくすくす――]
[遠くて近い 嗤い声]
[満ちてゆく――、 嗚呼、]
(*3) 2012/06/14(Thu) 01時半頃
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――甘美な宴を、はじめよう
(*4) 2012/06/14(Thu) 01時半頃
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[狩り場を覆う、深い霧]
[白く、しろく――]
[この村を、覆いつくす*まで*]
(*5) 2012/06/14(Thu) 01時半頃
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― 回想/宿兼酒場 ―
[わからないというケヴィン>>0:431には小さく笑みを返した。 わからないほうがありがたいという思いは胸に秘めて。
ローズマリー>>0:433に叱られれば、苦笑を零した]
そう、ね。
ありがとう。 ええ、大変そうなら……
[手伝って、には小さく頷いた]
(1) 2012/06/14(Thu) 06時頃
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[カウンターのほうへと回れば、小猿>>0:441が駆け上ってくる。 緩く首を傾げて]
なにがあったのかしら……?
ええ、マリーに作ってもらったから。
[従兄弟の声にゆるりと頷く。 手伝ったことは口にはせず]
(2) 2012/06/14(Thu) 06時頃
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[にぎやかな酒場で、頭をぶつけた人たちが居て。 その人たちへわたすお絞りはローズマリーが手早く用意したようだ。
出来上がったタルトを一つと、チーズもすこし受け取って。 ぽつぽつと会話をしながら食事を済ませ。
猫を連れて自宅へと戻った]
(3) 2012/06/14(Thu) 06時頃
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― 朝 ―
[ふ、と目が覚めた。
昨夜、ベッドに入った記憶はない。
香草をより分けている途中で寝落ちたかのように、居間のテーブルについたままだった]
あら……?
どうして、こんなところで――
[それほど疲れていたわけでもないのに、と困惑顔**]
(4) 2012/06/14(Thu) 06時頃
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― 朝/宿屋・客室のひとつ ―
[―――――まぶたに光を感じて、意識を引き戻される。 フィリップの手当を終えた頃からひどく眠かったのは覚えてるが]
わた、し……
[いつ意識が落ちたのか。 ベッドに背を預けるように、床下に座り込んだまま]
……たいへん、
[当然、昨夜は帰っていないことになる。 慌てて立ち上がりかけたところで ちり… と身体に違和感。]
…………、 …?
[――あつい。手を当てたのは腰骨の辺り。 衣服をずらし、患部を見れば、見たこともない――]
(5) 2012/06/14(Thu) 08時頃
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[見慣れぬそれに、そっと手を伸ばす]
やだ…、 なに これ
[触れるや否や、流れ込むのは――]
……―――――――――――っ、
[――すべてを受け止めるのに、かかる時はいかほどか。 長いような、ほんの一瞬のような、奇妙な感覚のあと、はじけたようにかけてゆくのは祖母の待つ*家*]
(6) 2012/06/14(Thu) 08時頃
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−早朝/自宅−
[その目覚めは老人にとって別段異変を感じる物でもなかったが、穏やかな朝と言うわけには行かないようだった。老人は何時になく起きてこないローズマリーの様子を窺いに、孫娘達の寝室のドアを開ける。]
な…なんばしょっとか…、こげんかとこで……
[狼狽したように呟いた。 そこには、ローズのベッドに上半身を預けて眠る、ケヴィンが居たのだった。 どうしていいものか、老人はそこに立ち尽くし、禿げ上がった額を撫でる。]
…!
[昨夜ブローリンにぶつけた額の傷に指が触れ、痛みに顔を歪めた。 手近な鏡にその青黒く丸い痣のようになった傷を映し、ため息混じりに呟く。]
酷いもんじゃのう…。
[何を思ったか、老人は未だ眠る三人を残して、そっと部屋を出たのだった。]
(7) 2012/06/14(Thu) 08時頃
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[浮かび上がる刺青に触れ、流れ込んだのは。 知る、と同時に、知られることを、知る。]
あ――ハハ、 まいったな、因縁ってやつかな。
[さりとて声にはひとつも焦りがみえず。 このゼロという人狼には元来緊張感というものがない。]
説明し難いな…… まぁ、じきにわかるよ。
[ともらす声は、宿主の記憶を貪る甘美な余韻が*残る*]
(*6) 2012/06/14(Thu) 08時半頃
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−自宅のキッチン−
[なにやら焦げた臭いが辺りを漂う。 紅茶を淹れるつもりで沸かした湯は先ほどから蒸気を揚げっぱなし。 慌てて暖めるだけの積もりだったパンを掴み、あまりの熱さに慌てふためく。]
だめじゃ… 独りではこんなことも出来んわい。
[どういう風の吹き回しなのか。 いつもはローズマリーがこなす朝食を作ろうとしたのだった。**]
(8) 2012/06/14(Thu) 08時半頃
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―― 朝/雑貨屋の一室 ――
[ギシリと音を立てたのは、ベッドなのか体なのか]
…。
[寝起きの頭をふるりと振る。 昨夜、眠る母の枕元へ木苺とタルトを置き再び宿へ戻った。 ローズを送り届けてからの記憶が無い。 たしか、霧が出始めて――]
… 熱い。
[背が熱い、どこかぶつけたのだろうかと触れる指先]
――――…!
[流れ込むものに目を見開いた。 眠る恋人の顔を見詰める眼差しが一度だけ歪む]
(9) 2012/06/14(Thu) 09時頃
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………。
[>>8階下の物音を聞きながら、それでも男はそこから動くことなく。 椅子のひとつを拝借して、いつも以上に口数少なく、何かを待つ。
彼女らが目覚めたならば、 母の安否を確認しに水車小屋へと向かう。
いつもの仕草、いつもの表情。 けれど、背一面に浮かび上がった焔の刺青のよう、 纏う空気におし殺せぬ怒気が*滲む*]
(10) 2012/06/14(Thu) 09時頃
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[まだ宿主は目を覚まさぬ時]
[静かに、けれど確実に 女の記憶を確かめゆく]
なるほど、ねェ… [ 大切な家族 同僚、幼馴染 ] [ そして ][ 恋人 ]
(*7) 2012/06/14(Thu) 09時半頃
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[元の宿主であったグロリアといった名前の女] [白い霧にまぎれて、もう用無しと ――――]
[けれど慎重に][そして、残酷に]
[エイトと呼ばれる人狼は慎重に事を運ぶ]
(*8) 2012/06/14(Thu) 09時半頃
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ゼロ、…?
[共に成り変わる相手を探していた仲間の名を囁く聲] [忠誠的な声色は、宿主である女の聲とは異なるいろ]
どれ、起きてみようかァ。
(*9) 2012/06/14(Thu) 10時頃
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―朝/自室―
ン、…
[ぎしりとベッドが軋む音] [碧の眸をゆっくりと開き数度瞬く] [寝ぼけた思考のまま人の気配を感じ顔だけずらす]
―― え。 えっ、えっ!?
[酒場での仕事を終えて、ケヴィンに部屋まで送ってもらい] [それから、それから][記憶がなくて――]
えぇと、その… おはよぉ、ケヴィン。
(11) 2012/06/14(Thu) 10時頃
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何かあったのォ?
[眉を下げながら困ったような笑みを浮かべる] [彼女の開いた胸元、左胸の上に浮かび上がる痣]
えぇ。
[恋人が自宅へ戻ると聞けば送り出す] [だが、それは同時に、彼が家に帰らなかった事を意味していて]
…、…。
[かぁ、と頬が耳まで赤くなる] [覚えていない、けれど、昨日の森での事を思い出してしまった]
(12) 2012/06/14(Thu) 10時頃
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[とくとくと高鳴る胸元へ手を伸ばし知らずに痣に触れる]
―――――!
[急激に流れ込んでくるものに、一寸、呼吸すら忘れる]
(13) 2012/06/14(Thu) 10時半頃
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あぁ、なるほどねェ。 [静かに 囁く聲]
(*10) 2012/06/14(Thu) 10時半頃
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[けれどそれは長くは続かない間] [ケヴィンが部屋から出た事で祖父の料理の匂いが届く]
う、うそ!
[窓の外を見ると陽はいつもより高くなっていて] [ぱたぱたと胸元を隠す事もなくキッチンへ向かう]
お、おじいちゃん!?
[>>8目の前に広がる光景に、祖父の痴呆を心配しつつ] [急いで火を止めて祖父を席に座らせ朝餉の支度**]
(14) 2012/06/14(Thu) 10時半頃
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―家の前―
[そんなに離れてもいない距離を、息切らして向かった家。 入り口で、外壁に背を預けて眠る祖母に息をのむ。]
……、おばあさま……?
[帰らぬ孫を心配してか、宿の灯りがあるうちはと外で待っていたのだろう。 羽織もなにもない祖母のからだはとても冷えて――]
おきて、 おばあさま
おきて、
[呼びかけようと、体を揺すろうと祖母が目を覚ます気配はない。]
(15) 2012/06/14(Thu) 12時半頃
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[眠っている。 息はある。
わかっていても、目覚めぬ様子と冷えた体に青ざめて。]
いやだ、おばあさま、 おきて、 ひとりに、しないで――――……
[祖母を呼び、すすり泣く声は絶望にも似て。 からだを抱き寄せ、さすりながら、おきてほしいと*呼びかけ続ける*]
(16) 2012/06/14(Thu) 12時半頃
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