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【人】 落胤 明之進
(26) 2016/11/21(Mon) 22時頃 |
【人】 旅籠 おもん[ 立ち並ぶ木を避けて、倒木を飛び越えて、追う。 (27) 2016/11/21(Mon) 22時頃 |
夢?
[思わずそのまま問い返した。
あれは絶対、夢じゃない。
だってあそこで貰った飴玉がここにある。
やっぱりあの鬼の面が悪いのか。
長い間あそこに囚われていたこの子は悪くない。
鬼の面に幽霊が憑いているんだ、きっと。
でも、今が現実である確信はあまりない。
若しかしたら夢のつづきかも?
ふるりと震えては夕顔の手を握り、引っ張った]
ゆうちゃん、………一緒に行こ?
1人だと怖いけど、2人なら楽しいでしょ?
一回、神社に行ってみよ?
[そんな風問いかけたなら、神社に向かって歩き出そうと。
だって、同じ夢を見た大人がいるかもしれないから。
アキくんが、戻ってきているかもしれないから]
ああ。
[たっぷり時間をかけてから、ゆっくりと頷いた。
あたしの仄かな願望は打ち破られたって訳さ。]
今、何人残っているのだろう・・・・・・
[そういえば、おもんの姉さんもまだ姿を現していない。鬼渡しの最中にもとんと姿を見なかったけれど、無事だろうか?
明之進なんかはまだ子供だ。役場で何か知らないかと泣きついてきた親御は、こっちまで辛くてとても見ていられなかった。]
[震えてる彼女が何を考えてるかなんて解るはずもなく
口の中の飴をころころ転がして]
? 一人より二人の方が楽しいね?
いいよ、行こ
[手を繋がれたまま、笑って。
引っ張られるようならその方向へと着いていく。
夢の中でも、友だちみたいなのができるなら悪くないかな、なんて思いながら。**]
[間が開いて、頷きが返る。
改めて現実と知って、またべこっとなりかけた。
が、今そこにはまるとドツボどころの騒ぎじゃない、と気力を奮い立たせて]
……俺がいた時点では、御門さんと、金髪の……なんつったっけ、ネリエルっつーひと?
あの二人は確実にいて。
チビっ子連中の方はどうだろ。
あの、祥子っておじょーちゃんの声は、なんでかさっき聞こえたから……もしかすると、戻ってんかのかもですが。
[聞こえた声の内容からして、少年の方はまだ戻っていないよう気もするから]
……最低でも、三人はいる……って事になんのかな。
[指折り数えて、また、頭を掻く。
向こうはどうなっているのやら、と。
過るのは、そんな思い。*]
【人】 童話作家 ネル[くらりくらり、世界が軋む。ただ只管に足を動かしているだけだから走っているのか止まってないのかもう曖昧だ。 (29) 2016/11/21(Mon) 22時半頃 |
【人】 旅籠 おもん[ 口の中の鉄錆の味。 (31) 2016/11/21(Mon) 23時頃 |
【人】 旅籠 おもん[ 離れた距離も少しずつ、少しずつ縮まって、 (33) 2016/11/21(Mon) 23時頃 |
【人】 旅籠 おもん[ 喉の奥で呟きを噛み殺したら、 (34) 2016/11/21(Mon) 23時頃 |
3人・・・・・・
[思っていた以上に多い。そう感じた。
今この瞬間にも、あの恐怖の時間を味わい続けている者がいる。今なお鬼渡しは終わっちゃいないんだ。
今いるこの世界の全てが紙っぺらのように薄いものに感じられた。これまでずっと信じてきた常識は、常識じゃなかったんだ。]
あたし達にどうしろってのよ。
そんな小難しい話、どこぞのお偉いさんにでも任せておけばいいのに。
[ただの人間。背負うにしては、あまりにも重すぎる。]
[ふと鳥居の外を見やると、神社へと帰ってくる2つの影
そのうち1つは忘れたくとも忘れられないあの女の子。顔が見えなくてもシルエットで分かるあいつ。]
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いいぃぃやあああああぁぁぁぁぁ!!!!!
[案の定こうなるのが世の常。]
いや、どうしろっつわれても。
お偉いさんだって、どーにもできなくないっすか、これ……?
[理不尽さへの憤りの現れなのかなー、とか思いながらも思わず真面目に答えていた。
どっちにしろ、俺らは、外に出ちまってるし……どうする事も、できねぇんじゃ。
[何せ、向こうの様子もわからない。
だから、と一般論を口にして]
……お?
あ、祥子のおじょーちゃん、と……。
[赤羽の視線を追って見やった先。
やって来る小さな姿二つ、先に目についたのは言葉交わした方。
もう一人が誰か、に気付くのは遅かったから]
……んにゃっ!?
[突然の叫び、その意味が分からず、素っ頓狂な声を上げる]
ちょ、ちょっ!?
赤羽さん、落ち着いて、落ち着いてっ……!
[自分がさっき似たような反応をした事についてはけろっと忘れてこんな事を口走りつつ。
改めて、来訪者たちを見やった所でようやく、もう一人の姿を認識して]
……えーと。
[何をどう言えばいいか、困った。*]
【人】 落胤 明之進[そこに、鬼が…───居た。>>33 (35) 2016/11/21(Mon) 23時半頃 |
【人】 落胤 明之進
(36) 2016/11/21(Mon) 23時半頃 |
Σ!?
[手を繋いで歩いていたら、突然の大声
!? !!?
[おろおろ、おろおろ。
どうしよう、どうしようと右往左往。困った末に祥子の後ろに隠れて様子見を見ようと。
できなければ、まだおろおろビクビクしてたかもしれない。]
誰……?
[困ったように見てくるもう一人の男の人
[おろおろ右往左往している様子には、あの神社で出会った少女の纏っていた何とも言えない雰囲気はなくて。
それに、拍子抜けするものをちょっと感じてしまったのは許されたい]
……誰、って。
俺は……龍人、っての。伐山龍人。
[何をどう言えばいいのか、上手くつかめないから。
取りあえず、誰、という問い
【人】 落胤 明之進─遊戯の終わり─ (37) 2016/11/21(Mon) 23時半頃 |
【人】 落胤 明之進[世界が消滅する…───あるいは、世界からわたしたちが消えたのかもしれないけれど……再び目を開けた、そこにはきっと皆の顔が並んでいると信じて、 (38) 2016/11/21(Mon) 23時半頃 |
【人】 童話作家 ネル[しかし普通の遊びじゃないこの時は、それだけじゃあいけないみたい] (39) 2016/11/21(Mon) 23時半頃 |
[一緒に手をつないで、帰って来た神社。
そこで上がる悲鳴にビクッと身を震わせて、でも繋いだ手をギュッと握りしめる。
ああそうだ、あの鬼渡しの場に居た人だ。
そしてもう1人、男の人の影。
自分の影に隠れようとする夕顔をギュッと抱きしめながら]
大丈夫………
ゆうちゃん、もう鬼じゃないよ?
全部夢だって思ってるけど………。
[そしてどちらにともなく、尋ねる]
さっきのは、夢じゃないよね?
あきくん、………まだ、帰って来てないよね?
【人】 童話作家 ネルさらり、さらりと崩れるように、そのお面は光をこぼす。口惜しいかい、それとも安堵したのかい。きみは満足できたかい。言葉にしないで、心の中で問いかける。 (40) 2016/11/22(Tue) 00時頃 |
ん、ああ。
[投げられた問い
夢、じゃねぇんだよ、なぁ。
あと、帰ってきてるのは、どうやら俺らだけっぽい。
[そう言って、は、と短く息を吐いた。*]
き、きりやまりゅうと?
[名乗ってきた男性
抱きしめられてはいるから少しは安心しているが
? 夢じゃない?
[困惑。]
アカハネミヨコッ
[後ずさりしながら、ほとんど聞き取れないくらいの早口で名乗る。こちらはこちらで龍人の後ろに隠れる。
なんで、なんでいるのよお。
背筋がぞわりとなる。今にあのおぞましい殺気を噴き出さないか、気が気でない。]
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