164 天つ星舞え緋を纏い
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人
狼
墓
少
霊
全
日向に5人が投票した。
雪客に4人が投票した。
日向は村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
沼太郎が無残な姿で発見された。
日向は首無騎士のようだ。沼太郎は首無騎士のようだ。
現在の生存者は、法泉、明之進、華月斎、トリ、雪客、一平太、夕顔の7名。
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─ 墓地 ─
[法泉の読経が始まる>>2:128。 それに内心感謝しながら、視線は一平太>>2:134から外せずにいた]
…………… おまえも、生きてて何よりや。
[その想いは真実。 けれど苦しさも伴うもの。 そして答える前に開いた間は、呼ばれた名に妙に苛立ちを覚えたため。 けれど、そのことについてを口にまではしなかった。 兄弟として居るよりは、他人として在った方が良いのではと言う思いが過ぎったためだ]
……知っとるんやな。 今、弔ってもろうとる。
[父についての反応>>0:135は、知らぬ反応では無いように見えた。 故にそう告げて、視線を一度読経あがる墓の方へと転じる]
(0) 2014/02/19(Wed) 00時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時頃
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─ 通り ─
[不自然に広がった影は消え。 残るは地に伏せた老人と、一人立ちつくす少女。 その足元に赤い鞠が落とす影のみ。]
ごめん なさい
[老人の息はあるか無いかという所だろうか。 生死を決めるは恐らく、老人の意志次第。
これは”自分”のしたことだ、と。 胸の内、憤ったままの心に話しかける。]
(1) 2014/02/19(Wed) 00時半頃
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……ほっほ…なんじゃちいとくらい腰を抜かしてもよかろうに。
[倒れる巨木は少女の脇を抜け、雷門邸前の通りに……落ちず。
轟くであろう大きな音も響かせぬまま、影に呑み込まれていく……足の動かぬ老人と共に]
今ので気でも失えばよかったが……の。耄碌爺の策、休むに似たり……ほっほ。
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時半頃
機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時半頃
[放った風の行方を見届けるより早く。
羽衣が消え、支えを失った体がぐらりと傾ぐ]
――――あ、……
[だが、その体が、地に倒れることはなかった。
地中より生まれた深緋の霜柱が、日向の身を貫き宙に縫い留めていた]
せつ、さ…………
[指先一本、動かすことは出来ない。
全身から紅を滴らせながら、風の結界が力を失い消えていくのをただ眺めていた*]
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─墓地 ─
[兄が母の葬儀に呼ばれなかった事を父に問い詰めていた時、一平太は丁度家に居らず。 最初に芸名を呼び始めた時、否定が返らなかったから、こう呼ぶのが正しい事なのだと思っていた。 だから今も、空いた間に籠る苛立ち>>0には気づくことが出来ずにいる]
はい。 ……殺しました、から。
[読経の声に紛れ、俯いたままぽつりと呟いた言。 どこかの幼子がおなじようなことを言っていたとは、知らないけれど]
(2) 2014/02/19(Wed) 00時半頃
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─ 墓地 ─
…………なんやと?
[読経の声に紛れると言えど、その声>>2を聞き逃せはしなかった。 力の奔流を押さえつけるために側頭部に当てていた左手が離れる。 今までのうねりが嘘のように凪いだ気がした]
…… 一。
[怒るでもない、怒鳴るでもない。 ただ、声は低く、冷え込んで]
おまえも、呑まれてもうたんか。
[脳裏の浮かぶのは夕顔の豹変。 自然、身体は一平太へと向いて警戒し、身構える態に]
(3) 2014/02/19(Wed) 00時半頃
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─ 雷門邸付近 ─
[気が急いた理由は幾つかあるが、近づくにつれて相反する力同士がぶつかりあっているような、そんな感じを受けたのが大きい。 光と闇、銀と黒。 その定めるままに戦っているのか、と。 そう思ったら、余計に気が急いて。 道を塞ぐ異形をなぎ払いながら、道を駆け]
……っ!?
[刹那、足が止まる。 近しい、と感じる気配。 それが、弱まったような、そんな心地がした]
(4) 2014/02/19(Wed) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 00時半頃
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父様も、生徒さんたちも。 おれが。
[『殺してしまった』とは言わなかった。 まるで、意図的に殺したかのような言葉を使った]
……どうなんでしょう、ね。
[声にも、上げた表情にも、はっきりそうわかる程の異様さは纏っていない。 ただ再び映った光に、厭そうに顔を顰めるだけ]
(5) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
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……。
[ゆっくり身体を起こし、転がったままの刀を拾い上げ、杖の代わりにして立ち上がり、日向を見下ろす。]
……さよなら。
[一言呟いて。 家まで戻れるだろうか、と考えながら、緩慢な動作で踵を返す。 女の顔は、今はもう*無表情に。*]
(6) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
人は……あたしだけじゃ、ない。
[身を守る術をかけてくれた誰かや、夕顔を救いに来てくれた華月斎のことを思う。
彼らの思いが自分と同じかはわからないけれど、きっと近しいものだと感じられたから]
……心、か。
[焦点の定まらぬ瞳で宙を見詰めながら、ぽつり、呟く。
もう痛みを感じないのは、雪客の力で傷が凍り付きつつあるからか。
それが死に近付いている証拠だとしても、少しだけ今はありがたい]
なら、悪足掻きすんのも、人の心……だよな。
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[地に伏せる老人の身から感じていた気配が薄れていく。 己の闇が光を喰らったのだと、身の内目覚めた宿命が告げる。 だからこれは間違った行いではない、けれど優しく接してきてくれた老人のことをこのまま放置など出来ない。]
… おやしきに はこばなくちゃ
[息があろうと無かろうと、こんな所で横たえておくよりも屋敷の中に寝かせた方がいいはずと。 影に頼んで自分の家にと運び込もうと思いながら、足元に転がる鞠を拾い上げる。 この鞠に込められた母の心が、弱い己にこの身を取り戻させてくれた。 封じの解かれた心が、自分の忘れていた記憶を呼び戻してくれた。 母の想いを、祖父の想いを、伝えてくれた。
そして、己のすべきことも。]
(7) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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[息を整えるように、ゆっくりと吐いて、吸う。
腰帯の風車が、微風にからからと回る。
その僅かな風に乗せるように、残った息で音を紡ぐ]
――――――
[脳裏に浮かんだ楽句は、数日前に神社から響いていたもの。
拙いけれど、それに自らの声と、邪なる『気』を鎮める力を風に乗せ送る]
(……明にい、無事だったんかな。
奉納の笛、結局聴けんかったな)
[何処まで届くかはわからないし、効果など現れないかもしれない。
それでも、最期に残った自らの力が、誰かを救う糧になるなら――と]
[数個の楽句を謡った所で、日向の全身は氷に覆われ、声は途切れた*]
門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
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ごめんね あさがお
あなたに このからだを あげることは まだできない
[宿命よりも、望みを優先する”自分”に任せることはできない。 天つ光をすべて飲み込む、その闇を徒に振り回させる訳にはいかないから。]
でも ぜんぶおわったら このからだは あなたにあげる
ゆうがおが ずっといっしょに いてあげる
おかあさまは さいごまでそれを のぞんでいたから
[身の内、収めた心にそう語りかけ。 >>4近付く気配に、ぞくりとした寒気を感じた。 己の身に宿るものと相反するが故のそれに、視線を向けた。]
(8) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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[やがてその身が地に下ろされた時には、既に意識はなく。
去り際に掛けられた言葉を、聞くこともない*]
双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
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― 墓地 ―
...色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是...
[聞こえる兄弟の会話を、心に留める事はなく、坊主は経文を唱え続けている]
(9) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時頃
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─ 雷門邸付近 ─
……止まってても、仕方ない、か。
[もし、同じ光に何かあったなら、と。 そう、思い直して、踏み出そうとした時、謡が、届いた]
……これ……。
[自分とっては馴染み深いそれを紡ぐ声、それもやはりよく知るもので。 それを追うように走った先、最初に見えた姿>>8に、反射的に足を止めた]
……夕顔……ちゃん?
[呼びかけが、問うようになったのは、相反する気を感じたから。 未だ銀の光宿す横笛が、微か、震えた]
(10) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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─ 墓地 ─
……ほぅけぇ。
親父も報われんなぁ…。
[凪いで、冷えた声はそのままに、呟いて一つ嘆息を零す。 父とて実の子に殺されるとは思っていなかったことだろう。 それも、出て行った子ではなく、傍に在った子に]
…ええ、責める気ぃ無いわ。 わいかて死なせてしもたのはたっくさんある。
[意図的に殺したと言葉>>5を取りはしたものの、激昂し掴みかかることも無かった。 これまでの華月斎の言動から言えば異質ではあろう。 けれどそこには1つの想いがある]
(11) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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ほんまは殴り飛ばしてやりたいんやが、親父とお袋ん目の前や。 堪忍したる。
[父は分からないが、母は兄弟喧嘩──ひいては殺し合いをするのを見たくは無いだろう。 故にここで手を上げるのだけは、如何に身の内で感情と力の奔流が合わさり暴れようとも押さえつけた]
(12) 2014/02/19(Wed) 01時頃
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[遠のく意識の淵。
つい先程までとは違う、自分の知る少女の声がかかる。
身を拘束していた影が引いていくのを感じるが、影に捕われ飲まれかけた身体の力は戻らず、奪われた意識は遠のく。
使える気力は、自分が最期に成すべきことだけ。]
ああ、………慣れぬ…妖力……使うから、もう体が持た…わ……無理…て……のう
雷門に……夕顔……強い子じゃ、しっか……り……
[それでも最後まで微笑んだまま、眠っているようないつもの顔つきで。
邸に運ばれる体は徐々に冷えていった*]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時半頃
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[鞠を抱えたまま、向けた視線の先。 近付いてくる気配に、足が竦むを堪える。]
… 明之進 さま
[程無く、視界に収めたその姿>>10を、名を呼んで。 こちらも、問うように呼ばれた名に頷きを返した、後。]
明之進さまも おじいさまと
おなじ なのですね
[足元、地に伏せた沼太郎の姿に視線を向けた。]
(13) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時半頃
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[いつもと変わらぬ優しい笑みを浮かべる老人は、けれど傍目にも生死の境を彷徨っていると解る。 これは自分がしたことだと、解ってはいる。理解はしている、けれど。]
おねがいしても よろしいでしょうか
…おじいさまを おへやにおつれしたいのです
このままじゃ おじいさまが しんでしまうから
[己の闇は老人の光を喰った。 それで宿命は果たしたはずだから、助けられるなら助けたいのだ、と。 身勝手な望みを願った**]
(14) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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[返された頷きに、ほんの少し眉が下がる。 下がる視線を追えば、目に入るのは、地に伏せた老人の姿]
……沼太郎……さん?
[瞬きひとつ。 言われてみれば、確かに、その身からは近しい力が微か、感じられて]
うん……そう、だね。 夕顔ちゃんは、一平太や、坊さんと同じ側……か。
[身の内の光、その疼き。 言葉で問わずとも、それが全てを物語るけれど。 今は、強引にそれを抑える──抑え込む。
他にもやらなければ、と思うことがあるから]
(15) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 01時半頃
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お願い?
[向けられた言葉は、少しだけ、予想外のもの。 けれど、それを断る理由は、どこにもなくて]
……ん、わかった。 このままには、できないし、ね。
[気は急くけれど、この場を捨て置いては行けぬから、願い>>14に返すのは諾の答え。 笛は一度懐に押し込み、老人を邸の中へと運び込む。 とはいえ、医術の心得もない身にはどうする事もできず、ただ、寝かすしかできぬのだけれど]
(16) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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―墓地―
[兄の気質は良く知っている。 だから今度こそはきっと殴られるだろうと、そう思っていたのに。 責める気が無い>>11という言葉と、その後に続く理由に、瞬きを一つして]
嗚呼。 まぶしい、なぁ。
[ぽつと呟き、下を向いた]
まぶしくて…… 厭になる。
[そうして、背を向けて]
(17) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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おれは。 貴方にだけは、鎮められたくない。
[零した声が届いたかは確認せず、その場を歩き去ろうとする。 読経は未だ続いていても、己が今のこの弔いの席に居る事など、赦されないと思った**]
(18) 2014/02/19(Wed) 01時半頃
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……夕顔ちゃん。
[一通り、やれる事が終わったところで、そ、と呼びかける。 声は静かに、凪いだもの]
君は……君も、闇としてある事を望む、のかな。 ああ……答えたくないなら、答えなくてもいいよ。
[そう言って、笑って。 自分はどうかと問い返されるなら、『俺は俺のまま』、とだけ返し]
それじゃ、俺、行くよ。 ……ここにいると、これが、暴れだしそうだし。
……日向、探さないといけない、から。
[凪いだ口調は崩す事無くこう告げて。 雷門邸を後にした。*]
(19) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 02時頃
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― 墓地 ―
[一平太が立ち去って>>18暫しの後、読経の声が終わり、じゃらん、と錫杖の音が響く]
...親の前で争いとうはない、か、無駄な我慢をするものだ。
[呆れたように響く声は、華月斎に何を思わせたろうか]
争いたければ争えば良い。死人に遠慮なぞいるものかよ。
(20) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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─ 墓地 ─
[一平太が相容れぬ者を眩しいと感じているとは分からなかったから、その言葉>>17の意味も、含まれた別の意味も測ることは出来ず。 けれど、背を向けて紡がれた言葉>>18には]
じゃかあしい。 次会うた時は覚悟せぇ。
[弟のしでかしたことを贖うのは兄である自分だと、そう思うが故に背に向けてそんな言葉を投げつけた。 役目に流されてだけではない。 結果役目を果たすことになろうとも、その根底には華月斎自身が決めた意志があった]
(21) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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死んどる言うても親は親や。
……分かっとんねん、わいの我侭や言うんは。 やけど、なんも出来んかったわいに出来るんは、こないなことしか無いんや。
…おまえも大概呑まれとんのと違ぅか、泉水。
[呆れた声>>20に返すのは、硬質さを伴ったもの。 それでも一度大きく息を吐くと、ほんの少し、声に柔らかさは戻った]
経、おおきにな。
ほな、わい行かなあかんとこあるよって。 失礼すんで。
[礼を言った後にその場を立ち去ろうとする]
(22) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 02時頃
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─ 雷門邸付近 ─
[夕顔の手伝いをしている間に、雪客は立ち去った>>6か出くわす事はなく。 声も当に途切れていたけれど、近くである事は届いた『風』から感じていたから、迷いなく、そこまでたどり着いていた]
……っ……。
[凍りつき、倒れた姿。 幾度目か、叫びたくなるのを押さえ込んで]
もうちょっと、早く、来れればよかった、かな。
[ぽつり、と零したのは、言っても詮無い繰言、ひとつ。 このままにしてはおけないけれど、でも、直接触れたら壊してしまいそうで。 少し悩んで、懐の笛から守りの気──秋の実りの柔らかさを引き出し、小さな護界を作ってその身を包んでから、抱え上げた]
(23) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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……さて、とりあえず、どうするかな。
[一先ず、日向は家に送るべきか、と思いつつ、歩き出す。 この先に何があるかわからないから、落ち着ける場所に、と。 そんな事を考える。
考える事で、色々と弾け飛びそうなものを押さえ込んでいる事は。 一度、きつく噛む事で切れた唇が何よりも端的に物語ってはいたけれど。**]
(24) 2014/02/19(Wed) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 02時頃
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― 墓地 ―
[華月斎の返答>>22を、坊主は笑みを浮かべたままで聞く]
ほんに、お前らは面倒な。
[硬い声には、くくっと嗤って]
さあな、呑まれていたとしても、それもまた、わしの望んだことだ、お前にとやかくは言われんさ。
[そう言い返してから、ひらりと、追い払うように片手を振った]
ああ、弔い賃はまけておいてやる。
次会う時は、他のものを貰い受けようからなあ。
[きっと命の遣り取りを、することになるのだから、と、断じて、坊主は、立ち去る手妻師を見送った]
(25) 2014/02/19(Wed) 02時半頃
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─ 墓地→ ─
ほぅけぇ、ほな後はなぁんも言わんわ。
[払う片手と共に向けられた言葉>>25には複雑そうながらも笑みを向けて]
ただではくれてやらんわ。
[そう残し荒れ寺から離れて行った。 頭上の狐だけは、見えなくなるまでじっと法泉を見詰めて居たと言う]
(26) 2014/02/19(Wed) 02時半頃
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― 墓地 ―
やれやれ...
[複雑な笑みを残した華月斎の背が見えなくなった頃>>26坊主は墓所の前に、どかりと胡座をかいて座り込んだ]
狸は相変わらず人が良い。
[片手で脇腹を抑え、もう一方の手で錫杖をすがるように握る。 じわりと滲む汗は、明之進の笛の残した光が、未だ身内を痛めるが故。
すぐにも華月斎を殺したいと騒ぐ闇を抑えていたがために、その光を滅する事も適わなかったのだ。 或は、小さな狐だけは、それを感じていたかもしれないが...]
わしを殺すなら、今が好機であったになあ...
[ごう、と錫杖から焔があがり、坊主の身体をその内に包む。妖を寄せぬための焔の結界の中、身内の光を捩じ伏せ喰らうために、坊主は暫しの時を*費やす事となる*]
(27) 2014/02/19(Wed) 02時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 02時半頃
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─ 通り ─
[相容れぬ鼓動から遠く離れて、ようやく一息つく。 身の内を暴れていた奔流も押さえつけずとも落ち着いて来たようだった]
……ほんま、面倒なことんなったわ。
[やるべきことについては腹を括っても、重い溜息は突いて出る。 命を繰ることが出来ても、誰も助けられていないのが現状だ。 この力は、相容れぬものを屠るためだけにあると言うのだろうか]
…人、死するは古よりのさだめ、…ちゅーことか。 ……そんでも、死ぬ前やったらどうにかならんもんかいなぁ。
[何度目かの溜息をつきながら里長の家がある方へと進む。 その途中で違和感に気付くと、歩む足が急くように動き出した]
(28) 2014/02/19(Wed) 03時頃
|
|
なんでや……。 なんで、鼓動が感じられへんねん…!
[3つあったはずの同じ鼓動。 うち2つが、感じ取れなくなっている。 銀の気配が感じ取れなくなっているだけとは気付けぬため、焦りは一層強まった]
(29) 2014/02/19(Wed) 03時頃
|
|
─ 雷門邸付近 ─
[約束の地に辿り着いたのは、全てが片付いてしまってからのこと。 戦いの跡はあれど、その姿はどちらも無くて。 駆けた影響と、同じ鼓動を持つ者がが欠けたという事実から苦しげに息が上がってしまっていた]
………ほんまに、何しとんのや、わいは。
[戻る約束をしたのに果たせなかった。 自分の都合を優先して手助け出来るはずのことを後回しにした。 生きていた者を、見殺しにした]
沼爺……堪忍…!
[後悔ばかりが募る。 右手で目の辺りを覆って、何度か荒い息を吐いた]
(30) 2014/02/19(Wed) 03時頃
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……はぁっ…はぁっ……
あか、ん……ちょい、休まん…と……
[命潰えるのを直接感じ取ったわけでは無いため、無意識に吸命した時程ではないのだが。 助けられたはずの者を助けられなかったことは精神的な衝撃が大きく。 華月斎は戦いのあった場を離れ、里のほぼ中央にある清流へと足を向けた**]
(31) 2014/02/19(Wed) 03時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 03時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 03時頃
|
[歩きながら考えていた事の一つは、誰が日向と争ったのか、と言うこと。 火を操っていた坊主と、土を砂に変えて消えた一平太。 凍りついた日向の様子は、二人のどちらとも結びつかず]
……もうひとりはいる、って事か。 厳しい、なぁ。
[そこに到達するのは容易く、ぼやくような声が漏れるが]
(32) 2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
|
それ、でも。 諦める理由には……ならない。
[一度決めた事は揺らがない、揺らがせない。 揺らいだら、そこから崩れてしまいそうだし、何より。 先に感じとった『風』、そこに宿っていた想いと『力』。 それが、自分の抱くものに近いと、そう思えたから、迷いはない]
……まあ、どこまでやれるかは、わからないけど。 俺は、諦めないから。
[家まで送り届けた少女に向けて、小さく呟いた後。 歩み向けたのは、神社の方]
(33) 2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
|
― 神社の境内 ―
[たどり着いた神社は静寂の内。 転がっていたはずの屍の数が減っているのは、異形の仕業か。 僅か眉を寄せつつ、歩み寄るのは、白梅の傍ら]
……まいった、な。
[幾度となく寄りかかっていた木に、そっと、手を触れる]
大声って、どうやって上げればいいんだっけ。
[飲み込んだ叫びは、未だに内に溜め込んだまま]
……一回、思い出したはずなんだけどな。
[それを解放する術が、何故か、わからない]
(34) 2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
|
[しばらくの間、そうやって佇んでいたものの、結局、思い出す事はできなくて。 代わるように取り出したのは、横笛。 『時』の気宿したままのそれを構え、奏でるのは――奉納するはずだった、楽。
言葉にできぬ想いを音色に託すのは昔から。 だからか、響く音色に宿るのは、どこか哀しげないろ。 静かな音を風に散らした後は、しばし、目を閉じて]
(35) 2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
|
……探す、か。
[ゆっくりと目を開けながら、小さく呟く。
同じ光が減ったのはわかるが、残ったのが自分だけではない、というのも朧気に感じている。 叶うなら、そちらとも会いたいし、それに]
……鎮めないと、な。
[闇に従う意志を示したものを。 鎮める決意は揺らがないから、歩き出す。 光としてのあり方、それ以上に]
……あいつ、いないのは。 それはそれで、調子、狂うし。
[親しい者を放っておきたくはないから、立ち止まるのは選べない。**]
(36) 2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 09時半頃
|
─ →川の辺 ─
[ふらつく足取りで川の辺へとやって来る。 途中、風に散った音の断片>>35が届いたが、それを辿るには力が乱れすぎて足を向けることは出来なかった。 川の辺に仰向けに寝そべり、大きく深呼吸する]
……沼爺の分も、やらんと……。
[欠けた分、残る者に降りかかる役目。 残る一人に全て押し付けるつもりは無く、何度目かの深呼吸の後に懐の半紙の端を小さく千切った]
行きぃ、あいつんとこに。 まぁだおる言うこと、伝えぇ。
[千切った半紙はひらり舞う蝶となり、掌から飛び立ち銀の旋律の下へ]
(37) 2014/02/19(Wed) 18時半頃
|
|
祓ぅてやろやないか。
[陽を喰らい、天を覆ったこの闇を。 者々に巣食った昏き星を]
一人残らずなぁ。
[それがどれだけ困難なことか。 そんなことは百も承知だ。 だが願わなければ、意志を抱かなければ為し得ることも叶わない。 困難だろうとも決意を口にしたのは、自分と、助けられなかった者へ誓うため**]
(38) 2014/02/19(Wed) 18時半頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 18時半頃
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― 墓地 ―
[星降る前は、こどもの呼ぶ火に熱は無かった。ただ人を驚かせ気をひくための手妻にも似た夢幻の焔...それが唯一のこどもの力に過ぎなかった。 だが、己を殺そうとした者を殺し、闇を抱いたこころに惹かれるように、星降る夜に闇星が宿り、夢幻の焔は、いのちを焼く業火となった]
(だが、わしは...)
[逆巻く焔の結界の中、坊主はゆらりと錫杖を支えに立ち上がる]
(39) 2014/02/19(Wed) 19時半頃
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[喰われた陽の下風が舞う]
[鳥は、高い高い樹の梢で高く、一声鳴いた]
(40) 2014/02/19(Wed) 19時半頃
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[数刻の後、じゃらん、じゃらんと、錫杖の遊環が、再び里へと向かっていく。
その背後では、内部に押し込めるだけの妖どもを押し込めた荒れ寺が、ごうごうと渦巻く焔に包まれて、燃え上がっていた]
→― 村へ ―
(41) 2014/02/19(Wed) 19時半頃
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― 通りのどこか ―
うん?
[村へ入っていくらも行かぬうち、ふと感じた気配に眉を寄せる。どこかに在ると知ってはいたが、敢えて近付かずにいた、同じ定めの星の気配>>6それが誰とは知らねども]
弱っておるの...争うたか。
[足を向けたは、救うためか、それとも...*]
(42) 2014/02/19(Wed) 19時半頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 20時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 21時頃
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― 通りのどこか ―
[朧な視界、歩く度に全身が悲鳴を上げる。 このまま倒れてしまえばいっそ楽か、そんな考えが頭を過ぎるも、額に脂汗を浮かべながら足を進めていく。]
……っ。
[誰かの気配、一瞬身を固くするも。 それは異質なものではなく、近しいもの。]
あ……。
[朧げな視界が坊主の姿を捉えた。 直接関わった事はなかったけども、荒れ寺に坊主が住んでいると話には聞いていた。きっと彼がその坊主なのだろうと思いながら。]
まぁ……ね……。 一つ……喰らって、きた……。
[ほんのわずか、口角が上がった。*]
(43) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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─ 神社 ─
[ひらひらと舞うそれが届いたのは、神社を出るか出ないか、という所]
……蝶? いや、これは……。
[差し伸べた手に戯れるように舞うのは、半紙の蝶。>>37 そこから感じるのは近しき波動で]
そう、か。 兄さんも、か。
[それを飛ばしたのが誰かは、すぐに察しがついたから、ぽつりと呟く。 一人ではない、という事をはっきりと感じて安堵すると同時に]
……兄弟で、光と闇、か。
[血の繋がり持つ者が、相反する力宿した事への苦さも感じて、小さく息を吐く。 とはいえ、感傷を差し挟む余地は──ないのだろうけれど]
(44) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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……さて。 探すはいいが、問題は宛のない事だな。
[里のどこかにはいるだろうが、どこ、と特定する術はない。 いっそ、闇を感じる方へと無理に歩いてみるか、とか。
そんな思いを抱えつつ、里の中を歩き出す]
(45) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 21時半頃
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―墓地―
[投げつけられた言葉>>21に肩を揺らすも、言葉は返さず、墓地を後にした。 坊主へ此処へ来た目的――経を頼む事は結局果たせぬまま。 ただちらと見えた彼の横顔に、何故かは分からないけれど、神棚の狐を思い出した。 それが今兄の頭に乗っかっていることは、よく見えない所為で知らなかった。
そうして足を向けたのは、自宅のある方角では無い]
(46) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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[一平太は身体が弱かった訳では無いけれど、足も遅いし頭も良くない子供だった。 だから同い年の子たちからは仲間外れにされていた。 兄が相手をしてくれる事もあったけれど、彼は彼で付き合いもあるから毎日という訳にもいかない。 だから居ない時は、専ら一人で遊んだ。特に土を捏ねて何か作るのがお気に入りだった。 神社の裏、あまりひとが近づかない其処の土が、程良く湿っていて良いと気づいたのは何時頃だったか。 通い始めて何度目か、初めてそこで他の子どもの姿を見た。知らない子だった。
『最初な、女子かと思った』
後にその時の事を彼にそう言ったら、とても不機嫌な顔をされてしまったけれど]
(47) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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―神社へ向かう道―
[足が向かったのはそんな思い出のある場所。 記憶に引き摺られたのか、笛の音を聞いた所為かは分からない。 急ぐでもなくゆっくりと、足を進めて]
(48) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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― 通りのどこか ―
[坊主が足向けた先には、ひとりの女。>>43幼き日に顔を合わせた事も有った筈だが、やはり覚えてはおらぬだろう]
...ああ、確か出戻りの、雪客というたか。
[無遠慮に、巷の噂に上ったことを口にして、坊主は女の傍に寄る]
喰ろうたか、だが、其方も酷い有様よな。すっかり凍えておる。
[氷を操る女に対して言うには、場違いとも思える言葉を口にして、白い頬に手を伸ばした]
(49) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 21時半頃
機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 21時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 21時半頃
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[坊主が手を伸ばすと同時、ぼう、と、小指ほどの熱持たぬ緋色の鬼火が浮かび、女の周囲をゆらゆらと巡り出す]
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ...
[唱えた真言が女を癒すかどうかを坊主は知らぬ。 ...それが地蔵菩薩の真言であったのは、偶然だったか否か]
(50) 2014/02/19(Wed) 21時半頃
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[その後もいくらか、言葉は交わしたろうか。やがて、坊主はじゃらん、と錫杖を鳴らし、雪客に背を向けた]
疲れているなら、休めば良い。いずれ全てが終わろうからな。
[女の周囲を巡る鬼火はそのままに、縁深き光を探して、再び歩み出す*]
(51) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 神社近辺 ─
[歩きつつ、ふと思い返すのは幼い頃。 都暮らしから一転した環境に上手く馴染めず、移り住んだばかりの頃は、神社の境内でひとりでいる事が多くて。 それに変化が訪れたのは、偶然、里の子と出会ってから。
最初は上手く話せなかった事もあり、名を問われても、あき、と母が呼ぶ愛称で返すのが精一杯で。 そんな様子が、女子に見えた……と後に知った時には、さすがに不機嫌になったものだが]
……でも。 いたから、なんだよな。
[少しずつでも、里と打ち解けよう、と思えたのは。 時を共にできる者がいてくれたからが大きく、だから]
(52) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 川の辺 ─
[半紙の蝶を送り出してしばらくして、仰向けの状態から身を起こし、片膝を立てて座り込む。 寝転んだことで地面に落ちた狐狸は飛び跳ねて華月斎の肩へと登って来た]
…おまえらにも頑張ってもらわんとなぁ。
[指の先で狐狸の喉を擽ってやる。 こうしていると小さいだけで本物の狐狸のように見えるが、手触りはやはり布のものだった]
あいつが火を使うんやとすると、ちぃと不安やけど…。 ま、やってみんと分からんわな。
[半紙に紙人形に布人形。 どれもこれも燃えやすいものだ。 素材の不安はあれど、何も出来ないとは限らない]
水芸ん道具も持って来るんやったかねぇ。
[紡ぐ言葉はどこか冗談染みた雰囲気が乗っていた]
(53) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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……だから、さ。
[内で光がざわめく。 近づく闇を祓い鎮めよ、と]
やっぱり、諦めるわけには、いかない。
[相変わらず、何を、と口にはしないけれど。 神社へ向けて歩いてくる姿>>48に向ける視線に、迷いはなく]
……ちょうど良かった。 今、探しに行くかと思ってたんだ。
[呼びかける口調は静かに凪いだもの]
(54) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
― ??? ―
[広漠な闇の中を、日向の意識は揺蕩っていた。
痛みも、冷たいという感覚すらも喪い、ただ意識だけが無の世界にぽつんと浮かぶ。
まるで時すらも凍て付いてしまったように、日向には感じられた]
ああ。
雪さんに喰われたから――あたし、こんな所にいるんかな。
[独り言ちても、声が響くこともない。
もしそうなら、永遠に出ることは叶わぬのだろう。
そんな諦観に、残る意識すら冷え切りそうになる]
[しかし――再び時が刻まれるのを、日向は感じた。
身を包む守りの気が、周囲を包む闇の性質を変え。
冷たさと鋭さの果てに生まれた無を、暖かな柔らかさにて有へと引き戻す]
な、に?
[呟かれた言葉は、明瞭な音として聞き取ることは出来なかった。
ただ、自身に近しい力を持って、傍に居るものの気配は感じられた]
まだ……諦めるなって、いうのか。
[からからから。
風車の回る、軽やかな音色。
気が付けばそこは、見慣れた自分の家の中だった。
ただ――奇妙なことに、凍り付き動かぬままの自分が、体を起こした自分の下に倒れているのだった]
― 自宅 ―
幽霊……という訳でもないのか。
[霊体であるにも関わらず、身の内にはかすかな温もりが消えぬまま残っていた。
それがまだ命が繋がっている証拠だと、今は思うことにする。
そうしてしばらく、膝を抱えぼんやりと座り込んでいて――]
[聞き覚えのある音色に、その顔がはっと持ち上がった]
明にい……?
[霊体であるが故か、風を震わす音色は常になく鮮明に感じられ。
その音色が宿す気すらも、日向は感じ取っていた]
そっか、この力――明にいも、あたしと、同じ。
[誘われるように、ふらり、家の外に漂い出る。
奏でられるは奉納の楽。
だが、その響きはどこか、哀しみを帯びているようにも聞こえた]
― 通り ―
……そうだよなあ。
[明之進の顔は見ぬまま、足を止め、ぽつりと呟く]
哀しいよ、こんなん。
[陽が喰われてからこちら、自分のやるべきことと信じて、ただひたすらに駆けてきた。
だが、闇星宿す者に敗れた今。
足を止め振り返れば、夥しい血と零れ落ちた命ばかりが、そこには残されていた]
なんで……なんで、こんなこと。
[それらに触れることすら叶わぬ魂は、傍らにうずくまり、地を濡らさぬ雫を目からいくつも零した*]
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― →川辺 ―
[一度出逢った気配を辿るのは、容易だった。思う方に足を進めれば、じゃらんじゃらんと鳴る錫杖の音が、華月斎にも届くだろう。そして坊主の耳には、川のせせらぎの音が涼やかに届く]
(55) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 川辺 ─
[せせらぎの音を掻き消さんとするかのように鳴る錫杖の音>>55]
……やはし、あいつが先かぁ。
[一平太は、華月斎には鎮められたくないと言った。 そう言った者が近付いて来るなどあるはずもない]
駄賃はくれたらんで。 わいには、まだやらなあかんことがある。
[近付く音と共にやってくる姿がはっきりとして来た頃、その場に立ち上がり正面から相対した]
(56) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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―神社近く―
[光宿すひとのかたち。 その声>>54を聴く前から、何となくだが誰かは分かっていた。 灼かれてしまわぬ様、眼を細くして]
そっか。 一応、訊くけど、何か用事か。
[返ってくる言葉は予想できていて、敢えて問いとして紡ぐ]
(57) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 神社近辺 ─
[今の自分が闇にどう見えているかは定かではないから、目を細める仕種に緩く首を傾ぐ]
……一応、って、なぁ。
[紡がれる問い>>57に、零すのは大げさな息、ひとつ]
……日向と、沼太郎さん……光がふたつ、闇に喰われた。 俺はこれ以上、闇に光を喰わせたくない。 俺自身も、喰われたくない。
だから……闇を祓い鎮める。 そのために、探してた。
[問いに答える口調はごく穏やかに凪いだもの。 未だ懐収める笛に今宿る、秋の穏やかさにも似て]
(58) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 川辺 ―
[立ち上がり、正対した手妻師の肩の上には狐と狸>>56]
どうでも良いが、お前、少々真剣味が足らんぞ、琥珀。
[指摘する声も決して重みがあるとはいえず]
やらねばならん事、か。 弟を祓うことも、その内か?それは少々お人好しのお前には荷が勝ちすぎておろうに。
[それ故に、と、言って、錫杖をじゃらん、と前に振ると、遊環には、鮮やかな緋色の焔が纏われる]
わしが、その荷を降ろしてやろう。おさななじみ、の、よしみでなあ。
[声は軽いまま、けれど、細める瞳は鋭く強い]
(59) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 通りのどこか ―
は……随分、遠慮ない……のね。 ……事実、だけど、さ……。
[む、と唇が軽いへの字を結ぶも。 変に気を遣う振りをして詮索するような連中よりはよっぽど好ましいとも思う。]
こんなの……慣れて、ないんだし……仕方、な……。
[伸ばされた手に言葉は途切れた。 普段であれば手を払い除けたかもしれないが、そうしなかったのは女なりに弱っていたからか。 もしくは、同じ星を宿すものだったからか。]
(60) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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[ゆらり。 自身の刀とは似て非なる緋色が朧げに映る。 熱のない焔、これがこの男の力かと覚る。 その真言がなにかは分からずとも。 唱える声がただ心地よく、声が止むまで目を閉じ、じっと聞き入っていた。]
(61) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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[完治はせずとも、ゆっくり歩くだけなら苦にならない程には回復できたか。]
ありがと……助かったわ……。
[一つお辞儀して。 視界の晴れた目で男の顔をみる。 その目元に、見覚えがあるような気はしたけども、女はすぐには思い出せない。]
(62) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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─ 川辺 ─
人んこと言えんのか?
[法泉の言葉>>59に、笑う。 墓地に居た時に見せた複雑さはもう無い]
一だけやない。 ……全部や。 おまえも、他ん奴も、ぜぇんぶ祓ったるわ。
おまえに降ろしてもらうような荷ぃは、いっこも無いで。
[法泉が錫杖を振ると同時、右手で懐から半紙を引き抜く]
狸と狐の化かし合い、始めよやないか。
[冗談めいて言いながら、手の中で半紙を細かく千切り始めた]
(63) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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終わる、か…… 終わったら、どうなるんだろね……? 今だってもう…こんなだし……。
[生まれ育った里。 三行半を突きつけられた時も。既に両親が他界してしまっているのに、帰る場所なんてここしかなかった。
けども、今はまるで知らぬ場所の様に変わり果ててしまった。]
ううん……考えたって、仕方ない、か。 どうなるもんでもない。
[独り言の様に呟いて。]
(64) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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……あんたもさ、喰いにいくんでしょ?
生きててね。 ――死んじゃったら、借りも返せないし、さ。 私、あんたみたいにお経なんて唱えられないしさ。
[万全の状態であれば同行しただろうが、現状では足手まといでしかないだろうと、話が終われば女は見送るのみ。*]
(65) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 川辺 ―
やれ、欲の張った狸よのう。
[全部を、という華月斎の言葉に>>63返す声音はどこか愉しげにさえ響く]
狐と狸の化かし合い、ならば...
(66) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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─神社近辺─
よく考え違いするからなぁ。 だから、一応だよ。
[相手の首を傾ぐ仕草>>58すら、よく見えない。 眼を細めたまま]
そっか。ひなが。
[明之進の次に仲良くなった子。妹みたいに思っていたのは昔の話だった。 本当は己よりずっとしっかりした娘で、一にぃなんて呼ばれるのが何だか申し訳ないくらいで]
……沼太郎様も、そっちだったんだ。
[『時を失してからでは遅いぞ』 茶屋で団子と共に貰った言葉が頭に浮かんで、消えていった。 その意味は未だに上手く掴めていない]
(67) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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[結局、齎された言葉は予想通りで。 小さく息を吐いて]
……なぁ、明之進。 うちの兄様って、狸に似てたかなぁ。
[此方が紡ぐのは一見、何の関係も無い言葉。 彼と知り合って間もない頃は、何かあるとすぐ兄の話をしていた。他に話が無かったというのもあるが。 ここ最近の芸名でなく、その時の呼び方で、口にして]
よく、思い出せなくってさぁ。
[最後にその顔をちゃんと見れたのは、何時だっただろうか]
(68) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 23時頃
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─ 神社近辺 ─
[一応、の理由>>67にほんの少し苦笑する。 説明が上手くできなくて、妙に行き違った事もそういやあったか、と。 思ったのは短い時間]
ああ。 沼太郎さんは、俺も本当についさっき、知ったんだけどな。
[そう言って、それから。 息吐いた後に向けられた問い>>68に、一つ瞬いた]
(69) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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……兄さんが……狸に?
[久しぶり聞いた気がする呼びかけを交えた問いに零すのは、こちらはずっと変えていない呼びかけを交えた疑問の呟き]
……まあ、似てるといえば、そうかも。
[賑やかしな所とか、と。 言いかけた言葉は、続いた言葉に途切れて、消えて]
思い出せない、って。 ……お前、どれだけまともに顔を合わせてなかったんだよ。
[代わりに口をついたのは、どこか呆れたような言葉と、それから]
(70) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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……思い出せないなら、自分で見て、確かめろよ。
[言いながら、懐に収めた笛を掴んで、引き出す]
まぶしくて見えない、っていうんなら。 ……ちゃんと向き合えるように、その闇、鎮めてやる。
[くるり、手の中で回された笛は、舞うが如き動きで緩やかに大きな弧を描き。 その先端が、ぴたり、一平太へと向いた]
(71) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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─ 川辺 ─
[半紙を千切る手つきに無駄は無い。 何度も何度も繰り返し覚えた、身に染み付いた動き]
欲張りで何が悪い。
[愉しげな声>>66に笑い返し、懐の扇を右手で引き抜き、開いた]
(72) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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― 回想・決着の後 ―
[凍てつく間際、日向の口から零れた言葉>>+2。 短い笑い声が漏れそうになったけども、痛みがそれを妨げた。]
じゃ……もっと……悪あがき、する……? そしたら……
[言いかけた言葉は、すんでのところで飲み込んだ。]
ううん……やっぱ……、そのまんま…… あんたは……人のまんまで……いれば、いい……。
[出戻った後は他人と距離をとっていたし、そもそも日向を見かける時はいつも子守の最中、幼子を見るのが辛かった女は極力日向を避けていたけども。 親を亡くし、それでもひとりで生きている様子は、健気で好ましく思っていた。 そんな相手だからこそ、綺麗なままでいてほしいと思うのは、ただの独り善がりだろう。]
[さて、女の声は届いたか。 女に知るすべはないけども。 風車も音を立てるのをやめた頃、女も一言残して>>6去っていく*。]
(73) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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―神社近辺―
[彼ら>>69を誰が喰らったのか。 今、それにはあまり意識が向かなかった]
昔、母様が言ってたんだよ。
[疑問には言葉を添えて]
そう言われても仕方ないだろ。 もう“家族じゃない”んだ……し。
[そう紡いで、実際そうだとばかり思っていたけれど。 先の墓所での兄の言葉を思い出した所為で、少し言葉は揺れた。 そこへと続く声>>71に、瞬きを一つ返して]
(74) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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……嗚呼、知ってたのか。 そうだよ。 あのひとも、まぶしかった。
[常と違って、ほんの少し揺れの残る声が答える]
お前って、そんなにお節介な奴だったっけなぁ。 でも、ごめんな。 自分の事は、なるべく自分でするって決めてんだ。
[ぴたりと向けられる笛>>71に、細めた眼を向けた。 口調だけは常通りを装いながら。 一歩、後ろに下がって]
(75) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 23時半頃
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─ 回想 ─
[沼太郎の光を飲んだは己の闇。 この場に駆けつけた明之進には一目でそれが解ったことだろう。 沼太郎が光の側とも、こちらの言葉で解ったらしい彼から返された声>>15に、微か目を瞠った。]
一平太さま と
御坊さま、が?
[一平太とは書の教室で数度お会いしたことがある。 御坊とは、外れにある寺、何時からか住まわれているという方だろうか。 祖父が、法泉という名というらしいと口にしていた、と。 思い出すと同時、己の手で失ったものの大きさに心が重く塞ぐ。]
(76) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
そう、ですか。
[己と同じ気配は、身の内押し込められていた間、遠く近くに幾つか感じていた。 そういえば、程近くに在ったはずの気配はいつの間にか消えている。 この場を離れたか、自分が沼太郎にしたと同じように光に喰われてしまったか。 一平太と法泉のどちらか、もしくはまだ同じ定め宿した方がいるのだろうか。 気にはなれど、今は何より優先したいことがある。]
…ありがとう、ございます
[こちらの頼みを断らないでくれた明之進>>16に礼を言い、屋敷の中、祖父の使っていた部屋へと運ぶ。 沼太郎の身体は既に冷たく、鼓動も感じられるかどうかと言うところ。 明之進と同じく介抱の術知らぬ少女は、せめてこれ以上身体が冷えぬようにと沼太郎に布団をかけて。 明之進に改めて礼を述べようとしたところで、名を呼ばれた。]
(77) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
─── なに か
[穏やかな呼びかけ>>19に、何事かと声を返そうとして。 続いた問いかけに、一、二度と瞬いた。 君も、と言い直されたのは、誰かが望むと答えたせいだろうか。 瞳を伏せて、微か、息を吐き。]
あなたは ひかりを のぞまれて
そのおからだに やどされましたか
[真っ直ぐに、笑む人へと視線を向けた、後。]
(78) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
のぞむ のぞまぬに かかわらず
やどした さだめに あらがうのは
むずかしいことでしょう [俺は俺のままと返された声に、返すのは抑揚の無いそれ。 ゆらり。しゅるり。 己の落とす影から生まれた蛇を身に纏わらせ、視線を落とす。]
雷門おじいさまを この力でころしてしまった
沼太郎おじいさまも しんでしまうかも しれない
…ゆうがおは もう もどれませぬ
(79) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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― 回想 ―
[凍て付く闇に、意識が呑み込まれる前のこと]
(雪、さん……)
[女が言い掛けた言葉を飲む。
言葉を確り聞き取ることは出来なかったけれど、人として悪あがきする猶予が与えられたことだけはわかった。
そうでなければ、『風』の力籠めた音を紡ぐことなど出来なかっただろうから]
(ありが、とう……)
[人でありたいという日向の望みを、本能のまま刈り取らずいてくれたことに、言葉には出来ぬものの感謝する。
目の端に浮かんだ温かなものは、零れるより先に凍り付き、誰にも気付かれることはなかっただろう*]
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─ 回想 ─
[胸の内、先ほどまでこの身を操っていた心は今はただ押し黙っている。 この場を後にするという明之進には、声を返さず、その顔を見ぬままに。 ただ、戸の開く音が響くのに、明之進さま、と名を呼んで。]
日が さえぎられている 今は
やみが つよくなるが 道理です
この やみ はらうには
より強き ひかりが 必要と なりましょう
[一旦息を吐くと、出て行こうとするその背に視線を向けて]
(80) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
人の心をのむは やみ だけではございませぬ
やみすら のみこむ 強きひかり
その光に のまれて しまわぬように
どうか お気をつけくださいませ
[次に相見える時には、互いの定めに従うこととなるだろう。 そう思いながら、この場を去る人を案じ、頭を下げた。*]
(81) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 神社近辺 ─
[沼太郎を喰らったのが誰かはわかっているけれど、日向の方は知れぬから。 問われたとしても、半分しか返す事はできなかった、というのはともかくとして]
[疑問に返された言葉に違う疑問がわきかけたのは、ちょっと置いて]
……家族じゃない、って。 でも……つながりは、消えるもんじゃないだろ。
[僅か揺れた言葉>>74に向けたのは、ずっと、抱いていて、でも言えずにいた想い]
(82) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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……そっちも、知ったのはついさっきだけどな。
[揺れの残る声の返す答えに、軽く肩を竦め]
なんとでも言え。 でも、俺は諦めないって決めたから。 ……だから、なんと言われようと、押し通す。
[お節介、という評>>75に返すのは、やや素っ気無い口調の言葉。 内にあるもの──これ以上失いたくない、という想いは、出せぬ叫びと共に飲み込んだまま]
(83) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想・雷門邸にて ─
……望んだかどうかは、わからない。 ただ。 子供の頃に見た、流れ星が、凄く綺麗でね。 ほしいな、って思ったのは、覚えてる。
[自分の投げた問いに返された、夕顔の言葉>>78に、遠い記憶を辿って答える。 在り方は変えぬ、との意思込めた宣、それに返された抑揚のない声>>79に少しだけ、眉が下がった]
(84) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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……そう、だね。 簡単にできる事じゃない。 ……この先に進もうと進むまいと、もう戻れないのも……何となく、感じてる。 それでも。
[ここで一度、言葉は途切れて]
……俺は、諦めるのだけは嫌なんだ。 宿したものに、ただ流されたくは、ないんだよ。
[穏やかなまま、告げる。 何を諦めたくないのかは、やはり、口にはせぬままに]
(85) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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[日向を探しに行くべく、戸を開いた所に届いた名を呼ぶ声。 足を止めたところに向けられた言葉>>80 >>81に、小さく息を吐いた]
……そうだね。 闇が強くなって、光が弱くなって。 祓い鎮めるためには、より大きな光が必要になる。
でも。 ……さっきも言ったけど、俺は、俺のまま。 光宿していても、それにただ飲まれはしないよ。
……失いたくない、から。
[静かな口調は変わることなく、そう告げて。 肩越し、振り返って向けたのは、穏やかな──けれど、内に強い覚悟を秘めた、笑みだった。*]
(86) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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―神社近辺―
……。
[ただ、無言が返る>>82]
諦めない、なぁ。 こないだも言ってたよな、それ。
[そちらの方は、問いはせずとも覚えてはいた。 素っ気ない言葉>>83へと、疑問含む声を零す]
(87) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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─ 里長の屋敷 ─
ゆうがおは のぞんでは おりませんでした
やどしていることも しらなかった
[明之進の答え>>84に返すのは、抑揚無きそれ。 身の内押し黙ったままの心も、望んで闇と馴染んだ訳ではない。 下がる眉に、こちらは微か、表情を曇らせて。 諦めるのは嫌だと、流されたくはないというその人>>85を、ただ見つめ。]
ひかり宿した あなたには わからぬかもしれませぬが
やみに おちつくものにとっては
ひかりこそ こわいものにございます
(88) 2014/02/20(Thu) 01時頃
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─ 里長の屋敷 ─
いだく おそれは やみも ひかりも
かわらぬものに ございましょう
おそろしいものに はらわれる しずめられる
かんがえるだけで おそろしい
[返された答え>>86に、笑みに。返すのはただ、真っ直ぐな瞳]
うしないたくないと おっしゃるならば
どうぞ おわすれに ならないで
[自分自身にも言い聞かせるように。願う言葉を向けて頭を下げると、明之進を見送った]
(89) 2014/02/20(Thu) 01時頃
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─ 神社近辺 ─
[告げた想いに返るのは、沈黙。 他者が踏み込みきれる領域とも思えないから、それも已む無しなのか、と。 思いながらも感じた一抹の寂しさは飲み込んで]
ああ、言ったよ。 こんな状況だからこそ、諦めたくない事が、あるから。
[疑問含む声>>87には、そう、返して]
(90) 2014/02/20(Thu) 01時頃
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─ 里長の屋敷 ─
[相反する相手に感じる恐怖が、おぞましさが、明之進が離れるにつれて遠ざかる。 そして程無く、屋敷に残るは己と沼太郎のみになった。 もっとも、里長を頼ろうとしたのだろう何人もの村人の骸も転がっているのだが。 この方たちも生きたかったのだろうと思いながら、目をふせて。]
おじいさまを むかえにいきましょう
一人きりでは かわいそうだわ
[身の内、黙し続ける心に語りかける。 怒っているのか、拗ねているのか。 同じ身に収まっていても、その心までは解らない。 だから、自分の思うままに、話し続ける。 彼女に伝えなくてはと思うこと、全て。]
(91) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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─ 里長の屋敷 ─
あぁ、でも
その前に おかあさまに
手をあわせて いかなくてはね
…おかあさま あなたがふうじられて すぐ
ねむりに つかれてしまったから
[刻まれている戒名は彼女には読めないだろうけれど。 手をあわせ、目を瞑る。そして。]
これが、おかあさまの ご位牌 なの
(92) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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─ 里長の屋敷 ─
おかあさまは あさがおをさいごまで あいしてた
ゆうがおも あさがおも おなじに あいしてくれていた
きっと おじいさまも おかあさまと おなじ
[思い返せば祖父は、天つ星を知っていたようだった。 ずっと自分を傍においていたのは、もしかしたら覚悟していたからかも、しれない。 封じた孫に恨まれ続けていたことも、孫の手で殺されることも。 今はもう、その本心を知る術も無いけれど。 自分の知る祖父は、どこまでも優しい人だった。 母の遺した鞠を見る瞳は、いつもどこか痛ましかった。]
だから もう おじいさまを うらまないで
[そう、身の内に声をかけると立ち上がり。 祖父の骸を迎えに行くため、屋敷を後にした。]
(93) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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― 現在・通り ―
[どれだけそうしていただろう、気付けば笛の音は止んでいて。
代わりに、近しきものと相容れぬもの、二つの気配が強まるのを感じた]
もしかして……戦ってるのか。
[呟いて、服の端をぎゅっと握る。
相容れぬ方の気配の持ち主も、その力の質から察することが出来た]
…………。
明にい。一にい。
[力の性質に関わらず、どちらも大事な人に違いなかった。
その二人に、争って欲しくなどない。けれど]
あの二人が、考えなしに戦う訳も、ないよな。
[本能とか宿命とか、それだけを理由に生じた争いではあるまい。
どのみち割って入ることなど出来ぬ娘の魂は、ただ祈るように目を瞑ることしか出来ないのだけれど]
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[法泉と別れた後。 女は鬼火と共に歩いていく。]
……休め、か。 温泉は今も使える……かな?
[まだ痛みはするけども、傷が塞がったなら入浴も問題ないだろうし、血や汗で汚れた身体も綺麗にしてしまいたい。 荒らされていなければいいと思いながら、一度自宅へ戻り、支度を整えたら温泉へと。]
(94) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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― 温泉 ―
[幸いな事にこの場は荒らされてはおらず。 けども、いつもならいる筈の動物たちの姿は見えない。]
……。
[ため息をこぼしつ、着物を脱いだなら、湯船のすぐそばに刀を立てかけ、恐る恐る足に湯をかけた。]
大丈夫、かな……?
[氷を操る自分には、湯は毒かもしれない、と不安だったけども。なんともなさそうで。 改めてざばり、かけ湯をしてから身体を湯に沈めた。
鬼火はゆらり、暗い世界で緋く*光っていた。*]
(95) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 01時半頃
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[屋敷を出たのは、>>30華月斎が沼太郎と別れた場に戻ってくる前か、後か。
どちらであっても、華月斎と顔を合わせることは無く。 だからこそ、彼の誤解>>29を、後悔を知ることは出来なかった。 顔を見られたなら、沼太郎はまだ生きているかもしれないと、伝えられたかもしれないのだが。]
やっぱり
どなたも いらっしゃらない
[先の、沼太郎と対峙していた程近くに気配を感じたその場に寄るも、とうの前にそこに居た人は立ち去った後>>6。 凍らされ残されたその人も、明之進が送り届けた>>24とは知る由も無く。
ただ、この場にいたのがどちらであろうと、命まで落とされていなければ良い、と。 目を伏せ願った後、祖父が倒れているはずのその場所へと、向かった**]
(96) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 01時半頃
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―神社近辺―
こんな状況なのに、なぁ。
[それが何かまでは分からないけれど、きっとそれもまぶしいものなのだろう。 小さく息を吐いて]
でもさぁ。 ……つながりなら、とうに切っちまったよ。
[先は返さなかった答えを、口にする。 感情の見えないようでいて、微かに震える声**]
(97) 2014/02/20(Thu) 01時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 02時頃
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[まっくらなのは、嫌だから、と。 以前言った言葉は、幼き頃から抱くもの。
暗闇にひとりでいると、取り残されたように思えてしまうから、それが嫌で。
それが光を寄せたのか、光宿した事でそれが強くなったのかは、自分でもよくわからない。
よくわからないままだったから、別れ際の夕顔の言葉>>88 >>89には、何も返す事ができなかった。 ただ、決意を崩さぬままに、願う言葉を受け止めるのみで]
[何れにしろ、闇に喰らわれるのは、こわい、と思えていた。 喰らわれたら、永劫闇の内に囚われるのでは、と。 そんな思いに駆られて、鎮めねば、と思う部分も少なからずある]
(98) 2014/02/20(Thu) 10時半頃
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[あるけれど]
[否、あるからこそ]
[闇も同じように、光を畏れ忌避している、と。 闇宿すものと交わした幾つかの言葉から感じているからこそ。
畏れるだけで立ち止まったら、終わりな気がして、だから]
(99) 2014/02/20(Thu) 10時半頃
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─ 神社近辺 ─
こんな状況で、諦めきったら、なんにも残らないからな。
[自分の願いは、ただの身勝手な傲慢なのかも知れぬ。 望まぬものを他者に押し付けているだけなのかも知れぬ。 そんな思いもあれど、留まる事も戻る事も、『時』は是とせずに。 先へと進む意志をただ、口にして]
…………。
[きっちまった、と。 微か震える声で返された言葉>>97に、唇を噛んだ]
一度、きったら。 それっきり、なのか? ……本当、に?
[ぽつ、と零れた声はどこか寂しげな音を帯びて]
(100) 2014/02/20(Thu) 10時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 10時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 17時半頃
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─神社近辺─
……それで、諦めなかったら、何が残るの。
[光を見つめる奥の闇は蠢き]
戻りっこないよ。 死んだひとは、もう戻らねぇだろ。
[拳を握り、微かな震えを抑え込んだ。 その言葉が相手>>100に何を思わせるかは知らないけれど]
(101) 2014/02/20(Thu) 21時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 21時半頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時頃
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─ 神社近辺 ─
……諦めなければ。 だいじなもの、ひとつでもふたつでも、残るかも知れないだろ。
[蠢く闇を見据える、光は揺らがない]
……死んだものは、戻らない……って。
[拳握りつつ、向けられた言葉。>>101 数度、瞬いて、それから]
確かに、死んだものは戻らない、けど。 『時』を巻き戻す事もできない、けど。
……だからって、閉ざすなよ……。
[小さく小さく、紡いで、僅かな刹那、目を伏せる]
(102) 2014/02/20(Thu) 22時半頃
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機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 22時半頃
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─神社近辺─
……お前には、まだ残ってんだなぁ。 そんなものが。
[だいじなものが。 呟いて、闇は一度閉じた]
もう、遅いんだよ。 取り返しなんかつくものか。
[小さな声>>102は何処まで届いていたのか。 溜息と共に吐きだして]
(103) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 23時頃
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― 温泉 ―
[湯浴みの最中、妖魔の襲来はあったものの。 温度に難はあるものの、氷の材料に困らないこの場所、さしたる苦労もなく退け。
女はぼんやり、空を見上げる。 刻もわからぬ真っ暗な空。鬼火だけが、この世界の唯一の色彩に思えた。]
どう……したいんだろね?
[里長の館の前で隠れ見ていたあのときには、わからなかったけども。 日向を喰らった今ではわかる。 沼太郎と華月斎も喰らうべき存在なんだと。]
(104) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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……。
[子供の頃、読み書きを教えてくれた人と。 鮮やかな手妻を見せてくれた人。
師でもある存在が、夕顔に倒された事などまだ女は気付いていないけども。
どちらも傷つけたくなどない。
日向にだって、そうだったのに。 そもそも、誰かを傷つけるなんて思考はなかった筈。
なのに。 喰らおうとした衝動は、抗えない本能の様で。]
(105) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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|
[また。 人と関わるのを避けていたはずが。 今は、誰かと関わる事によって感情の揺れが起きる、この現状を楽しんでもいる。 そして。 終わった後も怖いのに。 その反面、終わりをみたい気もするのも確かで。]
……、面倒くさいな。
[まとまらない、ぐちゃぐちゃの思考。 女は、自分自身へと呟いた。]
(106) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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|
しっかし…… 他にも、まだ生きてる人、いるのかな……。
[ふ、と目を閉じれば、蘇るのは薄い銀の光>>2:19。 それは、風を操っていた日向の力とは異質に思えた。]
あれ……誰の、かな……?
[女は、その力の主に未だ気付けない。 そして、その主と対峙している、己と同じ星を宿した存在の事も。]
(107) 2014/02/20(Thu) 23時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 23時頃
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[屋敷から通りに出て、目指したその場所へと行く道すがら。 先には気付かなかった、そこかしこに倒れる人の骸が目に入る。 彼らを踏まぬように、けれど足は緩めることなく祖父の身体を残した場所に戻り。]
おじい さま
(108) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
|
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[改めてみる祖父の顔は、まるで眠っているように穏やかで。 思わず呼びかけるも、当然返る声などは無い。 同じ影に飲ませた異形たちは苦悶に顔を歪ませていたのに、何故祖父は違うのだろう。 浮かんだ疑問、正しい答えはもうわからない。けれど。 祖父は、苦しくはなかったのではないだろうか。 影を拒むではなく、受け入れたのではないだろうか。それならば。]
…おじいさまは さいしょから
あさがおに いのちをあげる
つもりだったのかも しれないね
(109) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
|
|
[身の内の心に向けて落とした呟きは、ただの推測。 そうだったら良い、祖父が望んだ結果だったら良いという、身勝手な願い。 これにも無言を返されて、こちらも唇を噤み。 生み出した影に祖父の身体を抱えさせ、屋敷へと運ぶ。
その途中、恐らくは身に宿した力に惹かれたのだろう異形たちに遭いはしたけれど。 そのすべて、影の餌食として、地に伏せさせた。 まだ、自分には為すべきことがあるから、死ねないから。]
…ゆうがおは つよくなど ありません
[隣の部屋に祖父を寝かせて、もう一度沼太郎の枕元に戻り、落とす声音はただ、弱い。
この方が意識を落とす寸前。強い子だ、という声が聞こえた気がした。 気のせいでなければ、きっとそれは老人の優しさだ。 自分はこんなにも弱い。今すぐこの場から、逃げてしまいたい程に。]
(110) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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できるなら いますぐにでも
にげだして しまいたいくらい
[だって、怖い。光も、闇も。自分自身すら、怖くてたまらない。
けれど。
先刻の明之進へと向けた願い。 それに返される声は無かった、その顔も見ることは出来なかった。 けれど、彼が自分の願いを受け止めてくれたならば。 彼自身の望みを、貫き通すならば。 より強く輝く光となって、再び自分の前に現れるだろう。]
(111) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[だから、逃げない。 彼らの思いを、己の定めを、見届けるために。
光の望む先を、闇の求める先を、知る為に。]
いって まいります
[沼太郎と、雷門それぞれに声をかけてから、屋敷を後にする。 感じた気配から光の側と察した華月斎、日向はどこにいるだろう。 既に日向は光を喰われているとは知らず、同じ闇宿した者とも未だ会えもせず。
鞠を手にした少女は一人、あてもなく、歩き出した。]
(112) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 23時半頃
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─ 神社近辺 ─
ああ、残ってるよ。 掛け替えない、大事なもの。 なくしたら、もう二度と、得られないものが。
[そう、告げる声音は静かなもの]
遅い、って、一体何が……。
[ため息と共に吐き出される言葉>>103は、それだけでは意を取れなくて。 僅かに眉を寄せてその意を問い]
(113) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[当て無く歩きながら、ふと疑問が過ぎり、足を止める。]
…ほかの やみを やどしているかたは
いずこに いらっしゃるのかしら
[明之進から、一平太と法泉が闇宿しているとは聞いた。 対して光宿すは沼太郎と明之進、華月斎と日向の四人。 自然の摂理を考えるならば、光と闇は一方だけでは存在しない。 ということは、闇も四人であると考えるが自然。]
一平太さまと お坊さまと
あと お一人 は …どなた ?
[会えないだろうか、と。 己と同じ、闇の気配を感じられないかと、探し始めた。]
(114) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 23時半頃
― 通り ―
[神社の方角、力の応酬が激しさを増すのを感じる。
また、別の方角にも、ぶつかり合う力の気配があった。
闇の焔と、輝ける命――
霊体は力の質を鋭敏に感じ取った]
どちらか消えるまで、……止まらんのかな。
[はあ、と、重く溜息に似た声が漏れ。
何も出来ないとは思いつつも、立ち上がりふらりと歩き出す*]
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 00時頃
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─神社近辺─
……そう。
[静かな声音を聴いて]
おれにはもう、そんなもの。 残っちゃいねぇからさ。
[いっそ笑むかのような形に、唇が歪んだ]
(115) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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[考えたところで、それが誰のかなどとわかる訳はなく。 思考を放り出して、ぼんやりと鬼火を見つめてた。 懐かしい色にも思えるソレは、黙して語らず、ただゆらり。 女が湯浴みを終えたのは、もうしばらく後のこと。]
(116) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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