241 線路上の雪燕
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ああ、そう言えば。 例のスポンサーの件、許可していただいて嬉しいですわ。
[すっと顔を引き締めて、仕事モード]
なにしろ、世界的な冒険家の後援ですもの。 スポンサー企業として名を連ねれば、 必ずや我が社にプラスとなると思いますわ。
[櫻子の手元には、「冒険家バートン、世界最高峰に挑戦」という新聞記事が置かれている]
(184) gurik0 2015/12/05(Sat) 23時頃
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ええと、お兄様の方のご用件は……? あら、海外の新聞社からの取材ですの。
[若き女実業家、各社からの取材の問い合わせは多い。 しかし、その新聞社と記者の名前を聞けば、 櫻子は微かに顔を綻ばせるだろう]
サラグニッド・タイムズ……? 分かりましたわ。お受けするとお伝えして。
[スウェルグ駅の潮の香りがした気がした。 あの一夜の旅は、今も櫻子の心の中に残っている*]
(185) gurik0 2015/12/05(Sat) 23時頃
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―XX年後―
――……ここまで、来たか。
[打ち上げられた花火が、真昼の空に、白煙を撒き散らしている。 国内の、新都と旧都をわずかな時間で結ぶ、高速鉄道の開通式である]
……ああ、久しぶりだね。 まあ、取材でもなんでも、好きにしていくといい――、
[個人的に招いた来賓の人々を、迎えて。 国家鉄道局の長たる男は、外国からの客に、純粋な笑顔を向けた――*]
(186) migya 2015/12/05(Sat) 23時頃
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[まっとうな仕事なら、俺もしたことがない。>>175 そう言う彼に少しばかり苦笑を浮かべてしまった。 身なりを見れば、それくらいは分かる、だが、決定的なまでに自分と彼は違って見え。だからこそ彼に問いかけたのだが。食事に没頭する彼にならい此方も食べることに集中し。]
……ん?なんでって? お前とだったら、面白いだろうなって思えたから。 どうせやるなら楽しい方が良いだろ? なんだ、残念。俺は呼んで欲しいんだけどな。
[息をつく彼に。返す言葉。 一人は嫌、と言ったときの顔を見られなかった事に少しだけ安堵していた。たぶん、情けない顔をしていた。誰にも見せたことのないような、妹の前でも無論。]
うまそうに、食べてた癖に。
[死ぬ気がない。という言葉にそれなら良かった。と、笑う顔は、ルーカスの其れとは随分と違っている。此方が素なのだが。漸くと上がった顔を見返して。]
(187) sudati 2015/12/05(Sat) 23時頃
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信用なんて、必要ねえだろ?今は。 そんなもの後から、ついてくるもんだ。
……俺は、それで良いと思っている。 他の奴じゃなくて、お前が良いともな。
[きっぱり断られていたら、どうしただろうか。あまり想像したくないな。と思った。頷くつもりのないだろう言葉。だが、其れでも良かった。信用なんてされないような人生を送ってきた。
人を騙す事ばかり上手くなって。其れで、操ることを巧みになったと思う。ただ一人は、それでも嫌なのだ。……痛む胸に。顔を膝つく腕で、隠しては、色眼鏡の下。]
だからよ、今は答えは保留で良いからさ。 …少しだけ、話相手で居てくれよ。
ルーカスじゃなくて、俺の、さ。
[兄でもなく、貴公子然とした男のでもなく。]
(188) sudati 2015/12/05(Sat) 23時頃
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ジャンは、本名だ。
[他は、持って生まれなかった。*]
(189) sudati 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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― 数日後 ―
[ 「青いうみねこ亭」に落ち着き、仕事を紹介されたころだろうか。
ペラジーはスウェルグの街を歩いていた。 ――ポスターで見かけたレモンの木を探して。
特徴的な黄色い実をつけていなくても、記憶の中にあるその姿を見誤ることはないだろう。 周囲を見回しながら、穏やかな海へ歩いていく彼の横顔に浮かんでいたのは、]
(190) Hallucigenia 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[ 過去への郷愁か、
それとも未来への………。]**
(191) Hallucigenia 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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わかったわ。 その時は、皆に自慢しちゃう。
[手をとられたので、きょとんとして彼を見上げた。] [それから、彼がしたことにはびくりと体を固まらせて あわあわと取られた手の指先を屈めもした。]
……もう!
[恥ずかしいやら、なにやらで半ば怒りながら するりと手を引くと 複雑そうな面持ちで彼を見ては]
お元気でね。
[そういって、”西洋式”の挨拶を ――きちんとした作法で――返したことだろう。>>173*]
(192) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[>>143ペラジーへの問いかけは、意外にもあっさりと返ってきた。 人生を決めなければ。 そう言った彼の決意の表情に、安堵し、笑う。 少し小さくなった声で続く言葉>>144>>147には、彼の様々な思惑が詰まっていた。 彼の故郷、見知らぬ異郷の地、アイラ。 胸が熱くなるのは、きっと好奇心のためだけではないだろう。
そこは大切な友人と、その友人の大切な人が、探し求める場所。]
……君の大切な人のためなら、それはきっと叶えないと、ね。
[彼が選んだ旅路は、大変な道のりになるのだと思う。 少し心配そうな目で見れば、そんな視線に気づいたのか、彼はやがて言葉を続けた。 その言葉に、心配げな顔はやがてにやりとした笑みへと変わる。]
(193) yuj1n. 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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― 青いうみねこ亭 ―
[柔らかな微笑みと会釈に、 シェリーの祖母も気をよくしたようで>>174 おいしい朝飯をつくるから待ってなさい、と やる気のよう。
ペラジーに問いかけられたシェリーは]
そうね。まずは、そこから話しましょう。
[雪燕に乗るまで。乗ってから。 その短くも濃密な時間を語っていきましょう、と 彼の言葉に同意した。>>174]*
(194) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[教養、マナー、言語能力、そして行動力。出会ってからの彼の言動を振り返る。 ……成る程、どれをとっても、働くには申し分ない。 彼の旅路の行く先を考えても、それは至極理にかなっているものに思えた。]
……なかなか、厳しいよ?
[ニタニタと、少しだけ底意地の悪い笑みを浮かべながら。 丁度先日、編集長から言われた言葉を思い出す。 『一人であちこち走り回ってないで、お前もいい加減地方にアシスタントの一人や二人でも置いてみたらどうだ』
――ペラジーがそれでもいいと言うのならば、彼は今日、今すぐにでも記者見習いだ。]
(195) yuj1n. 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[仕事に楽しさを見出したことはない。 苦しみしかなかったから、ルーカス――否、ジャンの答えに空になった皿を見つめる瞳が揺れた。 食べることにも、そう。楽しみも、こちらは苦しみも感じたことはなかった。けれど、不思議と今のベーコンエッグは美味しかった。空腹のせいだけではないのだろうか]
……美味いものは美味いんだよ
[そう、減らず口を叩いて、視線を合わせる。
目の前の、この男は誰だろう。 改めて、サイラスは不思議に思う。 初めて顔を見た気すらした。
話相手、なんて口下手だから無理。そう言おうと開いた口はすぐにまた閉じられる。それで良かった。「ルーカスじゃなくて…」そう、口にした男の顔をちゃんと、見れたから]
(196) 茄子 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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………ジャン、 えっと
[名前を呼ぶのは、特にこの名前を呼ぶのは複雑で、サイラスはすぐに後悔を表情に表して、また視線を窓に逃げさせる。 少し目を離しただけで、人の数は倍ほどにもなっていた]
……よく、わかんねーけど
[迷った右手の指が、下唇をつまんですぐに離した。 目の前に来た自分の手指を、掌を見つめて、言葉を探す]
あんた、って 思ったより普通、なんだな
[余裕なんか、やっぱりなさそうで、それはサイラスと一緒なのに。欲しいものを自覚して、ちゃんと手を伸ばせる――欲しいもの。それは、今はつまり自分だろうか。そう、思い至って、また言葉を無くした。 ただ、今の言葉に先ほどまでの刺々しさが薄れていることは伝わっているといい。薄れているだけで、けしてなくなったわけではないけれど*]
(197) 茄子 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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『きょうは おみせがおやすみです。 いいてんきだから おばあちゃんといっしょに おでかけができます。
かえりに おいしい おかしをかってもらうんだ』
(198) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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― エピローグ ―
[キィ、と扉が開く音。 からん、とベルが鳴る音。 こつん、と杖を突く音。 かちゃり、鍵を閉めた音。
陽射しが柔らかに差し込む店の中。
「いくよ」
老女は静かな声で 二階の居住スペースに居る人に声をかけた。
「はぁい」と返事をして日記を閉じた少女が駆けてくる。 丸い目に、柔らかな茶髪が印象的な少女だ。
少女が掌を差し出すと、 小さな手を皺くちゃの手が握り返した。*]
(199) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[記念公園の一角に、それは安置されていた。]
「おばあちゃん、ここがおばあちゃんの来たかったところ?」 「そうよ」
[そう答えた老女の視線の先には、 黒い古びた車体がある。 かつては黒く光っていたボディも、今は煤けて、 老兵のような趣をかもし出している。]
「今の列車と全然ちがうね、おばあちゃん」
「そうね。私はこれに乗って来たのよ。 この重そうな体が、 たくさんの人を乗せて、寒い中を走ったものよ 走るときに鳥のように囀りもしたわ。」
(200) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[老女は懐かしそうに車体を見上げながら言う。]
[たった一晩の旅でも、沢山の出会いが詰まっていたと。 リコリスのような赤毛の少女に、 人の好いやさしい青年。 気立ての良い紳士は、 老女の実家でとある酒を購入してくれたそうだが、 その後の行方がわからなかった。
東国の紳士に、異国のどこか寂しげな少年。 金髪の物憂げな青年。 それから――…………]
「スウェルグでもいろんなことがあった筈だけど…… どうしてかしらね。 何十年経った今も、たまに夢に見るのよ。 あの列車の旅を」
[そういってガーベラの花束を列車の傍に添えた。 海風が深く皺の刻まれた顔を撫でていった。]
(201) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[瞬きを一つ、二つ。 老女は少女の方に向き直り、笑顔で言う。]
「帰りましょうか。 途中でおやつを買ってあげる。 それで、暖めたミルクに蜂蜜をいれたのと一緒に頂きましょう」
「わぁい!」
[喜ぶ少女の手を引いて、
「雪燕」に一礼すると、その場を去った。*]
(202) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[家に帰り着いた少女は、 ポストの中に封筒が投函されているのを見つけた。
指輪などが詰められた小さなオルゴールを 鳴らしては撫でている老女にそれを渡す。
老女は差出人欄をしげしげと眺めると]
あら、あら。
[ふふ、と微笑んで、懐かしげにその名前をなぞった。 差出人は――。 **]
(203) sane 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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― スウェルグ・12:46 ―
[シェリーが口にしていた「おばあちゃん」という言葉に、>>137 家族のことを思いだしていた。今や連絡先も謎の父親のことを。
あの、青く広がる海の、ずっとずっとずーーーっと西の向こうに大陸があるのだとしたら。 眼前の、凪いで穏やかな海に手紙を流せば、 ずっとずっとずーーーっと西の向こうの大陸まで届くのだろうか]
届いたとしたって。 親父が受け取れるかどうかわかんないじゃん。海沿いにいるかどうかだって……。
[しかしどうしてだろうか。この考えを無碍にできないのは]
(204) Akatsuki-sm 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[結局、「青いうみねこ亭」に行く道中でレターセットを買った。 空のボトルは……なかったので、行く先で融通してもらうことを考えなければ。 料理屋なら望みは高そうだけれど。
きっと、キャロライナはこれからもずっと、 整った道、誰かが敷いたレールの上を走る、 そんな“旅”しかしないだろう。
30年後はおろか、もっと近い未来の10年後だってまだわからないけれど。 それだけは確実だろうと。
だから、届くか分からない手紙を海に向けて流すことが、 キャロライナ・バートンにとって最初で最後の“冒険”になる]
(205) Akatsuki-sm 2015/12/05(Sat) 23時半頃
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[冒険譚に相応しく、長い手紙になりそうだ。
惜しむらくは――― 軽快なる線路上の雪燕の鳴き声を、 ボトルに封じ込められないこと。それくらい**]
(206) Akatsuki-sm 2015/12/06(Sun) 00時頃
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[何処か遠くで、女の啜り泣く声がする] [幾つも立った十字架の前、女は男に肩を支えられ] [真新しい吊り橋をキシキシと鳴らしながら、そこを去る] [中程で一度、振り返るが、視界は既に深い霧の中] [悪夢から覚めた微睡みの瞬間の様に] [その霧は重く、そして曖昧だった]
(207) 通雨 2015/12/06(Sun) 00時頃
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[空になった皿。何もない。>>196 何を彼は思うのだろうか。自分勝手な考えを口にしているだけだ。だが、他の言葉は思いつかない。詐欺師が笑わせる、ただ、食事はおいしかったから。
彼と食べる食事は、おいしいと思う。 減らず口を叩く彼が、視線を合わせてくれたのが嬉しいから。
此方を見る目が、不思議そうに光って見えた。 彼の眼に映る俺は、誰だろうか。 開かれた唇が、言葉を発さず、また閉じられる。 待つ、時間が酷く長く感じられた。]
……早速名前を呼んでいるじゃねえか。
[思わず、ふきかけ。複雑そうな彼にそうちゃちゃを入れる。余裕ない自分を隠すため。追いかける視線の先には増えた人。倍に膨れ上がった彼らは何処か目的地があるのだろうか。……
迷う、仕草。言葉を探す、顔。 それをじっと見つめ。]
(208) sudati 2015/12/06(Sun) 00時頃
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……当たり前だろ?、余裕なんて見せかけだ。
[言葉は一度詰まった。 とげとげしさが薄れた、今は其れだけでもよいから。 唇に浮かべた笑みは何処か、穏やかに。安堵の色を浮かべて、伝票を持って立ち上がる。]
もう少し、…付き合えよ。
[行先は決まってない。 妹に会う為に乗った列車を自分は途中下車したのだから。 だから、もう少しは、…もう少しじゃない。 それでも、良いだろうと彼の肩を叩いて。 頭を乱暴に撫でては―――行こうぜ。と促した**。]
(209) sudati 2015/12/06(Sun) 00時頃
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― 後日 サラグニッド・タイムズ編集部 ―
[サラグニッド・タイムズ新聞社は、今日も今日とて忙しない。
流れるように動き続けるオフィスの仲間達を眺めながら、イアンは「青いうみねこ亭」へと掛けた電話を切った。 内容は、つい先程、>>138自分宛てに届いた小包のうちの一本を送る旨。
『雪燕の紳士より』 住所も無しに書かれた気障な宛名に、してやられたと頭を抱えたのは一時間前ほどのこと。 また、彼に貸しができてしまった。 次にどこかで会ったときには、今度こそ酒を奢らなければ。
編集部は今日も騒がしい。 遠い異国の鉄道計画の話や、或る冒険家の話、最近話題の詐欺師の噂のあれやこれや。 騒然とする編集部の片隅で、デスクに戻ったイアンは原稿用紙との睨み合いを再開する。
担当するコラムの締切は今日。その書き出しを決めるため。 悩んだ末に、やがて彼は万年筆を走らせた。]
(210) yuj1n. 2015/12/06(Sun) 00時頃
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[雪燕は、今日も誰かの旅路をひた走る――――]
(211) yuj1n. 2015/12/06(Sun) 00時頃
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[「余裕なんて見せかけ」 その言葉の前、あいた間には気づかずに、ただ、そう――安堵した。見せかけでも余裕を演じることの出来ない自分を、今は惨めに思うこともなく。 ただ、普通の男が、普通に一人を寂しく思って人を恋しがる。 普通のこと。 サイラスにとっても、自然なこと。
急に肩が軽くなったような気がした。何も減ってはいないのに、鞄を持つ人数が増えたような、そんな心地だ。
立ち上がったジャンを見上げる。 にやついていない普通の笑みを、ただ見上げて、それにまた何故か安堵したから、髪を混ぜる手を跳ね除けないでおいた]
(212) 茄子 2015/12/06(Sun) 00時頃
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……ん、着いてくよ あんたが、俺の話し相手になるんだからな
[そう言って、新たな一歩を、踏み出そう]
(213) 茄子 2015/12/06(Sun) 00時頃
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